JP7053909B2 - 扉体及び該扉体を具備した止水扉 - Google Patents

扉体及び該扉体を具備した止水扉 Download PDF

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本発明は、扉体、及び該扉体を具備して水の浸入を抑制する止水扉に関するものである。
従来、止水扉は、ビルや、家屋、倉庫等の建築物を含む構造物に形成された開口を、豪雨等による水の氾濫時に閉鎖して、該構造物内への水の浸入を防ぐものである。止水扉には、先に閉鎖される子扉と、後から閉鎖されてその戸先側を前記子扉の戸先側に重ね合わせる親扉とを具備した両開きタイプのものがある。このような両開きタイプの止水扉では、特に、子扉の戸先側と親扉の戸先側とが重なり合う召し合わせ部について止水性能を損ない易い。
そこで、例えば、特許文献1に記載の発明では、構造物の開口に設けられる枠体と、この枠体に回動可能に支持されて前記開口を開閉する一対の扉体(親扉及び子扉)と、閉鎖状態の前記扉体と前記枠体との間に挟まれる枠状止水部材と、子扉となる前記扉体の戸先側に設けられて全閉時に前記前記枠状止水部材に重ねられる当たり部と、全閉時に前記枠状止水部材と前記当たり部との双方に重ねられる召し合わせ止水部材と、前記枠状止水部材に取り付けられ全閉時に前記枠状止水部材と前記当たり部と前記召し合わせ止水部材との間に介在する補助止水部材とを備え、前記補助止水部材を、前記枠状止水部材、前記当たり部及び前記召し合わせ止水部材に接触させることで良好な止水性能を得るようにしている。
特開2015-175088号公報
しかしながら、上記したような両開きタイプの止水扉では、図9に模式的に例示するように、両扉の閉鎖状態において外部から水圧を受けると、親扉121及び子扉122が上下方向において弓形に変形するため、上下方向の中央寄りにおいて、親扉の戸先側内面の召合せ止水部材122aと、当たり部121aの表面との隙間Sが生じて、水密性が損なわれてしまうおそれがある。
このような課題に鑑みて、本発明は、以下の構成を具備するものである。
表面側と裏面側の板状部間に内部空間を有する扉体であって、前記内部空間には、上下方向へ連続する第1の縦骨材が設けられ、前記第1の縦骨材は、前記表面側の板状部に沿う一片部と、前記裏面側の板状部に沿う他片部とを一体に有し、前記一片部を前記他片部よりも戸先方向へ長く形成しており、前記第1の縦骨材は、戸尻側に背面を有し開口を戸先側へ向けた横断面凹状に形成され、前記内部空間には、背面を前記第1の縦骨材の背面に重ね合わせるとともに開口を戸尻側へ向けた横断面凹状の第2の縦骨材が設けられていることを特徴とする扉体。
本発明は、以上説明したように構成されているので、扉体の変形を抑制することができる。
本発明に係る止水扉の一例を示す正面図である。 同止水扉の背面図である。 第1扉体(子扉)の骨材組構造を示す正面図である。 第2扉体(親扉)の骨材組構造を示す正面図である。 図1のV-V線に沿う断面図である。 図1のVI-VI線に沿う断面図である。 (a)は図3のVIIa-VIIa線に沿う断面図であり、(b)は図3のVIIb-VIIb線に沿う断面図である。 従来の横骨材の作用を示す要部横断面図である。 従来の縦骨材の作用を示す要部縦断面図である。
本実施の形態では、以下の特徴を開示している。
第1の特徴は、中央側に開口を有する環状の枠体と、該枠体に周縁側を重ね合わせて水密に閉鎖される左右の第1扉体及び第2扉体とを備え、先に回動し閉鎖した第1扉体の戸先側に、後から回動し閉鎖する第2扉体の戸先側を水密に押し付けるようにした止水扉であって、第1扉体の戸先側における所定幅内の上下方向の撓み強度を、第2扉体の戸先側における同幅内の上下方向の撓み強度よりも大きくしている(図3~図5参照)。
第2の特徴は、第1扉体の前記所定幅内と、第2扉体の同幅内に、それぞれ、上下方向へ連続する縦骨材を設け、第1扉体の前記縦骨材が扉幅方向に並ぶ数を、第2扉体の前記縦骨材の数よりも多くした(図3~図5参照)。
第3の特徴は、第1扉体の前記縦骨材と第2扉体の前記縦骨材は、それぞれ溝形鋼状に形成され、第1扉体の前記縦骨材は、開口を扉幅方向の両側へ向けるようにして背中合わせに接触している(図5参照)。
第4の特徴として、第1の扉体は、その表面部又は裏面部における戸先面の近傍に、上下方向へ連続する段部を有する(図5参照)。
<具体的実施態様>
次に、上記特徴を有する具体的な実施態様について、図面に基づいて詳細に説明する。
以下の説明において、「上流側」とは、前記開口部を水が通過するものと想定した場合において、水が流れて来る方向側を意味する。また、「下流側」とは、水が流れて行く方向側を意味する。図示例では、止水扉Aよりも上流側を屋外側とし、同止水扉Aよりも下流側を屋内側としている。
また、以下の説明において、「戸先側」とは、第1扉体21又は第2扉体22の扉幅方向における先端側(自由端側)を意味し、「戸尻側」とは、前記戸先側に対する逆側を意味する。
図1~図6は、本発明に係る止水扉Aを示している。この止水扉Aは、ビルや、家屋、倉庫等の建築物、トンネルや、地下道を含む構造物の開口部に設置されて、該開口部への水の通過を阻むものである。
この止水扉Aは、中央側に開口を有する環状の枠体10と、この枠体10に対し、その上流側から周縁側を重ね合わせて閉鎖される第1扉体21及び第2扉体22とを備え、先に回動し閉鎖した第1扉体21の戸先側に、後から回動し閉鎖する第2扉体22の戸先側を水密に押し付けるよう構成される。
枠体10は、上下の横枠部材10a,10aと左右の縦枠部材10b,10bにより中央部を開口した一体の矩形枠状に構成される(図1及び図2参照)。
横枠部材10aと縦枠部材10bの各々は、鋼板等の金属材料を曲げ加工してなり、その中央の開口側に、下流側へ凹んで枠内側へ突出する略凹状の受片11を有する。各受片11は、第1扉体21及び第2扉体22の外縁側部分を、気密部材1及び枠側止水部材2を介して、その下流側から受けている(図5参照)。
各受片11には、下流側へ突出するように四方枠12が接続固定されている(図5参照)。
四方枠12は、枠体10の下流側にて、枠内の通路を上下左右から囲む板金製の矩形状枠体である。この四方枠12は、枠体10の受片11に嵌め合せられ、周知の止着手段(例えば溶接やネジ止め等)によって止着されている。
四方枠12の前端側は、受片11の受け面よりも前方へ突出している。したがって、四方枠12の前端側、及び受片11は、前方を開口した断面凹状に構成される(図5参照)。この凹状部分は、枠体10の内縁に沿って無端矩形環状に連続しており、その内部には、先端部を上流側へ向けるようにして、気密部材1と枠側止水部材2が嵌め合せられている。
気密部材1は、無端矩形環状の受片11の略全周にわたり連続して設けられ、第1扉体21及び第2扉体22が枠体10内の開口を閉塞した状態で、該第1扉体21及び第2扉体22の背面(下流側面)と受片11の間に挟まれて弾性変形する。この気密部材1は、主に気体の通過を阻むように作用するが、水や音の通過を抑制する作用もある。
この気密部材1は、例えば、エラストマー樹脂やその他の弾性樹脂材料、合成ゴム等から形成され、図示例によれば、断面中空状に形成される。
枠側止水部材2は、気密部材1よりも枠内側において、無端矩形環状の受片11の略全周にわたり連続して環状に設けられる。この枠側止水部材2は、第1扉体21及び第2扉体22が開口部を閉鎖した閉鎖位置になった後、係脱機構31,32,33,34の操作により更に下流側へ若干移動して止水位置になった際に、第1扉体21及び第2扉体22の下流側面と受片11の間に挟まれて弾性変形する。
この枠側止水部材2は、主に水の浸入を阻む作用を奏するが、気体や音の浸入を阻む作用も兼ね備えている。
枠側止水部材2は、例えば、エラストマー樹脂やその他の弾性樹脂材料、合成ゴム等から形成され、図示例によれば、先端側を枠外方向へ向けた断面中実状に形成され、気密部材1よりも柔軟性を有し且つ強い弾発力を有する。
なお、枠側止水部材2の他例としては、独立気泡を有する軟質樹脂材料や、スポンジ状の軟質樹脂材料、中空部を有する軟質樹脂材料等から形成した態様や、図示例以外の断面形状とした態様等とすることも可能である。
この枠側止水部材2は、枠体10の受片11に沿って環状に設けられるが、部分的に継ぎ合わせ部分(図示しない突き合わせ部分)を有する。この継ぎ合わせ部分は、第1扉体21の戸先側と、第2扉体22の戸先側とが重なり合う召合せ部分(図1における扉幅方向の略中央部)に対し、枠側止水部材2の延設方向に離れた位置に設けるのが好ましい。
また,第1扉体21及び第2扉体22は、横幅方向の一方側(図示例によれば左側)と、その他方側で回動する両開きタイプの扉体である。
第1扉体21は、先に閉鎖される方の扉体であって子扉と呼称される場合もある。第2扉体22は、第1扉体21よりも後に閉鎖される方の扉体であって親扉と呼称される場合もある。
これら第1扉体21と第2扉体22の幅寸法の大小関係は、図示例によれば略同一としているが、その一方が他方よりも大きくてもよい。
第1扉体21は、略矩形板状に形成され、左右辺部のうち、その一方(図1によれば左側)の辺部が、枠体10の一方の縦枠部材10bに対し、複数の二軸蝶番3を介して支持されている。
この第1扉体21は、上側の横枠部材10aに設けられる周知の閉鎖順序規制装置15(図2参照)により、第2扉体22が先に閉鎖動作した場合でも該第2扉体22よりも先に全閉するように規制される。
なお、図2において、符号16は、第1扉体21及び第2扉体22の閉鎖速度を調整するドアクローザである。
この第1扉体21の戸先側には、後から閉鎖される第2扉体22の戸先側部分(詳細には召合せ止水部材22a)を上下方向にわたって下流側から受けて、その上下端側の裏面を枠側止水部材2に重ね合わせる受部21bが形成されている(図5及び図6参照)。
受部21bは、上下方向へ連続するとともにその上下端側を枠側止水部材2に重ね合わせるように形成された第1の受部21b1と、第1の受部21b1よりも戸先側で上下方向へ連続するとともにその上下端側を枠側止水部材2に重ね合わせないように第1の受部21b1よりも上下方向に短く形成された第2の受部21b2とを具備し、第2の受部21b2を第1の受部21b1よりも扉裏側(下流側)に位置する段状に形成されている(図6参照)。
また、第2扉体22は、略矩形板状に形成され、左右辺部のうち、その他方(図1によれば右側)の辺部を、枠体10の他方の縦枠部材10bに対し、複数の二軸蝶番3を介して支持している。
この第2扉体22は、閉鎖順序規制装置15(図2参照)により、第1扉体21よりも後に全閉されるように閉鎖動作が規制されている。
この第2扉体22の戸先側には、第1扉体21の戸先側の受部21bの表面に重なり合うようにして押し付けられ弾性変形する召合せ止水部材22aが嵌合されている(図5および図6参照)。
召合せ止水部材22aは、例えば、エラストマー樹脂やその他の弾性樹脂材料、合成ゴム等から形成され、第2扉体22の上下方向の略全長にわたって設けられている。
この召合せ止水部材22aは、図示例によれば断面中実状に形成されるが、他例としては、独立気泡を有する軟質樹脂材料や、スポンジ状の軟質樹脂材料、中空部を有する軟質樹脂材料等から形成した態様等とすることも可能である。
そして、この召合せ止水部材22aは、上下方向へ連続して扉裏側(下流側)へ突出する突部22a1を有し、この突部22a1を、段状の第1及び第2の受部21b1,21b2に跨って押し付け、弾性変形させる(図6参照)。
さらに、この召合せ止水部材22aは、その上端側と下端側において、第1扉体21及び第2扉体22が止水位置になる際に、第1の受部21b1と、枠側止水部材2及び気密部材1に対し、扉幅方向へ跨って押し付けられ、弾性変形する(図示せず)。
また、二軸蝶番3は、二つの回転軸とこれら回転軸に枢支されたリンク部材等を具備した周知の軸支装置である。この二軸蝶番3は、第1扉体21と第2扉体22の各々を、縦枠部材10b寄りの一方の回転軸を支点にして回動させて開閉動作する。
さらに、この二軸蝶番3は、第1扉体21と第2扉体22が全閉した閉鎖位置において、これら第1扉体21及び第2扉体22を、二つの回転軸を支点にして、下流側へ略平行に移動させる。この平行移動により、第1扉体21及び第2扉体22は、枠側止水部材2を所定量弾性的に押し潰して止水位置となる。
なお、図1及び図2において、符号6は、第2扉体22の開閉操作を行うための開閉用ノブであり、この開閉用ノブ6の回転操作により、第2扉体22の戸先面から突出するラッチ(図示せず)が没入するようになっている。また、第1扉体21の戸先面には、前記ラッチに嵌り合うラッチ受け(図示せず)が設けられる。
また、図1及び図2において、符号7は、第2扉体22側のサムターン又はキーの操作によりデッドボルト(図示せず)を出没させて、第1扉体21戸先面の凹状の受座(図示せず)に嵌脱する施錠機構である。
また、図5及び図6において、符号22dは、閉鎖位置及び止水位置において、第1扉体21の戸先側と第2扉体22の戸先側に形成される隙間を塞ぐ、突片部である。この突片部22dは、第2扉体22の上下方向の略全長にわたり、第2扉体22の屋外側面の戸先部から第1扉体21側へ突出している。
また、係脱機構31,32,33,34(図2参照)は、第1扉体21の戸尻側と戸先側、第2扉体22の戸先側と戸尻側を、それぞれ、閉鎖位置から下流側へ移動して止水位置する機構であり、グレモン錠等と呼称される場合もある。
係脱機構31,33,34は、略同様の構成であり、図6に示すように、レバー31aの回転操作により係合部材31bを出没させる出没ユニット30と、係合部材31bにカム斜面41を摺接させて、係合部材31bを下流方向へ移動する被係合部40とを具備する。
第1及び第2扉体21,22の戸尻側の係脱機構31,34は、それぞれ、出没する係合部材31bを、対向する縦枠部材10b内の被係合部(図示せず)に係合させる。
また、第2扉体22戸先側の係合部材33は、出没する係合部材31bを、対向する第1扉体21戸先部内の被係合部40に係合させる。
また、第1扉体21戸先側の係脱機構32は、レバー32aの操作により下方へ回動する係合部32bを、対向する不動部位(例えば四方枠12)に設けられた凹状の被係合部32cに係合して、該被係合部32c内のカム斜面(図示せず)に摺接させることで、係合部32bおよび第1扉体21を下流方向へ移動する。
この係脱機構32を支持する基台は、第1扉体21の裏面を貫通することなく、該裏面に溶接等によって固定されている。
第1扉体21の係脱機構31,32は、図示例によれば、第1扉体21の裏側(下流側)のみにレバー31a(又は32a)を有する。
第2扉体22の係脱機構33,34は、それぞれ、第2扉体22の表裏両側にレバー31aを有する。
各レバー31aは、第1扉体21又は第2扉体22の面に固定された基台31cに、回転軸31fを介して回転自在に支持されている(図6参照)。
各基台31cは、第1扉体21又は第2扉体22の表面又は裏面を貫通する止着部材31d(例えば、ネジやボルト等)によって、第1扉体21内又は第2扉体22内の支持部材31eに止着されている。
支持部材31eは、図示例によれば平板状の金属製部材であり、レバー31aの回転軸31fを貫通する孔や、止着部材31dを止着するための雌ネジ孔等を有する。
なお、図1及び図2中、符号Fは、第1扉体21の上端と下端から貴金属性の棒状部材を出没させて、枠体10側の不動部位に係脱させるフランス落としである。
次に、第1扉体21と第2扉体22の内部の補強構造について詳細に説明する。
第1扉体21及び第2扉体22は、第1扉体21の戸先側における所定幅X1内において、上下方向の撓み強度を、第2扉体22の戸先側における同幅X2内の上下方向の撓み強度よりも大きくしている。
詳細に説明すれば、第1扉体21は、表面側の板状部21c1と、裏面側の21c2と、戸先側の板状部21c3と、戸尻側の板状部21c4とによって内部空間を囲んだ横断面矩形枠状に構成され(図5参照)、その内部空間には、縦骨材21e~21m及び横骨材21n~21pが設けられる(図3参照)。
同様に、第2扉体22は、表面側の板状部22c1と、裏面側の板状部22c2と、戸先側の板状部22c3と、戸尻側の板状部22c4とによって内部空間を囲んだ横断面矩形枠状に構成され(図5参照)、その内部空間には、縦骨材22e~22k及び横骨材22m~22qが設けられる(図4参照)。
第1扉体21を構成する板状部21c1~21c4と、第2扉体22を構成する板状部22c1~22c4は、単数の板金材料を曲げ加工したものであってもよいし、複数の板金材料を溶接等によって接合したものであってもよい。
また、第1扉体21は、その表面部又は裏面部における戸先面の近傍に、上下方向へ連続する段部21c21を有する。
この段部21c21は、図5に示す一例によれば、裏面側の板状部21c2の戸先側から延設された表面側の部分の先端側を、横断面クランク状に曲げた形状を呈し、後述する縦骨材21fの表側の一片部21f1に、内側から重なり合っている。
この段部21c21は、特に、第1扉体21の戸先面近傍が、上下方向において弓形に変形するのを抑制し、召合せ止水部材22a等による止水性能を向上する。
なお、段部21c21の他例としては、表面側の板状部21c1の戸先側端部を曲げた態様や、縦骨材21fのみによって形成した態様等とすることも可能である。
第1扉体21において、縦骨材21e~21mは、表側の板状部21c1と、裏側の板状部21c2の間に挟まれるようにして複数配設される。これら縦骨材21e~21mは、上下方向へ連続するとともに、扉幅方向へ所定間隔を置いて並んでいる(図3参照)。
同様に、第2扉体22において、縦骨材22e~22kは、表側の板状部22c1と、裏側の板状部22c2の間に挟まれるようにして複数配設される。これら縦骨材22e~22kは、上下方向へ連続するとともに、扉幅方向へ所定間隔を置いて並んでいる(図4参照)。
縦方向及び横方向の各骨材21e~21p、22e~22qは、金属製材料からなる断面凹状の長尺部材であり、溝形鋼を所定長さに裁断したもの、又は板金材料を断面凹状に曲げたもの等とすればよい。
第1扉体21における縦骨材21e~21mは、その上端部と下端部に、それぞれ、横骨材21nと横骨材21oを接続している(図3参照)。
同様にして、第2扉体22における縦骨材22e~22kは、その上端部と下端部に、それぞれ、横骨材22mと横骨材22nを接続している(図4参照)。
これら縦横の骨材を接続する手段は、例えば溶接等とすればよい。
また、第1扉体21における戸尻側の二つの縦骨材21k,21mの間には、係脱機構31の支持部材31eが装着される箇所の下方側に、横骨材21pが設けられている(図3参照)。
同様に、第2扉体22における戸尻側の二つの縦骨材22j,22kの間には、係脱機構34の支持部材31eが装着される箇所の下方側に、横骨材22qが設けられている(図4参照)。
さらに、第2扉体22における戸先側の二つの縦骨材22e,21fの間には、開閉用ノブ6及び施錠機構7が挿着される支持部材31eが装着される箇所の下方側と、支持部材31eが装着される下方の下方側に、それぞれ、横骨材22o,22pが設けられている(図4参照)。
支持部材31eは、開閉用ノブ6や、施錠機構7、係脱機構31,33,34等、第1扉体21又は第2扉体22の板状部21c1,21c2,22c1又は22c2を貫通する部品を取り付ける際に、これらを扉体の内部側から支持する部材である。
この支持部材31eには、前記部品を取り付けるための貫通部やネジ孔等が適宜に形成される。
複数の前記縦骨材のうち、第1扉体21の戸先側における所定幅X1内の縦骨材は、第2扉体22の戸先側における同所定幅X2内の縦骨材よりも多く設けられる。
すなわち、第1扉体21の戸先側の所定幅X1内には、4つの縦骨材21e,21f,21g,21hが設けられ、第2扉体22の戸先側の所定幅X2内には、3つの縦骨材22e,22f,22gが設けられる。
そして、第1扉体21戸先側の所定幅X1内の縦骨材のうち、幅方向中央側の二つの縦骨材21g,21fは、同第1扉体21内の他の縦骨材よりも肉厚に形成される。これら二つの縦骨材21g,21fの肉厚は、同寸法である。
これらのうち、一方の縦骨材21gは、溝形鋼状を呈し、その横断面の開口を戸尻側へ向けている(図5参照)。
また、他方の縦骨材21fは、第1扉体21の表面に沿う一片部21f1が、裏面に沿う他片部21f2よりも戸先側へ長い略溝形鋼状を呈し、その横断面の開口を戸先側へ向けるとともに背面を縦骨材21gの背面に重ね合わせ接触させている。
また、第2扉体22の縦骨材22fは、第1扉体21の縦骨材21gと同肉厚で同形状の部材であり、その横断面の開口を戸先側へ向けて、第1扉体21の縦骨材21g,21fの数よりも少ない数(図示例によれば単数)設けられる。
この縦骨材22fと戸先面との間隔は、第1扉体21の縦骨材21gと戸先面との間隔よりも若干長く設定される。
なお、所定幅X1,X2は、それぞれ、第1扉体21と第2扉体22の横幅の約1/4程度の幅に設定される。
また、第1扉体21における横骨材21pは、図7に示すように、下流側(屋内側)の板状部21c2の内面との間に弾性部材21qを挟むようにして、該内面から離れて設けられる。
横骨材21pは、断面凹状の金属製材料から形成され、その一端側と他端側の一方又は双方が、第1扉体21を構成する他の不動部位に、溶接等によって止着されている。例えば、図3に示す横骨材21pは、戸先側が縦骨材21kに溶接等によって止着され、戸尻側が、縦骨材21mに固定されたブラケット21rに止着されている。
弾性部材21qは、エラストマー樹脂やその他の弾性樹脂材料、合成ゴム等から形成され、横骨材21pの下流側面の略全面に、接着材等を介して接着され固定されている。
また、第2扉体22の横骨材22o,22p,22q(図4参照)は、第1扉体21の横骨材21pと同様に、断面凹状の金属製材料から形成される。これら横骨材22o,22p,22qは、それぞれ、その下流側(屋内側)の面に、第1扉体21のものと同様の弾性部材が固定されている。
そして、これら横骨材22o,22p,22qも、それぞれ、第2扉体22の屋内側の板状部22cとの間に、前記弾性部材を挟むようにして、第2扉体22内の不動部位(縦柱やブラケット等)に溶接等によって固定されている。
次に、上記構成の止水扉Aについて、その特徴的な作用効果を詳細に説明する。
先ず、第1扉体21を回動させて閉鎖位置にした後、この第1扉体21を係脱機構31,32の操作により下流側へ押し込めば、第1扉体21の裏面側(下流側面)においてその外周側の部分が、枠体10側の気密部材1及び枠側止水部材2に押し付けられる。
次に、第2扉体22を回動させて閉鎖位置にした後、この第2扉体22を係脱機構33,34の操作により下流側へ押し込めば、第2扉体22の裏面側においてその外周側の部分が、枠体10側の気密部材1及び枠側止水部材2に押し付けられ、さらに、第2扉体22の戸先側においては、召合せ止水部材22aが、第1扉体21の段状の受部21bに押し付けられる(図6参照)。
そして、前記のようにして止水位置にある第1扉体21及び第2扉体22は、屋外側から水圧が加えられると、上下方向の中央側を屋内側へ曲げるようにして縦断面弓形に変形しようとする。しかしながら、この変形は、第1扉体21及び第2扉体22の戸先側の構造によって抑制される。
詳細に説明すれば、第1扉体21の戸先側は、所定幅X1内の縦骨材21e,21f,21g,21h、及び段部21c21等の構成により、第2扉体22の戸先側よりも前記縦断面弓形の変形が小さくなる。
したがって、比較的変形の小さい第1扉体21における戸先側の第1の受部21bに対し、第2扉体22の戸先側の召合せ止水部材22aが略均等な面圧で押し付けられる。このため、これら第1の受部21bと召合せ止水部材22aの間に隙間を生じ難く、高い止水性能を得ることができる。
また、第1扉体21及び第2扉体22は、前記のように水圧を受けた際、横幅方向においても横断面弓形に変形する。このため、第1扉体21及び第2扉体22の内部では、横骨材21p,22o,22p,22q(図3及び図4参照)が、それぞれ、屋内側の板状部21c2,22c2(図5参照)に押し付けられる。
この際、横骨材21p,22o,22p,22qの各々と、板状部21c2(又は22c2)の間には弾性部材21qが介在するため(図7参照)、板状部21c2(又は22c2)に金属製の横骨材21p(22o,22p又は22q)が直接当接して、第1扉体21及び第2扉体22の屋内側面が変形するのを防ぐことができる。
また、図示例によれば、開閉用ノブ6や、施錠機構7、係脱機構31,33,34等の部品を取り付ける際の作業ミスによって、支持部材31eが扉内で落下した場合でも、この支持部材31eを横骨材21p,22o,22p又は22qによって受けることができる。
なお、第1扉体21及び第2扉体22における戸先面と戸尻面には、落下して横骨材21p,22o,22p又は22q上に位置する支持部材31eを、扉外へ取り出すための開口部(図示せず)が、開閉可能に設けられている。
上記実施態様によれば、左右の第1扉体21及び第2扉体22の撓み強度に差を付ける手段として、第1扉体21と第2扉体22における骨材の数を異ならせたが、前記手段の他例としては、左右の扉体で骨材の肉厚を異ならせた態様や、左右の扉体で骨材の形状を異ならせた態様、左右の扉体で扉厚や板状部の厚みを異ならせた態様、左右の扉体で撓み強度の異なる材料を用いた態様等とすることも可能である。
上記実施態様によれば、横骨材21p,22o,22p,22qは、誤って落下した場合の支持部材31eを受ける部材として用いたが、他例としては、これら横骨材を、他の用途(例えば、窓やダンパー装置の支持や、扉体の補強等)に用いた態様とすることも可能である。
また、上記実施態様によれば、弾性部材21qを横骨材の下流側面に設けたが、他例としては、弾性部材21qを省いて、横骨材21p,22o,22p又は22qと、板状部21c2又は22c2との間に隙間を有する態様とすることも可能である。
さらに、他例としては、弾性部材21qを、第1扉体21の縦骨材21e~21mや、第2扉体22の縦骨材22e~22kの下流側面に設け、これら縦骨材が扉体内面の板状部を変形させるのを防ぐ態様とすることも可能である。
また、上記実施態様によれば、両開き式の左右二つの扉体に対し、横骨材21p,22o,22p,22q及び弾性部材21q等を設けたが、他例としては、片開き式の単一の扉体や、両開き又は片開きの引戸に対し、前記横骨材及び前記弾性部材等を設けた態様とすることも可能である。
また、上記実施態様によれば、止水扉Aよりも上流側を屋外側とし、同止水扉Aよりも下流側を屋内側としているが、止水扉Aの設置状況等によっては上流側が屋内側、下流側が屋外側とすることも可能である。このような場合には、止水扉Aについて厚み方向の構成を図示と逆にすればよい。
また、本発明は上述した実施態様に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。
10:枠体
21:第1扉体
22:第2扉体
22e~22k:縦骨材
21c1,21c2,22c1,22c2:板状部
21p,22o,22p,22q:横骨材
21e,21h~21m,22e,22g~22k:縦骨材
21f:縦骨材(第1の縦骨材)
21g:縦骨材(第2の縦骨材)
22f:縦骨材(第3の縦骨材)
21p:横骨材
21q:弾性部材
31,32,33,34:係脱機構
31e:支持部材
X1,X2:所定幅

Claims (8)

  1. 表面側と裏面側の板状部間に内部空間を有する扉体であって、前記内部空間には、上下方向へ連続する第1の縦骨材が設けられ、
    前記第1の縦骨材は、前記表面側の板状部に沿う一片部と、前記裏面側の板状部に沿う他片部とを一体に有し、前記一片部を前記他片部よりも戸先方向へ長く形成しており、
    前記第1の縦骨材は、戸尻側に背面を有し開口を戸先側へ向けた横断面凹状に形成され、
    前記内部空間には、背面を前記第1の縦骨材の背面に重ね合わせるとともに開口を戸尻側へ向けた横断面凹状の第2の縦骨材が設けられていることを特徴とする扉体。
  2. 前記板状部は、前記一片部の戸先側に対し横断面凹状に嵌り合う凹状部分を有することを特徴とする請求項記載の扉体。
  3. 前記内部空間には、前記第1の縦骨材を含む複数の縦骨材が設けられ、これら複数の縦骨材の下端側が、同一の横骨材に接続されていることを特徴とする請求項1又は2項記載の扉体。
  4. 中央側に開口を有する環状の枠体と、該枠体に周縁側を重ね合わせて水密に閉鎖される左右の第1扉体及び第2扉体とを備え、先に回動し閉鎖した第1扉体の戸先側に、後から回動し閉鎖する第2扉体の戸先側を水密に押し付けるようにした止水扉であって、
    前記第1扉体を請求項1~何れか1項記載の扉体によって構成したことを特徴とする止水扉。
  5. 前記第1扉体の戸先側の所定幅内に、前記第1の縦骨材が設けられ、
    前記第2扉体は、表面側と裏面側の板状部間に内部空間を有し、この内部空間の戸先側における前記所定幅と同幅内に、表面側の板状部に沿う一片部と裏面側の板状部に沿う他片部とを一体に有する第3の縦骨材を、上下方向へ連続するように設けており、
    前記第1の縦骨材の前記一片部は、前記第3の縦骨材の前記一片部よりも、戸先側へ長いことを特徴とする請求項記載の止水扉。
  6. 前記第1扉体の戸先側の撓み強度を、前記第2扉体の戸先側の撓み強度よりも大きくしていることを特徴とする請求項又は記載の止水扉。
  7. 前記第2扉体の戸尻側と戸先側には、略同じ高さ位置に、グレモン錠が設けられていることを特徴とする請求項何れか1項記載の止水扉。
  8. 前記第2扉体の戸尻側と戸先側には、それぞれ、前記グレモン錠の下方側で横方向へわたるように、横骨材が設けられていることを特徴とする請求項記載の止水扉。
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