JP7029930B2 - ビル内人流推定システムおよび推定方法 - Google Patents

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Description

本発明はビル内人流推定システムおよび推定方法に関し、例えばビル内の人の流れを推定するビル内人流シミュレーションに適用して好適なものである。
エレベーターを適切に運用したり、エレベーターの使い勝手の改善に向けたリニューアルを計画したりするには、エレベーターの運行状況および利用状況を把握した上で、様々な改善案を施したときの状況を予測することが重要である。
ここで、各階におけるエレベーターの乗降人数を、エレベーターで検知される荷重の変化から推定する方法が開示されている(特許文献1参照)。
また、各階におけるエレベーターの乗降人数から、ビル内の歩行者がどの階からどの階に移動したかを示すビル内交通データを推定する装置が開示されている(特許文献2参照)。
また、ビル内交通データと、ビル内の各階のレイアウトデータと、エレベーターの設置位置、停車階、定員、速度などで構成される設置条件の情報とを入力し、エレベーターによる人の輸送をシミュレーションする装置が開示されている(特許文献3参照)。
例えば、エレベーターで検知される各階における荷重の変化をエレベーターの運行実績データとして記録することで、特許文献1および特許文献2で開示される技術を用いて、ビル内交通データを推定できる。さらに、特許文献3で開示される装置を用いることで、ビル内交通データと、ビルのレイアウトデータと、ビルに設置されたエレベーターの設置条件の情報とを入力値としてシミュレーションすることによって、ビル内の歩行者の移動およびエレベーターの運行を推定できる。これにより、エレベーターの運行状況の把握と、設置条件などを変えた場合の予測とが可能となる。
特公昭60-310号公報 特公昭62-36954号公報 特開2009-096612号公報
ここで、特許文献3には、シミュレーション結果に基づいてエレベーターの運行実績とホールの待ち人数と(人の流れを示す推定結果)を出力する機能が記載されているが、推定結果が現実を正しく再現できているかを判断する手法については記載されていない。例えば、エレベーターの運行実績の評価は、エレベーターの制御装置に記録されている運行実績のログデータと推定結果とを比較することによって実現可能であるが、エレベーターの動作に精通した専門家でなければログデータの分析は困難である。そのため、特許文献3に記載の装置を用いるのみでは、推定結果が現実を正しく再現できているか否かを判断することは難しい。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、推定された人の流れの再現度合を評価し得るビル内人流推定システムおよび推定方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、ビル内のエレベーターを利用して人がどの階からどの階に移動するかを示すビル内交通データと前記ビルのレイアウトに係るビルレイアウトデータと前記エレベーターに係るエレベーターパラメータ値とを入力値として人の流れを推定するビル内人流シミュレーション部を有するビル内人流推定システムであって、前記ビル内人流シミュレーション部により推定された人の流れに係る第1の評価指標と、前記ビル内における実際の人の流れに係る第2の評価指標とに基づいて、前記ビル内人流シミュレーション部により推定された人の流れの再現度合を評価するための評価値を算出する評価部と、前記評価部により算出された評価値を出力する出力部と、を設けるようにした。
また本発明においては、ビル内のエレベーターを利用して人がどの階からどの階に移動するかを示すビル内交通データと前記ビルのレイアウトに係るビルレイアウトデータと前記エレベーターに係るエレベーターパラメータ値とを入力値として人の流れを推定するビル内人流シミュレーション部を有するビル内人流推定システムにおける推定方法であって、評価部が、前記ビル内人流シミュレーション部により推定された人の流れに係る第1の評価指標と、前記ビル内における実際の人の流れに係る第2の評価指標とに基づいて、前記ビル内人流シミュレーション部により推定された人の流れの再現度合を評価するための評価値を算出する第1のステップと、出力部が、前記第1のステップで算出された評価値を出力する第2のステップと、を設けるようにした。
上記構成によれば、推定された人の流れの再現度合を評価するための評価値が出力される。
本発明によれば、推定結果の再現度合を評価することができる。
第1の実施の形態によるビル内人流推定システムの構成の一例を示す図である。 第1の実施の形態によるエレベーターホールへの到着時刻を説明するための図である。 第1の実施の形態によるエレベーター運行ログの一例を示す図である。 第1の実施の形態によるビルレイアウトデータの一例を示す図である。 第1の実施の形態による到着分布データの一例を示す図である。 第1の実施の形態によるビル内交通データの一例を示す図である。 第1の実施の形態によるエレベーターパラメータ値の一例を示す図である。 第1の実施の形態による評価指標の一例を示す図である。 第1の実施の形態によるパラメータ値算出部が実行する処理に係る処理手順の一例を示す図である。 第1の実施の形態による走行距離と走行時間との関係の一例を示す図である。 第1の実施の形態による走行時間と速度との関係の一例を示す図である。 第1の実施の形態による評価部が実行する処理に係る処理手順の一例を示す図である。 第1の実施の形態による相関テーブルの一例を示す図である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
図1において、1は全体として第1の実施の形態によるビル内人流推定システムを示す。ビル内人流推定システム1は、ビル内における人の移動およびエレベーターの運行をシミュレーションによって推定するシステムであり、1または複数の相互に通信可能なコンピュータと、当該コンピュータ上で動作するソフトウェアとを含んで構成される。
ビル内人流推定システム1が現状を精緻に再現するものであるほど、最新のエレベーターを導入した場合の効果、既存のエレベーターの運行を変更した場合の効果などをより正確に得ることができるようになる。しかしながら、現状を精緻に再現しているか否かを判断する手法も、現状を精緻に再現するための手法も開示されていない。そこで、本実施の形態では、これらの手法について主に説明する。
ビル内人流推定システム1は、各種の機能(ビル内交通推定部200、ビル内人流シミュレーション部300、パラメータ値算出部400、エレベーター指標算出部500、人流計測部600、評価部700、出力部800など)を備える。
ビル内人流推定システム1の各種の機能は、1または複数のコンピュータ(図示は省略。)、より具体的にはCPU(Central Processing Unit)がROM(Read Only Memory)に格納されたプログラムをRAM(Random Access Memory)に読み出して実行すること(ソフトウェア)により実現される。なお、ビル内人流推定システム1の各種の機能の一部または全部は、回路、センサー等のハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアおよびハードウェアにより実現されてもよい。
また、ビル内人流推定システム1は、エレベーター運行ログ110、ビルレイアウトデータ120、到着分布データ130、ビル内交通データ140、エレベーターパラメータ値150、第1の評価指標160A、および第2の評価指標160Bをデータとして記録・読み出し可能な記憶装置(図示は省略。)を備える。なお、第1の評価指標160Aと第2の評価指標160Bとの区別を要しないときは、評価指標160と適宜称する。
なお、詳細については後述するが、エレベーター運行ログ110は、エレベーターの運行実績を示すデータであり、図3にエレベーター運行ログ110の一例を示す。ビルレイアウトデータ120は、ビルのレイアウトに係るデータであり、図4にビルレイアウトデータ120の一例を示す。到着分布データ130は、エレベーターに乗車する時刻に対してエレベーターホールにどれだけ早く人が到着しているかを示すデータであり、図5に到着分布データ130の一例を示す。ビル内交通データ140は、ビル内のエレベーターを利用して人がどの階からどの階に移動するかを示すデータであり、図6にビル内交通データ140の一例を示す。エレベーターパラメータ値150は、エレベーターに係るパラメータ値であり、図7にエレベーターパラメータ値150の一例を示す。評価指標160は、人およびエレベーターに係る指標(人の流れに係る指標)であり、図8に評価指標160の一例を示す。
<機能の説明>
ビル内交通推定部200は、エレベーターの荷重の遷移を含むエレベーター運行ログ110と到着分布データ130とを入力データとし、ビル内交通データ140を推定(算出)して出力する。
各階床間の人の移動量は、例えば、特許文献1および特許文献2で開示されている技術を組み合わせることで推定できる。特許文献2では、各階の移動量が発生する時刻は、各階にエレベーターのかごが到着する時刻となる。エレベーター内に存在する人の移動を推定する場合には、かごが到着する時刻から人の移動を推定すればよいが、ビル内人流推定システム1では、エレベーターのかご内だけでなく、エレベーターホールなど、エレベーター外の人の移動も推定する。
例えば、図2に示すように、エレベーターホールでの歩行者221の移動を考えると、かご231に乗車する各歩行者221は、一般には呼び釦押下時刻211からかご到着時刻212の間にエレベーターホールに到着し、かご到着時刻212にまとめてかご231に乗車する。そのため、歩行者221がエレベーターホールに到着するのは、かご到着時刻212よりも一定時間前となる。そこで、ビル内人流推定システム1では、上記一定時間を分布で定義した到着分布データ130を用いて、エレベーターのかご到着時刻212よりも到着分布データ130に従う時間だけ前に歩行者221がエレベーターホールに到着しているとして、エレベーターホールに到着した時間を歩行者221の出発時刻としてビル内交通データ140を推定する。
また、エレベーターホールのみならず、ビル内の通路など広範囲を含めて人の移動を推定する場合には、到着分布データ130に従う時間のみならず、ビル内の人が移動を開始する地点からエレベーターホールまでの移動時間を考慮し、到着分布データ130に従う時間と移動時間との合計値だけ前の時刻を人の出発時刻として、ビル内交通データ140を推定する。移動時間も到着分布データ130のように分布として設定してもよく、また予め移動時間を加算して到着分布データ130を作成してもよい。また、人が移動を開始する地点が複数ある場合には、エレベーターホールと人が移動を開始する地点との組み合わせ毎に移動時間または移動時間を加算した到着分布データ130を作成してもよい。
かかる構成により、エレベーターのかご内だけでなく、エレベーターホールなど、エレベーター外の人の移動も推定できるようになる。
ビル内人流シミュレーション部300は、ビルレイアウトデータ120とビル内交通データ140とエレベーターパラメータ値150とを入力値として人の流れを推定(シミュレーション)したり、シミュレーションの結果(シミュレーション結果)に基づいて第1の評価指標160Aを出力したりする。より具体的には、ビル内人流シミュレーション部300は、エレベーターなどの設備の設置位置を含む構造化されたデータであるビルレイアウトデータ120と、ビル内交通推定部200より推定されたビル内交通データ140と、エレベーターの停車階、定員、定格速度、定格加速度などの値を含むエレベーターパラメータ値150とを入力とし、エレベーターの運行および人の移動をシミュレーションする機能、およびシミュレーション結果を集計して第1の評価指標160Aを出力する機能を備える。
また、ビル内人流シミュレーション部300は、内部パラメータ値として、人の歩行速度、エレベーターのかご内の定員と乗車済み人数からかごに乗り込むか否かを判定するための乗り込み率などを備える。
例えば、乗り込み率は、エレベーターのかご内の定員とエレベーターのかごに乗車している人数とから計算される割合(満車と判定する乗車済み人数の定員に対する乗車割合)の上限を示す閾値として設定する。乗車割合が乗り込み率を超えた場合にシミュレーションにおいて追加乗車をさせない処理を行うことで、エレベーターが定員に満たなくても混雑しているときには追加乗車しない実際の行動を再現できる。乗車割合としては、例えば、エレベーター運行ログ110に記録されるかご内荷重1116の最大値の定員に対する割合を用いる。
なお、乗り込み率などを内部パラメータ値として説明したが、これに限られるものではなく、パラメータ値算出部400により算出されてもよい(エレベーターパラメータ値150に含まれていてもよい。)。
付言するならば、ビル内人流シミュレーション部300におけるシミュレーションについては、例えば、特許文献3で開示されている技術を用いることにより実現することができる。
パラメータ値算出部400は、エレベーター運行ログ110を入力とし、エレベーターパラメータ値150(定格速度、定格加速度など)の算出を行う。エレベーターパラメータ値150については、エレベーターの製品仕様から定めることも可能であるが、通常は備え付ける条件、経年劣化などにより、運営時にある程度の誤差が生じる。そのため、パラメータ値算出部400は、エレベーター運行ログ110を用いてエレベーターパラメータ値150をより精緻に算出する。かかる構成によれば、ビル内人流推定システム1が現状をより精緻に再現できるようになる。ただし、パラメータ値算出部400を省略し、製品仕様をそのままエレベーターパラメータ値150として用いてもよい。
エレベーター指標算出部500は、エレベーター運行ログ110を集計し、エレベーターの運行状況を評価するための第2の評価指標160Bを算出して出力する。なお、エレベーター指標算出部500を省略し、人流計測部600が出力する指標のみを第2の評価指標160Bとして利用してもよい。
人流計測部600は、エレベーターホールにおける滞在人数、整列人数、混雑度などを示す混雑指標を計測(測定)する。人流計測部600は、計測を行うセンサー部と、センサー部が出力する情報に基づいて混雑指標を計算して出力する解析部とを備える。
例えば、人流計測部600は、カメラをセンサー部としてエレベーターホール内を撮影し、カメラ映像内の所定の範囲にいる人数を解析可能な映像分析ソフトウェアを有する解析装置(コンピュータなど)を解析部として所定の範囲内の滞在人数を出力する。カメラなどのセンサー部は、全ての階床のエレベーターホールに設置してもよいし、一部の階床のみに設置してもよい。なお、人流計測部600を省略し、エレベーター指標算出部500が出力する指標のみを第2の評価指標160Bとして利用してもよい。
なお、人流計測部600は、上述の構成に限られるものではない。例えば、人流計測部600がセンサー部を備え、ビル内人流推定システム1が解析部を備える構成であってもよい。また、例えば、ビル内人流推定システム1がセンサー部と解析部とを備え、人流計測部600は、解析部から出力される混雑指標を取得するものであってもよい。
評価部700は、ビル内人流シミュレーション部300により推定された人の流れに係る第1の評価指標160Aと、ビル内における実際の人の流れに係る第2の評価指標160Bとに基づいて、ビル内人流シミュレーション部300により推定された人の流れの再現度合を評価するための評価値(例えば、後述の誤差評価値)を算出などする。
より具体的には、評価部700は、ビル内人流シミュレーション部300が推定する人の移動およびエレベーターの運行から算出される第1の評価指標160Aと、エレベーター指標算出部500と人流計測部600との少なくとも一方から出力される第2の評価指標160Bとを入力とし、第1の評価指標160Aと第2の評価指標160Bとの差異から算出される誤差評価値を算出する機能を有する。また、評価部700は、誤差評価値が所定の閾値以下となるような到着分布データ130、エレベーターパラメータ値150、ビル内人流シミュレーション部300の内部パラメータ値を算出する機能を有する。また、評価部700は、所定の閾値を満足する、誤差評価値、到着分布データ130、エレベーターパラメータ値150、およびビル内人流シミュレーション部300の内部パラメータ値を出力部800に出力する機能を有する。
出力部800は、評価部700により算出された評価値などを出力する。より具体的には、出力部800は、ビル内人流シミュレーション部300によるシミュレーション結果に加えて、シミュレーション結果に基づいて算出された評価指標160、評価部700で算出された誤差評価値、誤差評価値を算出するときに用いた到着分布データ130、エレベーターパラメータ値150、ビル内人流シミュレーション部300の内部パラメータ値などをディスプレイ、プリンタ等(図示は省略。)に出力する機能を有する。
<データの説明>
続いて、ビル内人流推定システム1で用いられるデータについて説明する。
図3は、エレベーター運行ログ110の一例を示す図である。エレベーター運行ログ110は、各エレベーターの状態、およびエレベーターホールの呼び釦の状態を記録したデータである。例えば、エレベーターの状態を記録したエレベーター状態ログ111と呼び釦の状態を記録した呼び釦ログ112とを含んで構成される。エレベーター運行ログ110は、通常、エレベーターの制御装置によって記録され、ビル内人流推定システム1の入力情報として用いられる。
続いて、エレベーター状態ログ111について説明する。エレベーター状態ログ111は、例えば、エレベーターの進行方向が変更されたとき、ドアの開閉状態が変更されたとき、呼び釦の状態が変更されたとき、ドア開扉時のかご内の荷重が最大および最小となったとき等に記録されるデータである。
次に、エレベーター状態ログ111の各項目について説明する。ID1111には、各レコードを特定可能な情報(数字、文字列など)が格納(記録)される。エレベーターID1112には、エレベーターを特定可能な情報(数字、文字列など)が格納される。時刻1113には、当該レコードを記録した時刻を示す情報が格納される。方向1114には、エレベーターの進行方向を特定可能な情報(「上」、「下」など)が格納される。位置1115には、エレベーターの縦方向の位置を特定可能な情報(例えば、建物の1階の高さを基準とした高さを示す情報)が格納される。かご内荷重1116には、かご内の乗車客および荷物の総重量を示す情報が格納される。扉状態1117には、ドアの開閉状態を示す情報(「開」、「閉」など)が格納される。
続いて、呼び釦ログ112について説明する。呼び釦ログ112は、呼び釦が押下された場合、またはエレベーターのかごが到着した場合に記録されるデータである。呼び釦ログ112は、例えば、同一の呼び釦群によって制御されるエレベーター群(一または複数の呼び釦に対応付けられて制御される一または複数のエレベーター)ごとに区別して記録される。
なお、呼び釦は、物理的な釦に限られるものではない。例えば、システムによって自動的に配車されるエレベーターの制御システムにおいては、システムの配車命令を呼び釦の押下として扱ってもよい。
次に、呼び釦ログ112の各項目について説明する。ID1121には、各レコードを特定可能な情報(数字、文字列など)が格納される。時刻1122には、当該レコードを記録した時刻を示す情報が格納される。階床1123には、呼び釦が押下された階床、またはかごが到着した階床を特定可能な情報(数字、文字列など)が格納される。方向1124には、押下された呼び釦の方向、または到着したかごの進行方向を特定可能な情報(「上」、「下」など)が格納される。状態1125には、呼び釦が押下されて配車要求が出された場合と配車されたかごが到着した場合とを区別して記録するための情報(「呼び」、「到着」など)が格納される。
図4は、ビルレイアウトデータ120の一例を示す図である。ビルレイアウトデータ120は、ビル内のフロアレイアウトの通行可否、通行条件などの属性情報を有する構造化データであり、平面図などとして示される。例えば、ビルレイアウトデータ120は、出入り口121、エレベーターホールおよび通路を示す通行可能エリア122、エレベーターの設置位置123~126などを含んで構成されている。なお、図4では、1つの階床について示しているが、ビルレイアウトデータ120は、ビル内の評価対象とする階床のフロアレイアウトが階床と関連付けられて設けられる。
図5は、到着分布データ130の一例を示す図である。到着分布データ130は、乗客が乗車時刻に対してエレベーターホールにどれだけ早く到着しているかを示す分布を保持するデータである。図5では、階床1301毎にホール滞在時間の相対度数1302を用いて分布を示している。例えば、階床B1では、1%の乗客がエレベーターの乗車時刻の10秒前までにエレベーターホールに到着(入場)していることを示し、10%の乗客がエレベーター乗車時刻の20秒前までにエレベーターホールに到着していることを示す。
分布については、相対度数ではなく、正規分布などの分布で規定してもよく、使用する分布の種類と、平均、分散などのパラメータ値とを記録すればよい。また、到着分布データ130は、時間帯別に設定してもよい。例えば、7:00から7:30までは、第1の到着分布データを用い、7:30から8:00までは、第2の到着分布データを用いてもよい。
ここで、通常、エレベーターに乗車する人は、呼び釦の押下時刻からエレベーターの到着時刻までの間に到着していると考えられるため、呼び釦の押下時刻とエレベーターの到着時刻との差分の範囲内の度数が大きくなるように分布を設定する。また、直前の同方向に移動するエレベーターが満員まで乗車し、所定の時間範囲内に呼び釦が押下されている場合は、直前のエレベーターに乗車できなかった人がいると判断し、呼び釦の押下時刻とエレベーターの到着時間との差分を超える範囲の到着時間の度数が大きくなるように分布を設定してもよい。
図6は、ビル内交通データ140の一例を示す図である。ビル内交通データ140は、ビル内の階床間の移動需要を示すデータである。ビル内交通データ140は、例えば、ビル内の各階床間の人の移動量を時間帯毎に集計したデータであり、時間帯1401ごとに、出発階1402と目的階1403と間の移動人数を示す。
ビル内人流シミュレーション部300は、ビル内交通データ140に従って人の移動を模擬するために、乗客エージェント(プログラムの一例)により、仮想的に人を発生させ、乗客の動きをシミュレーション(人流シミュレーション)する。例えば、図6の例では、ビル内人流シミュレーション部300は、B1から1Fに向かう乗客15人、B1から3Fに向かう乗客3人などを「7:00:00」から「7:05:00」までに発生させて人流シミュレーションを行う。なお、乗客エージェントによる人の発生時刻は、時間帯1401の開始時刻に集中させてもよく、また一様分布、ポアソン分布など時間帯内に一定の分布に従って発生時刻を定めてもよい。
図7は、エレベーターパラメータ値150の一例を示す図である。エレベーターパラメータ値150は、エレベーターのサイズ、定員などの情報を有するエレベーター仕様データ151と、エレベーターの停止階の情報を有するサービス階データ152とを含んで構成される。
続いて、エレベーター仕様データ151の各項目について説明する。エレベーターID1511には、エレベーターを特定可能な情報(数値、文字列など)が格納される。タイプ1512には、エレベーターのタイプを特定可能な情報が格納される。例えば、1つの昇降路を1つのかごが走行する通常タイプのエレベーターに加えて、1つの昇降路に複数のかごが走行するマルチカータイプのエレベーター、かごが2階建てになっているダブルデッキタイプのエレベーターなどを設定できる。
定員1513には、エレベーターの定員を示す情報が格納される。定員1513は、定員を超えて乗車ができないように設定される。ドア幅1514には、エレベーターのドア幅を示す情報が格納される。ドア幅1514は、同時に乗降者できる人数に影響を与えるパラメータである。定格速度1515には、エレベーターの定格速度を示す情報が格納される。定格加速度1516には、エレベーターの定格加速度を示す情報が格納される。
ドア開閉時間1517には、エレベーターのドア開閉に要する時間を示す情報が格納される。例えば、ドア開閉時間1517には、エレベーターのかごが当該階床に到着してからドアが完全に開放するまでの時間、またはドアが閉まり始めてからエレベーターのかごが動き出すまでの時間が格納される。なお、ドアの開扉に要する時間と閉扉に要する時間とが異なる場合は、ドア開閉時間1517を開扉時と閉扉時とで分けて格納してもよい。
続いて、サービス階データ152の各項目について説明する。階床1521は、階床を特定可能な情報(数値、文字列など)が格納される。階高1522には、当該階床から直上階床までの高さを示す情報が格納される。サービス階1523には、各エレベーターが停止可能な階を示す情報が格納される。例えば、図7においては、「EV1」で特定するエレベーターは、「B1」、「1F」、「2F」、「3F」のうちの全ての階床に停止し、「EV3」で特定するエレベーターは、「B1」、「1F」、「2F」、「3F」のうちの「1F」のみに停止することを示す。
図8は、評価指標160の一例を示す図である。評価指標160は、エレベーター評価指標161と人流評価指標162との少なくとも一方を含んで構成される。
続いて、エレベーター評価指標161について説明する。エレベーター評価指標161は、ビル内人流シミュレーション部300およびエレベーター指標算出部500で算出されるエレベーターの運行に関する評価指標である。エレベーター評価指標161としては、エレベーターの運行状況と人の移動との両方を評価するために、その両方の影響を受ける指標を用いる。例えば、エレベーター評価指標161の項目は、階床1611、平均呼び継続時間1612、呼び釦押下回数1613、平均乗車人数1614、平均ドア開放時間1615などの項目を含んで構成される。
階床1611には、階床を特定可能な情報(数字、文字列など)が格納される。平均呼び継続時間1612には、エレベーターの呼び釦が押下されてからエレベーターのかごが到着するまでの時間の平均値を示す情報が格納される。呼び釦押下回数1613には、エレベーターの呼び釦が押下された回数の累積値を示す情報が格納される。平均乗車人数1614には、エレベーターのかご内の荷重の変化から推定される乗車人数の平均値を示す情報が格納される。平均ドア開放時間1615には、エレベーターのドアが開いてから閉じるまでの時間の平均値を示す情報が格納される。
なお、エレベーター評価指標161については、呼び釦の上下方向別に記録してもよい。また、同一の呼び釦群によって制御されるエレベーター群ごとに区別して記録してもよい。また、評価対象の時間帯全体を対象に計算して記録してもよく、時間帯別に分割して計算して記録してもよい。
続いて、人流評価指標162について説明する。人流評価指標162は、ビル内人流シミュレーション部300および人流計測部600で算出される人流に関する評価指標である。例えば、人流評価指標162は、時刻1621、待ち人数1622などの項目を含んで構成される。
時刻1621には、当該レコードを記録した時刻を示す情報が格納される。待ち人数1622には、各階床のエレベーターホールにおける待ち人数を示す情報が格納される。人流評価指標162は、例えば、エレベーターのドアが開いたときまたは閉じたときに記録される。また、人流評価指標162は、周期的に記録してもよく、各周期の待ち人数の最大値、平均値などを評価指標として用いてもよい。人流評価指標162は、各階床にエレベーターホールまたはエレベーターが複数存在するとき、エレベーターホール毎またはエレベーター毎に記録してもよい。
なお、第1の評価指標160Aおよび第2の評価指標160Bの各々には、評価項目として、平均呼び継続時間1612と、呼び釦押下回数1613と、平均乗車人数1614と、平均ドア開放時間1615と、待ち人数1622とのうちの少なくとも1つが共通して含まれる。
<処理の説明>
続いて、各部の処理について説明する。なお、ビル内交通推定部200、ビル内人流シミュレーション部300、エレベーター指標算出部500、人流計測部600、出力部800については、公知の技術を利用してもよいので、処理の説明を省略する。
まず、図9を用いてパラメータ値算出部400が実行する処理に係る処理手順の一例を説明する。
ステップS2001では、パラメータ値算出部400は、エレベーター運行ログ110を集計(取得)する。
続いて、パラメータ値算出部400は、エレベーター運行ログ110からエレベーターの階床間の走行時間と走行距離と算出し、走行時間と走行距離とを組み合わせた情報である走行実績データを作成する(ステップS2002)。例えば、パラメータ値算出部400は、エレベーター状態ログ111から、扉状態1117が「閉」となるレコードを走行開始時のデータ、その直後に同一のエレベーターの扉状態1117が「開」となるレコードを走行停止時のデータとし、走行停止時と走行開始時との時刻1113の差分を走行時間として算出し、走行停止時と走行開始時との位置1115の差分を走行距離として算出し、それらの組み合わせを走行実績データとする。
続いて、パラメータ値算出部400は、走行時間と走行距離との関係の回帰分析によって定格加速度と定格速度とを求める(ステップS2003)。このとき、図10に示すように、走行実績データを走行時間と走行距離との散布図に示したときに、非線形である定格速度に達しない範囲2101と線形である定格速度に達する範囲2102に分けることができる。
定格速度に達しない範囲2101では、図11のグラフ2103に示すようにエレベーターの速度が変化する。走行距離xが速度vを時間積分した値であることから、走行距離xと走行時間tとの関係は、定格加速度をaとし、下記の式(1)として表すことができる。
Figure 0007029930000001
同様に、定格速度に達する範囲2102では、エレベーターの速度はグラフ2104のように変化し、走行時間tと走行距離xとの関係は、定格加速度をa、定格速度をVとすると、下記の式(2)として表すことができる。
Figure 0007029930000002
そこで、定格速度に達しない範囲に含まれる走行実績データの集合をN、定格速度に達する範囲に含まれる走行実績データの集合をRとして、パラメータ値算出部400は、下記の式(3)に示す誤差平方和を最小とするaおよびVを求める。
Figure 0007029930000003
最小値の探索は、例えば、aとVがエレベーターの仕様値から大きく外れていないと考えられるため、仕様値から一定の範囲の値を全探索することで求めることができる。また、遺伝的アルゴリズムなど最適化手法を利用して求めてもよい。
続いて、パラメータ値算出部400は、ステップS2003で求めた誤差平方和が最小となるaとVとをそれぞれ定格加速度、定格速度として出力する(ステップS2004)。出力した定格加速度と定格速度とは、エレベーターパラメータ値150として用いられる。
なお、エレベーターの走行中にもエレベーター運行ログ110を記録する場合には、走行時間と位置との関係から定格加速度と定格速度とを算出してもよい。
また、パラメータ値算出部400は、エレベーター運行ログ110から算出できるエレベーターパラメータ値150を自動的に算出および設定することが特徴であって、算出するパラメータ値については、定格速度と定格加速とに限られるものではない。例えば、エレベーター運行ログ110に各階床にエレベーターが到着した時刻とその直後にドアが完全に開放となる時刻とが記録される場合、その差分の平均値をドア開閉時間1517として求めてもよい。
続いて、図12を用いて評価部700が実行する処理に係る処理手順の一例を説明する。
ステップS2201では、評価部700は、ビル内人流シミュレーション部300が出力する第1の評価指標160Aと、エレベーター指標算出部500および人流計測部600の少なくとも一方が出力する第2の評価指標160Bとを入力として、第1の評価指標160Aおよび第2の評価指標160Bの各評価項目(要素毎)の誤差を算出する。
ここで、各評価項目とは、例えば、エレベーターの評価指標である平均呼び継続時間1612、呼び釦押下回数1613、平均乗車人数1614、平均ドア開放時間1615、人流の評価指標である待ち人数1622のことである。誤差としては、例えば、第1の評価指標160Aと第2の評価指標160Bとに含まれる各評価項目の絶対誤差を用いる。待ち人数のように時間帯、階など、更に細かい単位に細分化できる場合は、細分化された要素それぞれの絶対誤差を直接用いてもよく、細分化された要素の絶対誤差の平均値、最大値、総和などを替わりに用いてもよい。
続いて、評価部700は、各評価項目の誤差を集計した誤差評価値を算出する(ステップS2202)。誤差評価値としては、例えば、各評価項目の誤差の絶対値に各評価項目の重みをかけた総和を用いることができる。評価項目の集合をI、評価項目iの誤差をE、重みをWとすると、誤差評価値Etotalは、下記の式(4)として表すことができる。
Figure 0007029930000004
ここで、重みWは、各評価項目の値の大きさを揃えるための正規化または評価する上での重み付けを目的として用いる値である。例えば、第2の評価指標160Bにおける各評価項目の値の取り得る値の平均値の逆数を用いることで正規化することができる。
なお、誤差評価値は、必要に応じて評価指標の1つ以上の種類の評価項目を用いればよく、必ずしもすべての評価項目を用いる必要はない。
続いて、評価部700は、算出した誤差評価値が予め設定する閾値以下であるか否かを判定する(ステップS2203)。評価部700は、閾値以下であると判定した場合、ステップS2207に処理を移し、閾値より大きいと判定した場合、ステップS2204に処理を移す。
ステップS2204では、評価部700は、調整するパラメータ(調整パラメータ、換言するならば、入力値を変更する入力パラメータ)を決定する。例えば、評価部700は、ステップS2202で算出した各評価項目の誤差と、図13に示す評価項目2401および調整候補パラメータ2402の相関関係を示す相関係数を記録した相関テーブル2400とに基づいて調整パラメータを決定(選択)する。
例えば、評価部700は、調整候補パラメータ2402毎に、相関係数と評価項目の誤差とを乗じた値の総和であるパラメータ評価値を算出し、パラメータ評価値の絶対値が最大となる調整候補パラメータ2402を調整パラメータとして選択する。なお、相関テーブル2400に記録する相関係数については、例えば、過去のシミュレーション結果から算出した値を用いてもよいし、仮定の値を用いてもよい。
調整候補パラメータ2402としては、到着分布データ130(例えば、到着分布の平均値)のパラメータ、エレベーターパラメータ値(例えば、移動人数)のパラメータ、ビル内人流シミュレーション部の内部パラメータ値(例えば、乗り込み率)のパラメータ等が挙げられる。
続いて、評価部700は、パラメータ値(入力値)を更新する(ステップS2205)。例えば、評価部700は、パラメータ評価値が正である場合は、所定の値だけ小さくした値を次のパラメータ値とし、負である場合は所定の値だけ大きくした値を次のパラメータ値とする。
また、いくつかの値を次のパラメータ値の候補としてステップS2206以降の処理に順次または並列に進めてもよい。例えば、評価部700は、パラメータ値を変化させる所定の値を変更したいくつかの次のパラメータ値を候補としてもよいし、パラメータ値を大きくする場合と小さくする場合との両方を候補としてもよい。また、例えば、評価部700は、到着分布データ130を変更する場合は、その到着分布の平均、分散などをパラメータ値として更新してもよい。
なお、評価部700は、進行方向が第1の方向である第1のエレベーターが満車とならずに出発し、進行方向が第1の方向と同じ方向である第2のエレベーターが続いて到着したと判断した場合、到着分布データ130の時間範囲を第2のエレベーターを呼ぶための呼び釦が押下されてから第2のエレベーターが到着した時刻までの範囲に限定して到着分布データ130を変更してもよい。
続いて、評価部700は、パラメータ値を変更した新しい条件をビル内人流シミュレーション部300に出力する(ステップS2206)。ビル内人流シミュレーション部300は、新しい条件で第1の評価指標160Aを算出する。また、評価部700は、変更するパラメータ値として到着分布データ130を変更する場合は、ビル内交通推定部200に更新した到着分布データ130を出力し、ビル内交通推定部200でビル内交通データ140を再度推定してから、再度推定されたビル内交通データ140をビル内人流シミュレーション部300に出力し、ステップS2201に処理を移す。
ステップS2207では、評価部700は、ビル内人流シミュレーション部300によって推定されたビル内の人流(シミュレーション結果)に加えて誤差評価値を出力する。また、誤差評価値以外にも評価指標の各評価項目の誤差、使用したパラメータ、入力値などを出力してもよい。
なお、評価部700の処理は、上記に限られるものではない。例えば、パラメータ値の変更処理の終了条件を誤差評価値が閾値以下であるか否かではなく、予め指定した所定回数のパラメータ値の更新および評価を行うこととしてもよい。この場合、誤差評価値が最小となるパラメータ値を出力してもよい。
また、例えば、調整パラメータの決定方法も上記に限られるものではない。例えば、予め評価項目と調整候補パラメータとの組み合わせをテーブルとして作成し、評価項目の誤差が最大となる評価項目に対応する調整候補パラメータを調整パラメータとしてもよい。つまり、評価部700は、第1の評価指標160Aおよび第2の評価指標160Bに含まれる各評価項目の差分である誤差に基づいて調整パラメータを決定する。
以上の処理により、ビル内人流推定システム1では、エレベーターの運行と人の流れとの再現度合の評価値として誤差評価値を出力することが可能である。これにより、誤差評価値を用いて再現度合を容易に比較することができる。
また、特許文献3には、現実のホール待ち人数を取得できる構成については記載されていないので、ホール待ち人数を推定したとしても、その推定結果が現実を再現しているかを判断できない。この点、本実施の形態では、人流計測部600により人流評価指標162が計測されるので、推定結果が現実を再現しているかを判断できる。
また、特許文献3に記載の装置では、現実と異なると判断された場合に、現実を正しく再現できるシミュレーション条件を発見することは困難である。この点、本実施の形態では、誤差評価値を目的関数として、自動的により評価が高いシミュレーション条件を算出し、その結果を出力することが可能となる。これにより、より再現度合がよい推定結果を得ることができるようになる。
(2)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、本発明をビル内人流推定システム1に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々のビル内人流推定システムに広く適用することができる。
また上述の実施の形態においては、ステップS2202では、評価値として誤差評価値を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、各評価項目の誤差のうちで最も大きい誤差を評価値として用いてもよいし、誤差の平均値を評価値として用いてもよく、誤差に基づいて算出される他の値を評価値として用いることができる。
また上述の実施の形態においては、パラメータ値算出部400は、定格速度および定格加速度を算出してエレベーターパラメータ値150とする場合について述べたが、本発明はこれに限らず、パラメータ値算出部400は、定格速度および定格加速度の少なくとも一方をエレベーターパラメータ値150としてもよい。
上述した各構成については、本発明の要旨を変更しない範囲において、変更したり、組み合わせたり、省略したりすることができる。
1……ビル内人流推定システム、200……ビル内交通推定部、300……ビル内人流シミュレーション部、400……パラメータ値算出部、500……エレベーター指標算出部、600……人流計測部、700……評価部、800……出力部。

Claims (12)

  1. ビル内のエレベーターを利用して人がどの階からどの階に移動するかを示すビル内交通データと前記ビルのレイアウトに係るビルレイアウトデータと前記エレベーターに係るエレベーターパラメータ値とを入力値として人の流れを推定するビル内人流シミュレーション部を有するビル内人流推定システムであって、
    前記ビル内人流シミュレーション部により推定された人の流れに係る第1の評価指標と、前記ビル内における実際の人の流れに係る第2の評価指標とに基づいて、前記ビル内人流シミュレーション部により推定された人の流れの再現度合を評価するための評価値を算出する評価部と、
    前記評価部により算出された評価値を出力する出力部と、
    を備え、
    前記第1の評価指標および前記第2の評価指標の各々における各評価項目と、入力値を変更する候補の入力パラメータとの相関関係を示す相関係数が設けられ、
    前記評価部は、前記評価値が予め定められた閾値を満たすか否かを判定し、満たさないと判定した場合、前記第1の評価指標および前記第2の評価指標における各評価項目の差分である誤差と前記相関係数とに基づいて、入力値を変更する入力パラメータを決定し、決定した入力パラメータの入力値を変更し、変更した入力値を前記ビル内人流シミュレーション部に出力する、
    とを特徴とするビル内人流推定システム。
  2. 前記第1の評価指標および前記第2の評価指標の各々には、評価項目として、前記エレベーターの呼び釦が押下されてから前記エレベーターのかごが到着するまでの時間の平均値を示す平均呼び継続時間と、前記エレベーターの呼び釦が押下された回数の累積値を示す呼び釦押下回数と、前記エレベーターのかご内の荷重の変化から推定される乗車人数の平均値を示す平均乗車人数と、前記エレベーターのドアが開いてから閉じるまでの時間の平均値を示す平均ドア開放時間と、エレベーターホールの待ち人数とのうち少なくとも1つが含まれる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のビル内人流推定システム。
  3. 前記評価部は、前記第1の評価指標および前記第2の評価指標における各評価項目の差分である誤差に基づいて、前記評価値を算出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のビル内人流推定システム。
  4. 前記エレベーターを利用する人を測定した結果に基づいて混雑指標を算出し、算出した混雑指標を前記第2の評価指標とする人流計測部を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のビル内人流推定システム。
  5. 前記人流計測部は、カメラと、前記カメラのカメラ映像における所定の範囲に含まれる人の数を解析する解析装置とを含んで構成される、
    ことを特徴とする請求項4に記載のビル内人流推定システム。
  6. 前記人流計測部は、測定したエレベーターホールの待ち人数を前記混雑指標として用いる、
    ことを特徴とする請求項4に記載のビル内人流推定システム。
  7. ビル内のエレベーターを利用して人がどの階からどの階に移動するかを示すビル内交通データと前記ビルのレイアウトに係るビルレイアウトデータと前記エレベーターに係るエレベーターパラメータ値とを入力値として人の流れを推定するビル内人流シミュレーション部を有するビル内人流推定システムであって、
    記エレベーターの運行実績を示すエレベーター運行ログと、前記エレベーターに乗車する時刻に対してエレベーターホールにどれだけ早く人が到着しているかを示す到着分布データとに基づいて、前記ビル内交通データを推定するビル内交通推定部と、
    前記ビル内人流シミュレーション部により推定された人の流れに係る第1の評価指標と、前記ビル内における実際の人の流れに係る第2の評価指標とに基づいて、前記ビル内人流シミュレーション部により推定された人の流れの再現度合を評価するための評価値を算出する評価部と、
    前記評価部により算出された評価値を出力する出力部と、
    備え、
    前記評価部は、前記評価値が予め定められた閾値を満たすか否かを判定し、満たさないと判定した場合、前記到着分布データを変更して前記ビル内交通推定部に出力することで、前記ビル内交通データとしての入力値を変更し、変更した入力値を前記ビル内人流シミュレーション部に出力する、
    とを特徴とするビル内人流推定システム。
  8. 前記評価部は、進行方向が第1の方向である第1のエレベーターが満車とならずに出発し、進行方向が前記第1の方向と同じ方向である第2のエレベーターが続いて到着したと判断した場合、前記到着分布データの時間範囲を前記第2のエレベーターを呼ぶための呼び釦が押下されてから前記第2のエレベーターが到着した時刻までの範囲に限定して前記到着分布データを変更する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のビル内人流推定システム。
  9. ビル内のエレベーターを利用して人がどの階からどの階に移動するかを示すビル内交通データと前記ビルのレイアウトに係るビルレイアウトデータと前記エレベーターに係るエレベーターパラメータ値とを入力値として人の流れを推定するビル内人流シミュレーション部を有するビル内人流推定システムであって、
    前記ビル内人流シミュレーション部により推定された人の流れに係る第1の評価指標と、前記ビル内における実際の人の流れに係る第2の評価指標とに基づいて、前記ビル内人流シミュレーション部により推定された人の流れの再現度合を評価するための評価値を算出する評価部と、
    前記評価部により算出された評価値を出力する出力部と、
    を備え、
    前記評価部は、前記評価値が予め定められた閾値を満たすか否かを判定し、満たさないと判定した場合、前記ビル内人流シミュレーション部の内部パラメータ値の変更として、前記エレベーターのかご内の定員と前記エレベーターのかごに乗車している人数とから計算される割合の上限を示す乗り込み率を変更し、変更した乗り込み率を前記ビル内人流シミュレーション部に出力する、
    とを特徴とするビル内人流推定システム。
  10. ビル内のエレベーターを利用して人がどの階からどの階に移動するかを示すビル内交通データと前記ビルのレイアウトに係るビルレイアウトデータと前記エレベーターに係るエレベーターパラメータ値とを入力値として人の流れを推定するビル内人流シミュレーション部を有するビル内人流推定システムであって、
    前記エレベーターの運行実績を示すエレベーター運行ログに基づいて、前記エレベーターの運行状況を評価するための評価指標を算出し、算出した評価指標を、前記ビル内における実際の人の流れに係る第2の評価指標とするエレベーター指標算出部と、
    前記ビル内人流シミュレーション部により推定された人の流れに係る第1の評価指標と、前記第2の評価指標とに基づいて、前記ビル内人流シミュレーション部により推定された人の流れの再現度合を評価するための評価値を算出する評価部と、
    前記評価部により算出された評価値を出力する出力部と、
    を備えることを特徴とするビル内人流推定システム。
  11. ビル内のエレベーターを利用して人がどの階からどの階に移動するかを示すビル内交通データと前記ビルのレイアウトに係るビルレイアウトデータと前記エレベーターに係るエレベーターパラメータ値とを入力値として人の流れを推定するビル内人流シミュレーション部を有するビル内人流推定システムであって、
    前記エレベーターの運行実績を示すエレベーター運行ログに含まれる前記エレベーターの位置および前記位置に対応する時間のデータに基づいて、前記エレベーターの定格速度と定格加速度との少なくとも一方を前記エレベーターパラメータ値として算出するパラメータ値算出部と、
    前記ビル内人流シミュレーション部により推定された人の流れに係る第1の評価指標と、前記ビル内における実際の人の流れに係る第2の評価指標とに基づいて、前記ビル内人流シミュレーション部により推定された人の流れの再現度合を評価するための評価値を算出する評価部と、
    前記評価部により算出された評価値を出力する出力部と、
    を備えることを特徴とするビル内人流推定システム。
  12. ビル内のエレベーターを利用して人がどの階からどの階に移動するかを示すビル内交通データと前記ビルのレイアウトに係るビルレイアウトデータと前記エレベーターに係るエレベーターパラメータ値とを入力値として人の流れを推定するビル内人流シミュレーション部を有するビル内人流推定システムにおける推定方法であって、
    評価部が、前記ビル内人流シミュレーション部により推定された人の流れに係る第1の評価指標と、前記ビル内における実際の人の流れに係る第2の評価指標とに基づいて、前記ビル内人流シミュレーション部により推定された人の流れの再現度合を評価するための評価値を算出する第1のステップと、
    出力部が、前記第1のステップで算出された評価値を出力する第2のステップと、
    を備え、
    前記第1の評価指標および前記第2の評価指標の各々における各評価項目と、入力値を変更する候補の入力パラメータとの相関関係を示す相関係数が設けられ、
    前記評価部は、前記評価値が予め定められた閾値を満たすか否かを判定し、満たさないと判定した場合、前記第1の評価指標および前記第2の評価指標における各評価項目の差分である誤差と前記相関係数とに基づいて、入力値を変更する入力パラメータを決定し、決定した入力パラメータの入力値を変更し、変更した入力値を前記ビル内人流シミュレーション部に出力する、
    ことを特徴とする推定方法。
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