JP2014093124A - 密閉型電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】電池ケースの内圧が上昇した場合に、電池ケース内のガスを効率良く且つ安全に排出可能な密閉型電池を提供することにある。
【解決手段】電池ケース2は、外装缶3と蓋板4とを備える。外装缶3は、一端に開口部を有する有底筒状である。蓋板4は、外装缶3の開口部を塞いだ状態で開口部に接合される。外装缶3と蓋板4との接合部71には、電池ケース2の内圧の上昇によって開裂する第1開裂部7が形成される。接合部71以外には、第1開裂部7が開裂する際の電池ケース2の内圧で開裂可能な第2開裂部6が形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】電池ケース2は、外装缶3と蓋板4とを備える。外装缶3は、一端に開口部を有する有底筒状である。蓋板4は、外装缶3の開口部を塞いだ状態で開口部に接合される。外装缶3と蓋板4との接合部71には、電池ケース2の内圧の上昇によって開裂する第1開裂部7が形成される。接合部71以外には、第1開裂部7が開裂する際の電池ケース2の内圧で開裂可能な第2開裂部6が形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、密閉型電池に関する。
密閉型電池では、充放電の際に電池ケースの内圧が上昇して、電池ケースが変形する場合がある。このような密閉型電池として、電池ケースの内圧が閾値よりも高くなると開裂する開裂溝が電池ケースに設けられた密閉型電池が知られている(特許文献1参照)。
上述のような密閉型電池では、電池ケースの内圧が上昇すると、電池ケースが膨らむように変形する。このとき、電池ケースの表面の一部が変形し、変形部分の峰としての稜線が形成される。前記特許文献1に記載の密閉型電池の電池ケースには、開裂溝が稜線と交差するように形成されている。前記特許文献1に記載の密閉型電池において、電池ケースの内圧が閾値よりも上昇して、該電池ケースの表面に稜線が形成されると、開裂溝が開裂する。これにより、電池ケース内のガスが電池ケース外に排出される。
前記特許文献1に記載の電池ケースでは、電池ケースの内圧が閾値よりも高くなった際に開裂溝が開裂しないと、電池ケースの内圧が閾値を超えて上昇する可能性がある。
ところで、近年の密閉型電池の高電圧化および高容量化により密閉型電池内は高温および高圧になりやすい。そのため、電池ケースに一つの開裂溝を設けたとしても、密閉型電池内のガスを効率良く外部に排出するのが難しい。また、一か所から高温なガスが急激に排出されると、電池周辺に位置する部材がダメージを受ける場合がある。
本発明の目的は、電池ケースの内圧が上昇した場合に、電池ケース内のガスを効率良く且つ安全に排出可能な密閉型電池を提供することにある。
本発明の一実施形態に係る密閉型電池は、内部に電極体が封入される柱状の電池ケースを備えている。前記電池ケースは、開口部を有する有底筒状の外装缶と、前記外装缶の開口部を塞いだ状態で前記開口部に接合される蓋板と、を備える。前記外装缶と前記蓋板との接合部分には、前記電池ケースの内圧の上昇によって開裂する第1開裂部が形成される。前記接合部分以外には、前記第1開裂部が開裂する際の前記電池ケースの内圧で開裂可能な第2開裂部が形成されている(第1の構成)。
上記の構成を有する密閉型電池は、電池ケースの内圧が上昇すると、外装缶の表面が変形し、該表面に稜線が形成される。前記密閉型電池では、電池ケースの内圧が閾値よりも高くなると、電池ケースの第1開裂部および第2開裂部の両方が開裂する。このため、開裂部が1つしか形成されていない電池ケースに比べて、それぞれの開裂部からガスを効率良く排出することができる。
また、蓋板と外装缶との接合部分に第1開裂部を設ける一方、該接合部分以外の部分に第2開裂部を設けることにより、複数の開裂部を電池ケースの異なる位置に設けることができる。これにより、電池ケースの異なる位置からガスを排出することができ、ガスによる電池周辺の部品への影響を低減することができる。
さらに、第1開裂部を蓋板と外装缶との接合部分に設けることにより、電池ケースの側面に開裂部を設ける場合に比べて、開裂部が開裂した場合の開裂長さをより精度良く制御することが可能になる。
前記第1の構成において、前記第2開裂部は、開裂した際に前記第1開裂部とつながるように設けられている(第2の構成)。この構成により、電池ケースの内圧が閾値を超えると、それぞれ開裂した第1開裂部と第2開裂部とが繋がる。よって、一つの開裂部が開裂した場合に比べて、電池ケースをより広い範囲で開裂させることができる。したがって、上述の構成により、電池ケース内のガスをより効率良く排出できる。
前記第1または第2の構成において、前記蓋板は、前記外装缶に対して溶接によって接合されている。前記第1開裂部は、前記接合部分の他の部分よりも溶接強度が低い脆弱部である(第3の構成)。
電池ケースの内圧が閾値を超えると、蓋板と外装缶との接合部分において他の部分よりも溶接強度が低い脆弱部で蓋板と外装缶との溶接が外れて、電池ケース内のガスが排出される。
ここで、脆弱部は、電池ケースの内圧が閾値を超えた際に蓋板と外装缶との溶接が外れるように、溶接強度を調整することによって形成される。したがって、上述の構成により、第1開裂部を第2開裂部と同じ圧力で開裂させることが可能になる。
前記第1から第3の構成のうちのいずれか一つの構成において、前記第2開裂部は、前記電池ケースが内圧の上昇によって膨らんだ際に前記外装缶の側面に形成される稜線と交差する位置に設けられた開裂溝である(第4の構成)。
第2開裂部としての開裂溝は、電池ケースが変形した際に外装缶の側面に形成される稜線と交差しているため、電池ケースの内圧が上昇した際に容易に開裂する。
前記第4の構成において、前記第2開裂部は、前記電池ケースの側面視で、少なくとも一部が、前記第1開裂部と重なっている(第5の構成)。第2開裂部の少なくとも一部が、前記電池ケースの側面視で第1開裂部と重なっているため、第2開裂部は開裂した際に第1開裂部と繋がる。このため、上記の構成の電池ケースは、開裂部が一つ形成された電池ケースに比べて、広い範囲で開裂する。したがって、電池ケース内のガスをより効率良く排出することができる。
前記第4または第5の構成において、前記電池ケースの側面には、前記側面の一部が前記側面の法線方向に変位した段差部が設けられている。前記段差部は、前記稜線と交差するように形成されている。前記第2開裂部は、前記段差部の角部分と前記稜線とを通るように形成されている(第6の構成)。
一般的に、電池ケースの側面に段差部が形成されている構成では、電池ケースの内圧が上昇しても、電池ケースは変形を生じにくい。上述の構成では、電池ケースに第1開裂部および第2開裂部が設けられているため、電池ケースの変形量が小さい場合であっても、電池ケース内のガスを効率良く排出することができる。
本発明の一実施形態に係る密閉型電池によれば、電池ケースの内圧の上昇によって2つの開裂部が開裂するため、開裂部が1つの構成に比べて、電池ケース内のガスを効率良く且つ安全に排出することができる。
以下、密閉型電池の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、各図中の構成部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各構成部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
<実施形態1>
(全体構成)
図1は、本発明の実施形態1に係る密閉型電池1の概略構成を示す斜視図である。密閉形電池1は、有底筒状の外装缶3と、蓋板4と、電極体5とを備える。外装缶3に蓋板4を取り付けることによって、内部に空間を有する柱状の電池ケース2が構成される。この電池ケース2の該空間内には電極体5が収納される。なお、電池ケース2内には、電極体5以外に、非水電解液(以下、単に電解液という)も封入されている。
(全体構成)
図1は、本発明の実施形態1に係る密閉型電池1の概略構成を示す斜視図である。密閉形電池1は、有底筒状の外装缶3と、蓋板4と、電極体5とを備える。外装缶3に蓋板4を取り付けることによって、内部に空間を有する柱状の電池ケース2が構成される。この電池ケース2の該空間内には電極体5が収納される。なお、電池ケース2内には、電極体5以外に、非水電解液(以下、単に電解液という)も封入されている。
外装缶3は、アルミニウム合金製の有底筒状部材であり、蓋板4とともに電池ケース2を構成する。外装缶3は、滑らかな曲面を有する扁平筒状の側壁32と、側壁32の筒軸方向の一方の端部を覆う底部31とを備える。外装缶3において、側壁32と底部31とは一体に形成されている。側壁32の筒軸方向の他方の端部(上端部)には、蓋板4によって塞がれる開口部36(図2参照)が形成される。
側壁32は、対向して配置される矩形状(本実施形態では長方形状)の一対の平面部33と、一対の平面部33同士を接続する半円筒状の半円筒部34とを有する。平面部33の上部には、後述するように第2開裂部6が形成されている。
底部31は、長方形の長辺側が直線状で且つ短辺側が円弧状に形成された形状を有する。すなわち、底部31は、扁平筒状の側壁32における筒軸方向に一方の端部に沿うように形成されている。
以上より、外装缶3は、底部31の短辺方向に対応する厚み方向の寸法が、底部31の長辺方向に対応する幅方向の寸法よりも小さくなるように、扁平形状に形成されている。
蓋板4は、外装缶3と同様、アルミニウム合金製の部材からなり、外装缶3の開口部36に沿うように長方形の短辺側が円弧状に形成された形状を有する。蓋板4は、外装缶3の開口部36にレーザー溶接や抵抗溶接等によって接合されている。これにより、蓋板4と外装缶3の開口部36とには、接合部71が形成される。この接合部71には、後述するように第1開裂部7が形成されている。
図2を参照して、蓋板4には、長手方向の中央部分に貫通孔44が形成されている。貫通孔44内には、ポリプロピレン製の絶縁パッキング41及びステンレス鋼製の負極端子521が挿通されている。具体的には、概略柱状の負極端子521が挿通された概略円筒状の絶縁パッキング41が、貫通孔44の周縁部に嵌合されている。
負極端子521は、円柱部521aと、その軸線方向の両端に一体形成された平面部521bとを有する。負極端子521は、平面部521bが外部に露出する一方、円柱部521aが絶縁パッキング41内に位置付けられるように、絶縁パッキング41に対して配置されている。負極端子521には、ステンレス鋼製のリード板56が接続されている。なお、リード板56と蓋板4および絶縁パッキング41との間には、絶縁体58が配置されている。
蓋板4には、貫通孔44と並んで電解液の注入口42が形成されている。この注入口42は、貫通孔44に対し、蓋板4の長手方向に並ぶように形成されている。注入口42は、平面視で略円形状に形成されている。注入口42は、蓋板4の厚み方向に径が2段階で変化するように小径部及び大径部を有する。注入口42は、該注入口42の径の変化に対応して段状に形成された封止栓43によって封止される。封止栓43と注入口42の周縁部との間に隙間が生じないように、封止栓43の大径部側の外周部と注入口42の周縁部とはレーザー溶接によって接合されている。
図2に示すように、電極体5は、正極51と、負極52と、セパレータ53とを備えている。電極体5は、それぞれシート状に形成された正極51、負極52および2つのセパレータ53を、例えば正極51、セパレータ53、負極52、セパレータ53の順に重ね合わせて、図2に示すように渦巻状に巻回することによって形成された巻回電極体である。電極体5は、正極51、負極52及びセパレータ53を重ね合わせた状態で巻回した後、押しつぶして扁平状に形成される。
ここで、図2では、電極体5の外周側の数層分しか図示していない。しかしながら、この図2では電極体5の内周側部分の図示を省略しているだけであり、電極体5の内周側にも正極51、負極52及びセパレータ53が存在する。
正極51は、正極活物質を含有する正極活物質層を、アルミニウム等の金属箔製の正極集電体の両面にそれぞれ設けたものである。詳しくは、正極51は、リチウムイオンを吸蔵・放出可能なリチウム含有酸化物である正極活物質、導電助剤、及びバインダなどを含む正極合剤を、アルミニウム箔などからなる正極集電体上に塗布して乾燥させることによって形成される。正極活物質であるリチウム含有酸化物としては、例えば、LiCoO2などのリチウムコバルト酸化物やLiMn2O4などのリチウムマンガン酸化物、LiNiO2などのリチウムニッケル酸化物等のリチウム複合酸化物を用いるのが好ましい。なお、正極活物質として、1種類の物質のみを用いてもよいし、2種類以上の物質を用いてもよい。また、正極活物質は、上述の物質に限定されない。
負極52は、負極活物質を含有する負極活物質層を、銅等の金属箔製の負極集電体の両面にそれぞれ設けたものである。詳しくは、負極52は、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な負極活物質、導電助剤、及びバインダなどを含む負極合剤を、銅箔などからなる負極集電体上に塗布して乾燥させることによって形成される。負極活物質としては、例えば、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な炭素材料(黒鉛類、熱分解炭素類、コークス類、ガラス状炭素類など)を用いるのが好ましい。負極活物質は、上述の物質に限定されない。
電極体5の正極51には、正極リード54が接続されている。負極52には負極リード55が接続されている。これにより、正極リード54及び負極リード55が、電極体5の外部に引き出されている。そして、正極リード54の先端側は、蓋板4に接続されている。外装缶3は、正極リード54に接続される蓋板4と接合されているため、密閉型電池の正極端子も兼ねている。一方、負極リード55の先端側は、リード板56を介して負極端子521に電気的に接続されている。これにより、負極端子521は、リード板56及び負極リード55を介して、電極体5の負極52に電気的に接続されている。
(開裂部)
図3は、電池ケース2の側面図である。電池ケース2の内圧が上昇して、電池ケース2が変形した場合、変形部分の峰を示す稜線Lが平面部33上に形成される。図3の例では、電池ケース2の内圧が上昇すると、稜線Lは、電池ケース2の平面部33の四隅に形成される。なお図3において、稜線Lは、一点鎖線で示す。
図3は、電池ケース2の側面図である。電池ケース2の内圧が上昇して、電池ケース2が変形した場合、変形部分の峰を示す稜線Lが平面部33上に形成される。図3の例では、電池ケース2の内圧が上昇すると、稜線Lは、電池ケース2の平面部33の四隅に形成される。なお図3において、稜線Lは、一点鎖線で示す。
図3に示すように、平面部33には、電池ケース2の内圧が上昇して電池ケース2が変形した際に開裂する第2開裂部6が形成されている。第2開裂部6は、直線状の開裂溝である。第2開裂部6は、電池ケース2の内圧が上昇した際に電池ケース2の四隅に形成される稜線Lのうち、平面部33の右上に形成される稜線L1と交差する位置に設けられる。すなわち、第2開裂部6は、平面部33の右上の隅に形成されている。
第2開裂部6は、平面部33上に、外装缶3の上側から下側に向かうにつれて外装缶3の幅方向外側に延びるように傾いた状態で設けられている。また、第2開裂部6の一端は、平面部33の上端まで延びている。すなわち、第2開裂部6の一端は、電池ケース2の側面視で後述する第1開裂部7と重なっている。よって、第2開裂部6は、開裂した際に、後述する第1開裂部7とつながるように平面部33に形成されている。
第2開裂部6は、プレス加工によって平面部33に形成されている。図4に示すように、第2開裂部6の断面形状は、例えば逆台形状のように、底部から開口側に向かって溝幅が広くなるように形成される。第2開裂部6は、プレス加工に限らず切削加工によって平面部33に形成されてもよい。
上述の構成を有する第2開裂部6は、電池ケース2の内圧が閾値よりも高くなった場合に、開裂するように構成されている。すなわち、第2開裂部6を構成する開裂溝は、電池ケース2の内圧が前記閾値よりも高い場合に、開裂するような溝幅および溝深さを有する。
上記のように、外装缶3の開口部36と蓋板4とは、レーザー溶接や抵抗溶接等によって接合されている。このように、外装缶3の開口部36の周縁と蓋板4の周縁とが接合されることにより、接合部71が形成される。この接合部71の一部には、接合部71の他の部分よりも溶接強度が低い第1開裂部7が形成されている。ここで、第1開裂部7は、接合部71に形成されているため、外部から見えないが、図1および図3では、第1開裂部7をハッチングで示す。
第1開裂部7は、例えば溶接のビード幅を狭くしたり溶け込み深さを浅くしたりすることにより形成される脆弱部である。第1開裂部7は、接合部71の他の部分よりも溶接強度が低い。第1開裂部7は、電池ケース2の内圧が閾値よりも上昇した場合に開裂するような溶接強度で形成されている。ここで、ビード幅や溶け込み深さは、レーザー光線の照射出力を弱くしたり、照射時間を短くしたりすることによって調整される。
前記閾値は、第2開裂部6が開裂するような電池ケース2の内圧である。すなわち、電池ケース2の内圧が閾値よりも上昇した場合、第1開裂部7および第2開裂部6が同時に開裂する。ここで、同時に開裂とは、2つの開裂部の開裂が同時に始まることを意味する。また、同時とは、完全な同時だけでなく、ガスの排出が同じタイミングで行われるような時間のずれも含む。
電池ケース2の内圧の上昇に応じて同時に開裂する第1開裂部7および第2開裂部6の具体例を説明する。電池ケース2は、高さH(図3参照)が48mm、幅W(図3参照)が51mm、厚みT(図1参照)が5.1mm、接合部71での溶接の溶け込み深さQ(図3参照)が0.18mm、外装缶3の肉厚N(図4参照)が0.3mmである。第2開裂部6は、長さが10mmである。図4を参照して、第2開裂部6は、開裂溝の溝深さZが0.14mm、溝底での溝幅Yが0.03mm、溝の側壁同士がなす角度Xが20°である。この第2開裂部6は、電池ケース2の内圧が0.35MPaを超えると開裂する。電池ケース2の内圧が0.35MPaを超えると開裂するように、第1開裂部7は、溶接の溶け込み深さが0.1mm、長さが7mmである。以上のような構成を有する第1開裂部7および第2開裂部6は、電池ケース2の内圧が0.35MPaを超えた場合、同時に開裂する。
(開裂部の開裂動作)
図5は、電池ケース2の内圧が上昇して、電池ケース2に形成された第2開裂部6および第1開裂部7が開裂した状態を示す密閉型電池1の全体斜視図である。
図5は、電池ケース2の内圧が上昇して、電池ケース2に形成された第2開裂部6および第1開裂部7が開裂した状態を示す密閉型電池1の全体斜視図である。
電池ケース2の内圧が上昇すると、電池ケース2は平面部33が膨らむように変形する。具体的には、電池ケース2の内圧が上昇すると、まず、電池ケース2の平面部33の中央部38が電池ケース2の外方に変位する。このように電池ケース2の平面部33の中央部38が変位すると、該平面部33と繋がった半円筒部34は平面部33側に引っ張られて電池ケース2の内方に変形する。このとき外装缶3と蓋板4との接合部71および外装缶3の底部31は、外装缶3の他の部分に比べて剛性が高いため、あまり変形を生じないが、半円筒部34の長手方向中央部分は、電池ケース2の内方に大きく変形する。
電池ケース2が上述のような変形を生じると、比較的剛性の低い平面部33の中央部38では法線方向に大きく変形する。一方、蓋板4に近い平面部33の上部および底部31に近い平面部33の下部は、平面部33の中央部38に比べて剛性が高いため、変形量が小さい。よって、電池ケース2の平面部33に稜線Lと交差するように形成された第2開裂部6は、平面部33の中央部38側と平面部33の上部とによって溝が開くように引っ張られる。すなわち、第2開裂部6には、平面部33の法線方向に変形しようとする中央部38と、接合部71によって固定されている平面部33の上部とによって、せん断方向および引張方向の力が作用する。これにより、第2開裂部6は、電池ケース2の変形によって開裂する。
一方、外装缶3と蓋板4との接合部71に設けられた第1開裂部7は、以下のように開裂する。電池ケース2の内圧が上昇すると、上述のように電池ケース2が膨らむように変形するため、外装缶3の側壁32と蓋板4との接合部71には、側壁32と蓋板4とを分離させる方向に力が作用する。よって、接合部71のうち最も溶接強度が低い脆弱部(第1開裂部7)では、電池ケースの内圧が閾値よりも上昇すると、側壁32と蓋板4とが分離する。これにより、第1開裂部7は開裂する。
上述のように、電池ケース2の側面視で、第2開裂部6の一部は第1開裂部7と重なるように形成されているため、電池ケース2の内圧が上昇して第1開裂部7および第2開裂部6が開裂すると、図5に示すように、第1開裂部7および第2開裂部6がつながるように開裂する。これにより、電池ケースに一つの開裂部を設ける場合よりも、電池ケース2を広い範囲で開裂させることができる。
(実施形態1の効果)
この実施形態では、電池ケース2に、第2開裂部6が開裂する際の電池ケース2の内圧で開裂するような第1開裂部7を設けたため、電池ケース2の内圧が閾値よりも高くなった場合に第2開裂部6と第1開裂部7とが同時に開裂する。これにより、2つの開裂部からガスを排出できるため、開裂部が一つだけ設けられた電池ケースよりも効率良くガスを排出することができる。しかも、ガスの排出を2か所に分けることができるため、開裂部を一つ設ける構成に比べて、電池周囲の部材への影響を低減できる。
この実施形態では、電池ケース2に、第2開裂部6が開裂する際の電池ケース2の内圧で開裂するような第1開裂部7を設けたため、電池ケース2の内圧が閾値よりも高くなった場合に第2開裂部6と第1開裂部7とが同時に開裂する。これにより、2つの開裂部からガスを排出できるため、開裂部が一つだけ設けられた電池ケースよりも効率良くガスを排出することができる。しかも、ガスの排出を2か所に分けることができるため、開裂部を一つ設ける構成に比べて、電池周囲の部材への影響を低減できる。
外装缶3の側壁32に形成された溝状の第2開裂部6は、電池ケース2の内圧が閾値よりも高くなって開裂する場合に、側壁32上に形成された第2開裂部6の溝の長さを超えて開裂する可能性がある。これに対し、本実施形態の密閉型電池1では、第2開裂部6および第1開裂部7が開裂した際に繋がるとともに、第1開裂部7は、開裂長さを溶接強度によって調整できるため、第2開裂部6の開裂長さを第1開裂部7によって調整することができる。すなわち、第1開裂部7によって、第2開裂部6が必要以上に長い範囲で開裂するのを防止できる。
また、本実施形態では、電池ケース2の側面視で、第2開裂部6の一部が第1開裂部7と重なっているため、電池ケース2の内圧が閾値よりも高くなった際に一方の開裂部が開裂しない場合でも、他方の開裂部が開裂することで一方の開裂部も開裂させることが可能になる。すなわち、第1開裂部7および第2開裂部6のうち一方の開裂部が開裂すれば、該一方の開裂部と重なって設けられた他方の開裂部にも開裂が進行しやすくなるため、2つの開裂部をより確実に開裂させることができる。
<実施形態2>
図6は、実施形態2に係る密閉型電池8の概略構成を示す全体斜視図である。本実施形態の外装缶以外の構成については、実施形態1の構成と同じである。本実施形態の構成は、外装缶10の平面部101に、凹部9が形成されている点で、実施形態1の構成とは異なる。以下の説明において、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略し、実施形態1と異なる部分についてのみ説明する。
図6は、実施形態2に係る密閉型電池8の概略構成を示す全体斜視図である。本実施形態の外装缶以外の構成については、実施形態1の構成と同じである。本実施形態の構成は、外装缶10の平面部101に、凹部9が形成されている点で、実施形態1の構成とは異なる。以下の説明において、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略し、実施形態1と異なる部分についてのみ説明する。
図6に示すように、電池ケース81の外装缶10の平面部101には、該平面部101の一部が電池ケース81の内方に位置づけられるように、4つの凹部9が設けられている。
4つの凹部9は、それぞれ、平面部101の法線方向から見て略正方形状に形成されている。4つの凹部9は、それぞれ、平面部101の4隅に形成されている。各凹部9は、略正方形状の底面部92と、該底面部92を囲むように形成される4つの側壁部91とを有する。電池ケース81には、平面部101、側壁部91および底面部92によって段差部94が形成されている。なお、各凹部9には、隣り合う側壁部91が繋がる部分に、前記法線方向から見て略直角の隅部分93が形成されている。すなわち、各凹部9は、4つの隅部分93を有する。
各凹部9は、隅部分93が稜線L上に位置づけられるように、平面部101に形成されている。詳しくは、各凹部9は、4つの隅部分93のうち一つの隅部分93が平面部101の隅側(外装缶10の外周側)に位置し且つ稜線Lと交差するように形成されている。また、各凹部9は、隅部分93だけでなく各凹部9の平面部101の内方側でも稜線Lと交差するように、平面部101に形成されている。すなわち、本実施形態では、図6に示すように、凹部9は、平面部101の隅側(外周側)及び内方側の2箇所で、稜線Lと交差している。
図7は、凹部9の断面形状を示す部分断面図である。凹部9は、外装缶10をプレス成形する際に、該外装缶10とともにプレス成形によって形成される。したがって、凹部9の側壁部91は、図7に示すように、該凹部9の底面部92から開口側に向かって凹部9が外方に拡がるように傾斜している。このプレス成形によって、凹部9を構成する底面部92及び側壁部91の周辺部分で加工硬化が生じることから、該凹部9の周辺部分の強度向上を図れる。したがって、電池ケース81の変形を、凹部9によって、抑制することができる。
なお、凹部9は、側壁部91の傾斜が、プレス成形可能な角度の中で最も急勾配であるのが好ましい。また、凹部9の深さは、電池ケース81内に収納される電極体5等の機能を阻害しない範囲で、できるだけ深いのが好ましい。
外装缶10の平面部101には、実施形態1と同様に、電池ケース2の側面から見て略直線溝状の第2開裂部102が形成されている。第2開裂部102は、実施形態1と同様、電池ケース81の内圧が上昇した際に平面部101に形成される稜線Lと交差し且つ凹部9の段差部94と交差するように形成されている。また、第2開裂部102は、図6において平面部101の右上に形成された凹部9の隅部分93のうち、該平面部101の隅側に位置する隅部分93の近傍に形成されている。すなわち、第2開裂部102は、凹部9において隅部分93を形成する2つの側壁部91に跨るように形成されている。
第2開裂部102は、実施形態1と同様、電池ケース2の側面視で、電池ケース81の一端が第1開裂部7と重なるように、平面部101に形成されている。これにより、実施形態1と同様、第2開裂部102が開裂した際の開裂長さが必要以上に長くなるのを、第1開裂部7によって防止することができる。なお、第2開裂部102を構成する開裂溝の断面形状等は、実施形態1の第2開裂溝6と同様である。
なお、実施形態1と同様、第1開裂部7は、第2開裂部102が開裂する電池ケース81の内圧で開裂するように、溶接強度が調整される。
次に、以上のような構成を有する密閉型電池8において、電池ケース81の内圧が上昇した場合の電池ケース81の変形について説明する。
電池ケース81の内圧が上昇すると、実施形態1の密閉型電池1と同様、電池ケース81は平面部101が膨らむように変形する。このとき、平面部101には、凹部9が設けられているため、実施形態1の構成に比べて平面部101は変形を生じにくい。このため、平面部101は、実施形態1の構成に比べて変位量が少ない。
しかしながら、上述のような凹部9が形成されている場合でも、電池ケース81の内圧が上昇すると、実施形態1の密閉型電池1と同様、平面部101には稜線Lが形成される。第2開裂部102は稜線Lと交差するように形成されているため、実施形態1と同様、電池ケース81の内圧が閾値よりも高くなると、第2開裂部102が開裂する。
実施形態1と同様、第1開裂部7は、上述の第2開裂部102の開裂と同時に開裂する。第1開裂部7の開裂動作は、実施形態1と同様なので、詳しい説明を省略する。
上述のように第1開裂部7および第2開裂部102が同時に開裂することで、電池ケース81をより広範囲で開裂させることができる。これにより、電池ケース81内のガスを効率良く排出することができる。
(実施形態2の効果)
本実施形態では、密閉型電池8の電池ケース81の平面部101に凹部9が形成されている構成において、蓋板4と外装缶10との接合部71に第1開裂部7を設けるとともに、平面部101に第2開裂部102を設ける。これにより、凹部9によって電池ケース81の変形が抑制される構成であっても、第1開裂部7および第2開裂部102を開裂させることにより、開裂部を一つ設ける構成に比べて、電池ケース81をより広い範囲で開裂させることができる。これにより、電池ケース81内のガスを効率良く排出することができる。
本実施形態では、密閉型電池8の電池ケース81の平面部101に凹部9が形成されている構成において、蓋板4と外装缶10との接合部71に第1開裂部7を設けるとともに、平面部101に第2開裂部102を設ける。これにより、凹部9によって電池ケース81の変形が抑制される構成であっても、第1開裂部7および第2開裂部102を開裂させることにより、開裂部を一つ設ける構成に比べて、電池ケース81をより広い範囲で開裂させることができる。これにより、電池ケース81内のガスを効率良く排出することができる。
しかも、本実施形態のように、第1開裂部7及び第2開裂部102を、側面視で重なるように設けることにより、上述のように凹部9の影響で一方の開裂部が開裂しにくい場合でも、他方の開裂部の開裂によって、一方の開裂部を開裂させることが可能になる。したがって、本実施形態の構成により、電池ケース81の2つの開裂溝を容易に開裂させることができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
前記各実施形態では、電池ケース2、81の側面視で、電池ケース2、81に、第1開裂部7と第2開裂部6、102とが重なるように形成されている。しかしながら、第1開裂部および第2開裂部は、電池ケースの側面視で離れた位置に設けられていてもよい。この場合、第1開裂部および第2開裂部は、それぞれが開裂した際に、互いに繋がる位置に設けられる。また、第1開裂部および第2開裂部は、開裂しても繋がらない位置に設けられていてもよい。このときでも、第1開裂部7および第2開裂部6は、電池ケースの内圧が同じ内圧で開裂するように構成される。
前記各実施形態では、電池ケース2、81に、第2開裂部6、102として直線状の開裂溝が形成されている。しかしながら、第2開裂部を、例えば円弧状に形成された曲線状の開裂溝や、略S字状に形成された開裂溝によって構成してもよい。
前記実施形態2では、電池ケース81の平面部101の四隅に、それぞれ凹部9が設けられている。しかしながら、凹部9は、平面部101の他の位置に設けられていてもよい。
前記各実施形態では、外装缶3の開口部36の周縁と蓋板4の周縁とを溶接によって接合したが、外装缶3の開口部36の周縁と蓋板4の周縁とは、溶接以外の方法で接合されていてもよい。
前記各実施形態では、第2開裂部6、102を電池ケース2、81の平面部33、101に形成された開裂溝によって構成している。しかしながら、第2開裂部は、電池ケースの内圧の上昇によって開裂可能な構成であれば、開裂溝以外の構成であってもよい。
前記各実施形態では、密閉型電池をリチウムイオン電池として構成しているが、密閉型電池はリチウムイオン電池以外の電池であってもよい。
本発明は、電極体等が収納される電池ケースを備え、電池ケースの側面に開裂溝が設けられた密閉型電池に利用可能である。
1,8:密閉型電池、2,81:電池ケース、3,10:外装缶、4:蓋板、6,102:第2開裂部、7:第1開裂部、9:凹部、33,101:平面部、36:開口部、71:接合部(接合部分)、94:段差部、L,L1:稜線
Claims (6)
- 内部に電極体が封入される柱状の電池ケースを備え、
前記電池ケースは、
開口部を有する有底筒状の外装缶と、
前記外装缶の開口部を塞いだ状態で前記開口部に接合される蓋板と、
を備え、
前記外装缶と前記蓋板との接合部分には、前記電池ケースの内圧の上昇によって開裂する第1開裂部が形成され、
前記接合部分以外には、前記第1開裂部が開裂する際の前記電池ケースの内圧で開裂可能な第2開裂部が形成されている、
密閉型電池。 - 請求項1に記載の密閉型電池であって、
前記第2開裂部は、開裂した際に前記第1開裂部とつながるように設けられている、
密閉型電池。 - 請求項1または2に記載の密閉型電池であって、
前記蓋板は、前記外装缶に対して溶接によって接合されていて、
前記第1開裂部は、前記接合部分の他の部分よりも溶接強度が低い脆弱部である、
密閉型電池。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の密閉型電池であって、
前記第2開裂部は、前記電池ケースが内圧の上昇によって膨らんだ際に前記外装缶の側面に形成される稜線と交差する位置に設けられた開裂溝である、
密閉型電池。 - 請求項4に記載の密閉型電池であって、
前記第2開裂部は、前記電池ケースの側面視で、少なくとも一部が、前記第1開裂部と重なっている、
密閉型電池。 - 請求項4または5に記載の密閉型電池において、
前記電池ケースの側面には、前記側面の一部が前記側面の法線方向に変位した段差部が設けられていて、
前記段差部は、前記稜線と交差するように形成されており、
前記第2開裂部は、前記段差部の角部分と前記稜線とを通るように形成されている、
密閉型電池。
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