JP7022008B2 - リンク作動装置 - Google Patents

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Description

この発明は、医療機器や産業機器等の精密で広範な作動範囲を必要とする機器に用いられるリンク作動装置に関する。
各種作業に用いられるリンク作動装置が特許文献1、2に開示されている。
特許文献1のリンク作動装置(パラレルリンク機構)は、各リンクの作動角が小さいため、トラベリングプレートの作動範囲を大きく設定するには、リンク長さを長くする必要がある。それにより、機構全体の寸法が大きくなって、装置が大型になってしまうという問題がある。また、リンク長さを長くすると、機構全体の剛性の低下を招く。そのため、トラベリングプレートに搭載されるツールの重量、つまりトラベリングプレートの可搬重量も小さいものに制限されるという問題もある。
特許文献2のリンク作動装置は、基端側のリンクハブと先端側のリンクハブとを3組以上の4節連鎖のリンク機構で連結した構成としたことにより、コンパクトな構成でありながら、精密で広範な作動範囲の動作が可能である。しかし、この構成のパラレルリンク機構も、機構上のガタを完全に無くすことは難しいため、再現性良く原点位置を決められるようにする必要がある。
特許文献3に、4節連鎖のリンク機構を3組以上有する構成において、基端側のリンクハブに対して先端側のリンクハブを定められた姿勢に設定する原点位置決め用部材を設けたリンク作動装置が提案されている。このように原点位置決め用部材を設けることで、再現性良く原点位置決めすることが可能となり、先端側のリンクハブの姿勢と姿勢制御用駆動源との位置関係を事前に登録する初期化作業を精度良く行うことができる。
特開2000-94245号公報 米国特許第5,893,296号明細書 特開2014-119069号公報
特許文献3のリンク作動装置は、前記原点位置決め用部材が基端側のリンクハブおよび先端側のリンクハブに設けられている。しかし、基端側のリンクハブおよび先端側のリンクハブには、先端側のリンクハブに搭載されるエンドエフェクタに接続される電気配線等のケーブルが通されることが多い。このため、原点位置決めを行うときに、原点位置決め用部材がエンドエフェクタやケーブルと干渉することを避けるため、先端側のリンクハブからエンドエフェクタを取り外す必要がある。
この発明の目的は、広い作動範囲で高速、高精度の動作が可能で、初期化作業を容易に行うことができるリンク作動装置を提供することである。
この発明のリンク作動装置は、基端側のリンクハブに対し先端側のリンクハブが、3組以上のリンク機構を介して姿勢を変更可能に連結され、前記各リンク機構は、それぞれ前記基端側のリンクハブおよび前記先端側のリンクハブに一端が回転可能に連結された基端側および先端側の端部リンク部材と、これら基端側および先端側の端部リンク部材の他端に両端がそれぞれ回転可能に連結された中央リンク部材とを有し、前記3組以上のリンク機構のうちの2組以上のリンク機構に、前記基端側のリンクハブに対する前記先端側のリンクハブの姿勢を任意に変更させる姿勢制御用駆動源が設けられ、前記基端側のリンクハブに対して前記先端側のリンクハブが定められた姿勢であるときの前記姿勢制御用駆動源の動作位置を記憶する記憶手段を有するリンク作動装置において、
前記3組以上のリンク機構のうちの2組以上のリンク機構につき、前記基端側の端部リンク部材、前記先端側の端部リンク部材、および前記中央リンク部材のうちの少なくともいずれかのリンク部材に、複数の前記リンク部材の姿勢を互いに拘束することで、前記先端側のリンクハブを前記定められた姿勢に位置決めする位置決め用部材が着脱可能に設置される位置決め部を有することを特徴とする。
この構成のリンク作動装置は、基端側のリンクハブと、先端側のリンクハブと、3組以上のリンク機構とで、基端側のリンクハブに対し先端側のリンクハブが直交2軸周りに回転自在な2自由度のパラレルリンク機構を構成する。このパラレルリンク機構は、コンパクトでありながら、先端側のリンクハブの可動範囲を広くとれる。3組以上のリンク機構のうちの2組以上のリンク機構に姿勢変更用駆動源を設けることで、先端側リンクハブの姿勢を確定することができる。よって、姿勢変更用駆動源でパラレルリンク機構を動作させることによって、先端側のリンクハブの姿勢を広範囲に変更することが可能である。
前記位置決め用部材は、先端側のリンクハブを定められた姿勢に位置決めするために専用の治具として用いられる部材であり、常時は取り外されていて、必要時に設置される。
基端側の端部リンク部材、先端側の端部リンク部材、および中央リンク部材のうちの少なくともいずれかのリンク部材に位置決め部が設けられているため、複数の位置決め部間に位置決め用部材を設置して先端側のリンクハブを定められた姿勢に位置決めする位置決め作業をリンク機構の外周側から行うことができる。このため、各リンク機構の内部空間が狭い場合でも、前記位置決め作業を容易に行うことが可能である。また、各リンク機構の内部空間に一部が張り出す状態でエンドエフェクタが先端側のリンクハブに搭載されていたり、エンドエフェクタに接続するケーブルが前記内部空間に存在したりする場合でも、前記位置決め作業を容易に行うことが可能である。したがって、例えば先端側のリンクハブの姿勢と姿勢制御用駆動源との位置関係を事前に登録する初期化作業を行う場合に、その作業性が向上する。
この発明において、前記位置決め部は前記中央リンク部材に設けられているとよい。
リンク作動装置には回転対称タイプと鏡面対称タイプとがある。基端側および先端側の端部リンク部材は、これらのタイプによって設置方向が変わるのに対し、中央リンク部材は設置方向が変わらない。このため、位置決め部が中央リンク部材に設けられていると、回転対称タイプと鏡面対称タイプとで部品の共通化を図ることができる。
また、位置決め部が中央リンク部材に設けられていると、複数の位置決め部間に位置決め用部材を設置する作業を、基端側の端部リンク部材や先端側の端部リンク部材と干渉し難い広い空間で行うことができて、作業性が向上する。
前記位置決め部は前記位置決め用部材が挿入可能な貫通孔であって、その貫通孔の中心軸が、前記各リンク機構の前記基端側の端部リンク部材と前記中央リンク部材との回転対偶の中心軸、および前記先端側の端部リンク部材と前記中央リンク部材との回転対偶の中心軸が互いに交差する点を含む平面を通り、かつ前記基端側のリンクハブの中心軸と前記先端側のリンクハブの中心軸との交点と交わっているとよい。
位置決め部の中心軸が上記のように位置していると、中央リンク部材を基端側と先端側とで対称の形状とすることができ、また各リンク系の中央リンク部材の形状を同じにできるため、量産性が向上する。また、各リンク機構の動作量が等しい状態では、位置決め部の中心軸が位置する平面が各リンク機構で同一平面となる。このため、各リンク機構の動作量が等しい状態での位置決めをより容易に行うことができるようになり、作業性が向上する。
前記位置決め用部材は、それぞれが1つの前記位置決め部に挿入可能な位置決め用部材分割体を2つ以上有し、これら2つ以上の位置決め用部材分割体が連結部材を介して互いに固定状態に連結されてもよい。
位置決め用部材が上記構成であると、位置決め用部材の設置作業をより容易に、かつ確実に行えるため、先端側のリンクハブを定められた姿勢に正確な位置決めすることができる。
前記2つ以上の位置決め用部材分割体のうちの1つの位置決め用部材分割体が前記連結部材と一体に形成されていてもよい。
予め1つの位置決め用部材分割体を連結部材と一体に形成しておくことで、連結部材を片手で支えながら連結部材に位置決め用部材分割体を連結する必要がなくなるため、位置決め用部材の設置作業の作業性が向上する。
前記位置決め用部材は、隣り合う2つの前記中央リンク部材にそれぞれ設けられた2つの前記位置決め部間にわたって着脱可能に設置されてもよい。
この場合、位置決め部が各リンク機構の外周部に位置するため、位置決め用部材の設置作業の作業性がより一層向上する。また、各リンク機構の内部空間にエンドエフェクタやケーブルが配置される場合でも、これらと干渉することなく位置決め用部材の設置作業を行うことができる。
前記隣り合う2つの中央リンク部材以外の別の前記中央リンク部材に貫通孔または凹みからなる別の位置決め部が設けられ、前記位置決め用部材は、前記別の位置決め部に対して挿入されることで前記隣り合う2つの中央リンク部材および前記別の中央リンク部材の姿勢を互いに拘束する突起部を有していてもよい。
この構成によると、位置決め用部材を、突起部を別の中央リンク部材の別の位置決め部に挿入し、かつ隣り合う2つの中央リンク部材にそれぞれ設けられた2つの位置決め部間にわたって設置することで、3つの中央リンク部材の姿勢を互いに拘束する。1つの位置決め用部材だけしか使用しないので作業性が良く、また、3つの中央リンク部材の姿勢を同時に拘束するため、より一層正確な位置決めが可能である。
この発明において、前記姿勢制御用駆動源はロータリアクチュエータであって、前記記憶手段は、前記先端側のリンクハブが原点姿勢である状態でトルクを付与したときの前記姿勢制御用駆動源の回転角度を記憶するものであってもよい。原点姿勢とは、基端側のリンクハブの中心軸と先端側のリンクハブの中心軸が同一線上にある姿勢を言う。
この構成であると、記憶手段に記憶された姿勢制御用駆動源の回転角度を先端側のリンクハブの姿勢制御に使用することで、リンク作動装置に用いられている機械要素のバックラッシュ等の影響が低減し、剛性を向上させることができるため、位置決め精度が向上する。
この発明のリンク作動装置は、基端側のリンクハブに対し先端側のリンクハブが、3組以上のリンク機構を介して姿勢を変更可能に連結され、前記各リンク機構は、それぞれ前記基端側のリンクハブおよび前記先端側のリンクハブに一端が回転可能に連結された基端側および先端側の端部リンク部材と、これら基端側および先端側の端部リンク部材の他端に両端がそれぞれ回転可能に連結された中央リンク部材とを有し、前記3組以上のリンク機構のうちの2組以上のリンク機構に、前記基端側のリンクハブに対する前記先端側のリンクハブの姿勢を任意に変更させる姿勢制御用駆動源が設けられ、前記基端側のリンクハブに対して前記先端側のリンクハブが定められた姿勢であるときの前記姿勢制御用駆動源の動作位置を記憶する記憶手段を有し、前記3組以上のリンク機構のうちの2組以上のリンク機構につき、前記基端側の端部リンク部材、前記先端側の端部リンク部材、および前記中央リンク部材のうちの少なくともいずれかのリンク部材に、複数の前記リンク部材の姿勢を互いに拘束することで、前記先端側のリンクハブを前記定められた姿勢に位置決めする位置決め用部材が着脱可能に設置される位置決め部を有するため、広い作動範囲で高速、高精度の動作が可能で、初期化作業を容易に行うことができる。
この発明の第1の実施形態にかかるリンク作動装置のリンク作動装置本体を、位置決め用部材を用いて原点姿勢に位置決めするときの状態を示す斜視図である。 同リンク作動装置本体および同位置決め用部材の一部を省略した正面図に制御系のブロック図を付加した図である。 同リンク作動装置本体の一部を省略した正面図である。 図3のIV-PA-IV断面図である。 中央リンク部材を展開状態で示した図4の部分拡大図である。 同リンク作動装置本体の一つのリンク機構を直線で表現した図である。 図3のVII-VII断面図である。 (A)は図2のVIII-VIII断面図、(B)はそのVIIIB部拡大図である。 (A)はこの発明の第2の実施形態にかかるリンク作動装置の位置決め部および位置決め用部材を示す断面図、(B)はそのIXB部拡大図である。 この発明の第3の実施形態にかかるリンク作動装置のリンク作動装置本体を、位置決め用部材を用いて原点姿勢に位置決めするときの状態を示す斜視図である。 同リンク作動装置本体および同位置決め用部材の一部を省略した正面図である。 図11のXII-XII断面図である。 この発明の第4の実施形態にかかるリンク作動装置の位置決め部および位置決め用部材を示す断面図である。 この発明の第5の実施形態にかかるリンク作動装置のリンク作動装置本体を、位置決め用部材を用いて原点姿勢に位置決めするときの状態を示す斜視図である。 同リンク作動装置本体の各リンク機構の中央リンク部材の断面図である。 図15の状態に対して1組の隣合う2つの中央リンク部材の位置決め部間に位置決め用部材を設置した状態を示す断面図である。 図15の状態に対して3組の隣合う2つの中央リンク部材の位置決め部間に位置決め用部材を設置した状態を示す断面図である。 この発明の第6の実施形態にかかるリンク作動装置の位置決め部および位置決め用部材を示す断面図である。 同リンク作動装置の異なる状態を示す位置決め部および位置決め用部材を示す断面図である。 この発明の第7の実施形態にかかるリンク作動装置のリンク作動装置本体を、位置決め用部材を用いて原点姿勢に位置決めするときの状態を示す一部を省略した正面図である。
[第1の実施形態]
図1はこの発明の第1の実施形態にかかるリンク作動装置のリンク作動装置本体を、位置決め用部材を用いて原点姿勢に位置決めするときの状態を示す斜視図である。図2は同リンク作動装置本体および同位置決め用部材の一部を省略した正面図に制御系のブロック図を付加した図である。
図2に示すように、このリンク作動装置1は、リンク作動装置本体2と、このリンク作動装置本体2を後述する原点姿勢に位置決めするときに用いられる位置決め用部材3と、リンク作動装置本体2の姿勢を制御する制御装置5とで構成される。この例では、制御装置5がコントローラ6内に設けられているが、制御装置5はコントローラ6と別に設けられていてもよい。
<リンク作動装置本体>
まず、リンク作動装置本体2について説明する。
図3はリンク作動装置本体2を原点姿勢に位置決めをしていないときの状態を示す。リンク作動装置本体2は、パラレルリンク機構10と、このパラレルリンク機構10を作動させる姿勢制御用駆動源11とで構成される。パラレルリンク機構10は、基端側のリンクハブ12に対し先端側のリンクハブ13を3組のリンク機構14を介して姿勢変更可能に連結したものである。なお、図2、図3では、1組のリンク機構14のみが示されている。リンク機構14の数は、4組以上であってもよい。
各リンク機構14は、基端側の端部リンク部材15、先端側の端部リンク部材16、および中央リンク部材17で構成され、4つの回転対偶からなる4節連鎖のリンク機構をなす。基端側および先端側の端部リンク部材15,16はL字状をなし、一端がそれぞれ基端側のリンクハブ12および先端側のリンクハブ13に回転自在に連結されている。中央リンク部材17は、両端に基端側および先端側の端部リンク部材15,16の他端がそれぞれ回転自在に連結されている。
パラレルリンク機構10は、2つの球面リンク機構を組み合わせた構造である。つまり、リンクハブ12,13と端部リンク部材15,16との各回転対偶の中心軸と、端部リンク部材15,16と中央リンク部材17との各回転対偶の中心軸O2(O2A,O2B)とが、基端側と先端側においてそれぞれの球面リンク中心PA,PBで互いに交差している。端部リンク部材15,16と中央リンク部材17との各回転対偶の中心軸O2A,O2Bは、ある交差角γを持っていてもよいし、平行であってもよい。この実施形態では、各中心軸O2A,O2Bは交差角γを持ち、点Pで互いに交差している。
図3のIV-PA-IV断面図である図4に、基端側のリンクハブ12と基端側の端部リンク部材15の各回転対偶の中心軸O1と、中央リンク17と基端側の端部リンク部材15の各回転対偶の中心軸O2と、基端側の球面リンク中心PAとの関係が示されている。つまり、中心軸O1と中心軸O2とが交差する点が球面リンク中心PAである。先端側のリンクハブ13および先端側の端部リンク部材16の形状ならびに位置関係も図4と同様である(図示せず)。図の例では、リンクハブ12(13)と端部リンク部材15(16)との各回転対偶の中心軸O1と、端部リンク部材15(16)と中央リンク部材17との各回転対偶の中心軸O2とが成す角度αが90°とされているが、前記角度αは90°以外であってもよい。
基端側と先端側において、それぞれの球面リンク中心PA,PBから、リンクハブ12,13と端部リンク部材15,16との各回転対偶の中心点までの距離Mは同じである。この実施形態の場合、基端側と先端側において、それぞれの球面リンク中心PA,PBから、端部リンク部材15,16と中央リンク部材17との各回転対偶の中心点までの距離Nも同じである。この距離Nは、基端側と先端側で互いに異なっていてもよい。なお、回転対偶の中心点とは、それぞれの回転対偶の中心軸に沿う端部リンク部材15,16の幅方向の中心点を指す。
3組のリンク機構14は、幾何学的に同一形状をなす。幾何学的に同一形状とは、図6に示すように、各リンク部材15,16,17を直線で表現した幾何学モデル、すなわち各回転対偶と、これら回転対偶間を結ぶ直線とで表現したモデルが、中央リンク部材17の中央部に対する基端側部分と先端側部分が対称を成す形状であることを言う。図6は、一組のリンク機構14を直線で表現した図である。この実施形態のパラレルリンク機構10は回転対称タイプで、基端側のリンクハブ12および基端側の端部リンク部材15と、先端側のリンクハブ13および先端側の端部リンク部材16との位置関係が、中央リンク部材17の中心線Cに対して回転対称となる位置構成になっている。各中央リンク部材17の中央部は、共通の軌道円上に位置している。
基端側のリンクハブ12と先端側のリンクハブ13と3組のリンク機構14とで、基端側のリンクハブ12に対し先端側のリンクハブ13が直交2軸回りに回転自在な2自由度機構が構成される。言い換えると、基端側のリンクハブ12に対して先端側のリンクハブ13を、回転が2自由度で姿勢変更自在な機構である。この2自由度機構は、コンパクトでありながら、基端側のリンクハブ12に対する先端側のリンクハブ13の可動範囲を広くとれる。
例えば、球面リンク中心PA,PBを通り、リンクハブ12,13と端部リンク部材15,16との各回転対偶の中心軸O1(図4)に直角に交わる直線をリンクハブ12,13の中心軸QA,QBとした場合、基端側のリンクハブ12の中心軸QAと先端側のリンクハブ13の中心軸QBとの折れ角θ(図6)の最大値を約±90°とすることができる。また、基端側のリンクハブ12に対する先端側のリンクハブ13の旋回角φ(図6)を0°~360°の範囲に設定できる。折れ角θは、基端側のリンクハブ12の中心軸QAに対して先端側のリンクハブ13の中心軸QBが傾斜した垂直角度のことであり、旋回角φは、基端側のリンクハブ12の中心軸QAに対して先端側のリンクハブ13の中心軸QBが傾斜した水平角度のことである。
基端側のリンクハブ12に対する先端側のリンクハブ13の姿勢変更は、基端側のリンクハブ12の中心軸QAと先端側のリンクハブ13の中心軸QBとの交点Oを回転中心として行われる。図1~図3は、基端側のリンクハブ12の中心軸QAと先端側のリンクハブ13の中心軸QBが同一線上にある状態を示す。姿勢が変化しても、基端側と先端側の球面リンク中心PA,PB間の距離L(図6)は変化しない。
各リンク機構14が以下の各条件を満たす場合、幾何学的対称性から基端側のリンクハブ12および基端側の端部リンク部材15と、先端側のリンクハブ13および先端側の端部リンク部材16とは同じに動く。よって、パラレルリンク機構10は、基端側から先端側へ回転伝達を行う場合、基端側と先端側は同じ回転角になって等速で回転する等速自在継手として機能する。
条件1:リンクハブ12,13と端部リンク部材15,16との回転対偶の中心軸O1と、端部リンク部材15,16と中央リンク部材17との回転対偶の中心軸O2とが成す角度α、および球面リンク中心PA,PBからリンクハブ12,13と端部リンク部材15,16との各回転対偶の中心点までの距離Mが、各リンク機構14で互いに等しい。
条件2:リンクハブ12,13と端部リンク部材15,16との回転対偶の中心軸O1および端部リンク部材15,16と中央リンク部材17との回転対偶の中心軸O2が、基端側および先端側において球面リンク中心PA,PBで交差する。
条件3:基端側の端部リンク部材15と先端側の端部リンク部材16の幾何学的形状が等しい。
条件4:中央リンク部材17における基端側部分と先端側部分の幾何学的形状が等しい。
条件5:中央リンク部材17の対称面に対して、中央リンク部材17と端部リンク部材15,16との角度位置関係が基端側と先端側とで同じである。
図1~図3に示すように、基端側のリンクハブ12は、平板状の基端部材20と、この基端部材20と一体に設けられた3個の回転軸連結部材21とで構成される。基端部材20は中央部に例えば円形の貫通孔20a(図1)を有し、この貫通孔20aの周囲に3個の回転軸連結部材21が円周方向に等間隔で配置されている。貫通孔20aの中心は、基端側のリンクハブ12の中心軸QA上に位置する。各回転軸連結部材21には、軸心が基端側のリンクハブ12の中心軸QAと交差する回転軸22が回転自在に連結されている。この回転軸22に、基端側の端部リンク部材15の一端が連結される。
図5は、1つの基端側の端部リンク部材15およびその両端周辺部を取り出した図である。前記回転軸22は、大径部22a、小径部22b、および雄ねじ部22cを有し、小径部22bで2個の軸受23を介して回転軸連結部材21に回転自在に支持されている。軸受23は、例えば深溝玉軸受、アンギュラ玉軸受等の玉軸受である。これらの軸受23は、回転軸連結部材21に内周に嵌合状態で設置され、圧入、接着、加締め等の方法で固定してある。他の回転対偶部に設けられる軸受の種類および設置方法も同様である。
回転軸22は、大径部22aで後記減速機構62の出力軸62aに同軸上に配置される。その配置構造については、後で説明する。また、回転軸22には、この回転軸22と一体に回転するように、基端側の端部リンク部材15の一端が連結される。
この実施形態の基端側の端部リンク部材15は、L字形状の1つの湾曲体25と、この湾曲体25の両端にそれぞれ接続された各2枚で1組の回転軸支持板26とからなる。各端の2枚で1組の回転軸支持板26は、湾曲体25の外側面および内側面にそれぞれボルト27で固定されている。湾曲体25は、例えば金属材料の鋳造品である。回転軸支持板26は、例えば金属板等の厚さが一定の板材である。先端側の端部リンク部材16も、基端側の端部リンク部材15と同じ構成である。
回転軸22は、次のように基端側の端部リンク部材15の一端に連結される。すなわち、基端側の端部リンク部材15の一端側の一対の回転軸支持板26,26の間に回転軸連結部材21を配置し、回転軸22の小径部22bを、一対の回転軸支持板26,26にそれぞれ形成された貫通孔、および軸受23の内輪に挿通する。そして、回転軸22の大径部22aの外周に嵌合するスペーサ28を介して、基端側の端部リンク部材15と減速機構62の出力軸62aとをボルト29で固定すると共に、内側の回転軸支持板26よりも突出した回転軸22の雄ねじ部22cにナット30を螺着する。軸受23の内輪と一対の回転軸支持板26,26との間にスペーサ31,32を介在させてあるため、ナット30の螺着時に軸受23に予圧を付与する。
基端側の端部リンク部材15の他端には、中央リンク部材17の一端に回転自在に連結された回転軸35が連結される。この中央リンク部材17の回転軸35は、リンクハブ12の回転軸22と同様に、大径部35a、小径部35b、および雄ねじ部35cを有し、小径部35bで2個の軸受36を介して中央リンク部材17の一端に回転自在に支持されている。
すなわち、基端側の端部リンク部材15の他端側の一対の回転軸支持板26,26の間に中央リンク部材17の一端を配置し、回転軸35の小径部35bを、一対の回転軸支持板26,26にそれぞれ形成された貫通孔、および軸受36の内輪に挿通する。そして、内側の回転軸支持板26よりも突出した回転軸35の雄ねじ部35cにナット40を螺着する。軸受36の内輪と一対の回転軸支持板26,26との間にスペーサ41,42を介在させてあるため、ナット40の螺着時に軸受36に予圧を付与する。
図1~図3に示すように、先端側のリンクハブ13は、平板状の先端部材50と、この先端部材50と一体に設けられた3個の回転軸連結部材51とで構成される。先端部材50は中央部に例えば円形の貫通孔50a(図1)を有し、この貫通孔50aの周囲に3個の回転軸連結部材51が円周方向等配で配置されている。貫通孔50aの中心は、先端側のリンクハブ13の中心軸QB上に位置する。各回転軸連結部材51には、軸心が先端側のリンクハブ13の中心軸QBと交差する回転軸52(図1)が回転自在に連結されている。この回転軸52に、先端側の端部リンク部材16の一端が連結される。
先端側の端部リンク部材16の他端には、中央リンク部材17の他端に回転自在に連結された回転軸55(図1)が連結される。先端側のリンクハブ13の回転軸52および中央リンク部材17の回転軸55も、前記回転軸35と同じ形状であり、かつ2個の軸受を介して回転軸連結部材51および中央リンク部材17の他端にそれぞれ回転自在に連結されている。
各姿勢制御用駆動源11は、減速機構62を備えたロータリアクチュエータ(モータ)であり、基端側のリンクハブ12の基端部材20の上面に、前記回転軸22と同軸上に、かつ3組のリンク機構14に対して外向きに設置されている。姿勢制御用駆動源11と減速機構62は一体に設けられ、モータ固定部材63により減速機構62が基端部材20に固定されている。この例では、3組のリンク機構14のすべてに姿勢制御用駆動源11が設けられているが、3組のリンク機構14のうち少なくとも2組に姿勢制御用駆動源11を設ければ、基端側のリンクハブ12に対する先端側のリンクハブ13の姿勢を確定することができる。
図5において、減速機構62はフランジ出力であって、大径の出力軸62aを有する。出力軸62aの先端面は、出力軸62aの中心線と直交する平面状のフランジ面64になっている。出力軸62aは、前記スペーサ28を介して、基端側の端部リンク部材15の回転軸支持部26にボルト29で接続されている。基端側のリンクハブ12と基端側の端部リンク部材15の回転対偶部の前記回転軸22の大径部22aが、減速機構62の出力軸62aに設けられた内径溝67に嵌っている。
<位置決め部と位置決め用部材>
図3、図5、図7に示すように、各中央リンク部材17には、リンク作動装置本体2を原点姿勢に位置決めするための位置決め部4が設けられている。原点姿勢とは、図3のように、基端側のリンクハブ12の中心軸QAと先端側のリンクハブ13の中心軸QBが同一線上にある姿勢を言う。
位置決め部4は、後述する位置決め用部材分割体103が挿入可能な貫通孔(例えば断面円形)からなる。貫通孔の中心軸は、中央リンク部材17の中心線Cと同軸上に位置する。つまり、各リンク機構14における基端側の端部リンク部材15と中央リンク部材17との回転対偶の中心軸O2A、および先端側の端部リンク部材16と中央リンク部材17との回転対偶の中心軸O2Bが互いに交差する点Pと、基端側のリンクハブ12の中心軸QAと先端側のリンクハブ13の中心軸QBとの交点Oとを結ぶ直線上に位置する。
図8に示すように、位置決め用部材3は、3つの位置決め用部材分割体103に分割されている。各位置決め用部材分割体103は、貫通孔からなる前記位置決め部4に挿入可能な棒状で、基端に大径のつまみ部103aが形成されている。図8(B)に示すように、位置決め用部材分割体103の先端部は平面形状が山形に形成されており、先端点が前記交点Oに位置するように3つの位置決め用部材分割体103を各位置決め部4にそれぞれ挿入した場合、隣り合う位置決め用部材分割体103の先端面103b同士が互いに当接する。これにより、各位置決め用部材分割体103が互いに動かないように固定状態に連結されて、各中央リンク部材17の姿勢が拘束される。このように、各中央リンク部材17の姿勢を拘束することで、リンク作動装置本体2が原点姿勢に位置決めされる。
図8の例では、各位置決め用部材分割体103の先端面103b同士が平面で当接するようになっているが、各位置決め用部材分割体103の先端面が互いに噛み合うように、先端面に段付き加工を施してもよい(図示せず)。
上記原点姿勢の位置決めは、位置決め用部材3の各位置決め用部材分割体103のつまみ部103aを手でつまみ、その位置決め用部材分割体103をリンク機構14の外周側から平行リンク部材17の位置決め部4に挿入して行う。つまり、原点姿勢の位置決め作業をリンク機構14の外周側から行うことができる。このため、各リンク機構14の内部空間が狭い場合でも、前記位置決め作業を容易に行うことが可能である。また、各リンク機構14の内部空間に一部が張り出す状態でエンドエフェクタが先端側のリンクハブ13に搭載されていたり、エンドエフェクタに接続するケーブルが前記内部空間に存在したりする場合でも、前記位置決め作業が容易に行うことが可能である。また、位置決め部4が中央リンク部材17に設けられているため、複数の位置決め部4間に位置決め用部材3を設置する作業を基端側の端部リンク部材15や先端側の端部リンク部材16と干渉し難い広い空間で行うことができ、作業性が良い。
貫通孔からなる位置決め部4の中心軸が、中央リンク部材17の中心線Cと同軸上に位置している。つまり、位置決め部4の中心軸が、各リンク機構14の基端側の端部リンク部材15と中央リンク部材17との回転対偶の中心軸O2A、および先端側の端部リンク部材16と中央リンク部材17との回転対偶の中心軸O2Bが互いに交差する点Pを含む平面を通る。そのため、中央リンク部材17を基端側と先端側とで対称の形状とすることができ、量産性が向上する。
また、原点姿勢のように各リンク機構14の動作量が等しい状態では、位置決め部4の中心軸が位置する平面が各リンク機構14で同一平面となる。このため、各リンク機構14の動作量が等しい状態での位置決めをより容易に行うことができるようになり、作業性が向上する。
<リンク作動装置の姿勢制御>
このリンク作動装置1は、コントローラ6を操作して各姿勢制御用駆動源11を回転駆動して、各基端側の端部リンク部材15の角度を変更することで、基端側のリンクハブ12に対する先端側のリンクハブ13の姿勢を変える。姿勢制御用駆動源11の回転駆動は、コントローラ6に設けた操作具(図示せず)により手動で行なってもよく、またはコントローラ6に設けた設定器(図示せず)によって定められた設定量となるように、制御装置5により自動制御で行ってもよい。制御装置5は、コンピュータによる数値制御式のものであり、各姿勢制御用駆動源11の動作量を制御する位置制御と、各姿勢制御用駆動源11のトルクを制御するトルク制御とを行う。
自動制御で先端側のリンクハブ13の姿勢を制御する場合、まず、設定器により設定された先端側のリンクハブ13の姿勢に応じて、基端側の端部リンク部材15の回転角βnの制御目標値を計算する。回転角βnの計算は、下記の式1を逆変換することで行われる。逆変換とは、基端側のリンクハブ12の中心軸QAと先端側のリンクハブ13の中心軸QBの折れ角θ(図6)、および基端側のリンクハブ12に対する出力側のリンクハブ13の旋回角φ(図6)から基端側の端部リンク部材5の回転角βnを算出する変換のことである。
cos(θ/2)sinβn-sin(θ/2)sin(φ+δn)cosβn+sin(γ/2)=0
…(式1)
ここで、γ(図3)は、基端側の端部リンク部材15と中央リンク部材17との回転対偶の中心軸O2Aと、先端側の端部リンク部材16と中央リンク部材17の回転対偶の中心軸O2Bとが成す角度である。δnは、基準となる基端側の端部リンク部材15に対する各基端側の端部リンク部材15の円周方向の離間角である。
回転角βnの制御目標値を計算したなら、各姿勢制御用駆動源11の位置制御を行う。すなわち、先端側のリンクハブ13の姿勢を検出する姿勢検出手段7(図2)の信号を利用して、回転角βnが制御目標値となるように各姿勢制御用駆動源11をフィードバック制御する。折れ角θおよび旋回角φと、回転角βnとは相互関係があり、一方の値から他方の値を導くことができる。このように、各姿勢制御用駆動源11を位置制御することにより、先端側のリンクハブ13の姿勢が決定される。
前記姿勢検出手段7は、例えば、各基端側の端部リンク部材5の回転角βnを検出することで、先端側のリンクハブ13の姿勢を検出する。姿勢検出手段7は、例えば、アブソリュート型のエンコーダからなる。
このリンク作動装置本体2では、組み込まれている機械要素のバックラッシュ等による機構上のガタがあり、このガタの存在を無視して姿勢制御用駆動源11を制御すると、ガタの分だけ先端側のリンクハブ13の姿勢に狂いが出る。この狂いを排除するために、ガタの大きさに応じて、姿勢制御用駆動源11の動作の基準となる原点位置を初期設定することが行われる。姿勢制御用駆動源11の原点位置は、先端側のリンクハブ13が定められた姿勢にあるときの姿勢制御用駆動源11の動作位置である。この実施形態の場合、定められた姿勢は原点姿勢であるが、定められた姿勢が原点姿勢以外の姿勢であってもよい。原点位置の初期設定、以下の順で行われる。
第1の過程では、先端側のリンクハブ13を原点姿勢に位置決めする。具体的には、図8のように、位置決め用部材3の各位置決め用部材分割体103を各中央リンク部材17の位置決め部4にそれぞれ挿通して、各位置決め用部材分割体103が互いに動かないように固定状態に連結する。これにより、各中央リンク部材17の姿勢が互いに拘束されて、先端側のリンクハブ13が原点姿勢に位置決めされる。
第2の過程では、先端側のリンクハブ13が原点姿勢にあるリンク作動装置本体2に対して、前記ガタを片側方向に寄せようとする力である予圧を付与する。具体的には、制御装置5によるトルク制御で、姿勢制御用駆動源11を一定方向に一定量のトルクが付与されるように駆動する。これにより、リンク作動装置本体2の各部のガタが詰まる。
第3の過程では、リンク作動装置本体2に予圧が付与された状態にあるときの各姿勢制御用駆動源11の動作位置を記憶手段8に記憶する。この実施形態の場合、姿勢制御用駆動源11の動作位置は姿勢制御用駆動源11の回転角度である。各姿勢制御用駆動源11の回転角度は、前記姿勢検出手段7によって検出される。例えば、第3の過程で得られた回転角度は、前記式1において、θ=0、φ=0を代入して得られる基端側の端部リンク部材15の回転角βnに対応する姿勢制御用駆動源11の回転角度として記憶する。
記憶手段8に記憶された回転角度を各姿勢制御用駆動源11の原点位置として設定し、その値を以降の位置制御に使用する。それにより、リンク作動装置本体2のガタの影響を排除して各姿勢制御用駆動源11を制御することができるようになり、基端側のリンクハブ12に対する先端側のリンクハブ13の姿勢変更を精度良く行うことができる。また、姿勢制御用駆動源11の回転角度をアブソリュート型のエンコーダからなる姿勢検出手段7で検出することで、電源が切れて再投入した場合でも、再度初期設定を行う必要がなく、容易に原点復帰が可能である。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では各リンク機構14の円周方向の配置角度である離間角が互いに同じであるが、図9は各リンク機構14で前記離間角が互いに異なる場合を示す。図9の例では、2つのリンク機構14,14が互いに180°の位置に配置され、残りのリンク機構14は前記2つのリンク機構14,14に対してそれぞれ90°の位置に配置されている。この場合も、第1の実施形態と同様に、隣り合う位置決め用部材分割体103,103,103の先端面103b同士が当接することで、各位置決め用部材分割体103,103,103が互いに動かないように固定状態に連結される。
なお、リンク作動装置の全体図は省略している。
[第3の実施形態]
図10~図12は、位置決め用部材3の3つ位置決め用部材分割体103が連結部材104を介して互いに固定状態に連結する実施形態を示す。図12に示すように、連結部材104は、3つ位置決め用部材分割体103の交差部に配置され、外周に形成された溝部104aに各位置決め用部材分割体103の先端部を差し込んで連結する。このように、連結部材104を介して各位置決め用部材分割体103を互いに連結する構成とすると、位置決め用部材3の設置作業をより容易に、かつより確実に行えるため、正確な位置決めを行うことができる。
図12のように、連結部材104の溝部104aに位置決め用部材分割体103の先端部を単に差し込むのではなく、連結部材104の溝部104aをねじ孔とし、かつ位置決め用部材分割体103に雄ねじ部を設けて、連結部材104と位置決め用部材分割体103とがねじ結合する構成としてもよい(図示せず)。その場合、連結部材104と位置決め用部材分割体103との連結が確実なものとなり、各中央リンク部材17をより強固に拘束することができる。
また、図12の例とは逆に、連結部材104に突起部を設け、かつ位置決め用部材分割体103に溝部を設けて、位置決め用部材分割体103の溝部に連結部材104の突起部を差し込んで、連結部材104と位置決め用部材分割体103とを互いに連結する構成としてもよい(図示せず)。
[第4の実施形態]
図13は、第3の実施形態における位置決め用部材3の3つ位置決め用部材分割体103のうち1つの位置決め用部材分割体103Aが連結部材104と一体に形成された実施形態を示す。位置決め用部材分割体103Aは、基端につまみ部103aを有さない。位置決め用部材分割体103Aと連結部材104とで、連結部材一体型位置決め用部材分割体105を構成する。
この構成によると、連結部材一体型位置決め用部材分割体105の位置決め用部材分割体103Aを内周側から中央リンク部材17の位置決め部4に挿入し、その後、他の中央リンク部材17の位置決め部4に残りの2つの位置決め用部材分割体103を挿入し、その2つの位置決め用部材分割体103の先端部103bを連結部材104の溝部104aに差し込む。予め1つの位置決め用部材分割体103Aを連結部材104と一体に形成しておくことで、連結部材104を片手で支えながら連結部材104に位置決め用部材分割体103を連結する必要がなくなるため、位置決め用部材3の設置作業の作業性が向上する。
[第5の実施形態]
図14~図17は、位置決め用部材113が隣り合う2つの中央リンク部材17にそれぞれ設けられた2つの位置決め部114間にわたって着脱可能に設置される実施形態を示す。図15は位置決め用部材113が設置されていない状態の各中央リンク部材17の断面図、図16および図17は位置決め用部材113が設置された状態の各中央リンク部材17の断面図である。この実施形態の位置決め部114は、中央リンク部材17の両側面に設けられた断面三角形の溝状の切欠きである。また、位置決め用部材113は、両端が位置決め部114にそれぞれ係合する形状の細長い板状体である。
図16に示すように、隣り合う2つの中央リンク部材17の各位置決め部114にわたって位置決め用部材113を設置することで、前記2つの中央リンク部材17の径方向の移動が拘束される。それにより、先端側のリンクハブ13の姿勢が一意に決まる。つまり、少なくとも1つの位置決め用部材113を隣り合う2つの中央リンク部材17の各位置決め部114間に設置すれば、先端側のリンクハブ13を原点姿勢に位置決めすることができる。
図17に示すように、2組または3組の隣り合う2つの中央リンク部材17の各位置決め部114間に位置決め用部材113を設置してもよい。この場合、先端側のリンクハブ13をより強固に原点姿勢に位置決めすることができる。
この実施形態のように、位置決め部114が各リンク機構14の外周部に位置していると、位置決め用部材113の設置作業の作業性がより一層向上する。また、各リンク機構14の内部空間にエンドエフェクタやケーブルが配置される場合でも、これらと干渉することなく位置決め用部材113の設置作業を行うことができる。
[第6の実施形態]
図18、図19は、中央リンク部材17の位置決め部として、貫通孔からなる位置決め部4と、切欠きからなる位置決め部114とを設けた実施形態を示す。貫通孔からなる位置決め部4は、請求項で言う「別の位置決め部」に相当する。この別の位置決め部は、貫通孔の代わりに凹みとしてもよい。これら2種類の位置決め部4,114が3つの中央リンク部材17のすべてに設けられている。
位置決め用部材115は、両端が位置決め部114に係合可能な細長い板材からなる外周配置部116と、この外周配置部の長手方向中央部から内径方向に延び、その先端部が位置決め部4に挿入可能な突起部117とからなる。
この構成によると、図18に示すように、突起部117の先端部を1つの中央リンク部材17の位置決め部4に内径側から挿入し、かつ外周配置部116の両端部を残りの2つの中央リンク部材の位置決め部114にそれぞれ係合させる。それにより、1つの位置決め用部材115で3つの中央リンク部材17の姿勢を互いに拘束して、先端側のリンクハブ13を原点姿勢に位置決めする。1つの位置決め用部材115だけしか使用しないので作業性が良く、また、3つの中央リンク部材17の姿勢を同時に拘束するため、より一層正確な位置決めが可能である。
図19に示すように、上記位置決め用部材115による3つの中央リンク部材17の拘束に加えて、この位置決め用部材115の外周配置部116が設置された1組の隣り合う2つの中央リンク部材17以外の2組の隣り合う2つの中央リンク部材17を、2つの位置決め用部材113により互いに拘束してもよい。それにより、先端側のリンクハブ13をより強固に原点姿勢に位置決めすることができる。
以上の各実施形態は、パラレルリンク機構10が回転対称タイプであるリンク作動装置本体2の中央リンク部材17に位置決め部4,114が設けられているが、パラレルリンク機構が鏡面対称タイプであるリンク作動装置本体についても、中央リンク部材に位置決め部を設けることができる(図示せず)。回転対称タイプと鏡面対称タイプとで中央リンク部材17の設置方向は変わらないため、位置決め部4,114が中央リンク部材17に設けられていると、回転対称タイプと鏡面対称タイプとで部品の共通化を図ることができる。
[第7の実施形態]
図20は、基端側の端部リンク部材15および先端側の端部リンク部材16に位置決め部124をそれぞれ設け、これら位置決め部124間に位置決め用部材123を設置した実施形態を示す。位置決め部124は溝状の切欠きで、位置決め用部材123は両端が位置決め部124に係合する細長い板状体である。複数のリンク機構14につき、基端側の端部リンク部材15と先端側の端部リンク部材16間に位置決め用部材123を設置することで、先端側のリンクハブ13を原点姿勢に位置決めすることができる。
図20のように基端側の端部リンク部材15と先端側の端部リンク部材16間に位置決め用部材123を設置する場合、リンク作動装置本体2のパラレルリンク機構10が鏡面対称タイプであることが望ましい。鏡面対称タイプのパラレルリンク機構10は、先端側の端部リンク部材15と先端側の端部リンク部材16とが中央リンク部材17から見て円周方向の同方向に配置されるため、位置決め用部材123の設置が容易である。
[他の実施形態]
第1~第6の実施形態では、各リンク機構14の中央リンク部材17の姿勢を互いに拘束するが、構造的に位置決め用部材の設置が可能であれば、各リンク機構14の基端側の端部リンク部材15または先端側の端部リンク部材16の姿勢を互いに拘束してもよい。
また、第7の実施形態では、基端側の端部リンク部材15と先端側の端部リンク部材17との間に位置決め用部材123が設置されるが、構造的に位置決め用部材の設置が可能であれば、基端側の端部リンク部材15と中央リンク部材17との間、または先端側の端部リンク部材16と中央リンク部材17との間に位置決め用部材を設置してもよい。
以上、実施例に基づいて本発明を実施するための形態を説明したが、ここで開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…リンク作動装置
2…リンク作動装置本体
3,113,115,123…位置決め用部材
4,114,124…位置決め部
8…記憶手段
11…姿勢制御用駆動源
12…基端側のリンクハブ
13…先端側のリンクハブ
14…リンク機構
15…基端側の端部リンク部材
16…先端側の端部リンク部材
17…中央リンク部材
103,103,103,103,103A…位置決め用部材分割体
104…連結部材
105…連結部材付き位置決め用部材分割体
117…突起部
O…交点
O2A…基端側の端部リンク部材と中央リンク部材との回転対偶の中心軸
O2B…先端側の端部リンク部材と中央リンク部材との回転対偶の中心軸
P…交差する点

Claims (8)

  1. 基端側のリンクハブに対し先端側のリンクハブが、3組以上のリンク機構を介して姿勢を変更可能に連結され、前記各リンク機構は、それぞれ前記基端側のリンクハブおよび前記先端側のリンクハブに一端が回転可能に連結された基端側および先端側の端部リンク部材と、これら基端側および先端側の端部リンク部材の他端に両端がそれぞれ回転可能に連結された中央リンク部材とを有し、前記3組以上のリンク機構のうちの2組以上のリンク機構に、前記基端側のリンクハブに対する前記先端側のリンクハブの姿勢を任意に変更させる姿勢制御用駆動源が設けられ、前記基端側のリンクハブに対して前記先端側のリンクハブが定められた姿勢であるときの前記姿勢制御用駆動源の動作位置を記憶する記憶手段を有するリンク作動装置において、
    前記3組以上のリンク機構のうちの2組以上のリンク機構につき、前記基端側の端部リンク部材、前記先端側の端部リンク部材、および前記中央リンク部材のうちの少なくともいずれかのリンク部材に、複数の前記リンク部材の姿勢を互いに拘束することで、前記先端側のリンクハブを前記定められた姿勢に位置決めする位置決め用部材が着脱可能に設置される位置決め部を有することを特徴とするリンク作動装置。
  2. 請求項1に記載のリンク作動装置において、前記位置決め部が前記中央リンク部材に設けられているリンク作動装置。
  3. 請求項2に記載のリンク作動装置において、前記位置決め部は前記位置決め用部材が挿入可能な貫通孔であって、その貫通孔の中心軸が、前記各リンク機構の前記基端側の端部リンク部材と前記中央リンク部材との回転対偶の中心軸、および前記先端側の端部リンク部材と前記中央リンク部材との回転対偶の中心軸が互いに交差する点を含む平面を通り、かつ前記基端側のリンクハブの中心軸と前記先端側のリンクハブの中心軸との交点と交わるリンク作動装置。
  4. 請求項3に記載のリンク作動装置において、前記位置決め用部材は、それぞれが1つの前記位置決め部に挿入可能な位置決め用部材分割体を2つ以上有し、これら2つ以上の位置決め用部材分割体が連結部材を介して互いに固定状態に連結されるリンク作動装置。
  5. 請求項4に記載のリンク作動装置において、前記2つ以上の位置決め用部材分割体のうちの1つの位置決め用部材分割体が前記連結部材と一体に形成されているリンク作動装置。
  6. 請求項2に記載のリンク作動装置において、前記位置決め用部材は、隣り合う2つの前記中央リンク部材にそれぞれ設けられた2つの前記位置決め部間にわたって着脱可能に設置されるリンク作動装置。
  7. 請求項6に記載のリンク作動装置において、前記隣り合う2つの中央リンク部材以外の別の前記中央リンク部材に貫通孔または凹みからなる別の位置決め部が設けられ、前記位置決め用部材は、前記別の位置決め部に対して挿入されることで前記隣り合う2つの中央リンク部材および前記別の中央リンク部材の姿勢を互いに拘束する突起部を有するリンク作動装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のリンク作動装置において、前記姿勢制御用駆動源はロータリアクチュエータであって、前記記憶手段は、前記先端側のリンクハブが原点姿勢である状態でトルクを付与したときの前記姿勢制御用駆動源の回転角度を記憶するリンク作動装置。
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