JP7037740B2 - 包装袋 - Google Patents

包装袋 Download PDF

Info

Publication number
JP7037740B2
JP7037740B2 JP2017185250A JP2017185250A JP7037740B2 JP 7037740 B2 JP7037740 B2 JP 7037740B2 JP 2017185250 A JP2017185250 A JP 2017185250A JP 2017185250 A JP2017185250 A JP 2017185250A JP 7037740 B2 JP7037740 B2 JP 7037740B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
film
base material
derived
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017185250A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019059511A (ja
Inventor
中 大 介 田
形 徳 子 駒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=66178003&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP7037740(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2017185250A priority Critical patent/JP7037740B2/ja
Publication of JP2019059511A publication Critical patent/JP2019059511A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7037740B2 publication Critical patent/JP7037740B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Wrappers (AREA)

Description

本発明は、少なくとも、基材層とシーラント層とをこの順に備える積層体を備えた包装袋に関する。
近年、循環型社会の構築を求める声の高まりとともに、材料分野においてもエネルギーと同様に化石燃料からの脱却が望まれており、バイオマスの利用が注目されている。バイオマスは、二酸化炭素と水から光合成された有機化合物であり、それを利用することにより、再度二酸化炭素と水になる、いわゆるカーボンニュートラルな再生可能エネルギーである。昨今、これらバイオマスを原料としたバイオマスプラスチックの実用化が急速に進んでおり、各種の樹脂をバイオマス原料から製造する試みも行われている。
バイオマス由来の樹脂としては、乳酸発酵を経由して製造されるポリ乳酸(PLA)が先行して商業生産が始まったが、生分解性であることをはじめ、プラスチックとしての性能が現在の汎用プラスチックとは大きく異なるため、製品用途や製品製造方法に限界があり広く普及するには至っていない。また、PLAに対しては、ライフサイクルアセスメント(LCA)評価が行われており、PLA製造時の消費エネルギーおよび汎用プラスチック代替時の等価性等について議論がなされている。
ここで、汎用プラスチックとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエステル等、様々な種類が用いられている。特に、ポリエチレンは、フィルム、シート、ボトル等に成形され、包装材等の種々の用途に供されており、世界中での使用量が多い。それ故に、従来の化石燃料由来のポリエチレンを用いることは環境負荷が大きい。そのため、ポリエチレンの製造にバイオマス由来の原料を用いて、化石燃料の使用量を削減することが望まれている。例えば、現在までに、バイオマス由来のポリエチレンを用いた包装製品用樹脂フィルムが提案されている(特許文献1参照)。
特開2012-251006号公報
特許文献1には、上記したようなバイオマス由来のポリエチレン樹脂を単層乃至積層フィルムとし、容器や袋等の包装製品に使用できることが提案されている。例えば、包装袋を積層フィルムで構成し、積層フィルムの最内層としてバイオマス由来のポリエチレン樹脂を使用し、シーラント層として機能させることができる。しかしながら、シーラント層としてバイオマス由来のポリエチレン樹脂を使用した包装袋では手切れ性に改善の余地あった。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得る積層体を提供することを目的とする。
本発明は、少なくとも、第1基材層と、シーラント層とをこの順に備える積層体を備えた包装袋であって、
前記シーラント層は、バイオマス由来の直鎖状低密度ポリエチレンと、化石燃料由来の低密度ポリエチレンとを含み、
包装袋内面の一方の前記シーラント層に熱接着された凸条の雄型嵌合部を有する第1のテープ体と、これに対向するように他方の前記シーラント層に熱接着された凹条の雌型嵌合部を有する第2のテープ体と、を備えた包装袋である。
本発明による包装袋において、前記積層体は、前記第1基材層と前記シーラント層との間に、第2基材層をさらに備えていてもよい。
本発明による包装袋において、前記積層体は、前記第1基材層と前記シーラント層との間に、バリア層をさらに備えていてもよい。
本発明による包装袋において、前記シーラント層は、化石燃料由来の低密度ポリエチレンを5質量%以上25質量%以下含んでいてもよい。
本発明による包装袋において、前記シーラント層が、化石燃料由来の直鎖状低密度ポリエチレンをさらに含んでいてもよい。
本発明による包装袋において、前記シーラント層は、バイオマス由来の直鎖状低密度ポリエチレンおよび化石燃料由来の直鎖状低密度ポリエチレンを合計で75質量%以上95質量%以下含んでいてもよい。
本発明による包装袋において、前記シーラント層のバイオマス度が、5%以上30%以下であってもよい。
本発明によれば、環境負荷を低減できるとともに、耐衝撃性および手切れ性にも優れる包装袋を提供することができる。
本発明の包装袋を構成する積層体の一例を示す模式断面図である。 本発明の包装袋を構成する積層体の一例を示す模式断面図である。 本発明の包装袋を構成する積層体の一例を示す模式断面図である。 本発明の包装袋を構成する積層体の一例を示す模式断面図である。 本発明による包装袋の一例を示す模式正面図である。
本発明による包装袋は、少なくとも、第1基材層とシーラント層とをこの順で備える積層体を用いて製袋されるものであり、包装袋内面の一方の前記シーラント層に熱接着された凸条の雄型嵌合部を有する第1のテープ体と、これに対向するように他方の前記シーラント層に熱接着された凹条の雌型嵌合部を有する第2のテープ体と、を備えるものである。先ず、包装袋を構成する積層体について詳述する。
<積層体>
本発明の包装袋を構成する積層体について、図面を参照しながら説明する。本実施の形態による積層体の模式断面図の例を図1乃至4に示す。図1に示した積層体10は、第1基材層11と、シーラント層12とをこの順に備えるものである。図1に示す積層体10を備える包装袋においては、シーラント層12が包装袋の内面を構成する。
図2に示した積層体20は、第1基材層21と、第2基材層23と、シーラント層22とをこの順に備えるものである。積層体20を備える包装袋は、シーラント層22が内容物側に位置する。
図3に示した積層体30は、第1基材層31と、バリア層34と、シーラント層32とをこの順に備えるものである。積層体30を備える包装袋は、シーラント層32が内容物側に位置する。
図4に示した積層体40は、第1基材層41と、バリア層44と、第2基材層43と、シーラント層42とをこの順に備えるものである。積層体40を備える包装袋は、シーラント層42が内容物側に位置する。
図1乃至図4に示された積層体は、図示はしないが、各層の間に印刷層や接着剤層等のその他の層を有していてもよい。また、積層体が他の層を2層以上備える場合、それぞれが、同一の組成であってもよいし、異なる組成であってもよい。
以下、積層体を構成する各層について説明する。
[第1基材層]
本発明による包装体を構成する積層体は、第1基材層を少なくとも備える。積層体が第1基材層を備えることで、包装袋を製造した際に、強度を向上させることができる。
第1基材層としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル、ナイロン(Ny)等のポリアミド、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィンを用いることができ、包装製品としての成形性や耐久性等の観点から、ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いることが好ましい。第1基材層に用いるポリエチレンテレフタレートは、バイオマス由来であってもよいし、化石燃料由来であってもよい。第1基材層は、バイオマス由来のポリエチレンテレフタレートと、化石燃料由来のポリエチレンテレフタレートとの両方を含んでもよい。第1基材層の少なくとも一部にバイオマス由来のポリエチレンテレフタレートを用いることで積層体を備えた包装袋全体のバイオマス度を向上させることができる。なお、バイオマス由来のポリエチレンテレフタレートとは、バイオマス由来のエチレングリコールをジオール単位とし、化石燃料由来のテレフタル酸をジカルボン酸単位とするポリエチレンテレフタレートである。
第1基材層は延伸されていることが好ましく、2軸延伸されていることがより好ましい。
第1基材層が延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムである場合、第1基材層に用いる延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは、引張強度が、MD方向で、好ましくは150MPa以上300MPa以下、より好ましくは200MPa以上300MPa以下、TD方向で、好ましくは150MPa以上300MPa以下、より好ましくは150MPa以上300MPa以下であり、また、引張伸度が、MD方向で、好ましくは50%以上250%以下、より好ましくは70%以上200%以下であり、TD方向で好ましくは50%以上250%以下、より好ましくは60%以上200%以下である。
第1基材層が延伸ナイロンフィルムである場合、第1基材層に用いる延伸ナイロンフィルムは、引張強度が、MD方向で、好ましくは150MPa以上350MPa以下、より好ましくは200MPa以上300MPa以下、TD方向で、好ましくは150MPa以上400MPa以下、より好ましくは200MPa以上350MPa以下であり、また、引張伸度が、MD方向で、好ましくは50%以上200%以下、より好ましくは70%以上150%以下であり、TD方向で好ましくは30%以上200%以下、より好ましくは50%以上150%以下である。
第1基材層が延伸ポリプロピレンフィルムである場合、第1基材層に用いる延伸ポリプロピレンフィルムは、引張強度が、MD方向で、好ましくは50MPa以上250MPa以下、より好ましくは70MPa以上200MPa以下、TD方向で、好ましくは150MPa以上450MPa以下、より好ましくは200MPa以上400MPa以下であり、また、引張伸度が、MD方向で、好ましくは100%以上300%以下、より好ましくは150%以上250%以下であり、TD方向で好ましくは20%以上100%以下、より好ましくは30%以上80%以下である。
なお、引張強度および引張伸度は、JIS K 7127に準拠して測定することができる。
第1基材層は、好ましくは5μm以上50μm以下、より好ましくは8μm以上40μm以下の厚さを有するものである。第1基材層の厚さが上記範囲程度であれば、成形加工が容易であり、また包装材料として好適に用いることができる。
[シーラント層]
シーラント層は、積層体を用いて包装袋を製造する際に、包装袋の内容物側に配置されて、積層体どうしをシールする機能を有するものである。シーラント層は、バイオマス由来の直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)と、低密度ポリエチレン(LDPE)とを含むものであり、化石燃料由来の直鎖状低密度ポリエチレンをさらに含んでもよい。また、低密度ポリエチレンは、バイオマス由来であってもよいし、化石燃料由来であってもよい。シーラント層は、バイオマス由来の直鎖状低密度ポリエチレンと、低密度ポリエチレンの両方を含むことで、包装袋を製造した際に優れた手切れ性を両立することができる。
シーラント層中の低密度ポリエチレンの含有量(バイオマス由来と化石燃料由来の2種含む場合、合計含有量)は、好ましくは5質量%以上25質量%以下であり、より好ましくは10質量%以上20質量%以下である。また、シーラント層中のバイオマス由来および/または化石燃料由来の直鎖状低密度ポリエチレンの含有量(2種含む場合、合計含有量)は、好ましくは75質量%以上95質量%以下であり、より好ましくは80質量%以上90質量%以下である。シーラント層中で、低密度ポリエチレンと直鎖状低密度ポリエチレンを上記割合で混合することで、包装袋に優れた手切れ性を両立することができる。
シーラント層は、好ましくは5%以上30%以下、より好ましくは10%以上25%以下、さらに好ましくは15%以上20%以下のバイオマス度を有するものである。なお、本発明において、「バイオマス度」とは、バイオマス由来成分の重量比率を示すものである。バイオマス度が上記範囲であれば、コストを抑えながら、化石燃料の使用量を削減することができ、環境負荷を減らすことができる。
上記「バイオマス度」(バイオマス由来の炭素濃度)は、ASTM-D6866に準拠した放射性炭素(C14)測定法によって得られたC14含有量の値である。大気中の二酸化炭素には、C14が一定割合(105.5pMC)で含まれているため、大気中の二酸化炭素を取り入れて成長する植物、例えばトウモロコシ中のC14含有量も105.5pMC程度であることが知られている。また、化石燃料中にはC14が殆ど含まれていないことも知られている。したがって、シーラント層中の全炭素原子中に含まれるC14の割合を測定することにより、バイオマス由来の炭素の割合を算出することができる。本発明においては、シーラント層中のC14の含有量をPC14とした場合の、バイオマス由来の炭素の含有量Pbioは、以下のようにして求めることができる。
Pbio(%)=PC14/105.5×100
なお、PMCとは、Percent Modern Carbonの略である。
バイオマスポリエチレンとは、バイオマス由来のエチレンを含むモノマー重合体である。原料であるモノマーとしてバイオマス由来のエチレンを用いているため、重合されてなるポリオレフィンはバイオマス由来となる。原料モノマー中のバイオマス由来のエチレンの含有量は、100質量%である必要は無く、例えば、好ましくは50%以上、より好ましくは80%以上である。原料モノマーには、化石燃料由来のエチレンが含まれていてもよく、ブチレン、ヘキセン、およびオクテン等のα-オレフィンのモノマーが含まれていてもよい。このような場合であっても、得られた重合体をバイオマスポリエチレンと呼ぶ。α-オレフィンを含むことで、重合されてなるポリオレフィンはアルキル基を分岐構造として有するため、単純な直鎖状のものよりも柔軟性に富むものとすることができる。
例えば、バイオマス由来のエチレンは、バイオマス由来のエタノールを原料として製造することができる。特に、植物原料から得られるバイオマス由来の発酵エタノールを用いることが好ましい。植物原料は、特に限定されず、従来公知の植物を用いることができる。例えば、トウモロコシ、サトウキビ、ビート、およびマニオクを挙げることができる。
本発明において、バイオマス由来の発酵エタノールとは、植物原料より得られる炭素源を含む培養液にエタノールを生産する微生物またはその破砕物由来産物を接触させ、生産した後、精製されたエタノールを指す。培養液からのエタノールの精製は、蒸留、膜分離、および抽出等の従来公知の方法が適用可能である。例えば、ベンゼン、シクロヘキサン等を添加し、共沸させるか、または膜分離等により水分を除去する等の方法が挙げられる。
直鎖状低密度ポリエチレンは、低圧重合法(チーグラー・ナッタ触媒を用いた気相重合法またはメタロセン触媒を用いた液相重合法)によりエチレンおよび少量のα―オレフィンを重合して得られるものでる。また、低密度ポリエチレンは、高圧重合法によりエチレンを重合して得られるものでる。直鎖状低密度ポリエチレンは、分子鎖に短分子鎖を多く有し、シール性能に優れるものである。
直鎖状低密度ポリエチレンおよび低密度ポリエチレンは、0.93g/cm未満、好ましくは0.91g/cm以上0.93g/cm未満、より好ましくは0.912g/cm以上0.928g/cm以下、さらに好ましくは0.915g/cm以上0.925g/cm以下の密度を有するものである。なお、直鎖状低密度ポリエチレンのMFRは、低密度ポリエチレンのMFRよりも低くなることがある。直鎖状低密度ポリエチレンおよび低密度ポリエチレンの密度は、JIS K6760-1995に記載のアニーリングを行った後、JIS K7112-1980のうち、A法に規定された方法に従って測定される値である。直鎖状低密度ポリエチレンおよび低密度ポリエチレンの密度が0.91g/cm以上あれば、直鎖状低密度ポリエチレンおよび低密度ポリエチレンを含むシーラント層の剛性を高めることができ、包装袋の内層として好適に用いることができる。また、直鎖状低密度ポリエチレンおよび低密度ポリエチレンの密度が0.93g/cm未満であれば、シーラント層の機械的強度を高めることができ、包装袋の内層として好適に用いることができる。
直鎖状低密度ポリエチレンおよび低密度ポリエチレンは、0.1g/10分以上10g/10分以下、好ましくは0.2g/10分以上9g/10分以下、より好ましくは1g/10分以上8.5g/10分以下のメルトフローレート(MFR)を有するものである。なお、直鎖状低密度ポリエチレンのMFRは、低密度ポリエチレンのMFRよりも低くなることがある。メルトフローレートとは、JIS K7210-1995に規定された方法において、温度190℃、荷重21.18Nの条件で、A法により測定される値である。直鎖状低密度ポリエチレンおよび低密度ポリエチレンのMFRが0.1g/10分以上であれば、成形加工時の押出負荷を低減することができる。また、直鎖状低密度ポリエチレンおよび低密度ポリエチレンのMFRが10g/10分以下であれば、シーラント層の機械的強度を高めることができる。
本発明において、好適に使用されるバイオマスポリエチレンとしては、ブラスケム社製のバイオマス由来の直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:SLL118、密度:0.916g/cm、MFR:1.0g/10分、バイオマス度87%)、ブラスケム社製のバイオマス由来の直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:SLL318、密度:0.918g/cm、MFR:2.7g/10分、バイオマス度87%)、ブラスケム社製のバイオマス由来の直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:SLH218、密度:0.916g/cm、MFR:2.3g/10分、バイオマス度87%)、ブラスケム社製のバイオマス由来の低密度ポリエチレン(商品名:SBC818、密度:0.918g/cm、MFR:8.1g/10分、バイオマス度95%)、ブラスケム社製のバイオマス由来の低密度ポリエチレン(商品名:SPB681、密度:0.922g/cm、MFR:3.8g/10分、バイオマス度95%)、ブラスケム社製のバイオマス由来の低密度ポリエチレン(商品名:STN7006、密度:0.923g/cm、MFR:0.6g/10分、バイオマス度95%)、等が挙げられる。
バイオマス由来の直鎖状低密度ポリエチレンには、例えば、原料としてサトウキビを用いたものが生産されている。このようなサトウキビ由来の直鎖状低密度ポリエチレンの分散度は、4以上7以下とすることができる。一方、化石由来の直鎖状低密度ポリエチレンの分散度は、通常、1.5以上3.5以下である。
バイオマスポリエチレンとしては、ブラスケム社製のバイオマス由来の直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:SLL118、密度:0.916g/cm、MFR:1.0g/10分、バイオマス度87%)、ブラスケム社製のバイオマス由来の直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:SLL318、密度:0.918g/cm、MFR:2.7g/10分、バイオマス度87%)、ブラスケム社製のバイオマス由来の直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:SLH218、密度:0.916g/cm、MFR:2.3g/10分、バイオマス度87%)等が挙げられる。
バイオマス由来の直鎖状低密度ポリエチレンには、例えば、原料としてサトウキビを用いたものが生産されている。このようなサトウキビ由来の直鎖状低密度ポリエチレンの分散度は、4以上7以下とすることができる。一方、化石由来の直鎖状低密度ポリエチレンの分散度は、通常、1.5以上3.5以下である。
シーラント層は、単層であってもよく、多層であってもよい。シーラント層に上記したようなバイオマス由来の直鎖状低密度ポリエチレンする場合は、内層、中間層、および外層の3層を備えたシーラント層としてもよい。その場合、中間層をバイオマス由来の直鎖状低密度ポリエチレンとし、内層および外層は、従来公知の化石燃料由来の直鎖状低密度ポリエチレンとすることが好ましい。
シーラント層全体の厚みは、包装袋の使用用途にもよるが、概ね20μm以上200μm以下であり、30μm以上130μm以下が好ましく、40μm以上80μm以下がより好ましく、45μm以上70μm以下が特に好ましい。シーラント層の厚さが上記範囲であれば、包装袋を製造した際に十分なシール適正を付与することができる。また、シーラント層中の中間層の厚みは、シーラント層全体の厚みに対して、好ましくは20%以上50%以下であり、より好ましくは30%以上40%以下である。また、内層および外層の厚さは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
[第2基材層]
第2基材層は、上記した第1基材層と同様の材料により構成することができる。例えば、第2基材層をポリエチレンテレフタレート等のポリエステルを含む樹脂層とする場合は、バイオマス由来であってもよいし、化石燃料由来であってもよい。第2基材層に化石燃料由来のポリエチレンテレフタレートを用いることで蒸着層との密着性を向上させることができる。また、第2基材層は、バイオマス由来のポリエチレンテレフタレートと、化石燃料由来のポリエチレンテレフタレートとの両方を含んでもよい。第2基材層の少なくとも一部にバイオマス由来のポリエチレンテレフタレートを用いることで積層体全体のバイオマス度を向上させることができる。
第2基材層が延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムである場合、第2基材層に用いる延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは、引張強度が、MD方向で、好ましくは150MPa以上300MPa以下、より好ましくは200MPa以上300MPa以下、TD方向で、好ましくは150MPa以上300MPa以下、より好ましくは150MPa以上300MPa以下であり、また、引張伸度が、MD方向で、好ましくは50%以上250%以下、より好ましくは70%以上200%以下であり、TD方向で好ましくは50%以上250%以下、より好ましくは60%以上200%以下である。
また、第2基材層をナイロン等のポリアミドを含む樹脂層としてもよい。ポリアミドを用いることにより、包装袋に耐突き刺し性、インパクト強度および耐ピンホール性を持たせることができる。
ポリアミドとしては、ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン9、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6/66、ナイロン66/610、ナイロンMXD6等が挙げられる。耐水性に劣るポリアミド樹脂層を積層体の外側ではなく内部に備えることで、耐水性を損なわずに包装袋に要求される強度を向上させることができる。
第2基材層が延伸されたナイロンフィルムである場合、第2基材層に用いるナイロンフィルムは、引張強度が、MD方向で、好ましくは150MPa以上350MPa以下、より好ましくは200MPa以上300MPa以下、TD方向で、好ましくは150MPa以上400MPa以下、より好ましくは200MPa以上350MPa以下であり、また、引張伸度が、MD方向で、好ましくは50%以上200%以下、より好ましくは70%以上150%以下であり、TD方向で好ましくは30%以上200%以下、より好ましくは50%以上150%以下である。
第2基材層は、好ましくは5μm以上40μm以下、より好ましくは8μm以上25μm以下の厚さを有する。第2基材層の厚さが上記範囲程度であれば、成形加工が容易であり、また包装材料として好適に用いることができる。
第2基材層は、高い強度を有する。このため、包装袋を構成する包装用材料がナイロンを含む場合と同様に、包装袋に耐突き刺し性を持たせることができる。
[バリア層]
次に、バリア層について説明する。本発明の積層体を構成するバリア層としては、金属箔、又は金属若しくは無機酸化物の蒸着層を好適に使用することができる。
(金属箔)
バリア層を構成する金属箔としては、従来公知の金属箔を用いることができる。酸素ガスおよび水蒸気等の透過を阻止するガスバリア性や、可視光および紫外線等の透過を阻止する遮光性の点からは、アルミニウム箔が好ましい。また、包装袋に金属光沢を付与することができるため、意匠性を向上させることができる。金属箔の厚さは、例えば5μm以上15μm以下である。
(蒸着層)
金属若しくは無機酸化物の蒸着層は、従来公知の方法により形成することができる蒸着膜からなる層である。蒸着層を備えることで、酸素ガスおよび水蒸気等の透過を阻止するガスバリア性を、付与ないし向上させることができる。なお、バリア層は、蒸着層を2層以上備えてもよい。蒸着層を2層以上備える場合、それぞれが、同一の組成であってもよいし、異なる組成であってもよい。
金属蒸着膜としては、例えば、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、スズ(Sn)、ナトリウム(Na)、チタン(Ti)、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)、金(Au)、クロム(Cr)等の金属蒸着膜を使用することができる。特に、包装袋用としては、アルミニウムの蒸着膜を備えることが好ましい。
金属蒸着膜の膜厚としては、使用する金属の種類等によって異なるが、例えば、50Å以上2000Å以下、好ましくは、100Å以上1000Å以下の範囲内で任意に選択して形成することが望ましい。更に具体的に説明すると、アルミニウムの蒸着膜の場合には、膜厚50Å以上600Å以下、更に、好ましくは、100Å以上450Å以下が望ましい。
無機酸化物蒸着膜としては、例えば、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、カリウム(K)、スズ(Sn)、ナトリウム(Na)、ホウ素(B)、チタン(Ti)、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)等の酸化物の蒸着膜を使用することができる。特に、包装袋用としては、酸化アルミニウムまたは酸化ケイ素の蒸着膜を備えることが好ましい。
無機酸化物の表記は、例えば、SiO、AlO等のようにMO(ただし、式中、Mは、無機元素を表し、Xの値は、無機元素によってそれぞれ範囲がことなる。)で表される。Xの値の範囲としては、ケイ素(Si)は、0~2、アルミニウム(Al)は、0~1.5、マグネシウム(Mg)は、0~1、カルシウム(Ca)は、0~1、カリウム(K)は、0~0.5、スズ(Sn)は、0~2、ナトリウム(Na)は、0~0.5、ホウ素(B)は、0~1.5、チタン(Ti)は、0~2、鉛(Pb)は、0~2、ジルコニウム(Zr)は0~2、イットリウム(Y)は、0~1.5の範囲の値をとることができる。上記において、X=0の場合、完全な無機単体(純物質)であり、透明ではなく、また、Xの範囲の上限は、完全に酸化した値である。包装用材料には、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)が好適に使用され、ケイ素(Si)は、1.0~2.0、アルミニウム(Al)は、0.5~1.5の範囲の値のものを使用することができる。
無機酸化物蒸着膜の膜厚としては、使用する無機酸化物の種類等によって異なるが、例えば、50Å以上2000Å以下、好ましくは、100Å以上1000Å以下の範囲内で任意に選択して形成することが望ましい。例えば、酸化アルミニウムあるいは酸化ケイ素の蒸着膜の場合には、膜厚50Å以上500Å以下、更に、好ましくは、100Å以上300Å以下が望ましいものである。
蒸着膜は、基材層などに以下の形成方法を用いて形成することができる。蒸着膜の形成方法としては、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、およびイオンプレ-ティング法等の物理気相成長法(Physical Vapor Deposition法、PVD法)、あるいは、プラズマ化学気相成長法、熱化学気相成長法、および光化学気相成長法等の化学気相成長法(Chemical Vapor Deposition法、CVD法)等を挙げることができる。
(ガスバリア性塗布膜)
必要に応じて、上記の蒸着層の上にガスバリア性塗布膜を設けてもよい。ガスバリア性塗布膜は、酸素ガスおよび水蒸気などの透過を抑制する層として機能する塗膜である。ガスバリア性塗布膜は、一般式R M(OR(ただし、式中、R、Rは、炭素数1~8の有機基を表し、Mは、金属原子を表し、nは、0以上の整数を表し、mは、1以上の整数を表し、n+mは、Mの原子価を表す。)で表される少なくとも一種以上のアルコキシドと、ポリビニルアルコ-ル系樹脂および/またはエチレン・ビニルアルコ-ル共重合体とを含有し、さらに、ゾルゲル法触媒、酸、水、および、有機溶剤の存在下に、ゾルゲル法によって重縮合するガスバリア性組成物により得られる。
上記の一般式R M(ORで表されるアルコキシドとしては、アルコキシドの部分加水分解物、アルコキシドの加水分解の縮合物の少なくとも一種以上を使用することができる。また、上記のアルコキシドの部分加水分解物としては、アルコキシ基のすべてが加水分解されている必要はなく、1個以上が加水分解されているもの、および、その混合物であってもよい。アルコキシドの加水分解の縮合物としては、部分加水分解アルコキシドの2量体以上のもの、具体的には、2~6量体のものを使用される。
上記の一般式R M(ORで表されるアルコキシドにおいて、Mで表される金属原子としては、ケイ素、ジルコニウム、チタン、アルミニウム、その他などを使用することができる。本実施形態において、好ましい金属としては、例えば、ケイ素、チタンなどを挙げることができる。また、本発明において、アルコキシドの用い方としては、単独または二種以上の異なる金属原子のアルコキシドを同一溶液中に混合して使うこともできる。
また、上記の一般式R M(ORで表されるアルコキシドにおいて、Rで表される有機基の具体例としては、例えば、メチル基、エチル基、n-プロピル基、i-プロピル基、n-ブチル基、i-ブチル基、sec-ブチル基、t-ブチル基、n-ヘキシル基、n-オクチル基、その他などのアルキル基を挙げることができる。また、上記の一般式R M(ORで表されるアルコキシドにおいて、Rで表される有機基の具体例としては、例えば、メチル基、エチル基、n-プロピル基、i-プロピル基、n-ブチル基、sec-ブチル基、その他などを挙げることができる。なお、同一分子中にこれらのアルキル基は同一であっても、異なってもよい。
上記のガスバリア性組成物を調製する際、例えば、シランカップリング剤などを添加してもよい。上記のシランカップリング剤としては、既知の有機反応性基含有オルガノアルコキシシランを用いることができる。本実施形態においては、特に、エポキシ基を有するオルガノアルコキシシランが好適に用いられ、具体的には、例えば、γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、β-(3、4-エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等を使用することができる。上記のようなシランカップリング剤は、一種または二種以上を混合して用いてもよい。
[印刷層]
印刷層は、装飾、内容物の表示、賞味期間の表示、製造者、販売者などの表示、その他などの表示や美感の付与のために、文字、数字、絵柄、図形、記号、模様などの所望の任意の印刷模様を形成する層である。印刷層は、必要に応じて設けることができ、例えば、第1基材層と第2基材層との間、第1基材層とバリア層の間、バリア層とシーラント層との間に設けることができる。印刷層は、全面に設けてもよく、あるいは一部に設けてもよい。印刷層は、従来公知の顔料や染料を用いて形成することができ、その形成方法は特に限定されない。
印刷層は、好ましくは0.1μm以上10μm以下、より好ましくは1μm以上5μm以下、さらに好ましくは1μm以上3μm以下の厚さを有するものである。
[接着剤層]
接着剤層は、任意の2層をドライラミネート法により接着する場合に設けられる層であり、例えば、第1基材層と第2基材層との間、第1基材層とバリア層との間、バリア層と第2基材層との間、および第2基材層とシーラント層との間などに設けることができる。接着剤層は、任意の2層を積層する際に、積層される側の層の表面に、接着剤を塗布して乾燥させることにより形成することができる。接着剤としては、例えば、1液型あるいは2液型の硬化ないし非硬化タイプのビニル系、(メタ)アクリル系、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリエーテル系、ポリウレタン系、エポキシ系、ゴム系、その他などの溶剤型、水性型、あるいは、エマルジョン型などの接着剤を用いることができる。2液硬化型の接着剤としては、ポリオールとイソシアネート化合物との硬化物を用いることができる。上記のラミネート用接着剤のコーティング方法としては、例えば、ダイレクトグラビアロールコート法、グラビアロールコート法、キスコート法、リバースロールコート法、フォンテン法、トランスファーロールコート法、その他の方法で塗布することができる。
接着剤層は、溶融押出しラミネート法により2層を接着する場合に使用される接着樹脂層であってもよい。接着樹脂層に使用できる熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、または環状ポリオレフィン系樹脂、またはこれら樹脂を主成分とする共重合樹脂、変性樹脂、または、混合体(アロイでを含む)を用いることができる。ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリプロピレン(PP)、メタロセン触媒を利用して重合したエチレン-α・オレフィン共重合体、エチレン・ポリプロピレンのランダムもしくはブロック共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン-アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン・アクリル酸エチル共重合体(EEA)、エチレン-メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン-メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)、エチレン・マレイン酸共重合体、アイオノマー樹脂、また、層間の密着性を向上させるために、上記したポリオレフィン系樹脂を、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸などの不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂などを用いることができる。また、ポリオレフィン樹脂に、不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸無水物、エステル単量体をグラフト重合、または、共重合した樹脂などを用いることができる。これらの材料は、一種単独または二種以上を組み合わせて使用することができる。環状ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、エチレン-プロピレン共重合体、ポリメチルペンテン、ポリブテン、ポリノルボネンなどの環状ポリオレフィンなどを用いることができる。これらの樹脂は、単独または複数を組み合せて使用できる。なお、上記したポリエチレン系樹脂としては、上記したバイオマス由来のエチレンをモノマー単位として用いたものを使用して、バイオマス度をさらに向上させることができる。
溶融押出しラミネート法により接着樹脂層を積層する場合には、積層される側の層の表面に、アンカーコート剤を塗布して乾燥させることにより形成されるアンカーコート層を設けてもよい。アンカーコート剤としては、耐熱温度が135℃以上である任意の樹脂、例えばビニル変性樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレンイミン等からなるアンカーコート剤が挙げられるが、特に、構造中に2以上のヒドロキシル基を有するポリアクリル系又はポリメタクリル系樹脂(ポリオール)と、硬化剤としてのイソシアネート化合物との硬化物であるアンカーコート剤を、好ましく使用することができる。また、これに添加剤としてシランカップリング剤を併用してもよく、また、硝化綿を、耐熱性を高めるために併用してもよい。
乾燥後のアンカーコート層は、0.1μm以上、1μm以下、好ましくは0.3μm以上、0.5μm以下の厚さを有するものである。乾燥後の接着剤層は、1μm以上、10μm以下、好ましくは2μm以上、5μm以下の厚さを有するものである。接着樹脂層は好ましくは5μm以上、50μm以下、好ましくは10μm以上、30μm以下の厚さを有するものである。
[他の層]
積層体は、他の層として、熱可塑性樹脂層等をさらに備えていてもよい。熱可塑性樹脂層としては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、または環状ポリオレフィン系樹脂、またはこれら樹脂を主成分とする共重合樹脂、変性樹脂、または、混合体(アロイでを含む)などを用いることができる。
[積層体の層構成]
本発明の包装袋に使用される積層体は、第1基材層およびシーラント層、並びに、所望により上記した任意の層を積層したものである。積層体の層構成の一例として、以下のような構成を例示することができる。
第1基材層/印刷層/接着剤層/第2基材層/接着剤層/シーラント層
第1基材層/バリア層(蒸着層+ガスバリア性塗布膜)/印刷層/接着剤層/第2基材層/接着剤層/シーラント層
第1基材層/印刷層/接着剤層/バリア層(蒸着層+ガスバリア性塗布膜)/第2基材層/接着剤層/シーラント層
第1基材層/印刷層/接着剤層/バリア層(金属箔)/接着剤層/シーラント層
第1基材層/印刷層/接着剤層/バリア層(金属箔)/接着剤層/第2基材層/接着剤層/シーラント層
<積層体の製造方法>
上記した積層体の製造方法は特に限定されず、ドライラミネート法等の従来公知の方法を用いて製造することができる。
本実施の形態による積層体には、化学的機能、電気的機能、磁気的機能、力学的機能、摩擦/磨耗/潤滑機能、光学的機能、熱的機能、生体適合性等の表面機能等の付与を目的として、二次加工を施すことも可能である。二次加工の例としては、エンボス加工、塗装、接着、印刷、メタライジング(めっき等)、機械加工、表面処理(帯電防止処理、コロナ放電処理、プラズマ処理、フォトクロミズム処理、物理蒸着、化学蒸着、コーティング、等)等が挙げられる。また、本実施の形態による積層体に、ラミネート加工(ドライラミネートや押出しラミネート)、製袋加工、およびその他の後処理加工を施して、成型品を製造することもできる。
<包装袋>
本発明による包装袋は、上記した積層体を備えるものである。例えば食品等の商品を充填する包装袋として使用することができる。包装袋は、例えば、上記積層体を使用し、これを二つ折にするか、又は該積層体2枚を用意し、そのシーラントの面を対向させて重ね合わせ、さらにその周辺端部を、例えば、側面シール型、二方シール型、三方シール型、四方シール型、封筒貼りシール型、合掌貼りシール型(ピローシール型)、ひだ付シール型、平底シール型、角底シール型、ガゼット型等のヒートシール形態によりヒートシールして、種々の形態の包装袋を製造することができる。
上記において、ヒートシールの方法としては、例えば、バーシール、回転ロールシール、ベルトシール、インパルスシール、高周波シール、超音波シール等の公知の方法で行うことができる。
本発明の包装袋は、高いバイオマス度を示しながらも、優れた耐衝撃性と手切れ性を有しているため、包装袋、特に詰め替えパウチ等に好適に使用することができる。
本発明による包装袋について、図面を参照しながら説明する。包装袋の一実施形態であるパウチの模式正面図の一例を図5に示す。
図5に示したパウチ50は、スタンディングパウチ形式で作製したものであり、壁面フィルム(上記積層体を使用する)51、51′のシーラント層同士を対向して配置し、壁面フィルム51、51′の下部の間に底面フィルム(壁面フィルムと同じてあっても異なっていてもよい)52を内側に折り返して底面フィルム折り返し部53まで挿入してなるガセット部を有する形式に形成されており、周縁部を含む船底形の底部シール部54でヒートシールされ底部が形成される。このとき、山折りされた底面フィルム52の両側下端近傍に略半円形の底面シートの切り欠き部52a、52bが設けておき、底部シール部54を形成するようにしてもよい。次いで、壁面フィルム51、51′の両側端縁部を側部シール部55a、55bでヒートシールして胴部が形成され、上端部を残して内容物の充填口とする。そして、上端部の充填口に設けた上部シール部56は、この部分から内容物を充填した後、例えば、脱気シールなどによりヒートシールして密封するものである。
上部シール部56の下方には、一方の壁面フィルムにチャックテープの雄型テープを取り付け、他方の壁面フィルムに雌型テープを取り付けたチャックテープ57を設け、チャックテープ付スタンディングパウチとする。上部シール部56とチャックテープ57の間には、その両端にノッチ58a、58bを設けてもよい。なお、上述の例では、2枚の壁面フィルムと、1枚の底面フィルムを用いてスタンディングパウチ50を構成する例について説明したが、1枚のフィルム(積層体)または2枚のフィルム(積層体)を用いてスタンディングパウチを構成するようにしてもよい。
チャックテープは57、一方の壁面フィルムの内面に熱接着された凸条の雄型嵌合部を有する第1のテープ体と、これに対向するように他方の壁面フィルムの内面に熱接着された凹条の雌型嵌合部を有する第2のテープ体とで構成される。チャックテープは壁面フィルムの内面(シーラント層)と熱接着させる観点から、チャックテープもポリエチレン製であることが好ましい。チャックテープには、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンを用いることが好ましく、シーラント層に直鎖状低密度ポリエチレンおよび低密度ポリエチレンを用いる場合、チャックテープにも直鎖状低密度ポリエチレンおよび低密度ポリエチレンを用いることがより好ましい。
次に、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例の記載に限定されるものではない。
[実施例1]
第1基材層として、化石燃料由来の2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)を準備した。続いて、該ポリエチレンテレフタレートフィルムのうち包装袋を構成する際に内面側に位置する面に、グラビア印刷により印刷層を形成した。
次いで、該ポリエチレンテレフタレートフィルムの印刷面と、第2基材層である2軸延伸ナイロンフィルム(厚さ15μm、ユニチカ(株)製、エンブレムONMB)とを2液硬化型接着剤(ロックペイント(株)製、RU-40/H-4)を用いて貼り合わせて、積層フィルムを得た。
続いて、化石燃料由来の直鎖状低密度ポリエチレン(密度:0.918g/cm、MFR:3.8g/10分、バイオマス度:0%)60質量部と、化石燃料由来の低密度ポリエチレン(密度:0.924g/cm、MFR:2.0g/10分、バイオマス度:0%)20質量部と、バイオマス由来の直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE、ブラスケム社製、商品名:SLL118、密度:0.916g/cm、MFR:1.0g/10分、バイオマス度87%)20質量部とを溶融混練して、樹脂組成物を得た。次いで、得られた樹脂組成物を、上吹き空冷インフレーション共押出製膜機により成膜して、シーラント層用のポリエチレンフィルム1(厚さ40μm、バイオマス度:17.4%)を得た。次に、上記積層フィルムの2軸延伸ナイロンフィルム面と、ポリエチレンフィルム1とを2液硬化型接着剤(ロックペイント(株)製、RU-40/H-4)を用いて貼り合わせて積層体1を作製した。
上記のようにして得られたこの積層体1の層構成は、以下のように表現される。
2軸延伸PET/印刷層/接着剤層/2軸延伸NY/接着剤層/ポリエチレンフィルム1
[実施例2]
第1基材層として、化石燃料由来の2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)を準備し、該ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面にPVD法により厚さ170Åの酸化アルミニウムの蒸着膜(バリア層)を形成した。次に、下記に示す組成表に従って調製した、組成aの、ポリビニルアルコール、イソプロピルアルコール、およびイオン交換水からなる混合液に、組成bの、エチルシリケート、シランカップリング剤、イソプロピルアルコール、塩酸、およびイオン交換水からなる加水分解液を加えて攪拌し、無色透明のガスバリア塗布液を得た。得られたガスバリア塗布液を、該ポリエチレンテレフタレートフィルムの蒸着面にコーティングして、乾燥状態で厚さが0.3μmのガスバリア性塗布膜(バリア層)を形成した。
組成表

ポリビニルアルコール 2.30
イソプロピルアルコール 2.70
O 51.20

エチルシリケート 16.60
シランカップリング剤 0.20
イソプロピルアルコール 3.90
0.5N塩酸水溶液 0.50
O 22.60
合 計 100.00(wt%)
続いて、ガスバリア性塗布膜上にグラビア印刷により印刷層を形成した。次に、該ポリエチレンテレフタレートフィルムの印刷面と、第2基材層である2軸延伸ナイロンフィルム(厚さ15μm、ユニチカ(株)製、エンブレムONMB)とを2液硬化型接着剤(ロックペイント(株)製、RU-40/H-4)を用いて貼り合わせて、積層フィルムを得た。
上記積層フィルムのナイロンフィルム面と、実施例1で用いたポリエチレンフィルム1を2液硬化型接着剤(ロックペイント(株)製、RU-40/H-4)を用いて貼り合わせて積層体2を作製した。
上記のようにして得られたこの積層体2の層構成は、以下のように表現される。
2軸延伸PET/酸化アルミニウムの蒸着膜/ガスバリア性塗布膜/印刷層/接着剤層/2軸延伸NY/接着剤層/ポリエチレンフィルム1
[実施例3]
第1基材層として、化石燃料由来の2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)を準備した。続いて、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムのうち包装袋を構成する際に内面側に位置する面に、グラビア印刷により印刷層を形成した。
次いで、該ポリエチレンテレフタレートフィルムの印刷面と、アルミニウムの蒸着膜(バリア層)が形成された第2基材層である化石燃料由来の2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(サイチ工業社製、厚さ12μm)の蒸着面とを2液硬化型接着剤(ロックペイント(株)製、RU-40/H-4)を用いて貼り合わせて、積層フィルムを得た。
上記積層フィルムのポリエチレンテレフタレートフィルム面と、実施例1で用いたポリエチレンフィルム1を2液硬化型接着剤(ロックペイント(株)製、RU-40/H-4)を用いて貼り合わせて積層体3を作製した。
上記のようにして得られたこの積層体3の層構成は、以下のように表現される。
2軸延伸PET/印刷層/接着剤層/アルミニウムの蒸着膜/2軸延伸PET/接着剤層/ポリエチレンフィルム1
[実施例4]
第1基材層として、化石燃料由来の2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに代えて、2軸延伸されたポリプロピレンフィルム(厚さ20μm)を使用した以外は実施例3と同様にして積層体4を作製した。
上記のようにして得られたこの積層体4の層構成は、以下のように表現される。
2軸延伸PP/印刷層/接着剤層/アルミニウムの蒸着膜/2軸延伸PET/接着剤層/ポリエチレンフィルム1
[実施例5]
第1基材層として、化石燃料由来の2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)を準備した。続いて、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムのうち包装袋を構成する際に内面側に位置する面に、グラビア印刷により印刷層を形成した。
次いで、該ポリエチレンテレフタレートフィルムの印刷面と、バリア層である厚さ6μmのアルミニウム箔(東洋アルミニウム製)とを、2液硬化型接着剤(ロックペイント(株)製、RU-40/H-4)を用いて貼り合わせて、積層フィルムを得た。
上記積層フィルムのアルミニウム箔面と、実施例1で用いたポリエチレンフィルム1を2液硬化型接着剤(ロックペイント(株)製、RU-40/H-4)を用いて貼り合わせて積層体5を作製した。
上記のようにして得られたこの積層体5の層構成は、以下のように表現される。
2軸延伸PET/印刷層/接着剤層/アルミニウム箔/接着剤層/ポリエチレンフィルム1
[実施例6]
第1基材層として、化石燃料由来の2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに代えて、2軸延伸されたポリプロピレンフィルム(厚さ20μm)を使用した以外は実施例5と同様にして積層体6を作製した。
上記のようにして得られたこの積層体6の層構成は、以下のように表現される。
2軸延伸PP/印刷層/接着剤層/アルミニウム箔/接着剤層/ポリエチレンフィルム1
[実施例7]
第1基材層として、化石燃料由来の2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)を準備した。続いて、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムのうち包装袋を構成する際に内面側に位置する面に、グラビア印刷により印刷層を形成した。
次いで、該ポリエチレンテレフタレートフィルムの印刷面と、バリア層である厚さ6μmのアルミニウム箔(東洋アルミニウム製)とを、2液硬化型接着剤(ロックペイント(株)製、RU-40/H-4)を用いて貼り合わせ、続いて、アルミニウム箔面に、第2基材層である化石燃料由来の2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)を2液硬化型接着剤(ロックペイント(株)製、RU-40/H-4)を用いて貼り合わせて、積層フィルムを得た。
上記積層フィルムのポリエチレンテレフタレートフィルム面と、実施例1で用いたポリエチレンフィルム1を2液硬化型接着剤(ロックペイント(株)製、RU-40/H-4)を用いて貼り合わせて積層体7を作製した。
上記のようにして得られたこの積層体7の層構成は、以下のように表現される。
2軸延伸PET/印刷層/接着剤層/アルミニウム箔/接着剤層/2軸延伸PET/接着剤層/ポリエチレンフィルム1
<パウチの製造>
実施例1乃至7で得られた積層体1乃至7を壁面フィルムおよび底面フィルムとして用い、シーラント層同士をヒートシールして、さらに上部に直鎖状低密度ポリエチレン製のチャックテープ(出光ユニテック(株)製、商品名:LL-217)を取り付けて、図5に示すチャックテープ付スタンディングパウチを作製した。
<手切れ性試験>
実施例1乃至7で得られた各積層体を用いて、上記と同様にして作製した図5に示すチャックテープ付スタンディングパウチを各3つ用意した。続いて、スタンディングパウチのシール部に設けられたノッチを基点として左右方向にカットしたときの手切れ性を確認した。
(評価基準)
○:3つのサンプルとも、過度に力を掛けることなくカットすることができた。
×:1つのサンプルでも、過度に力を掛けないとカットすることができなかった。
上記の性能評価試験の結果を表1に示した。
Figure 0007037740000001
10、20、30、40 積層体
11、21、31、41 第1基材層
12、22、32、42 シーラント層
23、43 第2基材層
34、44 バリア層
50 包装袋(スタンディングパウチ)
51、51′壁面フィルム
52 底面フィルム
52a、52b 底面フィルム切り欠き部
53 底面フィルム折り返し部
54 底部シール部
55a、55b 側部シール部
56 上部シール部
57 チャックテープ
58a、58b ノッチ

Claims (4)

  1. 少なくとも、第1基材層と、第2基材層と、シーラント層とをこの順に備える積層体を備えた包装袋であって、
    前記第2基材層は2軸延伸フィルムであり、
    前記第2基材層はポリエチレンテレフタレート及びポリアミドから選択される1以上を含み、
    前記シーラント層は、バイオマス由来の直鎖状低密度ポリエチレンと、化石燃料由来の直鎖状低密度ポリエチレンと、化石燃料由来の低密度ポリエチレンとを含み、
    前記シーラント層中の前記低密度ポリエチレンの含有量は、5質量%以上25質量%以下であり、
    前記シーラント層中の前記バイオマス由来の直鎖状低密度ポリエチレンと前記化石燃料由来の直鎖状低密度ポリエチレンとの合計含有量は、75質量%以上95質量%以下であり、
    包装袋内面の一方の前記シーラント層に熱接着された凸条の雄型嵌合部を有する第1のテープ体と、これに対向するように他方の前記シーラント層に熱接着された凹条の雌型嵌合部を有する第2のテープ体と、を備えた包装袋。
  2. 前記第1基材層はポリエチレンテレフタレート及びポリプロピレンから選択される1以上を含む、請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記積層体は、前記第1基材層と前記シーラント層との間に、バリア層をさらに備える、請求項1または2に記載の包装袋。
  4. 前記シーラント層のバイオマス度が、5%以上30%以下である、請求項1乃至のいずれか一項に記載の包装袋。
JP2017185250A 2017-09-26 2017-09-26 包装袋 Active JP7037740B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017185250A JP7037740B2 (ja) 2017-09-26 2017-09-26 包装袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017185250A JP7037740B2 (ja) 2017-09-26 2017-09-26 包装袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019059511A JP2019059511A (ja) 2019-04-18
JP7037740B2 true JP7037740B2 (ja) 2022-03-17

Family

ID=66178003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017185250A Active JP7037740B2 (ja) 2017-09-26 2017-09-26 包装袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7037740B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020183260A (ja) * 2019-05-08 2020-11-12 藤森工業株式会社 ラミネート積層体、および、そのラミネート積層体によって形成される包装袋
WO2022071289A1 (ja) * 2020-09-30 2022-04-07 三井化学東セロ株式会社 熱融着性積層フィルム
WO2022071263A1 (ja) * 2020-09-30 2022-04-07 三井化学東セロ株式会社 熱融着性積層フィルム
JP2021038026A (ja) * 2020-11-17 2021-03-11 大日本印刷株式会社 シリコン材料の輸送用袋及びシリコン材料の梱包体

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003192017A (ja) 2001-12-26 2003-07-09 Asahi Kasei Pax Corp 無菌包装用複合フィルム
JP2005329150A (ja) 2004-05-21 2005-12-02 Idemitsu Unitech Co Ltd チャックテープ及びチャックテープ付き包装袋
US20110274892A1 (en) 2010-05-07 2011-11-10 Toray Plastics (America), Inc. Biaxially oriented bio-based polyolefin films and laminates
JP2017013504A (ja) 2016-07-29 2017-01-19 大日本印刷株式会社 シーラントフィルム、並びにそれを用いた包装材及び包装袋
JP2017035894A (ja) 2016-11-08 2017-02-16 大日本印刷株式会社 バイオマス由来の樹脂層を備えた積層体

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0631880A (ja) * 1992-07-15 1994-02-08 Dainippon Printing Co Ltd 加圧加熱殺菌包装用積層フィルム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003192017A (ja) 2001-12-26 2003-07-09 Asahi Kasei Pax Corp 無菌包装用複合フィルム
JP2005329150A (ja) 2004-05-21 2005-12-02 Idemitsu Unitech Co Ltd チャックテープ及びチャックテープ付き包装袋
US20110274892A1 (en) 2010-05-07 2011-11-10 Toray Plastics (America), Inc. Biaxially oriented bio-based polyolefin films and laminates
JP2017013504A (ja) 2016-07-29 2017-01-19 大日本印刷株式会社 シーラントフィルム、並びにそれを用いた包装材及び包装袋
JP2017035894A (ja) 2016-11-08 2017-02-16 大日本印刷株式会社 バイオマス由来の樹脂層を備えた積層体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019059511A (ja) 2019-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7037740B2 (ja) 包装袋
JP2024041795A (ja) 包装材料及び包装材料を備えるレトルトパウチ又は電子レンジ用パウチ
JP2022007902A (ja) 蒸着樹脂フィルム、該蒸着樹脂フィルムを備える積層体及び該積層体を備える包装容器
JP6984718B1 (ja) 蒸着樹脂フィルム、該蒸着樹脂フィルムを備える積層体及び該積層体を備える包装容器
JP7167449B2 (ja) 積層体およびそれを備える包装袋
JP2023160960A (ja) 包装袋および積層体
JP2022009435A (ja) 積層体およびそれを備える包装袋
WO2022131264A1 (ja) 積層体、包装袋及びスタンディングパウチ
JP6249224B2 (ja) 多層フィルム、これを用いたラミネートフィルム及び包装材
JP2019142522A (ja) 包装材料および包装袋
JP7174341B2 (ja) 積層体およびそれを備える包装袋
JP7073776B2 (ja) 積層体およびそれを備える包装袋
JP6860850B2 (ja) ボイル殺菌用積層体およびそれを備えるボイル殺菌用包装袋
WO2021100770A1 (ja) 蒸着樹脂フィルム、該蒸着樹脂フィルムを備える積層体及び該積層体を備える包装容器
JP6986222B2 (ja) 積層体およびそれを備える包装体
JP6922345B2 (ja) 積層体およびそれを備える包装袋
JP7073778B2 (ja) 積層体およびそれを備える包装袋
JP2018171785A (ja) 積層体およびそれを備える包装袋
JP6860851B2 (ja) ボイル殺菌用積層体およびそれを備えるボイル殺菌用包装袋
JP7296059B2 (ja) 積層体およびそれを備える包装袋
JP6988253B2 (ja) 積層体およびそれを備える包装袋
WO2021100771A1 (ja) 印刷樹脂フィルム、該印刷樹脂フィルムを備える積層体及び該積層体を備える包装容器、並びにポリエステルフィルムを備える積層体及び該積層体を備える包装容器
JP6984717B1 (ja) 印刷樹脂フィルム、該印刷樹脂フィルムを備える積層体及び該積層体を備える包装容器、並びにポリエステルフィルムを備える積層体及び該積層体を備える包装容器
JP7322982B2 (ja) 包装材料及び包装製品
JP7068641B2 (ja) 積層体およびそれを備える包装袋

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200728

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210903

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211008

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211222

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20211222

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20220106

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20220107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7037740

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R157 Certificate of patent or utility model (correction)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157