JP5582845B2 - 車両のドアハンドル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のドアハンドル装置に関するものである。
車両側方からの衝突(側突)による誤動作を防止することのできるドアハンドル装置としては、特許文献1に記載されたものが知られている。この従来例において、ドアハンドル装置は、操作ハンドルのアームに開設されたスライド溝にオープンロッドの先端を挿入して形成される。スライド溝は操作操作ハンドルの回転操作をオープンロッドへの押下操作力の伝達が可能な動作位置と、空振り位置とを両端部に備えてU字形状に形成されており、オープンロッドはスプリングにより動作位置側に付勢される。
通常の操作時にオープンロッドはスプリングにより動作位置側に付勢されており、操作操作ハンドルへの回転操作力はオープンロッドへの押し下げ力として伝達される。これに対し、側突時にはオープンロッドは慣性力により回転して上端が空振りに移動し、慣性力によって操作操作ハンドルが回転しても、ロック装置に伝達されることはない。
特開2000-73629号公報
しかし、上述した従来例において、側突時の操作操作ハンドルからの操作力伝達の切断は、オープンロッドの慣性力を利用するために、車体レイアウトが変更するたびにスプリングの付勢力等を計算し直す必要がある上に、慣性力を期待できないケーブル等の操作力伝達体を利用することができないという問題がある。
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、ハンドル装置自体にクラッチ機構を組み込むことにより、ドアに装着するだけで側突時のドアの異常開放を確実に防止することのできる車両のドアハンドル装置の提供を目的とする。
ハンドル装置は、適宜の付勢手段1により初期位置に付勢される操作ハンドル2を保持するハンドルベース3と、ハンドルベース3に連結され、操作ハンドル2への開放操作力を出力してドアロック装置17を作動させる操作力出力部4と、操作ハンドル2から操作力出力部4への操作力伝達を断接するクラッチ部5とを有して構成される。
クラッチ部5は、操作ハンドル2からの操作力により作動する主部6と、操作力出力部4を作動させる副部8とを有し、これら主部6と副部8とは所定の相対移動境界面7に沿って相対移動自在に連結される。主部6と副部8との相対移動境界面7は、例えば、主部6が回転駆動される場合の円筒面、あるいは回転軸に対する直交平面に設定することが可能であり、主部6が並進移動する場合には、並進移動平面を相対移動境界面7に設定できる。
さらに、クラッチ部5は、上記相対移動境界面7を開閉する連結子9と、連結子9の移動を制御するストッパ10とを有する。連結子9は、連結位置と連結解除位置との間を移動自在であり、連結位置にあるときには、主部6、および副部8の相対移動境界面7を閉塞して主部6、および副部8の相対移動を規制することによって、主部6と副部8とを移動方向に連結し、連結解除位置にあるときには、相対移動境界面7を開放して相対移動を許容することにより主部6から副部8への操作力伝達を切断することができる。
また、連結位置にある連結子9には、主部6と副部8との間に相対移動方向の変位が発生した際に、連結解除位置側への移動力が付与される。連結解除位置側への移動力付与機構は、連結子9、あるいは相対移動境界面7に形成されて連結子9を相対移動境界面7に保持するクラッチ接続凹部12の少なくともいずれか一方に、相対移動境界面7に沿うスライド方向の変位をこれに直交、あるいは交差する方向の変位に変換する傾斜面、あるいは曲面を形成することにより容易に実現できる。
ストッパ10は、連結位置にある連結子9の連結解除位置側への移動経路を閉塞する規制位置と、上記移動経路を開放する規制解除位置との間で移動自在であり、規制位置において、主部6と副部8とのスライド方向のズレに伴う連結子9の連結解除位置側への移動を規制することにより、主部6と副部8との連結を維持する。ストッパ10は、スプリング、あるいは適宜の解除可能な拘束手段等により規制位置に保持されており、所定の慣性力が入力されると規制解除位置に移動する。
以上の構成の下、通常操作時には、連結子9は連結位置に保持され、操作ハンドル2への操作力は直接、あるいは適宜の部材を中継して主部6に伝達された後、連結子9を介して副部8に伝達され、さらに、副部8に直接形成され、あるいは適宜の部材を中継して連結される操作力出力部4から出力され、ドアロック装置17に対する操作が行われる。これに対し、車両に側方衝突力等による衝撃力が負荷され、ストッパ10に発生する慣性力が所定値を超えると、ストッパ10は当該慣性力により規制解除位置に移動し、連結子9の連結解除位置側への移動経路を開放する。
一方、衝撃力によって操作ハンドル2に開放操作方向の慣性力が発生し、操作ハンドル2が開放操作方向に移動した場合、主部6はこれに追随して作動し、副部8との間に相対変位が発生する。この結果、連結子9には、連結解除位置側への操作力が発生し、結果、連結子9が連結解除位置に移動して操作ハンドル2に発生した操作力の副部8への伝達が切断され、ドアロック装置17が不用意に開放操作されることが防止される。
したがってこの発明において、ハンドル装置を車両に装着するだけで、側方衝突等が発生した際のドアの不用意な開放を確実に防止することが可能になる。また、連結子9は、主部6と副部8とのスライド方向の変位の検出により動作するために、例えば、慣性力発生時に連結子9を連結位置から脱落させるように構成する場合に比して、動作の確実性が向上する。
本発明によれば、ドアに装着するだけで側突時のドアの異常開放を確実に防止することができる。また、連結子は主部と副部との相対移動により駆動されるために、動作信頼性が向上する。
本発明を示す正面図である。 図1の断面図で、(a)は初期状態における図1の2A-2A線断面図、(b)は操作状態における図1の2A-2A線断面図である。 中継レバーの動作を示す図で、(a)は初期状態における図4の3A-3A線断面図、(b)は操作状態における断面図である。 図1の4A-4A線断面図である。 図4の要部を示す図で、(a)は加速度入力初期を示す図、(b)はクラッチ部の切断状態を示す図、(c)は原位置への復帰過程を示す断面図である。 副部を示す図で、(a)は分解状態を示す図、(b)は(a)の6B方向矢視図、(c)は組立状態を示す図、(d)は(c)の6D方向矢視図である。 クラッチ部の動作を示す図で、(a)は加速度未入力時の状態を示す図、(b)は(a)の副部を示す図、(c)は加速度入力時の(b)に対応する図である。
図1以下に示すように、ハンドル装置は、車両のドア(ドアパネル18)に固定されるハンドルベース3と、ハンドルベース3に回転自在に連結される操作ハンドル2とを有する。この実施の形態のハンドル装置は、操作ハンドル2の中間部(グリップ部)を握って引き出すようにして操作するいわゆるグリップ式ハンドル装置であり、図1において左を車両の先頭方向に向けた水平姿勢でドアに装着される。
操作ハンドル2の前端(以下、本明細書において車両への取付姿勢を基準に車長方向を「前後」、車幅方向を「表裏」とする。)には、図2に示すようにヒンジ突部2aが突設されており、操作ハンドル2のハンドルベース3への連結は、上記ヒンジ突部2aをドア内部においてハンドルベース3に係止させて行われ、連結状態において操作ハンドル2は、回転中心C周りに回転操作可能になる。
また、操作ハンドル2の後端には操作脚2bが裏面側に突設されており、ドア18への装着状態においてドア18内に挿入される。操作脚2bの先端にはカム部15が前方に向けて突設され、操作ハンドル2を図2(a)に示す初期位置から図2(b)に示す操作位置まで回転操作すると、カム部15は表面側に移動する。
左右方向が車高方向に対応して示される図3に示すように、操作ハンドル2への回転操作に伴う上述のカム部15の移動をハンドル装置の下方(図3において左側)に配置されるドアロック装置17に伝達するために、ハンドルベース3には中継レバー16が装着される。
中継レバー16は、軸長方向が前後を向く枢軸19により回転自在に軸支され、図1、図4に示すトーションスプリング(付勢手段1)により図3(a)に示す初期回転位置側に付勢される。後述するように、中継レバー16は主部6と副部8に分割されており、トーションスプリング1は、これら双方に装着される。
この中継レバー16は、操作ハンドル2の操作時におけるカム部15の移動経路に干渉する作動片16aを備えており、操作ハンドル2が図3(a)に示す初期位置にあるとき、トーションスプリング1による付勢力により操作ハンドル2に初期位置側への付勢力を付与し、がたつき等を防止する。
図3(b)に示すように、操作ハンドル2を初期位置から回転操作すると、中継レバー16は作動片16aがカム部15に押し出されて図3において反時計回りに回転する。中継レバー16の回転により操作力出力部4は車高方向に所定距離(δ)移動し、ワイヤケーブル20を経由してドアロック装置17に伝達される。
ワイヤケーブル20は、アウターケーシング内にインナーケーブルを移動自在に挿入したプル仕様のケーブル装置として形成され、中継レバー16に形成される操作力出力部4は、ニップルエンド等のインナー端末金具を挿入、係止する係止孔として形成される。また、ハンドルベース3には操作力出力部4の移動経路近傍にアウターケーシングの端末金具を連結する連結手段(図示せず)が形成される。
以上のように操作ハンドル2への操作力の方向を変換してワイヤケーブル20に伝達する中継レバー16にはクラッチ部5が形成される。図3以下に示すように、クラッチ部5は、中継レバー16を主部6と副部8とに分割して形成され、これら主部6と副部8とは上述した枢軸19によりハンドルベース3に回転自在に連結される。
主部6と副部8とは、枢軸19に直交する平面を相対移動境界面7として積層状に配置され、主部6は、カム部15に干渉する作動片16aを含むことにより、操作ハンドル2への回転操作に伴って常に回転駆動され、さらに、上述したトーションスプリング1による付勢力も付与されて操作ハンドル2を初期位置に付勢する。
また、図4に示すように、主部6は、上記副部8との相対移動境界面7を構成する摺接壁6aを有し、この摺接壁6aに貫通孔からなる連結子挿通孔11が形成されるとともに、該連結子挿通孔11を覆うようにクラッチケース21が固定される。
クラッチケース21には、相対移動境界面7に直交する杆状のストッパ10が収容される。ストッパ10は、一端に球状支点端10aを備えるとともに、他端部に円板状の支持ステージ10bを備え、枢軸19と平行に配置される。
ストッパ10を枢軸19と平行な水平姿勢(起立姿勢)に保持するために、クラッチケース21の前端部には保持筒部21aが形成されるとともに、クラッチケース21内には円錐コイルスプリング(コイルスプリング13)が配置される。上記保持筒部21aは、ストッパ10の球状支点端10aを受容し、該球状支点端10aの枢軸19に対する直交面内での移動を規制しながらストッパ10を歳差移動自在に支持する。また、円錐コイルスプリング13は、支持ステージ10b前端面に当接して付勢力により起立姿勢からの回転(倒伏)を規制するとともに、支持ステージ10bの後端面を後述する連結子9の前端面に圧接させる。
さらに、上記ストッパ10の支持ステージ10bの後端面はストッパ10の回転中心を曲率中心とする球面により形成され、ストッパ10の連結子9の当接状態下でのストッパ10の倒伏動作を許容する。また、支持ステージ10bの後端面から側壁部にかけてはテーパ面からなるカム面14が形成される。
一方、この実施の形態における副部8は、図6に示すように、副部本体8aに予備カウンターウエイト8bを連結して形成される。予備カウンターウエイト8bは、操作ハンドル2にドア開放操作方向の慣性力が発生し、これに間接的に連結される副部本体8aに発生する図7における反時計回りの慣性力を打ち消す方向の慣性力を発生させるように、重心、重量が設定され、ピン部8dを副部本体8aの連結孔8eに挿入した後、カシメ等して副部本体8aに固定される(図6(a)参照)。
この予備カウンターウエイト8bは、操作ハンドル2への慣性力発生時において、副部8全体を停止させて主部6との相対移動を積極的に発生させ、後述するように、連結子9へのクラッチ切断方向の力を付与させるように動作し、従来のカウンターウエイトのように、操作ハンドル2による操作力を完全にキャンセルするような重量を要しない点で装置の軽量化に寄与するが、軽量化を優先して予備カウンターウエイト8bを除いても、操作ハンドル2、およびこれに追随する主部6と、副部8の慣性モーメントは同一とはならないために、相対移動が発生し、同様のクラッチ部5の断接動作は保証される。
一方、上記副部本体8aには操作力出力部4が形成されるとともに、上記主部6との相対移動境界面7を構成するクラッチ受け片8cが設けられる。クラッチ受け片8cには、周壁を傾斜面としたクラッチ接続凹部12が主部6の連結子挿通孔11に正対するように形成される。後述するように、枢軸19周りに副部8と主部6とが相対回転した際に所定範囲で連結子挿通孔11がクラッチ受け片8c上を移動できるように、クラッチ受け片8cは、回転軸を中心として所定の弧長を有する円弧形状に形成される。
図4に示すように、上記連結子挿通孔11内には連結子9が挿入される。連結子9は、ピン状に形成され、一端が支持ステージ10bの後端面に、他端がクラッチ受け片8cのクラッチ接続凹部12に嵌合する。この状態で、連結子9は主部6と副部8を回転方向に連結して操作ハンドル2に与えられた操作力を操作力出力部4に伝達し(連結位置)、ストッパ10側に移動してクラッチ接続凹部12との嵌合が解除されることにより(連結解除位置)、主部6と副部8とが相対回転自在となって操作力出力部4への操作力伝達が切断される。
また、連結子9は、連結子挿通孔11への挿入状態で連結子9は周壁部が所定長に渡って連結子挿通孔11の内周壁面にガイドされて不用意な転動が規制され、直線的な進退移動が保証される。さらに、連結子9のクラッチ接続凹部12側先端にはテーパが形成されており、主部6と副部8との間に発生する相対回転移動を連結子9の連結解除位置側への操作力に変換する。
したがってこの実施の形態において、ハンドル装置に加速度が入力しない状態において、図4に示すように、ストッパ10は円錐コイルスプリング13により起立状態を維持する。この状態でストッパ10は、連結子挿通孔11内に挿入された連結子9を圧接し、
連結子9の連結位置からの移動を規制する(規制位置)。また、ストッパ10は規制位置において球状支点端10aと主部6の連結子挿通孔11とが一直線上に配置されるとともに、支持ステージ10bの後端面は球状支点端10aを中心とする球面により形成されているために、連結子9に連結位置を離脱する方向の力(図4におけるF)が負荷されても、揺動方向の分力が発生することはなく、起立状態が保持される。
これに対し、ハンドル装置に側突等による加速度が発生すると、図5(a)に示すように、円錐コイルスプリング13により起立状態を維持していたストッパ10は、球状支点端10aを傾動中心として倒伏する(規制解除位置)。
また、加速度の入力により、操作ハンドル2には回転操作方向の操作力が発生することから、図7(c)に示すように、カム部15が表面側に移動し、主部6に回転力が発生する。主部6に発生する回転力は副部8へのそれとは異なるために、主部6と副部8との間には相対移動境界面7を挟んで相対回転が発生し、図5(a)に示すように、連結子9には連結解除位置側への操作力が発生する。
図5(b)に示すように、この後、さらに相対回転が進行すると、連結子9はストッパ10のカム面14を押し付けてさらにストッパ10を傾倒させながら連結解除位置に移動してクラッチ部5は切断状態に移行し、以後、副部8への操作力伝達が行われず、操作力出力部4は原位置に停止する。
図5(b)に示すように、カム面14は連結子9が規制解除位置に移動した状態で連結子9を支承可能な範囲に形成されているために、加速度の入力が終了すると、図5(c)に示すように、ストッパ10は起立姿勢に復帰しようとし、これに伴って支持ステージ10bに形成されるカム面14が連結子9を図5(c)において矢印F’方向に押し付ける。この状態で主部6と副部8とがトーションスプリング1の復元力によって原位置に復帰すると、連結子9は再びクラッチ接続凹部12に嵌合し、初期状態に復帰する。
なお、以上においては、クラッチケース21を主部6に固定する場合を示したが、副部8側に固定することも可能である。さらに、ストッパ10は、側突に対応させるために、水平姿勢を初期姿勢としているが、レイアウト上の都合から傾けて設置することもできる。また、ストッパ10は、球状支点端10aまわりに全方向に倒伏可能に形成され、車幅方向に対して傾斜する方向からの加速度に対しても直接応答できるように構成されているが、例えば、所定の支軸周りに回転自在とすることによって倒伏方向を限定するようにして構造を簡単にすることも可能である。
加えて、円錐コイルスプリング13のバネ諸元は、所望のタイミングでクラッチ断動作が発生するように、計算、あるいは実験的に決定することができるが、バネ定数が小さな場合には、バネの錆等による劣化を防止するために、クラッチケース内を密閉することが望ましい。
1 付勢手段
2 操作ハンドル
3 ハンドルベース
4 操作力出力部
5 クラッチ部
6 主部
7 相対移動境界面
8 副部
9 連結子
10 ストッパ
11 連結子挿通孔
12 クラッチ接続凹部
13 コイルスプリング
14 カム面
15 カム部
16 中継レバー

Claims (5)

  1. 適宜の付勢手段により初期位置に付勢される操作ハンドルを保持するハンドルベースと、
    ハンドルベースに連結され、操作ハンドルへの開放操作力を出力してドアロック装置を作動させる操作力出力部と、
    操作ハンドルから操作力出力部への操作力伝達を断接するクラッチ部とを有し、
    前記クラッチ部は、
    操作ハンドルからの操作力により作動する主部と、
    主部の動作方向に対して所定の相対移動境界面に沿って相対移動自在な副部と、
    前記相対移動境界面を閉塞して主部、および副部の相対移動を規制する連結位置、および相対移動境界面を開放して相対移動を許容する連結解除位置間を移動自在で、連結位置にあるときに相対移動境界面に発生した主部、および副部の相対変位から連結解除位置側への駆動力を得る連結子と、
    前記連結子の連結解除位置側への移動経路を閉塞する規制位置に保持され、所定の加速度入力時に規制解除位置に退避可能なストッパと、
    を有する車両のドアハンドル装置。
  2. 前記連結子はピン形状に形成されるとともに、
    前記主部、および副部のいずれか一方には貫通状の連結子挿通孔が開設されるとともに、他方には、クラッチ部の接続状態において前記連結子挿通孔に連通するクラッチ接続凹部が形成され、
    前記連結子は連結子挿通孔にガイドされて直線移動し、クラッチ接続凹部に係脱する請求項1記載の車両のドアハンドル装置。
  3. 前記ストッパは杆状に形成されるとともに、一端を支点としてコイルスプリングにより規制位置に対応する起立姿勢が保持され、
    所定の加速度入力時におけるコイルスプリングの付勢力に抗した倒伏姿勢への遷移により規制位置から規制解除位置に移動する請求項2記載の車両のドアハンドル装置。
  4. 前記ストッパには、連結解除位置における連結子を前記連結子挿通孔内に保持し、規制位置への移動動作に伴って連結子をクラッチ接続凹部との嵌合方向に移動させるカム面が形成される請求項2または3記載の車両のドアハンドル装置。
  5. 前記操作ハンドルはハンドルベースに回転操作自在に軸支されるとともに、ハンドルベースには、操作ハンドルのカム部に圧接して該操作ハンドルの回転に伴って回転する中継レバーが回転自在に軸支され、
    前記クラッチ部は、一方を主部として、他方を副部として分割される中継レバーに形成される請求項1、2、3または4記載の車両のドアハンドル装置。
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