JP2014080816A - 扉及び扉の密閉構造 - Google Patents

扉及び扉の密閉構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2014080816A
JP2014080816A JP2012230249A JP2012230249A JP2014080816A JP 2014080816 A JP2014080816 A JP 2014080816A JP 2012230249 A JP2012230249 A JP 2012230249A JP 2012230249 A JP2012230249 A JP 2012230249A JP 2014080816 A JP2014080816 A JP 2014080816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
seal member
frame
door body
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012230249A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Yamaguchi
耕一 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bunka Shutter Co Ltd filed Critical Bunka Shutter Co Ltd
Priority to JP2012230249A priority Critical patent/JP2014080816A/ja
Publication of JP2014080816A publication Critical patent/JP2014080816A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Special Wing (AREA)

Abstract

【課題】確実に開口を密閉することができる扉及び扉の密閉構造を提供することを目的とする。
【解決手段】扉1は、構造物2の開口3に設けられる枠体4と、枠体4に回動可能に支持され開口3を開閉する扉体5と、扉体5が開口3を閉塞させる閉塞位置にある状態で枠体4と扉体5との間に介在する枠シール部材16を有し、枠シール部材16によって開口3を密閉する密閉構造6とを備え、枠シール部材16は、第1方向に沿って設けられる第1部材18と、第1方向と交差する第2方向に沿って設けられる第2部材19と、第1部材18の端部に設けられる第1段付部51と第2部材19の端部に設けられる第2段付部52とが噛み合うことで第1部材18と第2部材19とを連結する連結部50とを有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、扉及び扉の密閉構造に関する。
従来の扉の密閉構造として、例えば、特許文献1には、環状の枠部材と、この枠部材の開口を塞止する扉部材とを備え、この扉部材にて開口を塞止することによって、開口からの浸水を阻止する止水扉装置が開示されている。この止水扉装置は、枠部材に、扉部材の周縁部を受ける環状の受部が設けてあり、この受部の適宜位置に扉部材に当接させる枠側凸部が開口に倣って延設してあり、扉部材の周縁部に受部に当接させる扉側凸部が、枠側凸部の当接部分と位置を異ならせて、当該当接部分に倣って延設してある。そして、この止水扉装置は、受部の扉側凸部の当接部分に、弾性材を用いてなる第1止水部材が延設してあり、扉部材の枠側凸部の当接部分に、弾性材を用いてなる第2止水部材が延設してある。
特開2007−023540号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の止水扉装置は、上記の構成により開口を密閉し、建物内部への浸水を防止しているが、例えば、より確実な密閉の点で更なる改善の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、確実に開口を密閉することができる扉及び扉の密閉構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る扉は、構造物の開口に設けられる枠体と、前記枠体に回動可能に支持され前記開口を開閉する扉体と、前記扉体が前記開口を閉塞させる閉塞位置にある状態で前記枠体と前記扉体との間に介在する枠シール部材を有し、前記枠シール部材によって前記開口を密閉する密閉構造とを備え、前記枠シール部材は、第1方向に沿って設けられる第1部材と、前記第1方向と交差する第2方向に沿って設けられる第2部材と、前記第1部材の端部に設けられる第1段付部と前記第2部材の端部に設けられる第2段付部とが噛み合うことで前記第1部材と前記第2部材とを連結する連結部とを有することを特徴とする。
これにより、この扉は、例えば、第1部材、第2部材が扉体と枠体とに挟まれて弾性変形しても、連結部にて第1段付部と第2段付部とが押し付けられることで、シール面の連続面が途切れない構造とすることができるので、確実に開口を密閉することができる。
また、上記扉では、前記連結部は、前記第1段付部と前記第2段付部とが少なくとも2面以上で当接するものとすることができる。
この場合、扉は、例えば、大きな圧力を受けて、第1部材、第2部材が大きく変形した場合であっても、連結部にて第1段付部と第2段付部とが少なくとも2面以上で当接することから、シール面の連続性をより確実に保持することができる。
また、上記扉では、前記連結部は、前記第1段付部と前記第2段付部とが前記枠体と前記扉体とによって押圧される方向に対向するようにして噛み合うものとすることができる。
この場合、扉は、例えば、第1部材、第2部材が枠体と扉体とによって押圧された際に、第1段付部と第2段付部とが確実に密着することから、シール面の連続性をより確実に保持することができる。
また、上記扉では、前記密閉構造は、前記扉体が前記閉塞位置にある状態で前記扉体の先端面が対向する対向面と当該扉体の先端面との間に介在する先端シール部材を有し、前記対向面は、前記扉体を前記閉塞位置に回動させる際の閉塞時回動方向側の端部に、前記扉体の先端面側に向って突出するように傾斜する対向面側傾斜面を有し、当該対向面側傾斜面に前記先端シール部材が設けられ、前記扉体の先端面は、前記閉塞時回動方向側の端部に、前記対向面側傾斜面に沿って傾斜する先端面側傾斜面を有し、前記扉体の前記閉塞位置で当該先端面側傾斜面が前記先端シール部材と当接するものとすることができる。
この場合、この扉は、例えば、枠シール部材によって枠体と扉体との間を密閉し、先端シール部材によって扉体の先端面と対向面との間を密閉することができる。そして、この扉は、例えば、先端面側傾斜面と対向面側傾斜面との間に先端シール部材が介在することから、扉体の先端面が先端シール部材を対向面側に押し付ける角度を相対的に大きくすることができ、先端シール部材と先端面、対向面との密着面積を相対的に大きく確保することができるので、確実に開口を密閉することができる。また、この扉は、例えば、扉体の先端面、対向面にそれぞれ先端面側傾斜面、対向面側傾斜面が設けられていることから、扉体を閉塞位置に回動させる際の扉体の先端面と先端シール部材との摺動量を低減することができるので、先端シール部材の摩耗を低減することができ、先端シール部材の耐久性を向上することができる。
上記目的を達成するために、本発明に係る扉の密閉構造は、構造物の開口に設けられる枠体に回動可能に支持される扉体が前記開口を開閉する扉の密閉構造であって、前記枠体と前記扉体との間に介在する枠シール部材を備え、前記枠シール部材は、第1方向に沿って設けられる第1部材と、前記第1方向と交差する第2方向に沿って設けられる第2部材と、前記第1部材の端部に設けられる第1段付部と前記第2部材の端部に設けられる第2段付部とが噛み合うことで前記第1部材と前記第2部材とを連結する連結部とを有することを特徴とする。
これにより、この扉の密閉構造は、例えば、第1部材、第2部材が扉体と枠体とに挟まれて弾性変形しても、連結部にて第1段付部と第2段付部とが押し付けられることで、シール面の連続面が途切れない構造とすることができるので、確実に開口を密閉することができる。
本発明に係る扉及び扉の密閉構造は、確実に開口を密閉することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る扉の概略構成を表す水平方向に沿った断面図である。 図2は、実施形態に係る扉の概略構成を表す鉛直方向に沿った断面図である。 図3は、実施形態に係る扉の連結部を表す部分斜視図である。 図4は、実施形態に係る扉の連結部を表す部分分解斜視図である。 図5は、変形例に係る扉の連結部を表す部分分解斜視図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1は、実施形態に係る扉の概略構成を表す水平方向に沿った断面図、図2は、実施形態に係る扉の概略構成を表す鉛直方向に沿った断面図、図3は、実施形態に係る扉の連結部を表す部分斜視図、図4は、実施形態に係る扉の連結部を表す部分分解斜視図、図5は、変形例に係る扉の連結部を表す部分分解斜視図である。
図1、図2に示す本実施形態の扉1は、ビル、家屋、倉庫等の建築物を含む構造物2に形成された開口3を開放あるいは閉塞するものである。開口3は、構造物2の第1空間側(例えば、屋外空間側)と第2空間側(例えば、屋内空間側)とを連通するように形成される。本実施形態の扉1は、密閉構造6を有し構造物2の内部に水が浸入することを防止する、いわゆる止水扉である。本実施形態の扉1は、枠体4と、扉体5と、密閉構造6とを備える。
なお、以下の説明では、扉体5を閉塞位置に回動させる際の回動方向を「閉塞時回動方向」といい、扉体5を開放位置に回動させる際の回動方向を「開放時回動方向」という場合がある。また、閉塞時回動方向は、典型的には、開口3を介して一方の空間側から他方の空間側へ水が浸入する可能性がある場合に、水が流動する可能性がある方向に沿った方向である。つまり、水の流動方向は、典型的には、開放時回動方向側が上流側、閉塞時回動方向側が下流側となる。また、水平方向に沿った方向であって後述の一対の縦枠部材7が向かい合う方向を「扉幅方向」という場合がある。
枠体4は、構造物2の開口3に設けられる。枠体4は、図1に示す一対の縦枠部材7と、図2に示す一対の上枠部材8及び下枠部材9とを含んで構成される四方枠タイプとなっている。
一対の縦枠部材7は、それぞれ開口3の鉛直方向に沿った端面に1つずつ設けられる。一対の縦枠部材7は、水平方向に対して開口3の空間部分を挟んで対向し、扉幅方向に対して左右一対で設けられる。一対の縦枠部材7は、鉛直方向に沿って設けられる。
上枠部材8及び下枠部材9は、それぞれ開口3の水平方向に沿った端面に1つずつ設けられる。ここでは、上枠部材8は、開口3の水平方向に沿った端面であって鉛直方向上側の端面に設けられる。下枠部材9は、開口3の水平方向に沿った端面であって鉛直方向下側の端面に設けられる。上枠部材8及び下枠部材9は、鉛直方向に対して開口3の空間部分を挟んで対向する。上枠部材8及び下枠部材9は、水平方向に沿って設けられる。
枠体4は、開口3の内面側にて一対の縦枠部材7の端部と一対の上枠部材8、下枠部材9の端部とが連結されており、全体として開口3に対応した環状のロの字型形状に構成される。ここでは、一対の縦枠部材7、上枠部材8は、それぞれ板状の金属材により、略T字型中空状の断面形状に形成される。また、下枠部材9は、板状の金属材により、略L字型中空状の断面形状に形成される。一対の縦枠部材7、上枠部材8、下枠部材9は、それぞれ固定面7a、8a、9aが開口3の各端面に対して固定される。つまり、枠体4は、開口3の周囲を囲むように構造物2に固定的に取り付けられている。一対の縦枠部材7、上枠部材8、下枠部材9は、固定面7a、8a、9a側がコーキング材等により水密状態とされる。
さらに、一対の縦枠部材7は、それぞれ固定面7aとは反対側の面において、扉幅方向に沿って互いに突出する突出部7bを有する(図1参照)。また、上枠部材8、下枠部材9は、それぞれ固定面8a、9aとは反対側の面において、鉛直方向に沿って互いに突出する突出部8b、9bを有する(図2参照)。各突出部7bは、それぞれ鉛直方向に沿って各縦枠部材7の一端部から他端部まで形成されている。突出部8b、突出部9bは、それぞれ水平方向に沿って上枠部材8、下枠部材9の一端部から他端部まで形成されている。各突出部7b、突出部8b、突出部9bは、端部が連続しており、全体として環状のロの字型形状に構成される。
そして、一対の縦枠部材7は、突出部7bの一方の側面、ここでは、開放時回動方向側の側面に凹部状の収容部7cが形成される。また、上枠部材8は、この突出部8bの一方の側面、ここでは、開放時回動方向側の側面に凹部状の収容部8cが形成される。下枠部材9は、この突出部9bの一方の側面、ここでは、開放時回動方向側の側面に凹部状の収容部9cが形成される。各収容部7cは、それぞれ鉛直方向に沿って各突出部7bの一端部から他端部まで形成される。収容部8cは、水平方向に沿って突出部8bの一端部から他端部まで形成される。収容部9cは、水平方向に沿って突出部9bの一端部から他端部まで形成される。各収容部7c、収容部8c、収容部9cは、端部が連続しており、全体として環状のロの字型形状に構成され、後述の枠シール部材16を収容する。
扉体5は、枠体4に回動可能に支持され開口3を開閉する開閉体である。すなわち、扉体5は、開口3を開放あるいは閉塞する。本実施形態の扉体5は、第1開閉体としての親扉10と、第2開閉体としての子扉11とを有する、いわゆる親子扉式の両開扉である。
親扉10は、枠体4に回動可能に支持され開口3の一部を開閉し、子扉11は、枠体4に回動可能に支持され開口3の残りの他部を開閉する。親扉10、及び、子扉11は、ともに框、縦桟、横桟等の骨格部材12を組んだものに対して両面から板状部材13を組み付けることで、全体として矩形パネル状の部材として構成される。親扉10、子扉11は、図1に示すように、開口3を閉塞させる閉塞位置にある状態で、扉幅方向に沿って隣接するように配置される。
親扉10、子扉11は、図1に示すように、水平方向に沿った断面視(言い換えれば水平方向に沿った平面視)において、ともに一方の端部が基端部(吊元部)10a、11aをなし、他方の端部が先端部10b、11bをなす。親扉10は、基端部10aが蝶番等の支持部材14によって一対の縦枠部材7の一方に回動可能に支持される。支持部材14は、親扉10の基端部10aを、縦枠部材7における開放時回動方向側の端部に回動可能に支持する。支持部材14は、親扉10の基端部10aを、鉛直方向に沿った回動中心軸線X1を回動中心として回動可能に支持する。子扉11は、基端部11aが蝶番等の支持部材15によって一対の縦枠部材7の他方に回動可能に支持される。支持部材15は、子扉11の基端部11aを、縦枠部材7における開放時回動方向側の端部に回動可能に支持する。支持部材15は、子扉11の基端部11aを、鉛直方向に沿った回動中心軸線X2を回動中心として回動可能に支持する。
したがって、親扉10、子扉11は、それぞれ回動中心軸線X1、X2を回動中心として、開口3を閉塞させる閉塞位置(図1参照)と、開口3を開放させる開放位置とに回動可能となる。本実施形態の扉体5は、開口3を閉塞させる場合には、子扉11を閉塞位置に回動した後に親扉10を閉塞位置に回動する。そして、この扉体5は、親扉10と子扉11とが閉塞位置にある状態で親扉10の先端面10cと子扉11の先端面11cとが対向する。親扉10、子扉11は、閉塞位置から開放位置側に回動されることで、屋外空間側に進出し開口3を開放する。なお、以下の説明では、「扉体5が閉塞位置にある状態」という場合、親扉10と子扉11との両方が閉塞位置にある状態であるものとして説明する。
密閉構造6は、枠シール部材16と、先端シール部材17とを有し、枠シール部材16と先端シール部材17とによって開口3を密閉するものである。枠シール部材16、先端シール部材17は、所定の弾性を有する弾性部材であり、例えば、独立気泡型の樹脂(止水ゴム)材等を好適に用いることができるが、これに限らず、例えば、気泡を有しない柔らかめの樹脂等を用いてもよい。
枠シール部材16は、扉体5が開口3を閉塞させる閉塞位置にある状態で枠体4と扉体5との間に介在し、当該枠体4と扉体5との間を封止(シール)して流体の通過を防止するものである。さらに言えば、枠シール部材16は、扉体5の閉塞位置側への回動に応じて枠体4と扉体5との間で弾性変形し枠体4と扉体5とに密着し、当該枠体4と当該扉体5との間を密閉するものである。本実施形態の枠シール部材16は、図1に示す一対の縦枠シール部材18と、図2に示す一対の上枠シール部材19及び下枠シール部材20とを含んで構成される。一対の縦枠シール部材18は、第1方向、ここでは、鉛直方向に沿って設けられる第1部材である。一方、一対の上枠シール部材19及び下枠シール部材20は、第1方向と交差する第2方向、ここでは、鉛直方向と直交する水平方向に沿って設けられる第2部材である。一対の縦枠シール部材18、上枠シール部材19、下枠シール部材20は、矩形柱状の棒状の部材として形成される。
より詳細には、一対の縦枠シール部材18は、一対の縦枠部材7の各収容部7c内に1つずつ収容される。各縦枠シール部材18は、それぞれ縦枠部材7に沿って、すなわち、鉛直方向に沿って設けられる。各縦枠シール部材18は、それぞれ各縦枠部材7の一端部から他端部まで延設されている。一対の縦枠シール部材18のうちの一方は、収容部7cの開放時回動方向側の面と親扉10の基端部10aとの間に介在し、これらと当接する。一対の縦枠シール部材18のうちの他方は、収容部7cの開放時回動方向側の面と子扉11の基端部11aとの間に介在し、これらと当接する。
上枠シール部材19は、上枠部材8の収容部8c内に収容される。下枠シール部材20は、下枠部材9の収容部9c内に収容される。上枠シール部材19、下枠シール部材20は、それぞれ上枠部材8、下枠部材9に沿って、すなわち、水平方向に沿って設けられる。上枠シール部材19、下枠シール部材20は、それぞれ上枠部材8、下枠部材9の一端部から他端部まで延設されている。上枠シール部材19は、親扉10、子扉11が閉塞位置にある状態で、収容部8cの開放時回動方向側の面と親扉10の上端部10d、子扉11の上端部11dとの間に介在し、これらと当接する。下枠シール部材20は、親扉10、子扉11が閉塞位置にある状態で、収容部9cの開放時回動方向側の面と親扉10の下端部10e、子扉11の下端部11eとの間に介在し、これらと当接する。
枠シール部材16は、各収容部7c、8c、9c内で、一対の縦枠シール部材18と上枠シール部材19、下枠シール部材20との端部が水密状態(密着状態)となるように連続的に連結されている。枠シール部材16は、全体として枠体4に対応した環状のロの字型形状に構成される。
より詳細には、枠シール部材16は、図3、図4に示すように、一対の縦枠シール部材18の端部と上枠シール部材19、下枠シール部材20の端部とを連結する連結部50を有する。枠シール部材16は、一方の縦枠シール部材18と上枠シール部材19とを連結する第1の連結部50、他方の縦枠シール部材18と上枠シール部材19とを連結する第2の連結部50、一方の縦枠シール部材18と下枠シール部材20とを連結する第3の連結部50、他方の縦枠シール部材18と下枠シール部材20とを連結する第4の連結部50、合計4つの連結部50を含んで構成される。図3、図4は、一例として一方の縦枠シール部材18と上枠シール部材19とを連結する第1の連結部50を表している。4つの連結部50は、ほぼ同様の構成であるので、ここでは、第1の連結部50について説明し、他の第2、第3、第4の連結部50の説明については省略する。
第1の連結部50は、図3、図4に示すように、第1段付部51と第2段付部52とを含んで構成される。
第1段付部51は、縦枠シール部材18(第1部材)の端部に設けられる。第1段付部51は、縦枠シール部材18の端部において、扉幅方向と直交する方向の一方側の面が凹部状に面落ちした窪み状に形成される。つまり、第1段付部51は、縦枠シール部材18の端部における開放時回動方向側の面、又は、閉塞時回動方向側の面のうちの一方、ここでは、開放時回動方向側の面が面落ちすることで階段状に形成される。
第2段付部52は、上枠シール部材19(第2部材)の端部に設けられる。第2段付部52は、上枠シール部材19の端部において、扉幅方向と直交する方向の一方側の面が凹部状に面落ちした窪み状に形成される。つまり、第2段付部52は、上枠シール部材19の端部における開放時回動方向側の面、又は、閉塞時回動方向側の面のうちの他方、ここでは、閉塞時回動方向側の面が面落ちすることで階段状に形成される。
そして、連結部50は、縦枠シール部材18の第1段付部51と、上枠シール部材19の第2段付部52とが噛み合うことで縦枠シール部材18と上枠シール部材19とを連結する。この場合、第1段付部51と第2段付部52とは、扉幅方向に直交する方向、すなわち、枠体4と扉体5とによって押圧される方向に対向するようにして噛み合う。これにより、連結部50は、第1段付部51と第2段付部52とが少なくとも2面以上で当接する。
先端シール部材17は、扉体5が閉塞位置にある状態で、扉体5の先端面、ここでは、親扉10の先端面10cと対向面21との間に介在し、当該対向面21と当該先端面10cとの間を封止(シール)して流体の通過を防止するものである。さらに言えば、先端シール部材17は、扉体5の閉塞位置側への回動に応じて先端面10cと対向面21との間で弾性変形し先端面10cと対向面21とに密着し、当該先端面10cと当該対向面21との間を密閉するものである。ここで、対向面21は、扉体5が閉塞位置にある状態で、親扉10の先端面10cが対向する面であり、本実施形態では、子扉11の先端面11cである。つまり、先端シール部材17は、親扉10と子扉11との召し合わせ部分の隙間に介在する。
なおここでは、扉体5は、親扉10と子扉11との召し合わせ部分の開放時回動方向側の面に、当たり部22が設けられている。当たり部22は、親扉10の先端面10cに設けられると共に、扉体5が閉塞位置にある状態で、開放時回動方向側の面にて子扉11と当接する当接部位である。
そして、本実施形態の子扉11の先端面11c(対向面21)は、子扉11(扉体5)を閉塞位置に回動させる際の閉塞時回動方向側の端部に、対向面側傾斜面11fを有する。対向面側傾斜面11fは、対向面21をなす子扉11の先端面11cに設けられる。ここでは、子扉11の先端面11cは、扉幅方向と直交する方向とほぼ平行な平行面11gと、この平行面11gに対して折れ曲がって傾斜を有している対向面側傾斜面11fとを有する。対向面側傾斜面11fは、図1に示すように、水平方向に沿った断面視において、親扉10の先端面10c側に向って突出するように傾斜する。つまり、子扉11の先端面11cは、閉塞時回動方向側の端部が親扉10の先端面10c側に向って折れ曲がっており、これにより、対向面側傾斜面11fが形成される。この対向面側傾斜面11fは、扉幅方向に対して所定の大きさの傾斜角度αを有している。対向面側傾斜面11fの傾斜角度αは、例えば、40°から80°、好ましくは60°程度に設定される。
一方、本実施形態の親扉10の先端面10cは、親扉10(扉体5)を閉塞位置に回動させる際の閉塞時回動方向側の端部に、先端面側傾斜面10fを有する。先端面側傾斜面10fは、扉体5の先端面をなす親扉10の先端面10cに設けられる。ここでは、親扉10の先端面10cは、扉幅方向と直交する方向とほぼ平行な平行面10gと、この平行面10gに対して折れ曲がって傾斜を有している先端面側傾斜面10fとを有する。先端面側傾斜面10fは、図1に示すように、水平方向に沿った断面視において、対向面側傾斜面11fに沿って傾斜する。先端面側傾斜面10fは、子扉11の先端面11c側から離間するように凹部状に傾斜する。ここでは、先端面側傾斜面10fと対向面側傾斜面11fとは、ほぼ平行である。つまり、親扉10の先端面10cは、閉塞時回動方向側の端部が子扉11の先端面11c側から離間するように折れ曲がっており、これにより、先端面側傾斜面10fが形成される。先端面側傾斜面10fは、扉幅方向に対して対向面側傾斜面11fの傾斜角度αとほぼ同等の大きさの傾斜角度を有している。
そして、子扉11の先端面11c(対向面21)は、対向面側傾斜面11fに先端シール部材17が設けられる。先端シール部材17は、矩形柱状の棒状の部材として形成され、鉛直方向に沿って対向面側傾斜面11fの一端部から他端部まで延設されている。なお、先端シール部材17は、対向面側傾斜面11fの扉厚方向に対しては、当該対向面側傾斜面11fの扉厚方向全体に形成されることが好ましいが、一部分に形成してもよい。親扉10の先端面10cは、扉体5の閉塞位置で先端面側傾斜面10fが先端シール部材17と当接する。より詳細には、先端シール部材17は、図1に示すように、水平方向に沿った断面視において、子扉11が閉塞位置にある状態で、親扉10が回動する際の親扉10の先端面10cの軌道(例えば、図1中の二点鎖線参照)側に突出して設けられる。
ここで、枠シール部材16の上枠シール部材19、下枠シール部材20は、それぞれ、扉体5が閉塞位置にある状態で先端面側傾斜面10fと対向面側傾斜面11fとの隙間に向って突出する盛り上がり部23が形成される。この盛り上がり部23は、親扉10、子扉11の閉塞位置側への回動に応じて、上枠シール部材19、下枠シール部材20がそれぞれ親扉10、子扉11の上端部10d、11d、下端部10e、11eと上枠部材8、下枠部材9の収容部8c、9cとに挟まれて弾性変形することで形成される。本実施形態の先端シール部材17は、扉体5が閉塞位置にある状態で、閉塞時回動方向の端部がこの盛り上がり部23と当接する。
また、本実施形態の扉体5は、回動可能に支持される基端面10h、11hの閉塞時回動方向側の端部に、扉体5を閉塞位置に回動させる際の当該扉体5の回動に応じて枠シール部材16を枠体4側に押圧する押圧部10i、11iを有する。ここでは、押圧部10iは、親扉10の基端面10hの閉塞時回動方向側の角部により構成される。押圧部11iは、子扉11の基端面11hの閉塞時回動方向側の角部により構成される。ここで、基端面10hは、親扉10において先端面10cと対向する面である。基端面11hは、子扉11において先端面11cと対向する面である。親扉10は、閉塞位置に回動する際に押圧部10iが縦枠シール部材18を縦枠部材7側に押圧する。子扉11は、閉塞位置に回動する際に押圧部11iが縦枠シール部材18を縦枠部材7側に押圧する。
また、本実施形態の扉体5の基端面10h、11hは、扉体5が閉塞位置にある状態で、当該基端面10h、11hと枠体4との隙間が回動中心から離れるにしたがって広くなるように傾斜している。すなわち、基端面10h、11hは、図1に示すように、水平方向に沿った断面視において、開放時回動方向側の端部(支持部材14、15側の端部)から閉塞時回動方向側の端部(縦枠シール部材18側の端部)に向って徐々に縦枠部材7との間隔が広くなるように傾斜している。つまり、各基端面10h、11hは、扉幅方向に対して所定の大きさの傾斜角度βを有している。各基端面10h、11hの傾斜角度βは、例えば、70°から85°、好ましくは80°程度に設定される。
上記のように構成される扉1は、子扉11を開放位置から閉塞位置に回動した後に親扉10を開放位置から閉塞位置に回動することで、扉体5全体が閉塞位置に位置し、開口3を閉塞させる。これにより、この扉1は、枠シール部材16によって枠体4と扉体5との間を密閉し、先端シール部材17によって扉体5の先端面である親扉10の先端面10cと、対向面21である子扉11の先端面11cとの間を密閉することができる。つまり、扉1は、枠シール部材16と先端シール部材17とが一体となって連続した閉じたシール部位を構成し、開口3を密閉することができる。
より詳細には、扉1は、親扉10、子扉11の閉塞位置側への回動に応じて、上枠シール部材19が親扉10、子扉11の上端部10d、11dと上枠部材8の収容部8cとに挟まれて弾性変形し当該上端部10d、11dと収容部8cとに密着する。また、扉1は、親扉10、子扉11の閉塞位置側への回動に応じて、下枠シール部材20が親扉10、子扉11の下端部10e、11eと下枠部材9の収容部9cとに挟まれて弾性変形し当該下端部10e、11eと収容部9cとに密着する。また、扉1は、親扉10、子扉11の閉塞位置側への回動に応じて、各縦枠シール部材18が親扉10、子扉11の基端部10a、11aと各縦枠部材7の収容部7cとに挟まれて弾性変形し当該基端部10a、11aと収容部7cとに密着する。このとき、扉1は、親扉10、子扉11の閉塞位置側への回動に応じて押圧部10i、11iが各縦枠シール部材18を縦枠部材7側に押圧することから、縦枠シール部材18と基端部10a、11a、縦枠部材7とを確実に密着させることができるので、確実に開口3を密閉することができる。
またさらに、扉1は、親扉10、子扉11の基端部10a、11aと枠体4をなす縦枠部材7との隙間が回動中心から離れるにしたがって広くなることから、回動中心側の隙間を小さくした上で、縦枠シール部材18の収容空間を確保することができると共に、縦枠シール部材18の変形量を相対的に少なくすることができる。この結果、扉1は、支持部材14、15近傍のちり寸法を相対的に小さくすることができ、例えば、意匠性を向上することができると共に、縦枠シール部材18の弾力性を維持して耐久性を向上することができる。
そして、本実施形態の扉1は、一対の縦枠シール部材18、上枠シール部材19、下枠シール部材20がそれぞれ連結部50によって第1段付部51と第2段付部52とが噛み合うことで連結される。これにより、扉1は、一対の縦枠シール部材18、上枠シール部材19、下枠シール部材20が親扉10、子扉11と枠体4とに挟まれて弾性変形しても、第1段付部51と第2段付部52とが押し付けられることで、これら一対の縦枠シール部材18、上枠シール部材19、下枠シール部材20のつなぎめでシール面の連続面が途切れない構造とすることができる。この結果、扉1は、密閉より確実に開口3を密閉することができる。
このとき、扉1は、例えば、屋外空間側から高潮や津波等による大きな水圧を受けて、一対の縦枠シール部材18、上枠シール部材19、下枠シール部材20が大きく変形した場合であっても、連結部50にて第1段付部51と第2段付部52とが少なくとも2面以上で当接することから、シール面の連続性をより確実に保持することができ、止水効果を持続することができる。また、扉1は、第1段付部51と第2段付部52とが枠体4と扉体5とによって押圧される方向に対向するようにして噛み合うことから、一対の縦枠シール部材18、上枠シール部材19、下枠シール部材20が枠体4と扉体5とによって押圧された際に、第1段付部51と第2段付部52とが確実に密着することができる。これにより、扉1は、シール面の連続性をより確実に保持することができ、この点でも止水効果を持続することができる。なお、図3中の網掛け領域は、縦枠シール部材18、上枠シール部材19の変形領域を概略的に表している。
またさらに、この扉1は、先端面側傾斜面10fと対向面側傾斜面11fとの間に先端シール部材17が介在する。したがって、この扉1は、親扉10の先端面10cが先端シール部材17を子扉11の先端面11c(対向面21)側に押し付ける角度を相対的に大きくすることができ、先端シール部材17と先端面10c、11cとの密着面積を相対的に大きく確保することができるので、確実に開口3を密閉することができる。つまり、扉1は、親扉10及び子扉11がともに回動する両開きの扉体5において、親扉10の先端面10cと、対向面21をなす子扉11の先端面11cとの隙間を先端シール部材17によって確実に密閉することができることから、確実に開口3を密閉することができる。
このとき、扉1は、先端シール部材17が親扉10の先端面10cの軌道側に突出して設けられていることから、親扉10を閉塞位置に回動させる際の当該親扉10の回動に応じて、先端面側傾斜面10fが先端シール部材17を対向面側傾斜面11f側に確実に押圧することができる。そして、扉1は、例えば、屋外空間側から高潮や津波等による大きな水圧を受けた際に、先端面側傾斜面10fがこの水圧を受けて先端シール部材17を対向面側傾斜面11f側にしっかりと押圧することができる。これにより、扉1は、先端シール部材17と先端面10c、11cとを確実に密着させることができ、先端シール部材17と先端面10c、11cとの間に確実にシール面を構成することができ、より確実に開口3を密閉することができる。また、この扉1は、例えば、扉体5が閉塞位置にある状態で、枠シール部材16をなす上枠シール部材19、下枠シール部材20の盛り上がり部23と先端シール部材17とが当接し、密着することから、この点でもより確実に開口3を密閉することができる。
さらに、この扉1は、親扉10の先端面10c、子扉11の先端面11c(対向面21)にそれぞれ先端面側傾斜面10f、対向面側傾斜面11fが設けられていることから、親扉10を閉塞位置に回動させる際に親扉10の先端面10cと先端シール部材17とがぶつかることを抑制することができ、先端面10cと先端シール部材17との摺動量を低減することができる。この結果、この扉1は、先端シール部材17の摩耗を低減することができ、先端シール部材17の耐久性を向上することができる。
この結果、この扉1は、扉体5が開口3を閉塞させた状態で、例えば、屋外空間側から高潮や津波等による大きな水圧を受けても、密閉構造6における止水効果を大きくすることができ、密閉構造6にて確実に開口3を止水し内外を密閉することができ、漏水を抑制するこができる。
以上で説明した実施形態に係る扉1によれば、構造物2の開口3に設けられる枠体4と、枠体4に回動可能に支持され開口3を開閉する扉体5と、密閉構造6とを備える。密閉構造6は、扉体5が開口3を閉塞させる閉塞位置にある状態で枠体4と扉体5との間に介在する枠シール部材16を有し、枠シール部材16によって開口3を密閉する。枠シール部材16は、第1方向に沿って設けられる縦枠シール部材18と、第1方向と交差する第2方向に沿って設けられる上枠シール部材19、下枠シール部材20と、縦枠シール部材18の端部に設けられる第1段付部51と上枠シール部材19、下枠シール部材20の端部に設けられる第2段付部52とが噛み合うことで縦枠シール部材18と枠シール部材19、下枠シール部材20とを連結する連結部50とを有する。
したがって、扉1、密閉構造6は、一対の縦枠シール部材18、上枠シール部材19、下枠シール部材20が弾性変形しても、連結部50にて第1段付部51と第2段付部52とが押し付けられることで、シール面の連続面が途切れない構造とすることができるので、確実に開口3を密閉することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る扉及び扉の密閉構造は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上の説明では、扉1は、止水扉であるものとして説明したがこれに限らず、密閉構造6により遮音性を高めた、いわゆる防音扉であってもよい。この場合、扉体5を構成する親扉10、子扉11は、板状部材13の内側の空間部に吸音材が充填されたものであってもよい。
以上で説明した第1段付部51と第2段付部52とは、当接面が両面テープや接着剤等の密着部材によって密着させるようにしてもよい。これにより、連結部50は、縦枠シール部材18、上枠シール部材19、下枠シール部材20の変形に対する追従性を向上することができ、水密性、気密性をさらに向上することができる。
以上で説明した連結部50は、図5に例示するように、第1段付部51、第2段付部52に加えて、さらに、第3段付部53、第4段付部54を含んでいてもよい。この場合、第3段付部53は、縦枠シール部材18(第1部材)の端部に第1段付部51と隣接して設けられる。第3段付部53は、縦枠シール部材18の端部において、扉幅方向内側の面が凹部状に面落ちした窪み状に形成される。つまり、第3段付部53は、縦枠シール部材18の端部における扉幅方向の内側面が面落ちすることで階段状に形成される。第4段付部54は、上枠シール部材19(第2部材)の端部に第2段付部52と隣接して設けられる。第4段付部54は、上枠シール部材19の端部において、鉛直方向下側の面(下枠シール部材20であれば鉛直方向上側の面)が凹部状に面落ちした窪み状に形成される。つまり、第4段付部54は、上枠シール部材19の端部における鉛直方向下側の面が面落ちすることで階段状に形成される。そして、この連結部50は、縦枠シール部材18の第1段付部51と、上枠シール部材19の第2段付部52とが噛み合い、さらに、縦枠シール部材18の第3段付部53と、上枠シール部材19の第4段付部54とが噛み合うことで縦枠シール部材18と上枠シール部材19とを連結する。これにより、連結部50は、第1段付部51と第2段付部52、第3段付部53と第4段付部54とがより多くの面で当接することができるので、シール面の連続性をさらに確実に保持することができる。
以上で説明した第1部材(一対の縦枠シール部材18)と第2部材(上枠シール部材19、下枠シール部材20)との関係が逆であってもよい。
以上の説明では、扉1は、親扉10と子扉11とを有する両開き扉体5であるものとして説明したが片開きの扉体であってもよい。この場合、扉体が閉塞位置にある状態で扉体の先端面と対向する対向面は、例えば、枠体4をなす縦枠部材7の端面等により構成されればよい。
以上の説明では、扉体5は、基端面10h、11hの閉塞時回動方向側の端部に押圧部10i、11iを有するものとして説明したがこれに限らない。
以上の説明では、扉体5の基端面10h、11hは、扉体5が閉塞位置にある状態で、当該基端面10h、11hと枠体4の縦枠部材7との隙間が回動中心から離れるにしたがって広くなるように傾斜しているものとして説明したが、これに限らず、基端面10h、11hは、扉幅方向に対して直交するものであってもよい。
以上の説明では、先端面側傾斜面10fと対向面側傾斜面11fとは、ほぼ平行であるものとして説明したがこれに限らない。例えば、先端面側傾斜面10fと対向面側傾斜面11fとは、図1に示すような水平方向に沿った断面視において、閉塞時回動方向側の端部にいくにしたがって徐々に間隔が狭くなるように形成されていてもよい。この場合、扉1は、例えば、先端面側傾斜面10fが先端シール部材17を対向面側傾斜面11f側に押圧する際の押圧力をさらに大きくすることができる。
1 扉
2 構造物
3 開口
4 枠体
5 扉体
6 密閉構造
7 縦枠部材
8 上枠部材
9 下枠部材
10 親扉
10a、11a 基端部
10b、11b 先端部
10c、11c 先端面
10d、11d 上端部
10e、11e 下端部
10f 先端面側傾斜面
10g、11g 平行面
10h、11h 基端面
10i、11i 押圧部
11 子扉
11f 対向面側傾斜面
12 骨格部材
13 板状部材
14、15 支持部材
16 枠シール部材
17 先端シール部材
18 縦枠シール部材(第1部材)
19 上枠シール部材(第2部材)
20 下枠シール部材(第2部材)
21 対向面
22 当たり部
23 盛り上がり部
50 連結部
51 第1段付部
52 第2段付部
53 第3段付部
54 第4段付部
X1、X2 回動中心軸線
α、β 傾斜角度

Claims (5)

  1. 構造物の開口に設けられる枠体と、
    前記枠体に回動可能に支持され前記開口を開閉する扉体と、
    前記扉体が前記開口を閉塞させる閉塞位置にある状態で前記枠体と前記扉体との間に介在する枠シール部材を有し、前記枠シール部材によって前記開口を密閉する密閉構造とを備え、
    前記枠シール部材は、第1方向に沿って設けられる第1部材と、前記第1方向と交差する第2方向に沿って設けられる第2部材と、前記第1部材の端部に設けられる第1段付部と前記第2部材の端部に設けられる第2段付部とが噛み合うことで前記第1部材と前記第2部材とを連結する連結部とを有することを特徴とする、
    扉。
  2. 前記連結部は、前記第1段付部と前記第2段付部とが少なくとも2面以上で当接する、
    請求項1に記載の扉。
  3. 前記連結部は、前記第1段付部と前記第2段付部とが前記枠体と前記扉体とによって押圧される方向に対向するようにして噛み合う、
    請求項1又は請求項2に記載の扉。
  4. 前記密閉構造は、前記扉体が前記閉塞位置にある状態で前記扉体の先端面が対向する対向面と当該扉体の先端面との間に介在する先端シール部材を有し、
    前記対向面は、前記扉体を前記閉塞位置に回動させる際の閉塞時回動方向側の端部に、前記扉体の先端面側に向って突出するように傾斜する対向面側傾斜面を有し、当該対向面側傾斜面に前記先端シール部材が設けられ、
    前記扉体の先端面は、前記閉塞時回動方向側の端部に、前記対向面側傾斜面に沿って傾斜する先端面側傾斜面を有し、前記扉体の前記閉塞位置で当該先端面側傾斜面が前記先端シール部材と当接する、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の扉。
  5. 構造物の開口に設けられる枠体に回動可能に支持される扉体が前記開口を開閉する扉の密閉構造であって、
    前記枠体と前記扉体との間に介在する枠シール部材を備え、
    前記枠シール部材は、第1方向に沿って設けられる第1部材と、前記第1方向と交差する第2方向に沿って設けられる第2部材と、前記第1部材の端部に設けられる第1段付部と前記第2部材の端部に設けられる第2段付部とが噛み合うことで前記第1部材と前記第2部材とを連結する連結部とを有することを特徴とする、
    扉の密閉構造。
JP2012230249A 2012-10-17 2012-10-17 扉及び扉の密閉構造 Pending JP2014080816A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012230249A JP2014080816A (ja) 2012-10-17 2012-10-17 扉及び扉の密閉構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012230249A JP2014080816A (ja) 2012-10-17 2012-10-17 扉及び扉の密閉構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014080816A true JP2014080816A (ja) 2014-05-08

Family

ID=50785239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012230249A Pending JP2014080816A (ja) 2012-10-17 2012-10-17 扉及び扉の密閉構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014080816A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016084615A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 ジオスター株式会社 ゴム製成形止水材及びその製造方法
WO2016204691A1 (en) * 2015-06-18 2016-12-22 Parafoil Design & Engineering Pte Ltd A floodgate
JP2018059368A (ja) * 2016-10-07 2018-04-12 文化シヤッター株式会社 止水扉
JP2018059369A (ja) * 2016-10-07 2018-04-12 文化シヤッター株式会社 止水扉
JP2018062784A (ja) * 2016-10-13 2018-04-19 文化シヤッター株式会社 止水扉
JP2021092144A (ja) * 2021-02-19 2021-06-17 文化シヤッター株式会社 扉体及び該扉体を具備した止水扉

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60143885U (ja) * 1984-03-02 1985-09-24 株式会社 千代田製作所 観音開き式扉の気密装置
JP2009036334A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Yazaki Corp シール構造体
JP2010270876A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Kawamura Electric Inc パッキン端部の形状
JP2013119712A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Chugoku Electric Power Co Inc:The 水密扉

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60143885U (ja) * 1984-03-02 1985-09-24 株式会社 千代田製作所 観音開き式扉の気密装置
JP2009036334A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Yazaki Corp シール構造体
JP2010270876A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Kawamura Electric Inc パッキン端部の形状
JP2013119712A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Chugoku Electric Power Co Inc:The 水密扉

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016084615A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 ジオスター株式会社 ゴム製成形止水材及びその製造方法
WO2016204691A1 (en) * 2015-06-18 2016-12-22 Parafoil Design & Engineering Pte Ltd A floodgate
CN107835885A (zh) * 2015-06-18 2018-03-23 百立富设计与工程私营有限公司 防洪闸门
JP2018524498A (ja) * 2015-06-18 2018-08-30 パラフォイル・デザイン・アンド・エンジニアリング・プライベイト・リミテッドParafoil Design & Engineering Pte Ltd 水門
US10358866B2 (en) 2015-06-18 2019-07-23 Parafoil Design & Engineering Pte Ltd Floodgate
JP2018059368A (ja) * 2016-10-07 2018-04-12 文化シヤッター株式会社 止水扉
JP2018059369A (ja) * 2016-10-07 2018-04-12 文化シヤッター株式会社 止水扉
JP2018062784A (ja) * 2016-10-13 2018-04-19 文化シヤッター株式会社 止水扉
JP2021092144A (ja) * 2021-02-19 2021-06-17 文化シヤッター株式会社 扉体及び該扉体を具備した止水扉

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014080816A (ja) 扉及び扉の密閉構造
JP6221119B2 (ja) 止水扉
KR20130024759A (ko) 가스켓의 장착이 용이한 도어
JP2011226164A (ja) 避難扉を備えたドア
JP6308916B2 (ja) 扉枠
JP6045291B2 (ja) 扉及び扉の密閉構造
JP6707246B1 (ja) 止水ユニット
US4115968A (en) Frame and seal assembly
CN206000415U (zh) 一种断桥门窗磁吸密封静音结构
CN210888688U (zh) 一种气密隔音门窗
JP2022180950A (ja) 建具装置
KR100800172B1 (ko) 방화문
JP2012031590A (ja) サッシ
JP2023137336A (ja) 止水装置
JP6389615B2 (ja) 止水扉
CN216767178U (zh) 一种可见铰链式装甲门
JP2016194192A (ja) 外壁部材の防水部材
CN205417442U (zh) 一种车门密封结构
JP7295763B2 (ja) ドアの防水構造
JP7365742B1 (ja) 浸水防止ドアセット
JP3631934B2 (ja) 窓枠と建屋開口部間のシール装置
JP7348371B2 (ja) 開閉装置
CN212048911U (zh) 一种多面密封式集装箱密封机构
TWI653383B (zh) Waterproof window and its waterproof stop
CN215598098U (zh) 一种新型水泥窑窑门

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160809

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161006

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161115