JP7038466B1 - 揉み棒 - Google Patents

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Abstract

【課題】老廃物の溜まりやすい箇所や深部の筋肉等に届き、痛みを減らし、着衣のままで使用でき、クリームを不要とし、手軽にスムーズに効率よく揉めるだけでなく、すべての部位を揉め、大きい筋肉があり骨が多い脚部(脹脛や太もも)でも深く強く、ずれることなく安定して揉める揉み棒を提供すること。【解決手段】3種類の車輪型揉み棒を提供する。I型は車輪と握り手兼軸受及び車軸で構成される基本形である。T型はI型の握り手兼軸受を短くして軸受を残し、側面視において全体が略T字形状となるように握り手を軸受に直交するように取り付けたものである。二輪型は2個の車輪を左と右で対向する一対として取り付け、一対の車輪のそれぞれは対向する車輪側に傾斜しているものである。【選択図】図6

Description

特許法第30条第2項適用 令和2年6月29日、入江俊江の自宅で、入江俊江に揉み棒(I型)1個を無償譲渡 令和2年9月16日、森なおみに揉み棒(I型)1個を無償譲渡(令和2年9月14日に郵送) 令和2年11月24日、森なおみに揉み棒(I型)2個を販売(令和2年11月23日に郵送) 令和2年6月29日、入江俊江の自宅で、入江俊江に揉み棒(T型)1個を無償譲渡 令和2年7月18日、森なおみに揉み棒(T型)2個を無償譲渡(令和2年7月16日に郵送)、うち1個は森なおみが浜崎ふく子に無償譲渡 令和2年7月18日、森なおみに揉み棒(二輪型)2個を無償譲渡(令和2年7月16日に郵送)、うち1個は森なおみが浜崎ふく子に無償譲渡 令和2年10月16日、森なおみに揉み棒(二輪型)12個を販売(令和2年10月14日に郵送) 令和2年11月24日、森なおみに揉み棒(二輪型)3個を販売(令和2年11月23日に郵送) 令和2年7月29日、青木孝枝に揉み棒(二輪型)1個を無償譲渡(令和2年7月27日に郵送) 令和2年7月29日、松尾知子の自宅で、松尾知子に揉み棒(二輪型)1個を無償譲渡 令和2年10月7日、松尾知子の自宅で、松尾知子に揉み棒(二輪型)1個を無償譲渡 令和2年8月25日、松尾知子の自宅で、岡崎みち子に揉み棒(二輪型)1個を無償譲渡 令和2年10月6日、青木喜春の自宅で、谷本文子に揉み棒(二輪型)1個を販売 令和2年10月30日、錦織進に揉み棒(二輪型)1個を販売(令和2年10月29日に郵送) 令和2年11月24日、高原里美に揉み棒(二輪型)5個を販売(令和2年11月23日に郵送)
本発明は足を揉むための揉み棒に関する事案であり、特に軸受の下方向の先端に取り付けた車輪の形状、角度、寸法、数及び位置に特徴を有した車輪型揉み棒に関する事案である。
揉む対象の部位は主として足であるが手等もある。
総称は上記とし、具体的には3種類、すなわちI型、T型及び二輪型がある。
I型は車輪と握り手兼軸受及び車軸で構成される基本形の車輪型揉み棒である。
T型はI型の握り手兼軸受を短くして軸受を残し、側面視において全体が略T字形状となるように握り手を軸受に直交するように取り付けた車輪型揉み棒である。
二輪型は2個の車輪を左と右で対向する一対として取り付けた車輪型揉み棒である。
米国に始まり欧米にて、リフレクソロジーと呼ばれ足と身体各部との関連が研究され、足の特定の部位(以降反射区と表する)が体の特定の器官と対応していることがわかり、神父によって台湾へ伝えられて足揉み施術が生まれました。それが、日本へ伝わりました(非特許文献1)。
他人の足を揉む場合と自分で自分の足を揉む場合があります。それをひっくるめて、施術とします。
重力により足に溜まる老廃物が血管から戻らないと、それが血管を圧迫して体全体の血流が悪くなり、体の不調が起こります。また、その反射区に対応する器官が不調となります(非特許文献2)。
老廃物を排除するために施術つまり反射区を揉むと、痛みが発生します。老廃物は毛細血管付近へ溜まりそれを潰して毛細血管から静脈へ戻します。毛細血管には神経が必ずあり、老廃物と一緒に神経を押さえるので、痛みが発生します。
手で行うと施術を行う者の負担が大きいものでした。手の負担を軽減するためと効率化と効果拡大の為に施術棒などの器具が生まれました。大きく分類すれば、反射区の位置や骨の状態により、棒状の先端が丸いもの、へら状及び球状のものがありました(特許文献1)。
棒状の先端が丸い従来の揉み棒1の構造を図1に示す。(a)は正面図、(b)は右側面図である。従来の揉み棒1は、ボディ3の先端2が正面及び右側面からみても丸くなっている。
従来の揉み棒1を使用した揉み方を図3(a)及び図4(a)に示す。図3(a)は正面から見た図であり、図4(a)は右側面から見た図である。皮膚100の下部に骨102があり、骨102と骨102の間に溜まった老廃物101を排除するために、従来の揉み棒1を使用して、皮膚100及び反射区103を揉んでいる状態を示している。
従来の揉み棒1を使用することにより、施術を行う者の負担を軽減するという課題は解決しましたが、施術時の皮膚100の摩擦により痛みが増加しました。そして、その摩擦を軽減するためにクリームの塗布が必要となりました。
又、骨102と骨102の間、骨102の際などは老廃物101が溜まりやすく取れにくい箇所であります。一般的な揉み棒1では骨102の際とか骨102と骨102の間の深部の老廃物101には届きにくいものでした。
加えて、本発明に係る車輪型揉み棒二輪型30の背景を記載する。
従来はコブのついた器具で、脚部(脹脛、太もも)の血流をよくするためしごく様に流していました。脛骨の下、脛骨と腓骨の間、腓骨の下、膝裏の腱や靭帯、など、老廃物101が溜まりやすい部位があり、このコブのついた器具でそれなりの効果を得られていました(特許文献2)。
私事ですが私は軟便でミミズのような細い便が、生来ずっと出ていました。該当する足裏の腸等の反射区103を従来の揉み棒1で揉んでも少しの効果しか得られませんでした。それで、該当する反射区103の老廃物101はつぶれているが、排出されていないと思い、脹脛から太ももをこのコブのついた器具で強くしごく様に流しましたところ、それはビックリするほど改善されました。
それを、妻や足揉み教室の方々に教えるのですが、(足揉み教室で足揉みを教えています)教室ではするのですが、長続きしません。どうしたものかと、思案投げ首でありました。
聞いてみると、ズボンなどの上からだと、ズボンの生地がよれてやりにくく、ズボンをたくし上げたり脱いでまでする気にはならない。また、そうしたとしても、クリームを塗って、終われば拭いて等々面倒だと言います。
またコブの付いたもの以外に脚部をしごく様に流す器具としてローラーとか球形のものもあります。それらは、深部に達することはなく、表面の皮下脂肪やリンパの流れをよくするだけのもので、老廃物101を流すことは無理なものですが、使用すれば気持ちいいものです。前述のコブの器具とは目的も、効果も違う器具です(特許文献1)。
特開2020-110219 意匠登録 865969公報
wikipedia リフレクソロジー 官有謀著 足の汚れは万病の原因だった 文化創作出版
老廃物101の溜まりやすい骨102と骨102の間、骨102の際、深部の筋肉や腱、靭帯など揉めるようにすることが課題である。
皮膚100の摩擦抵抗による痛みを減らし老廃物101を潰すだけの痛みにすることも課題である。
クリームの使用による経費と時間の無駄を減らすことも課題である。具体的には、クリームを塗布する際の着衣の脱着の時間の無駄、クリームの塗布、ふき取り果ては購入のための経費と時間の無駄である。
手軽にいつでもどこでもスムーズに効率よく施術できるようにすることも課題である。
以下本発明の課題を解決するための手段について、図面に基づき説明する。
上記の課題を解決するために、足の甲と足の裏用には、車輪型揉み棒I型10と車輪型揉み棒T型20を使用する。
車輪型揉み棒I型10の構造を図2に示す。(a)は正面図、(b)は右側面図である。車輪型揉み棒I型10は握り手兼軸受12と車輪11、車軸13で構成される。算盤玉形状の車輪11を、握り手兼軸受12の一部として下方向に有する軸受12Bの下方向の先端12Aに、軸受12Bに取り付けた車軸13を介して取り付けた手持ちサイズの揉み棒である。車輪11は前後方向に回転する。
以上から、車輪型揉み棒I型10は、下方向に軸受12Bを有した握り手兼軸受12と車輪11から構成され、車輪11は軸受12Bの下方向の先端12Aに取り付けられ、車輪11は前後方向に回転することを特徴とするものである。
車輪型揉み棒T型20の構造を図5に示す。(a)は右側面図、(b)は(a)を上から見た図、(c)は斜視図である。
車輪型揉み棒T型20は握り手兼軸受22、車輪21、車軸23で構成される。握り手兼軸受22は握り手22Cと軸受22Bから構成される。
車輪型揉み棒T型20は、車輪型揉み棒I型10の握り手兼軸受12の上下方向の長さを短くして軸受12Bに相当する軸受22Bを残し、図5(a)に示すように、その上部に上下方向と前後方向が90度の角度をなすように握り手22Cが取り付けられている。
すなわち、軸受22Bの上下方向と握り手22Cの前後方向は直交している。
かつ、軸受22Bの上方向は握り手22Cの上下方向の長さの半分の位置(高さ)より上に食い込ませている。
図5(a)~(c)に示すように、握り手22Cの前後方向の前の先端22Dは先細りに尖らせたうえで、従来の揉み棒1のように皮膚100に接する部を丸めてあり、後ろの先端22Eは上向きに曲げたうえで尖らせて丸めて切り欠き22Fを有している。
先端22Dは前後方向の後ろ、先端22E及び切り欠き22Fは前後方向の前であってもよい。
切り欠き22Fを有する位置は、図5(b)及び(c)に示すような先端22Eの上下方向(平面及び底面)でなく、図5(a)及び(c)には記載していないが、先端22Eの左右方向(左側面及び右側面)でもよい。
図5(b)に示す先端22E及び切り欠き22Fが、図5(b)ではなく(a)に現れるイメージである。
切り欠き22Fを先端22Eの上下方向(平面及び底面)に有する場合は、先端22Eを上向きに曲げたうえで尖らせたが、切り欠き22Fを先端22Eの左右方向(左側面及び右側面面)に有する場合は、平面視において先端22Eを左向き又は右向きに曲げたうえで尖らせてもよいし、曲げずに尖らせてもよい。
軸受22Bの握り手22Cの前後方向に対する位置は、前後方向の中心でよいが、中心でなくてもよい。図5(a)~(c)に示すように、前後方向の中心よりも先端22D側が最適である。
以上から、車輪型揉み棒T型20は、握り手22Cの前後方向と軸受22Bの上下方向が直交すること、握り手22Cの前後方向の先端22Eに切り欠き22Fを有したことを特徴とするものである。
車輪型揉み棒I型10は車輪11を、車輪型揉み棒T型20は車輪21を老廃物101のある反射区103などに当てて押し引きする。車輪型揉み棒I型10を使用した揉み方を図3(b)及び図4(b)に示す。図3(b)は正面から見た図であり、図4(b)は右側面から見た図である。皮膚100の下部に骨102があり、骨102と骨102の間に溜まった老廃物101を排除するために、車輪型揉み棒I型10を使用して、皮膚100及び反射区103を揉んでいる状態を示している。
車輪型揉み棒I型10の軸受12Bの下方向の先端12Aは、軸受12Bに取り付けた車軸13を中心に前後方向に回転する車輪11を有しているので、車輪11を老廃物101のある反射区103などに当てて押し引きした際に皮膚100との摩擦が少ない。車輪11の形状は、左右方向の幅が上下方向の中心から上及び下に向かうほど短い算盤玉形状なので、骨102と骨102の間とか骨102の際など深いところにある老廃物101に届く。
車輪型揉み棒T型20を使用した揉み方は図示しないが、車輪型揉み棒I型10と同様である。すなわち、握り手兼軸受22(握り手22C)を握り、軸受22Bに取り付けた車軸23を中心に前後方向に回転する車輪21を老廃物101のある反射区103などに当てて押し引きする。
前述のように最適な車輪型揉み棒T型20の軸受22Bの握り手22Cの前後方向に対する位置は、前後方向の中心よりも先端22D側である。
これにより、片方の手で握り手22Cを握り車輪21を老廃物101のある反射区103などに強く当てたうえで、もう一方の手で握り手22Cの先端22Eの近傍を握って押し引きできる。
軸受22Bの握り手22Cの前後方向に対する位置を、前後方向の中心よりも先端22E側にしても、片方の手で握り手22Cを握り車輪21を老廃物101のある反射区103などに強く当てたうえで、もう一方の手で握り手22Cの先端22Dの近傍を握って押し引きできる。
先端22Dと先端22Eでは先端22Eを握ったほうが押し引きしやすいため、軸受22Bの握り手22Cの前後方向に対する位置は、前後方向の中心よりも先端22D側が最適である。
上記の課題解決をするために、脹脛や太ももは車輪型揉み棒二輪型30を使用する。
車輪型揉み棒二輪型30の構造を図6に示す。
(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は平面図、(d)は底面図、(e)は斜視図である。
車輪型揉み棒二輪型30は握り手兼軸受32、2個の車輪31、2個の車軸33で構成される。握り手兼軸受32は握り手32Cと2個の軸受32Bから構成される。
図6(a)及び(e)に示すように、握り手兼軸受32は左右方向に延びた略直方体形状であり、左方向及び右方向に延びた部位が握り手32Cを形成している。握り手兼軸受32の左右方向の中心部及びその近傍は、上下方向の長さ(高さ)が左方向及び右方向の握り手32Cの上下方向の長さ(高さ)よりも長く(高く)なっており、上方向に略凸形状で握り手32Cとの段差を有した略凸部32Dを形成している。
図6(a)~(e)に示していないが、握り手32Cの左右方向の先端に、車輪型揉み棒T型20が有した握り手22Cの前後方向の先端22Eの切り欠き22Fを有してもよい。
図6(a)、(b)、(d)及び(e)に示すように、握り手兼軸受32は軸受32Bを下方向の左方向及び右方向に有している。左方向及び右方向の軸受32Bは、取り付けた車軸33を介して車輪31を下方向の先端32Aに取り付けている。2個の車輪31は正面視において左と右で対向し一対をなしている。
車輪型揉み棒二輪型30は、握り手兼軸受32を構成する軸受32Bの上下方向と握り手32Cの左右方向のなす角度に特徴を有する。軸受32Bの上下方向と握り手32Cの左右方向のなす角度36を図6(a)に示す。
角度36は90度が基本である。すなわち、軸受32Bの上下方向と握り手32Cの左右方向は直交しているのが基本である。
図6(a)は基本よりも効果を高めるために、左方向及び右方向の角度36が90度を超えた場合であり、一対の車輪31のそれぞれは対向する車輪側へ傾斜したことを示している。
以上から、車輪型揉み棒二輪型30の基本形態は、握り手32Cの左右方向と軸受32Bの上下方向が直交すること、握り手32Cの左右方向の先端に切り欠きを有したこと、2個の車輪31を左と右で対向する一対として有することを特徴とするものである。
車輪型揉み棒二輪型30の基本形態よりも効果を高めた形態は、一対の車輪31のそれぞれは対向する車輪31側に傾斜したことを特徴とするものである。
車輪型揉み棒二輪型30を使用した揉み方は図示しないが、車輪型揉み棒I型10及び車輪型揉み棒T型20と同様である。すなわち、握り手兼軸受32(握り手32C)を握り、軸受32Bに取り付けた車軸33を中心に前後方向に回転する車輪31を老廃物101のある反射区103などに当てて押し引きする。
車輪型揉み棒二輪型30は2個の車輪31を有し、2個の車輪31は左と右で対向し一対をなしているので、脚部(脹脛や太もも)をずれることなく安定して揉み上げることができる。一対の車輪31のそれぞれは対向する車輪31側に傾斜しているので脛骨と腓骨の間や脛骨や腓骨の際を安定して深く揉むことができる。
車輪型揉み棒二輪型30は車輪31の直径、左右方向の幅、角度36を変更して色々試作したので、その内容を記載する。
直径が大きすぎれば、老廃物101のところまで届かない、直径が小さすぎれば奥の老廃物101まで届いても、軸受32Bの溝34の左右方向の外側が皮膚100に接して摩擦を生み、スムーズに動かず痛みも増してくる。一対の車輪31のそれぞれは対向する車輪31側に傾斜しているので、より深く達して安定している。この角度36が大きすぎても小さすぎても浅く、また安定が悪くなる。
車輪31の幅も大きすぎれば、深部に届かず、小さすぎると奥まで届いても、軸受32Bの溝34の左右方向の外側が皮膚100に接して痛みが増す。
前述の車輪型揉み棒T型20の先端22Dについて背景を記載する。
先端22Dを先細りに尖らせたうえで、皮膚100に接する部を丸めていないと、L型になった骨102と骨102の間の隅っこの老廃物101には届きません。そのため握り手22Cの前後方向の先端22Dを先細りに尖らせたうえで、皮膚100に接する部を丸めました。先端22Dは、従来の揉み棒1より先端を細くしたほうがよい。これで、取り切れない隅っこの老廃物101を潰します。突いて少し揺する程度なのでクリームを使わなくても大丈夫です。
続いて前述の車輪型揉み棒T型20の先端22E及び切り欠き22Fについて背景を記載する。
足の指などを車輪21で上から揉むことは出来ますが、少々不安定です。そこで握り手22Cに上方向から見た際の前後方向の形状が略V字形の切り欠き22Fを設け、切り欠き22Fの前後方向の先端が二股になった部分を使って、挟むように揉みます。分かりやすく言えば、一本足と二本足の安定性の違いです。クリームを付けなくても動きが小さいので、切り欠き22Fの前後方向の先端を皮膚100に当てたまま、滑らさずに揺すれば大丈夫です。
材料については、車輪型揉み棒I型10、車輪型揉み棒T型20及び車輪型揉み棒二輪型30のいずれも木材が一番だと思います。プラスチックカーボンなどの素材でも可能です。木材は皮膚に馴染みがよく、程よい食い込みもあります。自然の材料ですので、安全です。木材は檜が一番よかった。桐、欅、など数種類試しましたが、桐は長く使用するには、摩耗や風化などによる痩せがあり不向きでした。欅は少々目が粗く、重くなりちょっと使いづらい。檜は緻密で滑らかで肌触りもよく、一番向いていました。檜は価格もほどほどで手に入りやすい木材です。
車輪型揉み棒I型1、車輪型揉み棒T型20、車輪型揉み棒二輪型30のいずれを使用しても共通する、車輪型とした効果を以下に記載する。
1.車輪が回転した際に皮膚が受ける抵抗はころがり抵抗なので車輪との摩擦が少なく、痛みが少ない。
2.クリームが不要となる。
3.車輪が回転した際に皮膚が受ける抵抗はころがり抵抗なので、スムーズに揉める。
4.従来の揉み棒1より揉む時間が短縮でき、効率がよくなる、従って効果も高くなる。
5.従来の揉み棒1より深部にある老廃物に届く。
6.着衣のままで揉める。
上記をふまえた車輪型揉み棒I型1の効果を以下に記載する。
・コンパクトで携行に適している。
車輪型揉み棒T型20が有する切り欠きの効果を以下に記載する。
1.半円柱形状に近い部位を容易に揉める。例えば指の腹を容易に揉める。
2.半球形状に近い部位を容易に揉める。例えば指の先端を容易に揉める。
3.老廃物の溜まりやすい狭い骨と骨の間や関節を揉める。例えば骨と基関節の間を揉める。
上記をふまえた車輪型揉み棒T型20の、車輪型揉み棒I型1に付加される効果を以下に記載する。
1.上下方向の上部に前後方向の握り手22Cがあるのでしっかりと揉める。
2.従来の揉み棒1の構造に加えて切り欠き22Fを有した握り手22Cがあるので、すべての部位の施術ができる万能型である。
3.最適な形態では、片方の手で握り手22Cを握り車輪21を老廃物101のある反射区103などに強く当てたうえで、もう一方の手で握り手22Cの先端22Eの近傍を握って押し引きできる。
車輪型揉み棒二輪型30の、車輪型揉み棒I型10に付加される効果、車輪型揉み棒T型20とは異なる効果を以下に記載する。
1.両手で引き上げるように、しごくように揉むことができ、脚部(脹脛や太もも)を、より深く強く、ずれることなく安定して揉める。
2.2個の車輪が左と右で対向し一対をなし、車輪31のそれぞれは対向する車輪側に傾斜しているので、筋肉や骨の深部へ達し、より深く揉める。
3.上記に加え、揉む範囲が広いため、大きい筋肉があり骨が多い脚部(脹脛や太もも)を揉むのに最適である。
本発明の揉み棒の試作品を使用された方の感想を以下に記載する。
車輪型揉み棒I型10は「携行しやすい。」でした。
車輪型揉み棒T型20は
・痛みが少ない。
・1本で全ての施術ができる。
・早く揉める。
でした。
車輪型揉み棒二輪型30は大勢の方に試してもらいましたが、その結果は、全員が声を揃えて、「使いやすい。」とおっしゃっていました。他の感想は、
・太ももの皺がなくなった。
・足首が細くなった。
・足のむくみに効果があった。
・足が軽くなった。
・揉むのが面倒くさくなくなった。
・クリームがいらなくなった。
・気軽にテレビ見ながら流しています。
です。
この発明に至った過程を記載する。そもそも、前述した足揉み教室(自分で自分の足揉みをする施術を教えている)において、少々手足の動きの不自由なご婦人がおられて、太ももや脹脛をコブのついた揉み棒で、しごく様に揉むことを教えたのですが、力もなく動きも悪いので、充分効果あるほど揉めません。
何かないかと思案の末思いついたのが、車輪型揉み棒T型20でした。それを作り使ってもらったところ、安定が悪く不評でしたが、それを二輪にしたところ、安定して大喜びで今も大切に使っていただいています。これが、車輪型揉み棒二輪型30の始まりでした。
車輪型揉み棒二輪型30の始まりは、軸受32Bの上下方向と握り手32Cの水平方向のなす角度36が90度の基本形態でした。
後に更に工夫を加えて、足の形状が、使用者により骨や筋肉の位置が異なるものの、脹脛や太ももの正面視における断面は上下方向が左右方向よりもやや長い楕円形状であることをふまえて、角度36が90度を超えるもの、すなわち、左と右で対向する一対の車輪31のそれぞれを対向する車輪側に傾斜しました。更に車輪の寸法を効果的、効率的なものに改良して、これを他の生徒さんや同じ足揉み教室をしておられる先生方に試してもらったら、試作品なのに、我も我もと言う事で、大好評でした。
後に車輪型揉み棒I型10も、思いつき試して頂いております。これも好感触です。
これは、きっと皆さまのお役に立てる物だと確信しました。それならばと、特許の出願に至りました。産業的効果も充分あると思っています。
従来の揉み棒である。(a)は正面図、(b)は右側面図である。 本発明にかかる車輪型揉み棒I型である。(a)は正面図、(b)は右側面図である。 従来の揉み棒と本発明の車輪型揉み棒I型の揉み方の比較である。正面から見た図である。(a)は従来の揉み棒、(b)は本発明の車輪型揉み棒I型である。 図3を右側面から見た比較である。(a)は従来の揉み棒、(b)は本発明の車輪型揉み棒I型である。 本発明にかかる車輪型揉み棒T型である。(a)は右側面図、(b)は(a)を上から見た図、(c)は斜視図である。 本発明にかかる車輪型揉み棒二輪型30である。(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は平面図、(d)は底面図、(e)は斜視図である。
以下〔課題を解決する手段〕に記載した本発明の揉み棒の構造等について、寸法を記載するとともに、再度説明する。
なお本記載は特許請求の範囲を示した例であり、特許請求の範囲を限定することを意味するものではない。
先ず全体的に述べれば、本揉み棒は、皮膚100に接する先端が車輪を有した車輪型揉み棒であること、別の表現をすれば、軸受の下方向の先端に車輪が取り付けられた車輪型揉み棒であること、が特徴です。車輪を回転させて皮膚100の下、骨102、筋、筋肉などの周辺にある老廃物101を潰すことが、要点であります。巷では、形態がローラー型や球形の器具をたくさん見受けることがあります。同じ回転する構造を有する物でも本発明品とは全く別物です。
先ずローラー型は美容器具によく見られますが、それはあくまで、皮膚100の表面の毛細血管を刺激したり、表面のリンパの流れをよくするもので深部にある老廃物101を潰すと言うものでは、全くありません。目的が違います。癒しのものと根本的なものをよくするものと違いです。球形のものも同じです。他にそのローラーや球形のボール様のものにイボが複数ついたものがあります。イボが反射区103まで届くかと言えばノーです。イボのないものより少し刺激があって、気持ちよくなるという言う程度のもの。あくまで癒しのものです。
これらの、ローラー型、球形型は反射区103のあるところや、老廃物101の溜まりやすいところを揉むことはほとんどできません。また、特定の反射区103を狙って揉むことは困難になります。
ボールペンを大きくしたような先端が球形の棒状の形態のものと比較して考えてみましたが、前述のローラー型球形型よりはいくらか効果はあるかもしれません。しかしどう考えても、その球形をスムーズに回転させるには、素材がプラスチックか金属であればかまいませんが、木材では無理であります。ただしプラスチックや金属では肌触りの悪いものになり、軸受部分の成形もはめ込みも少々手間のかかるものです。細かい部分に対応するために小さな球形にすれば、軸受の部分が皮膚100と接触して、何ら従来の揉み棒と変わりません。球と軸受の間に異物が混入しやすくなります。体液や皮膚100が混入し作動不良になる恐れがあります。従って、先端は車輪型の方が、作りやすく、スムーズに作動し、使いやすいものです。
図2(a)及び(b)に示した基本となる車輪型揉み棒I型10の形態は握りやすい棒を握り手兼軸受12とするとともに、握り手兼軸受12の一部として下方向に有する軸受12Bの下方向の先端12Aの溝14に、軸受12Bに取り付けた車軸13を介して車輪11を取り付けたものです。車輪11の形状は左右方向の幅が上下方向の中心から上及び下に向かうほど短い算盤玉形状です。溝14の左右方向の外側は図2(a)及び(b)に示すように先端14Aを円弧形状にして角をとってあります。
強度の問題や工作上の難易度のこともあり車輪型揉み棒I型10の車輪11の寸法は左右方向の幅5mm、直径25mm前後が一番具合がよい。軸受12Bを含む握り手兼軸受12の寸法は、上下方向の長さ120mm前後、左右方向の幅20mm、前後方向の厚さ30mm前後が使いやすい。これを図3(b)及び図4(b)に示すように足裏や足の甲の反射区103に押し付けてしごく様に揉めば深部の反射区103まで揉める。車輪型揉み棒I型10は深く、皮膚100との摩擦抵抗を少なく揉める。
図5(a)~(c)に示した車輪型揉み棒T型20の形態は上下方向及び左右方向25mm、前後方向の長さ100mm位の材料を握り手22Cとし、これの下部に、前述の車輪型揉み棒I型10の軸受12B及び軸受12Bより下部の車輪11、車軸13に相当する部位を取り付けると、大変使いやすい。
図5(a)~(c)に示した車輪型揉み棒T型20の車輪21、軸受の先端22A、軸受22B、車軸23、溝24、溝の先端24Aはそれぞれ、図2(a)及び(b)に示した車輪型揉み棒I型10の車輪11、握り手兼軸受12の先端12A、軸受12B、車軸13、溝14、溝の先端14Aに相当する。
車輪21の寸法は車輪11と同じで、左右方向の幅5mm、直径25mm前後が一番具合がよい。軸受22Bの寸法も軸受12Bとは異なり、左右方向の幅25mm、前後方向の厚さ25mm前後が使いやすい。上下方向の長さは50mmが使いやすい。
図5(a)に示すように車輪型揉み棒T型20は、軸受22Bを介して握り手22Cを車輪21の上下の反対方向に有している。前述のように軸受22Bと握り手22Cは上下方向と前後方向が90度の角度をなすように取り付けられており、軸受22Bの上下方向と握り手22Cの前後方向は直交している。
軸受22Bの上方向は握り手22Cの上下方向の長さの半分の位置(高さ)より上に食い込ませており、15mmほど食い込ませると良い。これにより、軸受22Bの上方向は握り手22Cの上下方向の長さの半分の位置(高さ)である12.5mmより食い込むことになる。
なお、軸受22Bと握り手22Cがなす角度は90度が最適であるが、80~100度であればよい。
図5(a)~(c)に示すように車輪型揉み棒T型20は、握り手22Cの前後方向の前の先端22Dは先細りに尖らせたうえで、従来の揉み棒1のように皮膚100に接する部を丸めてあり、後ろの先端22Eは上向きに曲げたうえで尖らせて丸めて切り欠き22Fを有している。
22Dは前後方向の後ろ、22E及び22Fは前後方向の前であってもよい。
切り欠き22Fは、上から見た際の前後方向の形状が略V字形のへら状に上から削られ、その先端が二股になっており、二股のそれぞれの先端の皮膚100に接する部分を、丸めてあります。
切り欠き22Fは、図5(a)及び(c)には記載していないが、左側面から見た際の前後方向の形状が略V字形のへら状に左側面又は右側面から削られ、その先端が二股になっており、二股のそれぞれの先端の皮膚100に接する部分を、丸めてあってもよい。
同様に、右側面から見た際の前後方向の形状が略V字形のへら状に左側面又は右側面から削られ、その先端が二股になっており、二股のそれぞれの先端の皮膚100に接する部分を、丸めてあってもよい。
図5(b)に示す先端22E及び切り欠き22Fが、図5(b)ではなく(a)に現れるイメージである。
切り欠き22Fを先端22Eの上下方向(平面及び底面)に有する場合は、先端22Eを上向きに曲げたうえで尖らせたが、切り欠き22Fを先端22Eの左右方向(左側面及び右側面面)に有する場合は、平面視において先端22Eを左向き又は右向きに曲げたうえで尖らせてもよいし、曲げずに尖らせてもよい。
軸受22Bの握り手22Cの前後方向に対する位置は、前後方向の中心でよいが、中心でなくてもよい。図5(a)~(c)に示すように、前後方向の中心よりも先端22D側が最適である。
車輪型揉み棒T型20は、車輪型揉み棒I型10と同様に深く、皮膚100との摩擦抵抗を少なく揉める。
加えて軸受22Bと握り手22Cは上下方向と前後方向が90度の角度をなすように取り付けられていることにより、車輪型揉み棒I型10よりも握りやすく、握り手22Cから軸受22B及びその下部へ圧力をかけやすいため、より深く揉める。更に従来の揉み棒1としても使用できる。
前述のように最適な車輪型揉み棒T型20の軸受22Bの握り手22Cの前後方向に対する位置は、前後方向の中心よりも先端22D側である。
これにより、片方の手で握り手22Cを握り車輪21を老廃物101のある反射区103などに強く当てたうえで、もう一方の手で握り手22Cの先端22Eの近傍を握って押し引きできる。
図6(a)~(e)に示すように、車輪型揉み棒二輪型30の形態は、握り手兼軸受32、2個の車輪31、2個の車軸33で構成し、握り手兼軸受32は握り手32Cと2個の軸受32Bから構成すればよい。以下に詳細を記載する。
上下方向45mm、左右方向300mm、前後方向25mm位の略直方体形状の材料に、左方向及び右方向に延びた握り手32Cを形成し、握り手32Cの左右方向の中心部及びその近傍に、上下方向の位置(高さ)が左方向及び右方向の握り手32Cの上下方向の位置(高さ)よりも上方向にあり、上方向に略凸形状で握り手32Cとの段差を有した略凸部32Dを形成するように、上方向及び左右方向を削って軸受32Bを除いた握り手兼軸受32とすればよい。
図6(a)及び(e)に示すように略凸部32Dは、上方向の左端から握り手32Cへは垂直に下でなく左斜め下に、上方向の右端から握り手32Cへも垂直に下でなく右斜め下に削ることで、正面視において略凸形状となる。
左斜め下及び右斜め下に削る最適な角度は、後述する上下方向の仮想垂線35となす角度が45度の場合である。
垂直に下でなく斜め下に削ることで、握り手32Cを握った手を左右方向、上下方向に動かしやすくなり、車輪型揉み棒二輪型30(握り手32C)の回転や捻りがしやすくなる。
握り手32Cは握る部位であるため、左右方向の長さ(幅)は少なくとも使用者の左手及び右手の左右方向の長さ(幅)と同じであるのがよく、余長を有したほうが握りやすい。
左方向及び右方向の握り手32Cの左右方向の長さ(幅)は90mmが最適である。
左方向の握り手32Cと右方向の握り手32Cで左右方向の長さ(幅)は同じがよいが、異なってもよい。
左方向及び右方向の握り手32Cの左右方向の長さ(幅)を決めれば、略凸部32Dの上方向の左端と右端の間の長さ(幅)を決めることで、略凸部32Dの寸法を含めた車輪型揉み棒二輪型30の左右方向の形状は決定する。
略凸部32Dの上方向の左端と右端の間の長さ(幅)は90mmが最適である。
略凸部32Dの上下方向の長さ(高さ)に特に決まりはない。
握りやすさを考慮して、左方向及び右方向の握り手32Cの上下方向の長さ(高さ)を決めれば、略凸部32Dの上下方向の長さ(高さ)も決まり、略凸部32Dの寸法を含めた車輪型揉み棒二輪型30の上下方向の形状も決定する。
左方向及び右方向の握り手32Cの上下方向の長さ(高さ)は30mmが最適であり、これにより、略凸部32Dの上下方向の長さ(高さ)は15mmが最適となる。
最適な車輪型揉み棒二輪型30は、左方向及び右方向の握り手32Cの左右方向の長さ(幅)は90mm、略凸部32Dの上方向の左端と右端の間の長さ(幅)は90mm、左方向及び右方向の握り手32Cの上下方向の長さ(高さ)は30mm、略凸部32Dの上下方向の長さ(高さ)は15mmであり、略凸部32Dの上方向の左端から握り手32Cへ下方向及び左方向にそれぞれ15mm、上方向の右端から握り手32Cへ下方向及び右方向にそれぞれ15mm、斜め下に削ることで形成できる。この際の左斜め下及び右斜め下に削る角度は、前述の45度である。
図6(a)~(e)に示していないが、握り手32Cの左右方向の先端に、車輪型揉み棒T型20が有した切り欠きを有してもよい。切り欠きの形状は車輪型揉み棒T型20が有した切り欠き22Fと同様のため割愛する。
図6(a)~(e)、特に(e)に示すように、握り手32Cは、左右方向、前後方向及び上下方向のそれぞれの端の交点である8ヶ所の隅について、角をとって面取りしている。
左右方向の先端に前述の切り欠きを有する場合は、該当する隅に面取りはしなくてかまわない。
図6(a)、(b)、(d)及び(e)に示すように、車輪型揉み棒二輪型30の形態は、前述の軸受32Bを除いた握り手兼軸受32が軸受32Bを下方向の左方向及び右方向に有すればよい。左方向及び右方向の軸受32Bは、取り付けた車軸33を介して車輪31を下方向の先端32Aの溝34に取り付けている。
車輪型揉み棒二輪型30の車輪31、軸受の先端32A、軸受32B、車軸33、溝34、溝の先端34Aはそれぞれ、図2(a)及び(b)に示した車輪型揉み棒I型10の車輪11、握り手兼軸受12の先端12A、軸受12B、車軸13、溝14、溝の先端14Aに、図5(a)~(c)に示した車輪型揉み棒T型20の車輪21、軸受の先端22A、軸受22B、車軸23、溝24、溝の先端24Aに相当する。
車輪31、軸受の先端32A、軸受32B、車軸33、溝34、溝の先端34Aのそれぞれの寸法を含む形状及び互いの位置関係は、後述する他は、車輪型揉み棒I型10及び車輪型揉み棒T型20のそれぞれ相当するものと同じである。
左方向及び右方向の軸受32Bと握り手32Cの上下方向の位置関係は、車輪型揉み棒T型20の軸受22Bと握り手22Cの上下方向の位置関係と同様に、軸受32Bの上方向を握り手32Cの上下方向の半分の位置(高さ)より上に食い込ませている。
車輪型揉み棒二輪型30は軸受32Bの上方向を車輪型揉み棒T型20の軸受22Bよりも上に食い込ませている。具体的には図6(a)に示すように、略凸部32Dと握り手32Cの上下方向の境目の位置(高さ)の近傍まで食い込ませている。
車輪型揉み棒二輪型30は、左方向の握り手32Cと右方向の握り手32Cを形成しているため、両手で握り手32Cから軸受32B及びその下部へ圧力をかけられるため、車輪型揉み棒T型20よりも、より深く揉める。
溝の先端34Aは、溝の先端14A及び溝の先端24Aと同様に、円弧形状にして角をとって面取りしているが、皮膚100に当たらないように、溝の先端14A及び溝の先端24Aよりも大きく角をとって面取りしている。
図6(a)、(d)及び(e)に示すように、2個の車輪31は、正面視において左と右で対向し一対をなしている。車輪31を2個とし、かつ左と右で対向し一対をなしているので、脚部(脹脛や太もも)をずれることなく安定して揉むことができる。
車輪31の形状は、車輪11及び21のような左右方向の幅が上下方向の中心から上及び下に向かうほど短い算盤玉形状ではなく、図6(a)に示すように、左右方向の幅が上下方向の中心から上及び下に向かっても同じで、上及び下の端の近傍から端にかけて円弧形状となっている。
車輪31の寸法は車輪11及び21とは異なり、左右方向の幅12~14mm、直径40~50mmが使いやすい。
左と右の車輪31で左右方向の幅及び直径は同じがよいが、異なってもよい。
図6(a)に示すように、左及び右の車輪31の下方向の先端31Aの位置(高さ)は同じである。これにより、左及び右の車輪31に握り手32Cからの圧力を均等にかけやすくなり、より深く揉める。
車輪型揉み棒二輪型30は、握り手兼軸受32を構成する軸受32Bの上下方向と握り手32Cの左右方向のなす角度に特徴を有する。軸受32Bの上下方向と握り手32Cの水平方向のなす角度36を図6(a)に示す。
図6(a)に示した角度36は90度を超えているが、車輪型揉み棒二輪型30の基本形態は角度36が90度の場合である。
図6(a)は上下方向の仮想垂線35を記載している。上下方向の仮想垂線35は車輪型揉み棒二輪型30の構造を示す線ではなく、構造を説明するために記載した仮想線である。上下方向の仮想垂線35は車輪型揉み棒二輪型30(握り手兼軸受32)の左右方向に対する上下方向の垂線であり、左右方向における中心線も兼ねる。
車輪型揉み棒二輪型30の基本形態である角度36が90度の場合を別の表現をすると、軸受32Bの上下方向が上下方向の仮想垂線35と平行になった場合であり、この時の軸受32Bの上下方向(上下方向の仮想垂線35)と握り手32Cの左右方向のなす角度は90度であり、握り手32Cの左右方向と軸受32Bの上下方向が直交すること、となる。
図6(a)に示す車輪型揉み棒二輪型30は基本形態よりも効果を高めるために、左方向及び右方向の角度36が基本形態の90度を超えている形態であり、一対の車輪31のそれぞれは対向する車輪側へ傾斜したことを示している。
一対の車輪31のそれぞれは対向する車輪31側に傾斜しているので、脚部(脹脛や太もも)をずれることなく安定して揉むことができることに加えて、脛骨と腓骨の間や脛骨や腓骨の際を安定して深く揉むことができる。
軸受32Bの上下方向と握り手32Cの水平方向のなす角度36は、車輪31の上下方向と握り手32Cの水平方向のなす角度37に置き換えてもよい。
車輪31の上下方向と握り手32Cの水平方向のなす角度37も図6(a)に示す。
図6(a)に示した角度37は90度を超えているが、車輪型揉み棒二輪型30の基本形態は角度37が90度の場合である。
車輪型揉み棒二輪型30の基本形態は角度37が90度の場合を別の表現をすると、車輪31の上下方向が上下方向の仮想垂線35と平行になった場合であり、この時の車輪31の上下方向(上下方向の仮想垂線35)と握り手32Cの左右方向のなす角度は90度であり、握り手32Cの左右方向と車輪31の上下方向が直交すること、となる。
図6(a)に示す車輪型揉み棒二輪型30は基本形態よりも効果を高めるために、左方向及び右方向の角度37が基本形態の90度を超えている形態であり、一対の車輪31のそれぞれは対向する車輪側へ傾斜したことを示している。
使用者により骨や筋肉の位置が異なるものの、脹脛や太ももの正面視における断面は上下方向が左右方向よりもやや長い楕円形状であり、これらを考慮し試行錯誤した結果、角度36及び37は基本の90度に10~20度を加えた100~110度がよい。
1 従来の揉み棒
2 先端
3 ボディ
10 本発明の車輪型揉み棒I型
11 車輪
12 握り手兼軸受
12A 先端
12B 軸受
13 車軸
14 溝
14A 先端
20 本発明の車輪型揉み棒T型
21 車輪
21A 先端
22 握り手兼軸受
22A 先端
22B 軸受
22C 握り手
22D 先端
22E 先端
22F 切り欠き
23 車軸
24 溝
24A 先端
30 本発明の車輪型揉み棒二輪型
31 車輪
31A 先端
32 握り手兼軸受
32A 先端
32B 軸受
32C 握り手
32D 略凸部
33 車軸
34 溝
34A 先端
35 上下方向の仮想垂線
36 角度
37 角度
100 皮膚
101 老廃物
102 骨
103 反射区

Claims (4)

  1. 下方向に軸受を有した握り手と車輪と車軸から構成され、前記車輪は前記軸受に取り付けた前記車軸を介して前記軸受の下方向の先端に取り付けられ、前記車輪は前後方向に回転する足の揉み棒において、前記車輪は左右方向の幅が上下方向の中心から上及び下に向かうほど短い算盤玉形状又は上及び下の端の近傍から端にかけて円弧形状を有し、前記下方向に軸受を有した握り手の下方向の先端から上方向に向かう左右方向及び前後方向の外側は前記車軸まで直線形状を有さない円弧形状で角をとったことを特徴とする足の揉み棒。
  2. 請求項1記載の足の揉み棒において、前記握り手の前後方向又は左右方向と前記軸受の上下方向が直交し、前記握り手は、
    前後方向が、先端に向かうほど上下方向又は左右方向の長さを短く尖らせて前記先端を丸め、上、左又は右から見た際に、前記先端に二股をなす略V字形状の切り欠きを有し、前記切り欠きに向かって、上、左又は右から見た際の前後方向の形状が略V字形のへら状に上、左又は右から削られた部位を有し、前記二股のそれぞれの先端の皮膚に接する部分が丸みを有した、
    又は、
    左右方向が、先端に向かうほど上下方向又は前後方向の長さを短く尖らせて前記先端を丸め、上、前又は後から見た際に、前記先端に二股をなす略V字形状の切り欠きを有し、前記切り欠きに向かって、上、前又は後から見た際の前後方向の形状が略V字形のへら状に上、前又は後から削られた部位を有し、前記二股のそれぞれの先端の皮膚に接する部分が丸みを有した、
    ことを特徴とする足の揉み棒。
  3. 請求項又は記載の足の揉み棒において、左右方向に延びた略直方体形状の左方向及び右方向に延びた部位が前記握り手を形成し、前記略直方体形状の左右方向の中心部及びその近傍に前記握り手との段差を有した上方向に略凸形状の略凸部を形成し、前記車輪2個を左と右で対向する一対として有することを特徴とする足の揉み棒。
  4. 請求項記載の足の揉み棒において、前記略凸部の上方向の左端近傍及び右端近傍の下方向に前記軸受を有し、前記一対の車輪のそれぞれは対向する車輪側に傾斜したことを特徴とする足の揉み棒。
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