JP7033049B2 - 半導体装置およびそれを用いた電力変換装置 - Google Patents

半導体装置およびそれを用いた電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7033049B2
JP7033049B2 JP2018215271A JP2018215271A JP7033049B2 JP 7033049 B2 JP7033049 B2 JP 7033049B2 JP 2018215271 A JP2018215271 A JP 2018215271A JP 2018215271 A JP2018215271 A JP 2018215271A JP 7033049 B2 JP7033049 B2 JP 7033049B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor device
semiconductor layer
layer
type
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018215271A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020087990A (ja
Inventor
悠次郎 竹内
睦宏 森
智康 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Power Semiconductor Device Ltd
Original Assignee
Hitachi Power Semiconductor Device Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Power Semiconductor Device Ltd filed Critical Hitachi Power Semiconductor Device Ltd
Priority to JP2018215271A priority Critical patent/JP7033049B2/ja
Publication of JP2020087990A publication Critical patent/JP2020087990A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7033049B2 publication Critical patent/JP7033049B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

本発明は、半導体装置の構造に係り、特に、温度検知機能を備えるIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)に適用して有効な技術に関する。
半導体素子(半導体装置)としてIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いた電力変換装置が幅広い分野で利用されており、また、その利用が拡大している。これらの電力変換装置において、動作中に半導体素子の温度を検出することは重要である。検出した半導体素子の温度から、例えば過電流による過熱を検知し、電力変換の動作を停止させたり、取り扱う電力の大きさを制限することで装置の破壊を未然に防ぐことができる。
IGBTの温度を検出する手段は様々に知られているが、その一つにIGBTと同一の半導体基体に温度検出用の素子を設ける方法がある。この方法は、検出の対象であるIGBTの直近に温度検出素子を設けることができるため、検出精度が高い利点がある。また、IGBTは種々の不純物導入工程や拡散工程を経て製造されるが、これらの工程を兼用して温度検出素子を形成すれば、低コストに温度検出の手段を提供することができる。
本技術分野の背景技術として、例えば、特許文献1のような技術がある。特許文献1には「インバータ装置等に使用する温度検知部を備えたバイポーラ半導体素子」が開示されている。
そしてその実施例の一つとして、「p引き抜き領域21から隔離して、nベース層3の表面層にpアノード領域13が形成され、その表面上にアノード電極15が設けられ、電流源18がつながれており、ゲートオン時には、ゲート電極7直下に生じたチャネルを通じて、アノード電極15とエミッタ電極8間にダイオードができ、そのダイオードに一定電流を流し、順方向電圧を測定する」ことが記載されている。(図6および段落[0053]等)
特許第3538505号公報
しかしながら、本願発明の発明者らの検討によれば、特許文献1に開示された技術には、次に述べるような課題がある。すなわち、温度検出部で検出される値が、アクティブ領域を流れる電流(主電流)の大小によって影響を受けるため、その検出精度が低いという課題がある。
そこで、本発明の目的は、IGBTと同一の半導体基体に温度検出素子を設けた半導体装置において、温度センス電流への主電流の影響を抑制し、高精度な温度検出が可能であり、かつ、低コストで製造可能な半導体装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、アクティブ領域と、温度検出部と、前記アクティブ領域および前記温度検出部の間に形成されたキャリア引き抜き領域と、を有する半導体装置であって、前記アクティブ領域は、第1導電型の第1半導体層と、前記第1半導体層の第1表面に形成された第2導電型の第2半導体層と、前記第2半導体層の表面から前記第2半導体層を貫通して前記第1半導体層まで達する複数の第1のトレンチと、前記第1のトレンチの内側に形成された導電体及び前記導電体の周囲に形成された絶縁膜を含んで構成される複数の第1のゲート電極と、前記第2半導体層の表面において、前記第1のゲート電極と隣接して形成された第1導電型の第3半導体層と、前記第1半導体層の第2表面に形成された第2導電型の第4半導体層と、前記第2半導体層と前記第3半導体層の表面に形成されたエミッタ電極と、前記第4半導体層の表面に形成されたコレクタ電極と、を備え、前記キャリア引き抜き領域は、表面に前記エミッタ電極が接触する第2導電型の第5半導体層を備え、前記温度検出部は、前記キャリア引き抜き領域と隣接して形成された複数の第2のトレンチと、前記第2のトレンチの内側に形成された導電体及び前記導電体の周囲に形成された絶縁膜を含んで構成される複数の第2のゲート電極と、前記複数の第2のゲート電極に挟まれて形成された第2導電型の第6半導体層と、前記第5半導体層の表面において、前記第2のゲート電極と隣接して形成され、表面に前記エミッタ電極が接触する第1導電型の第7半導体層と、前記第6半導体層の表面に形成されたアノード電極と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、複数のスイッチング素子と、複数の還流ダイオードと、電圧源と、を備え、前記スイッチング素子と前記還流ダイオードとが逆並列に接続されて1個のアームを構成し、前記アームが2個直列に接続されて相を構成し、3個の前記相がそれぞれ前記電圧源と並列に接続され、前記3個の相の各々の前記2個のアーム間に、誘導性負荷が接続される電力変換装置であって、前記複数のスイッチング素子の各々に、上記の半導体装置を用いることを特徴とする。
本発明によれば、IGBTと同一の半導体基体に温度検出素子を設けた半導体装置において、高精度な温度検出が可能であり、かつ、低コストで製造可能な半導体装置を実現することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1に係る半導体装置の部分断面図である。 従来技術によって構成される半導体装置の部分断面図である。 本発明の実施例2に係る半導体装置の部分断面図である。 本発明の実施例3に係る半導体装置の部分断面図である。 本発明の実施例4に係る半導体装置の部分断面図である。 本発明の実施例5に係る電力変換装置の回路図である。 本発明の実施例6に係る半導体装置の部分断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。なお、各図面において同一の構成については同一の符号を付し、重複する部分についてはその詳細な説明は省略する。また、ある二つの構成部分が、互いに異なる図面で参照されており、その形状や、周囲に位置するその他の構成部分が異なっていたとしても、それらの機能の本質に差異がない場合には、同一の符号を用いて参照する。
≪比較例≫
はじめに、本発明の目的と構成および作用効果の理解を助けることを目的として、本発明の実施例の説明に先立ち、従来技術によって構成される半導体装置において、温度検出部で検出される値が主電流の影響を受け、検出精度が低くなる原因を説明する。
図2に従来技術によって構成される半導体装置の一例を示す。図2の半導体装置では、IGBTと同一の半導体基体に温度検出素子を設けている。n型のバルク層101の表面に、複数のp型のチャネル層102が選択的に形成されている。また、p型チャネル層102の表面には複数のn型のソース領域105が選択的に形成されている。n型バルク層101とp型チャネル層102とn型ソース領域105との表面において、導電体及び導電体の周囲に形成された絶縁膜を含んで構成される複数のゲート電極104が形成されている。
p型チャネル層102とn型ソース領域105の表面にはエミッタ電極107が形成されている。n型バルク層101の裏面にはp型のコレクタ層106が形成され、p型コレクタ層106の裏面にはコレクタ電極108が形成されている。以上まで述べた部分を以下、アクティブ領域115と呼ぶ。アクティブ領域115は、プレーナ型のIGBTを構成している。
アクティブ領域115と隣接して、p型チャネル層102と一部を重複してp型のキャリア引き抜き層109が形成されている。p型キャリア引き抜き層109が形成されている部分を以下、キャリア引き抜き領域116と呼ぶ。
キャリア引き抜き領域116と隣接して、n型バルク層101の表面にp型のアノード層112が選択的に形成されている。また、p型アノード層112の表面にはアノード電極114が形成されている。p型アノード層112とアノード電極114からなる部分を以下、温度検出部117と呼ぶ。
図2の半導体装置を用いて温度を検出する場合、例えばアノード電極114に、アノード電極114に電流を流し込む向きの電流源を接続した状態で、エミッタ電極107の電位を基準とし、アノード電極114の電位を測定する、などの方法がとられる。
図2の半導体装置を電力変換装置に用いる場合、アクティブ領域115を働かせるために、ゲート電極104はオン・オフを繰り返す。ここで、ゲート電極104がオンするとは、p型チャネル層102のゲート電極104と隣接する部分にn型反転層を形成させる電圧がゲート電極104に与えられることをいう。同様に、ゲート電極104がオフするとは、前記n型反転層が形成されない電圧がゲート電極104に与えられることをいう。
ゲート電極104がオンしている場合、図2の半導体装置の内部には、アノード層112をp型領域とし、バルク層101、反転層、ソース領域105をn型領域とするpnダイオードが形成されている。このとき、電流源から供給された電流は、p型アノード層112からn型バルク層101へ注入され、反転層、n型ソース領域105を経由してエミッタ電極107へ流れる。すなわち、前記pnダイオードに順バイアス電流が流れることになる。このとき、エミッタ電極107の電位を基準としてアノード電極114の電位を測定すれば、pnダイオードの順方向電圧の温度依存性を利用することで、半導体装置の温度検出が可能となる。
ゲート電極104がオンしている場合、アクティブ領域115に着目すると、アクティブ領域115を形成するプレーナ型IGBTは導通状態にある。すなわち、n型ソース領域105から反転層を介して電子がn型バルク層101に注入され、それに呼応して、裏面のp型コレクタ層106からホールがn型バルク層101に注入される。その結果として、n型バルク層101には多量のホールが過剰キャリアとして蓄積されている状態にある。また、アクティブ領域115に流す電流、すなわち主電流が大きければ大きいほどn型バルク層101に蓄積されるホールの量は多くなる。
前述したpnダイオードに電流を流し、その順方向電圧を温度検出に用いる場合、アクティブ領域115の働きによって既にn型バルク層101に蓄積されているホールの多寡は、pnダイオードの電圧-電流特性に大きな影響を与える。すなわち、本半導体装置において温度検出部117で検出される値は主電流の影響を受け、検出精度が低くなる。より具体的には、同一の温度において、例えば主電流がゼロの場合に検出されるpnダイオードの順方向電圧と、主電流に半導体装置の定格電流を流している場合に検出されるpnダイオードの順方向電圧が異なってしまう。
次に、p型キャリア引き抜き層109、キャリア引き抜き領域116の働きについて説明する。既に述べたように、従来技術によって構成される図2の半導体装置には、温度検出の精度が低いという課題があるが、p型キャリア引き抜き層109、ならびにキャリア引き抜き領域116を設けることによってこれをある程度改善することができる。
上述したように、図2の半導体装置で温度検出の精度が低くなる原因は、主電流の大小によってn型バルク層101に蓄積されるホールの量が変化することにある。ここで、キャリア引き抜き層109はp型であり、ホールに対するポテンシャルが低い半導体層であるから、その近辺のホールは、p型キャリア引き抜き層109へ流れ込み、隣接するp型チャネル層102を経由してエミッタ電極107へと排出される。
この作用によって、p型キャリア引き抜き層109近辺のn型バルク層101に蓄積されるホールの量は、p型キャリア引き抜き層109を設けない場合と比較して、少なくなる。よって、この場合は主電流の大小によるn型バルク層101のホールの蓄積量の変化を、部分的には抑制することができ、温度検出の精度を改善することができる。
しかしながら、上述したp型キャリア引き抜き層109の作用から分かる通り、p型キャリア引き抜き層109によってホールの蓄積量の変化を抑制できるのは、p型キャリア引き抜き層109の近辺に限られる。一方、電流源がpnダイオードに流す電流は、前述のように図2の半導体装置内部の広い領域に渡って流れるため(p型アノード層112、n型バルク層101、反転層、n型ソース領域105)、上記の検出精度の改善効果は限定的とならざるを得ない。
以上、従来技術によって構成される半導体装置において、温度検出部で検出される値が主電流の影響を受け、検出精度が低くなる原因を説明した。続いて、本発明の実施例を説明する。
図1を参照して、本発明の実施例1の半導体装置について説明する。図1は本実施例に係る半導体装置の部分断面図である。本実施例の半導体装置は、n型のバルク層101の表面に、p型のチャネル層102が形成されている。p型チャネル層102の表面から、p型チャネル層102を貫通してn型バルク層101まで達する複数の第1のトレンチ103が形成されている。
第1のトレンチ103の内側には、導電体および導電体の周囲に形成された絶縁膜を含んで構成される複数の第1のゲート電極104が形成されている。第1のゲート電極104を構成する導電体の各々は、トレンチの側壁と底部角に対向しており、トレンチ底辺の中央付近には存在していない。つまり、第1のゲート電極104は、第1のトレンチ103の側壁と底部角に対向して形成された導電体および導電体の周囲に形成された絶縁膜を含んで構成されるサイドゲート型ゲート電極である。
p型チャネル層102の表面において、前記第1のゲート電極104と隣接するようにn型のソース領域105が形成されている。p型チャネル層102とn型ソース領域105の表面において、エミッタ電極107が形成されている。n型バルク層101の裏面にはp型のコレクタ層106が形成され、p型コレクタ層106の裏面にはコレクタ電極108が形成されている。以上まで述べた部分を以下、アクティブ領域115と呼ぶ。アクティブ領域115は、サイドゲート型のIGBTを構成している。
アクティブ領域115と隣接して、p型チャネル層102と一部を重複してp型のキャリア引き抜き層109が形成されている。p型キャリア引き抜き層109の表面には、エミッタ電極107が接触している。p型キャリア引き抜き層109が形成されている部分を以下、キャリア引き抜き領域116と呼ぶ。
キャリア引き抜き領域116と隣接して、複数の第2のトレンチ110が形成されている。第2のトレンチ110の内側には、導電体および導電体の周囲に形成された絶縁膜を含んで構成され、前記第1のゲート電極104と互いに電気的に接続された複数の第2のゲート電極111が形成されている。第2のゲート電極111を構成する導電体の各々は、トレンチの側壁と底部に対向しており、第2のトレンチ110の全域を充填している。
第2のゲート電極111に挟まれるようにp型のアノード層112が形成されている。p型キャリア引き抜き層109の表面において、第2のゲート電極111と隣接して、n型のカソード層113が形成されている。また、n型カソード層113の表面(側面)には、エミッタ電極107が接触している。p型アノード層112の表面にはアノード電極114が形成されている。p型アノード層112、アノード電極114、第2のトレンチ110、第2のゲート電極111、n型カソード層113からなる部分を以下、温度検出部117と呼ぶ。
図1の半導体装置を用いて温度を検出する場合、例えばアノード電極114に、アノード電極114に電流を流し込む向きの電流源を接続した状態で、エミッタ電極107の電位を基準とし、アノード電極114の電位を測定する、などの方法がとられる。
図1の半導体装置では、第1のゲート電極104と第2のゲート電極111とが互いに電気的に接続されている。したがって、第1のゲート電極104がオンしている場合、第2のゲート電極111もオンし、その周囲にも反転層(または蓄積層)が形成される。この場合、図1の半導体装置の内部には、アノード層112をp型領域とし、第2のゲート電極111周囲に形成された反転層(または蓄積層)、カソード層113をn型領域とするpnダイオードが形成されている。
このとき、電流源から供給された電流は、p型アノード層112から反転層、n型カソード層113を経由してエミッタ電極107へ流れる。すなわち、pnダイオードに順バイアス電流が流れることになる。このとき、エミッタ電極107の電位を基準としてアノード電極114の電位を測定すれば、pnダイオードの順方向電圧の温度依存性を利用することで、半導体装置の温度検出が可能となる。
第1のゲート電極104がオンしている場合、アクティブ領域115に着目すると、アクティブ領域115を形成するサイドゲート型IGBTは導通状態にある。すなわち、n型ソース領域105から第1のゲート電極104周囲の反転層を介して電子がn型バルク層101に注入される。すると、それに呼応して裏面のp型コレクタ層106からホールがn型バルク層101に注入される。その結果として、n型バルク層101には多量のホールが過剰キャリアとして蓄積された状態になる。また、アクティブ領域115に流す電流、すなわち主電流が大きければ大きいほどn型バルク層101に蓄積されるホールの量は多くなる。
図1に示す半導体装置においても、前記したpnダイオードに電流を流し、その順方向電圧を温度検出に用いる場合、アクティブ領域115の働きによってn型バルク層101に蓄積されているホールの多寡は、pnダイオードの電圧-電流特性に多少の影響を与え得る。しかしながら、その影響の程度は、比較例として示した従来技術によって構成される半導体装置と比較して大幅に小さい。なぜならば、比較例においてはp型アノード層112からn型バルク層101に注入されたホールが、n型バルク層101中を移動してエミッタ電極107へと流れていくのに対し、図1に示される半導体装置では、p型アノード層112から反転層に注入されたホールが、すぐさま直近のn型カソード層113へと到達し、エミッタ電極107へ回収されるからである。
すなわち、温度検出部を構成するpnダイオードの主たる電流経路にn型バルク層101が含まれておらず、n型バルク層101に蓄積されたホールの多寡が、pnダイオードの電圧-電流特性に影響を与えづらくなるように構成されており、主電流の大小が温度検出の精度に及ぼす影響が小さい。
次に、p型キャリア引き抜き層109、キャリア引き抜き領域116の働きについて説明する。既に述べたように、図1の半導体装置では、n型バルク層101に蓄積されたホールの多寡がpnダイオードの電圧-電流特性に与える影響は本質的に小さいが、全くない訳ではない。なぜならば、第2のゲート電極111はその一部がn型バルク層101に突出しているため、第2のゲート電極111の周囲に形成される反転層(または蓄積層)も、その一部がn型バルク層101中に形成されることとなり、当該部分においては、n型バルク層101に蓄積されたホールの影響を受けるためである。
このため、p型のキャリア引き抜き層109を設け、その近辺のn型バルク層101に蓄積されるホールの量を少なく抑制することは、図1の半導体装置においても有効に働く。すなわち、主電流の大小によるn型バルク層101のホールの蓄積量の変化を、特にp型キャリア引き抜き層109の近辺において抑制し、温度検出の精度をさらに改善することができる。以上述べたp型キャリア引き抜き層109の作用から鑑みて、p型キャリア引き抜き層109は、第2のゲート電極111より深く形成されることが望ましい。
また、キャリア引き抜き層の形状を調整し、前記の第2ゲート電極111のn型バルク層101に突出する部分を可能な限り小さく形成することも、温度検出の精度向上(主電流による影響の抑制)に有効である。
以上説明したように、本実施例の半導体装置は、アクティブ領域115と、温度検出部117と、アクティブ領域115および温度検出部117の間に形成されたキャリア引き抜き領域116と、を有する半導体装置であって、アクティブ領域115は、第1導電型(例えばn型)の第1半導体層(n型バルク層101)と、第1半導体層(n型バルク層101)の第1表面に形成された第2導電型(例えばp型)の第2半導体層(p型チャネル層102)と、第2半導体層(p型チャネル層102)の表面から第2半導体層(p型チャネル層102)を貫通して第1半導体層(n型バルク層101)まで達する複数の第1のトレンチ103と、第1のトレンチ103の内側に形成された導電体及び導電体の周囲に形成された絶縁膜を含んで構成される複数の第1のゲート電極104と、第2半導体層(p型チャネル層102)の表面において、第1のゲート電極104と隣接して形成された第1導電型の第3半導体層(n型ソース領域105)と、第1半導体層(n型バルク層101)の第2表面に形成された第2導電型の第4半導体層(p型コレクタ層106)と、第2半導体層(p型チャネル層102)と第3半導体層(n型ソース領域105)の表面に形成されたエミッタ電極107と、第4半導体層(p型コレクタ層106)の表面に形成されたコレクタ電極108と、を備え、キャリア引き抜き領域116は、表面にエミッタ電極107が接触する第2導電型の第5半導体層(p型キャリア引き抜き層109)を備え、温度検出部117は、キャリア引き抜き領域116と隣接して形成された複数の第2のトレンチ110と、第2のトレンチ110の内側に形成された導電体及び導電体の周囲に形成された絶縁膜を含んで構成される複数の第2のゲート電極111と、複数の第2のゲート電極111に挟まれて形成された第2導電型の第6半導体層(p型アノード層112)と、第5半導体層(p型キャリア引き抜き層109)の表面において第2のゲート電極111と隣接して形成され、表面にエミッタ電極107が接触する第1導電型の第7半導体層(n型カソード層113)と、第6半導体層(p型アノード層112)の表面に形成されたアノード電極114と、を備えている。
また、キャリア引き抜き領域116の第5半導体層(p型キャリア引き抜き層109)は、アクティブ領域115と隣接し、第2半導体層(p型チャネル層102)と一部を重複して形成されている。
本実施例によれば、IGBTと同一の半導体基体に温度検出素子を設けた半導体装置において、温度センス電流への主電流の影響を抑制でき、高精度な温度検出が可能であり、なおかつ、IGBTを製造する工程を兼用して温度検出素子を形成することで、低コストで温度検出素子を備えた半導体装置を製造することができる。
図3を参照して、本発明の実施例2の半導体装置について説明する。図3は本実施例に係る半導体装置の部分断面図である。本実施例の特徴は、アクティブ領域115に形成される第1のゲート電極104の形状にある。第1のゲート電極104を構成する導電体の各々は、第1のトレンチ103の側壁と底部に対向しており、第1のトレンチ103の全域を充填している。つまり、第1のゲート電極104は、第1のトレンチ103の側壁と底部に対向して形成され、第1のトレンチ103の全域を充填しているトレンチゲート型ゲート電極である。
すなわち、図3に示す半導体装置のアクティブ領域115は、トレンチゲート型のIGBTを構成している。その他の構成は、実施例1(図1)の半導体装置と同様である。
実施例1に係る半導体装置の作用効果の説明において示したように、本発明の本質は、p型アノード層112とn型カソード層113が第2のゲート電極111を挟んで対向しており、以て、温度検出に用いるpnダイオードの電流経路が短いことにある。したがって、アクティブ領域115に形成される第1のゲート電極104の形状は本発明の作用効果を左右するものではない。図3に示すようにトレンチゲート型であっても何ら問題はなく、実施例1(図1)に示すサイドゲート型と同様の効果を得ることができる。
図4を参照して、本発明の実施例3の半導体装置について説明する。図4は本実施例に係る半導体装置の部分断面図である。本実施例の特徴は、アクティブ領域115に形成される第1のゲート電極104と、温度検出部117に形成される第2のゲート電極111とが、電気的に接続されていないことにある。その他の構成は、実施例1(図1)の半導体装置と同様である。
これまでの説明で明らかなように、本発明において第1のゲート電極104と第2のゲート電極111が電気的に接続され、同時にオン・オフすることは、必ずしも必要ではない。そこで、本実施例のように第1のゲート電極104と第2のゲート電極111とを個別に(互いに独立して)制御できるように構成しておき、第1のゲート電極104をアクティブ領域115を電力変換の用に供するためにオン・オフ制御し、第1のゲート電極104がオン状態にある任意のタイミングで、第2のゲート電極111をオンさせることで温度検出部117にpnダイオードを形成し、半導体装置の温度を取得してもよい。
本実施例によれば、実施例1の効果に加え、温度検出部117による温度検出のタイミングを任意に設定することができる。
図5を参照して、本発明の実施例4の半導体装置について説明する。図5は本実施例に係る半導体装置の部分断面図である。本実施例の特徴は、例えば図1に示した本発明の実施例1に係る半導体装置において、p型キャリア引き抜き層109が形成されていた場所に、それに代えて、p型チャネル層102が形成されていることにある。
既に述べたように、本発明においてp型キャリア引き抜き層109を設けることは、温度検出の精度を高めるために有効であるが、必須ではない。本発明の本質は、p型アノード層112とn型カソード層113が第2のゲート電極111を挟んで対向しており、以て、温度検出に用いるpnダイオードの電流経路が短いことにあるからである。したがって、本実施例のように、キャリア引き抜き層に代えてp型チャネル層102が形成されていてもよい。
つまり、本実施例では、キャリア引き抜き領域116の第5半導体層は、第2半導体層(p型チャネル層102)と同一の工程で形成され、同一の不純物濃度である。
なお、p型チャネル層102はp型キャリア引き抜き層109と同じくp型の半導体層であるから、その効果は限定されるものの、p型キャリア引き抜き層109と同様の効果を発揮することができる。その限定された効果で十分であれば、本実施例のように構成した場合、p型キャリア引き抜き層109を導入せずに済む分、半導体装置の構成が簡単となり、低コストとすることができる。
図6を参照して、本発明の実施例5の電力変換装置について説明する。図6は本実施例に係る電力変換装置の回路図である。本実施例で示す電力変換装置は、温度検出部を有する複数の半導体装置601と、複数の還流ダイオード602と、電圧源603からなり、誘導性負荷(モータ)604に接続されている。
半導体装置601と還流ダイオード602は逆並列に接続され、一つのアームを形成している。そして、二つのアームが直列に接続され、一つの相を形成している。本実施例で示す電力変換装置は、三つの相からなる。電圧源603は、各相と並列に接続され、電力の供給源となる。誘導性負荷604は、各相を形成する二つのアーム間に接続されている。
つまり、本実施例の電力変換装置は、複数のスイッチング素子(半導体装置601)と、複数の還流ダイオード602と、電圧源603と、を備え、スイッチング素子(半導体装置601)と還流ダイオード602とが逆並列に接続されて1個のアームを構成し、そのアームが2個直列に接続されて相を構成し、3個の相がそれぞれ電圧源603と並列に接続され、3個の相の各々の2個のアーム間に、誘導性負荷(モータ)604が接続される電力変換装置であって、複数のスイッチング素子(半導体装置601)の各々に、本発明の半導体装置を適用する。
これにより、高精度かつ低コストに半導体装置の温度検出が可能となる電力変換装置が提供できる。
図7を参照して、本発明の実施例6の半導体装置について説明する。図7は本実施例に係る半導体装置の部分断面図である。本実施例では、半導体装置の構造は実施例1に係る半導体装置と同一である。既に述べたように、本発明が提供する半導体装置を用いて温度を検出する場合、例えばアノード電極114に、アノード電極114に電流を流し込む向きの電流源を接続した状態で、エミッタ電極107の電位を基準とし、アノード電極114の電位を測定する、などの方法がとられると述べた。
しかしながら、温度検出の方法は上記の方法に限定されるものではなく、例えば図7に示すような方法であってもよい。図7に示す実施例では、アノード電極114に抵抗701と、電圧源702とが直列に接続されている。
ここで、抵抗701の抵抗値を、温度検出に用いるpnダイオードの抵抗値と比較して十分に大きい値として選択しておく。この状態で、エミッタ電極107の電位を基準とし、アノード電極114の電位を測定する。温度検出に用いるpnダイオードの抵抗値は、半導体装置の温度により様々に変化し得るが、抵抗701の抵抗値がそれと比較して十分に大きければ、電圧源702からpnダイオードに供される電流の大きさは、主として抵抗701により制限され、ほぼ一定値とみなせる。
すなわち、本実施例に示す方法で、アノード電極114に電流源を接続した場合と等価な状態とすることができる。一般的に、電流源と比較して電圧源の方が容易に、かつ低コストに用意することができるため、本実施例で示す温度検出の方法は簡便であり、有用である。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
101…n型バルク層
102…p型チャネル層
103…(第1の)トレンチ
104…(第1の)ゲート電極
105…n型ソース領域
106…p型コレクタ層
107…エミッタ電極
108…コレクタ電極
109…p型キャリア引き抜き層
110…(第2の)トレンチ
111…(第2の)ゲート電極
112…p型アノード層
113…n型カソード層
114…アノード電極
115…アクティブ領域
116…キャリア引き抜き領域
117…温度検出部
601…(温度検出部を有する)半導体装置
602…還流ダイオード
603…電圧源
604…誘導性負荷(モータ)
701…抵抗
702…電圧源

Claims (10)

  1. アクティブ領域と、温度検出部と、前記アクティブ領域および前記温度検出部の間に形成されたキャリア引き抜き領域と、を有する半導体装置であって、
    前記アクティブ領域は、第1導電型の第1半導体層と、
    前記第1半導体層の第1表面に形成された第2導電型の第2半導体層と、
    前記第2半導体層の表面から前記第2半導体層を貫通して前記第1半導体層まで達する複数の第1のトレンチと、
    前記第1のトレンチの内側に形成された導電体及び前記導電体の周囲に形成された絶縁膜を含んで構成される複数の第1のゲート電極と、
    前記第2半導体層の表面において、前記第1のゲート電極と隣接して形成された第1導電型の第3半導体層と、
    前記第1半導体層の第2表面に形成された第2導電型の第4半導体層と、
    前記第2半導体層と前記第3半導体層の表面に形成されたエミッタ電極と、
    前記第4半導体層の表面に形成されたコレクタ電極と、を備え、
    前記キャリア引き抜き領域は、表面に前記エミッタ電極が接触する第2導電型の第5半導体層を備え、
    前記温度検出部は、前記キャリア引き抜き領域と隣接して形成された複数の第2のトレンチと、
    前記第2のトレンチの内側に形成された導電体及び前記導電体の周囲に形成された絶縁膜を含んで構成される複数の第2のゲート電極と、
    前記複数の第2のゲート電極に挟まれて形成された第2導電型の第6半導体層と、
    前記第5半導体層の表面において、前記第2のゲート電極と隣接して形成され、表面に前記エミッタ電極が接触する第1導電型の第7半導体層と、
    前記第6半導体層の表面に形成されたアノード電極と、を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記キャリア引き抜き領域の前記第5半導体層は、前記アクティブ領域と隣接し、前記第2半導体層と一部を重複して形成されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記キャリア引き抜き領域の前記第5半導体層は、前記第2半導体層と同一工程で形成され、同一不純物濃度であることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極が互いに電気的に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極が互いに独立して制御可能に構成されていることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記第1のゲート電極は、前記第1のトレンチの側壁と底部角に対向して形成された導電体および前記導電体の周囲に形成された絶縁膜を含んで構成されるサイドゲート型ゲート電極であることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記第1のゲート電極は、前記第1のトレンチの側壁と底部に対向して形成され、前記第1のトレンチの全域を充填しているトレンチゲート型ゲート電極であることを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記アノード電極に、当該アノード電極に電流を流し込む向きの電流源を接続した状態で、前記エミッタ電極の電位を基準として前記アノード電極の電位を測定することで、前記半導体装置の温度を検出することを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記アノード電極に、前記温度検出部に形成されるpnダイオードの抵抗値よりも大きな抵抗値を有する抵抗を介して電圧源を直列に接続した状態で、前記エミッタ電極の電位を基準として前記アノード電極の電位を測定することで、前記半導体装置の温度を検出することを特徴とする半導体装置。
  10. 複数のスイッチング素子と、
    複数の還流ダイオードと、
    電圧源と、を備え、
    前記スイッチング素子と前記還流ダイオードとが逆並列に接続されて1個のアームを構成し、
    前記アームが2個直列に接続されて相を構成し、
    3個の前記相がそれぞれ前記電圧源と並列に接続され、
    前記3個の相の各々の前記2個のアーム間に、誘導性負荷が接続される電力変換装置であって、
    前記複数のスイッチング素子の各々に、請求項1から9のいずれか1項に記載の半導体装置を用いることを特徴とする電力変換装置。
JP2018215271A 2018-11-16 2018-11-16 半導体装置およびそれを用いた電力変換装置 Active JP7033049B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018215271A JP7033049B2 (ja) 2018-11-16 2018-11-16 半導体装置およびそれを用いた電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018215271A JP7033049B2 (ja) 2018-11-16 2018-11-16 半導体装置およびそれを用いた電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020087990A JP2020087990A (ja) 2020-06-04
JP7033049B2 true JP7033049B2 (ja) 2022-03-09

Family

ID=70908779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018215271A Active JP7033049B2 (ja) 2018-11-16 2018-11-16 半導体装置およびそれを用いた電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7033049B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003204028A (ja) 2002-01-09 2003-07-18 Toyota Motor Corp 半導体モジュール
JP2009188335A (ja) 2008-02-08 2009-08-20 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 半導体装置
JP2013211374A (ja) 2012-03-30 2013-10-10 Renesas Electronics Corp 半導体装置およびその製造方法
WO2014061619A1 (ja) 2012-10-17 2014-04-24 富士電機株式会社 半導体装置
JP2014216465A (ja) 2013-04-25 2014-11-17 トヨタ自動車株式会社 半導体装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2552880B2 (ja) * 1986-11-12 1996-11-13 シリコニックス・インコーポレイテッド 垂直dmosセル構造
JPH0936356A (ja) * 1995-07-18 1997-02-07 Fuji Electric Co Ltd 温度検知部内蔵型バイポーラ半導体素子の使用方法
JP3538505B2 (ja) * 1996-05-22 2004-06-14 富士電機デバイステクノロジー株式会社 温度検知部内蔵型バイポーラ半導体素子およびその製造方法
JP2011055017A (ja) * 2010-12-17 2011-03-17 Toshiba Corp 半導体装置
JP5825012B2 (ja) * 2011-09-26 2015-12-02 トヨタ自動車株式会社 半導体装置
JP2017005153A (ja) * 2015-06-11 2017-01-05 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003204028A (ja) 2002-01-09 2003-07-18 Toyota Motor Corp 半導体モジュール
JP2009188335A (ja) 2008-02-08 2009-08-20 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 半導体装置
JP2013211374A (ja) 2012-03-30 2013-10-10 Renesas Electronics Corp 半導体装置およびその製造方法
WO2014061619A1 (ja) 2012-10-17 2014-04-24 富士電機株式会社 半導体装置
JP2014216465A (ja) 2013-04-25 2014-11-17 トヨタ自動車株式会社 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020087990A (ja) 2020-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10147812B2 (en) Diode, semiconductor device, and MOSFET
US10153275B2 (en) Method of operating an IGBT having switchable and non-switchable diode cells
JP3914328B2 (ja) 電流検出セル付トレンチゲート半導体装置および電力変換装置
JP5589052B2 (ja) 半導体装置
JP5045733B2 (ja) 半導体装置
US20140231867A1 (en) Diode and semiconductor device including built-in diode
US9508710B2 (en) Semiconductor device
JP5637175B2 (ja) 半導体装置
US20180204909A1 (en) Semiconductor device
US20150263144A1 (en) Semiconductor device and insulated gate bipolar transistor
JP2014022708A5 (ja)
JP6271813B2 (ja) パワー半導体素子およびそれを用いるパワー半導体モジュール
CN111742411A (zh) 双向晶闸管器件
JP6077309B2 (ja) ダイオード及びダイオードを内蔵した半導体装置
US10326010B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the semiconductor device
JP6718140B2 (ja) 半導体装置
JP7033049B2 (ja) 半導体装置およびそれを用いた電力変換装置
JP2017011319A5 (ja)
US11374091B2 (en) Semiconductor device
US9006839B2 (en) Semiconductor device
JP7072719B2 (ja) 半導体装置
US3979767A (en) Multilayer P-N junction semiconductor switching device having a low resistance path across said P-N junction
CN104979378B (zh) 半导体器件的集电极结构及ti-igbt
JP6048003B2 (ja) Igbtとダイオードが同一半導体基板に形成されている半導体装置
JP2018182216A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7033049

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150