JP7021631B2 - 光電センサ - Google Patents
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Description
[構成例]
図1及び2を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る光電センサ10の構成の一例について説明する。図1は、第1実施形態に係る光電センサ10を含む検出システム1の概要を示す図である。検出システム1は、光電センサ10と、コントローラ20と、コンピュータ30と、ロボット40と、搬送装置50とを備える。
投光部11は、対象物100が到来する検出領域10aに投光する。投光部11は、投光素子11a及び駆動回路11bを含んでよい。投光素子11aは、LED(Light Emitting Diode)やレーザダイオードで構成されてよく、駆動回路11bは、投光素子11aを発光させるための電流を制御する。駆動回路11bは、投光素子11aを間欠的に、例えば0.1ms周期でパルス発光させてよい。投光素子11aから出射した光は、図示しないレンズ又は図1の投光用光ファイバ101を介して、検出領域10aに照射されてよい。
受光部12は、光の受光に基づく時系列の信号値を取得する。受光部12は、受光素子12a、増幅器12b、サンプル/ホールド回路12c及びA/D変換器12dを含んでよい。受光素子12aは、フォトダイオードによって構成されてよく、受光量を電気的な出力信号に変換する。受光部12は、検出領域10aにおいて反射又は透過した光を、図示しないレンズ又は図1の受光用光ファイバ102を介して受光素子12aに入射させてよい。増幅器12bは、受光素子12aの出力信号を増幅する。サンプル/ホールド回路12cは、投光部11によるパルス発光のタイミングに同期して、増幅器12bにより増幅された受光素子12aの出力信号を保持する。これにより外乱光の影響が低減される。A/D変換器12dは、サンプル/ホールド回路12cにより保持されたアナログの信号値をデジタル値である受光量の値に変換する。受光部12は、検出領域10aからの光を受光し、受光量を逐次信号値に変換する測定部の一例である。
処理部13は、動作制御部13a、FIFO(First In First Out)メモリ13b及び判定部13cを含む。処理部13は、例えば、マイクロプロセッサ、メモリ及びメモリに格納されたプログラム等から構成されるコンピュータとして構成されてよい。
操作部14は、光電センサ10の操作を行うためのものであり、操作スイッチ、表示器等を含んでよい。
出力部15は、判定部13cによる判定結果を含む様々なデータの出力を行う。出力部15は、最も簡単には判定部13cによる判定結果の2値出力を行ってよい。出力部15は、判定部13cにより到来確定条件を満たすと判定された場合に、検出領域10aに対象物100が到来したことを示す到来確定信号を出力してよい。また、出力部15は、判定部13cにより通過確定条件を満たすと判定された場合に、検出領域10aを対象物100が通過したことを示す通過確定信号を出力してよい。出力部15は、大量のデータの出力を行える通信機能を備えていてもよい。
図6は、第2実施形態に係る光電センサ10により実行される対象物100の到来検出処理のフローチャートである。第2実施形態に係る光電センサ10は、FIFOメモリ13bに記憶された所定数の信号値が立ち上がり波形又は立ち下がり波形を構成するか判定する点で第1実施形態の場合と異なる。具体的には、本実施形態では、到来確定条件は、所定数の信号値が立ち下がり波形を構成することを識別するための立ち下がり条件が満たされた後に所定数の信号値がそれぞれ遮光基準値より小さいことを識別するための遮光条件が満たされることである。また、通過確定条件は、所定数の信号値が立ち上がり波形を構成することを識別するための立ち上がり条件が満たされた後に所定数の信号値がそれぞれ入光基準値に略等しいことを識別するための入光条件が満たされることである。
図8は、第3実施形態に係る光電センサ10により実行される対象物100の到来検出処理のフローチャートである。第3実施形態に係る光電センサ10は、FIFOメモリ13bに記憶された所定数の信号値が立ち上がり波形又は立ち下がり波形を構成するか判定する点で第1実施形態の場合と異なる。具体的には、本実施形態では、到来確定条件は、所定数の信号値が立ち下がり波形を構成することを識別するための立ち下がり条件が満たされた後に所定数の信号値がそれぞれ遮光基準値より小さいことを識別するための遮光条件が満たされることである。また、通過確定条件は、所定数の信号値が立ち上がり波形を構成することを識別するための立ち上がり条件が満たされた後に所定数の信号値がそれぞれ入光基準値に略等しいことを識別するための入光条件が満たされることである。
第2実施形態及び第3実施形態において、判定部13cは、機械学習により生成されたパラメータにより特定され、所定数の信号値を入力し、所定数の信号値が到来確定条件を満たすことに関する出力又は通過確定条件を満たすことに関する出力を行う学習済みモデルを備えてもよい。学習済みモデルによって所定数の信号値が到来確定条件を満たすことに関する出力を行う場合、学習済みモデルは、教師有り学習によって、到来確定条件を満たす信号値を事前に学習していてよい。その場合、教師有り学習に用いる学習データは、大きさが遮光基準値より小さい信号値を含んでよい。また、学習済みモデルによって所定数の信号値が通過確定条件を満たすことに関する出力を行う場合、学習済みモデルは、教師有り学習によって、通過確定条件を満たす信号値を事前に学習していてよい。その場合、教師有り学習に用いる学習データは、大きさが入光基準値に略等しい信号値を含んでよい。学習データは、実際に測定された信号値でなくてもよく、人により又は何らかのアルゴリズムにより生成された信号値であってもよい。学習済みモデルは、所定数の信号値が到来確定条件を満たすことの確度を出力したり、所定数の信号値が通過確定条件を満たすことの確度を出力したりしてもよい。
いずれの実施形態においても、通過確定条件は、FIFOメモリ13bに記憶された所定数の信号値が、いずれも遮光基準値より大きく、かつ、所定数の信号値の最大値と最小値との差が許容値より小さいという条件であってもよい。すなわち、通過確定条件として入光基準値を用いなくてもよい。この場合、自動調整動作(図4のS10、図6のS20及び図8のS30)において、入光基準値を設定しなくてもよく、投光量及び受光アンプゲインの調整のみ行えばよい。
いずれの実施形態においても、対象物100が検出領域10aを通過したか否かの出力(通過確定信号又は通過仮信号の出力)を行わず、対象物100が検出領域10aに到来したか否かの出力(到来確定信号又は到来仮信号の出力)のみ行ってもよい。また、反対に、対象物100が検出領域10aを通過したか否かの出力(通過確定信号又は通過仮信号の出力)のみ行って、対象物100が検出領域10aに到来したか否かの出力(到来確定信号又は到来仮信号の出力)を行わなくてもよい。
検出領域(10a)に投光する投光部(11)と、
前記検出領域(10a)からの光を受光し、受光量を逐次信号値に変換する測定部(12)と、
所定数の前記信号値を前記測定部(12)から取得した順に順序付けて記憶するための記憶領域を備え、第1周期で、記憶している所定数の前記信号値を前記測定部(12)から新たに取得した前記信号値により更新する記憶部(13b)と、
前記更新を1回又は複数回行う毎に一度の頻度で、前記記憶部(13b)に記憶されている前記所定数の前記信号値が到来確定条件を満たすか否かを判定することを前記到来確定条件を満たすまで継続する処理と、前記更新を1回又は複数回行う毎に一度の頻度で、前記記憶部(13b)に記憶されている前記所定数の前記信号値が通過確定条件を満たすか否かを判定することを前記通過確定条件を満たすまで継続する処理とを交互に繰り返す判定部(13c)と、
を備える光電センサ(10)。
Claims (11)
- 検出領域に投光する投光部と、
前記検出領域からの光を受光し、受光量を逐次信号値に変換する測定部と、
所定数の前記信号値を前記測定部から取得した順に順序付けて記憶するための記憶領域を備え、第1周期で、記憶している所定数の前記信号値を前記測定部から新たに取得した前記信号値により更新する記憶部と、
前記更新を1回又は複数回行う毎に一度の頻度で、前記記憶部に記憶されている前記所定数の前記信号値が到来確定条件を満たすか否かを判定することを前記到来確定条件を満たすまで継続する処理と、前記更新を1回又は複数回行う毎に一度の頻度で、前記記憶部に記憶されている前記所定数の前記信号値が通過確定条件を満たすか否かを判定することを前記通過確定条件を満たすまで継続する処理とを交互に繰り返す判定部と、
を備え、
前記到来確定条件は、前記所定数の前記信号値がそれぞれ遮光基準値より小さいことを識別するための遮光条件である、光電センサ。 - 前記判定部により前記到来確定条件を満たすと判定された場合に、前記検出領域に対象物が到来したことを示す到来確定信号を出力する出力部をさらに備える、
請求項1に記載の光電センサ。 - 前記到来確定条件は、前記所定数の前記信号値が立ち下がり波形を構成することを識別するための立ち下がり条件が満たされた後に前記所定数の前記信号値がそれぞれ遮光基準値より小さいことを識別するための遮光条件が満たされることである、
請求項2に記載の光電センサ。 - 前記出力部は、前記判定部により前記立ち下がり条件を満たすと判定された場合に、前記検出領域に前記対象物が到来したことを仮に示す到来仮信号を出力し、前記判定部により前記到来確定条件を満たすと判定された場合に、前記検出領域に前記対象物が到来したことを示す到来確定信号を出力する
請求項3に記載の光電センサ。 - 前記出力部は、前記判定部により前記立ち下がり条件を満たすと判定された場合に、前記検出領域に前記対象物が到来したことを仮に示す到来仮信号を出力し、前記判定部により前記到来仮信号の出力後の所定時間内に前記到来確定条件を満たさないと判定された場合に、前記到来仮信号を取り消す到来取消信号を出力する、
請求項3に記載の光電センサ。 - 前記通過確定条件は、前記所定数の前記信号値がそれぞれ入光基準値に略等しいことを識別するための入光条件である、
請求項1に記載の光電センサ。 - 前記判定部により前記通過確定条件を満たすと判定された場合に、前記検出領域を対象物が通過したことを示す通過確定信号を出力する出力部をさらに備える、
請求項1又は6に記載の光電センサ。 - 前記通過確定条件は、前記所定数の前記信号値が立ち上がり波形を構成することを識別するための立ち上がり条件が満たされた後に前記所定数の前記信号値がそれぞれ入光基準値に略等しいことを識別するための入光条件が満たされることである、
請求項7に記載の光電センサ。 - 前記出力部は、前記判定部により前記立ち上がり条件を満たすと判定された場合に、前記検出領域を前記対象物が通過したことを仮に示す通過仮信号を出力し、前記判定部により前記通過確定条件を満たすと判定された場合に、前記検出領域を前記対象物が通過したことを示す通過確定信号を出力する
請求項8に記載の光電センサ。 - 前記出力部は、前記判定部により前記立ち上がり条件を満たすと判定された場合に、前記検出領域を前記対象物が通過したことを仮に示す通過仮信号を出力し、前記判定部により前記通過仮信号の出力後の所定時間内に前記通過確定条件を満たさないと判定された場合に、前記通過仮信号を取り消す通過取消信号を出力する、
請求項8に記載の光電センサ。 - 前記判定部は、機械学習により生成されたパラメータにより特定され、前記所定数の前記信号値を入力し、前記所定数の前記信号値が前記到来確定条件を満たすことに関する出力又は前記通過確定条件を満たすことに関する出力を行う学習済みモデルを備える、
請求項1から10のいずれか一項に記載の光電センサ。
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