JP7025861B2 - 封口板 - Google Patents

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Description

本発明は、密閉型電池用の容器を封口する封口板に関し、さらに詳しくは容器の内部圧力が設定圧以上の場合に内部のガスを外部に放出する防爆弁を備えた封口板に関する。
従来、防爆弁を有する密封構造の電池用容器として、非水電解質二次電池(例えば、リチウムイオン二次電池)用の容器が知られている。この種の容器は、非水電解質が密閉容器の内部に収容されている。このため、充放電を繰り返したり、短絡や過充電などが生じた場合に、非水電解質が分解されてガスが発生し、そのガスで容器の内部圧力が上昇することがある。そこで、容器には、内部圧力が設定圧以上の場合に、開裂して内部圧力を解放する安全弁(防爆弁)が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の安全弁は、容器を封口する板状の封口板に薄肉の弁体が形成されており、内部圧力が設定圧以上となったときに弁体が破砕して容器内部のガスを外部に放出する。弁体には、ドーム形状を成すドーム部が形成され、かつ、弁体の中央部、またはその近傍には、弁体の破砕を容易にするための破砕溝が形成されている。
また、封口板としては、容器の開口部を閉塞する金属板の表面の所定領域に凹部を形成し、凹部の底面に溝、および膨出部を備えたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。その溝は、凹部の中央から凹部の境界近傍に延在し、隣接する二つの領域をほぼ囲繞するとともに、少なくとも一部が凹部の底面と同一面となるように形成されている。膨出部は、二つの領域が夫々金属板の表面側に膨出するように形成されている。
さらに、封口板としては、電池容器の外殻を構成するプレート部と、プレート部に一体に形成された安全弁とを備えたものが知られている(例えば、特許文献3参照)。この種の安全弁は、外側凹部、内側凹部、外周湾曲部、2つのハッチ部、リガメント部、第1の周溝、第1の横断溝、および第2の周溝を有している。外側凹部は、プレート部の外表面から凹んでいる。内側凹部は、外側凹部に一致する位置にプレート部の内表面から凹んでいる。外周湾曲部は、外側凹部と内側凹部との間にプレート部から一続きに、かつ外側凹部の内周に沿って一定の幅に形成され、外側凹部の方へ膨出している。ハッチ部は、外周湾曲部の内側に外周湾曲部から一続きに形成され、外側凹部の方へそれぞれ膨出している。リガメント部は、ハッチ部のそれぞれを外周湾曲部に連結させる。第1の周溝は、外周湾曲部とハッチ部との間に配置され、外側凹部側から凹んでいる。第1の横断溝は、2つのハッチ部の間に配置され、外側凹部側から凹み、第1の周溝に連続する。第2の周溝は、少なくともリガメント部を除いて第1の周溝の中に形成される。
特開2001-325934号公報 特許第4955865号公報 特許第6088566号公報
特許文献1ないし特許文献3に記載された安全弁あるいは封口板では、いずれも開弁される弁体の厚みやその周りに設けられた溝の残厚の管理によって、電池毎の安全弁の作動圧力(開弁圧力)を管理している。
ところで、近年、リチウムイオン二次電池は、電子機器に限らず、電気自動車やハイブリッド自動車などの電源として、大容量、および高出力で、かつ高頻度の充放電の繰り返し可能な高性能のものが求められている。このように高性能な二次電池用の容器には、従来の二次電池用の容器よりもさらに高い安全性、および安定性が要求される。
例えば、電気自動車用の二次電池は、充電および放電が頻繁に実行され、それに伴ってガスが発生と、凝縮、熱膨張、および収縮が繰り返し生じ、またはその圧力差や容積変化量が大きくなる。このような二次電池の特性により従来の容器は、内部応力が変化される繰り返し応力により、安全弁(防爆弁)の一部として形成されている溝が疲労し、長期的に使用すると内部圧力が開弁圧力に到達しなくても溝が破断したり、開裂したりすることがある。
特に、電池容量の増大に伴って安全弁の開口面積を大きくすると、溝の長さが長くなって溝が疲労破断し易くなる。これを防ぐために溝の残厚を厚くすると、目標とする設定圧力で破断しないなど、開弁圧力の設定が難しくなるが課題が生じやすい。
本発明は上記の事情を背景としてなされたものであって、開弁圧力の設定が容易で、かつ開弁圧力に達する前に繰り返し応力によって溝が破断するのを抑制することができる防爆弁を備えた封口板を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明は、密閉型電池の容器の外殻の一部を形成するプレートの一部に、前記容器の内部圧力の増大によって開弁する防爆弁を備えた封口板において、前記防爆弁は、前記プレートの一部に形成された、前記プレートより薄肉の薄板部と、前記薄板部の一部が前記薄板部の厚さ方向に凸となって曲げ剛性を高められた開弁部と、前記開弁部を前記薄板部から区画するとともに破断線として機能する溝部とを有し、前記溝部は、前記開弁部を完全には囲繞せずに両端部が離れた線状に形成され、前記両端部は、前記両端部を結んだ直線が前記開弁部を横切る位置に設けられ、前記直線を挟んで前記溝部の長さ方向での中央部とは反対側でかつ前記開弁部を外れた位置に前記直線とほぼ平行な折り曲げ線が設定され、前記薄板部のうち前記溝部の前記両端部と前記折り曲げ線との間の部分が前記溝部の破断に続けて自由破断する自由破断領域とされており、前記溝部の破断と前記溝部の破断に続く前記自由破断領域での前記薄板部の自由破断とによって前記開弁部が前記折り曲げ線で折り曲がることにより前記防爆弁が開弁するように構成されていることを特徴とするものである。
本発明においては、前記開弁部は、前記薄板部の厚みと同じ厚みで、凸を前記容器の外に向けた断面円弧状に形成されていてよい。
本発明においては、前記開弁部、および前記溝部は、前記溝部の長さ方向での中央部を挟んで対称な位置に配置されていてもよい。
本発明においては、前記対称に配置された溝部は、前記中央部で重なっていてよい。
本発明においては、前記薄板部は、前記プレートから窪んだ凹部に設けられてよい。
本発明においては、前記直線に直交する方向における前記開弁部の長さを第1長さD、前記両端部と前記折り曲げ線との間の長さを第2長さNとすると、前記第1長さDに対する前記第2長さNの割合が18~42%であってよい。
本発明においては、前記プレートの表面または裏面には、前記薄板部を囲繞するように突条部が形成されていてよい。
本発明においては、前記薄板部は、前記プレートの厚みに前記突条部の厚みを加えた厚みの中央に作られていてよい。
本発明においては、容器の内部圧力が増大すると、溝部に作用する剪断力が増大し、ついには、溝部で破断が生じる。その場合、開弁部は厚さ方向に曲げ変形させられてその曲げ剛性が高くなっている。このため、開弁部は、溝部の一部に破断が生じてもその形状を維持しており、一部が曲がってしまったり、そのために開弁部の他の部分が薄板部に繋がったままとなるなどの事態は生じない。すなわち、開弁部は、溝部の破断と、溝部の両端部に続く自由破断部での自由破断とによって、折り曲げ線で折り曲がることにより、薄板部から切り裂かれる。そのため、開弁部の切り裂き、すなわち防爆弁の開弁には、溝部での破断と、自由破断部での自由破断とに要する荷重が反力として作用する。溝部での破断に要する力(剛性)は、主として、溝部の残厚によって決めることができ、また自由破断部での破断に要する力(剛性)は、主として、自由破断部の長さ(溝部の両端から折り曲げ線までの距離)によって決めることができる。したがって、本発明では、開弁圧力を溝部の残厚だけでなく、自由破断部の長さによって調整もしくは設定でき、開弁部の面積の増大によって溝部が長くなるとしても、開弁圧力のバラツキを抑制して正確に開弁圧力を設定することができる。また、溝部の長さは、自由破断部を設けてある分、短くなる上に、容器の内部圧力の変化に起因する繰り返し応力を溝部だけでなく、自由破断部によっても受け持つので、溝部の疲労破断を防止もしくは抑制することができる。
凸を外に向けた断面円弧状に開弁部を形成した発明によれば、開弁部の内面にほぼ均等に内部応力が負荷されるようになるため、開弁圧力のバラツキを抑えることができる。
開弁部、および溝部が中央部を挟む対称な位置に設けた発明によれば、防爆弁が開弁する際に2つの開弁部が開くため、大きな開口面積を得ることができる。
溝部を中央部で重ねた発明によれば、2つの開弁部をほぼ同時に開弁させることができる。
薄板部をプレートから窪んだ凹部に設けた発明によれば、開弁部を凹部の内部に配置することができるので、開弁部に傷を付けるなどの不都合を防止することができる。
第1長さDに対する第2長さNの割合を18~42%にした発明によれば、正確な開弁圧力の設定と溝部の疲労破断の防止もしくは抑制と両方を最適な条件に確保することができる。
プレートの表面または裏面に突条部を設けた発明によれば、薄板部を、例えば鍛造による圧縮加工で作る場合に生じる余剰部分を使用して突条部を作ることができ、よって薄板部の加工をし易くすることができる。
プレートの厚みに突条部の厚みを加えた厚みの中央に薄板部を作る発明によれば、プレートの高さを超えない範囲で開弁部の凸高さを稼ぐことができる。このため、開弁部の凸形状の自由度を増やすことができる。
本発明に係る封口板を採用した密閉型電池の一例を示す斜視図である。 防爆弁の一例を示す斜視図である。 防爆弁の一例を示す平面図である。 図3に示したIV-IV線に沿って切断した断面図である。 第1溝部の一例を示す拡大断面図である。 開弁した状態の防爆弁を示す斜視図であり、表面から視ている。 図6に示した防爆弁を裏面から視た状態を示す斜視図である。 第1溝部および第2溝部の他の実施形態を示す平面図である。 検証で使用した実験装置の一例を示す説明図である。 防爆弁の他の実施形態を示す平面図である。 開弁部の他の実施形態を示す平面図である。 図11に示す開弁部をXII-XII線に沿って切断した断面図である。
以下、本発明を適用した密閉型電池の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る封口板13を採用した密閉型電池10の一例を示す。図1に示すように密閉型電池10用の容器11は、容器本体12および封口板13を備える。容器本体12は、例えば金属板で作られており、上面に開口部14を有し、かつ内部に電極体および非水電解液などを含む電池構造体が収納される。封口板13は、例えばアルミニウムあるいはアルミニウム合金などの金属板で作られており、容器本体12の内部が気密になるように開口部14に接合される。
例えば密閉型電池10がリチウムイオン二次電池の場合には、深絞り加工により製造された、例えばアルミニウム合金製の容器本体12を採用してもよい。封口板13は、例えばアルミニウム合金板に鍛造加工を施して作られたものを使用し、例えばレーザ溶接によって開口部14の全周に亘って接合されることで気密にされてよい。なお、同図に示す符号Hは容器11の高さ方向を、符号Lは容器11の長辺(横)方向を、そして符号Wは容器11の短辺(幅)方向をそれぞれ示す。
容器11は、コアを電解液とともに格納している。コアは、セパレータを介在させ、正極および負極を積層して、あるいは捲回して造られている。正極端子16および負極端子17は、容器11の内部から封口板13を貫通して外部にそれぞれ露呈されており、絶縁部材18を介して封口板13にそれぞれ固定されている。正極端子16および負極端子17は、電池10の長辺方向Lに並んで配置されている。容器11は、正極端子16および負極端子17が並ぶ長辺方向Lを短辺方向Wに偏平した直方体に形成されている。正極端子16および負極端子17は、容器11の長辺方向Lにおける封口板13の中央を挟んだ両側にそれぞれ露出している。なお、容器11の形状としては、例えば円筒状などであってもよい。
封口板13には、プレート19、表面凹部20、および注液孔21を有する。表面凹部20は、容器11の長辺方向Lおよび短辺方向Wにおける中央の位置にプレート19と一体的に形成されており、表面凹部20の内部には、防爆弁22が形成されている。注液孔21は、非水電解液を注入するための孔であり、防爆弁22から所定間隔を離した隣に形成されている。非水電解質を注入した後には、防爆弁22が開弁する際の所定の内部圧力(開弁圧)よりも高い圧力によっても開かないように、封栓23により注液孔21が封止される。
図2は、防爆弁22の一例を示す。図2に示すように表面凹部20は、輪郭が容器11の長辺方向Lに長い小判形状(オーバル形状)になっている。表面凹部20の内部には、プレート19と一体に形成された薄板部24を有する。防爆弁22は、薄板部24の表面(表面凹部20の底面)24aの所定領域に薄板部24と一体に形成されている。薄板部24は、第1開弁部25、第2開弁部26、第1輪郭領域27、第2輪郭領域28、第1溝部29、第2溝部30、第1自由破断領域31、および第2自由破断領域32を有する。第1開弁部25、および第2開弁部26は、薄板部24の一部を薄板部24の厚さ方向に凸になるようにそれぞれ形成されており、薄板部24の表面24aからプレート19の表面19aを越えない高さに作られている。表面19aを越えない高さに作られることにより、第1開弁部25および第2開弁部26に外力が直接作用しにくくなるので好ましい。なお、第1開弁部25、および第2開弁部26の高さとしては、プレート19の表面19aを越える高さで作ってもよい。
図3は、防爆弁22の一例を示す。図3に示すように第1開弁部25は、平面視にて閉じた第1輪郭領域27を有し、第1輪郭領域27の内部が容器11の外に向けて突出しており、つまり容器11の外に向けて高さを有している。したがって、第1開弁部25は、防爆弁22が開弁する際に、第1輪郭領域27の内部で曲がりや変形が生じない剛性を有する。同図では、表面24aから隆起し始める地点を囲った線を第1輪郭領域27として表している。第1輪郭領域27としては、平面視にて、例えば円形としてよい。なお、第1輪郭領域27の形状としては、円形に限らず、閉じた輪郭領域であれば、例えば容器11の長辺方向Lに長い小判形状(オーバル形状)であってもよい。
第1溝部29は、第1開弁部25を薄板部24から区画するとともに破断線として機能する。具体的に、第1溝部29は、第1輪郭領域27を囲繞するように設けられており、かつ第1開弁部25を完全には囲繞せずに両端部(一端部34,他端部35)が離れた曲線状に形成されている。なお、第1溝部29は、両端部34,35が離れた曲線状に形成されることに限らず、例えば両端部34,35が離れた直線と曲線とを組み合わせた線状、あるいは複数の直線を組み合わせた線状に形成されていてよい。
一端部34および他端部35は、一端部34および他端部35を結ぶ第1直線37が第1開弁部25を横切る位置に設けられている。好ましくは同図に示すように、第1輪郭領域27のうちの中心27aを通り、かつ第1直線37に平行な中心線45に対して、第1溝部29が囲繞する側の囲繞範囲X1とは逆側の開放側の範囲X2を第1直線37が横切るように両端部34,35を設けてもよい。なお、第1直線37は、本発明の実施形態における直線の一例である。
一端部34は、第1輪郭領域27の中心27aに対して一方側(同図に示す中心27aの上側)に位置する。他端部35は、中心27aに対して他方側(同図に示す中心27aの下側)に位置する。つまり、一端部34および他端部35は、中心27aを通り、かつ第1直線37に直交する第2直線39を軸として対称な位置に設けられている。
第1開弁部25は、防爆弁22が開弁する際に、折り曲げ線38で折り曲げられる。折り曲げ線38は、第1直線37を挟んで第1溝部29の長さ方向での中央部50とは反対側で、かつ第1開弁部25を外れた位置に、第1直線37とほぼ平行な線に設定されている。薄板部24のうち第1溝部29の両端部34,35と折り曲げ線38との間の薄板部24には、第1自由破断領域31が設けられている。第1自由破断領域31は、第1開弁部25が折り曲げ線38で折れ曲がる際に、第1溝部29の破断に続けて自由破断する領域である。なお、折り曲げ線38は、第1輪郭領域27と第2直線39との交点(左側交点40、右側交点41)のうち、開放側の範囲X2にある左側交点40を通り、かつ第1直線37に平行な線に仮定している。
実際には、防爆弁22が開弁の際に、第1開弁部25の折れ目は、折り曲げ線38上に限らず、例えば折り曲げ線38から第1輪郭領域27とは逆側にずれることがある。これは、第1開弁部25が第1輪郭領域27の内部で変形しない剛性を持っているためである。このため、同図に示す折り曲げ線38は仮想的な線である。
第1自由破断領域31は、第1輪郭領域27、表面24aの外周24b、第1直線37、および折り曲げ線38で囲まれた領域であり、第1上自由破断部43と第1下自由破断部44とを有する。第1上自由破断部43は、一端部34と折り曲げ線38との間に第1溝部29の破断に続けて自由破断が生じる領域である。また、第1下自由破断部44は、他端部35と折り曲げ線38との間に第1溝部29の破断に続けて自由破断が生じる領域である。
第1溝部29は、第1直線37を挟んで第1溝部29の長さ方向での中央部50を含む曲線部分29aが、第1輪郭領域27から所定の間隔を保つように、第1輪郭領域27に相似する形状、例えば円弧状に作られている。第1溝部29は、中心線45に交差する交点のうちの上側交点46と一端部34との間の一端部分29bが、外周24bから所定の間隔を保つように第2直線39に平行な直線状で作られている。同様に下側交点47と他端部35との間の他端部分29cは、外周24bから所定の間隔を保つように、第2直線39に平行な直線状に作られている。このように、一端部分29bおよび他端部分29cを第2直線39に平行な直線状とすることで、開弁の際に、自由破断部が略直線状に破断するので、開弁圧の調整が容易になる。
第1開弁部25が開弁される領域の長さ(第1長さ)Dに対する第1溝部29が形成されていない第1自由破断領域31の長さ(第2長さ)Nの比率が所定値よりも大きいと、第1自由破断領域31の長辺方向Lに沿う長さが長くなる。第1長さDは、第1溝部29と第2直線39とが交差する交点(中央部50)を通り、かつ第1直線37に平行な中央線49と折り曲げ線38との間の最短距離の長さである。第2長さNは、両端部34,35と折り曲げ線38との間の最短距離の長さである。第1自由破断領域31の長辺方向Lに沿う長さが長いと、第1溝部29の長辺方向Lに沿う長さが短くなる。このため、第1自由破断領域31での破断に要する力(剛性)が強くなり、第1開弁部25が開き難くなる。
逆に、第1長さDに対する第2長さNの比率が所定値よりも小さいと、第1自由破断領域31の長辺方向Lに沿う長さが短くなる。第1自由破断領域31の長辺方向Lに沿う長さが短くなると、第1溝部29の長辺方向Lに沿う長さが長くなる。このため、第1自由破断領域31での破断に要する力(剛性)が弱くなり、第1開弁部25が開き易くなる。つまり、第1自由破断領域31での破断に要する力(剛性)は、主として、第2長さNによって決めることができる。第1溝部29の長さ(第1長さD-第2長さN)は、第1自由破断領域31を設けてある分短くなるため、繰り返し応力を第1溝部29だけでなく第1自由破断領域31によっても受け持つので、第1溝部29の疲労破断を防止もしくは抑制するパラメータになる。
つまり、第1長さDに対する第2長さNの割合を調整することで、開弁圧を所定圧に維持させる剛性と、繰り返し応力により第1溝部29が破断するのを抑制する剛性との両立を管理することができる。なお、第2長さNの第1長さDに対する割合は、例えば18~42%が好適である。
第2長さNの第1長さDに対する割合は、例えばプレート19の強さなどの条件で変わる。プレート19の強さは、材料や薄板部24の厚みに起因する。材料の強さには、弾性的強度、降伏強度、破断(破壊)に対する強度、最大(引張)強度、クリープ変形(小さな負荷における経時変化)に対する強度、疲労に対する強度、および摩擦(摩耗)への耐性などのパラメータがある。つまり、第2長さNの第1長さDに対する割合は、前述したパラメータを変えることでも調整可能である。
第2開弁部26、第2溝部30、第2自由破断領域32、および第2折り曲げ線33は、第1開弁部25、第1溝部29、第1自由破断領域31、および第1折り曲げ線38に対して、中央線49を軸として反転した対称の形状になるように作られている。そして、第1溝部29、および第2溝部30は、中央線49上で重なるように作られている。なお、中央部50は、表面凹部20の中心点であってよい。
図4は、図3に示したIV-IV線に沿って切断した図である。図4に示すように薄板部24は、プレート19の厚みT1よりも薄い厚みT2になるように、例えば上型と下型との間で圧縮することで塑性変形させる鍛造加工により作られる。この鍛造加工により平面視にて表面凹部20に輪郭が一致する位置に裏面凹部51が形成される。その後に、例えばコイニング加工が行われ、そのコイニング加工により第1開弁部25、第2開弁部26、第1溝部29、および第2溝部30が薄板部24に形成される。第1開弁部25、および第2開弁部26は、凸を容器11の外に向けた円弧状の断面形状になっており、第1開弁部25、および第2開弁部26の厚みは、厚みT2とほぼ同じ厚みになっている。
薄板部24を作る圧縮加工では、プレート19に余剰部分が生じる。圧縮加工により生じる余剰部分は、加工をし易くするために、例えば上型および下型に作られた傾斜部により表面凹部20の外周、および裏面凹部51の外周に向けて押し出される。押し出された余剰部分は、圧縮加工での圧縮率が大きくなるにつれて、つまりプレート19の厚みT1に対する薄板部24の厚みT2の割合が小さくなるにつれて体積が増加して、表面凹部20の外周、および裏面凹部51の外周に膨出する量が増加する。膨出された余剰部分は、圧縮加工後に行われるトリマー(矯正加工)により形が整えられた突条部52に形成される。この突条部52は、所定の幅で裏面凹部51を囲繞し、かつプレート19の裏面19bから容器11の内部に向けて所定の突出量で突出する形状になるように形成されており、そして表面が滑らかになるように整えられる。これにより、突条部52の見栄えを良くすることができるとともに、突条部52の表面の仕上りを良好にして作業者への安全性を確保することができる。
薄板部24の表面24aは、プレート19の厚みT1の範囲内で、かつ厚みT1の中央よりも裏面凹部51側に寄った位置に作られている。つまり、突条部52が裏面19bに形成されているため、薄板部24は、突条部52の厚みT3を含む裏面凹部51の深さh1と表面凹部20の深さh2とがほぼ同じ深さになる位置に形成されてよい。つまり、薄板部24は、プレート19の厚みT1に突条部52の厚みT2を加えた厚みの中央に作られてよい。このため、薄板部24は、プレート19の厚みT1のほぼ中央に作った際の深さよりも深い位置に表面24aを作ることができる。よって、表面凹部20の内部で第1開弁部25、および第2開弁部26の高さを稼ぐことができる。これにより、第1開弁部25、および第2開弁部26について、内部圧力が均一に負荷される断面形状の自由度を増やすことができる。
なお、突条部52としては、プレート19の表面19aに形成されていてもよい。また、表面凹部20の側面(表面24aからプレート19の表面19aに立ち上がる側面)には、余剰部分を表面凹部20の外周に向けて押し出すための上型の傾斜部が転写される表面斜面54が形成されている。同様に裏面凹部51の側面には、余剰部分を裏面凹部51の外周に向けて押し出すための下型の傾斜部が転写される裏面斜面55が形成されている。
図5は、第1溝部の一例を示す。なお、図5に示す第1溝部29は一例であり、本発明では図5に示す形状に限定されることはない。図5に示すように第1溝部29には、残厚Sの寸法精度を向上させるために、例えば圧縮加工により薄板部24の表面24a、および裏面24cにそれぞれ段差部が形成されている。表面24aには、第1段差部57、および第2段差部58が形成されている。第1段差部57は、容器11の長辺方向Lの長さW1が相対的に長くなるように作られている。第2段差部58は、長辺方向Lの長さW2を長さW1よりも短くして、第1段差部57内に作られている。第2段差部58の深さは、例えば第1段差部57の深さよりも深く作られている。
裏面24cには、第3段差部59、および第4段差部60が形成されている。第3段差部59は、長辺方向Lの長さW3で作られている。第4段差部60は、長辺方向Lの長さW4が長さW3よりも短くなるように第1段差部57内に作られている。第4段差部60の長さW4は、上型および下型の間に予測される中心ずれを許容する長さ、つまり、第2段差部58の長さW2よりも長くなるように形成されている。第3段差部59の長さW3は、上型および下型の間に予測される中心ずれを許容する長さ、つまり第1段差部57の長さW1よりも長くなるように形成されている。第3段差部59、および第4段差部60の深さは、第1段差部57の深さよりも浅くなるように作られている。
第1溝部29の残厚Sは、第2段差部58の底面58aと第4段差部60の底面60aとの間の厚みに相当するものであり、第1溝部29での破断に要する力(剛性)を管理するパラメータになる。なお、第2溝部30の断面形状は、第1溝部29と同じまたは同様な断面形状であるため、ここでの詳しい説明を省略する。また、図3に示した中央部50で重なる第1溝部29、および第2溝部30の長辺方向Lにおける断面形状も図5に示した断面形状と同じ断面形状になる。
図6は、開弁した状態の防爆弁を示す。図6に示すように第1開弁部25、および第2開弁部26は、第1折り曲げ線38、および第2折り曲げ線33で中央部50から長辺方向Lの両側に向けてそれぞれ折れ曲がる観音開き式に開弁される。中央部50は、第1溝部29、および第2溝部30における中央部50を含む突き合わせ部(中央線49上の付近)62,63になっている。突き合わせ部62,63から外周24bまでの中央領域部24dは、突き合わせ部62,63を除く第1溝部29、および第2溝部30から外周24bまでの外周領域部24eよりも広いため、撓みやすく、よって破断し難い。逆に外周領域部24eは、外周24bが近くにあるため撓み難く、よって破断し易い。
突き合わせ部62,63には、撓み易いため、繰り返し応力により膨出や収縮により弾性的に変形し、開弁の際には、弾性力に抗して破断させるのに要する荷重が反力として作用する。突き合わせ部62,63に作用する荷重に抗する引張強さは、突き合わせ部62,63以外の第1溝部29および第2溝部30の破断に要する力や、第1自由破断領域31および第2自由破断領域32の自由破断65に要する力よりも強くなる。このため、突き合わせ部62,63の第1溝部29および第2溝部30は、突き合わせ部62,63以外の第1溝部29および第2溝部30の破断、ならびに第1自由破断領域31および第2自由破断領域32の自由破断65よりも僅かに遅れて最後に破断する。
開弁する際には、第1開弁部25、および第2開弁部26の内面に、容器11の内部応力、または繰り返し応力の負荷により、突き合わせ部62,63が破断するまでの間に非常に高い圧力がほぼ均等に負荷されている。このため、突き合わせ部62,63が引張強度の限界を超えると、突き合わせ部62,63の第1溝部29および第2溝部30に破断が生じて、第1開弁部25、および第2開弁部26が一気に開く。このように第1開弁部25、および第2開弁部26が一気に開くことで第1開弁部25、および第2開弁部26の開きタイミングをほぼ同時に行わせることができる。また、開弁した後の突き合わせ部62,63の表面24aに対する開き角度が、例えば45度以上の角度になるように第1開弁部25、および第2開弁部26を大きく開かせることができる。
図7は、図6に示した防爆弁22を裏面から視た状態を示す。図7では、薄板部24における開口された領域をハッチィングで表している。第1開弁部25は、突き合わせ部62以外での第1溝部29の破断、第1自由破断領域31の自由破断65、および突き合わせ部62の破断がそれぞれ生じることによって第1折り曲げ線38を折り目として開弁される。第2開弁部26は、突き合わせ部63以外での第2溝部30の破断、第2自由破断領域32の自由破断65、および突き合わせ部63の自由破断がそれぞれ生じることによって第2折り曲げ線33で折り曲げられて開弁される。中央領域部24dは、外周領域部24eよりも外周24bまでの隙間が広くなっている。
図8は、第1溝部29および第2溝部30の他の実施形態を示す。図8に示すように第1溝部29は、上側交点46と一端部34との間の一端部分29bが第1輪郭領域27と相似の円弧状に作られている。同様に、下側交点47と他端部35との間の他端部分29cは、第1輪郭領域27と相似の円弧状に作られている。なお、一端部分29bおよび他端部分29cは、第1輪郭領域27と相似の円弧状に限らず、円弧状に近い曲線であってよい。図8の実施形態における第2溝部30は、第1溝部29を、中央線49に対して対称に配置した形状と同じ形状になっている。なお、図8では、図3で説明したと同じまたは同様な部分には同符号を付与してここでの詳しい説明を省略する。
表1は、本発明を適用した封口板13により奏する効果を説明するための検証結果を示す。本発明者などが行った検証では、表1に示すように、図3で説明した第2長さNの寸法(mm)を1.2、1.4、1.8、および2.2(mm)に変化させ、かつ第1溝部29、および第2溝部30の残厚S(μm)を100~40(μm)の範囲で20(μm)ずつ変化させたNo.1~No.4の封口板13をそれぞれ作り、防爆弁22が開弁する際の内部圧力(開裂内圧(MPa))、および繰り返し破断回数を、実験装置を使用して測定した。実験装置では、防爆弁22に負荷する圧力を大気圧よりも高い所定の圧力と大気圧とに所定の間隔で切り替えて負荷して測定した。繰り返し破断回数は、空気圧を所定の圧力で負荷した後に、空気圧を大気圧に切り替えるまでのサイクルを回数「1」として計数し、防爆弁22の開弁または開裂が視認されるまでの回数(疲労寿命)を表1に記載した。
Figure 0007025861000001
検証で使用した実験装置は、図9に示すようにテーブル67の位置決め部68に封口板13をセットし、押さえ板69で上方から封口板13をテーブル67に押さえ付ける。テーブル67には、防爆弁22に空気を供給する配管70が取り付けられている。配管70を介して供給される空気は、テーブル67に設けられた吹出し口79を介して防爆弁22に内側から負荷される。押さえ板69には、防爆弁22の開弁状態を視認するための開口71が形成されている。コンプレッサ72は、圧縮空気を作る。圧縮空気は、増圧器73および圧力調整弁74に送られて、増圧器73および圧力調整弁74により所定の圧力に調整された後に電磁弁75に供給される。電磁弁75は、所定の圧力に調整された空気圧を配管70に供給するときに切り替えられる第1ポート76と、大気圧を配管70に供給するときに切り替えられる第2ポート77とを備える。制御部78は、電磁弁75を制御しており、電磁弁75のポート76,77を所定の間隔で切り替えることで防爆弁22に繰り返し応力を負荷する。
検証で使用した封口板13は、厚みT1が2.0mmのアルミ合金板を表裏の両面から圧縮する圧縮加工により、長辺方向Lの長さが16.2mm、短辺方向Wの長さが8.2mm、および厚みT2が0.25mmの薄板部24を形成し、その後に、開口部14に対向するサイズに外形剪断加工を施して作られている。薄板部24には、第1開弁部25、および第2開弁部26が一体に作られている。第1開弁部25は、表面24aからの高さが1.3mm、第1輪郭領域27が半径2.8mmのドーム状に形成されている。第2開弁部26は、第1開弁部25と同じ形状になるように作られている。
検証で使用する封口板13に要求される開裂内圧(開弁圧力)は2MPa、および繰り返し破断回数はほぼ3万回以上に設定されている。検証で使用するNo.1~No.4の封口板13は、第2長さNの寸法を予め複数の値に決め、その後に、各値の第2長さNに対して開裂内圧が2MPaを確保する残厚Sを決定し、開裂内圧が2MPaを確保する第2長さNの寸法と残厚Sとの組み合わせで作った封口板13に対して、繰り返し破断回数を検証している。
残厚Sを相対的に大きくすると、第1溝部29、および第2溝部30を破断させる力に抗する剛性が強くなる、つまり第1溝部29、および第2溝部30が破断し難くなる。また、第2長さNの寸法、つまり第2長さNの第1長さDに対す割合を相対的に小さくすると、第1開弁部25、および第2開弁部26を開弁する荷重に抗する剛性が低くなる、つまり第1開弁部25、および第2開弁部26が開弁し易くなる。
検証では、第2長さNの第1長さDに対する割合(%)と残厚S(μm)との組み合わせは、No.1の封口板13では21.4%および100μm、No.2の封口板13では25%および80μm、No.3の封口板13では32.1%および60μm、No.4の封口板13では39.3%および40μmとしている。
表1に示すように、No.1~No.4の封口板13については、2MPaの開裂内圧を確保したうえで、3万回以上の繰り返し破断回数を満足していることが分かった。
表1に示す比較例1の封口板13は、第2長さN(mm)および残厚S(μm)が1mmおよび120μmの組み合わせになっており、検証では開裂内圧が2MPaを満足している。このとき、繰り返し破断回数が3万回を下回った。第2長さNが短くなると、残厚Sの寸法によって開裂内圧と繰り返し応力とを受け持つ割合が大きくなる。よって、比較例1の封口板13では、第1自由破断領域31、および第2自由破断領域32よりも残厚Sによって繰り返し応力に抗する剛性を受け持つことになり、結果、繰り返し破断回数が低下したと考えられる。繰り返し破断回数を目標値の3万回に近づけるためには、残厚Sを厚くすることが考えられる。そこで、残厚Sを厚くすると、開裂内圧の値が目標値(2MPa)を超える値に上昇して、防爆弁22が開裂内圧の目標値で開弁しなくなった。このため、No.1の封口板13よりも第2長さNが短くなる方向の値、および残厚Sが厚くなる方向の値での組み合わせにより作った封口板13に対しては、開裂内圧を目標の設定圧力に確保することができなかった。
表1に示す比較例2の封口板13は、比較例1とは逆に、第2長さNを2.4mmにし、かつNo.4の封口板13よりも第2長さNを長くして、第1開弁部25、および第2開弁部26の開弁に抗する剛性を強くした。検証では、2MPaの開裂内圧で第1開弁部25、および第2開弁部26が開弁するように残厚Sを小さくしたものを使用したが、30μmの残厚Sでも開弁しなかった。30μmの残厚Sは、厚みが非常に薄くなる。このため、第1溝部29、および第2溝部30に割れが生じ易く、よって、残厚Sをこれ以上薄くすることができなかった。また、検証では、比較例2の繰り返し破断回数は、第1溝部29、および第2溝部30に割れが生じて目標値から激減した値になった。
結果として、残厚Sで開裂内圧を調整するとともに、第2長さNの値で第1開弁部25、および第2開弁部26の開弁に抗する剛性を保ち、繰り返し破断回数を向上させるように、両者を満足させる領域が存在することが分かった。これらは、図8で説明した封口板13でも表1で説明したと同じまたは同様な効果が得られた。
以上、上記で説明した各実施例は本発明の例示であり、ある実施例に特有の構造および機能は他の実施例にも適用できる。また、本発明は、上述した各実施例に限定されないのであって、本発明の目的を逸脱しない範囲で適宜に変更することができる。
例えば図3および図8で説明した表面凹部20に設けた第2開弁部26、および第2溝部30を省略して、防爆弁22としては、第1開弁部(以下、単に「開弁部」と称す)25、および第1溝部29(以下、単に「溝部」と称す)のみを設けた形態にしてもよい。図10は、防爆弁22の他の実施形態を示す。図10に示すように薄板部24は、1つの開弁部25および一つの溝部29を有する。薄板部24は、第1直線37に対して溝部29の長さ方向の中央部50側にて、第1溝部29との間の隙間80が均一になるように外周24bが形成されている。
また、図3に示した第1開弁部25、第2開弁部26、および図10に示した開弁部25は、凸を外に向けた円弧状の断面形状になるように作っているが、本発明ではこれに限らず、例えば図11および図12に示すように、開弁部82を断面テーブル状に作ってもよい。図11は、他の実施形態の開弁部82を示す。図12は、図11に示すXII-XII線に沿って切断した開弁部82を示す。開弁部82は、薄板部24の一部が薄板部24の厚さ方向に凸となって曲げ剛性を高められた形状に作られている。つまり、開弁部82は、平面視にて交点82aを中心とする円状に閉じた輪郭領域に沿ってビード83が作られている。断面視にてビード83の内部は、テーブル状の平面部84を有する。平面部84は、曲がりや変形を生じさせない剛性を有する。この平面部84は、表面24aよりも高さh3の分だけ高くして作られている。開弁部82の厚みは、薄板部24の厚みとほぼ同じに作られている。なお、図11および図12では、図3および図10で説明したと同じまたは同様な部分には同符号を付与してここでの詳しい説明を省略する。また、開弁部25の他の形態としては、図11および図12に示した開弁部82の形態に対して、ビード83を省略した形状に作ってもよい。さらに、図11および図12に示した開弁部82の形態に対して、ビード83の内側に同様なビードを同心円状に1本または複数本作った形状にしてもよい。さらにまた、ビード83の内部の平面部84を、図3で説明したように凸を外に向けた円弧状に作ってもよい。
また、例えば図10および図11に示したように、開弁部25,82を1つだけ設けた薄板部24を、プレート19の異なる位置に複数、例えば2つ設けてもよい。例えば2つ設ける場合には、封口板13における長辺方向Lの中央に対して対称の位置に設けるのが好適である。さらに封口板13は、図1で説明したように容器11の外殻を構成する面のうちの上面に取り付けられているが、これに限らず、容器11の外殻を構成する面であれば、いずれの面に取り付けられてよい。
10…電池、 11…容器、 13…封口板、 19…プレート、 20…表面凹部、 22…防爆弁、 24…薄板部、 25…第1開弁部、 26…第2開弁部、 27…第1輪郭領域、 28…第2輪郭領域、 29…第1溝部、 30…第2溝部、 31…第1自由破断領域、 32…第2自由破断領域、 33…第2折り曲げ線、 34…一端部、 35…他端部、 38…第1折り曲げ線、 52…突条部、 82…開弁部。

Claims (8)

  1. 密閉型電池の容器の外殻の一部を形成するプレートの一部に、前記容器の内部圧力の増大によって開弁する防爆弁を備えた封口板において、
    前記防爆弁は、
    前記プレートの一部に形成された、前記プレートより薄肉の薄板部と、
    前記薄板部の一部が前記薄板部の厚さ方向に凸となって曲げ剛性を高められた開弁部と、
    前記開弁部を前記薄板部から区画するとともに破断線として機能する溝部とを有し、
    前記溝部は、前記開弁部を完全には囲繞せずに両端部が離れた線状に形成され、
    前記両端部は、前記両端部を結んだ直線が前記開弁部を横切る位置に設けられ、
    前記直線を挟んで前記溝部の長さ方向での中央部とは反対側でかつ前記開弁部を外れた位置に前記直線とほぼ平行な折り曲げ線が設定され、
    前記薄板部のうち前記溝部の前記両端部と前記折り曲げ線との間の部分が前記溝部の破断に続けて自由破断する自由破断領域とされており、
    前記溝部の破断と前記溝部の破断に続く前記自由破断領域での前記薄板部の自由破断とによって前記開弁部が前記折り曲げ線で折り曲がることにより前記防爆弁が開弁するように構成されていることを特徴とする封口板。
  2. 前記開弁部は、前記薄板部の厚みと同じ厚みで、凸を前記容器の外に向けた断面円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の封口板。
  3. 前記開弁部、および前記溝部は、前記溝部の長さ方向での中央部を挟む対称な位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の封口板。
  4. 前記溝部は、前記対称に配置された溝部は、前記中央部で重なっていることを特徴とする請求項3に記載の封口板。
  5. 前記薄板部は、前記プレートから窪んだ凹部に設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の封口板。
  6. 前記直線に直交する方向における前記開弁部の長さを第1長さD、前記両端部と前記折り曲げ線との間の長さを第2長さNとすると、前記第1長さDに対する前記第2長さNの割合が18~42%であることを特徴とする請求項5に記載の封口板。
  7. 前記プレートの表面または裏面には、前記薄板部を囲繞するように突条部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の封口板。
  8. 前記薄板部は、前記プレートの厚みに前記突条部の厚みを加えた厚みの中央に作られていることを特徴とする請求項7に記載の封口板。
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