JP4980642B2 - エレベータの群管理制御方法およびシステム - Google Patents
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Description
空かごを対象として、特定階に対するかごの到着予想時間と、その特定階に対応して設定された所定時間との比較により、所定時間内に到着可能でかつ待機中の空かごがいるかどうかを判定する。そして、待機中の空かごがなければ、特定階および特定階に所定時間内に到着可能な階床のうち、いずれかの階床に空かごを移動させ待機させる。
各階ごとの交通量(ホール呼びの発生個数、乗車人数)を測定し、各階毎の需要量を推定する。そして、空かごを待機させたときの階床域内の各階の待ち時間を需要量で重み付けして集計した結果を基に、空かごの待機すべき階を決める。
現時点から所定時間経過後の予測かご位置・方向に基づいて、所定時間経過後に所定階もしくは所定階床域にいるであろうかごの有無または台数を予測演算して、空かごの待機すべき階床、階床域を選択する。
(2)図1の「各階のサービスカバー率演算部9」によるサービスカバー率の計算、
(3)図1の「各階の予測需要補正部10」による予測需要の補正。
従って、サービス可能時間の合計ΣT(k)は1.5tbとなり、サービスカバー率は次のようになる。
ここで、基準時間tb=30秒、所定時間範囲tr1〜tr2=90秒と仮定すると、Tc(6、UP)=45秒/90秒=0.5になる。これより、6階・UP方向では、所定時間範囲(tr1〜tr2)中の1/2の時間が、稼動かごによってサービス可能な時間と見なせることを表している。1階から5階のUP方向についても、同様にして図5のように、1号機、3号機のサービス可能時間、サービスカバー率を求めることができる。図5のサービスカバー率の結果を見ると、上層階(4階〜6階)の方がサービスカバー率が高く、低層階(1階〜3階)は低い。これは、図4を見ると分かるように、稼動かごである1号機と3号機は共に下層階から上層階へと動いていくことが予測されるため、上層階の方がサービスされ易いということが反映されている。このように、到着予測時間に基づいて計算されたサービス可能時間、さらにサービスカバー率を考えることによって、稼動かごの近い将来の動きによるサービスの状況を評価することができる。
ここで、式(4)の意味は、(i、j)階の予測需要のうち、サービスカバー率Tc(i、j)で表される比率分が、稼動かごによってサービスされるものとして、残りの比率の分が空かごによってサービスされるべき予測需要であることを表している。尚、式(4)で表されるような予測需要の補正処理は、図1の各階の予測需要補正部10において実行される。
式(5)を満たすならば、Y1=1に変更し(ST008)、そうでなければ、Y1=0のままで次の処理へ移る。次に、到着予測時間TA(i、j、k)より、tb前の時間TA(i、j、k)-tbが、所定時間範囲(tr1〜tr2)内にあるかどうかを、式(6)を満たすかどうかによって判定する(ST009)。
式(6)を満たすならば、Y2=1に変更し(ST010)、そうでなければ、Y2=0のままで次の処理へ移る。この状態を表す変数Y1、Y2の値を基にして、k号機のサービス可能時間Ts(k)を求める(ST011)。
図8(a)の場合は、3台全てのtbの区間が所定時間範囲内に入っているため、Ts(k)=tbになり(k=1、2、3)、従って、サービスカバー率は、Tc(i、j)=(3・tb)/(tr2−tr1)となる。
重複による重なり分を除く図8(b)の方が、計算は複雑となるが、より忠実にサービス可能時間を計算できる。例えば、2台の稼動かごがだんご運転状態で動いている場合、2台が離れて動いているよりもサービス効率は悪くなるはずであるが、重複による重なり分を除くことによって、この効率の悪化を反映することができる。すなわち、単純に和とするよりも、サービスカバー率は小さくなる。従って、稼動かごの将来の動きを考慮するだけでなく、それぞれの稼動かごの位置関係も考慮して、空かごの待機位置を決めることができる。
Claims (6)
- 複数の階床をサービスする複数台のエレベータかごを管理するとともに、呼びを持たない空かごを分散して待機させるエレベータの群管理制御方法において、各階毎の交通需要を予測する交通需要予測ステップと、呼びを持っているエレベータかごの運行を予測する稼動かご運行予測ステップと、各階毎に予測した前記交通需要と呼びを持っているかごの前記運行予測とに基いて、分散待機階を決定する分散待機階決定ステップと、この分散待機階に対して前記空かごを移動させる分散待機指令を発する分散待機指令ステップを備え、前記分散待機階決定ステップは、
所定時間範囲において、前記稼動かごの各階への到着予測時間が基準時間内にある割合によって、稼動かごによるカバー率を演算し、
予測された前記交通需要が大きい階ほど、また前記稼動かごによるカバー率が小さい階ほど優先的に分散待機階として決定する
ことを特徴とするエレベータの群管理制御方法。 - 請求項1において、前記分散待機階は、複数の階からなるゾーンを含むことを特徴とするエレベータの群管理制御方法。
- 複数の階床をサービスする複数台のエレベータかごを管理するとともに、呼びを持たない空かごを分散して待機させるエレベータの群管理制御システムにおいて、各階毎の交通需要を予測する交通需要予測手段と、呼びを持っているエレベータかごの運行を予測する稼動かご運行予測手段と、各階毎に予測した前記交通需要と呼びを持っているかごの前記運行予測とに基いて、分散待機階を決定する分散待機階決定手段と、この分散待機階に対して前記空かごを移動させる分散待機指令を発する分散待機指令手段を備え、前記分散待機階決定手段は、
所定時間範囲において、前記稼動かごの各階への到着予測時間が基準時間内にある割合によって、稼動かごによるカバー率を演算し、
予測された前記交通需要が大きい階ほど、また前記稼動かごによるカバー率が小さい階ほど優先的に分散待機階として決定する
ことを特徴とするエレベータの群管理制御システム。 - 請求項3において、前記分散待機階は、複数の階からなるゾーンを含むことを特徴とするエレベータの群管理制御システム。
- 請求項3において、前記分散待機階決定手段は、各階毎に予測した前記交通需要に対して前記稼動かごの存在が手薄な階を分散待機階に決定することを特徴とするエレベータの群管理制御システム。
- 請求項3において、前記交通需要予測手段は、各階における所定時間当たりのエレベータの利用人数,乗り人数,もしくはホール呼び数を予測することを特徴とするエレベータの群管理制御システム。
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