JP5945955B2 - キャリーカートン - Google Patents

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Description

本発明は、内容物を収納する時にワンタッチで組み立てて運ぶ状態にすることができるキャリーカートンに関するものである。
従来より、この種のカートンとして、折畳み状態のブランクを角筒状に起こして胴部と底部を形成した後、内容物を投入してから上部を組み立てると同時に持ち運び用の取っ手を形成するようにしたタイプのカートンが知られている。
例えば、特許文献1に記載の取っ手付き紙箱は、蓋板構成片と取っ手構成片の間の折り罫が、箱の一つの対角線に沿って配置され、取っ手保持片が、取っ手構成片の側端に折り罫を介して連接するとともに、組立て時に取っ手構成片と重なる方向へ折り込まれる第1押さえ片と、第1押さえ片と側壁にそれぞれ折り罫を介して連接するとともに、組立て時に蓋板構成片と重なる方向へ折り込まれる第2押さえ片とから構成されており、側壁と底壁を組み立ててから、各蓋板構成片を箱の内側へ向かって折り曲げるとともに一対の取っ手構成片を蓋板構成片から立ち上げて重ね合わせ、さらに、取っ手構成片に連接した第1押さえ片を、その取っ手構成片に重なった他方の取っ手構成片を覆うように折り曲げるとともに、第2押さえ片を蓋板側へ折り曲げることにより、箱の上部を組み立てるようになっている。
また、特許文献2に記載のワンタッチ封緘箱は、胴部の前後板の上端に上部開口部を突き合わせ状に覆う蓋板が連設され、その蓋板の上端にはそれぞれ提手片が連設され、蓋板の側端と胴部側板の上端とにそれぞれ連設する折畳板を有しており、その折畳板には、側板上辺を底辺とし且つ折畳板上辺の中点を頂点とする直角二等辺三角形の二等辺をなす斜折線が設けられており、胴部と底部を形成した後、該斜折線の内側を折込板、外側を重ね板とし、斜折線を介して重ね板を外方に折り曲げ、三角状に折り畳まれた折畳板の下端部を、側板の上部に設けた略V字形の係止切込みに挿入係止することで、箱の上部を組み立てるようになっている。
特開平9−301347号公報 実開平1−76409号公報
引用文献1に記載の取っ手付き紙箱は、箱の上部を組み立てるには、一対の取っ手構成片を立ち上げて重ね合わせた後、それに重なるように第1押さえ片を折り曲げるとともに、第2押さえ片を蓋板側へ折り曲げるという工程が必要であり、作業性がそれほど簡単とは言えない。また、対向する一対の側壁構成片の上端にそれぞれ蓋板構成片が連接し、その一対の蓋板構成片に連接する取っ手構成片同士が重なって取っ手を構成するので、側壁、蓋板、取っ手が4本の折り罫をそれぞれ共通とする筒状一体形ではないことから、底壁に掛かる内容物の重量を2枚の側壁構成片、さらにはそれらに連接する蓋板構成片が受けることになり、吊り下げると強度的に弱いという問題点がある。さらに、取っ手は、第1押さえ片が重なった部分以外は2重構造にすぎないため、重量の大きい内容物を収納して吊り下げるとちぎれやすいという問題点もある。
引用文献2に記載のワンタッチ封緘箱は、側板内部に設けられた係止切込みに折畳板の下端部を差し込んで上部を形成するので、組立てが簡単ではない上に、内容物が重ければ差し込んだ部分が外れてしまう弱い構造である。また、この特許文献2に記載の提手板も2重構造にすぎないため吊り下げるとちぎれやすいという問題点がある。
そして、引用文献1,2に記載のものは、いずれも一般的な四角形の箱体であって、競合商品と差別化するにはサイズや表面の印刷に依存するしかなく、形状的には店頭等に並べたときの陳列効果が少ないという意匠上の問題点がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、店頭等にて競合商品との差別化が図れる陳列効果の高い形状であり、組立て作業が簡単であるとともに、重量物にも対応した強度のある取っ手を有するキャリーカートンを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、上下方向に互いに平行な主罫線を介して連設する4つの側板及び糊代板を有する一枚のブランクからなり、糊代板を反対側の側板の裏側に糊付けしてサック貼りしたものを四角形の角筒に起こし、その角筒の下部を組み立てて平らな底部閉鎖部を形成してから、各側板の上部にそれぞれ罫線で区画された三角状の屋根パネルとその上側の取っ手パネルの部分とを組み立てることにより頂部閉鎖部が形成されてなるキャリーカートンであって、
対向する一対の主罫線の上部にはその間が屋根パネルの一辺となる上点と下点が規定され、対向する他の一対の主罫線の上部には上点と下点の間に位置する中点が規定され、各側板には上点と中点を結ぶ上方補助罫線と下点と中点を結ぶ下方補助罫線とが形成され、これら上方補助罫線と下方補助罫線が屋根パネルの残る二辺になっており、
対向する一対の側板の上部に区画された屋根パネルと取っ手パネルには、上方補助罫線において中点からの距離が四角形の対角線の半分となるところを中心点として、下点からその中心点を通って取っ手パネルの端縁に至る折れ線が設けられており、
対向する一対の側板の上部に区画された屋根パネルとその上側の取っ手パネルとが折れ線で谷折りされ、谷折りされた屋根パネルがその下方補助罫線で内側へ傾斜させられつつ、それに重なるようにして対向する他の一対の側板の上部に区画された屋根パネルがその下方補助罫線で内側に傾斜させられ、谷折りされた取っ手パネルを間に挟持した状態で、対向する他の一対の側板の上部に区画された屋根パネルに連設する取っ手パネルが合掌させられることにより、屋根パネルによる相対する傾斜面の上側に取っ手パネルによる取っ手が形成されていることを特徴とする。
そして、上記構成のキャリーカートンにおいて、角筒の下部に形成される底部閉鎖部がオートボトムであることが好ましい。
本発明のキャリーカートンは、一枚のブランクをサック貼りし、そのサック貼りした状態のものを四角形の角筒に起こし、底部閉鎖部を形成して中に商品を入れてから頂部閉鎖部を形成するが、頂部閉鎖部は、対向する一対の側板の上部に区画された屋根パネルに連設する取っ手パネルをその折れ線を谷折りさせるようにして、両手で取っ手パネルの部分を摘み、そのまま対向する他方の一対の側板の上部に区画された屋根パネルに連設する取っ手パネルを合掌させて閉じるだけの操作により、対向する一対の側板の上部に区画された屋根パネルも取っ手パネルと同様に折れ線のところで谷折りされ、その谷折りされた屋根パネルの上に、他方の一対の側板の上部に区画された屋根パネルが重なって傾斜面が完成するので、組立て作業をワンタッチで簡単に行うことができる。
そして、本発明のキャリーカートンは、頂部閉鎖部を構成する三角状の屋根パネルとその上側の取っ手パネルが側板の上部に区画されており、底部閉鎖部から頂部閉鎖部に至るまでの各構成部分が罫線を共通とし、無駄な切込みのない一枚のブランクからできているので、サック貼りによってできる筒状一体形であることから、底面に掛かる内容物の重量を4つの側板、さらには4つの取っ手パネルが均等に受けることになり、箱体として丈夫な構造になっており、しかも、頂部閉鎖部は、四角形の対角線を一辺とした三角状の傾斜面から構成され、この傾斜面は重なる三角状の屋根パネルの一方を谷折りすることによって形成されたものであり、その結果、傾斜面につながる取っ手は4重の板紙で形成されることになり、強度的には重量物にも対応できるものとなっている。
また、本発明のキャリーカートンは、胴部が四角柱ではあるが、頂部閉鎖部は四角形の対角線を一辺とする同形状の2つの三角状の傾斜面から構成され、それらの傾斜面は対角線を底辺とした場合の対角が底辺より下方に位置する屋根状の形態になっているので、単なる四角柱の箱に比べると、陳列効果の高い形状であり、店頭等において競合商品との差別化を図ることができる。また、このような形態を採ったことにより、取っ手パネルを合掌させて取っ手を組み立てる際、2枚の取っ手パネルに合掌する力が生じて組み立てやすくなる効果も生み出している。
本発明に係るキャリーカートンの一例を示す斜視図である。 図1のキャリーカートンを組み立てるブランクの展開図である。 図2のブランクにおける底部を折り込んだ状態を示す平面図である。 図3のブランクをサック貼りした状態で示す平面図である。 図4のサック貼りしたブランクを起こした状態で示す斜視図である。 図2のブランクにおける屋根パネルの形状を割り出す際の説明図である。 本発明に係るキャリーカートンの別の例を示す斜視図である。 図7のキャリーカートンを組み立てるブランクの展開図である。 本発明に係るキャリーカートンのさらに別の例を示す斜視図である。 図9のキャリーカートンを組み立てるブランクの展開図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係るキャリーカートンの一例を示す斜視図であり、このキャリーカートンC1 は図2にその展開図を示すブランクB1 を組み立てて形成される。
図2のブランクB1 は、普通の紙器に用いられる板紙を打ち抜いたもので、図示のように、上下方向に互いに平行な主罫線a,b,c,dを介して同幅の4つの側板10,20,30,40とこれらに加えて糊代板50が連設した展開形状をしている。
幅が同じ4つの側板10,20,30,40の上部には、組み立てた時に取っ手の付いた頂部閉鎖部を形成するために、図示のように、それぞれ三角状の屋根パネル11,21,31,41とその上側の取っ手パネル12,22,32,42が区画されている。
すなわち、組立て後に対向する一対の主罫線a,cの上部には、その間が屋根パネル11,21,31,41の一辺となる上点Xと下点Yが規定され、組立て後に対向する他方の一対の主罫線b,dの上部には、上点Xと下点Yの間に位置する中点Zが規定されており、4つの側板10,20,30,40には、上点Xと中点Zを結ぶ上方補助罫線mと下点Yと中点Zを結ぶ下方補助罫線nとがそれぞれ形成され、これら上方補助罫線mと下方補助罫線nが屋根パネル11,21,31,41の残る二辺になっている。さらに、4つの側板10,20,30,40の上側に、それぞれ取っ手パネル12,22,32,42が上方補助罫線mにより区画されている。
そして、組立て後に対向する一対の側板10,30の上部に区画された屋根パネル11,31と取っ手パネル12,32には、上方補助罫線mにおいて中点Zからの距離が四角形の対角線の半分となるところを中心点Oとして、下点Yからその中心点Oを通って取っ手パネル12,32の端縁に至る折れ線pが設けられている。この折れ線pは、折曲げやすさを考慮して、押罫の途中に切込みのあるリード罫で形成されている。
そして、折れ線pのある二つの取っ手パネル12,32には、図示のように、上方補助罫線mの部分を一辺として周回する切抜き線によりそれぞれ取っ手孔12a,32aが折れ線pを中心とする位置に形成されており、残る一方の取っ手パネル22には、取っ手パネル12の取っ手孔12aと線対称な位置に、上方補助罫線mの部分を残した切抜き線により係止片22bが形成され、残る他方の取っ手パネル42には、取っ手パネル32の取っ手孔32aと線対称な位置に、上方補助罫線mの部分を一辺として周回する切抜き線により取っ手孔42aが形成されている。
このブランクB1 の下部は、底部閉鎖部がオートボトムを形成するように設計されている。すなわち、組立て後に対向する一対の側板10,30の下部には、小さな三角形状の折返し糊代片14,34を有する大きな三角形状の底面外側フラップ13,33がそれぞれ罫線e,fにより区画されるとともに、組立て後に対向する他方の一対の側板20,40の下部には、それぞれ台形状をした底面内側フラップ23,43が罫線g,hにより区画されている。なお、底面外側フラップ14,34と折返し糊代片14,34の境界にある罫線i,jは、折曲げやすさを考慮してそれぞれ途中に切込みのあるリード罫が用いられている。
この図2に示すブランクB1 を組み立てて図1に示すキャリーカートンC1 を形成する手順は次のようである。
まず、図3に示すように、底面外側フラップ13,33を罫線e,fで内側に折り返すとともに、底面内側フラップ23,33を罫線g,hで内側に折り返す。次に、折返し糊代片14,34を罫線i,jで折り返した状態とし、この折返し糊代片14,34をそれぞれ底面内側フラップ14,34に貼り合わせるとともに、糊代板50を反対側の側板40の先端裏側に貼り合わせて折り畳むことで、図4に示すようにブランクB1 をサック貼り状態にする。そして、このようにサック貼り状態にしたブランクB1 を充填工程に供給する。
充填工程では、この折り畳んだブランクB1 を四角形の角筒に起こすとともに、その角筒の下部を組み立てて、図5に示すように、底部閉鎖部を形成する。すなわち、折り畳んだブランクB1 を起こす動作により、底面内側フラップ23,33と底面外側フラップ13,33が自動的にロックされて底部に平らなオートボトムが簡単に形成される。
このように底部閉鎖部を形成してから、商品を内容物として入れ、各側板の上部にそれぞれ罫線で区画された三角状の屋根パネル11,21,31,41とその上側の取っ手パネル12,22,32,42の部分とを組み立てて頂部閉鎖部を形成する。これにより図1に示す取っ手付きのキャリーカートンC1 が形成される。
頂部閉鎖部を形成するには、対向する一対の側板10,30の上部に区画された屋根パネル11,31に連設する取っ手パネル12,32をその折れ線pを谷折りさせるようにして、一方の手で取っ手パネル12,42を跨ぐように且つ他方の手で取っ手パネル22,32を跨ぐように摘み、そのまま対向する他方の一対の側板20,40の上部に区画された屋根パネル21,41に連設する取っ手パネル22,42を合掌させる。この操作を行うことより、対向する一対の側板10,30の上部に区画された屋根パネル11,31も取っ手パネル12,32と同様に折れ線pのところで谷折りされ、その谷折りされた屋根パネル12,32の上に、他方の一対の側板20,40の上部に区画された屋根パネル21,41が重なってそれぞれに傾斜面が完成する。このようにして形成された傾斜面は、四角柱に対応した四角形の対角線を底辺とした三角形となる。
しかる後、重なった取っ手孔12a,32a,42aの中を通して、取っ手パネル22に区画した係止片22bを反対側に突出させ、その係止片22bを傾斜した屋根パネル41の上部にテープで止めることで、頂部を閉じた状態にすることができる。
本発明では、ブランクB1 を設計するに際し、屋根パネル11,21,31,41の形状を次のようにして割り出すことができる。図6を参照してその形状の割り出し方法について説明する。
例えば、四角柱を一辺の長さt0 が116mmの正四角柱とし、傾斜面の角度θを30度とした場合、各部位の長さは、直角三角形における三辺の関係式および三角関数の定義を用いて次のように求められる。
・四角柱の対角線の長さt1 =t0 ×√2=164.05mm
・中点Zと中心点Oの間の長さt2 =t1 /2=82.02mm
・中心点Oと下点Yの間の高さt3 =t2 /tan30°=47.36mm
・中心点Oと下点Yの間の長さt4 =t3 ×2=94.71mm
・下点Yと中点Zの間の長さt5 :√(t2 2 +t4 2 )=125.29mm
このように、三辺の長さ、すなわち、中点Zと中心点Oの間の長さt2 :82.02mm、中心点Oと下点Yの間の長さt4 :94.71mm、下点Yと中点Zの間の長さt5 :125.29mmがそれぞれ決定することで、折れ線pの主罫線(a,c)からの傾き角度φ(図2参照)は27度と決定される。
図7は本発明に係るキャリーカートンの別の例を示す斜視図であり、このキャリーカートンC2 は図8にその展開図を示すブランクB2 を組み立てて形成される。このブランクB2 は、三角状の屋根パネルとその上側の取っ手パネルの形状以外は、先に説明した図2のブランクB1 と同じ構成をしているので、同様の部位には同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図8のブランクB2 では、三角状の屋根パネル11,21,31,41の二辺となる上方補助罫線mと下方補助罫線nのうち、上方補助罫線mを、下方に向かって円弧状に湾曲した形状にするとともに、下方補助罫線nを、下方に向かって中央が鈍角で尖った形状にしている。また、取っ手パネル12,22,32,42には、それぞれ対応する位置に取っ手孔12a,22a,32a,42aが形成されており、図2のブランクB1 のように取っ手パネル22の係止孔22aのところに係止片22bを設けてはいない。
このブランクB2 を組み立てて形成されるキャリーカートンC2 では、屋根パネル11,21,31,41が前記した手順と同様の手順で重なり合って三角状の傾斜面が形成されるが、図7に示すように、その傾斜面は、四角柱に対応した四角形の対角線を底辺とした三角形を基本とするもので、その底辺が少し下方に湾曲し、残り2つの下向きの斜辺がそれぞれ中央で尖った形状となる。なお、取っ手パネル12,22,32,42は、先のブランクB1 のように係止片22bを設けていないので、重ねた後で適宜テープなどを用いて固定する必要がある。
図9は本発明に係るキャリーカートンの別の例を示す斜視図であり、このキャリーカートンC3 は図10にその展開図を示すブランクB3 を組み立てて形成される。このブランクB3 も、図7のブランクB2 と同様、三角状の屋根パネルとその上側の取っ手パネルの形状以外は、先に説明した図2のブランクB1 と同じ構成をしているので、同様の部位には同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図10のブランクB3 では、三角状の屋根パネル11,21,31,41の二辺となる上方補助罫線mと下方補助罫線nのうち、上方補助罫線mを、下方に向かって円弧状に湾曲した形状にするとともに、下方補助罫線nについても、下方に向かって円弧状に湾曲した形状にしている。また、折曲げやすさを考慮して、上方補助罫線mを押罫の途中に切込みのあるリード罫としている。
このブランクB3 を組み立てて形成されるキャリーカートンC3 では、屋根パネル11,21,31,41が前記した手順と同様の手順で重なり合って三角状の傾斜面が形成されるが、図9に示すように、その傾斜面は、四角柱に対応した四角形の対角線を底辺とした三角形を基本とするもので、その底辺が少し下方に湾曲し、残り2つの下向きの斜辺もそれぞれ少し下方に湾曲した形状となる。
以上、本発明の実施の形態について、3つの例を挙げて詳細に説明してきたが、本発明によるキャリーカートンは、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当然のことである。
例えば、上記の例では、四角柱を4つの側板が同幅で水平断面が正方形の正四角柱としたが、水平断面が長方形の四角柱でも可能である。
また、上記の例では、底部閉鎖部をオートボトムとしたが、差込み式やセミオートロックボトム式をはじめとして、その他のどのような形式によるものでも構わない。
本発明のキャリーカートンは、板紙を用いて形成し、スナック菓子、カツオ節、お茶の葉等の比較的軽量の商品を収納して販売するために使用するのが好適であるが、その他の各種物品を収納するのに使用することも可能である。その場合、用途に応じてはプラスチックシートを用いて形成するようにしてもよい。
1 ,C2 ,C3 キャリーカートン
1 ,B2 ,B3 ブランク
10,20,30,40 側板
11,21,31,41 屋根パネル
12,22,32,42 取っ手パネル
12a,22a,32a,42a 取っ手孔
22b 係止片
13,33 底面外側パネル
14,34 折返し糊代片
23,43 底面内側フラップ
a〜d 主罫線
e〜j 罫線
m 上方補助罫線
n 下方補助罫線
p 折れ線
X 上点
Y 下点
Z 中点
O 中心点

Claims (2)

  1. 上下方向に互いに平行な主罫線を介して連設する4つの側板及び糊代板を有する一枚のブランクからなり、糊代板を反対側の側板の裏側に糊付けしてサック貼りしたものを四角形の角筒に起こし、その角筒の下部を組み立てて平らな底部閉鎖部を形成してから、各側板の上部にそれぞれ罫線で区画された三角状の屋根パネルとその上側の取っ手パネルの部分とを組み立てることにより頂部閉鎖部が形成されてなるキャリーカートンであって、
    一方の対向する主罫線の上部にはその間が屋根パネルの一辺となる上点と下点が規定され、他方の対向する主罫線の上部には上点と下点の間に位置する中点が規定され、各側板には上点と中点を結ぶ上方補助罫線と下点と中点を結ぶ下方補助罫線とが形成され、これら上方補助罫線と下方補助罫線が屋根パネルの残る二辺になっており、
    一方の対向する側板の上部に区画された屋根パネルには、上方補助罫線において中点からの距離が四角形の対角線の半分となるところを中心点として、下点からその中心点を通って取っ手パネルの端縁に至る折れ線が設けられており、
    一方の対向する側板の上部に区画された屋根パネルとその上側の取っ手パネルとが折れ線で谷折りされ、谷折りされた屋根パネルがその下方補助罫線で内側へ傾斜させられつつ、それに重なるようにして他方の対向する側板の上部に区画された屋根パネルがその下方補助罫線で内側に傾斜させられ、谷折りされた取っ手パネルを間に挟持した状態で、他方の対向する側板の上部に区画された屋根パネルに連設する取っ手パネルが合掌させられることにより、屋根パネルによる傾斜面の上側に取っ手パネルによる取っ手が形成されていることを特徴とするキャリーカートン。
  2. 角筒の下部に形成される底部閉鎖部がオートボトムであることを特徴とする請求項1に記載のキャリーカートン。
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