JP3193222U - 食品搬送用コンベアの水滴除去装置 - Google Patents

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昭雄 小出
友紀夫 小出
満晃 岸岡
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豊和熱工業株式会社
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Abstract

【課題】食品搬送用コンベアに付着した水滴を、確実かつ低コストで除去する水滴除去装置の提供。
【解決手段】ハウジング2と、このハウジング2内を水平に回動するコンベア4に向かって、このコンベア4の上方および下方に配置され、空気を間欠的ないし連続的に噴射してコンベア4に付着している水滴を上・下方および側方に吹き飛ばす上・下方ノズル5,6とを設け、ハウジング2内に吹き飛ばされた水滴を排出する排風装置3を備えた水滴除去装置1を、食品を直接もしくは搬送容器に載せて搬送するコンベア4の洗浄装置に付設して下流側(後工程)に設置する。
【選択図】図1

Description

本考案は、主に食品の製造・加工・梱包作業等で使用されている食品を搬送するためのコンベアを備えた搬送装置に付設される水滴除去装置である。
パン、菓子、麺などの食品は、製造工場などにおいて、コンベアを備えた搬送装置により、たとえば食品製造工程から梱包工程までなど、所定の位置から目的の位置まで搬送される。食品は、直接にコンベアに載せられたり、番什またはクレート容器などの薄型容器に入れられたりして搬送される。このコンベアは、主に衛生上の観点から定期的に高圧水による高圧洗浄などにより清掃される。洗浄のあと、コンベアは、洗浄により付着した水滴を除去するため、空気を吹き付けてエアブロー処理され、その後に除菌も兼ねて温風乾燥されるのが一般的である。
従来から、使用後の薄型容器の洗浄や乾燥については、種々の装置が提案されている。(例えば、特許文献1、特許文献2参照)
特許文献1は、食品搬送容器を、洗浄水や温風などの流体を吹き付けるものであり、特許文献2は、洗浄後に上下・左右に配置した複数の噴射方向可変のノズルから空気ないし温風を吹き付けて水分を除去させるものである。これらは、いずれも、温風乾燥工程を含むため、コンベアの水滴を十分に除去するには、装置が大規模で大型化し、運転コストが増大する問題がある。
特開2008−23453号公報 特開2010−84969号公報
特に、コンベアに直接に食品(例えば、パン)を載せる搬送装置では、コンベア自体に食品が付着などして汚れる可能性があり、コンベアを比較的頻繁に、洗浄、乾燥させる必要がある。また、搬送容器を使用して食品を載せる搬送装置においても、運転中、コンベア自体にも食品の汚れが付着する。よって、番什またはクレート容器などの搬送容器を取り除いたあとコンベアも洗浄し、コンベアに付着した水分を除去させることが衛生上の観点から望ましい。
本考案の目的は、食品をコンベアから取り除いたあとの洗浄工程で、低コストにコンベアに付着している水分を吹き飛ばして乾燥を促進させることのできる食品搬送用コンベアの水滴除去装置の提供にある。
(請求項1について)
この水滴除去装置は、主に食品を直接にコンベアに載せて搬送するコンベア装置に付設され、コンベアを水の噴射により洗浄した後に、コンベアに付着した水滴を除去するものである。
この水滴除去装置は、ハウジングと、このハウジング内を水平に回動するコンベアと、コンベアの上方に配置され、上方から空気を噴射してコンベアに付着している水滴を下方ないし側方に吹き飛ばす上方ノズルと、コンベアの下方に配置され、下方から空気を噴射してコンベアに付着している水滴を上方ないし側方に吹き飛ばす下方ノズルとを備え、食品もしくは食品搬送容器をコンベアから取り除いた後に、コンベアに付着した水滴を除去することを特徴としている。
これにより、低コストにコンベアの洗浄、乾燥が可能となる。
(請求項2について)
上方ノズルおよび下方ノズルからの空気の噴射は、間欠的に噴射してコンベアに付着した水滴を除去することを特徴としている。
これにより、コンベアに付着した水滴除去が効率的に実施できる。
(請求項3について)
コンベアは、平行に配置されたチェーンの間に、所定の間隔で多数の棚棒を架設した構造を有し、上方ノズルは、チェーンおよびチェーンと棚棒との連結部に指向して配置され
、下方ノズルは棚棒に指向して配置されていることを特徴としている。
これにより、コンベアに付着した水滴除去が効率的に実施できる。
(請求項4について)
上方ノズルおよび下方ノズルは、スリット状の吹出口を有し、上方ノズルのスリット状吹出口はチューンの長手方向に平行に配置され、下方ノズルの吹出口は棚棒の長手方向に平行に配置されていることを特徴としている。
これにより、コンベアに付着した水滴除去が効率的に実施できる。
(請求項5について)
上方ノズルおよび下方ノズルは、旋回流状の吹出口を有し、上方ノズルおよび下方ノズルの旋回流状吹出口は、チューンと棚棒との連結部に指向して配置されていることを特徴としている。
これにより、コンベアに付着した水滴除去が広範囲に、かつ効率的に実施できる。
本考案の水滴除去装置の正面図である。 図1に示す水滴除去装置の側面図である。 図1に示す水滴除去装置の平面図である。 図3の要部拡図である。 圧縮空気供給手段の概略構成図である。 図5の要部拡大図である。
〔実施例1〕
本考案の実施例1を図1〜図3に基づいて説明する。
水滴除去装置1は、ほぼ直方体状のハウジング2を備えており、ハウジング2は複数の支脚21により床Gの上に水平に設置されている。水滴除去装置1の側方にはブロア3が配置されており、ブロア3の吹出口は送風ダクト31でハウジング2の上部に連結され、ブロア3の吸込み口は吸引ダクト32でハウジング2の下部に連結されている。これにより、装置の運転中のハウジング2内にはブロア3の送風による上方から下方への気流Fが生じ、同時にハウジング内の空気が外部に排風されるようになっている。
ハウジング2内には、前後の側壁22、23に開けられた横長の開口24、25から、ハウジング2内を貫通してコンベア4が水平に配設されている。コンベア4は、コンベアサイドを形成する両側の樹脂製のチェーン41、42と、チェーン41、42間に両端を支持され、所定の間隔で配設された多数のステンレス(SUS)製のローラ状の棚材43とを備えている。
コンベア4は、水滴除去装置1の上流側(前工程)において、洗浄装置で水洗される。水洗後のコンベア4は、水滴除去装置1に回動されてくる。この水滴除去装置1は、食品が、コンベア4から取り除かれたあとに、コンベア4自体の乾燥を促進させる目的に使用される。
なお、コンベア4は、食品搬送装置の用途により、略水平面内で回動する水平型と、略垂直面内で回動する垂直型のものが存在する。いずれの型式の食品搬送装置においても、本考案のコンベア4の水滴除去装置1は適用が可能である。
ハウジング2内のコンベア4の上方には、圧縮空気をコンベア4に吹き付けるための上方エアノズル5、5が設置されている。各上方エアノズル5は、吹出口51からコンベア4に向けて圧縮空気を間欠的に噴射し、棚材43およびチェーン41、42に付着した水滴を吹き飛ばす。この実施例では、左右一対の上方エアノズル5、5を使用しているが、上方エアノズル5、5の個数は、コンベア4の大きさに応じて、適宜に増減してもよい。
ハウジング2内のコンベア4の下方には、圧縮空気をコンベア4に吹き付けるための下方エアノズル6、6が設置されている。各下方エアノズル6は、吹出口61からコンベア4に向けて圧縮空気を間欠的に噴射し、棚材43およびチェーン41、42に付着した水滴と残留分を、ともに吹き飛ばす。
上方エアノズル5、5および下方エアノズル6、6は、配管52および配管62によりコンプレッサーまたは工場エアなどの圧縮空気源7に連結されている。この実施例では、左右一対の下方エアノズル6、6を使用しているが、下方エアノズル6、6の個数は、コンベア4の大きさに応じて適宜に増減してもよい。また、上方エアノズル5、5および下方エアノズル6、6からの噴射の方法は、連続噴射であっても間欠噴射であってもよい。間欠噴射であれば、水滴の除去が効率的にできる利点がある。
上方エアノズル5および下方エアノズル6の形状は円錐ないし砲弾型であり、吹出口51、61の形状は、円形のものが使用できる。各ノズル5、6からの圧縮空気の噴射は、軸方向の噴流であっても、旋回流であってもよい。圧縮空気の噴射が旋回流である場合には、広範囲に気流を当てることができる。また、吹出口51、61は、スリット状とし、例えば、チェーン41、42に集中的に圧縮空気を噴射できるようにすることにより、水滴の吹き飛ばし効果を増大できる。
図4は、コンベアサイドを形成する両側の樹脂製チェーン41、42に指向して、外側から上方エアノズル5A、5A、内側から上方エアノズル5B、5Bの計4個のエアノズル(パタガン)を使用した例である。また、コンベア4の棚材43への噴射のために、上流側下方エアノズル6A、6Aおよび下流側下方エアノズル6B、6Bを使用している。これにより、迅速、かつ確実にコンベア4に付着した水滴と残留分を吹き飛ばすことができ、コンベア4の乾燥が可能となる。
次に、この水滴除去装置1の作動を説明する。水滴除去装置1は、通常、コンベアで搬送される食品を除去した後にコンベア4を洗浄させる装置に付設して設置される。
図5は、上方エアノズル5および下方エアノズル6へ圧縮空気を供給する圧縮空気の供給システムの空気回路を示す。圧縮空気源7から空気配管70を通じて供給された圧縮空気は、減圧弁71で減圧され、電磁弁72で開閉される。電磁弁72の開操作により、各ノズル5、6からは、圧縮空気は連続的に噴射され、電磁弁72の断続操作により、圧縮空気は間欠的に噴射される。汚れの程度に応じて選択的に操作することが可能である。電磁弁72と各ノズル5、6の間には、エア調整弁73が装着されており、水滴を吹き飛ばすための必要十分な空気流量に調整されて各ノズル5、6から噴射される。
図6は、ノズル5、6の噴射角度Aと、ノズル5、6の噴射口51、61とベルト4との距離Bとの位置関係を示す。噴射角度Aは、140°以内、距離Bは、10〜100mmの範囲内であることが望ましい。
コンベア4に載せられ搬送された食品を取り除いた後の下流側(後工程)に水滴除去装置1は設置され、コンベア4自体に付着している水滴を上方エアノズル5、5および下方エアノズル6、6からの圧縮空気の噴射により吹き飛ばす。これにより、コンベア4は、大規模な乾燥装置を用いなくても、洗浄、乾燥が低コストで可能となる。
本考案の水滴除去装置は、簡単な構成で確実にコンベア4に付着している水滴を除去でき、低コストにコンベア4の洗浄、乾燥が可能となる。
1 水滴除去装置
2 ハウジング
3 ブロア
4 コンベア
5 上方エアノズル
6 下方エアノズル
7 圧縮空気源
(請求項4について)
上方ノズルおよび下方ノズルは、スリット状の吹出口を有し、上方ノズルのスリット状吹出口はチーンの長手方向に平行に配置され、下方ノズルの吹出口は棚棒の長手方向に平行に配置されていることを特徴としている。
これにより、コンベアに付着した水滴除去が効率的に実施できる。
(請求項5について)
上方ノズルおよび下方ノズルは、旋回流状の吹出口を有し、上方ノズルおよび下方ノズルの旋回流状吹出口は、チーンと棚棒との連結部に指向して配置されていることを特徴としている。
これにより、コンベアに付着した水滴除去が広範囲に、かつ効率的に実施できる。

Claims (5)

  1. 食品を直接もしくは食品搬送容器に載せて搬送するコンベアを、水噴射により洗浄し、その後に乾燥させる食品搬送装置の洗浄、乾燥装置であって、
    ハウジングと、このハウジング内を水平に回動する前記コンベアと、前記コンベアの上方に配置され、上方から空気を噴射して前記コンベアに付着している水滴を下方ないし側方に吹き飛ばす上方ノズルと、前記コンベアの下方に配置され、下方から空気を噴射して前記コンベアに付着している水滴を上方ないし側方に吹き飛ばす下方ノズルとを備え、
    前記食品もしくは前記食品搬送容器を前記コンベアから取り除いた後に、前記コンベアに付着した水滴を除去することを特徴とするコンベアの水滴除去装置。
  2. 前記上方ノズルおよび前記下方ノズルからの空気の噴射は、間欠的に噴射して前記コンベアに付着した水滴を除去することを特徴とする請求項1に記載のコンベアの水滴除去装置。
  3. 前記コンベアは、平行に配置されたチェーンの間に、所定の間隔で多数の棚棒を架設した構造を有し、前記上方ノズルは、前記チェーンおよび前記チェーンと前記棚棒との連結部に指向して配置され、前記下方ノズルは前記棚棒に指向して配置されていることを特徴とする請求項1に記載のコンベアの水滴除去装置。
  4. 前記上方ノズル、および前記下方ノズルは、スリット状の吹出口を有し、前記上方ノズルのスリット状吹出口は前記チューンの長手方向に平行に配置され、前記下方ノズルの吹出口は前記棚棒の長手方向に平行に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のコンベアの水滴除去装置。
  5. 前記上方ノズルおよび前記下方ノズルは、旋回流状の吹出口を有し、前記上方ノズルおよび前記下方ノズルの旋回流状吹出口は、前記チューンと前記棚棒との連結部に指向して配置されていることを特徴とする請求項1に記載のコンベアの水滴除去装置。


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