JP7026648B2 - 車両のドアハンドル装置 - Google Patents

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Description

本発明は車両のドアハンドル装置に関するものである。
車両のドアハンドル装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。
この従来例において、ハンドル装置は、一端がハウジング部(ハンドルベース)に、他端がドアハンドル14(操作ハンドル)に各々回転自在に連結された作動レバー20と、ドアハンドル14の他端に回転自在に連結されるロック解除用レバー32を有しており、作動レバー20が回転駆動されると、ドアハンドル14は該ドアハンドル14に固定されたガイド部28がハウジング部に形成されるスロット付きガイド26によりガイドされるようにして初期姿勢から平行移動して作動位置に移動する。
なお、本欄における符号は特許文献1で各部位に付された符号を示し、カッコ内は特許文献1の構成部品に対応する本発明の部品を示す。
上記ロック解除用レバー32の一端にはガイド部34が突設されており、ドアハンドル14の作動位置への移動に伴ってガイド部34は第2のスロット付きガイド36にガイドされて第1の距離だけ移動する。
この後、ドアハンドル14を開放位置まで回転操作すると、ガイド部34がスロット付きガイド36の底端部54まで移動し、ガイド部34に連結されるボーデンケーブル38を介してロック装置が解除される。
特表2016-537532号公報
しかし、上述した従来例は、ドアハンドルをガイドして該ドアハンドルを平行移動させるためのスロット付きガイド、およびロック解除用レバーのガイド部をガイドする第2のスロット付きガイドを形成する必要があるために、構造が複雑になるという欠点を有する。
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたもので、簡単な構造でドアラッチ装置を操作することのできる車両のドアハンドルの提供を目的とする。
本発明によれば上記目的は、
ドアに固定されるハンドルベース1と、
ハンドルベース1に一端が回転自在に連結される第一、第二リンク2、3と、
第一、第二リンク2、3の他端に回転自在に連結され、第一リンク2を原動節として初期位置から使用位置に駆動される操作ハンドル4とを有し、
前記第二リンク3と操作ハンドル4との回転中心8を初期終端位置から前記第二リンク3と操作ハンドル4のいずれか一方に沿ってスライド自在として、使用位置にある操作ハンドル4に第一リンク2との回転中心8周りの回転を許容して該操作ハンドル4の使用位置を超えたラッチ操作位置への手動操作を可能にするとともに、
前記回転中心8には、終端保持用スプリング5により初期終端位置に保持する付勢力が付与され
かつ、前記ハンドルベース1には、前記操作ハンドル4の使用位置からラッチ操作位置への移動に伴って第二リンク3により駆動され、ドアに固定されたドアラッチ装置6にラッチ解除操作力を伝達するラッチ解除レバー7が設けられた車両のドアハンドル装置を提供することにより達成される。
本発明において、操作ハンドル4はハンドルベース1に一端が回転自在に連結される第一、第二リンク2、3の他端に回転自在に連結された四節リンク機構として動作することが可能であり、この状態で第一リンク2を、例えばモータ等の電動アクチュエータ9により駆動される原動節として駆動することにより初期位置から使用位置に移動させることができる。
また、操作ハンドル4と第二リンク3との回転中心8は、第二リンク3と操作ハンドル4のいずれか一方に沿って初期終端位置からスライド自在であり、終端保持スプリング5の付勢力により回転中心8を初期終端位置に押し付けて拘束することにより、第一リンク2を原動節として駆動する際に四節リンク機構として動作することが保証される。
操作ハンドル4と第二リンク3との回転中心8をスライド自在とすることにより、終端保持スプリング5の付勢力に抗して回転中心8を移動させることが可能であり、結果、第二リンク3は操作ハンドル4の使用位置に対応する使用回転位置からさらにハンドルベース1との回転中心(C13)周りに回転可能となる。この結果、操作ハンドル4は、使用位置から第一リンク2との回転中心(C24)周りにさらに回転したラッチ操作位置まで手動操作することが可能になる。
操作ハンドル4の使用位置を超えたラッチ操作位置への移動操作に伴う第二リンク3のラッチ操作回転位置への回転動作によりハンドルベース1に装着されたラッチ解除レバー7が作動し、ドアに固定されたドアラッチ装置6にラッチ解除操作力が伝達されてドアラッチが解除されてドアの開放が可能になる。
操作ハンドル4、第一、第二リンク2、3をハンドルベース1に連結した簡単なリンク機構により操作ハンドル4を操作する本発明において、ガイド等を形成する必要がないために、構造を簡単にすることができる。
また、第一リンク2を原動節として駆動し、操作ハンドル4が使用位置に移動する途上において、終端保持用スプリング5の作用により第二リンク3と操作ハンドル4との回転中心8は初期終端位置に保持され、確実に四節リンク機構として挙動する。この結果、第二リンク3が不用意にラッチ操作位置に移動してラッチ解除レバー7を作動させることがなく、動作信頼性を向上させることができる上に、操作ハンドル4と第二リンク3の回転中心8を初期終端位置に付勢する構造は簡単に実現可能であるために、構造も簡単になる。
第二リンク3と操作ハンドル4との回転中心8をスライドさせるためには、ピン状の回転中心8を第二リンク3と操作ハンドル4のいずれか一方に開設した長孔10に移動自在に挿通させることにより実現することが可能であり、長孔10を第二リンク3に設ける場合には、第二リンク3のリンク長の伸縮方向にスライド自在で、かつ、終端保持用スプリング5の付勢力により回転中心8が第二リンク3のリンク長が最短となる初期終端位置に保持されるように構成することができる。
終端保持用スプリング5は、上記回転中心8を直接長孔10の終端に押し付けるものであってもよく、また、第二リンク3を操作ハンドル4の初期位置に対応する初期回転位置側に付勢するものであってもよい。
また、前記第二リンク3と操作ハンドル4との回転中心8が初期終端位置に保持された状態でハンドルベース1、第一、第二リンク2、3、および操作ハンドル4が第一リンク2を原動節とする平行クランク機構を構成すると、操作ハンドル4を初期位置から平行に動作させることができる。
本発明を示す正面図である。 本発明の要部を示す背面図である。 図1の3A-3A線断面図である。 操作ハンドルの動作を示す要部断面図で、(a)は初期位置、(b)はラッチ操作位置を示す図である。 第二リンクとラッチ解除レバーとの関係を示す図で、(a)は図2の要部拡大図、(b)は(a)の5B方向矢視図、(c)は(a)の5C方向矢視図である。 図5(a)の6A-6A線断面図で、(a)は操作ハンドルの使用位置を示す図、(b)はラッチ操作位置を示す図である。 待機回転位置の慣性ストッパを示す図で、(a)は図5(a)の7A-7A線断面図、(b)は7B-7B線断面図である。 ストッパ回転位置の慣性ストッパを示す図で、(a)は図5(a)の7A-7A線断面図、(b)は7B-7B線断面図である。
図1以下に示すように、ドアハンドル装置は、ハンドルベース1と、操作ハンドル4と、この操作ハンドル4をハンドルベース1に連結するに第一、第二リンク2、3とを有し、ハンドルベース1において車両のドアに固定される。
ハンドルベース1をドアに固定した状態で操作ハンドル4は図1、3に示す初期位置と、図4(a)に示す使用位置、および図4(b)に示すように、使用位置から操作ハンドル4の一端を引き上げたラッチ操作位置まで移動させることができる。
ドアハンドル装置は、操作ハンドル4が不使用時にドア内に格納されて操作ハンドル4の表面がドア表面とほぼ同一面となるフラッシュサーフェイス仕様であり、操作ハンドル4の初期位置が不使用姿勢に対応し、ハンドルベース1には、初期位置の操作ハンドル4を格納するハンドル収容凹部1aが形成される(図6参照)。
図3に示すように、上記ハンドルベース1には、第一リンク2と第二リンク3とが回転中心(C12),(C13)周りに回転自在に連結される。第一リンク2と第二リンク3のハンドルベース1への回転中心(C12),(C13)は、前後方向、すなわちハンドルベース1の長手方向に適宜間隔離れており、第一リンク2の回転中心(C12)は、第二リンク3の回転中心(C13)の前方に配置される。
なお、本明細書において図1の左側を「前方」、右側を「後方」、図1の紙面手前側を「表面」方向、反対方向を「裏面」方向とする。
また、ハンドルベース1にはモータ等の電動アクチュエータ9が固定されるとともに、第一リンク2には、上記電動アクチュエータ9により回転駆動されるカム体9aに圧接するカム面2aが形成されており、カム体9aを回転駆動すると、第一リンク2を回転中心(C12)周りに回転させることができる。第1リンク2には、回転中心(C12)周りに巻装される図外のトーションスプリングにより図3において反時計回りの付勢力が与えられ、カム面2aをカム体9aに圧接させる。
上記操作ハンドル4には、前後両端部に裏面側に向けて突出するリンク連結部11a、11bが設けられ、前後部のリンク連結部11a、11bの間には、操作ハンドル4を操作する際の手掛けとなる手掛用凹部4aが形成される(図3、4参照)。
上記操作ハンドル4の前方のリンク連結部11aには、一端がハンドルベース1に連結される上記第一リンク2の他端が回転自在に連結され、後方のリンク連結部11bには、第二リンク3の他端が各々連結される。
第二リンク3と操作ハンドル4との連結は、回転、かつスライド自在に連結されており、本例においては、後方のリンク連結部11bに固定され、回転中心8を提供する連結ピンを第二リンク3の端部に形成された長孔10に挿通させることによって、回転中心8、すなわち連結ピンがスライド自在とされる。上記連結ピンは長孔10に挿通された後、適宜抜け止め手段により抜け止めされる。
図3に示すように、第一リンク2のハンドルベース1との回転中心(C12)、第一リンク2と操作ハンドル4との回転中心(C24)、操作ハンドル4の連結ピン8、および第二リンク3のハンドルベース1に対する回転中心(C13)は、平行四辺形の頂点位置に配置され、長孔10は平行四辺形の頂点位置における連結ピン8の位置を一方の終端位置(初期終端位置)とし、後方やや裏面方向、すなわち、連結ピン8がスライドすることによって、第二リンク3のリンク長が延長される方向に延設される。
また、図3、4に示すように、第二リンク3は、ハンドルベース1との回転中心(C13)周りに巻装されるトーションスプリングによって、該第二リンク3を操作ハンドル4の初期位置に対応する初期回転位置側に付勢されるとともに、第一リンク2と操作ハンドル4との回転中心(C24)周りには、該第一リンク2を操作ハンドル4の初期位置に対応する初期回転位置側に付勢するトーションスプリング12が巻装されており、第二リンク3とハンドルベース1との回転中心(C13)周りに巻装されるトーションスプリングは、終端保持用スプリング5として機能して連結ピン8を長孔10内の初期終端位置、すなわち、上述した平行四辺形の頂点位置側に付勢し、当該位置に保持する。
したがって、本例において、操作ハンドル4が図3に示す初期位置にある状態で、電動アクチュエータ9を駆動してカム体9aを図3において反時計回りに回転させると、第一リンク2は回転中心(C12)周りに時計回りに回転する。
上述したように、第二リンク3と操作ハンドル4とは終端保持用スプリング5の作用により、連結ピンが第二リンク3のリンク長を最短にする初期終端位置に保持されているために、第1、第二リンク3、操作ハンドル4、およびハンドルベース1はハンドルベース1を固定リンクとする平行クランク機構を形成しており、第一リンク2の回転により操作ハンドル4は初期位置から平行姿勢を保持しつつ図4(a)に示す使用位置に移動する。
操作ハンドル4が使用位置に達すると、図外のスイッチにより電動アクチュエータ9の駆動が停止され、操作ハンドル4は使用位置に保持され、この状態から電動アクチュエータ9を反転駆動すると、回転中心(C12)周りに巻装された上記トーションスプリング12により第一リンク2は初期回転位置に復帰して操作ハンドル4は初期位置に復帰する。
使用位置において操作ハンドル4はドア表面に対して平行な姿勢を保持しており、この後、後端側をドア外方に引き出すことによって、操作ハンドル4は第一リンク2との回転中心(C24)周りに図外のストッパに当接するまで回転し、図4(b)に示すように、前端部から後端部に向けて傾いたラッチ解除位置に移動することができる。
図4(b)に示すように、操作ハンドル4の使用位置からラッチ解除位置への回転は、連結ピンが長孔10内を反対端側にスライドし、実質的に第二リンク3のリンク長が長くなることにより許容される。
操作ハンドル4の使用位置からラッチ解除位置への回転は手動による回転操作により行われ、操作ハンドル4のラッチ解除位置への回転操作に伴って第二リンク3は操作ハンドル4の使用位置に対応する使用回転位置を超えてさらに回転してラッチ解除回転位置まで回転する。
さらに、図5に示すように、第二リンク3には、ハンドルベース1に対する回転中心(C13)の軸長方向に延びる支柱13が立設され、該支柱13の先端から前方に向けてレバー操作突部14が突設される。
一方、ハンドルベース1にはラッチ解除レバー7が設けられる。このラッチ解除レバー7は、ケーブル連結部7aと、被動突部7bとを有して、前後方向に延びる回転中心(C17)周りに回転自在にハンドルベース1に取り付けられる。このラッチ解除レバー7は、回転中心(C17)周りに巻装される図外のトーションスプリングにより図5(b)における時計回り、すなわち、図5(b)に示す初期回転位置に保持される。
図5(b)に示すように、ラッチ解除レバー7の被動突部7bは第二リンク3が回転した際のレバー操作突部14の作動面(S)内に侵入しており、操作ハンドル4の初期位置から使用位置、およびラッチ解除位置への移動に伴って、レバー操作突部14は図5(b)における矢印方向、図5(c)おける時計回りに移動する。
操作ハンドル4の初期位置を示す図5に明らかなように、第二リンク3が初期回転位置にあるときには、レバー操作突部14とラッチ解除レバー7の被動突部7bとは非接触状態であり、この状態から操作ハンドル4を使用位置まで操作して第二リンク3を使用回転位置まで回転させると、図6(a)に示すように、レバー操作突部14は被動突部7bに接触する。
この状態から操作ハンドル4をラッチ解除位置まで回転操作して第二リンク3をラッチ解除回転位置まで回転させると、図6(b)に示すように、レバー操作突部14は被動突部7bを押し込んで上記トーションスプリングの反力に抗して回転中心(C17)周りに反時計方向に回転する。
ラッチ解除レバー7のケーブル連結部7aには、アウターケーブル15a内にインナーケーブル15bを移動自在に挿通させたケーブル装置15のインナーケーブル15bが連結される。ケーブル装置15のアウターケーブル15aは一端がハンドルベース1に、他端がドアに固定されるドアラッチ装置6に固定されており、ラッチ解除レバー7が回転すると、その操作力がインナーケーブル15bを経由してドアラッチ装置6に伝達されてラッチ解除操作がなされる。
さらに、ハンドル装置には、車両への側突荷重が負荷された際のドアの開放を防止する慣性ストッパ機構16が組み込まれる。慣性ストッパ機構16は、図5に示すように、上記第二リンク3の支柱13から突設されるストッパ突部17と、ハンドルベース1に配置される慣性ストッパ18とから構成される。
ストッパ突部17は、上述したレバー操作突部14と平行で、かつ、レバー操作突部14に対して反対方向、すなわち、後方に向けて翼片状に突設されるもので、第二リンク3の側壁面と平行で、第二リンク3に面した第一ストッパ17aと、第二リンク3の側壁面から離れる方向で第一ストッパ17a上に積層されるように配置される第二ストッパ17bとを有して階段状に形成される(図7、8参照)。
第二リンク3に固定されるストッパ突部17は、第二リンク3の回転とともに第二リンク3のハンドルベース1に対する回転中心(C13)周りに回転し、操作ハンドル4が初期位置にあるとき、すなわち、第二リンク3が初期回転位置にあるときは図7(a)の初期対応位置を占め、第二リンク3が使用回転位置にあるときは図7(b)の使用対応位置に移動する。
一方、慣性ストッパ18は、図7に示す待機回転位置と、図8に示すストッパ回転位置との間で回転中心(C118)周りに回転自在であり、図7(a)に示すように、慣性ストッパ18には回転中心(C118)周りに巻装されるトーションスプリング19により待機回転位置側に付勢される。
この慣性ストッパ18は、側突による衝突力が付与された際には、慣性により待機回転位置からストッパ回転位置に移動するように重心位置が設定された円柱体として形成される。
また、慣性ストッパ18は、側壁を利用して形成される第一、第二ストッパ面18a、18bを有する。第一ストッパ面18aは、図7(a)に示すように、第一ストッパ17aの回転面上に配置され、後述する第二ストッパ面18bの直径(D)に比して小さな径寸法に形成される。
また、慣性ストッパ18の第一ストッパ面18aには、該慣性ストッパ18が待機回転位置にあるとき、図7(a)に示すように、初期対応位置にあるストッパ突部17の第一ストッパ17aに対向する位置が開放されており、この開放部から内方に向けて第一ストッパ17aが進入可能な空隙18cが形成される。空隙は第一ストッパ17aが使用対応位置を超えて第二リンク3のラッチ解除回転位置に対応する位置までの移動を許容する。
一方、慣性ストッパ18の第二ストッパ面18bには、該慣性ストッパ18が待機回転位置にあるとき、図7(b)に示すように、使用対応位置にある第二ストッパ17bに対向する位置が開放され、該第二ストッパ17bが第二リンク3のラッチ解除回転位置に対応する位置までの移動を許容する凹部18dが設けられる。
したがって、慣性ストッパ18が待機回転位置にあるときには、第二リンク3の回転は規制されることなく、操作ハンドル4は初期位置、使用位置、およびラッチ解除位置に移動することができる。
これに対し、車両の側方衝突力が与えられた際には、慣性ストッパ18は待機回転位置からストッパ回転位置まで回転する。操作ハンドル4が初期位置にある場合には、図8(a)に示すように、第一ストッパ17aの移動経路が慣性ストッパ18の第一ストッパ面18aにより閉塞され、操作ハンドル4が使用位置にある場合には、図8(b)に示すように、第二ストッパ17bの移動経路が慣性ストッパ18の第二ストッパ面18bにより閉塞されて移動が規制される。
この結果、操作ハンドル4がいずれの位置にあっても、側突により第二リンク3が移動してラッチ解除レバー7が作動し、ドアが不要に開放されることが確実に防止できる。
1 ハンドルベース
2 第一リンク
3 第二リンク
4 操作ハンドル
5 終端保持用スプリング
6 ドアラッチ装置
7 ラッチ解除レバー
8 回転中心



Claims (4)

  1. ドアに固定されるハンドルベースと、
    ハンドルベースに一端が回転自在に連結される第一、第二リンクと、
    第一、第二リンクの他端に回転自在に連結され、第一リンクを原動節として初期位置から使用位置に駆動される操作ハンドルとを有し、
    前記第二リンクと操作ハンドルとの回転中心を初期終端位置から前記第二リンクと操作ハンドルのいずれか一方に沿ってスライド自在として、使用位置にある操作ハンドルに第一リンクとの回転中心周りの回転を許容して該操作ハンドルの使用位置を超えたラッチ操作位置への手動操作を可能にするとともに、
    前記回転中心には、終端保持用スプリングにより初期終端位置に保持する付勢力が付与され
    かつ、前記ハンドルベースには、前記操作ハンドルの使用位置からラッチ操作位置への移動に伴って第二リンクにより駆動され、ドアに固定されたドアラッチ装置にラッチ解除操作力を伝達するラッチ解除レバーが設けられた車両のドアハンドル装置。
  2. 前記第二リンクと操作ハンドルとの回転中心は、第二リンクのリンク長の伸縮方向にスライド自在で、
    かつ、終端保持用スプリングの付勢力により第二リンクのリンク長が最短となる初期終端位置に保持される請求項1記載の車両のドアハンドル装置。
  3. 前記終端保持用スプリングは、第二リンクのハンドルベースへの回転軸周りに巻装されて、第二リンクを初期回転位置側に付勢するトーションスプリングである請求項1または2記載の車両のドアハンドル装置。
  4. 前記第二リンクと操作ハンドルとの回転中心が初期終端位置に保持された状態でハンドルベース、第一、第二リンク、および操作ハンドルが平行クランク機構を構成する請求項1、2または3記載の車両のドアハンドル装置。


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