JP7024179B2 - 等速ジョイント - Google Patents
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Description
逃がし部は、内側ジョイント部材に形成される場合には、内側ジョイント部材の中心軸線方向における端面に対する角度が鈍角となる内側ボール溝の第二転動案内側面から離れる方向へボールを案内可能に形成され、外側ジョイント部材に形成される場合には、外側ジョイント部材の中心軸線方向における端面に対する角度が鈍角となる外側ボール溝の第二転動案内側面から離れる方向へボールを案内可能に形成される。
逃がし部は、内側ジョイント部材に形成される場合には内側ジョイント部材の中心軸線を基準として内側ボール溝のねじれ角とは逆のねじれ方向へボールを案内可能に形成され、外側ジョイント部材に形成される場合には外側ジョイント部材の中心軸線を基準として外側ボール溝のねじれ角とは逆のねじれ方向へボールを案内可能に形成される。
以下、本発明に係る等速ジョイントを適用した実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、図1を参照して、本発明の一実施形態である等速ジョイント100の概略を説明する。なお、本実施形態では、等速ジョイント100をプロペラシャフト1に用いる場合を例に挙げて説明する。等速ジョイント100は、クロスグルーブジョイントである。つまり、等速ジョイント100において、ジョイント中心が、軸線方向に移動可能である。図1に示すように、等速ジョイント100は、外側ジョイント部材10と、内側ジョイント部材20と、複数のボール30と、保持器40と、を主に備える。
プロペラシャフト1は、等速ジョイント100と、スタブシャフト2と、チューブ3と、ブーツユニット4と、区画部材5とを主に備える。スタブシャフト2は、内側ジョイント部材20に対して同軸に連結され、内側ジョイント部材20から軸方向一方側(図1右側)へ延びる。チューブ3は、円筒状に形成される。チューブ3は、外側ジョイント部材10に対して同軸に固定され、外側ジョイント部材10から軸方向他方側(図1左側)へ延びる。
内側ボール溝21の詳細及び逃がし部22について、図2を参照して説明する。図2には、外側ジョイント部材10の中心軸線O1と内側ジョイント部材20の中心軸線O2を通る平面に対して直交する方向から見た断面図である。なお、図2では、図面を簡素化するため、当該方向から見た場合(以下「所定側方視」と称する)に最も手前側に位置する1つの内側ボール溝21のみを図示し、他の内側ボール溝21の図示を省略している。また、図2の右側が、図1の右側(小径クランプ部材7側)に対応し、図2の左側が、図1の左側(チューブ3側)に対応する。
次に、図3を参照して、内側ジョイント部材20、保持器40及びチューブ3の寸法について説明する。保持器40の最大外径は、D1であり、保持器40の最小内径は、D3である。一方、チューブ3における外側ジョイント部材10との接続部位の最小内径は、D2であり、内側ジョイント部材20の最大外径は、D4である。なお、チューブ3の最小内径D2は、外側ジョイント部材10におけるチューブ3側の開口内径に相当する。また、
次に、図2及び図4Aから図4cを参照して、内側ジョイント部材20に過大な荷重が加わった際に、保持器40から離脱する内側ジョイント部材20の離脱態様を説明する。図2に示すように、等速ジョイント100の通常使用時において、ボール30は、内側ボール溝21を転動し、逃がし領域23には進入しない。
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。
以上説明したように、本発明における等速ジョイント100は、筒状の外側ジョイント部材10と、外側ジョイント部材10の内側に配置される内側ジョイント部材20と、外側ジョイント部材10と内側ジョイント部材20との間でトルクの伝達を行う複数のボール30と、外側ジョイント部材10の内周面と内側ジョイント部材20の外周面との間に配置され、複数のボール30を1つずつ収容可能な窓部41を有する保持器40と、を備える。外側ジョイント部材10は、外側ジョイント部材10の中心軸線O1に対してねじれた方向へ延びる外側ボール溝11を備える。内側ジョイント部材20は、内側ジョイント部材20の中心軸線O2に対してねじれた方向へ延びる内側ボール溝21を備える。ボール30が、外側ジョイント部材10の中心軸線O1及び内側ジョイント部材20の中心軸線O2に対するねじれ方向が互いに逆向きとなるように対向配置された外側ボール溝11及び内側ボール溝21に対し、転動可能に支持される。
上記した等速ジョイント100において、逃がし部22は、内側ジョイント部材20の中心軸線O1方向一方側の端面20aに対する角度が鋭角となる内側ボール溝21の転動案内側面としての第一転動案内側面21bと、内側ジョイント部材20の中心軸線O2方向一方側の端面20aとの間にのみ形成される。この等速ジョイント100によれば、内側ジョイント部材20の形状を簡素化できる。
Claims (4)
- ジョイント中心が移動可能なクロスグルーブ等速ジョイントであって、
筒状の外側ジョイント部材と、
前記外側ジョイント部材の内側に配置される内側ジョイント部材と、
前記外側ジョイント部材と前記内側ジョイント部材との間でトルクの伝達を行う複数のボールと、
前記外側ジョイント部材の内周面と前記内側ジョイント部材の外周面との間に配置され、前記複数のボールを1つずつ収容可能な窓部を有する保持器と、
を備え、
前記外側ジョイント部材は、溝全長に亘って前記外側ジョイント部材の中心軸線に対して一定のねじれ角を有する外側ボール溝を備え、
前記内側ジョイント部材は、溝全長に亘って前記内側ジョイント部材の中心軸線に対して前記外側ボール溝とは逆向きの一定のねじれ角を有する内側ボール溝を備え、
前記ボールが、前記外側ジョイント部材の中心軸線及び前記内側ジョイント部材の中心軸線に対するねじれ方向が互いに逆向きとなるように対向配置された前記外側ボール溝及び前記内側ボール溝に対し、転動可能に支持された等速ジョイントであって、
前記内側ジョイント部材及び前記外側ジョイント部材は、前記内側ジョイント部材の中心軸線方向における端面に対する角度が鋭角となる前記内側ボール溝の第一転動案内側面と、前記内側ジョイント部材の中心軸線方向における端面との間、又は、前記外側ジョイント部材の中心軸線方向における端面に対する角度が鋭角となる前記外側ボール溝の第一転動案内側面と、前記外側ジョイント部材の中心軸線方向における端面との間に少なくとも形成され、前記ボールを前記内側ボール溝から逃がす逃がし部を備え、
前記逃がし部は、前記内側ジョイント部材に形成される場合には、前記内側ジョイント部材の中心軸線方向における前記端面に対する角度が鈍角となる前記内側ボール溝の第二転動案内側面から離れる方向へ前記ボールを案内可能に形成され、前記外側ジョイント部材に形成される場合には、前記外側ジョイント部材の中心軸線方向における前記端面に対する角度が鈍角となる前記外側ボール溝の第二転動案内側面から離れる方向へ前記ボールを案内可能に形成され、
前記逃がし部は、前記内側ジョイント部材に形成される場合には前記内側ジョイント部材の中心軸線を基準として前記内側ボール溝のねじれ角とは逆のねじれ方向へ前記ボールを案内可能に形成され、前記外側ジョイント部材に形成される場合には前記外側ジョイント部材の中心軸線を基準として前記外側ボール溝のねじれ角とは逆のねじれ方向へ前記ボールを案内可能に形成される、等速ジョイント。 - 前記逃がし部が形成される前記内側ジョイント部材又は前記外側ジョイント部材の中心軸線に対する前記逃がし部のねじれ角は、前記内側ジョイント部材の中心軸線と前記外側ジョイント部材の中心軸線とがなす最大ジョイント角以上の角度に設定される、請求項1に記載の等速ジョイント。
- 前記内側ジョイント部材には、前記内側ジョイント部材の中心軸線方向一方側へ延びるスタブシャフトが、前記内側ジョイント部材の中心軸線と同軸に設けられ、
前記外側ジョイント部材には、前記内側ジョイント部材の最大外径よりも大きな最小内径を有すると共に前記外側ジョイント部材の中心軸線方向他方側へ延びる円筒部材が設けられ、
前記逃がし部は、前記内側ジョイント部材の中心軸線方向一方側の端面に対する角度が鋭角となる前記内側ボール溝の第一転動案内側面と、前記内側ジョイント部材の中心軸線方向一方側の端面との間、又は、前記外側ジョイント部材の中心軸線方向他方側の端面に対する角度が鋭角となる前記外側ボール溝の第一転動案内側面と、前記外側ジョイント部材の中心軸線方向他方側の端面との間に形成される、請求項1又は2に記載の等速ジョイント。 - 前記逃がし部は、前記内側ジョイント部材の中心軸線方向一方側の端面に対する角度が鋭角となる前記内側ボール溝の第一転動案内側面と、前記内側ジョイント部材の中心軸線方向一方側の端面との間にのみ形成される、請求項3に記載の等速ジョイント。
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