JP5765482B2 - エレベータの制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エレベータの制御装置に関するものである。
1つの昇降路内に複数台の乗りかごが昇降自在に配置されたワンシャフトマルチカー方式のエレベータにおいては、同一の昇降路内の乗りかご同士の衝突を回避するように制御することが必要である。
そこで、従来のワンシャフトマルチカー方式のエレベータにおいては、同一の昇降路内で互いに接近する方向への乗りかごの走行を禁止し、同一の昇降路内で互いに接近する方向に走行しようとする乗りかご内に乗客がいる場合には、一方の乗りかごの走行方向が反転するまで他方の乗りかごを戸開して待機させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、ワンシャフトマルチカー方式のエレベータにおいて、呼びに対して割り当てられた割当かごの速度パターンを生成する際に、同一の昇降路内で割当かごと同一の方向に走行する前方走行かごが存在する場合、割当かごの目的階が前方走行かごの位置よりも遠いときに割当かごの走行開始時刻を遅らせるものも従来において知られている(例えば、特許文献2参照)。
さらにまた、各乗りかごの位置及び走行方向の情報から他の乗りかごの進入を禁止する閉塞区画を演算し、ある乗りかごの閉塞区画内に他の乗りかごが進入しないように運行管理するエレベータの制御装置も従来において知られている(例えば、特許文献3参照)。
日本特許第4291370号公報 日本特開2009−012883号公報 日本特開平08−133611号公報
しかしながら、特許文献1に示された従来におけるエレベータの制御装置においては、2つの乗りかごが同一の昇降路内で互いに接近する方向に走行しようとした場合には、常に、一方の乗りかごの走行方向が反転するまで他方の乗りかごを待機させるため、エレベータの輸送効率が低下してしまうという課題がある。
また、特許文献2に示された従来におけるエレベータの制御装置においても、割当かごの目的階が前方走行かごの位置よりも遠いときに割当かごの走行開始時刻を遅らせることで、エレベータの輸送効率低下を招来してしまうという課題がある。
さらに、特許文献3に示された従来におけるエレベータの制御装置においても同様に、ある乗りかごの閉塞区画内に進入する手前で他の乗りかごを停止させることで、エレベータの輸送効率低下を招来してしまうという課題がある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、乗りかご同士の衝突を効率的に回避して、衝突回避に伴う運転効率の低下を抑えることができるエレベータの制御装置を得るものである。
この発明に係るエレベータの制御装置は、1つの昇降路内に複数の乗りかごが昇降自在に配設されたワンシャフトマルチカー方式のエレベータにおいて、所定の衝突予測実施条件が成立した場合に、同一の昇降路内での乗りかご同士の衝突の発生を予測する衝突予測手段と、前記衝突予測手段により同一の昇降路内での乗りかご同士の衝突の発生が予測された場合に、乗りかごを戸開待機させるか否かを判定する戸開待機判定手段と、前記戸開待機判定手段により乗りかごを戸開待機させると判定された場合に、乗りかごの戸開待機階を決定する戸開待機階決定手段と、前記衝突の発生が予測された乗りかごの少なくとも一方を、前記戸開待機階決定手段により決定された前記戸開待機階において戸開待機させる制御手段と、を備え、前記戸開待機階決定手段は、過去の利用状況から乗客の乗降が発生する可能性が高いと予想される階を前記戸開待機階に決定する構成とする。
この発明に係るエレベータの制御装置は、ワンシャフトマルチカー方式のエレベータにおいて、乗りかご同士の衝突を効率的に回避して、衝突回避に伴う運転効率の低下を抑えることができるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係るエレベータの制御装置の全体構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの制御装置の動作を示すフロー図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベータの制御装置が備える各台管理制御装置の構成を示すブロック図である。
この発明を添付の図面に従い説明する。各図を通じて同符号は同一部分又は相当部分を示しており、その重複説明は適宜に簡略化又は省略する。
実施の形態1.
図1及び図2は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1はエレベータの制御装置の全体構成を示すブロック図、図2はエレベータの制御装置の動作を示すフロー図である。
この発明のエレベータの制御装置の制御対象となるエレベータは、複数台のエレベータを一群として運行管理する群管理エレベータである。そして、さらに、一群を構成する複数台のエレベータについては、1つの昇降路内に複数の乗りかごが、それぞれ独立して昇降することができるように配設されるワンシャフトマルチカー方式となっている。
図1は、このようなワンシャフトマルチカー方式のエレベータの運行を制御する制御装置の構成を示すものである。この図1において、10は、複数台のエレベータの乗りかごからなる群の管理制御を司る群管理制御装置である。この群管理制御装置10は、利用者によるエレベータの乗場や乗りかご内に設置された操作盤に対する操作内容に従って呼びを登録する。そして、登録した呼びに対して割り当てる乗りかご(割当かご)を決定する。
群管理制御装置10により管理制御される乗りかご群に属する各乗りかごの運転は各台管理制御装置20により制御される。各台管理制御装置20は、乗りかごのそれぞれに対応して、乗りかごと同数だけ設けられる。それぞれの各台管理制御装置20には、主に乗りかごの走行動作や戸開閉動作等を制御するためのかご制御部21が備えられている。
群管理制御装置10と、それぞれの各台管理制御装置20とは通信可能に接続されている。呼び登録に対する割当かごを決定した群管理制御装置10は、当該割当かごを制御する各台管理制御装置20へと呼び割当指令を送信する。この呼び割当指令を受信した各台管理制御装置20のかご制御部21は、呼び割当指令に従って割当かごを呼び登録に応答させるように制御する。
群管理制御装置10には、衝突予測部11、戸開待機判定部12及び待機階決定部13が備えられている。
衝突予測11は、所定の衝突予測実施条件が成立した場合に、同一の昇降路内での乗りかご同士の衝突の発生を予測するものである。この衝突予測部11は、各乗りかごの現在位置、走行状態(走行中か停止中か、走行中であれば走行方向はどちらか)、呼び登録状況や呼び登録への乗りかごの割り当て状況等に基づいて、現時点より未来において発生する同一の昇降路内にある2つの乗りかご同士による衝突を予測する。
この衝突予測部11による衝突予測は、所定の衝突予測実施条件が成立する都度、実施される。この衝突予測実施条件について具体例を挙げて説明する。まず、第1の例は、新たな呼びが発生したことにより、この発生した呼びへの乗りかごの割り当てが行われることで、各乗りかごの各階への到着予測時間の変更が見込まれるか否かという点を条件の構成要素に含むようにしたものである。
この第1の例では、各乗りかごの各階への到着予測時間の変更が見込まれる時に衝突予測が行われるように条件を設定する。あるいは、各乗りかごの各階への到着予測時間を演算し、この演算した到着予測時間に実際に変更が生じた時に衝突予測が行われるように条件を設定してもよい。
次に、第2の例は、呼びに応答した乗りかごが階に停止したか否かという点を条件の構成要素に含むようにしたものである。この第2の例では、乗りかごが呼びに応答して階に到着した時に衝突予測が行われるように条件を設定する。
そして、第3の例は、前回に衝突予測を実施してから一定時間が経過したか否かという点を条件の構成要素に含むようにしたものである。この第3の例では、一定時間が経過する毎に定期的に衝突予測が行われるように条件が設定される。
なお、衝突予測実施条件は、以上に述べた例のどれか1つを採用することもできるし、以上の例にある構成要素を組み合わせて複合条件とすることもできる。
戸開待機判定部12は、衝突予測部11により同一の昇降路内での乗りかご同士の衝突の発生が予測された場合に、当該予測された衝突を回避するために、乗りかごの戸開待機が必要であるか否かを判定するものである。この戸開待機判定部12は、衝突予測部11により同一の昇降路内での乗りかご同士の衝突の発生が予測された場合に、まず、当該予測された衝突を回避するために、乗りかごの待機が必要であるか否かを判定する。
例えば、衝突が予測された乗りかごのうちの一方について、乗客が乗車しておらず、かつ、停止中である(呼びに応答していない)状態である場合には、この一方の乗りかごを衝突が回避できる位置にまで退避させればよく、この場合には乗りかごの待機は必要ないことになる。
そこで、戸開待機判定部12は、衝突が予測された乗りかごのうちの一方について、乗客が乗車しておらず、かつ、停止中である(呼びに応答していない)状態である場合には、乗りかごの待機は不要であると判定する。一方、衝突が予測された乗りかごの両方について、乗客が乗車しているかつ/又は走行中である状態である場合には、戸開待機判定部12は、衝突が予測された乗りかごのうちの少なくとも一方については、衝突を回避するために、その走行を一時的に止めて、いずれかの階で待機させることが必要であると判定する。
そして、乗りかごの待機が必要であると判定した場合には、戸開待機判定部12は、さらに、所定の戸開待機判定条件に基づいて、この待機において乗りかごを戸開させるか否か、すなわち、この待機を戸開待機とするか否かについて判定する。
この戸開待機判定条件について具体例を挙げて説明する。まず、第1の例では、待機する場合には常に戸開待機とするように条件を設定する。そして、第2の例では、衝突が予測されている乗りかごの両方ともに既に乗客が乗車しており、乗客を乗車させたまま衝突回避を行わなければならない場合に戸開待機とするように条件を設定する。
第3の例は、現在の時刻が属する時間帯に応じて戸開待機とするか否かを決定するというものである。この第3の例においては、例えば、現在時刻がエレベータの使用率が比較的高くなる混雑時間帯である場合には戸開待機を実施し、現在時刻がエレベータの使用率が比較的低くなる閑散時間帯である場合には戸開待機を実施しないように条件を設定する。
そして、第4の例は、エレベータの混雑状況に応じて戸開待機とするか否かを決定するというものである。この第4の例においては、例えば、エレベータの混雑度が所定の基準値以上である混雑時には戸開待機を実施し、エレベータの混雑度が所定の基準値より小さい時には戸開待機を実施しないように条件を設定する。
なお、この戸開待機判定条件においても、衝突予測実施条件と同様、以上に述べた例のどれか1つを採用することもできるし、以上の例にある条件を組み合わせて複合条件とすることもできる。
待機階決定部13は、戸開待機判定部12により乗りかごを戸開待機させると判定された場合に、所定の戸開待機階決定条件に基づいて、乗りかごを戸開待機させる階(戸開待機階)を決定するものである。
この戸開待機階決定条件について具体例を挙げて説明する。まず、第1の例は、呼びが登録されていて乗客の乗降が予想される階を戸開待機階に決定するように条件を設定するものである。すなわち、この第1の例においては、待機階決定部13は、戸開待機を行う乗りかごについて登録されている呼びにより停止することが決まっている階のうち、待機することで乗りかご同士の衝突を回避することができる階を戸開待機階に決定する。
次に、第2の例は、過去の利用状況から乗客の乗降が発生する可能性(確率)が高いと予想される階を戸開待機階に決定するように条件を設定するものである。この第2の例においては、群管理制御装置10には、エレベータの過去の利用状況を記憶する記憶手段が備えられている。この記憶手段には、例えば、曜日や時間帯毎にエレベータがどの階に何回停止したのかといったエレベータの利用状況に関する情報が記憶される。
そして、待機階決定部13は、この記憶手段に記憶されたエレベータの利用状況に関する情報に基づいて、戸開待機を行う乗りかごが停止して乗客の乗降が発生する可能性が高いと予想される階を選出し、この選出した階のうち待機することで乗りかご同士の衝突を回避することができる階を戸開待機階に決定する。
戸開待機階決定条件の第4の例は、エレベータの混雑状況に応じて戸開待機階を決定するというものである。この第4の例においては、例えば、各階の乗場における混雑度をカメラ画像等を用いて演算し、乗場における混雑度が高い階を戸開待機階に決定する。
戸開待機階決定条件の第5の例は、乗客が全員降車して乗りかご内が空になった場合には、誰も乗車してこない(乗客の乗車が発生する可能性が低い)と予想される階を戸開待機階に決定するように条件を設定するものである。今までに説明してきた戸開待機階決定条件の例においては、原則として乗客の乗降が発生する可能性が高い階を戸開待機に決定していた。しかし、戸開待機中である空の乗りかごに新たに乗客が乗車しても、衝突を回避するためにすぐには乗りかごを走行させることができないため、乗客に不安感や不快感等を与えてしまう可能性が考えられる。そこで、乗りかご内が空である場合には、乗客の乗車が発生する可能性が低い階を戸開待機階にすることで、戸開待機中に乗りかごに乗車してくる乗客がなるべく発生しないようにすることができる。
なお、この戸開待機階決定条件においても、衝突予測実施条件や戸開待機判定条件と同様、以上に述べた例のどれか1つを採用することもできるし、以上の例にある条件を組み合わせて複合条件とすることもできる。
このようにして、戸開待機階が決定されると、群管理制御装置10は、戸開待機を行う乗りかごを制御する各台管理制御装置20に対して、戸開待機指令を送信する。各台管理制御装置20のかご制御部21は、受信した戸開待機指令に従い、待機階決定部13により決定された戸開待機階において乗りかごを戸開待機させるように制御する。
図2のフロー図は、この実施の形態におけるエレベータの制御装置の動作を示すものである。
まず、ステップF1において、群管理制御装置10が衝突予測実施条件の成立を検知すると、ステップF2へと進む。このステップF2においては、群管理制御装置10の衝突予測部11は、同一の昇降路内での乗りかご同士の衝突が発生するか否かを予測する。そして、同一の昇降路内での乗りかご同士の衝突は発生しないと予測した場合には、一連の動作は終了となる。一方、同一の昇降路内での乗りかご同士の衝突の発生を予測した場合には、ステップF3へと進む。
このステップF3においては、群管理制御装置10の戸開待機判定部12により、戸開待機判定条件に基づいて、ステップF2で予測された衝突を回避するために、乗りかごの戸開待機が必要であるか否かが判定される。そして、乗りかごの戸開待機は不要であると判定された場合には、一連の動作は終了となる。一方、乗りかごの戸開待機が必要であると判定された場合には、ステップF4へと進む。
このステップF4においては、群管理制御装置10の待機階決定部13は、戸開待機階決定条件に基づいて、乗りかごの戸開待機階を決定する。そして、ステップF5へと進み、群管理制御装置10は、戸開待機を行う乗りかごを制御する各台管理制御装置20に対して、ステップF4で決定された戸開待機階で乗りかごを戸開待機させるよう指令する戸開待機指令を送信する。
群管理制御装置10から送信された戸開待機指令は、ステップF6において、各台管理制御装置20により受信される。そして、ステップF7へと進み、各台管理制御装置20のかご制御部21は、受信した戸開待機指令に従って戸開待機階において乗りかごを戸開待機させるように制御し、戸開待機動作が実施される。
以上のように構成されたエレベータの制御装置は、ワンシャフトマルチカー方式のエレベータにおいて、所定の衝突予測実施条件が成立した場合に、同一の昇降路内での乗りかご同士の衝突の発生を予測する衝突予測手段と、同一の昇降路内での乗りかご同士の衝突の発生が予測された場合に、乗りかごを戸開待機させるか否かを判定する戸開待機判定手段と、乗りかごを戸開待機させると判定された場合に、乗りかごの戸開待機階を決定する戸開待機階決定手段と、衝突の発生が予測された乗りかごの少なくとも一方を、戸開待機階において戸開待機させる制御手段と、を備えたものである。
このため、乗りかご同士の衝突が予測されて戸開待機が必要である場合に、走行中の乗りかごを適切に戸開待機させることができ、乗りかご同士の衝突を効率的に回避して、衝突回避に伴う運転効率の低下を極力抑えることが可能である。
また、特に、戸開待機させる階を、現在の呼び登録状況や過去の利用状況から乗客の乗降が発生する可能性が高いと予想される階とすることで、衝突回避のための待機による運転効率への影響をさらに低減することができる。
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2に係るもので、エレベータの制御装置が備える各台管理制御装置の構成を示すブロック図である。
ここで説明する実施の形態2は、前述した実施の形態1の構成に加えて、衝突回避のための戸開待機を行う際に、戸開を開始してから所定の時間が経過するまではかご操作盤の戸閉ボタンを無効にして、衝突を回避するために必要な時間が経過するまでは確実に戸開待機が行われるようにしたものである。
すなわち、図3に示すように、各台管理制御装置20のかご制御21には、戸閉無効部22が備えられている。この戸閉無効部22は、乗りかごが戸開待機を開始してから所定の戸閉無効時間が経過するまではかご内操作盤に設けられた戸閉ボタンを無効にする。したがって、乗りかご内の利用者が戸閉ボタンを操作しても、この戸閉操作は無効とされ、乗りかごは戸閉されずに戸開された状態が維持される。

この所定の戸閉無効時間は予め設定された一定時間としてもよいし、次に述べるようにして戸開待機が実施される都度、適切な時間に設定されるようにしてもよい。すなわち、群管理制御装置10において戸開待機指令を発する際に、衝突を回避するために必要な待機時間を算出し、この算出した待機時間以上となるように、前記所定の時間を設定してもよい。
このようにして、戸開待機中において戸閉無効時間が経過するまでは乗りかご内の乗客による戸閉操作は無効とされて戸閉が阻止され、衝突回避のための待機中に戸開した状態を維持することができる。そして、衝突回避に必要な時間が経過するまで待機をした後、待機前に走行していた目的階への走行を再開する。
なお、他の構成や動作については実施の形態1と同様であって、その詳細説明は省略する。
以上のように構成されたエレベータの制御装置は、実施の形態1の構成において、乗りかごを戸開待機階において戸開待機させる際に、所定の戸閉無効時間の間は乗客の戸閉操作を無効とする戸閉無効手段を備えたものである。
このため、実施の形態1と同様の効果を奏することができるのに加えて、さらに、衝突回避のための待機中において乗客の操作による戸閉を無効にして、なるべく長い時間の間、戸開された状態を維持することができる。
そして、衝突回避のための待機中に戸開状態を維持することで、待機階での乗客の乗降が円滑に行われるようになり、エレベータの運転効率や利便性をより良好なものとすることができる。これは、実施の形態1で説明したように、戸開待機階を、現在の呼び登録状況や過去の利用状況から乗客の乗降が発生する可能性が高いと予想される階とした場合に、特に有効である。
この発明は、1つの昇降路内に複数の乗りかごが昇降自在に配設されたワンシャフトマルチカー方式のエレベータの制御装置に利用できる。
10 群管理制御装置
11 衝突予測部
12 戸開待機判定部
13 待機階決定部
20 各台管理制御装置
21 かご制御部
22 戸閉無効部

Claims (9)

  1. 1つの昇降路内に複数の乗りかごが昇降自在に配設されたワンシャフトマルチカー方式のエレベータにおいて、
    所定の衝突予測実施条件が成立した場合に、同一の昇降路内での乗りかご同士の衝突の発生を予測する衝突予測手段と、
    前記衝突予測手段により同一の昇降路内での乗りかご同士の衝突の発生が予測された場合に、乗りかごを戸開待機させるか否かを判定する戸開待機判定手段と、
    前記戸開待機判定手段により乗りかごを戸開待機させると判定された場合に、乗りかごの戸開待機階を決定する戸開待機階決定手段と、
    前記衝突の発生が予測された乗りかごの少なくとも一方を、前記戸開待機階決定手段により決定された前記戸開待機階において戸開待機させる制御手段と、を備え、
    前記戸開待機階決定手段は、過去の利用状況から乗客の乗降が発生する可能性が高いと予想される階を前記戸開待機階に決定することを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 前記戸開待機判定手段は、前記衝突の発生が予測された乗りかごの両方に乗客が乗車している場合に、乗りかごを戸開待機させると判定することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  3. 前記戸開待機判定手段は、前記衝突予測手段により同一の昇降路内での乗りかご同士の衝突の発生が予測された場合には、常に乗りかごを戸開待機させると判定することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  4. 前記戸開待機判定手段は、現在の時間帯に基づいて乗りかごを戸開待機させるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  5. 前記戸開待機判定手段は、エレベータの混雑状態に基づいて乗りかごを戸開待機させるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  6. 前記所定の衝突予測実施条件は、呼び登録により乗りかごの階床への到着予測時間に変更があることであることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のエレベータの制御装置。
  7. 前記所定の衝突予測実施条件は、乗りかごが呼びに応答してある階床に到着したことであることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のエレベータの制御装置。
  8. 前記所定の衝突予測実施条件は、前回に衝突予測を実施してから所定の一定時間が経過したことであることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のエレベータの制御装置。
  9. 前記制御手段は、乗りかごを前記戸開待機階において戸開待機させる際に、所定の戸閉無効時間の間は乗客の戸閉操作を無効とする戸閉無効手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のエレベータの制御装置。
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