JP6959050B2 - 車両用シートロック装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の車両用シートロック装置は、車両に固定されるストライカに係合する。車両用シートロック装置は、ストライカが挿入する溝を有するベースと、ストライカに係合するラッチと、ロック位置に配置されているラッチに係合してラッチの回転を止めるポールと、ラッチとポールとの係合を解除するカムとを備える。カムは、ロック位置に配置されているラッチに係合する。
この構成によれば、回転中心線に垂直な平面において、カムとポールとの回転軌跡の重なりが大きくなる。このため、カムの回転中心線とポールの回転中心線とが一致しない場合に比べて、回転中心線に垂直な平面における車両用シートロック装置の大きさを小さくできる。
以下の説明において、前後方向DYは、車両の前後方向と同じ方向を示す。車両用シートロック装置(以下、「シートロック装置5」という。)が取り付けられシートバック3が起立している状態のときのシートロック装置5の姿勢を「基準姿勢」という。シートロック装置5の「後面」は、シートロック装置5が基準姿勢をとるときの後側の面を示す。シートロック装置5の「側面」は、シートロック装置5が基準姿勢をとるときの車両幅方向DXに向く面を示す。
ベース本体部11は、ラッチ20、ポール30及びカム40が配置される内面11aと、内面11aの反対側の外面とを有する。ベース本体部11は、ストライカ4が挿通するベース溝12を有する。ベース溝12は、シートロック装置5が基準姿勢をとるとき、概ね前後方向DYに延びる。ベース溝12の開口部は、シートロック装置5が基準姿勢をとるとき、後方に開口する。ベース溝12の周縁及びベース本体部11においてストライカ4に面する端縁には、内面11aに直交する壁11fが設けられている。
ラッチ20は、ストライカ4を拘束する。具体的には、ラッチ20は、ベース溝12に挿通したストライカ4をベース溝12から退出しないようにストライカ4を拘束する。
ラッチ20は、第1軸13を介してベース10に対して回転可能に支持される。ラッチ20は、ロック位置とアンロック位置とをとる。ロック位置(図5参照)は、ストライカ4を拘束するラッチ20の位置を示す。アンロック位置(図7参照)は、ストライカ4を解放するラッチ20の位置を示す。ラッチ20は、第1付勢部材17により、ロック位置からアンロック位置に向かう方向(以下、「第1付勢方向D1」)に付勢される。
ポール30は、ラッチ20の回転を規制する。具体的には、ポール30は、ラッチ20がロック位置に配置されるとき(図5参照)、ラッチ20が第1付勢方向D1に回転することを規制して、ラッチ20をロック位置に留める。
第1ポール係合面34は、ポール30が解除位置に配置されかつラッチ20がアンロック位置に配置されるとき(図7参照)、ラッチ20の第1係合面24に接触する。
第2ポール係合面35は、ポール30の回転中心CBを向く面である。ポール30が係合位置に配置されかつラッチ20がロック位置に配置されるとき(図5参照)、第2ポール係合面35は、ラッチ20の第2係合面25と対向して配置される。
カム40は、ラッチ20と係合し、その係合によりラッチ20を第1付勢方向D1の反対方向に回転付勢する。具体的には、カム40は、ラッチ20がロック位置に配置されるとき(図5参照)、ラッチ20の第2係合部26に係合して、ラッチ20を第1付勢方向D1の反対方向にラッチ20を回転付勢する。これにより、カム40は、ラッチ20の回転揺動(がたつき)を抑制する。
カム40は、カム係合位置と中立位置とカム解除位置とをとる。カム係合位置は、ロック位置に配置されるラッチ20に係合する位置を示す。カム40は、カム係合位置において、上述したように、ラッチ20の第2係合部26と係合し、ラッチ20を第1付勢方向D1の反対方向に回転付勢する。カム解除位置は、カム40がラッチ20の第2係合部26と係合せずラッチ20の回転を妨げないカム40の位置を示す。中立位置は、カム係合位置とカム解除位置との間の所定の位置(後述参照)を示す。
カム40の第2カム付勢方向DC2への回転に基づいた押圧部46の軌跡は、ベース10のベース溝12に交差する。カム40がカム係合位置からカム解除位置に向かって回転するとき、押圧部46は、ストライカ4を退出方向に押す。なお、退出方向は、ストライカ4がベース溝12に進入するときの方向の反対方向を示す。
カム40がカム係合位置に配置されると(図5参照)、カム40のカム面42がラッチ20の第2係合部26に接触する。カム40は、第1カム付勢方向DC1に付勢されているため、カム面42を介してラッチ20にカム40の力が加えられる。カム40の力は、ラッチ20の第1付勢方向D1と反対方向に作用する。これにより、ラッチ20が第1付勢方向D1に回転することが抑制される。
図5は、ロック状態にあるシートロック装置5の側面図である。ロック状態において、ラッチ20は、ロック位置に配置される。ストライカ4は、互いに交差するベース溝12とラッチ溝22とにより拘束される。ポール30は、ロック位置に配置されるラッチ20に係合して、ラッチ20がロック位置に留める。具体的には、ポール30は係合位置に配置されて、ポール30の第1係合部33がラッチ20の第1係合部23の前(第1付勢方向D1における前)に配置される。これにより、ラッチ20の回転が規制されている。カム40は、カム係合位置に配置されて、第1カム付勢方向DC1に付勢されている。カム面42は、ラッチ20の第2係合部26のラッチカム面27に接触する。このため、ラッチ20は、カム40との係合により、第1付勢方向D1とは反対方向に回転付勢される。このようにして、ラッチ20は、ロック位置に安定した状態(がたつきのない状態)に維持される。
ポール30が第2付勢方向D2と反対方向に回転すると、ポール30の第2係合部36がカム40の係合孔43の第1端面44を押す。そうすると、ポール30の回転に基づいてカム40が第2カム付勢方向DC2に回転する。カム40が回転すると、カム面42とラッチ20の第2係合部26のラッチカム面27とが徐々に離間して、ラッチ20に加わる力(第1付勢方向D1と反対方向の力)が低下する。カム40が中立位置まで回転すると、シートロック装置5は中立状態になる。中立状態とは、ストライカ4がラッチ20に拘束され、かつカム40とラッチ20の係合が解除されている状態を示す。
シートロック装置5をロック状態から中立状態まで移行させるために要する力(以下、「操作力」)は、第2付勢方向D2の付勢力に抗してポール30を第2付勢方向D2とは反対方向に回転させる力と、第1カム付勢方向DC1の付勢力に抗してカム40を第1カム付勢方向DC1とは反対方向に回転させる力との合力と等しい。
中立状態において、ラッチ20は、ロック位置から第1付勢方向D1に所定角度だけ回転した位置に配置される。ストライカ4は、中立状態においても、互いに交差するベース溝12とラッチ溝22とにより拘束されている。ポール30は、係合位置から第2付勢方向D2に所定角度だけ回転している。このとき、ポール30の第1係合部33がラッチ20の第1係合部23の前(第1付勢方向D1における前)に配置されている。カム40は、中立位置に配置され、いずれの方向にも付勢されていない。カム面42は、ラッチ20の第2係合部26のラッチカム面27から離間する直前の状態にある。カム40の押圧部46は、ロック状態のときよりも、ストライカ4に接近している。
ポール30が第2付勢方向D2と反対方向に回転すると、ポール30の第1係合部33がラッチ20の第1係合部23から離れる。これにより、ラッチ20は、第1付勢方向D1に大きく回転し始める。一方、カム40は、ポール30の回転に伴って第2カム付勢方向DC2に回転して、押圧部46がストライカ4に接触する位置(以下、「接触位置」)に至る。ストライカ4は、ラッチ20の第1付勢方向D1の回転に基づく力と、カム40の第2カム付勢方向DC2の回転に基づく力により退出方向に付勢されて、ベース溝12及びラッチ溝22から退出する。
(1)シートロック装置5において、カム40は、カム係合位置に向かう第1カム付勢方向DC1と、第1カム付勢方向DC1とは反対方向の第2カム付勢方向DC2とに付勢される。カム40がカム係合位置から第2カム付勢方向DC2に回転する途中で、カム付勢部材50によるカム40の付勢方向は、第1カム付勢方向DC1から第2カム付勢方向DC2に切り替わる。
この構成によれば、回転中心線CL2に垂直な平面において、カム40とポール30との回転軌跡の重なりが大きくなる。このため、カム40の回転中心線CL3とポール30の回転中心線CL2とが一致しない場合に比べて、回転中心線CL2に垂直な平面におけるシートロック装置5の大きさを小さくできる。
上記実施形態は、次のように変更できる。
・上記実施形態において、カム40の押圧部46は、ストライカ4を押す。カム40の押圧部46は、ラッチ20を押してもよい。この場合、ラッチ20は、押圧部46に押される被押圧部(図示省略)を有する。これにより、ラッチ20の第1付勢方向D1への回転が促進される。また、カム40の押圧部46は、ストライカ4及びラッチ20を押してもよい。
図8は、カム付勢部材50の他の例を示す図である。図8に示されるカム付勢部材50は、2つの捻りコイルばね51,53により構成される。一方の捻りコイルばね51は、2つのアーム52を有する。他方の捻りコイルばね53は、2つのアーム54を有する。2つの捻りコイルばね51,53の4つのアーム52,52,54,54はひし形を構成する。一方の捻りコイルばね51の一端と他方の捻りコイルばね53の一端は、ベース10のベースばね支持部19で支持される。一方の捻りコイルばね51の他端と他方の捻りコイルばね53の他端は、カム40のカムばね支持部49で支持される。このようなカム付勢部材50は、2つの捻りコイルばね51,53の一端と2つの捻りコイルばね51,53の他端との間の距離を伸縮させるものであり、実施形態の伸縮ばねと同じ機能を備える。
Claims (3)
- ストライカが挿通可能なベース溝を有するベースと、
前記ベースに対して回転可能に設けられ、前記ストライカが挿通可能なラッチ溝を有し、ロック位置において前記ストライカを拘束し、アンロック位置において前記ストライカを解放するラッチと、
前記ベースに対して回転可能に設けられ、前記ロック位置の前記ラッチと係合することで前記ラッチの回転を止めるポールと、
前記ベースに対して回転可能に設けられ、前記ロック位置の前記ラッチと係合するカム係合位置に向かう第1カム付勢方向と、前記第1カム付勢方向とは反対方向の第2カム付勢方向とに回転可能なカムとを備え、
前記カムは、前記カム係合位置から前記第2カム付勢方向に回転するときに前記ストライカを押す押圧部を有し、
前記ラッチを前記ロック位置から前記アンロック位置に回転させるときに、前記カムは前記カム係合位置から前記第2カム付勢方向に回転し、当該回転の途中でカム付勢部材による前記カムの付勢方向は前記第1カム付勢方向から前記第2カム付勢方向に切り替わる
車両用シートロック装置。 - 前記カムの付勢方向は、前記カムの前記カム係合位置と前記カムの前記押圧部が前記ストライカに接触する接触位置との間において切り替わる
請求項1に記載の車両用シートロック装置。 - 前記カムの回転中心線と前記ポールの回転中心線とが一致する
請求項1または請求項2に記載の車両用シートロック装置。
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2017
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