JP6352054B2 - パラレルリンク機構およびリンク作動装置 - Google Patents
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- F16H21/00—Gearings comprising primarily only links or levers, with or without slides
- F16H21/46—Gearings comprising primarily only links or levers, with or without slides with movements in three dimensions
- F16H21/48—Gearings comprising primarily only links or levers, with or without slides with movements in three dimensions for conveying rotary motions
Description
この発明の他の目的は、2自由度の角度を制御することが可能で、かつ広範な作動範囲の動作を精度良く行うことができ、低コストで製作できるリンク作動装置を提供することである。
この場合、曲がり部の加工が容易である。
端部リンク部材を2つ以上の板材で構成すると、端部リンク部材の強度を確保しつつ、板材の板厚を薄くすることができる。それにより、端部リンク部材を安価に製造できると共に、軽量化を図ることができる。
この構成によると、外径側と内径側の2つの板材で回転軸の両端を支持し、2つの板材の間に軸受が位置する。このため、回転対偶部のモーメント荷重に対する剛性が高くなり、パラレルリンク機構全体の剛性が向上する。
前記端部リンク部材の両端にそれぞれ連結される2つの回転軸は互いに角度を持っている。このため、板材の貫通孔がタイトな孔であると、2つの回転軸と2つの貫通孔を互いに位置合わせしてから、回転軸を進出させて貫通孔に回転軸を挿通することはできても、位置固定されている2つの回転軸に対して、板材を移動させて貫通孔に回転軸を挿通することはできない。
上記構成のように、2つの板材の貫通孔がそれぞれタイトな孔およびルーズな孔であると、次の手順で組立を行うことができる。すなわち、先に、タイトな孔である貫通孔を有する板材に対して2つの回転軸を位置合わせし、板材は位置固定したまま2つの回転軸を進出させることで貫通孔に回転軸を挿通する。後で、位置固定された2つの回転軸に対して、ルーズな孔である貫通孔を有する板材を移動させて、回転軸と貫通孔の位置合わせをしながら貫通孔に回転軸を挿通する。貫通孔がルーズな孔であれば、回転軸と貫通孔の正確な位置合わせをする必要がなく、しかも板材をずらしたり傾けたりしながら回転軸を貫通孔に挿通することができるため、組立て作業性が良い。一方の板材のタイトな孔である貫通孔に回転軸が挿通されているため、端部リンク部材と回転軸の連結部の組立て精度を確保できる。
3組以上のリンク機構のうちの2組以上のリンク機構に姿勢変更用アクチュエータを設ければ、基端側のリンクハブに対する前記先端側のリンクハブの姿勢を確定することができる。これにより、2自由度の角度を制御することが可能なリンク作動装置を低コストで実現できる。
この構成によると、パラレルリンク機構に直接、姿勢変更用アクチュエータを設置できるため、駆動機構部が簡素な構造となり、安価なリンク作動装置を実現できる。
この構成によると、減速機構を備えたロータリアクチュエータを用いることで許容負荷を向上できる。また、慣性モーメント比を低減できるため、高速動作を実現できる。
上記提案例は、端部リンク部材5,6の曲がり部27が1箇所であるが、この実施形態では、図5のように、曲がり部27を2箇所とし、または3箇所以上とする。端部リンク部材5,6の曲がり部27を2箇所以上とすると、加工に若干手間がかかるようになるが、リンクハブ中心軸QA,QBに対する端部リンク部材5,6の張り出し量を抑えることができるため、パラレルリンク機構1の外径寸法がコンパクトになり、部品同士の干渉を回避することができる。
この方法であると、先端が突出した回転軸32,35に対して貫通孔53を嵌める際に、目視での位置合わせが可能であり、組立て作業性が良い。タイトな孔である外径側のリンク構成板材50の貫通孔51に回転軸32,35が挿通されているため、端部リンク部材5と回転軸32,35の連結部の組立て精度は確保できる。
リンクハブ2の外周部における円周方向に等配の3箇所に軸部71が形成され、この軸部71の外周に2つの軸受72の内輪(図示せず)が嵌合し、端部リンク部材5の基端に設けられた筒状の軸受支持部材73の内周に軸受72の外輪(図示せず)が嵌合している。また、中央リンク部材7の端部に軸部材74が一体に設けられ、この軸部材74の外周に2つの軸受75の内輪(図示せず)が嵌合し、端部リンク部材5の先端に設けられた筒状の軸受支持部材76の内周に軸受75の外輪(図示せず)が嵌合している。前記軸受72,75は、例えば深溝玉軸受、アンギュラ玉軸受等の玉軸受であって、ナット77による締付けでもって所定の予圧量が付与された状態で軸部71および軸部材74に固定されている。
なお、この例では、リンク機構4と同数の姿勢変更用アクチュエータ83が設けられているが、3組のリンク機構4のうち少なくとも2組に姿勢変更用アクチュエータ83が設けられていれば、基端側のリンクハブ2に対する先端側のリンクハブ3の姿勢を確定することができる。
2…基端側のリンクハブ
3…先端側のリンクハブ
4…リンク機構
5…基端側の端部リンク部材
6…先端側の端部リンク部材
7…中央リンク部材
12,19,33,36,72,75…軸受
27…曲がり部
32,35,42,45…回転軸
50…外径側のリンク構成板材(板材)
50a…曲がり部
51…内径側のリンク構成板材(板材)
51a…曲がり部
52…貫通孔(タイトな孔)
53…貫通孔(ルーズな孔)
81,90…リンク作動装置
83,91…姿勢変更用アクチュエータ
91a,92a…出力軸
92…減速機構
94…フランジ面
98…フランジ取付面
Claims (9)
- 基端側のリンクハブに対し先端側のリンクハブを、3組以上のリンク機構を介して姿勢を変更可能に連結し、前記各リンク機構は、それぞれ前記基端側のリンクハブおよび先端側のリンクハブに一端が回転可能に連結された基端側および先端側の端部リンク部材と、これら基端側および先端側の端部リンク部材の他端に両端がそれぞれ回転可能に連結された中央リンク部材とを備え、
前記端部リンク部材は、板厚方向に曲がった曲がり部を2箇所以上有する板材からなることを特徴とするパラレルリンク機構。 - 請求項1に記載のパラレルリンク機構において、前記端部リンク部材を構成する前記板材は金属板であり、前記曲がり部を板金曲げ加工により形成したパラレルリンク機構。
- 請求項1または請求項2に記載のパラレルリンク機構において、前記端部リンク部材は、板厚方向に曲がった曲がり部を2箇所以上有する2つ以上の板材からなるパラレルリンク機構。
- 請求項3に記載のパラレルリンク機構において、前記端部リンク部材は2つの板材からなり、これら2つの板材を板面同士が互いに向き合うように並列に配置したパラレルリンク機構。
- 請求項4に記載のパラレルリンク機構において、前記端部リンク部材と前記リンクハブとの回転対偶部、および前記端部リンク部材と前記中央リンク部材との回転対偶部は、前記2つの板材の間に、軸受を内蔵した前記リンクハブおよび前記中央リンク部材を配置し、前記2つの板材に設けた貫通孔および前記軸受の内輪に回転軸を挿通し、前記2つの板材、前記軸受の内輪、および前記回転軸を互いに固定したパラレルリンク機構。
- 請求項5に記載のパラレルリンク機構において、前記端部リンク部材を構成する前記2つの板材のうちの一方の板材に設けた前記貫通孔は、この貫通孔に挿通される前記回転軸との間にすきまが生じないタイトな孔であり、もう一方の板材に設けた前記貫通孔は、この貫通孔に挿通される前記回転軸との間にすきまが生じるルーズな孔であるパラレルリンク機構。
- 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のパラレルリンク機構において、前記3組以上のリンク機構のうちの2組以上のリンク機構に、前記基端側のリンクハブに対する前記先端側のリンクハブの姿勢を任意に変更する姿勢変更用アクチュエータを設けたことを特徴とするリンク作動装置。
- 請求項7に記載のリンク作動装置において、前記姿勢変更用アクチュエータは、出力軸にこの出力軸と直交するフランジ面を有するロータリアクチュエータであり、前記基端側の端部リンク部材を構成する任意数の前記板材のうちの少なくとも1つの板材は、前記基端側のリンクハブに回転自在に連結される回転軸と直交するフランジ取付面を有し、前記姿勢変更用アクチュエータの前記フランジ面に前記板材の前記フランジ取付面を直接または間接的に結合したリンク作動装置。
- 請求項7に記載のリンク作動装置において、前記姿勢変更用アクチュエータは減速機構を備えたロータリアクチュエータであり、前記減速機構の出力軸はこの出力軸と直交するフランジ面を有し、前記基端側の端部リンク部材を構成する任意数の前記板材のうちの少なくとも1つの板材は、前記基端側のリンクハブに回転自在に連結される回転軸と直交するフランジ取付面を有し、前記減速機構の前記フランジ面に前記板材の前記フランジ取付面を直接または間接的に結合したリンク作動装置。
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