JP7035018B2 - アゾ化合物又はその塩、並びにこれを含有する染料系偏光膜、染料系偏光板、及び液晶表示装置 - Google Patents
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Description
さらなる目的は車載液晶ディスプレイ用の染料系ニュートラルグレー偏光板であり、明るさと偏光性能、耐久性(耐湿性、耐熱性、又は耐光性)のいずれもが良好である高性能な偏光板を提供することにある。
(1) 下記式(1):
(式中、A1及びA2は各々独立に、ヒドロキシ基、スルホ基を有するC1~4アルコキシ基、及びスルホ基からなる群から選択される置換基を有してもよいナフチル基、又は置換基を有してもよいフェニル基であり、
R1~R6は各々独立に水素原子、C1~4アルキル基、C1~4アルコキシ基、スルホ基を有するC1~4アルコキシ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン基、又はC1~4アルキル置換アシルアミノ基である)
で表されるアゾ化合物又はその塩。
(2) A1及びA2の一方又は両方が(両方であれば各々独立に)、スルホ基、カルボキシ基、スルホ基を有するC1~4アルコキシ基、C1~4アルキル基、C1~4アルコキシ基、ハロゲン基、ニトロ基、アミノ基、N,N-ジメチルアミノ基、N,N-ジエチルアミノ基、メチルアミノ基、エチルアミノ基、n-プロピルアミノ基、n-ブチルアミノ基、sec-ブチルアミノ基等のC1~4アルキル置換アミノ基、及びアセチルアミノ基、プロピオンアミド基、ブチルアミド基等のC1~4アルキル置換アシルアミノ基からなる群より選択される置換基を1つ以上有するフェニル基である、(1)に記載のアゾ化合物又はその塩。
(3) A1及びA2の一方又は両方が(両方であれば各々独立に)、スルホ基、カルボキシ基、及びスルホ基を有するC1~4アルコキシ基から選択される置換基を少なくとも1つ有し、水素原子、スルホ基、カルボキシ基、スルホ基を有するC1~4アルコキシ基、C1~4アルキル基、C1~4アルコキシ基、ハロゲン基、ニトロ基、アミノ基、C1~4アルキル置換アミノ基、又はC1~4アルキル置換アシルアミノ基をさらに有するフェニル基である、(1)又は(2)に記載のアゾ化合物又はその塩。
(4) A1及びA2の一方又は両方が(両方であれば各々独立に)、下記式(2):
(式中、R7及びR8の一方はスルホ基、カルボキシル基、又はスルホ基を有するC1~4アルコキシ基であり、他方は水素原子、スルホ基、カルボキシ基、スルホ基を有するC1~4アルコキシ基、C1~4アルキル基、C1~4アルコキシ基、ハロゲン基、ニトロ基、アミノ基、C1~4アルキル置換アミノ基、又はC1~4アルキル置換アシルアミノ基である)
で表されるフェニル基である、(1)~(3)のいずれかに記載のアゾ化合物又はその塩。
(5) R7及びR8の一方がスルホ基又はカルボキシル基であり、他方が水素原子、スルホ基、カルボキシ基、メチル基、又はメトキシ基である、(4)に記載のアゾ化合物又はその塩。
(6) A1及びA2の少なくとも一方は前記ナフチル基である、(1)~(5)のいずれかに記載のアゾ化合物又はその塩。
(7) A1及びA2の両方が前記フェニル基である、(1)~(5)のいずれかに記載のアゾ化合物又はその塩。
(8) A1及びA2の一方又は両方が(両方であれば各々独立に)、下記式(3):
(式中、R9は水素原子、ヒドロキシ基、スルホ基を有するC1~4アルコキシ基、又はスルホ基であり、nは1~3の整数である)
で表されるナフチル基である(1)~(6)のいずれかに記載のアゾ化合物又はその塩。
(9) R9が水素原子であり、nが2である、(8)に記載のアゾ化合物又はその塩。
(10) 下記式(4):
(式中、R1~R6は式(1)で定義された通りである)
で表される(1)~(9)のいずれかに記載のアゾ化合物又はその塩。
(11) 下記式(5):
(式中、R10~R13の少なくとも1つがスルホ基であり、それ以外は水素原子、スルホ基、カルボキシル基、スルホ基を有するC1~4アルコキシ基、メチル基、又はメトキシ基であり、R1~R6は式(1)で定義された通りである)
で表される(1)~(5)のいずれかに記載のアゾ化合物又はその塩。
(12) R1~R6は各々独立に、水素原子、C1~4アルキル基、C1~4アルコキシ基、ハロゲン基、又はスルホ基を有するC1~4アルコキシ基である(1)~(11)のいずれかに記載のアゾ化合物又はその塩。
(13) R1~R6は各々独立に、スルホ基を有するC1~4アルコキシ基、水素原子、メチル基、エチル基、ハロゲン基、又はメトキシ基である、(1)~(12)のいずれかに記載のアゾ化合物又はその塩。
(14) R1~R6の少なくとも1つはスルホ基を有するC1~4アルコキシ基である、(1)~(13)のいずれかに記載のアゾ化合物又はその塩。
(15) 前記スルホ基を有するC1~4アルコキシ基が3-スルホプロポキシ基である(14)に記載のアゾ化合物又はその塩。
(16) (1)~(15)のいずれかに記載のアゾ化合物又はその塩を含有する偏光膜基材を含む染料系偏光膜。
(17) (1)~(15)のいずれかに記載のアゾ化合物又はその塩と、これら以外の有機染料を1種類以上とを含有する偏光膜基材を含む染料系偏光膜。
(18) 前記偏光膜基材がポリビニルアルコール樹脂又はその誘導体からなるフィルムである(16)又は(17)に記載の染料系偏光膜。
(19) (16)~(18)のいずれかに記載の染料系偏光膜の片面又は両面に透明保護層を貼合されている染料系偏光板。
(20) (16)~(18)のいずれかに記載の染料系偏光膜又は(19)に記載の染料系偏光板を備える液晶表示用偏光板。
(21) (16)~(18)のいずれかに記載の染料系偏光膜又は(19)に記載の染料系偏光板を備えるニュートラルグレー偏光板。
(22) (19)に記載の染料系偏光板、(20)に記載の液晶表示用偏光板、又は(21)に記載のニュートラルグレー偏光板を備える液晶表示装置。
R7及びR8の一方はスルホ基、カルボキシル基、又はスルホ基を有する低級アルコキシ基であり、他方は水素原子、スルホ基、カルボキシ基、スルホ基を有する低級アルコキシ基、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン基、ニトロ基、アミノ基、低級アルキル置換アミノ基、又は低級アルキル置換アシルアミノ基である。好ましくは、R7及びR8の一方がスルホ基又はカルボキシ基であり、他方は水素原子、スルホ基、カルボキシ基、メチル基、又はメトキシ基である。
R9は水素原子、ヒドロキシ基、スルホ基を有する低級アルコキシ基、又はスルホ基である。nは1~3の整数である。スルホ基の位置はナフタレン環のいずれのベンゼン核に有していてもよい。好ましくは、R9は水素原子であり、nは2である。スルホ基を有する低級アルコキシ基としては、直鎖アルコキシ基が好ましく、スルホ基の置換位置はアルコキシ基末端が好ましい。スルホ基を有する低級アルコキシ基は、より好ましくは3-スルホプロポキシ基、及び4-スルホブトキシ基である。ナフチル基が有する置換基の位置は特に限定されないが、式(3)に示す番号で説明すると、置換基が2個の場合は5-位と7-位、又は6-位と8-位の組み合わせが好ましく、置換基が3個の場合は3-位と5-位と7-位、3-位と6-位と8-位が好ましい。
スルホ基を有する低級アルコキシ基は、好ましくはC2~4アルコキシ基であり、より好ましくはC3~4アルコキシ基であり、特に好ましくはC3アルコキシ基である。スルホ基の置換位置は特に限定されないが、好ましくはアルコキシ基の末端である。特に好ましいスルホ基を有するC1~4アルコキシ基は、3-スルホプロポキシ基、及び4-スルホブトキシ基であり、最も好ましくは3-スルホプロポキシ基である。
R1~R6は各々独立に水素原子、C1~4アルキル基、C1~4アルコキシ基、スルホ基を有するC1~4アルコキシ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン基、又はC1~4アルキル置換アシルアミノ基である。
R1~R6は各々独立に、水素原子、C1~4アルキル基、C1~4アルコキシ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、ハロゲン基、又はC1~4アルキル置換アシルアミノ基である。
R1~R6の少なくとも1つはスルホ基を有するC1~4アルコキシ基であり、残りは各々独立に水素原子、C1~4アルキル基、C1~4アルコキシ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン基、又はC1~4アルキル置換アシルアミノ基である。
R10~R13の少なくとも1つがスルホ基であり、それ以外は水素原子、スルホ基、カルボキシル基、スルホ基を有するC1~4アルコキシ基、メチル基、又はメトキシ基を表す。
R1~R6は式(1)で定義された通りである。
(式中、A2は上記式(1)におけるものと同じ意味を表す。)
スルホ基及びスルホ基を有する低級アルコキシ基を有するナフチルアミン類としては、例えば、7-アミノ-3-(3-スルホプロポキシ)ナフタレン-1-スルホン酸、7-アミノ-3-(4-スルホブトキシ)ナフタレン-1-スルホン酸、7-アミノ-4-(3-スルホプロポキシ)ナフタレン-2-スルホン酸、7-アミノ-4-(4-スルホブトキシ)ナフタレン-2-スルホン酸、6-アミノ-4-(3-スルホプロポキシ)ナフタレン-2-スルホン酸、6-アミノ-4-(4-スルホブトキシ)ナフタレン-2-スルホン酸、2-アミノ-5-(3-スルホプロポキシ)ナフタレン-1,7-ジスルホン酸、6-アミノ-4-(3-スルホプロポキシ)ナフタレン-2,7-ジスルホン酸、7-アミノ-3-(3-スルホプロポキシ)ナフタレン-1,5-ジスルホン酸などが挙げられる。
染料系偏光膜は、二色性染料として式(1)で表されるアゾ化合物又はその塩を含有する偏光膜基材を含む。染料系偏光膜は、ニュートラルグレー偏光膜及びカラー偏光膜のいずれでもあり得、好ましくはニュートラルグレー偏光膜である。ここで、「ニュートラルグレー」は、2枚の偏光膜をその配向方向が互いに直交するように重ね合せた状態(以下、「直交位」とも称する。)で、可視光領域の波長領域における特定波長の光漏れ(色漏れ)が少ないことを意味する。
染料系偏光板は、染料系偏光膜の片面又は両面に、透明保護膜を貼合して得ることができる。染料系偏光板は、上記の染料系偏光膜を備えるため、優れた偏光性能及び耐湿性・耐熱性・耐光性を有する。透明保護膜を形成する材料としては、光学的透明性及び機械的強度に優れる材料が好ましく、例えば、セルロースアセテート系フィルム、アクリル系フィルム、四フッ化エチレン/六フッ化プロピレン系共重合体等のフッ素系フィルム、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂又はポリアミド系樹脂からなるフィルム等が用いられる。透明保護膜は、好ましくはトリアセチルセルロース(TAC)フィルム又はシクロオレフィン系フィルムである。保護膜の厚さは通常40~200μmであることが好ましい。
液晶表示装置は、上記の染料系偏光膜又は染料系偏光板を備えることを特徴とする。液晶表示装置は、例えば、電卓、時計、ノートパソコン、ワープロ、液晶テレビ、カーナビゲーション、及び屋内外の計測器や表示器等のディスプレイ用であり、特に、高い偏光性能と耐久性を必要とする各種液晶表示体、例えば車載用又は屋外表示用(例えば、工業計器類の表示用途やウェアラブル用途)に好適に用いられる。液晶表示装置に備えられる染料系偏光膜又は染料系偏光板は、ニュートラルグレーであることが好適である。
7-アミノナフタレン-1,3-ジスルホン酸30.3部を水500部に加え、冷却し10℃以下で35%塩酸31.3部を加え、次に亜硝酸ナトリウム6.9部を加え5~10℃で1時間撹拌し、ジアゾ化した。そこへ2-メトキシアニリン12.3部を加え10~30℃で撹拌しながら、炭酸ナトリウムを加えてpH3とし、さらに撹拌してカップリング反応を完結させ、濾過し、下記式(A-3M)で示されるモノアゾアミノ化合物30.6部を得た。
7-アミノナフタレン-1,3-ジスルホン酸24.2部を水400部に加え、冷却し10℃以下で35%塩酸25.0部を加え、次に亜硝酸ナトリウム5.5部を加え5~10℃で1時間撹拌し、ジアゾ化した。そこへ2-メチルアニリン8.6部を加え10~30℃で撹拌しながら、炭酸ナトリウムを加えてpH3とし、さらに撹拌してカップリング反応を完結させ、濾過し、下記式(A-6MR)で示されるモノアゾアミノ化合物23.6部を得た。
モノアゾアミノ化合物(A-6MR)29.5部を水400部に加え、水酸化ナトリウムで溶解し10~30℃で35%塩酸21.9部を加え、次に亜硝酸ナトリウム4.8部を加え、20~30℃で1時間撹拌し、ジアゾ化した。そこへ、3-(2-アミノ-4-メチルフェノキシ)プロパン-1-スルホン酸17.2部を加え、20~30℃で撹拌しながら、炭酸ナトリウムを加えてpH4とし、さらに撹拌してカップリング反応を完結させ、濾過し、下記式(A-19D)で示されるジスアゾアミノ化合物38.0部を得た。
3-(2-アミノ-4-メチルフェノキシ)プロパン-1-スルホン酸に代えて、3-(2-アミノフェノキシ)プロパン-1-スルホン酸16.2部を用いた点以外は、実施例E3と同様にして上記式(A-20)で示されるウレイド化合物11.2部を得た。この化合物の20%ピリジン水溶液中の極大吸収波長は430nmであった。
ジスアゾアミノ化合物(A-3D)の原料である2-メトキシアニリンに代えて、アニリン9.3部を用いた点以外は、実施例E1と同様にして上記式(A-32)で示されるウレイド化合物10.2部を得た。この化合物の20%ピリジン水溶液中の極大吸収波長は440nmであった。
3-(2-アミノ-4-メチルフェノキシ)プロパン-1-スルホン酸に代えて、2,5-ジメチルアニリン8.5部を用いた点以外は、実施例E3と同様にして上記式(A-36)で示されるウレイド化合物9.0部を得た。この化合物の20%ピリジン水溶液中の極大吸収波長は416nmであった。
4-アミノ安息香酸11.0部を水300部に加え、冷却し10℃以下で35%塩酸25.0部を加え、次に亜硝酸ナトリウム5.5部を加え5~10℃で1時間撹拌し、ジアゾ化した。そこへ2-メトキシ-5-メチルアニリン11.0部を加え10~30℃で撹拌しながら、炭酸ナトリウムを加えてpH3とし、さらに撹拌してカップリング反応を完結させ、濾過し、下記式(A-130MR)で示されるモノアゾアミノ化合物16.0部を得た。
4-アミノベンゼン-1,3-ジスルホン酸25.3部を水500部に加え、冷却し10℃以下で、35%塩酸31.3部を加え、次に亜硝酸ナトリウム6.9部を加え、5~10℃で1時間撹拌し、ジアゾ化した。そこへ、2,5-ジメチルアニリン12.1部を加え、10~30℃で撹拌しながら、炭酸ナトリウムを加えてpH3とし、さらに撹拌してカップリング反応を完結させ、濾過し、下記式(A-61ML)で示されるモノアゾアミノ化合物27.0部を得た。
2,5-ジメチルアニリンに代えて、2-メチルアニリン10.7部を用いた点以外は、実施例E8と同様にして上記式(A-92)で示されるウレイド化合物11.1部を得た。この化合物の20%ピリジン水溶液中の極大吸収波長は435nmであった。
3-(2-アミノ-4-メチルフェノキシ)プロパン-1-スルホン酸に代えて、3-(2-アミノフェノキシ)プロパン-1-スルホン酸16.2部を用いた点以外は、実施例E9と同様にして上記式(A-95)で示されるウレイド化合物12.7部を得た。この化合物の20%ピリジン水溶液中の極大吸収波長は428nmであった。
2-メトキシアニリンに代えて、3-(2-アミノフェノキシ)プロパン-1-スルホン酸16.2部を用いた点以外は実施例E9と同様にして上記式(A-99)で示されるウレイド化合物13.5部を得た。この化合物の20%ピリジン水溶液中の極大吸収波長は434nmであった。
2-メチルアニリンに代えて、2-エチルアニリン12.1部を用いた点以外は、実施例E9と同様にして上記式(A-100)で示されるウレイド化合物11.0部を得た。この化合物の20%ピリジン水溶液中の極大吸収波長は435nmであった。
4-アミノベンゼン-1,3-ジスルホン酸25.3部を水500部に加え、冷却し10℃以下で、35%塩酸31.3部を加え、次に亜硝酸ナトリウム6.9部を加え、5~10℃で1時間撹拌し、ジアゾ化した。そこへ、2,5-ジメチルアニリン12.1部を加え、10~30℃で撹拌しながら、炭酸ナトリウムを加えてpH3とし、さらに撹拌してカップリング反応を完結させ、濾過し、下記式(B-17ML)で示されるモノアゾアミノ化合物30.8部を得た。
4-アミノ安息香酸に代えて、4-アミノベンゼン-1,3-ジスルホン酸20.3部を用いる点以外は実施例E13と同様にして上記式(B-1)で示されるウレイド化合物12.0部を得た。この化合物の20%ピリジン水溶液中の極大吸収波長は427nmであった。
4-アミノ安息香酸に代えて、5-アミノ-2-クロロ安息香酸13.8部を用いる点以外は実施例E13と同様にして上記式(B-20)で示されるウレイド化合物10.2部を得た。この化合物の20%ピリジン水溶液中の極大吸収波長は432nmであった。
ジスアゾアミノ化合物(B-17D)の原料である4-アミノベンゼン-1,3-ジスルホン酸に代えて、2-アミノ-5-メチルベンゼンスルホン酸18.7部を用いる点以外は実施例E14と同様にして上記式(B-29)で示されるウレイド化合物10.1部を得た。この化合物の20%ピリジン水溶液中の極大吸収波長は425nmであった。
2,5-ジメチルアニリンに代えて、2-メチルアニリン10.7部を用いる点以外は実施例E13と同様にして上記式(B-48)で示されるウレイド化合物13.5部を得た。この化合物の20%ピリジン水溶液中の極大吸収波長は433nmであった。
モノアゾアミノ化合物(B-17ML)30.8部を水400部に加え、水酸化ナトリウムで溶解し、10~30℃で35%塩酸25.0部を加え、次に亜硝酸ナトリウム5.5部を加え、20~30℃で1時間撹拌し、ジアゾ化した。そこへ、3-(2-アミノ-4-メチルフェノキシ)プロパン-1-スルホン酸19.6部を加え、20~30℃で撹拌しながら、炭酸ナトリウムを加えてpH4とし、さらに撹拌してカップリング反応を完結させ、濾過し、下記式(C-5D)で示されるジスアゾアミノ化合物41.0部を得た。
2-アミノ-5-メチルベンゼンスルホン酸に代えて、4-アミノ安息香酸11.0部を用いた点以外は実施例E18と同様にして上記式(C-16)で示されるウレイド化合物12.8部を得た。この化合物の20%ピリジン水溶液中の極大吸収波長は437nmであった。
2-アミノ-5-メチルベンゼンスルホン酸に代えて、5-アミノ-2-クロロ安息香酸13.8部を用いた点以外は実施例E18と同様にして上記式(C-19)で示されるウレイド化合物13.5部を得た。この化合物の20%ピリジン水溶液中の極大吸収波長は435nmであった。
2,5-ジメチルアニリンに代えて2-メチルアニリン10.7部を用いた点、及び、2-メトキシ-5-メチルアニリンに代えて3-(2-アミノ-4-メチルフェノキシ)プロパン-1-スルホン酸19.7部を用いた点以外は実施例E19と同様にして上記式(C-46)で示されるウレイド化合物13.1部を得た。この化合物の20%ピリジン水溶液中の極大吸収波長は440nmであった。
2,5-ジメチルアニリンに代えて2-メチルアニリン10.7部を用いた点、及び2-メトキシ-5-メチルアニリンに代えて3-(2-アミノ-4-クロロフェノキシ)プロパン-1-スルホン酸21.3部を用いた点以外は実施例E19と同様にして上記式(C-49)で示されるウレイド化合物13.7部を得た。この化合物の20%ピリジン水溶液中の極大吸収波長は438nmであった。
実施例E1~E22で得られた上記式(A-3)、(A-6)、(A-19)、(A-20)、(A-32)、(A-36)、(A-130)、(A-61)、(A-92)、(A-95)、(A-99)、(A-100)、(B-17)、(B-1)、(B-20)、(B-29)、(B-48)、(C-5)、(C-16)、(C-19)、(C-46)、(C-49)の各々のアゾ化合物の0.03%及び芒硝0.1%の濃度とした45℃の各々の水溶液(染浴)に厚さ75μmのポリビニルアルコールを4分間浸漬した。このフィルムを3%ホウ酸水溶液中で、50℃で5倍に延伸し、緊張状態を保ったまま水洗、乾燥して偏光膜を得た。
得られた染料系偏光膜の偏光率が最大となるときの吸収波長及びその偏光率を表1に示す。表1の通り、本発明の化合物を用いて作製した偏光膜は、いずれも高い偏光率を有していた。
ここで、平行透過率(Ky)とは、絶対偏光子(偏光度99.99%の偏光板)の吸収軸と偏光膜の吸収軸を平行にセットして測定した透過率であり、直交透過率(Kz)とは、絶対偏光子の吸収軸と偏光膜の吸収軸を直交にセットして測定した透過率を示す。
各波長の平行透過率及び直交透過率は、380~780nmにおいて、1nm間隔で測定した。それぞれ測定した値を用いて、下記式(I)より各波長の偏光率を算出し、380~780nmにおいて最も高い偏光率と、その時の吸収波長(nm)を得た。
偏光率(%)=[(Ky-Kz)/(Ky+Kz)]×100 (I)
式(A-3)の化合物に代えて、シー・アイ・ダイレクト・オレンジ39を用いた点以外は実施例F1と同様にして、偏光膜を作製した。
式(A-3)の化合物に代えて、シー・アイ・ダイレクト・イエロー44を用いた点以外は実施例F1と同様にして、偏光膜を作製した。
実施例E3で得られた式(A-19)の化合物を0.1%、シー・アイダイレクト・レッド81を0.2%、シー・アイダイレクト・ブルー274を0.05%及び芒硝0.1%の濃度とした45℃の水溶液を用いる以外は実施例F1と同様にして偏光膜を作製した。得られた偏光膜の380~700nmにおける単板平均透過率は42%、直交位の平均透過率は0.02%であり、高い偏光度を有していた。
この偏光膜の両面にポリビニルアルコール水溶液の接着剤を介してトリアセチルセルロースフィルム(TACフィルム:富士フィルム社製:商品名TD-80U)をラミネートし、粘着剤を用いてAR層を設けた支持体を貼付して、TAC/偏光膜/TAC/AR支持体がこの順に積層された染料系偏光板(ニュートラルグレー偏光板)を得た。
実施例E4で得られた式(A-20)の化合物を0.1%、シー・アイダイレクト・レッド81を0.2%、シー・アイダイレクト・ブルー274を0.05%及び芒硝0.1%の濃度とした45℃の水溶液を用いる以外は実施例F1と同様にして偏光膜を作製した。得られた偏光膜の380~700nmにおける単板平均透過率は42%、直交位の平均透過率は0.02%であり、高い偏光度を有していた。
この偏光膜の両面にポリビニルアルコール水溶液の接着剤を介してトリアセチルセルロースフィルム(TACフィルム:富士フィルム社製:商品名TD-80U)をラミネートし、粘着剤を用いてAR層を設けた支持体を貼付して、TAC/偏光膜/TAC/AR支持体がこの順に積層された染料系偏光板(ニュートラルグレー偏光板)を得た。
実施例E8で得られた式(A-61)の化合物を0.1%、シー・アイダイレクト・レッド81を0.2%、シー・アイダイレクト・ブルー274を0.05%及び芒硝0.1%の濃度とした45℃の水溶液を用いる以外は実施例F1と同様にして偏光膜を作製した。得られた偏光膜の380~700nmにおける単板平均透過率は42%、直交位の平均透過率は0.02%であり、高い偏光度を有していた。
この偏光膜の両面にポリビニルアルコール水溶液の接着剤を介してトリアセチルセルロースフィルム(TACフィルム:富士フィルム社製:商品名TD-80U)をラミネートし、粘着剤を用いてAR層を設けた支持体を貼付して、TAC/偏光膜/TAC/AR支持体がこの順に積層された染料系偏光板(ニュートラルグレー偏光板)を得た。
実施例E9で得られた式(A-92)の化合物を0.1%、シー・アイダイレクト・レッド81を0.2%、シー・アイダイレクト・ブルー274を0.05%及び芒硝0.1%の濃度とした45℃の水溶液を用いる以外は実施例F1と同様にして偏光膜を作製した。得られた偏光膜の380~700nmにおける単板平均透過率は42%、直交位の平均透過率は0.02%であり、高い偏光度を有していた。
この偏光膜の両面にポリビニルアルコール水溶液の接着剤を介してトリアセチルセルロースフィルム(TACフィルム:富士フィルム社製:商品名TD-80U)をラミネートし、粘着剤を用いてAR層を設けた支持体を貼付して、TAC/偏光膜/TAC/AR支持体がこの順に積層された染料系偏光板(ニュートラルグレー偏光板)を得た。
実施例E10で得られた式(A-95)の化合物を0.1%、シー・アイダイレクト・レッド81を0.2%、シー・アイダイレクト・ブルー274を0.05%及び芒硝0.1%の濃度とした45℃の水溶液を用いる以外は実施例F1と同様にして偏光膜を作製した。得られた偏光膜の380~700nmにおける単板平均透過率は42%、直交位の平均透過率は0.02%であり、高い偏光度を有していた。
この偏光膜の両面にポリビニルアルコール水溶液の接着剤を介してトリアセチルセルロースフィルム(TACフィルム:富士フィルム社製:商品名TD-80U)をラミネートし、粘着剤を用いてAR層を設けた支持体を貼付して、TAC/偏光膜/TAC/AR支持体がこの順に積層された染料系偏光板(ニュートラルグレー偏光板)を得た。
実施例E12で得られた式(A-100)の化合物を0.1%、シー・アイダイレクト・レッド81を0.2%、シー・アイダイレクト・ブルー274を0.05%及び芒硝0.1%の濃度とした45℃の水溶液を用いる以外は実施例F1と同様にして偏光膜を作製した。得られた偏光膜の380~700nmにおける単板平均透過率は42%、直交位の平均透過率は0.02%であり、高い偏光度を有していた。
この偏光膜の両面にポリビニルアルコール水溶液の接着剤を介してトリアセチルセルロースフィルム(TACフィルム:富士フィルム社製:商品名TD-80U)をラミネートし、粘着剤を用いてAR層を設けた支持体を貼付して、TAC/偏光膜/TAC/AR支持体がこの順に積層された染料系偏光板(ニュートラルグレー偏光板)を得た。
実施例E13で得られた式(B-17)の化合物を0.1%、シー・アイダイレクト・レッド81を0.2%、シー・アイダイレクト・ブルー274を0.05%及び芒硝0.1%の濃度とした45℃の水溶液を用いる以外は実施例F1と同様にして偏光膜を作製した。得られた偏光膜の380~700nmにおける単板平均透過率は42%、直交位の平均透過率は0.02%であり、高い偏光度を有していた。
この偏光膜の両面にポリビニルアルコール水溶液の接着剤を介してトリアセチルセルロースフィルム(TACフィルム:富士フィルム社製:商品名TD-80U)をラミネートし、粘着剤を用いてAR層を設けた支持体を貼付して、TAC/偏光膜/TAC/AR支持体がこの順に積層された染料系偏光板(ニュートラルグレー偏光板)を得た。
実施例E16で得られた式(B-29)の化合物を0.1%、シー・アイダイレクト・レッド81を0.2%、シー・アイダイレクト・ブルー274を0.05%及び芒硝0.1%の濃度とした45℃の水溶液を用いる以外は実施例F1と同様にして偏光膜を作製した。得られた偏光膜の380~700nmにおける単板平均透過率は42%、直交位の平均透過率は0.02%であり、高い偏光度を有していた。
この偏光膜の両面にポリビニルアルコール水溶液の接着剤を介してトリアセチルセルロースフィルム(TACフィルム:富士フィルム社製:商品名TD-80U)をラミネートし、粘着剤を用いてAR層を設けた支持体を貼付して、TAC/偏光膜/TAC/AR支持体がこの順に積層された染料系偏光板(ニュートラルグレー偏光板)を得た。
実施例E17で得られた式(B-48)の化合物を0.1%、シー・アイダイレクト・レッド81を0.2%、シー・アイダイレクト・ブルー274を0.05%及び芒硝0.1%の濃度とした45℃の水溶液を用いる以外は実施例F1と同様にして偏光膜を作製した。得られた偏光膜の380~700nmにおける単板平均透過率は42%、直交位の平均透過率は0.02%であり、高い偏光度を有していた。
この偏光膜の両面にポリビニルアルコール水溶液の接着剤を介してトリアセチルセルロースフィルム(TACフィルム:富士フィルム社製:商品名TD-80U)をラミネートし、粘着剤を用いてAR層を設けた支持体を貼付して、TAC/偏光膜/TAC/AR支持体がこの順に積層された染料系偏光板(ニュートラルグレー偏光板)を得た。
実施例E19で得られた式(C-16)の化合物を0.1%、シー・アイダイレクト・レッド81を0.2%、シー・アイダイレクト・ブルー274を0.05%及び芒硝0.1%の濃度とした45℃の水溶液を用いる以外は実施例F1と同様にして偏光膜を作製した。得られた偏光膜の380~700nmにおける単板平均透過率は42%、直交位の平均透過率は0.02%であり、高い偏光度を有していた。
この偏光膜の両面にポリビニルアルコール水溶液の接着剤を介してトリアセチルセルロースフィルム(TACフィルム:富士フィルム社製:商品名TD-80U)をラミネートし、粘着剤を用いてAR層を設けた支持体を貼付して、TAC/偏光膜/TAC/AR支持体がこの順に積層された染料系偏光板(ニュートラルグレー偏光板)を得た。
実施例E20で得られた式(C-19)の化合物を0.1%、シー・アイダイレクト・レッド81を0.2%、シー・アイダイレクト・ブルー274を0.05%及び芒硝0.1%の濃度とした45℃の水溶液を用いる以外は実施例F1と同様にして偏光膜を作製した。得られた偏光膜の380~700nmにおける単板平均透過率は42%、直交位の平均透過率は0.02%であり、高い偏光度を有していた。
この偏光膜の両面にポリビニルアルコール水溶液の接着剤を介してトリアセチルセルロースフィルム(TACフィルム:富士フィルム社製:商品名TD-80U)をラミネートし、粘着剤を用いてAR層を設けた支持体を貼付して、TAC/偏光膜/TAC/AR支持体がこの順に積層された染料系偏光板(ニュートラルグレー偏光板)を得た。
実施例E21で得られた式(C-46)の化合物を0.1%、シー・アイダイレクト・レッド81を0.2%、シー・アイダイレクト・ブルー274を0.05%及び芒硝0.1%の濃度とした45℃の水溶液を用いる以外は実施例F1と同様にして偏光膜を作製した。得られた偏光膜の380~700nmにおける単板平均透過率は42%、直交位の平均透過率は0.02%であり、高い偏光度を有していた。
この偏光膜の両面にポリビニルアルコール水溶液の接着剤を介してトリアセチルセルロースフィルム(TACフィルム:富士フィルム社製:商品名TD-80U)をラミネートし、粘着剤を用いてAR層を設けた支持体を貼付して、TAC/偏光膜/TAC/AR支持体がこの順に積層された染料系偏光板(ニュートラルグレー偏光板)を得た。
Claims (24)
- A1及びA2の一方又は両方が(両方であれば各々独立に)、スルホ基、カルボキシ基、スルホ基を有するC1~4アルコキシ基、C1~4アルキル基、C1~4アルコキシ基、ハロゲン基、ニトロ基、アミノ基、C1~4アルキル置換アミノ基、及びC1~4アルキル置換アシルアミノ基からなる群より選択される置換基を1つ以上有するフェニル基である、請求項1に記載のアゾ化合物又はその塩。
- C1~4アルキル置換アミノ基が、N,N-ジメチルアミノ基、N,N-ジエチルアミノ基、メチルアミノ基、エチルアミノ基、n-プロピルアミノ基、n-ブチルアミノ基、又はsec-ブチルアミノ基である、請求項2に記載のアゾ化合物又はその塩。
- 前記C1~4アルキル置換アシルアミノ基が、アセチルアミノ基、プロピオンアミド基、又はブチルアミド基である、請求項2又は3に記載のアゾ化合物又はその塩。
- A1及びA2の一方又は両方が(両方であれば各々独立に)、スルホ基、カルボキシ基、及びスルホ基を有するC1~4アルコキシ基から選択される置換基を少なくとも1つ有し、水素原子、スルホ基、カルボキシ基、スルホ基を有するC1~4アルコキシ基、C1~4アルキル基、C1~4アルコキシ基、ハロゲン基、ニトロ基、アミノ基、C1~4アルキル置換アミノ基、又はC1~4アルキル置換アシルアミノ基をさらに有するフェニル基である、請求項1~4のいずれか一項に記載のアゾ化合物又はその塩。
- R7及びR8の一方がスルホ基又はカルボキシル基であり、他方が水素原子、スルホ基、カルボキシ基、メチル基、又はメトキシ基である、請求項6に記載のアゾ化合物又はその塩。
- A1及びA2の少なくとも一方は前記ナフチル基である、請求項1~7のいずれか一項に記載のアゾ化合物又はその塩。
- A1及びA2の両方が前記フェニル基である、請求項1~7のいずれか一項に記載のアゾ化合物又はその塩。
- R9が水素原子であり、nが2である、請求項10に記載のアゾ化合物又はその塩。
- R1~R6は各々独立に、水素原子、C1~4アルキル基、C1~4アルコキシ基、ハロゲン基、又はスルホ基を有するC1~4アルコキシ基である請求項1~13のいずれか一項に記載のアゾ化合物又はその塩。
- R1~R6は各々独立に、スルホ基を有するC1~4アルコキシ基、水素原子、メチル基、エチル基、ハロゲン基、又はメトキシ基である、請求項1~14のいずれか一項に記載のアゾ化合物又はその塩。
- R1~R6の少なくとも1つはスルホ基を有するC1~4アルコキシ基である、請求項1~15のいずれか一項に記載のアゾ化合物又はその塩。
- 前記スルホ基を有するC1~4アルコキシ基が3-スルホプロポキシ基である請求項16に記載のアゾ化合物又はその塩。
- 請求項1~17のいずれか一項に記載のアゾ化合物又はその塩を含有する偏光膜基材を含む染料系偏光膜。
- 請求項1~17のいずれか一項に記載のアゾ化合物又はその塩と、これら以外の有機染料を1種類以上とを含有する偏光膜基材を含む染料系偏光膜。
- 前記偏光膜基材がポリビニルアルコール樹脂又はその誘導体からなるフィルムである請求項18又は19に記載の染料系偏光膜。
- 請求項18~20のいずれか一項に記載の染料系偏光膜の片面又は両面に透明保護層を貼合されている染料系偏光板。
- 請求項18~20のいずれか一項に記載の染料系偏光膜又は請求項19に記載の染料系偏光板を備える液晶表示用偏光板。
- 請求項18~20のいずれか一項に記載の染料系偏光膜又は請求項21に記載の染料系偏光板を備えるニュートラルグレー偏光板。
- 請求項21に記載の染料系偏光板、請求項22に記載の液晶表示用偏光板、又は請求項23に記載のニュートラルグレー偏光板を備える液晶表示装置。
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