JP7024622B2 - 炭化珪素単結晶およびその製造方法 - Google Patents

炭化珪素単結晶およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、炭化珪素(以下、SiCという)単結晶およびその製造方法に関するものである。
従来より、SiC単結晶で構成された種結晶の成長面上にSiC原料ガスを供給し、種結晶の上にSiC単結晶をバルク状に成長させるバルク結晶成長法にて、SiC単結晶の結晶成長を行っている。ただし、バルク結晶成長法では、SiC単結晶を成長させる反応容器内に温度分布が存在する環境下でSiC単結晶を作製するため、温度分布に起因した熱応力が発生し、SiC単結晶において結晶欠陥である転位が発生したり増殖したりする。
このため、特許文献1において、SiC単結晶内に不要な熱応力が発生することを防止するために、種結晶を保持する台座となる種結晶保持器を予め焼きなましし、種結晶保持器の形状変化を抑制することで、種結晶に働く応力を最小限にする手法が提案されている。
特許第4845142号公報
しかしながら、焼きなましにより種結晶保持器の形状変化を抑制できても、種結晶保持器の材質がSiCと異なる以上、SiC単結晶に働く応力を完全に除去することは困難である。また、SiC単結晶を成長させるためには、SiC単結晶内に温度分布が生じていることが必要であり、このSiC単結晶自身が持つ温度分布によっても応力を発生させることになる。
したがって、SiC単結晶内にある程度の密度の転位が発生、もしくは増殖してしまう。さらに、成長によって得られたSiC単結晶をスライス加工し、円板形状のウェハにした際に、残留応力によって反りが発生する。また、得られたウェハの上にエピタキシャル成長によってSiCの結晶成長を行う場合、1000℃を超える温度で行われ、その昇温課程においても転位の発生や増殖が起こる。
本発明は上記点に鑑みて、転位の発生や増殖を抑制することができるSiC単結晶およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の炭化珪素単結晶では、少なくとも外周部(H2)において、鉄より大きい比重を有する重金属元素が添加されており、前記重金属元素の添加密度が1×1015cm-3以上となるようにしている。
このように、重金属元素の添加密度が1×1015cm-3以上としたSiC単結晶は、SiC単結晶の成長中に生じる熱応力による転位が発生しにくくされたものである。このため、SiC単結晶をスライスしてウェハとし、その上にSiC層をエピタキシャル成長させる場合にも、転位が発生しにくくなる。このような構成とすることにより、転位の発生や増殖を抑制することができるSiC単結晶とすることが可能となる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態にかかるSiC単結晶製造装置の断面図である。 SiC単結晶をスライスして形成したウェハの上にSiC層をエピタキシャル成長させた状態を示した図である。 外周部と中央部とで重金属元素の添加密度を異ならせた構造のSiC単結晶をスライスして作製したウェハの斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
まず、本実施形態にかかるSiC単結晶の製造に用いるSiC単結晶製造装置について説明する。
図1に示すSiC単結晶製造装置1は、長尺成長によってSiC単結晶インゴットを製造するのに用いられるものであり、図1の紙面上下方向が天地方向に向くようにして設置される。
具体的には、SiC単結晶製造装置1は、ガス供給口2を通じてガス供給源3からのSiC原料ガスを含む供給ガス3aを流入させると共に、ガス排出口4を通じて未反応ガスを排出することで、SiC単結晶基板からなる種結晶5上にSiC単結晶6を成長させる。
SiC単結晶製造装置1には、ガス供給源3、真空容器7、断熱材8、加熱容器9、台座10、回転引上機構11および第1、第2加熱装置12、13が備えられている。
ガス供給源3は、キャリアガスと共にSiおよびCを含有するSiC原料ガス、例えばシラン等のシラン系ガスとプロパン等の炭化水素系ガスの混合ガスをガス供給口2より供給する。このガス供給源3等により、種結晶5に対して下方からSiC原料ガスを供給するガス供給機構が構成されている。
また、本実施形態の場合、ガス供給源3から、SiC原料ガスに加えて、Fe(鉄)より大きい比重を有する重金属原子を含むガスを供給している。Feより大きい比重を有する重金属原子としては、例えば、Nb(ニオブ)、Ta(タンタル)、Mo(モリブデン)、W(タングステン)、Ir(イリジウム)などが挙げられる。
真空容器7は、石英ガラスなどで構成され、中空部を有する筒形状、本実施形態の場合は円筒形状をなしており、供給ガス3aの導入導出が行える構造とされている。また、真空容器7は、SiC単結晶製造装置1の他の構成要素を収容すると共に、その収容している内部空間の圧力を真空引きすることにより減圧できる構造とされている。この真空容器7の底部に供給ガス3aのガス供給口2が設けられ、上部、具体的には側壁の上方位置に貫通孔7aが形成されており、この貫通孔7a内に供給ガス3aのうちの未反応ガスなどの排気ガスのガス排出口4が嵌め込まれている。
断熱材8は、中空部を有する筒形状、本実施形態の場合は円筒形状をなしており、真空容器7に対して同軸的に配置されている。断熱材8は、真空容器7よりも径が縮小された円筒形状とされ、真空容器7の内側に配置されることで、断熱材8の内側の空間から真空容器7側への伝熱を抑制している。断熱材8は、例えば黒鉛のみ、もしくは、表面をTaC(炭化タンタル)やNbC(炭化ニオブ)などの高融点金属炭化物にてコーティングした黒鉛などで構成され、熱エッチングされにくいものとされている。
加熱容器9は、反応容器となる坩堝を構成するもので有り、中空部を有する筒形状、本実施形態の場合は円筒形状で構成される。加熱容器9の中空部により、種結晶5の表面にSiC単結晶6を成長させる反応室を構成している。加熱容器9は、例えば黒鉛のみ、もしくは、表面をTaCやNbCなどの高融点金属炭化物にてコーティングした黒鉛などで構成され、熱エッチングされにくいものとされている。この加熱容器9は、台座10を囲むように配置されている。そして、加熱容器9の内周面と種結晶5および台座10の外周面との間を通じて、供給ガス3aのうちの未反応ガスなどの排気ガスがガス排出口4側に導かれるようになっている。この加熱容器9により、ガス供給口2からの供給ガス3aを種結晶5に導くまでに、SiC原料ガスを分解している。
なお、断熱材8および加熱容器9のうちの上部、具体的には側壁の上方位置に貫通孔8a、9aが形成されており、貫通孔内にガス排出口4が嵌め込まれることで、加熱容器9の内側から真空容器7の外側に排気ガスの排出が行えるようになっている。
台座10は、種結晶5を設置するための部材である。台座10は、種結晶5が設置される一面が円形状とされ、台座10の中心軸が加熱容器9の中心軸や後述する回転引上機構11のシャフト11aの中心軸と同軸となるように配置されている。台座10は、例えば黒鉛のみ、もしくは、表面をTaCやNbCなどの高融点金属炭化物にてコーティングした黒鉛などで構成され、熱エッチングされにくいものとされている。
この台座10のガス供給口2側の一面に、種結晶5が貼り付けられ、種結晶5の表面にSiC単結晶6が成長させられる。台座10のうち種結晶5が貼り付けられる面が種結晶5の形状と対応する形状とされる。本実施形態の場合、台座10を種結晶5と同じ径の円柱形状部材で構成することで、種結晶5が設置される一面が円形状とされている。また、台座10は、種結晶5が配置される面と反対側の面においてシャフト11aに連結されており、シャフト11aの回転に伴って回転させられ、シャフト11aが引き上げられることに伴って紙面上方に引き上げ可能となっている。
回転引上機構11は、パイプ材などで構成されるシャフト11aを介して台座10の回転および引上げを行う。シャフト11aは、本実施形態では上下に伸びる直線状で構成されており、一端が台座10のうちの種結晶5の貼付面と反対側の面に接続されており、他端が回転引上機構11の本体に接続されている。このシャフト11aも、例えば黒鉛のみ、もしくは、表面をTaCやNbCなどの高融点金属炭化物にてコーティングした黒鉛などで構成され、熱エッチングされにくいものとされている。このような構成により、台座10、種結晶5およびSiC単結晶6の回転および引き上げが行え、SiC単結晶6の成長面が所望の温度分布となるようにしつつ、SiC単結晶6の成長に伴って、その成長表面の温度を成長に適した温度に調整できるようになっている。
第1、第2加熱装置12、13は、例えば誘導加熱用コイルや直接加熱用コイルなどの加熱コイルによって構成され、真空容器7の周囲を囲むように配置されていて、加熱容器9の加熱を行う。本実施形態の場合、第1、第2加熱装置12、13を誘導加熱用コイルによって構成している。これら第1、第2加熱装置12、13は、対象場所をそれぞれ独立して温度制御できるように構成されており、第1加熱装置12は、加熱容器9の下方位置と対応した位置に配置され、第2加熱装置13は、台座10と対応した位置に配置されている。したがって、第1加熱装置12によって加熱容器9の下方部分の温度を制御して、SiC原料ガスを加熱して分解することができる。また、第2加熱装置13によって台座10や種結晶5およびSiC単結晶6の周囲の温度をSiC単結晶6の成長に適した温度に制御することができる。なお、ここでは、加熱装置を第1、第2加熱装置12、13によって構成したが、第1加熱装置12のみとしても良い。
このようにして、本実施形態にかかるSiC単結晶製造装置1が構成されている。続いて、本実施形態にかかるSiC単結晶製造装置1を用いたSiC単結晶6の製造方法について説明する。
まず、台座10の一面に種結晶5を貼り付ける。種結晶5は、例えば、台座10と反対側の一面、つまりSiC単結晶6の成長面が(000-1)C面に対して4°もしくは8°などの所定のオフ角を有するオフ基板となっている。
続いて、加熱容器9内に台座10および種結晶5を配置する。そして、第1、第2加熱装置12、13を制御し、所望の温度分布を付ける。すなわち、供給ガス3aに含まれるSiC原料ガスが加熱分解されて種結晶5の表面に供給され、かつ、種結晶5の表面においてSiC原料ガスが再結晶化されつつ、加熱容器9内において再結晶化レートよりも昇華レートの方が高くなるような温度分布とする。例えば、加熱容器9の底部の温度を2400℃、種結晶5の表面の温度を2200℃程度とすることで実現できる。
また、真空容器7を所望圧力にしつつ、必要に応じてArやHeなどの不活性ガスによるキャリアガスやHやHClなどのエッチングガスを導入しながらガス供給口2を通じてSiC原料ガスを含む供給ガス3aを導入する。これにより、供給ガス3aが図1中の矢印で示したように流動して種結晶5に供給され、この原料ガス供給に基づいて、種結晶5の表面にSiC単結晶6が成長させられる。また、本実施形態の場合、供給ガス3a中にFeより大きい比重を有する重金属原子を含むガスも含めている。このため、供給ガス3a中に含まれた重金属原子が成長中にSiC単結晶6内に添加される。
このとき、供給ガス3a中に含まれる重金属原子を含むガスの導入量を調整することで、SiC単結晶6中に重金属の元素が1×1015cm-3以上、好ましくは1×1016cm-3以上で、かつ、5.0×1018cm-3以下の密度で添加されるようにしている。なお、重金属としては、上記したように、Fe、Nb、Ta、Mo、W、Irなどの少なくとも1つを用いることができるが、2つ以上の重金属を用いることもできる。その場合、複数種類の重金属元素の合計密度が1×1015cm-3以上、かつ、5.0×1018cm-3以下となっていれば良い。この理由については後述する。
そして、回転引上機構11により、シャフト11aを介して台座10や種結晶5およびSiC単結晶6を回転させつつ、SiC単結晶6の成長レートに合せて引上げる。これにより、SiC単結晶6の成長表面の高さがほぼ一定に保たれ、成長表面温度の温度分布を制御性良く制御することが可能となる。また、高温な加熱容器9に投入してSiC単結晶6を成長させているため、種結晶5の表面以外での結晶の付着を防止することができ、ガス排出口4の詰まりを防止して、連続してSiC単結晶6を成長させることが可能となる。
ここで、上記したように、供給ガス3a中に含まれる重金属を含むガスを導入することでSiC単結晶6中に重金属の元素が添加されるようにしている。そして、SiC単結晶6中における重金属元素の添加密度が1×1015cm-3以上、好ましくは1×1016cm-3以上で、かつ、5.0×1018cm-3以下の密度で添加されるようにしている。この理由について説明する。
SiC単結晶6の物性は、重金属などを添加すると変化し、これによって弾性変形領域と塑性変形領域との境界となる降伏応力、つまり耐力が変化する。実験により、重金属元素の添加密度を変化させて、応力を加えたときの歪み量を調べたところ、重金属元素の添加密度が大きくなる程、同じ応力を加えても歪み量が小さくなるという結果が得られた。そして、1×1015cm-3以上になると、SiC単結晶6を形成後にウェハ状のスライスした場合の反り量が重金属元素を添加していない場合と比較して1/10以下になることが確認された。添加する重金属元素によって、反り量の低減度合が異なるが、Nb、Ta、Mo、W、Irを用いた場合にはいずれの場合も重金属元素を添加していない場合と比較して反り量が1/10以下になっていた。さらに、Nb、Ta、Mo、W、Ir等の重金属原子を添加したSiC結晶においては降伏応力が大きくなることが判明した。これは、塑性変形しにくくなることを意味しており、さらにはSiC単結晶6の成長中に生じる熱応力によって転位が発生しにくくなることを意味している。さらには、図2に示すように、SiC単結晶6をスライスしてウェハ20とした場合に、ウェハ20上にエピタキシャル成長によってSiC層21を形成する際にも転位が発生しにくくなることを意味する。このような転位を抑制することができる効果(以下、転位抑制効果という)が得られると、転位の発生を抑制できるのに加えて転位の増殖を抑制することも可能となる。
このため、SiC単結晶6中における重金属元素の添加密度が1×1015cm-3以上となるようにしている。特に、Nb、Taを用いた場合には反り量の低減度合が大きかったため、重金属元素としてNb、TaがSiC単結晶6に添加されるようにすると、より転位抑制効果を高めることができて好ましい。
そして、SiC単結晶6中における重金属元素の添加密度が高くなるほど、応力に対する歪み量が小さくなり、1×1016cm-3以上になると、1×1015cm-3の場合よりも更に塑性変形しにくくなることが確認された。このため、SiC単結晶6中における重金属元素の添加密度を好ましくは1×1016cm-3以上となるようにしている。
なお、SiC単結晶6中における重金属元素の添加密度については、2つ以上の重金属を用いる場合でも同様であり、複数種類の重金属元素の合計密度が1×1015cm-3以上であれば、転位抑制効果を得ることができる。
ただし、SiC単結晶6中における重金属元素の添加密度が5.0×1018cm-3を超えると、逆に転位が発生してしまうことが確認された。これは、異種多形や転位などの結晶欠陥の発生要因となる格子不整合による応力が増加したためと考えられる。このため、SiC単結晶6中における重金属元素の添加密度が5.0×1018cm-3以下となるようにしている。2つ以上の重金属を用いる場合でも同様であり、複数種類の重金属元素の合計密度が5.0×1018cm-3以下となるようにすれば良い。
以上説明したように、本実施形態では、SiC単結晶6の成長中に重金属元素を添加し、その添加密度を1×1015cm-3以上としている。これにより、SiC単結晶6における転位抑制効果が得られる。
この転位抑制効果は、SiC単結晶6の成長中にも有効であるが、特に、このSiC単結晶6を用いてウェハ20を作製し、ウェハ20上にエピタキシャル成長によってSiC層21を形成するときに有効である。すなわち、SiC単結晶6をスライスして薄い円盤状のウェハ20とした場合、残留応力が内在している状態では、ウェハ20に反りが発生する。その反り量はウェハ径が大きいほど、またウェハ厚みが薄いほど大きくなる。特に、ウェハ径が100mm以上、ウェハ厚さが10mm以下で顕著となるが、上記したように、反り量が重金属元素を添加していない場合と比較して1/10以下になっており、ウェハ径が大きく、ウェハ厚さが薄い場合にも、転位抑制効果を発揮できる。
ただし、ウェハ厚さが1μm以下になると、転位抑制効果によってウェハ20の反り量が小さくなるもののウェハ20が割れやすくなることから、ウェハ厚さについては10μm以上となるようにするのが好ましい。
また、SiC単結晶6中における重金属元素の添加密度が5.0×1018cm-3以下となるようにしている。これにより、異種多形や転位などの結晶欠陥の発生要因となる格子不整合が抑制でき、重金属元素の添加密度が高くなり過ぎることによる転位の発生を抑制することが可能となる。
さらに、このようにして得たSiC単結晶6から種結晶5を切り出し、その種結晶5を用いて、再度上記した製造方法によってSiC単結晶6を結晶成長させることもできる。これにより、上記と同様の品質のSiC単結晶6を再度製造することもできる。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対してSiC単結晶6中にn型不純物を添加するものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
第1実施形態の製造方法において、SiC単結晶6をn型とするための不純物を添加することもできる。例えば、n型のSiC単結晶6を製造する場合、n型不純物となるN(窒素)を同時に添加する。例えば、供給ガス3a中にNガスもしくはNHを含めることで、SiC単結晶6中にNを添加できる。また、SiC単結晶6に重金属元素と同時に添加するNの密度が1×1018cm-3以上となるようにすると、重金属の添加による転位抑制効果をより高めることが可能になることが確認された。
このように、SiC単結晶6内に重金属元素に加えて不純物を添加することも可能であり、n型もしくはp型のSiC単結晶6を得ることが可能となる。また、SiC単結晶6に重金属元素と同時に添加するNの密度が1×1018cm-3以上となるようにすることで、重金属の添加による転位抑制効果をより高めることが可能になる。
なお、SiC単結晶6に重金属元素を添加する場合、添加された不純物の活性化率が低下してキャリア濃度が低くなる等の要因によってSiC単結晶6が高抵抗化する可能性がある。しかしながら、実験によれば、重金属元素の添加密度に対するNの添加密度の比、つまりNの添加密度/重金属元素の添加密度が2.0以上になると、Nの活性化率は十分に確保され、SiC単結晶6の高抵抗化を抑制できることが確認された。このため、SiC単結晶6を所望の抵抗値とするためには、Nの添加密度/重金属元素の添加密度を2.0以上にすると良い。
(第3実施形態)
第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1、第2実施形態に対して重金属元素を添加する場所を特定したものであり、その他に関しては第1、第2実施形態と同様であるため、第1、第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図3に示すように、本実施形態では、第1実施形態で示した重金属元素の添加密度と比較して、SiC単結晶6のうちの中央部H1では低い密度、外周部H2では同様の密度とされるようにしている。すなわち、本実施形態では、少なくとも外周部H2では、SiC単結晶6中に重金属の元素が1×1015cm-3以上、好ましくは1×1016cm-3以上で、かつ、5.0×1018cm-3以下の密度で添加されるようにしている。
応力で発生する転位は主にウェハ20の外周部H2において発生する。したがって、SiC単結晶6やそれをスライスして作製されるウェハ20においては、外周部H2において、重金属元素の添加密度が反りを抑制するのに好適な密度になっていることが必要であり、中央部H1についてはそれよりも密度が低くなっていても良い。したがって、本実施形態では、外周部H2について、第1実施形態で説明した重金属元素の添加密度を満たすようにしている。
なお、ここでいう中央部H1での重金属元素の添加密度とは、SiC単結晶6の中心から半径10mm以内の任意の点での密度のことである。また、外周部H2での重金属元素の添加密度とは、SiC単結晶6の最外周から10mm以内の位置における任意の点での密度のことである。
このように、外周部H2において、重金属元素の添加密度が第1実施形態で説明した密度を満たすようにすることで、SiC単結晶6およびこれを用いてウェハを作製した場合のウェハの反りを抑制できる。これにより、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
ただし、中央部H1と外周部H2との間において、添加密度の差による格子不整合が生じ得ることを考慮すると、中央部H1と外周部H2それぞれの間での重金属元素の添加密度の差が小さい方が好ましい。実験によれば、外周部H2における重金属元素の添加密度をCH2、中央部H1の重金属元素の添加密度をCH1とすると、これらの比がCH2/CH1≧1.2の関係を満たすようにすれば、添加密度の差による格子不整合も抑制することが可能であることを確認している。したがって、中央部H1における重金属元素の添加密度については任意であるものの、CH2/CH1≧1.2の関係を満たすようにすると好ましい。
このように、外周部H2において中央部H1よりも重金属元素の添加密度が高くなるようにしたSiC単結晶6の製造方法は、基本的に第1実施形態と同様であるが、重金属を含むガスを種結晶5の成長面へ当てるときの当て方を制御することになる。すなわち、重金属を含むガスが含まれた供給ガス3aを種結晶5の外周部に当てるようにしてSiC単結晶6を成長させる。例えば、供給口2を台座10およびシャフト11aの中心に対して偏心するように配置させ、供給口2の出口側を種結晶5に近づけるようにする。これにより、本実施形態のような構成のSiC単結晶6を成長させることが可能となる。
なお、このように、外周部H2において重金属元素の添加密度が高く、中央部H1において重金属元素の添加密度が低い場合においても、第2実施形態のように窒素を添加したSiC単結晶6とすることができる。その場合、最も重金属元素の添加密度が高い外周部H2と窒素の密度とについて、Nの添加密度/重金属元素の添加密度を2.0以上にすれば良い。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
(1)例えば、上記各実施形態では、SiC単結晶6に対して重金属元素を添加する一例として、重金属元素のみが添加される場合と重金属元素に加えてn型不純物を添加する場合について説明した。しかしながら、これらは一例を示したに過ぎず、他の元素が添加されていても良い。
ただし、Feよりも比重の低い軽金属元素、例えばV(バナジウム)、Ti(チタン)、B(ホウ素)、Al(アルミニウム)、Cr(クロム)、Mn(マンガン)などの添加は転位を増殖させることを確認している。このため、軽金属元素については、添加密度が低くなるようにすることが重要である。特に、V(バナジウム)やTi(チタン)については、最も悪影響を及ぼす軽金属元素となる。実験よれば、これらについては添加密度が5.0×1014cm-3以下となるようにすれば、悪影響を無視できることが確認されている。また、Bについても悪影響を及ぼす軽金属元素となるが、VやTiと比較すると悪影響の度合いが低い。実験によれば、Bの添加密度が5.0×1015cm-3以下となるようにすれば、悪影響を無視できることが確認されている。さらに、Alについては悪影響の度合いが低いものの取り込まれる量が多いと悪影響を及ぼす。実験によれば、Bの添加密度が5.0×1017cm-3以下となるようにすれば、悪影響を無視できることが確認されている。
これらV、Ti、B、Alのうちの複数がSiC単結晶6に添加されていても良いが、これらの軽金属元素については相互作用によって悪影響の度合いが変化する。このため、個々の添加密度が上記した各上限値以下、かつ、すべての軽金属元素の添加密度の合計が5.0×1017cm-3以下となるようにするのが望ましい。
また、CrやMnについても、悪影響の度合いが低いものの取り込まれる量が多いと悪影響を及ぼす。実験によれば、CrやMnの添加密度が5.0×1017cm-3以下となるようにすれば、悪影響を無視できることが確認されている。
(2)また、上記第1、第2実施形態では、SiC単結晶6中における重金属元素の添加密度が均一な構成、第3実施形態では、外周部H2において中央部H1よりもSiC単結晶6中における重金属元素の添加密度が高くなる構成について説明した。しかしながら、これらも一例を示したに過ぎない。例えば、少なくともSiC単結晶6の外周部H2において、重金属の元素が1×1015cm-3以上、好ましくは1×1016cm-3以上で、かつ、5.0×1018cm-3以下の密度で添加されるようにしていれば良い。すなわち、SiC単結晶6の全域で重金属元素の添加密度が均一である必要は無い。
なお、その場合、SiC単結晶6を所望の抵抗値とするためには、SiC単結晶6中において重金属元素の添加密度が最も高い位置において、Nの添加密度/重金属元素の添加密度を2.0以上にすると良い。
(3)さらに、上記各実施形態では、バルク結晶成長法として、ガス成長法によってSiC単結晶6を成長させる場合を例に挙げて説明した。しかしながら、これも一例を示したに過ぎず、SiC単結晶6に対して重金属元素の添加が行われるようにすれば良いことから、昇華成長法、溶液法など他の製造方法であっても良い。
また、重金属を含むガスの供給方法についても、第1~第3実施形態のように、重金属を含むガスを供給ガス3a中に含ませるのではなく、別途、異なる場所から供給されるようにしても良い。さらに、重金属を含むガスについては、必ずしもはじめからガス状態である必要はなく、例えば加熱容器9内に固形重金属を設置しておき、加熱によって蒸発してガス状態になり、SiC単結晶6に供給されるようにしても良い。
(4)また、SiC単結晶製造装置1についても、適宜変更可能である。例えば、台座10の回転と引き上げの双方が行える回転引上機構11を例に挙げたが、少なくとも台座10を回転させられる回転機構であれば良い。また、ガス供給源3からSiC原料ガスに加えて重金属を含むガスも含まれた供給ガス3aを導入できるようにしているが、各ガス種を同じガス供給源3から供給する必要はないし、同じ供給口2から導入する必要もない。
1 単結晶製造装置
3a 供給ガス
5 種結晶
6 SiC単結晶
9 加熱容器
10 台座
11 回転引上機構
12、13 第1、第2加熱装置
20 ウェハ

Claims (6)

  1. 炭化珪素単結晶であって、
    少なくとも外周部(H2)において、鉄以上の比重を有する重金属元素が添加されており、前記重金属元素の添加密度が1×1015cm-3以上かつ5.0×10 18 cm -3 以下となっていて、さらに、軽金属元素としてホウ素が添加されており、前記ホウ素の添加量が5.0×1015cm-3以下であるいる炭化珪素単結晶。
  2. 炭化珪素単結晶であって、
    少なくとも外周部(H2)において、鉄以上の比重を有する重金属元素が添加されており、前記重金属元素の添加密度が1×1015cm-3以上かつ5.0×10 18 cm -3 以下となっていて、さらに、軽金属元素としてアルミニウムが添加されており、前記アルミニウムの添加量が5.0×1017cm-3以下である炭化珪素単結晶。
  3. 前記重金属元素の添加密度が1×1016cm-3以上である請求項1または2に記載の炭化珪素単結晶。
  4. 前記重金属元素がタンタルもしくはニオブである請求項1ないしのいずれか1つに記載の炭化珪素単結晶。
  5. 窒素が添加されており、前記窒素の添加密度が1×1018cm-3以上とされている請求項1ないしのいずれか1つに記載の炭化珪素単結晶。
  6. 前記重金属元素の添加密度が最も高い位置において、前記窒素の添加密度と前記重金属元素の添加密度の比となる窒素の添加密度/重金属元素の添加密度が2.0以上である請求項に記載の炭化珪素単結晶。
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