JP7022031B2 - 校正システムおよび校正方法 - Google Patents
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Description
本発明は、校正システムおよび校正方法に関する。
従来から、リチウムイオン電池やニッケル水素電池等の二次電池の充放電試験を行う充放電電源装置として、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載の充放電電源装置は、3つの二次電池の充放電を並行して行うことができる3チャンネルの装置である。
二次電池の充放電試験を正確に実施するためには、充放電電源装置を定期的に校正(キャリブレーション)する必要がある。校正のプロセスとしては、校正装置を充放電電源装置の出力端に接続した状態で、充放電電源装置の電源部に内蔵されたシャント抵抗に所定の電流を通流させる。そして、校正装置で検出した電圧値とシャント抵抗で検出した電圧値とを比較することにより校正が行われる。
従来の校正方法では、充放電電源装置に含まれる電源部毎に校正装置を使用して校正を行うため、一の充放電電源装置に対する校正装置の使用時間が長くなるという問題がある。また、校正装置の空き状況によっては、一の充放電電源装置の校正が完了するまで、他の充放電電源装置の校正を実行することができないという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、校正装置の使用率を低減することが可能な校正システムおよび校正方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る校正システムは、
互いに並列接続されたN個(Nは2以上の整数)の充放電電源部と、
前記充放電電源部に備えられた電流または電圧検出用のセンサ部と、
前記N個の充放電電源部を制御する制御部と、
前記充放電電源部の出力端に接続され前記充放電電源部の出力を検出する校正装置と、
を含む校正システムであって、
前記出力端を開放した状態で、前記制御部が、前記N個の充放電電源部から選択した2つの充放電電源部の一方に充電動作をさせ他方に放電動作をさせて、前記2つの充放電電源部に含まれる前記センサ部のそれぞれの検出値を取得するステップを、前記N個の充放電電源部すべてに対して行う第1工程と、
前記校正装置が前記出力端に接続された状態で、前記制御部が、前記N個の充放電電源部から選択した1の充放電電源部に充電動作をさせ残りの充放電電源部の動作を停止させて、前記校正装置の検出値を取得する第2工程と、
前記制御部が、前記第2工程で取得した検出値に基づいて前記1の充放電電源部の前記センサ部の校正係数を算出し、前記校正係数と前記第1工程で取得した検出値とに基づいて前記残りの充放電電源部の前記センサ部の校正係数を算出する第3工程と、を実行することを特徴とする。
互いに並列接続されたN個(Nは2以上の整数)の充放電電源部と、
前記充放電電源部に備えられた電流または電圧検出用のセンサ部と、
前記N個の充放電電源部を制御する制御部と、
前記充放電電源部の出力端に接続され前記充放電電源部の出力を検出する校正装置と、
を含む校正システムであって、
前記出力端を開放した状態で、前記制御部が、前記N個の充放電電源部から選択した2つの充放電電源部の一方に充電動作をさせ他方に放電動作をさせて、前記2つの充放電電源部に含まれる前記センサ部のそれぞれの検出値を取得するステップを、前記N個の充放電電源部すべてに対して行う第1工程と、
前記校正装置が前記出力端に接続された状態で、前記制御部が、前記N個の充放電電源部から選択した1の充放電電源部に充電動作をさせ残りの充放電電源部の動作を停止させて、前記校正装置の検出値を取得する第2工程と、
前記制御部が、前記第2工程で取得した検出値に基づいて前記1の充放電電源部の前記センサ部の校正係数を算出し、前記校正係数と前記第1工程で取得した検出値とに基づいて前記残りの充放電電源部の前記センサ部の校正係数を算出する第3工程と、を実行することを特徴とする。
この構成によれば、第1工程では校正装置を使用せず、第2工程でも1の充放電電源部にしか校正装置を使用しないため、校正装置の使用率を低減することができる。
前記第1工程において、前記制御部は、前記2つの充放電電源部を選択する際に、前記一方の充放電電源部を固定し、前記他方の充放電電源部を変更するか、または、前記一方の充放電電源部を変更し、前記他方の充放電電源部を固定するよう構成できる。
上記課題を解決するために、本発明に係る校正方法は、
互いに並列接続されたN個(Nは2以上の整数)の充放電電源部と、
前記充放電電源部に備えられた電流または電圧検出用のセンサ部と、
前記充放電電源部の出力端に接続され前記充放電電源部の出力を検出する校正装置と、
を含む校正システムにおける前記センサ部の校正方法であって、
前記出力端を開放した状態で、前記N個の充放電電源部から選択した2つの充放電電源部の一方に充電動作をさせ他方に放電動作をさせて、前記2つの充放電電源部に含まれる前記センサ部のそれぞれの検出値を取得するステップを、前記N個の充放電電源部すべてに対して行う第1工程と、
前記校正装置が前記出力端に接続された状態で、前記N個の充放電電源部から選択した1の充放電電源部に充電動作をさせ残りの充放電電源部の動作を停止させて、前記校正装置の検出値を取得する第2工程と、
前記第2工程で取得した検出値に基づいて前記1の充放電電源部の前記センサ部の校正係数を算出し、前記校正係数と前記第1工程で取得した検出値とに基づいて前記残りの充放電電源部の前記センサ部の校正係数を算出する第3工程と、を含むことを特徴とする。
互いに並列接続されたN個(Nは2以上の整数)の充放電電源部と、
前記充放電電源部に備えられた電流または電圧検出用のセンサ部と、
前記充放電電源部の出力端に接続され前記充放電電源部の出力を検出する校正装置と、
を含む校正システムにおける前記センサ部の校正方法であって、
前記出力端を開放した状態で、前記N個の充放電電源部から選択した2つの充放電電源部の一方に充電動作をさせ他方に放電動作をさせて、前記2つの充放電電源部に含まれる前記センサ部のそれぞれの検出値を取得するステップを、前記N個の充放電電源部すべてに対して行う第1工程と、
前記校正装置が前記出力端に接続された状態で、前記N個の充放電電源部から選択した1の充放電電源部に充電動作をさせ残りの充放電電源部の動作を停止させて、前記校正装置の検出値を取得する第2工程と、
前記第2工程で取得した検出値に基づいて前記1の充放電電源部の前記センサ部の校正係数を算出し、前記校正係数と前記第1工程で取得した検出値とに基づいて前記残りの充放電電源部の前記センサ部の校正係数を算出する第3工程と、を含むことを特徴とする。
この構成によれば、第1工程では校正装置を使用せず、第2工程でも1の充放電電源部にしか校正装置を使用しないため、校正装置の使用率を低減することができる。
前記第1工程において、前記2つの充放電電源部を選択する際に、前記一方の充放電電源部を固定し、前記他方の充放電電源部を変更するか、または、前記一方の充放電電源部を変更し、前記他方の充放電電源部を固定するよう構成できる。
本発明によれば、校正装置の使用率を低減することが可能な校正システムおよび校正方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る校正システムおよび校正方法の実施形態について説明する。
[校正システム]
図1に、本発明の一実施形態に係る校正システム100を示す。校正システム100は、充放電電源装置1と校正装置10とを含む。
図1に、本発明の一実施形態に係る校正システム100を示す。校正システム100は、充放電電源装置1と校正装置10とを含む。
充放電電源装置1は、AC/DCコンバータ2と、本発明の「充放電電源部」に相当する第1電源部3-1、第2電源部3-2、第3電源部3-3および第4電源部3-4と、本発明の「制御部」に相当する統括制御部4と、入力端T1,T2と、出力端T3,T4とを備える。
充放電電源装置1は、図1では出力端T3,T4に校正装置10が接続されているが、通常は、出力端T3,T4にリチウムイオン電池やニッケル水素電池等の二次電池が接続される。充放電電源装置1は、出力端T3,T4に接続された二次電池に対して充放電試験を行う。
AC/DCコンバータ2は、AC側が入力端T1,T2に接続され、入力端T1,T2から入力された交流電圧を直流電圧に変換して出力する。入力端T1,T2に入力される電圧が直流電圧の場合、AC/DCコンバータ2は省略することができる。
第1電源部3-1、第2電源部3-2、第3電源部3-3および第4電源部3-4は、それぞれ同様の構成を有し、互いに並列接続されている。以下では、第1電源部3-1の構成についてのみ説明し、第2電源部3-2、第3電源部3-3および第4電源部3-4の構成の説明は省略する。
第1電源部3-1は、センサ部5-1と、電圧変換部6-1と、制御部7-1とを備える。第1電源部3-1は、一端側がAC/DCコンバータ2のDC側に接続され、他端側が出力端T3,T4に接続される。
センサ部5-1は、シャント抵抗と、シャント抵抗の電圧降下値を検出する電圧センサとを含む。センサ部5-1は、電圧変換部6-1内に含まれていてもよい。
電圧変換部6-1は、双方向DC/DCコンバータからなり、制御部7-1の制御下で、充電動作および放電動作を行う。充電動作時の電圧変換部6-1は、第1電源部3-1の一端側から入力された直流電圧を昇圧または降圧して第1電源部3-1の他端側から出力する。放電動作時の電圧変換部6-1は、第1電源部3-1の他端側から入力された直流電圧を降圧または昇圧して第1電源部3-1の一端側から出力する。
制御部7-1は、例えば、マイコンおよび/または専用のICとメモリ等の記憶部とで構成される。制御部7-1は、統括制御部4からの制御指令に応じて電圧変換部6-1を制御する。例えば、統括制御部4からの制御指令が電圧変換部6-1の出力電流値(X[A])に関する指令の場合、制御部7-1は、電圧変換部6-1の出力電流値がX[A]になるように、センサ部5-1の検出値を読み取りながら電圧変換部6-1をフィードバック制御する。
センサ部5-1の校正係数が記憶されている場合、制御部7-1は、センサ部5-1の検出値を校正係数で補正して、電圧変換部6-1をフィードバック制御する。校正係数は、例えば、係数(電圧比)とオフセット値とを含む。
統括制御部4は、例えば、マイコンおよび/または専用のICとメモリ等の記憶部とで構成され、AC/DCコンバータ2、第1電源部3-1、第2電源部3-2、第3電源部3-3および第4電源部3-4を制御する。また、統括制御部4は、図2に示す校正方法を実行する。
校正装置10は、出力端T3,T4に接続された状態で、充放電電源装置1の出力を検出する。本実施形態では、校正装置10は、シャント抵抗と、シャント抵抗の電圧降下値を検出する電圧センサとを備え、充放電電源装置1の出力電圧を検出する。
[校正方法]
本発明の一実施形態に係る校正方法は、第1工程(図2のステップS1~S3)と、第2工程(図2のステップS4)と、第3工程(図2のステップS5)とを含む。
本発明の一実施形態に係る校正方法は、第1工程(図2のステップS1~S3)と、第2工程(図2のステップS4)と、第3工程(図2のステップS5)とを含む。
ステップS1において、統括制御部4は、出力端T3,T4が開放された状態、すなわち、出力端T3,T4に二次電池や校正装置10が接続されていない状態で、第1電源部3-1に対して充電動作指令、第2電源部3-2に対して放電動作指令、第3電源部3-3および第4電源部3-4に対して停止指令を送信する。
充電動作指令は、例えば、第1電源部3-1に第1出力電流を出力させる第1充電動作指令と、第1電源部3-1に第1出力電流とは異なる電流値の第2出力電流を出力させる第2充電動作指令とを含む。第1出力電流を第1電源部3-1の最小出力電流(またはその近傍の電流)とし、第2出力電流を最大出力電流(またはその近傍の電流)としてもよい。また、放電動作指令は、第1充電動作指令に対応した第1放電動作指令と、第2充電動作指令に対応した第2放電動作指令とを含む。
第1電源部3-1が充電動作を行い、第2電源部3-2が放電動作を行っている間、統括制御部4は、センサ部5-1,5-2の検出値を取得する。センサ部5-1,5-2の検出値は、統括制御部4に記憶される。センサ部5-1のシャント抵抗とセンサ部5-2のシャント抵抗には同じ大きさの電流が流れるが、センサ部5-1,5-2の電圧センサの状態によって両者の検出値が異なる場合がある。
統括制御部4は、センサ部5-1,5-2の検出値を取得することで、センサ部5-1の検出値とセンサ部5-2の検出値との関係性(例えば、関係式)を算出することができる。
ステップS2において、統括制御部4は、出力端T3,T4が開放された状態で、第1電源部3-1に対して充電動作指令、第3電源部3-3に対して放電動作指令、第2電源部3-2および第4電源部3-4に対して停止指令を送信する。充電動作指令および放電動作指令は、ステップS1と同様に、それぞれ2つの指令を含む。
第1電源部3-1が充電動作を行い、第3電源部3-3が放電動作を行っている間、統括制御部4は、センサ部5-1,5-3の検出値を取得する。センサ部5-1,5-3の検出値は、統括制御部4に記憶される。センサ部5-1のシャント抵抗とセンサ部5-3のシャント抵抗には同じ大きさの電流が流れるが、センサ部5-1,5-3の電圧センサの状態によって両者の検出値が異なる場合がある。
統括制御部4は、センサ部5-1,5-3の検出値を取得することで、センサ部5-1の検出値とセンサ部5-3の検出値との関係性(例えば、関係式)を算出することができる。
ステップS3において、統括制御部4は、出力端T3,T4が開放された状態で、第1電源部3-1に対して充電動作指令、第4電源部3-4に対して放電動作指令、第2電源部3-2および第3電源部3-3に対して停止指令を送信する。充電動作指令および放電動作指令は、ステップS1と同様に、それぞれ2つの指令を含む。
第1電源部3-1が充電動作を行い、第4電源部3-4が放電動作を行っている間、統括制御部4は、センサ部5-1,5-4の検出値を取得する。センサ部5-1,5-4の検出値は、統括制御部4に記憶される。センサ部5-1のシャント抵抗とセンサ部5-4のシャント抵抗には同じ大きさの電流が流れるが、センサ部5-1,5-4の電圧センサの状態によって両者の検出値が異なる場合がある。
統括制御部4は、センサ部5-1,5-4の検出値を取得することで、センサ部5-1の検出値とセンサ部5-4の検出値との関係性(例えば、関係式)を算出することができる。この結果、統括制御部4は、センサ部5-1~5-4の検出値の関係性を得ることができる。
ステップS1~S3において、統括制御部4は、第1電源部3-1、第2電源部3-2、第3電源部3-3および第4電源部3-4から2つの電源部を選択する際に、充電動作をさせる一方の電源部を第1電源部3-1に固定し、放電動作をさせる他方の電源部を第2電源部3-2、第3電源部3-3、第4電源部3-4と変更している。これにより、充電動作させる電源部を固定せずに切り替えていく場合に比較して、センサ部5-1~5-4間の誤差を低減することができる。すなわち、センサ部5-1~5-4の検出値の関係性(例えば、関係式)を、より誤差の小さいものとすることができる。
ステップS4において、統括制御部4は、出力端T3,T4に校正装置10が接続された状態で、第1電源部3-1に対して充電動作指令、第2電源部3-2~第4電源部3-4に対して停止指令を送信する。充電動作指令は、ステップS1と同様に、2つの指令を含む。
第1電源部3-1が充電動作を行っている間、統括制御部4は、センサ部5-1の検出値および校正装置10の検出値を取得する。センサ部5-1の検出値および校正装置10の検出値は、統括制御部4に記憶される。センサ部5-1のシャント抵抗と校正装置10のシャント抵抗には同じ大きさの電流が流れるが、センサ部5-1の電圧センサの状態によって両者の検出値が異なる場合がある。
ステップS5において、統括制御部4は、センサ部5-1~5-4の校正係数(係数およびオフセット)を算出する。
具体的には、統括制御部4は、まず、第2工程(ステップS4)で取得したセンサ部5-1の検出値および校正装置10の検出値に基づいて、センサ部5-1の校正係数を算出する。次いで、統括制御部4は、センサ部5-1の校正係数と第1工程(ステップS1~S3)で取得したセンサ部5-1~5-4の検出値の関係性とに基づいて、センサ部5-2~5-4の校正係数を算出する。
なお、本実施形態では、第1出力電流および第2出力電流の2点の電流の検出値から校正係数を算出するが、校正係数の算出方法は適宜変更でき、任意の方法を採用することができる。
統括制御部4は、算出したセンサ部5-1~5-4の校正係数を、対応する制御部7-1~7-4にそれぞれ送信して、ステップS5を終了する。
本実施形態に係る校正システム100および校正方法によれば、第1工程では校正装置10を使用せず、第2工程でも第1電源部3-1を充電動作させる際にしか校正装置10を使用しないため、校正装置10の使用率を低減することができる。
また、充放電電源装置1が複数設置されている場合、校正装置10を使用するタイミングをずらすことで、同時に本実施形態に係る校正方法を実行することができ、校正時間を短縮することができる。
以上、本発明に係る校正システムおよび校正方法の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
第2工程(図2のステップS4)は、第3工程(図2のステップS5)の前であれば、任意のタイミングで行うことができる。例えば、ステップS1の前に第2工程を実行してもよいし、ステップS1とステップS2の間またはステップS2とステップS3の間に第2工程を実行してもよい。
第1工程(図2のステップS1~S3)は、統括制御部4がセンサ部5-1~5-4の検出値を取得するのであれば、適宜構成を変更できる。例えば、ステップS1~S3において、統括制御部4は、第1電源部3-1に放電動作をさせ、第2電源部3-2、第3電源部3-3および第4電源部3-4に充電動作をさせてもよい。
また、ステップS2,S3の代わりに、出力端T3,T4が開放された状態で、第3電源部3-3に対して充電動作指令、第4電源部3-4に対して放電動作指令、第1電源部3-1および第2電源部3-2に対して停止指令を送信するステップを実行してもよい。
第1工程および/または第2工程の前に、暖機工程を設けてもよい。暖機工程では、センサ部5-1~5-4のシャント抵抗に電流を通流させて、シャント抵抗の温度を安定させる。その結果、第1工程および/または第2工程において、温度上昇によるセンサ部5-1~5-4の検出値の変動を抑制することができる。
本発明の校正システムは、互いに並列接続されたN個(Nは2以上の整数)の充放電電源部を含んでもよい。充放電電源部は、充電動作および放電動作を行い、センサ部を備えるのであれば、適宜構成を変更できる。
統括制御部4がN個の充放電電源部を制御しているが、統括制御部4に替えて複数の充放電電源部(電源部が備える制御部)のいずれかをマスター機として他の充放電電源部をスレーブ機として、マスター機として機能する一の充放電電源部の制御下で他の充放電電源部(スレーブ機)を制御してもよい。この場合、マスター機として機能する充放電電源部の制御部が、統括制御部4の機能と、制御部本来の機能(例えば、電圧変換部を制御する機能)とを発揮する。なお、AC/DCコンバータ2の制御は、マスター機として機能する充放電電源部の制御部とは別の制御部(電源部が備える制御部とは別に設けられた制御部)が行ってもよい。
センサ部は、電圧検出用のセンサの代わりに、電流検出用のセンサ(例えば、カレントトランス)を含んでもよい。同様に、校正装置も、電流検出用のセンサを含んでもよい。
本発明の制御部は、第1工程において、N個の充放電電源部から選択した2つの充放電電源部の一方に充電動作をさせ他方に放電動作をさせて、2つの充放電電源部に含まれるセンサ部のそれぞれの検出値を取得するステップを、N個の充放電電源部すべてに対して行うよう構成できる。
本発明の制御部は、第2工程において、校正装置が出力端に接続された状態で、N個の充放電電源部から選択した1の充放電電源部に充電動作をさせ残りの充放電電源部の動作を停止させて、校正装置の検出値と1の充放電電源部に含まれるセンサ部の検出値とを取得するよう構成できる。
また、本発明の制御部は、第3工程において、第2工程で取得した検出値に基づいて1の充放電電源部のセンサ部の校正係数を算出し、校正係数と第1工程で取得した検出値とに基づいて残りの充放電電源部のセンサ部の校正係数を算出するよう構成できる。
本発明の校正システムは、複数の充放電電源装置を含んでもよい。
100 校正システム
1 充放電電源装置
2 AC/DCコンバータ
3-1 第1電源部
3-2 第2電源部
3-3 第3電源部
3-4 第4電源部
4 統括制御部
5-1~5-4 センサ部
6-1~6-4 電圧変換部
7-1~7-4 制御部
10 校正装置
1 充放電電源装置
2 AC/DCコンバータ
3-1 第1電源部
3-2 第2電源部
3-3 第3電源部
3-4 第4電源部
4 統括制御部
5-1~5-4 センサ部
6-1~6-4 電圧変換部
7-1~7-4 制御部
10 校正装置
Claims (4)
- 互いに並列接続されたN個(Nは2以上の整数)の充放電電源部と、
前記充放電電源部に備えられた電流または電圧検出用のセンサ部と、
前記N個の充放電電源部を制御する制御部と、
前記充放電電源部の出力端に接続され前記充放電電源部の出力を検出する校正装置と、
を含む校正システムであって、
前記出力端を開放した状態で、前記制御部が、前記N個の充放電電源部から選択した2つの充放電電源部の一方に充電動作をさせ他方に放電動作をさせて、前記2つの充放電電源部に含まれる前記センサ部のそれぞれの検出値を取得するステップを、前記N個の充放電電源部すべてに対して行う第1工程と、
前記校正装置が前記出力端に接続された状態で、前記制御部が、前記N個の充放電電源部から選択した1の充放電電源部に充電動作をさせ残りの充放電電源部の動作を停止させて、前記校正装置の検出値を取得する第2工程と、
前記制御部が、前記第2工程で取得した検出値に基づいて前記1の充放電電源部の前記センサ部の校正係数を算出し、前記校正係数と前記第1工程で取得した検出値とに基づいて前記残りの充放電電源部の前記センサ部の校正係数を算出する第3工程と、を実行する
ことを特徴とする校正システム。 - 前記第1工程において、前記制御部は、前記2つの充放電電源部を選択する際に、前記一方の充放電電源部を固定し、前記他方の充放電電源部を変更するか、または、前記一方の充放電電源部を変更し、前記他方の充放電電源部を固定する
ことを特徴とする請求項1に記載の校正システム。 - 互いに並列接続されたN個(Nは2以上の整数)の充放電電源部と、
前記充放電電源部に備えられた電流または電圧検出用のセンサ部と、
前記充放電電源部の出力端に接続され前記充放電電源部の出力を検出する校正装置と、
を含む校正システムにおける前記センサ部の校正方法であって、
前記出力端を開放した状態で、前記N個の充放電電源部から選択した2つの充放電電源部の一方に充電動作をさせ他方に放電動作をさせて、前記2つの充放電電源部に含まれる前記センサ部のそれぞれの検出値を取得するステップを、前記N個の充放電電源部すべてに対して行う第1工程と、
前記校正装置が前記出力端に接続された状態で、前記N個の充放電電源部から選択した1の充放電電源部に充電動作をさせ残りの充放電電源部の動作を停止させて、前記校正装置の検出値を取得する第2工程と、
前記第2工程で取得した検出値に基づいて前記1の充放電電源部の前記センサ部の校正係数を算出し、前記校正係数と前記第1工程で取得した検出値とに基づいて前記残りの充放電電源部の前記センサ部の校正係数を算出する第3工程と、を含む
ことを特徴とする校正方法。 - 前記第1工程において、前記2つの充放電電源部を選択する際に、前記一方の充放電電源部を固定し、前記他方の充放電電源部を変更するか、または、前記一方の充放電電源部を変更し、前記他方の充放電電源部を固定する
ことを特徴とする請求項3に記載の校正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018150348A JP7022031B2 (ja) | 2018-08-09 | 2018-08-09 | 校正システムおよび校正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018150348A JP7022031B2 (ja) | 2018-08-09 | 2018-08-09 | 校正システムおよび校正方法 |
Publications (2)
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