JP7052769B2 - 熱風乾燥炉及び鋼管の乾燥方法 - Google Patents

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本発明は、鋼管に熱風を供給することによって鋼管の内外面を乾燥させる熱風乾燥炉に関する。
一般に、直径数十インチオーダーの大径鋼管の製造ラインでは、Oプレスで成形する前に鋼管に吹き付けられる潤滑油や原板に付着している油・ミルスケール等の不純物を高圧水によって洗浄することにより、溶接欠陥の発生を抑制している。そして、チェーンコンベアを利用して鋼管を順次乾燥炉内に装入し、乾燥炉内に高温熱風を供給することによって、高圧水によって洗浄された鋼管の内外面に付着している水分を乾燥させることにより、水分残りによる溶接欠陥の発生を抑制している。通常の操業では、鋼管は連続して乾燥炉内に装入されることから、乾燥炉の側面に形成された鋼管導入口は常時開口されている。このため、高温熱風の多くが鋼管導入口から炉外に放散され、乾燥効率低下の要因となる。このような背景から、特許文献1~6には、乾燥炉の乾燥効率を向上させる技術が提案されている。
特開2017-32233号公報 特開平9-145248号公報 特開平7-63483号公報 特開昭61-143684号公報 特開2004-196898号公報 特開平11-221513号公報
しかしながら、従来技術はいずれも、熱風吐出口方向の最適化やガイド板の設置による熱風流路の効率化によって乾燥効率の向上を図るものであり、熱風の吹き出し口の構造変更によって熱風の流れ挙動を制御し、鋼管の内部に直接熱風を導入することによって乾燥効率を向上させる技術は提案されていなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、熱風の吹き出し口の構造変更によって熱風の流れ挙動を制御し、鋼管の内部に直接熱風を導入することによって乾燥効率を向上可能な熱風乾燥炉を提供することにある。
本発明に係る熱風乾燥炉は、鋼管に熱風を供給することによって鋼管の内外面を乾燥させる熱風乾燥炉であって、炉内に前記熱風を吐出する吐出口の出側に配置された熱風流れ挙動調整機構を備え、前記熱風流れ挙動調整機構は、前記鋼管の内面中心に向かって前記熱風を供給するように前記熱風の流れ挙動を調整することを特徴とする。
本発明に係る熱風乾燥炉は、上記発明において、前記分岐ノズルは、前記熱風を旋回流として前記鋼管の内面に供給することを特徴とする。
本発明に係る熱風乾燥炉は、上記発明において、前記熱風流れ挙動調整機構は、前記鋼管の装入方向に沿って前記分岐ノズルを複数備えていることを特徴とする。
本発明に係る熱風乾燥炉は、上記発明において、前記熱風流れ挙動調整機構は、炉内に装入可能な鋼管の本数分、前記分岐ノズルを備えていることを特徴とする。
本発明に係る熱風乾燥炉によれば、熱風の吹き出し口の構造変更によって熱風の流れ挙動を制御し、鋼管の内部に直接熱風を導入することによって乾燥効率を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施形態である熱風乾燥炉の全体構成を示す模式図である。 図2は、本発明の一実施形態である熱風流れ挙動調整機構の構成を示す模式図である。 図3は、本発明の一実施形態である熱風流れ挙動調整機構の構成を示す断面図である。 図4は、従来の熱風の供給方向を説明するための模式図である。 図5は、本発明の一実施形態である熱風流れ挙動調整機構による熱風の供給方向を説明するための模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である熱風乾燥炉の構成及び作用について説明する。
〔熱風乾燥炉の全体構成〕
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態である熱風乾燥炉の全体構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態である熱風乾燥炉の全体構成を示す模式図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態である熱風乾燥炉1は、側面1aに形成された開口部を介して矢印R方向(装入方向)に連続的に炉内に装入される鋼管Pに熱風を供給することによって鋼管Pの内外面を乾燥させる乾燥炉であり、バーナー2、吐出口3、排出口4、循環路5、及び熱風流れ挙動調整機構6を備えている。
バーナー2は、熱風を所定温度に加熱する装置である。バーナー2によって加熱された熱風は、図示しないブロアによって昇圧された後に吐出口3に供給される。
吐出口3は、鋼管Pに熱風を供給可能なように鋼管Pの装入方向と直交する熱風乾燥炉1の側面に形成されており、バーナー2によって加熱された熱風を炉内に吐出する。
排出口4は、熱風乾燥炉1の側面に形成されており、炉内の熱風を循環路5に排出する。
循環路5は、排出口4から排出された熱風をバーナー2に循環させる。なお、排出口4から排出された熱風の一部は、蒸発水分の滞留を防ぐために外部に放出される。このため、熱風の放出に伴う炉内温度の低下を抑制するために、バーナー2による熱風の加熱量を調整して炉内温度を一定に保つようにしている。
熱風流れ挙動調整機構6は、吐出口3から吐出された熱風を鋼管Pの内面中心に向かって集中的に導入することにより、鋼管Pの内面の乾燥速度を増加させる機構である。熱風流れ挙動調整機構6の詳細な構成については図2~図5を参照して後述する。
なお、本実施形態の熱風乾燥炉1には、最大で5本の鋼管Pを装入することができる。また、鋼管Pが装入される熱風乾燥炉1の開口部には、停止時や鋼管Pの装入がない時には閉止できるように可動式扉が設けられている。
〔熱風流れ挙動調整機構の構成〕
次に、図2~図5を参照して、熱風流れ挙動調整機構6の構成について説明する。図2は、熱風流れ挙動調整機構6の構成を示す模式図である。図3は、熱風流れ挙動調整機構6の構成を示す断面図である。図4は、従来の熱風の供給方向を説明するための模式図である。図5は、熱風流れ挙動調整機構6による熱風の供給方向を説明するための模式図である。
図2に示すように、熱風流れ挙動調整機構6は、吐出口3の炉内側(出側)に設置されており、鋼管Pの装入方向に沿って複数の分岐ノズル60を備えている。本実施形態では、熱風流れ挙動調整機構6は、炉内に装入可能な鋼管Pの数と同数(本例では5個)の分岐ノズル60を備えている。
図3に示すように、分岐ノズル60は、分岐ノズル60の内壁面に形成されたスリット62から分岐ノズル60の中心軸に向けて分岐ノズル60の半径方向流れの一次空気を吹き出すことにより、供給口61から供給された熱風(誘因熱風)G1を分岐ノズル60の中心軸に向かって集中していく旋回流G2として吐出口63から吐出する。分岐ノズル60の吐出口63は、旋回流として吐出された供給熱風G3が鋼管Pの内面中心に向かって流れる位置に配置されている。これにより、鋼管Pの内面は供給熱風G3によって乾燥されると共に、内面から外面への伝導伝熱によって鋼管Pの外面も乾燥させることができる。
図4に示すように、吐出口3に分岐ノズル60が設置されていない場合、供給熱風G3は、吐出口3から炉内に拡散されるので、鋼管(パイプ)Pの内面に集中的に供給熱風G3を供給することができない。これに対して、図5に示すように、吐出口3に分岐ノズル60を設置した場合には、供給熱風G3は螺旋流となり、鋼管Pの内部に直接供給される。これにより、鋼管Pの乾燥速度を速めると共に熱風が開口部を介して炉外に放出されることを抑制できるので、熱風乾燥炉1の乾燥効率を向上させることができる。
以上、本発明者らによってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。例えば、本実施形態では分岐ノズルを設置することによって螺旋流を発生させたが、鋼管の装入方向に沿って複数の開口部を備える仕切板を吐出口に設置し、吐出口側から鋼管側に向かって各開口部の断面積を小さくすることによって螺旋流を発生させてもよい。このように、本実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例、及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
1 熱風乾燥炉
2 バーナー
3 吐出口
4 排出口
5 循環路
6 熱風流れ挙動調整機構
60 分岐ノズル
61 供給口
62 スリット
63 吐出口
P 鋼管

Claims (3)

  1. 鋼管に熱風を供給することによって鋼管の内外面を乾燥させる熱風乾燥炉であって、
    熱風を所定温度に加熱すると共に該熱風の加熱量を調整して炉内温度を一定に保つバーナーと、
    前記バーナーによって加熱された熱風を炉内に吐出する吐出口の出側に配置された熱風流れ挙動調整機構と、
    炉内の熱風を排出する排出口と、
    前記排出口から排出された熱風を前記バーナーに循環させる循環路と、を備え、
    前記熱風流れ挙動調整機構は、前記鋼管の内面中心に向かって前記熱風を旋回流として供給するように前記熱風の流れ挙動を調整する分岐ノズルを有する
    ことを特徴とする熱風乾燥炉。
  2. 前記熱風流れ挙動調整機構は、前記鋼管の装入方向に沿って、炉内に装入可能な鋼管の本数分、前記分岐ノズルを複数備えていることを特徴とする請求項に記載の熱風乾燥炉。
  3. 請求項1又は2に記載の熱風乾燥炉を用いて、鋼管の内面を熱風によって乾燥させると共に鋼管の内面から外面への伝導伝熱によって鋼管の外面を乾燥させるステップを含むことを特徴とする鋼管の乾燥方法。
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