JP2017115954A - リンク作動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】径方向にコンパクトで、作動範囲を制限させることなく姿勢制御用アクチュエータを設置することができるリンク作動装置を提供する。【解決手段】基端側のリンクハブ2に対し先端側のリンクハブが、3組以上のリンク機構を介して姿勢を変更可能に連結されている。各リンク機構は、基端側のリンクハブ5、先端側の端部リンク部材、および中央リンク部材7を有する。基端側の端部リンク部材5は、湾曲部30と回転軸取付部31A,31Bとを有する。回転軸取付部31Aに回転軸12が取り付けられる。姿勢制御用アクチュエータによる回転運動を基端側の端部リンク部材5に伝達する歯車機構の少なくとも一部54が、湾曲部30の一端の径方向内側縁および径方向外側縁を回転軸取付部31Aの長さ方向に延長して得られる仮想の2つの平面に挟まれた空間S内に配置され、かつ回転軸取付部31Aに取り付けられている。【選択図】図4

Description

この発明は、医療機器や産業機器等の高速、高精度で、広範な作動範囲を必要とする機器に用いられるリンク作動装置に関する。
医療機器や産業機器等の各種作業装置に用いられるパラレルリンク機構が、特許文献1、2に提案されている。
特開2000−94245号公報 米国特許第5,893,296号明細書
特許文献1のパラレルリンク機構は、構成が比較的簡単であるが、各リンクの作動角が小さいため、トラベリングプレートの作動範囲を大きく設定すると、リンク長が長くなることにより、機構全体の寸法が大きくなって装置の大型化を招くという問題がある。また、機構全体の剛性が低く、トラベリングプレートに搭載されるツールの重量、つまりトラベリングプレートにおける可搬重量が小さいものに制限されるという問題もある。
特許文献2のパラレルリンク機構は、基端側のリンクハブに対し先端側のリンクハブを、4節連鎖の3組以上のリンク機構を介して姿勢を変更可能に連結した構成としたことにより、コンパクトでありながら、高速、高精度で、広範な作動範囲の動作が可能である。
しかし、特許文献2のパラレルリンク機構は、姿勢制御用のモータ、減速機構等を設けてリンク作動装置とする場合、パラレルリンク機構の径方向外側にモータと減速機構が配置されるため、径方向に大きくなるという問題がある。また、減速機構やモータがリンク機構と干渉して作動範囲が制限されるという問題もある。
この発明の目的は、高速、高精度で、広範な作動範囲の動作を行うことができ、径方向にコンパクトで、作動範囲を制限させることなく姿勢制御用アクチュエータを設置することができるリンク作動装置を提供することである。
この発明のリンク作動装置は、基端側のリンクハブに対し先端側のリンクハブが、3組以上のリンク機構を介して姿勢を変更可能に連結され、前記各リンク機構は、それぞれ前記基端側のリンクハブおよび前記先端側のリンクハブに一端が回転可能に連結された基端側および先端側の端部リンク部材と、これら基端側および先端側の端部リンク部材の他端に両端がそれぞれ回転可能に連結された中央リンク部材とを有し、前記3組以上のリンク機構のうちの2組以上のリンク機構に、前記基端側のリンクハブに対する前記先端側のリンクハブの姿勢を任意に変更させる姿勢制御用アクチュエータが設けられている。
このリンク作動装置において、前記基端側の端部リンク部材は、任意の角度に湾曲した湾曲部と、この湾曲部の一端に固定され、前記基端側のリンクハブと前記基端側の端部リンク部材との回転対偶の軸心に位置する回転軸が取り付けられる回転軸取付部とを有し、前記姿勢制御用アクチュエータによる回転運動を前記基端側の端部リンク部材に伝達する歯車機構の少なくとも一部が、前記湾曲部の前記一端の径方向内側縁および径方向外側縁を前記回転軸取付部の長さ方向に延長して得られる仮想の2つの平面に挟まれた空間内に配置され、かつ前記回転軸取付部に取り付けられていることを特徴とする。
この構成によると、各姿勢制御用アクチュエータを回転駆動することで、その回転が歯車機構を介して基端側の端部リンク部材に伝達されて、基端側の端部リンク部材の角度が変わり、基端側のリンクハブに対する先端側のリンクハブの姿勢が変更される。基端側のリンクハブに対し先端側のリンクハブを、4節連鎖の3組以上のリンク機構を介して姿勢を変更可能に連結したため、コンパクトでありながら、高速、高精度で、広範な作動範囲の動作が可能である。
基端側の端部リンク部材が湾曲部で湾曲しているため、リンク作動装置全体の径方向の長さを短くすることができ、コンパクトな構成を実現できる。また、湾曲部の一端の径方向内側縁および径方向外側縁を回転軸取付部の長さ方向に延長して得られる仮想の2つの平面に挟まれた空間内に歯車機構の少なくとも一部が配置されているため、回転軸を支持する軸受と歯車機構の少なくとも一部を支持する軸受とを共通にすることができ、これによってより一層コンパクトな構成を実現できる。さらに、前記仮想の2つの平面に挟まれた空間内に歯車機構の少なくとも一部が配置されていることにより、基端側のリンクハブと基端側の端部リンク部材との回転対偶部の周りに他の部品が配置されない構造とすることができる。これにより、基端側のリンクハブの中心軸と先端側のリンクハブの中心軸との折れ角が大きくなった場合でも中央リンク部材等の部材が歯車機構に干渉し難くなり、広い作動範囲をとることができる。
この発明において、前記回転軸取付部は互いに対向して配置された2つの回転軸取付体に前記回転軸が取り付けられた構成であり、これら2つの回転軸取付体間に、前記歯車機構の前記少なくとも一部が配置されていても良い。
回転軸取付部が互いに対向して配置された2つの回転軸取付体で構成されていると、回転軸取付部が1つの回転軸取付体で構成されている場合と比べて、回転軸取付部の剛性が高い。
この発明において、前記回転軸取付体は、前記湾曲部に対して着脱自在に取り付けられた板状の部材、例えば金属板からなっていると良い。
回転軸取付体が板状の部材であると、板金加工等によって回転軸取付体を安価にかつ量産性良く製作することができる。また、素材となる板材の大きさを変更するだけで、リンク作動装置のサイズの違いに対応することができる。このため、リンク作動装置のサイズの変更を容易に実現できる。
前記2つの回転軸取付体の前記湾曲部に固定される箇所の相互間隔よりも前記回転軸が取り付けられる箇所の相互間隔の方が大きくなるように、前記2つの回転軸取付体の両方または一方が屈曲した形状とされていても良い。
この場合、歯車機構の少なくとも一部を配置するスペースが広がり、組立性が向上する。
この発明において、前記2つの回転軸取付体の並び方向の外側に、前記回転軸の両端を回転自在に支持する軸受が配置されていると良い。
この構成であると、軸受へのモーメント荷重を低減させることができるため、リンク作動装置の剛性を向上させることができる。また、回転軸を支持する軸受と歯車機構の少なくとも一部を支持する軸受とを共通にすることができ、コンパクトな構成を実現できる。
この発明において、前記歯車機構は、前記姿勢制御用アクチュエータによる回転運動を減速して前記基端側の端部リンク部材に伝達する減速機構であっても良い。
歯車機構が減速機構であると、姿勢制御用アクチュエータに付属して設けられる減速機構を無くすか、または小型のものにすることができるため、リンク作動装置全体をコンパクトな構成にすることができる。
この発明において、前記歯車機構を収容するギヤボックスを有し、このギヤボックスは前記基端側のリンクハブに固定され、前記ギヤボックスに軸受を介して前記回転軸が回転自在に支持されており、前記歯車機構の駆動側歯車が前記姿勢制御用アクチュエータに連結されたギヤボックス入力軸に取り付けられ、かつ前記歯車機構の従動側歯車が前記回転軸に取り付けられていても良い。
これにより、歯車機構、回転軸、および軸受がギヤボックス内にまとめて配置された構成とすることができ、歯車機構等の組込みが容易となる。また、歯車機構がギヤボックス内に配置されていると、安全性の向上、グリースの飛散防止、歯車機構への異物混入防止等を実現できる。
この発明のリンク作動装置は、基端側のリンクハブに対し先端側のリンクハブが、3組以上のリンク機構を介して姿勢を変更可能に連結され、前記各リンク機構は、それぞれ前記基端側のリンクハブおよび前記先端側のリンクハブに一端が回転可能に連結された基端側および先端側の端部リンク部材と、これら基端側および先端側の端部リンク部材の他端に両端がそれぞれ回転可能に連結された中央リンク部材とを有し、前記3組以上のリンク機構のうちの2組以上のリンク機構に、前記基端側のリンクハブに対する前記先端側のリンクハブの姿勢を任意に変更させる姿勢制御用アクチュエータが設けられ、前記基端側の端部リンク部材は、任意の角度に湾曲した湾曲部と、この湾曲部の一端に固定され、前記基端側のリンクハブと前記基端側の端部リンク部材との回転対偶の軸心に位置する回転軸が取り付けられる回転軸取付部とを有し、前記姿勢制御用アクチュエータによる回転運動を前記基端側の端部リンク部材に伝達する歯車機構の少なくとも一部が、前記湾曲部の前記一端の径方向内側縁および径方向外側縁を前記回転軸取付部の長さ方向に延長して得られる仮想の2つの平面に挟まれた空間内に配置され、かつ前記回転軸取付部に取り付けられているため、高速、高精度で、広範な作動範囲の動作を行うことができ、径方向にコンパクトで、作動範囲を制限させることなく姿勢制御用アクチュエータを設置することができる。
この発明の一実施形態にかかるリンク作動装置の一部を省略した正面図である。 同リンク作動装置のパラレルリンク機構の一状態を示す図である。 同パラレルリンク機構の異なる状態を示す図である。 図1のIV−IV断面図である。 図4の部分図である。 図1のVI−VI断面図である。 図6の部分図である。 同パラレルリンク機構の1つのリンク機構を直線で表現した図である。 図5に示すものとは構成が異なる基端側の端部リンク部材の断面図である。 さらに構成が異なる基端側の端部リンク部材の断面図である。 図5に示すものとは構成が異なる基端側のリンクハブと基端側の端部リンク部材との回転対偶部の断面図である。 さらに構成が異なる基端側のリンクハブと基端側の端部リンク部材との回転対偶部の断面図である。 さらに構成が異なる基端側のリンクハブと基端側の端部リンク部材との回転対偶部の断面図である。 (A)はギヤボックスの平面図、(B)はその側面図である。 (A)は図14(B)のXVA−XVA断面図、(B)は図14(A)のXVB−XVB断面図である。 この発明の異なる実施形態にかかるリンク作動装置の一部を省略した正面図である。 図16のXVII−XVII断面図である。
この発明の一実施形態にかかるリンク作動装置を図1〜図8と共に説明する。
図1はリンク作動装置の一部を省略した正面図である。このリンク作動装置は、パラレルリンク機構1と、このパラレルリンク機構1を作動させる姿勢制御用アクチュエータ50と、これらパラレルリンク機構1および姿勢制御用アクチュエータ50を支持する土台60とを備える。
図2、図3はパラレルリンク機構の一状態を示す図、および異なる状態を示す図である。パラレルリンク機構1は、基端側のリンクハブ2に対し先端側のリンクハブ3を3組のリンク機構4を介して姿勢変更可能に連結したものである。なお、図1では、1組のリンク機構4のみが示されている。リンク機構4の数は、4組以上であっても良い。
図1〜図3において、各リンク機構4は、基端側の端部リンク部材5、先端側の端部リンク部材6、および中央リンク部材7で構成され、4つの回転対偶からなる4節連鎖のリンク機構をなす。基端側および先端側の端部リンク部材5,6はL字状をなし、一端がそれぞれ基端側のリンクハブ2および先端側のリンクハブ3に回転自在に連結されている。中央リンク部材7は、両端に基端側および先端側の端部リンク部材5,6の他端がそれぞれ回転自在に連結されている。
パラレルリンク機構1は、2つの球面リンク機構を組み合わせた構造であって、リンクハブ2,3と端部リンク部材5,6の各回転対偶、および端部リンク部材5,6と中央リンク部材7の各回転対偶の中心軸が、基端側と先端側においてそれぞれの球面リンク中心PA,PB(図1)で交差している。また、基端側と先端側において、リンクハブ2,3と端部リンク部材5,6の各回転対偶とそれぞれの球面リンク中心PA,PBからの距離も同じであり、端部リンク部材5,6と中央リンク部材7の各回転対偶とそれぞれの球面リンク中心PA,PBからの距離も同じである。端部リンク部材5,6と中央リンク部材7との各回転対偶の中心軸は、ある交差角γ(図1)を持っていてもよいし、平行であってもよい。
図1のIV−IV断面図である図4に、基端側のリンクハブ2と基端側の端部リンク部材5の各回転対偶の中心軸O1と、球面リンク中心PAとの関係が示されている。また、図1のVI−VI断面図である図6に、先端側のリンクハブ3と先端側の端部リンク部材6の各回転対偶の中心軸O1と、球面リンク中心PBとの関係が示されている。図の例では、リンクハブ2,3と端部リンク部材5,6との各回転対偶の中心軸O1と、端部リンク部材5,6と中央リンク部材7との各回転対偶の中心軸O2とが成す角度αが90°とされているが、前記角度αは90°以外であっても良い。
3組のリンク機構4は、幾何学的に同一形状をなす。幾何学的に同一形状とは、図8にように、各リンク部材5,6,7を直線で表現した幾何学モデル、すなわち各回転対偶と、これら回転対偶間を結ぶ直線とで表現したモデルが、中央リンク部材7の中央部に対する基端側部分と先端側部分が対称を成す形状であることを言う。図8は、一組のリンク機構4を直線で表現した図である。この実施形態のパラレルリンク機構1は回転対称タイプで、基端側のリンクハブ2および基端側の端部リンク部材5と、先端側のリンクハブ3および先端側の端部リンク部材6との位置関係が、中央リンク部材7の中心線Cに対して回転対称となる位置構成になっている。各中央リンク部材7の中央部は、共通の軌道円D上に位置している。
基端側のリンクハブ2と先端側のリンクハブ3と3組のリンク機構4とで、基端側のリンクハブ2に対し先端側のリンクハブ3が直交2軸周りに回転自在な2自由度機構が構成される。言い換えると、基端側のリンクハブ2に対して先端側のリンクハブ3を、回転が2自由度で姿勢変更自在な機構である。この2自由度機構は、コンパクトでありながら、基端側のリンクハブ2に対する先端側のリンクハブ3の可動範囲を広くとれる。
例えば、球面リンク中心PA,PBを通り、リンクハブ2,3と端部リンク部材5,6の各回転対偶の中心軸O1(図4、図6)と直角に交わる直線をリンクハブ2,3の中心軸QA,QBとした場合、基端側のリンクハブ2の中心軸QAと先端側のリンクハブ3の中心軸QBの折れ角θ(図8)の最大値を約±90°とすることができる。また、基端側のリンクハブ2に対する先端側のリンクハブ3の旋回角φ(図8)を0°〜360°の範囲に設定できる。折れ角θは、基端側のリンクハブ2の中心軸QAに対して先端側のリンクハブ3の中心軸QBが傾斜した垂直角度のことであり、旋回角φは、基端側のリンクハブ2の中心軸QAに対して先端側のリンクハブ3の中心軸QBが傾斜した水平角度のことである。
基端側のリンクハブ2に対する先端側のリンクハブ3の姿勢変更は、基端側のリンクハブ2の中心軸QAと先端側のリンクハブ3の中心軸QBの交点Oを回転中心として行われる。図2は、基端側のリンクハブ2の中心軸QAと先端側のリンクハブ3の中心軸QBが同一線上にある状態を示し、図3は、基端側のリンクハブ2の中心軸QAに対して先端側のリンクハブ3の中心軸QBが或る作動角をとった状態を示す。姿勢が変化しても、基端側と先端側の球面リンク中心PA,PB間の距離L(図8)は変化しない。
このパラレルリンク機構1において、各リンク機構4におけるリンクハブ2,3と端部リンク部材5,6の回転対偶の中心軸O1の角度および球面リンク中心PA,PBからの長さが互いに等しく、かつ各リンク機構4のリンクハブ2,3と端部リンク部材5,6の回転対偶の中心軸O1、および、端部リンク部材5,6と中央リンク7の回転対偶の中心軸O2が、基端側および先端側において球面リンク中心PA,PBと交差し、かつ基端側の端部リンク部材5と先端側の端部リンク部材6の幾何学的形状が等しく、かつ中央リンク部材7についても基端側の先端側とで形状が等しいとき、中央リンク部材7の対称面に対して、中央リンク部材7と端部リンク部材5,6との角度位置関係を基端側と先端側とで同じにすれば、幾何学的対称性から基端側のリンクハブ2および基端側の端部リンク部材5と、先端側のリンクハブ3および先端側の端部リンク部材6とは同じに動く。
図4に示すように、基端側のリンクハブ2は、中央部に円形の貫通孔10aを有する平板状の基端部材10と、この基端部材10の貫通孔10aの周囲に円周方向等配で設けられた3個の回転支持部材11とで構成される。貫通孔10aの中心は、基端側のリンクハブ2の中心軸QA上に位置する。各回転支持部材11は互いに貫通孔10aの径方向に離間した一対の回転支持体11aを有し、これら一対の回転支持体11aに、基端側のリンクハブ2の中心軸QA(図1)と交差する回転軸12の両端が軸受13を介してそれぞれ回転自在に支持されている。回転軸12は、基端側の端部リンク部材5の一端に取り付けられている。基端側の端部リンク部材5の一端は、一対の回転支持体11a間に位置する。
前記軸受13は、例えば深溝玉軸受、アンギュラ玉軸受等の玉軸受である。この軸受13は、回転支持体11aに圧入、接着、加締め等の方法で固定してある。他の回転対偶部に設けられる軸受の種類および設置方法も同様である。この例のように軸受13を用いる代わりに、回転軸12を回転支持体11aに回転自在に接触させることで、回転軸12を回転自在に支持しても良い。
基端側の端部リンク部材5の他端には、回転軸15が取り付けられている。この回転軸15は、中央リンク部材7の一端に2個の軸受16を介して回転自在に支持されている。回転軸15を用いる代わりに、回転軸15を中央リンク部材7の一端に回転自在に接触させることで、回転軸15を回転自在に支持しても良い。
図6に示すように、先端側のリンクハブ3は、中央部に円形の貫通孔20aを有する平板状の先端部材20と、この先端部材20の貫通孔20aの周囲に円周方向等配で設けられた3個の回転支持部材21とで構成される。貫通孔20aの中心は、先端側のリンクハブ3の中心軸QB上に位置する。各回転支持部材21に、先端側のリンクハブ3の中心軸QB(図1)と交差する回転軸22が軸受23を介してそれぞれ回転自在に支持されている。回転軸22は、先端側の端部リンク部材6の一端が取り付けられている。
先端側の端部リンク部材6の他端には、回転軸25が取り付けられている。この回転軸25は、中央リンク部材7の他端に2個の軸受26を介して回転自在に支持されている。回転軸25を用いる代わりに、回転軸25を中央リンク部材7の他端に回転自在に接触させることで、回転軸25を回転自在に支持しても良い。
図4の部分である図5、および図6の部分図である図7と共に、端部リンク部材5,6の構成について説明する。基端側および先端側の端部リンク部材5,6は一部を除いて同じ構成であるので、ここでは代表して基端側の端部リンク部材5について説明し、先端側の端部リンク6については対応する箇所の符号を括弧内に記す。基端側および先端側の端部リンク部材5,6で構成が異なる箇所については、随時説明する。
図5(図7)に示すように、端部リンク部材5(6)は、1つの湾曲部30と、この湾曲部30の両端にそれぞれ固定されたリンクハブ側および中央リンク側の回転軸取付部31A,31Bとで構成される。この実施形態では、各回転軸取付部31A,31Bは、湾曲部30の端部の外径側の面および内径側の面にそれぞれ固定された2つの回転軸取付体31aからなる。
湾曲部30は、例えば金属材料の鋳造品であり、所定の角度α(この例では90°)に湾曲した形状をしている。湾曲角度αは任意に決めることができる。湾曲部30の両端には、外径側の面と内径側の面間を貫通する1つのボルト用ねじ孔32と、このボルト用ねじ孔32の両側に位置する2つの位置決め孔33とがそれぞれ設けられている。
回転軸取付部31A,31Bの回転軸取付体31aは、金属板等の厚さが一定の板状の部材に対して板金加工等の加工をすることで所定の形状に作られる。回転軸取付体31aの形状は例えば細長い直線状で、湾曲部30の前記ボルト用ねじ孔32に対応する1つのボルト挿通孔34と、湾曲部30の前記位置決め孔33に対応する2つの位置決め孔35と、前記回転軸12,15,22,25のいずれかが挿通される貫通孔36とが設けられている。
回転軸取付体31aの素材として、単純な形状であり厚さが一定の板状の部材を用いると、安価に製作することができ、かつ量産性に優れる。特に、素材を金属板とすると、輪郭形状や前記各孔34,35,36の加工が容易である。
湾曲部30と回転軸取付体31aとの固定に際しては、湾曲部30の位置決め孔33と、外径側および内径側の各回転軸取付体31aの位置決め孔35とに位置決めピン37を挿通して位置決めする。その状態で、外径側と内径側からそれぞれボルト38を各回転軸取付体31aのボルト挿通孔34に挿通し、そのボルト38のねじ部を湾曲部30のボルト用ねじ孔32に螺合させる。つまり、外径側および内径側の回転軸取付体31aは、共通の位置決めピン37で位置決めされた状態で、互いに異なるボルト38によりそれぞれ個別に湾曲部30に固定される。
このように位置決めピン37を用いることで、組立てが容易となり、作業者による組立て精度のばらつきが少なくなる。また、湾曲部30と回転軸取付体31aの位置関係の精度が向上するため、パラレルリンク機構1のスムーズな動作を実現できる。
基端側の端部リンク部材5におけるリンクハブ側の回転軸取付部31Aの場合、図5に示すように、外径側および内径側の2つの回転軸取付体31a間の空間に、後述する歯車機構52(図1)の一部である傘歯車54が配置され、かつ回転軸取付体31aの径方向外側に前記回転支持部材11の一対の回転支持体11aが配置される。この実施形態の場合、前記外径側および内径側の2つの回転軸取付体31a間の空間は、言い換えると、湾曲部30の一端の径方向内側縁および径方向外側縁を回転軸取付部31Aの長さ方向に延長して得られる仮想の2つの平面に挟まれた空間Sである。そして、前記回転軸12を介して、端部リンク部材5と回転支持部材11とが互いに回転自在に連結されると共に、端部リンク部材5と傘歯車54とが互いに一体回転するように連結される。具体的には、次のように連結されている。
回転軸12は、外径端に他の部分よりも径が大きい頭部12aを有し、内径端に雄ねじ部12bを有する。この回転軸12を雄ねじ部12bの側から、外径側の軸受13の内輪、スペーサ40、外径側の回転軸取付体31a、傘歯車54、スペーサ41、内径側の回転軸取付体31a、スペーサ42、内径側の軸受13の内輪、およびスペーサ43の各貫通孔に順に挿通し、雄ねじ部12bにナット44を螺着する。これにより、回転軸12の頭部12aとナット44とで、2つの軸受13の内輪、2つの回転軸取付体31a、1つの傘歯車54、および4つのスペーサ40,41,42,43を挟み付けることで、軸受13に予圧を付与した状態で、端部リンク部材5、回転支持部材11、および傘歯車54を前記のように連結する。
先端側の端部リンク部材6におけるリンクハブ側の回転軸取付部31Aの場合、図7に示すように、外径側および内径側の2つの回転軸取付体31a間に、前記回転支持部材21が配置される。そして、前記回転軸22を介して、端部リンク部材6と回転支持部材21とが互いに回転自在に連結される。具体的には、次のように連結する。
回転軸22は、外径端に他の部分よりも径が大きい頭部22aを有し、内径端に雄ねじ部22bを有する。この回転軸22を雄ねじ部22bの側から、外径側の回転軸取付体31a、スペーサ45、2つの軸受23の内輪、スペーサ46、および内径側の回転軸取付体31aの各貫通孔に順に挿通し、雄ねじ部22bにナット47を螺着する。これにより、回転軸22の頭部22aとナット47とで、2つの回転軸取付体31a、2つの軸受23の内輪、および2つのスペーサ45,46を挟み付けることで、軸受23に予圧を付与した状態で、端部リンク部材6と回転支持部材21とを互いに回転自在に連結する。
端部リンク部材5(6)における中央リンク側の回転軸取付部31Bの場合、図5(図7)に示すように、外径側および内径側の2つの回転軸取付体31a間に、中央リンク部材7の一端(他端)が配置される。そして、前記回転軸15(25)を介して、端部リンク部材5(6)と中央リンク部材7とが互いに回転自在に連結される。具体的には、次のように連結する。
回転軸15(25)は、外径端に他の部分よりも径が大きい頭部15a(25a)を有し、内径端に雄ねじ部15b(25b)を有する。この回転軸15(25)を雄ねじ部15b(25b)の側から、外径側の回転軸取付体31a、スペーサ45、2つの軸受16(26)の内輪、スペーサ46、および内径側の回転軸取付体31aの各貫通孔に順に挿通し、雄ねじ部15b(25b)にナット47を螺着する。これにより、回転軸15(25)の頭部15a(25a)とナット47とで、2つの回転軸取付体31a、2つの軸受16(26)の内輪、および2つのスペーサ45,46を挟み付けることで、軸受16(26)に予圧を付与した状態で、端部リンク部材5(6)と回転支持部材11(21)とを互いに回転自在に連結する。
図1において、前記土台60は、床面に設置されるベース板61から複数の支柱62が上向きに設けられており、これら複数の支柱62の上端にパラレルリンク機構1の基端部材10が支持されている。また、複数の支柱62の上部に板状のモータ取付部材63が水平に設けられ、このモータ取付部材63に前記姿勢制御用アクチュエータ50が吊り下げ状態で取り付けられている。図の例では、姿勢制御用アクチュエータ50の個数がパラレルリンク機構1のリンク機構4と同数の3個であるが、3組のリンク機構4のうち少なくとも2組に姿勢制御用アクチュエータ50が設けられていれば、パラレルリンク機構1を作動させることができる。
姿勢制御用アクチュエータ50は回転モータであって、付属の減速機構51を備えている。この減速機構51から出力軸51aが上向きに突出している。また、上記付属の減速機構51とは別に、減速機構として機能する歯車機構52が設けられている。この歯車機構52は、減速機構51の出力軸51aに取り付けられた駆動側の傘歯車53と、基端側のリンクハブ2と基端側の端部リンク部材5との回転対偶部の回転軸12に取り付けられた従動側の傘歯車54とでなる。
このリンク作動装置は、各姿勢制御用アクチュエータ50を回転駆動することで、パラレルリンク機構1を作動させる。詳しくは、姿勢制御用アクチュエータ50を回転駆動すると、その回転が減速機構51および歯車機構52を介して減速して回転軸12に伝達されて、基端側の端部リンク部材5が角度を変えることで、基端側のリンクハブ2に対する先端側のリンクハブ3の姿勢が変更される。パラレルリンク機構1は、基端側のリンクハブ2に対し先端側のリンクハブ3を、4節連鎖の3組のリンク機構4を介して姿勢を変更可能に連結した構成であるたため、コンパクトでありながら、高速、高精度で、広範な作動範囲の動作が可能である。
歯車機構52が減速機構として機能するため、姿勢制御用アクチュエータ50に付属の減速機構51を無くすか、または小型のものにすることも可能である。
端部リンク部材5,6が湾曲部30で湾曲しているため、リンク作動装置全体の径方向の長さを短くすることができ、コンパクトな構成を実現できる。端部リンク部材5,6の回転軸取付部31A,31Bはいずれも2つの回転軸取付体31aからなる。回転軸取付体31aは、湾曲部30に対して着脱自在に取り付けられた金属板からなっているため、板金加工によって回転軸取付体31aを安価にかつ量産性良く製作することができる。素材となる金属板の大きさを変更するだけで、リンク作動装置のサイズの違いに回転軸取付体31aを対応させることができる。このため、リンク作動装置のサイズの変更を容易に実現できる。
また、端部リンク部材5,6を湾曲部30および回転軸取付部31A,31Bの2種類の部位に分割すると、各部位を単純な形状とすることが可能となり、加工費を抑制でき、量産性が向上する。回転軸取付部31A,31Bの各回転軸取付体31aを互いに同一の形状とすると、部品の共通化を図れ、安価で量産性が良い。
ただし、回転軸取付体31aが用いられる箇所や求められる強度に応じて、各回転軸取付体31aの厚さや形状を異ならせても良い。この実施形態の場合、基端側のリンクハブ2と基端側の端部リンク部材5との回転対偶部に使用される回転軸取付体31aは、2つの回転軸取付体31aの間に前記傘歯車54が配置されることから、他の箇所に使用される回転軸取付体31aと比べて、貫通孔36から先の部分が長手方向に長くの延びた形状とされている。
基端側のリンクハブ2と基端側の端部リンク部材5との回転対偶部に関しては、以下の作用・効果を有する。
2つの回転軸取付体31a間に歯車機構52の一部である傘歯車54が配置されていることにより、回転軸12を支持する軸受13と傘歯車54を支持する軸受13とを共通にすることができ、これによってより一層コンパクトな構成を実現できる。
また、2つの回転軸取付体31a間に歯車機構52の少なくとも一部が配置されていると、基端側のリンクハブ2と基端側の端部リンク部材5との回転対偶部の周りに部品が配置されない構造とすることができる。これにより、前記折れ角θが大きくなった場合でも中央リンク部材7等の部材が歯車機構52に干渉し難くなり、広い作動範囲をとることができる。
さらに、2つの回転軸取付体31aの並び方向の外側に、回転軸12の両端を回転自在に支持する軸受13が配置されていることにより、軸受13へのモーメント荷重を低減させることができ、リンク作動装置の剛性を向上させることができる。また、この配置であると、回転軸12を支持する軸受13と傘歯車54を支持する軸受13とを共通にすることがより一層容易である。
図9は、図5に示すものとは構成が異なる基端側の端部リンク部材を示す。この基端側の端部リンク部材5は、回転軸取付部31の2つの回転軸取付体31a,31a´のうちの片方(この例では内径側)の回転軸取付体31a´が湾曲部30と一体に形成されている。回転軸取付体31a´には、回転軸12が挿通される貫通孔36が設けられている。また、湾曲部30には、別体の回転軸取付体31aが取り付けられる面(この例では外径面)にだけ一方塞がりの位置決め孔33´が設けられており、この位置決め孔33´に位置決めピン37´が差し込まれて回転軸取付体31aが位置決めされる。この構成であると、湾曲部30に対して1つの回転軸取付体31aだけを取り付ければよいので、組立性が向上する。
また、図10に示すように、回転軸取付部31の2つの回転軸取付体31a´,31a´の両方が湾曲部30と一体に形成されていてもよい。この場合、湾曲部30に回転軸取付体31a´を取り付ける作業が不要となるので、組立性がより一層向上する。
上記図9、図10の構成は、先端側の端部リンク部材6にも適用できる。
図11は、図5に示すものとは構成が異なる基端側の端部リンク部材のリンクハブ側の回転軸取付部を示す。この回転軸取付部31Aは、曲げ加工により屈曲形状とされた回転軸取付体31aを用いることで、2つの回転軸取付体31aにおける湾曲部30に固定される箇所の相互間隔よりも回転軸12が取り付けられる箇所の相互間隔の方を大きくしてある。これにより、前記傘歯車54を配置するスペースが広がり、組立性が向上する。このように屈曲形状とされた回転軸取付体31aを用いる場合でも、傘歯車54の少なくとも一部が、湾曲部30の一端の径方向内側縁および径方向外側縁を回転軸取付部31Aの長さ方向に延長して得られる仮想の2つの平面に挟まれた空間Sに位置している。図11の例では、2つの回転軸取付体31aがいずれも屈曲形状であるが、片方の回転軸取付体31aだけを屈曲形状としても良い。
図12は、歯車機構がウォームギヤからなる場合の回転軸取付部を示す。ウォームギヤからなる歯車機構52は、減速機構51の出力軸51a(図1参照)に取り付けられたウォーム55と、基端側のリンクハブ2(図1参照)と基端側の端部リンク部材5との回転対偶部の回転軸12に取り付けられたウォームホイール56とで構成される。姿勢制御用アクチュエータ50(図1参照)の回転が、ウォーム55およびウォームホイール56を介して回転軸12に伝達されて、基端側の端部リンク部材5を動作させる。この場合も、図5に示す構成と同様の作用・効果が得られる。
歯車機構52に使用される軸直交型歯車としては、図5に示す傘歯車や、図12に示すウォームギヤの他に、ハイポイドギヤ、ねじ歯車等が挙げられる。
図13は、図5の実施形態に対して基端側のリンクハブと基端側の端部リンク部材との回転対偶部の構成を変更した実施形態を示す。この実施形態では、歯車機構52を収容するギヤボックス70を有する。ギヤボックス70は、基端側のリンクハブ(図示せず)に固定されている。ギヤボックス70は図5の実施形態における回転支持部材11に相当する。よって、正確には、基端部材(図示せず)とギヤボックス70とで基端側のリンクハブが構成される。
図14に示すように、ギヤボックス70の底面からギヤボックス入力軸71が突出し、対向する2つの側面からギヤボックス出力軸72の両端が突出している。ギヤボックス入力軸71は、減速機構51の出力軸51a(図1参照)であるか、またはこの出力軸51aに連結された軸である。ギヤボックス出力軸72は、基端側のリンクハブ2(図1参照)と基端側の端部リンク部材5(図1参照)との回転対偶部の回転軸であって、図5の実施形態における回転軸12に相当する。
図15の断面図に示すように、歯車機構52は、ウォーム55およびウォームホイール56で構成されている。駆動側歯車であるウォーム55は前記ギヤボックス入力軸71に取り付けられ、従動側歯車であるウォームホイール56は前記ギヤボックス出力軸72に取り付けられている。ギヤボックス出力軸72は、ギヤボックス70に2つの軸受73を介して回転自在に支持されている。ウォームホイール56は、湾曲部30の一端の径方向内側縁および径方向外側縁を回転軸取付部31Aの長さ方向に延長して得られる仮想の2つの平面に挟まれた空間S(図13)に位置している。
この構成であると、歯車機構52、ギヤボックス出力軸72である回転軸、および軸受73がギヤボックス70内にまとめて配置された構成となり、歯車機構52等の組込みが容易となる。また、歯車機構52がギヤボックス70内に配置されていると、安全性の向上、グリースの飛散防止、歯車機構52への異物混入防止等を実現できる。
図5、図9、図10、図11、図12、および図13の各実施形態は、基端側の端部リンク部材5の回転軸取付部31Aが、互いに対向して配置された2つの回転軸取付体31a(または31a´)に回転軸12,72が取り付けられた構成であり、これら2つの回転軸取付体31a間に、歯車機構52(図1、図12、図13)の一部である傘歯車54またはウォームホイール56が配置されている。このように回転軸取付部31Aが互いに対向して配置された2つの回転軸取付体31a(または31a´)で構成されていると、回転軸取付部31Aが1つの回転軸取付体で構成されている場合(図示せず)と比べて、回転軸取付部31Aの剛性が高い。
しかし、湾曲部30の一端の径方向内側縁および径方向外側縁を回転軸取付部31Aの長さ方向に延長して得られる仮想の2つの平面に挟まれた空間S内に歯車機構52の少なくとも一部を配置することが可能であり、かつ回転軸取付部31Aの剛性を求められる値以上に確保することが可能であれば、回転軸取付部31Aが1つの回転軸取付体31aで構成されていても良い。
図16は異なる実施形態にかかるリンク作動装置の一部を省略した正面図、図17は図16のXVII−XVII断面図である。このリンク作動装置は、姿勢制御用アクチュエータ50の出力軸50aが横向きとなるように、姿勢制御用アクチュエータ50がモータ取付部材63に取り付けられている。そして、横向きの出力軸50aから回転軸12へ、3個の平歯車75,76,77を介して回転が伝達される。これら3個の平歯車75,76,77で歯車機構52を構成し、この歯車機構52は減速機構として機能する。
姿勢制御用アクチュエータ50を、回転軸12と同軸上に配置するのではなく、回転軸12の下方に配置することにより、基端側の端部リンク部材5と中央リンク部材7との回転対偶部の周りに他の部品が存在しない構成とすることができる。それにより、基端側の端部リンク部材5の作動角度を大きくとることができ、基端側のリンクハブ2に対する先端側のリンクハブ3の姿勢変更可能範囲が大きくなる。
以上、実施例に基づいて本発明を実施するための形態を説明したが、ここで開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…パラレルリンク機構
2…基端側のリンクハブ
3…先端側のリンクハブ
4…リンク機構
5…基端側の端部リンク部材
6…先端側の端部リンク部材
7…中央リンク部材
12,15,22,25…回転軸
13,16…軸受
30…湾曲部
31A,31B…回転軸取付部
31a…回転軸取付体
50…姿勢制御用アクチュエータ
52…歯車機構
53…傘歯車
54…傘歯車(歯車機構の一部)
55…ウォーム(駆動側歯車)
56…ウォームホイール(従動側歯車)
70…ギヤボックス
71…ギヤボックス入力軸
73…軸受
S…空間

Claims (7)

  1. 基端側のリンクハブに対し先端側のリンクハブが、3組以上のリンク機構を介して姿勢を変更可能に連結され、前記各リンク機構は、それぞれ前記基端側のリンクハブおよび前記先端側のリンクハブに一端が回転可能に連結された基端側および先端側の端部リンク部材と、これら基端側および先端側の端部リンク部材の他端に両端がそれぞれ回転可能に連結された中央リンク部材とを有し、前記3組以上のリンク機構のうちの2組以上のリンク機構に、前記基端側のリンクハブに対する前記先端側のリンクハブの姿勢を任意に変更させる姿勢制御用アクチュエータが設けられたリンク作動装置において、
    前記基端側の端部リンク部材は、任意の角度に湾曲した湾曲部と、この湾曲部の一端に固定され、前記基端側のリンクハブと前記基端側の端部リンク部材との回転対偶の軸心に位置する回転軸が取り付けられる回転軸取付部とを有し、前記姿勢制御用アクチュエータによる回転運動を前記基端側の端部リンク部材に伝達する歯車機構の少なくとも一部が、前記湾曲部の前記一端の径方向内側縁および径方向外側縁を前記回転軸取付部の長さ方向に延長して得られる仮想の2つの平面に挟まれた空間内に配置され、かつ前記回転軸取付部に取り付けられていることを特徴とするリンク作動装置。
  2. 請求項1に記載のリンク作動装置において、前記回転軸取付部は互いに対向して配置された2つの回転軸取付体に前記回転軸が取り付けられた構成であり、これら2つの回転軸取付体間に、前記歯車機構の前記少なくとも一部が配置されているリンク作動装置。
  3. 請求項2に記載のリンク作動装置において、前記回転軸取付体は、前記湾曲部に対して着脱自在に取り付けられた板状の部材からなるリンク作動装置。
  4. 請求項3に記載のリンク作動装置において、前記2つの回転軸取付体の前記湾曲部に固定される箇所の相互間隔よりも前記回転軸が取り付けられる箇所の相互間隔の方が大きくなるように、前記2つの回転軸取付体の両方または一方が屈曲した形状とされているリンク作動装置。
  5. 請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載のリンク作動装置において、前記2つの回転軸取付体の並び方向の外側に、前記回転軸の両端を回転自在に支持する軸受が配置されているリンク作動装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のリンク作動装置において、前記歯車機構は、前記姿勢制御用アクチュエータによる回転運動を減速して前記基端側の端部リンク部材に伝達する減速機構であるリンク作動装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のリンク作動装置において、前記歯車機構を収容するギヤボックスを有し、このギヤボックスは前記基端側のリンクハブに固定され、前記ギヤボックスに軸受を介して前記回転軸が回転自在に支持されており、前記歯車機構の駆動側歯車が前記姿勢制御用アクチュエータに連結されたギヤボックス入力軸に取り付けられ、かつ前記歯車機構の従動側歯車が前記回転軸に取り付けられているリンク作動装置。
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