JP7046416B2 - 蓋付き包装箱 - Google Patents

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Description

本発明は蓋付き包装箱に関する。
従来、蓋付き包装箱として、特許文献1、2に記載のものがある。
特許文献1に記載の蓋付き包装箱は、本体部と、本体部の背面パネルの上縁にヒンジ線となる折り目を介して連結されたヒンジ蓋を備える。この蓋付き包装箱は、工場でブランクシートを生産した後、当該ブランクシートの各部分を使用段階で折り目に沿って折り曲げたり、糊付けして組み立てられ、本体部及びヒンジ蓋の組立てを完了するものである。
特許文献2に記載の蓋付き包装箱は、厚紙等の芯基材と、芯基材を包む柔軟な被覆材とからなる複合材により、箱本体と蓋体とが連結されてなるようにしたものである。この蓋付き包装箱は、工場生産時の折り畳み形態と、使用時の包装箱形態に選択的に変化させて使用できる。
特開2012-136253号公報 特開2016-222278号公報
特許文献1に記載の蓋付き包装箱にあっては、工場でブランクシートを組み立てる場合には本体部及びヒンジ蓋が嵩張って搬送性や保管性を損なう。このため、使用時にブランクシートを折り曲げたり、糊付けする必要があり、使用段階での組立性が悪い。
特許文献2に記載の蓋付き包装箱は、工場生産時の折り畳み形態と、使用時の包装箱形態を選択的に変化させて使用できるものの、芯基材と、芯基材を包む柔軟な被覆材とからなる複合材を素材として用いるものであり、1枚の原紙から箱本体と蓋体とが連結されてなる蓋付き包装箱を構成するものでない。
本発明の課題は、1枚の原紙から箱本体と蓋体とが連結されてなる蓋付き包装箱を構成し、搬送や保管段階では平面状に折り畳みでき、使用時には簡易に組立てできる蓋付き包装箱を提供することにある。
請求項1に係る発明は、箱本体に蓋体が連結されてなる蓋付き包装箱であって、四角形の箱底部11と、前記箱底部11の4辺A乃至Dのそれぞれに折り目a1乃至d1を介してそれぞれ連結され、組立状態で箱本体の外側壁となる第1~第4の外壁部A1乃至D1と、前記第1の外壁部A1と第2の外壁部B1と第4の外壁部D1の各外辺に設けられる折り目a2、b2、d2を介してそれぞれ連結され、組立状態で箱本体の内側壁となる第1の内壁部A2と第2の内壁部B2と第4の内壁部D2と、前記第3の外壁部C1の外辺に折り目e1を介して連結される蓋構成部の該第3の外壁部C1から最も離隔する外辺に、折り目c2を介して連結され、組立状態で箱本体の内側壁となる第3の内壁部C2と、隣り合う前記第1の外壁部A1と第2の外壁部B1との間、第2の外壁部B1と第3の外壁部C1との間、第3の外壁部C1と第4の外壁部D1との間、第4の外壁部D1と第1の外壁部A1との間のそれぞれにおいて、それらの隣り合う外壁部の相交差する側端に折り目12、13を介して連結され、前記箱底部11の4つの角部a乃至dを基端とする内折り目14がそれぞれ設けられ、組立状態で、前記第1の外壁部A1と第1の内壁部A2との間、及び前記第3の外壁部C1と第3の内壁部C2との間に折り込まれる第1~第4の側板連結片K1乃至K4と、前記第1の内壁部A2と第3の内壁部C2の各外側に折り目a3、c3を介して連結される第1と第3の箱底当接片A3、C3と、前記第2の内壁部B2の両側に折り目b3、b4を介して連結され、組立状態で前記第1の外壁部A1と第1の内壁部A2との間、及び前記第3の外壁部C1と第3の内壁部C2との間に折り込まれる2つの折り込み片B3、B4と、前記第4の内壁部D2の両側に折り目d3、d4を介して連結され、組立状態で前記第1の外壁部A1と第1の内壁部A2との間、及び前記第3の外壁部C1と第3の内壁部C2との間に折り込まれる2つの折り込み片D3、D4とを備え、前記第1の内壁部A2には、前記第1の外壁部A1との連結部分の両端部a6、a7から、前記第1の箱底当接片A3の連結のための前記折り目a3の端部a8、a9に向かう折り目a10、a11が形成され、前記第3の内壁部C2には、前記第3の外壁部C1との連結部分の両端部c6、c7から、前記第3の箱底当接片C3の連結のための前記折り目c3の端部c8、c9に向かう折り目c10、c11が形成され、前記第1の内壁部A2の両側部には突出部A4、A5を備えるとともに、組立時の前記第4と第2の内壁部D2、B2の各一端部に、該突出部A4、A5がそれぞれ係入して止まる係合穴D6、B5を設け、前記第3の内壁部C2の両側部には突出部C4、C5を備えるとともに、組立時の前記第2と第4の内壁部B2、D2の各他端部に、該突出部C4、C5がそれぞれ係入して止まる係合穴B6、D5を設け、更に、前記蓋構成部は、外蓋天部E1と外蓋前部F1と内蓋前部F2と内蓋天部E2とを有して構成され、前記外蓋天部E1は、前記第3の外壁部C1の外辺に折り目e1を介して連結され、組立状態で蓋体の外側天板となり、前記外蓋前部F1は、前記外蓋天部E1の外辺に折り目f1を介して連結され、組立状態で蓋体の外側前板となり、前記内壁前部F2は、前記外蓋前部F1の外辺に折り目f2を介して連結され、組立状態で蓋体の内側前板となり、前記内蓋天部E2は、前記外蓋前部F2の外辺に折り目e2を介して連結され、組立状態で蓋体の内側天板となり、前記内壁天部E2の前記第3の外壁部C1から最も離隔する外辺に折り目c2を介して前記第3の内壁部C2が連結され、該第3の内壁部C2の外側に折り目c3を介して前記第3の箱底当接片C3が連結されてなり、前記第2の内壁部B2と前記第4の内壁部D2を前記箱底部11に当接した平面状態から、全部の前記第1~第4の外壁部A1乃至D1及び前記第1~第4の内壁部A2乃至D2を引き起し、前記第1の内壁部A2に備えた前記突出部A4、A5及び前記第3の内壁部C2に備えた前記突出部C4、C5をそれぞれ前記第2の内壁部B2に設けた前記係合穴B5、B6及び前記第4の内壁部D2に設けた前記係合穴D5、D6に係入させて、前記箱本体が組立て可能とされるとともに、前記外蓋天部E1に前記内蓋天部E2を貼り合わせ、前記外蓋前部F1に前記内蓋前部F2を貼り合わせ、前記内壁前部F2を前記内蓋天部E2に当接した平面状態から、該内蓋前部F2を引き起こし、前記箱本体に被着できる前記蓋体が組立て可能とされるようにしたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において更に、前記第1の箱底当接片A3と第3の箱底当接片C3が前記箱底部11に貼り合わされるようにしたものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において更に、前記第2の内壁部B2と第4の内壁部D2の外側に折り目b7、d7を介して連結される第2と第4の箱底当接片B7、D7が設けられるようにしたものである。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかに係る発明において更に、前記第1の外壁部A1と第2の外壁部B1と第4の外壁部D1と内蓋天部E2の各外辺に設けられる前記各折り目a2、b2、d2、c2が二重線折り目からなるようにしたものである。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに係る発明において更に、前記外蓋天部E1の両側に折り目g1、h1を介して連結され、組立状態で蓋体の側板となる蓋側部G1、H1を有し、前記蓋側部G1、H1には、前記外蓋天部E1と外蓋前部F1の連結部分の両端部g2、h2から、該蓋側部G1、H1の外辺の中間部に向かう折り目21、22によって区画される接合片G11、H11が形成され、前記外蓋前部F1の両側に折り目f11、f12を介して連結される舌片F11、F12が形成され、前記接合片G11、H11の内側面と前記舌片F11、F12の外側面とが貼り合わされるようにしたものである。
(請求項1)
(a)箱底部11の4辺に連結されている各外壁部A1乃至D1のそれぞれに、各内壁部A2乃至D2を重ね合わせるとともに、各内壁部B2、D2を箱底部11に当接させた平面状態とし、更に、外壁部C1に連結されている外蓋天部E1、外蓋前部F1のそれぞれに、内壁部C2に連結されている内壁天部E2、内壁前部F2のそれぞれを貼り合わせるとともに、内壁前部F2を内壁天部E2に当接させた平面状態とする。
従って、1枚の原紙によって、箱本体を構成する箱底部11、外壁部A1乃至D1及び内壁部A2乃至D2等と、蓋体を構成する外蓋天部E1、内蓋天部E2、外蓋前部F1及び内蓋前部F2等を、1枚の原紙内で一連化できるし、工場生産段階で平面状に折り畳みできる。即ち、1枚の原紙から箱本体と蓋体とが連結されてなる蓋付き包装箱を構成し、搬送や保管段階では平面状に折り畳みできる。
使用時には、内壁部B2、D2を箱底部11に当接した平面状態から、全部の外壁部A1乃至D1及び内壁部A2乃至D2を引き起こし、突出部A4、A5及びC4、C5をそれぞれ係合穴B5、B6及びD5、D6に係入させることで、箱本体を組立てできる。また、内壁前部F2を内壁天部E2に当接した平面状態から、内壁前部F2を引き起こすことで、蓋体を組立てできる。即ち、使用時の組立段階で、接着剤を用いることなく、簡易に蓋付き包装箱を組立てできる。
そして、蓋体の外蓋天部E1、内蓋天部E2を、箱本体における外壁部C1、内壁部C2との間の折り目e1、c2をヒンジとして回転させることで、当該蓋体を当該箱本体に対して開閉可能に被着できる。
(請求項2)
(b)箱底当接片A3、C3が箱底部11に貼り合わされることで、蓋付き包装箱の折り畳み状態の安定化を図り、更には使用時における外壁部A1乃至D1及び内壁部A2乃至D2の引き起こし作業、或いは突出部A4、A5及びC4、C5の係合穴B5、B6及びD5、D6への係入作業等の組立作業性の安定化、蓋付き包装箱の組立強度の強化を図ることができる。
(請求項3)
(c)内壁部B2、D2の外側に折り目b7、d7を介して連結される箱底当接片B7、D7が設けられることで、上述(b)の折り畳み状態や、使用時における組立作業性を一層安定化できるし、蓋付き包装箱の組立強度を一層強化できる。
(請求項4)
(d)外壁部A1乃至D1に連結される内壁部A2乃至D2の曲げが、それぞれ二重線折り目a2乃至d2を介しているので、組立てた外壁部A1乃至D1と内壁部A2乃至D2との間に隙間が形成される。これによって、係合穴B5、B6及びD5、D6に深さが形成され、突出部A4、A5及びC4、C5を十分に長くし、突出部A4、A5及びC4、C5の係合状態を向上させ、蓋付き包装箱の組立強度の強化を図ることができる。
(請求項5)
(e)蓋体が、外蓋天部E1に折り目g1、h1を介して連結され、更には外蓋前部F1に舌片F11、F12、接合片G11、H11を介して連結される蓋側部G1、H1を有する。蓋体の外蓋前部F1及び内蓋前部F2が箱本体の外壁部A1及び内壁部A2の外側に被さることに加え、蓋体の両側の蓋側部G1、H1が箱本体の外壁部B1、D1及び内壁部B2、D2の外側に被さることで、箱本体に対する蓋体の被着状態の安定確実を図ることができる。
図1は蓋付き包装箱の原紙の展開図である。 図2は本発明の一実施形態に係る蓋付き包装箱の折り畳み状態を示す模式図である。 図3は蓋付き包装箱の箱本体の組立初期状態を示す模式図である。 図4は蓋付き包装箱の箱本体の組立中間状態及び蓋体の組立初期状態を示す模式図である。 図5は蓋付き包装箱の箱本体の組立中間状態及び蓋体の組立完了状態を示す模式図である。 図6は蓋付き包装箱の箱本体の組立完了状態及び蓋体の組立完了状態を示す模式図である。 図7は蓋付き包装箱の閉蓋状態を示す模式図である。
本発明の一実施形態に係る蓋付き包装箱100は、図1乃至図7に示す如く、1枚の原紙101(ブランクシート)から箱本体10と蓋体20とが連結されて構成される。原紙101としては、例えば紙の厚みが0.3乃至1.2mmの表面が化粧用の薄紙で被われたボール紙(コートボール)等からなるものを採用できる。原紙101としては、半硬質樹脂の薄板等を採用することもできる。原紙101としては、予め外側面(組立状態で箱100の外部に臨む面)及び/又は内側面(組立状態で箱100の内部に臨む面)に包装対象となる商品に関する情報等を表示した印刷を施したものを採用することもできる。
箱本体10は、箱底部11と外壁部A1乃至D1と内壁部A2乃至D2と箱底当接片A3、C3とを主要素として構成されていて、外壁部A1乃至D1と内壁部A2乃至D2により2重の側板を形成するようになっている。
蓋体20は、外蓋天部E1と外蓋前部F1と内蓋前部F2と内蓋天部E2とを主要素として構成されていて、外板天部E1と内蓋天部E2により二重の天板を形成し、外蓋前部F1と内蓋前部F2により二重の前板を形成するようにしている。更に、本実施形態の蓋体20は、蓋側部G1、H1も有する。
以下、詳細に説明する。尚、図中の破線は折り目を示し、外形線以外の実線は切り目又は切込みを示すものとしている。
(箱本体10の構成要素)(図1)
箱本体10を構成する箱底部11は蓋付き包装箱100の底部を構成する4辺A乃至Dを備える四角形状(長方形又は正方形)をなしている。
外壁部A1乃至D1は箱底部11の4辺A乃至Dに、折り目a1乃至d1を介してそれぞれ連結され、組立状態で箱本体10の外側壁となる。
外壁部A1、B1、D1の外辺には、幅が1.5乃至2.5mm(本実施形態では2mm)の二重線折り目a2、b2、d2を介して、それぞれ組立状態で箱本体10の内側壁となる内壁部A2、B2、D2が連結されている。
外壁部C1の外辺には折り目e1を介して蓋体20の蓋構成部(外蓋天部E1、外蓋前部F1、内蓋前部F2、内蓋天部E2)が連結され、この蓋構成部の内蓋天部E2の外側に二重線折り目c2(二重線折り目a2、b2、d2と同様の二重線折り目)を介して、組立状態で箱本体10の内側壁となる内壁部C2が連結されている。
隣り合う外壁部A1乃至D1の側端には折り目12、13を介して側板連結片K1乃至K4が連結されている。側板連結片K1乃至K4は、箱底部11の角部a乃至dを基端とする内折り目14がそれぞれ設けられ、組立状態では、側板連結片K1乃至K4は外壁部A1と内壁部A2との間、及び外壁部C1と内壁部C2との間に折り込まれるようになっている。
尚、各側板連結片K1乃至K4の内折り目14を境にして外壁部A1、C1に連結されている貼り合わせ部分K11乃至K41は、後述する糊塗布点P3乃至P6に塗布された糊によって内壁部A1、C1の内側面に貼り合わされるものとされている。従って、各貼り合わせ部分K11乃至K41に塗布された糊が内折り目14を越えて、各側板連結片K1乃至K4の外壁部B1、D1に連結されている連結部分K12乃至K42の側にはみ出ることのないように、各連結部分K12乃至K42にはU字状切り目15が形成され、このU字状切り目15の両端部を内折り目14の中間部の2点に配置させている。U字状切り目15によって形成されるU字片16が内折り目14を介して、箱100の組立状態で各張り合わせ部分K11乃至K41と同一平面をなすように連結され、上述した糊のはみ出しの防止を図っている。
内壁部A2、C2は長方形状からなり、外壁部A1、C1の外側に二重線折り目a2、c2を介して連結され、しかも外側中央部には折り目a3、c3を介して箱底当接片A3、C3が連結されている。内壁部A2、C2の横幅は辺A、Cより僅かに狭くなっている。
また、内壁部A2、C2には、外壁部A1、C1との連結部分の両端部a6、a7及びc6、c7から、折り目a3、c3の端部a8、a9及びc8、c9に向かう折り目a10、a11及びc10、c11が形成されている。折り目a10、a11及びc10、c11は、左右対称に形成された斜め状をなし、組立状態では平面状となる。
更に、内壁部A2、C2の外側両側部にはそれぞれ小さな四角形状の突出部A4、A5及びC4、C5が備えられ、突出部A4、A5及びC4、C5の突出長は紙厚の1乃至4倍程度である。この突出長の範囲で、突出部A4、A5及びC4、C5を、係合穴B5、B6、D5、D6に容易かつ確実に係合できる。
内壁部B2、D2は長方形状からなり、外壁部B1、D1の外側に二重線折り目b2、d2を介して連結され、内壁部B2、D2の両側には折り目b3、b4及びd3、d4を介して折り込み片B3、B4及びD3、D4が連結されていて、折り込み片B3、B4及びD3、D4は組立状態で外壁部A1と内壁部A2との間、及び外壁部C1と内壁部C2との間に折り込まれる。
箱底部11の4辺A乃至Dに折り目a1乃至d1を介して外壁部A1乃至D1が、また外壁部A1乃至D1に二重線折り目a2乃至d2を介して内壁部A2乃至D2がそれぞれ連結されているので、折り畳まれた外壁部A1乃至D1と内壁部A2乃至D2との間に隙間が形成される。内壁部B2、D2の両端部には、組立時に突出部A4、A5及びC4、C5がそれぞれ係入して止まる係合穴B5、B6及びD5、D6が形成されていて、係合穴B5、B6及びD5、D6は、内壁部B2、D2の外側両端から、突出部A4、A5及びC4、C5の紙厚の程度の幅で切り込みb5、b6及びd5、d6が形成されるとともに、その端部が折り目b3、d3に向かう短い切り込みb51、b61及びd51、d61が形成されている。
箱底当接片A3、C3は内壁部A2、C2の外側に折り目a3、c3を介して連結されており、組立時に箱底部11に当接するようになっている。箱底当接片A3、C3は箱底部11に貼り合わされても良い。
また、内壁部B2、D2の更に外側に、箱底当接片B7、D7が折り目d7、d7を介して連結されており、組立時に箱底部11に当接するようになっている。箱底当接片B7、D7は箱底部11に貼り合わされても良い。
(蓋体20の構成要素)(図1)
蓋体20を構成する外蓋天部E1は、箱本体10の外壁部C1の外辺に折り目e1を介して連結され、組立状態で蓋体20の外側天板となる。
外蓋前部F1は、外蓋天部E1の外辺に折り目f1を介して連結され、組立状態で蓋体20の外側前板となる。
内蓋前部F2は、外蓋前部F1の外辺に折り目f2を介して連結され、組立状態で蓋体20の内側前板となる。
内蓋天部E2は、内蓋前部F2の外辺に折り目e2を介して連結され、組立状態で蓋体20の内側天板となる。
そして、蓋体20を形成する内蓋天部E2の外辺には二重線折り目c2を介して、箱本体10を構成する内壁部C2が連結されており、該内壁部C2の外側中央部に折り目c3を介して箱底当接片C3が連結されている。
更に、蓋体20は、外蓋天部E1の両側に折り目g1、h1を介して連結され、組立状態で蓋体20の側板となる蓋側部G1、H1を有する。
各蓋側部G1、H1には、外蓋天部E1と外蓋前部F1との連結部分の両端部g2、h2から、該蓋側部G1、H1の外辺の中間部に向かう内折り目21、22が形成される。各蓋側部G1、H1の外蓋前部F1寄りの一部は、それらの内折り目21、22によって区画される接合片G11、H11となる。
外蓋前部F1の両側には、折り目f11、f12を介して連結される舌片F11、F12が形成される。
そして、各接合片G11、H11の内側面と、各舌片F11、F12の外側面とが貼り合わされるようになっている。
(蓋付き包装箱100の工場での一次組立手順)(図2)
1枚の原紙101の展開状態で以上の構成となった蓋付き包装箱100(箱本体10及び蓋体20の連結体)の工場での一次組立の手順の一例について説明する。
(1)蓋付き包装箱100を構成する1枚の原紙101の全体を展開状態においた後、各箱底当接片B7、D7が外側に設けられている各内壁部B2、D2を二重線折り目b2、d2を介して内側に180度折り曲げて、各外壁部B1、D1に重ねる。このとき、各外壁部B1、D1に対する各内壁部B2、D2の折り曲げ線は、二重線折り目b2、d2の二重線をなす2本の線のうちの、各外壁部B1、D1に接している側の線となるように、各箱底当接片B7、D7を箱底部11の側に引っ張る。
そして、各箱底当接片B7、D7の内側面に定めた糊塗布点P1、P2に予め塗布されていた糊を介して、当該糊塗布点P1、P2をもつそれらの箱底当接片B7、D7を対応する箱底部11の糊付け点R1、R2に貼り合わせる。
各内壁部B2、D2の両側に設けられている折り込み片B3、B4、D3、D4は、側板連結片K1乃至K4に重なることになる。
(2)次に、各側板連結片K1乃至K4が両側に設けられている各外壁部B1、D1を、上述(1)で重ね合わせ済となっている各内壁部B2、D2を伴わせつつ、折り目b1、d1を介して内側に180度折り曲げ、箱底部11に重ねる。各内壁部B2、D2は、上述(1)で箱底部11に貼り合わされている箱底当接片B7、D7に対して折り目b7、d7を介して180度折り曲げられ、それらの箱底当接片B7、D7に重なる。
このとき、各外壁部B1、D1の両側に設けられている各側板連結片K1乃至K4は、折り目12を介して内側に180度折り曲げられ、各外壁部A1、C1に重なる。
そして、各側板連結片K1乃至K4の貼り合わせ部分K11乃至K41の内側面に定めた糊塗布点P3乃至P6に予め塗布されていた糊を介して、当該糊塗布点P3乃至P6をもつ各側板連結片K11乃至K14を対応する外壁部A1、C1の糊付け点R3乃至R6に貼り合わせる。
(3)次に、箱底連結片A3が外側に設けられている内壁部A2を二重線折り目a2を介して内側に180度折り曲げて、外壁部A1に重ねる。このとき、外壁部A1に対する内壁部A2の折り曲げ線は、二重線折り目a2の二重線をなす2本の線のうちの、外壁部A1に接している側の線となるように、箱底当接片A3を箱底部11の側に引っ張る。
そして、箱底当接片A3の内側面に定めた糊塗布点P7に予め塗布されていた糊を介して、当該糊塗布点P7をもつ箱底当接片A3を対応する箱底部11の糊付け点R7に貼り合わせる。
(4)次に、箱底当接片C3が外側に設けられる内壁部C2、内蓋天部E2、内蓋前部F2の3者を折り目f2を介して内側に180度折り曲げて、外壁部C1、外蓋天部E1、外蓋前部F1に重ねる。
そして、箱底当接片C3、内蓋天部E2、内蓋前部F2の内側面に定めた糊塗布点P8乃至P14に予め塗布されていた糊を介して、当該糊塗布点P8乃至P14をもつ箱底当接片C3、内蓋天部E2、内蓋前部F2のそれぞれを対応する箱底部11、外蓋天部E1、外蓋前部F1の糊付け点R8乃至R14のそれぞれに貼り合わせる。
(5)次に、外蓋天部E1の両側に設けられている各蓋側部G1、H1を折り目g1、h1を介して内側に180度折り曲げて、外蓋天部E1に重ねる。続いて、各蓋側部G1、H1の一部である各接合片G11、H11を内折り目21、22を介して外側に180度折り曲げて、各蓋側部G1、H1の他の一部の外側面に重ねる。
そして、外蓋前部F1の両側に設けられている各舌片F11、F12を折り目f11、f12を介して内側に180度折り曲げて、前述(4)で外蓋前部F1と重なり状態にある内蓋前部F2の上に重ねる。
更に、前述(4)で重なり状態にある外蓋前部F1と内蓋前部F2を、各外蓋天部E1、内蓋天部E2との間の折り目f1、e2を介して内側に180度折り曲げつつ、外蓋前部F1の両側の各舌片F11、F12の外側面を、外蓋天部E1の両側の各蓋側部G1、H1の一部の外側に折り曲げられていて外界に臨んでいる各接合片G11、H11の内側面に重ねる。同時に、各接合片G11、H11の上記の内側面に定めた糊塗布点P15、P16に予め塗布されていた糊を介して、当該糊塗布点P15、P16をもつ接合片G11、G12の外界に臨んでいる内側面のそれぞれに、対応する舌片F11、F12の外側面のそれぞれを重ねて貼り合わせる。
図2は、上述(1)乃至(5)によって平面状に折り畳まれた蓋付き包装箱100を示している。蓋付き包装箱100は、このようにして平面状に保持されて嵩張らず、搬送及び保管が容易になる。
(蓋付き包装箱100の使用時の組立手順)(図3乃至図7)
(1)図2に示した折り畳み状態にある蓋付き包装箱100において、相対していてそれぞれ重なり状態にある外壁部B1と内壁部B2及び外壁部D1と内壁部D2を、図3に示すように、矢印X方向に徐々に引き起こすと、外壁部A1、C1と内壁部A2、C2の間に折り込まれている側板連結片K1乃至K4が外壁部B1、D1に連動して変位し、更にはこの側板連結片K1乃至K4の変位に連動する外壁部A1と内壁部A2及び外壁部C1と内壁部C2が図3乃至図5に示す如くに起き上がる。このとき、内壁部A2、C2の左右対称に形成された斜めの折り目a10、a11、c10、c11によって、内壁部A2、C2の両側部A21、A22、C21、C22が図3に示すように上方に折れ曲がり、この状態で、外壁部A1、C1を箱底部11に対して直角状態に立てる。これにより、側板連結片K1乃至K4及び折り込み片B3、B4、D3、D4は、外壁部A1、C1と内壁部A2、C2の間に折り込まれることになる。
(2)上述(1)の後、両方の手の平で、外壁部A1、C1を挟んで、立ち上がるまで押し立てる。ここで、折り込み片B3、B4、D3、D4が内壁部B2、D2に対して直角に曲がると、切り込みb5、b6、d5、d6と、短い切り込みb51、b61、d51、d61によって形成される突出短片も、折り込み片B3、B4、D3、D4と同時に曲がり、内壁部B2、D2のこの部分に、係合穴B5、B6、D5、D6が形成されることになる。
(3)上述(2)によって蓋付き包装箱100の箱本体10を概ね組立てた状態で、外壁部A1、D1を押し立てた手を、そのまま、親指で手前の内壁部A2、C2につけて、押し曲げられた両側部A21、C22の突出部A4、C5を内壁部D2の係合穴D6、D5に係合する。次に、反対側の押し曲げられた両側部A21、C22の突出部A5、C4を内壁部B2の係合穴B5、B6に係合し、図6に示した如くの箱本体10を形成できる。
ここで、外壁部B1、D1と内壁部B2、D2は二重線折り目b2、d2を介して折り曲げられているので、各外壁部B1、D1と内壁部B2、D2との間に隙間を有し、これによって、係合穴B5、B6、D5、D6の深さが紙厚より十分深くなり、それぞれに対応する突出部A4、A5、C4、C5が十分に係入する深さを備える。また、一旦組み立てた蓋付き包装箱100の蓋本体10は、突出部A4、A5、C4、C5の係合状態を外して平面状にすることもできる。
(4)図2に示した折り畳み状態にある蓋付き包装箱100において、重なり状態にある外蓋前部F1と内蓋前部F2を、図4に示す如く、矢印Y方向に90度引き起すと、外蓋前部F1の両側に舌片F11、F12と接合片G11、H11とを介して連結されている蓋側部G1、H1が、この外蓋前部F1の変位に連動して外蓋天部E1の両側で90度起き上がる。これにより、重なり状態にある外蓋天部E1と内蓋天部E2の前側及び両側に、外蓋前部F1と内蓋前部F2とからなる前側板及び蓋側部G1、H1からなる両側板が図5、図6に示す如くに起立した蓋体20を形成できる。蓋体20を箱本体10に対して図7に示す如く、開閉可能に被着して使用できる箱100が組立てられるものになる。
従って、本実施形態の蓋付き包装箱100(箱本体10及び蓋体20)によれば、以下の作用効果を奏する。
(a)箱底部11の4辺に連結されている各外壁部A1乃至D1のそれぞれに、各内壁部A2乃至D2を重ね合わせるとともに、各内壁部B2、D2を箱底部11に当接させた平面状態とし、更に、外壁部C1に連結されている外蓋天部E1、外蓋前部F1のそれぞれに、内壁部C2に連結されている内壁天部E2、内壁前部F2のそれぞれを貼り合わせるとともに、内壁前部F2を内壁天部E2に当接させた平面状態とする。
従って、1枚の原紙101によって、箱本体10を構成する箱底部11、外壁部A1乃至D1及び内壁部A2乃至D2等と、蓋体20を構成する外蓋天部E1、内蓋天部E2、外蓋前部F1及び内蓋前部F2等を、1枚の原紙101内で一連化できるし、工場生産段階で平面状に折り畳みできる。即ち、1枚の原紙101から箱本体10と蓋体20とが連結されてなる蓋付き包装箱100を構成し、搬送や保管段階では平面状に折り畳みできる。
使用時には、内壁部B2、D2を箱底部11に当接した平面状態から、全部の外壁部A1乃至D1及び内壁部A2乃至D2を引き起こし、突出部A4、A5及びC4、C5をそれぞれ係合穴B5、B6及びD5、D6に係入させることで、箱本体10を組立てできる。また、内壁前部F2を内壁天部E2に当接した平面状態から、内壁前部F2を引き起こすことで、蓋体20を組立てできる。即ち、使用時の組立段階で、接着剤を用いることなく、簡易に蓋付き包装箱100を組立てできる。
そして、蓋体20の外蓋天部E1、内蓋天部E2を、箱本体10における外壁部C1、内壁部C2との間の折り目e1、c2をヒンジとして回転させることで、当該蓋体20を当該箱本体10に対して開閉可能に被着できる。
(b)箱底当接片A3、C3が箱底部11に貼り合わされることで、蓋付き包装箱100の折り畳み状態の安定化を図り、更には使用時における外壁部A1乃至D1及び内壁部A2乃至D2の引き起こし作業、或いは突出部A4、A5及びC4、C5の係合穴B5、B6及びD5、D6への係入作業等の組立作業性の安定化、蓋付き包装箱100の組立強度の強化を図ることができる。
(c)内壁部B2、D2の外側に折り目b7、d7を介して連結される箱底当接片B7、D7が設けられることで、上述(b)の折り畳み状態や、使用時における組立作業性を一層安定化できるし、蓋付き包装箱100の組立強度を一層強化できる。
(d)外壁部A1乃至D1に連結される内壁部A2乃至D2の曲げが、それぞれ二重線折り目a2乃至d2を介しているので、組立てた外壁部A1乃至D1と内壁部A2乃至D2との間に隙間が形成される。これによって、係合穴B5、B6及びD5.D6に深さが形成され、突出部A4、A5及びC4、C5を十分に長くし、突出部A4、A5及びC4、C5の係合状態を向上させ、蓋付き包装箱100の組立強度の強化を図ることができる。
(e)蓋体20が、外蓋天部E1に折り目g1、h1を介して連結され、更には外蓋前部F1に舌片F11、F12、接合片G11、H11を介して連結される蓋側部G1、H1を有する。蓋体20の外蓋前部F1及び内蓋前部F2が箱本体10の外壁部A1及び内壁部A2の外側に被さることに加え、蓋体20の両側の蓋側部G1、H1が箱本体10の外壁部B1、D1及び内壁部B2、D2の外側に被さることで、箱本体10に対する蓋体20の被着状態の安定確実を図ることができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
本発明によれば、1枚の原紙から箱本体と蓋体とが連結されてなる蓋付き包装箱を構成し、搬送や保管段階では平面状に折り畳みでき、使用時には簡易に組立てできる蓋付き包装箱を提供することができる。
10 箱本体
11 箱底部
12、13、21、22、a1乃至h1 折り目
14 内折り目
20 蓋体
100 蓋付き包装箱
101 原紙
A乃至D 箱底部の4辺
A1乃至D1 外壁部
A2乃至D2 内壁部
A3、C3 箱底当接片
A4、A5、C4、C5 突出部
B3、B4、D3、D4 折り込み片
B5、B6、D5、D6 係合穴
B7、D7 箱底当接片
E1 外蓋天部
E2 内蓋天部
F1外蓋前部
F2 内蓋前部
F11、F12 舌片
G1、H1 蓋側部
G11、H11 接合片
P1乃至P4 側板連結片
a乃至d 角部
a6、a7、a8、a9、g2、h2 端部

Claims (5)

  1. 箱本体に蓋体が連結されてなる蓋付き包装箱であって、
    四角形の箱底部11と、
    前記箱底部11の4辺A乃至Dのそれぞれに折り目a1乃至d1を介してそれぞれ連結され、組立状態で箱本体の外側壁となる第1~第4の外壁部A1乃至D1と、
    前記第1の外壁部A1と第2の外壁部B1と第4の外壁部D1の各外辺に設けられる折り目a2、b2、d2を介してそれぞれ連結され、組立状態で箱本体の内側壁となる第1の内壁部A2と第2の内壁部B2と第4の内壁部D2と、
    前記第3の外壁部C1の外辺に折り目e1を介して連結される蓋構成部の該第3の外壁部C1から最も離隔する外辺に、折り目c2を介して連結され、組立状態で箱本体の内側壁となる第3の内壁部C2と、
    隣り合う前記第1の外壁部A1と第2の外壁部B1との間、第2の外壁部B1と第3の外壁部C1との間、第3の外壁部C1と第4の外壁部D1との間、第4の外壁部D1と第1の外壁部A1との間のそれぞれにおいて、それらの隣り合う外壁部の相交差する側端に折り目12、13を介して連結され、前記箱底部11の4つの角部a乃至dを基端とする内折り目14がそれぞれ設けられ、組立状態で、前記第1の外壁部A1と第1の内壁部A2との間、及び前記第3の外壁部C1と第3の内壁部C2との間に折り込まれる第1~第4の側板連結片K1乃至K4と、
    前記第1の内壁部A2と第3の内壁部C2の各外側に折り目a3、c3を介して連結される第1と第3の箱底当接片A3、C3と、
    前記第2の内壁部B2の両側に折り目b3、b4を介して連結され、組立状態で前記第1の外壁部A1と第1の内壁部A2との間、及び前記第3の外壁部C1と第3の内壁部C2との間に折り込まれる2つの折り込み片B3、B4と、
    前記第4の内壁部D2の両側に折り目d3、d4を介して連結され、組立状態で前記第1の外壁部A1と第1の内壁部A2との間、及び前記第3の外壁部C1と第3の内壁部C2との間に折り込まれる2つの折り込み片D3、D4とを備え、
    前記第1の内壁部A2には、前記第1の外壁部A1との連結部分の両端部a6、a7から、前記第1の箱底当接片A3の連結のための前記折り目a3の端部a8、a9に向かう折り目a10、a11が形成され、
    前記第3の内壁部C2には、前記第3の外壁部C1との連結部分の両端部c6、c7から、前記第3の箱底当接片C3の連結のための前記折り目c3の端部c8、c9に向かう折り目c10、c11が形成され、
    前記第1の内壁部A2の両側部には突出部A4、A5を備えるとともに、組立時の前記第4と第2の内壁部D2、B2の各一端部に、該突出部A4、A5がそれぞれ係入して止まる係合穴D6、B5を設け、
    前記第3の内壁部C2の両側部には突出部C4、C5を備えるとともに、組立時の前記第2と第4の内壁部B2、D2の各他端部に、該突出部C4、C5がそれぞれ係入して止まる係合穴B6、D5を設け、
    更に、前記蓋構成部は、外蓋天部E1と外蓋前部F1と内蓋前部F2と内蓋天部E2とを有して構成され、
    前記外蓋天部E1は、前記第3の外壁部C1の外辺に折り目e1を介して連結され、組立状態で蓋体の外側天板となり、
    前記外蓋前部F1は、前記外蓋天部E1の外辺に折り目f1を介して連結され、組立状態で蓋体の外側前板となり、
    前記内壁前部F2は、前記外蓋前部F1の外辺に折り目f2を介して連結され、組立状態で蓋体の内側前板となり、
    前記内蓋天部E2は、前記外蓋前部F2の外辺に折り目e2を介して連結され、組立状態で蓋体の内側天板となり、
    前記内壁天部E2の前記第3の外壁部C1から最も離隔する外辺に折り目c2を介して前記第3の内壁部C2が連結され、該第3の内壁部C2の外側に折り目c3を介して前記第3の箱底当接片C3が連結されてなり、
    前記第2の内壁部B2と前記第4の内壁部D2を前記箱底部11に当接した平面状態から、全部の前記第1~第4の外壁部A1乃至D1及び前記第1~第4の内壁部A2乃至D2を引き起し、前記第1の内壁部A2に備えた前記突出部A4、A5及び前記第3の内壁部C2に備えた前記突出部C4、C5をそれぞれ前記第2の内壁部B2に設けた前記係合穴B5、B6及び前記第4の内壁部D2に設けた前記係合穴D5、D6に係入させて、前記箱本体が組立て可能とされるとともに、
    前記外蓋天部E1に前記内蓋天部E2を貼り合わせ、前記外蓋前部F1に前記内蓋前部F2を貼り合わせ、前記内壁前部F2を前記内蓋天部E2に当接した平面状態から、該内蓋前部F2を引き起こし、前記箱本体に被着できる前記蓋体が組立て可能とされる蓋付き包装箱。
  2. 前記第1の箱底当接片A3と第3の箱底当接片C3が前記箱底部11に貼り合わされる請求項1に記載の蓋付き包装箱。
  3. 前記第2の内壁部B2と第4の内壁部D2の各外側に折り目b7、d7を介して連結される第2と第4の箱底当接片B7、D7が設けられる請求項1又は2に記載の蓋付き包装箱。
  4. 前記第1の外壁部A1と第2の外壁部B1と第4の外壁部D1と内蓋天部E2の各外辺に設けられる前記各折り目a2、b2、d2、c2が二重線折り目からなる請求項1乃至3のいずれかに記載の蓋付き包装箱。
  5. 前記外蓋天部E1の両側に折り目g1、h1を介して連結され、組立状態で蓋体の側板となる蓋側部G1、H1を有し、
    前記蓋側部G1、H1には、前記外蓋天部E1と外蓋前部F1の連結部分の両端部g2、h2から、該蓋側部G1、H1の外辺の中間部に向かう折り目21、22によって区画される各接合片G11、H11が形成され、
    前記外蓋前部F1の両側に折り目f11、f12を介して連結される各舌片F11、F12が形成され、
    前記各接合片G11、H11の内側面と前記各舌片F11、F12の外側面とが貼り合わされる請求項1乃至4のいずれかに記載の蓋付き包装箱。
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