JP7021548B2 - 電力変換装置用筐体、鉄道車両用電力変換装置の筐体および電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置用筐体、鉄道車両用電力変換装置の筐体および電力変換装置 Download PDF

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Description

この発明は、電力変換装置用筐体、鉄道車両用電力変換装置の筐体および電力変換装置に関し、特に、筐体本体部の内表面と板状の部材とが溶接されている電力変換装置用筐体、鉄道車両用電力変換装置の筐体および電力変換装置に関する。
従来、筐体本体部の内表面と板状の部材とが溶接されている電力変換装置用筐体、鉄道車両用電力変換装置の筐体および電力変換装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1の鉄道車両用電気品収容用の筐体には、鉄道車両に用いられるパワーユニット部(インバータ装置)が収容されている。筐体は、筐体に設けられた吊り耳をボルトにより接合することによって鉄道車両に吊り下げられた状態で固定されている。筐体には、筐体内に配置されたパワーユニット部を固定する(パワーユニット部を覆う)ための板状部材が設けられている。板状部材は、板状部材の端部が折り曲げられることにより形成された立ち上がり部(溶接部)を含む。立ち上がり部は、筐体の内部(パワーユニット部が配置される空間)に露出している。
また、立ち上がり部には、複数の切り欠きが設けられている。そして、複数の切り欠きの各々において、立ち上がり部と筐体の内表面との溶接(隅肉溶接)が行われる。これにより、板状部材(立ち上がり部)と筐体の内表面とが接合されている。また、複数の切り欠きの各々には、溶接時に形成された溶接ビード(溶接箇所に形成される盛り上がり部分)が設けられている。
特開2013-66900号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されているような従来の電力変換装置用筐体では、接合(溶接)に用いられる部分(上記特許文献1では立ち上がり部)が筐体の内部において露出しているため、筐体の内部において露出する溶接ビードが比較的大きくなるという不都合がある。この場合、筐体内部に収容されている電気部品および配線と、溶接ビードとが接触し易くなるため、筐体内部に収容されている電気部品および配線等が損傷しやすいという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、筐体本体部に収容されている電力変換装置本体および電力変換装置本体の配線が損傷するのを抑制することが可能な電力変換装置用筐体、鉄道車両用電力変換装置の筐体および電力変換装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による電力変換装置用筐体は、電力変換装置本体を収納する箱状の筐体本体部と、箱状の筐体本体部の内表面上において、電力変換装置本体と隣接するように配置された板状の補強部材と、を備え、板状の補強部材は、内表面に対向するように設けられる第1面と、第1面の端部に接続され、筐体本体部の内表面に略直交するように設けられる第2面と、第2面に対して補強部材の内側に向かって折り曲げられることにより形成され、筐体本体部の内表面に接触するように設けられる第3面と、第2面と第3面との間の折り曲げ部分に設けられ、筐体本体部の内表面と補強部材とを溶接するための溶接箇所となるスリット部とを含む。
この発明の第1の局面による電力変換装置用筐体では、上記のように、第3面が第2面に対して補強部材の内側に向かって折り曲げられているとともに、第2面と第3面との間の折り曲げ部分にスリット部が設けられている。このように構成すれば、スリット部において溶接(隅肉溶接)が行われた場合に、スリット部を介して補強部材の内側(第1面、第2面、第3面、および、内表面により取り囲まれる空間)に溶接ビード(溶接箇所に形成される盛り上がり部分)を形成することができるとともに、第3面が補強部材の内側に設けられているので、補強部材の内側において形成された溶接ビードにより第3面と内表面とを接合(溶接)することができる。これにより、溶接ビードの少なくとも一部は補強部材の内側に形成されるので、筐体本体部の内部(補強部材の外側)に露出される溶接ビードの大きさを比較的小さくすることができる。その結果、溶接ビードとの接触により、筐体本体部に収容されている電力変換装置本体および電力変換装置本体の配線が損傷するのを抑制することができる。
また、折り曲げ部分にスリット部が設けられていることによって、スリット部を目印に補強部材を折り曲げることができるので、補強部材の折り曲げ作業を容易化することができる。
上記第1の局面による電力変換装置用筐体において、好ましくは、スリット部の一部は、第3面に設けられている。このように構成すれば、溶接ビードが、補強部材の内側に折り曲げられた第3面に設けられたスリット部に形成されるので、溶接ビードが補強部材の外側に形成されるのを抑制することができる。
この場合、好ましくは、スリット部は、第2面と第3面とに跨るように設けられている。このように構成すれば、スリット部の、第2面に設けられている部分を介して、溶接ビードを補強部材の内側に容易に侵入させることができるとともに、第2面を介して補強部材の内側に侵入させた溶接ビードを第3面に設けられているスリット部に形成することができる。
上記スリット部が第2面と第3面とに跨るように設けられている電力変換装置用筐体において、好ましくは、スリット部は、第2面および第3面の各々に直交する断面がL字形状を有する。このように構成すれば、第2面に設けられたスリット部を介して、第2面に直交する方向に沿って溶接ビードを侵入させた場合に、第3面に設けられたスリット部に溶接ビードを容易に形成することができる。
上記スリット部が第2面と第3面とに跨るように設けられている電力変換装置用筐体において、好ましくは、折り曲げ部分は、板状の補強部材の両端部側の各々に設けられており、一方端側の折り曲げ部分に設けられているスリット部の一部は、一方端側の第3面に設けられ、他方端側の折り曲げ部分に設けられているスリット部の一部は、他方端側の第3面に設けられている。このように構成すれば、板状の補強部材の両端部側の各々において、溶接ビードが補強部材の外側に形成されるのを抑制することができる。
上記第1の局面による電力変換装置用筐体において、好ましくは、筐体本体部の内表面と補強部材とを溶接した際に形成される溶接ビードの少なくとも一部は、補強部材の内部に収容されている。このように構成すれば、筐体本体部の内部(補強部材の外側)に露出される溶接ビードの大きさを小さくすることができるので、溶接ビードとの接触により、筐体本体部に収容されている電力変換装置本体および電力変換装置本体の配線が損傷するのを容易に抑制することができる。
上記第1の局面による電力変換装置用筐体において、好ましくは、スリット部は、第2面および第3面の各々に直交する断面に直交する方向に沿って複数設けられている。このように構成すれば、スリット部が1つだけ設けられている場合に比べて、補強部材を筐体本体部の内表面に安定的に固定することができる。さらに、複数のスリット部の各々に形成される溶接ビードが、筐体本体部の内部(補強部材の外側)に露出されるのが抑制されているので、複数のスリット部の各々に溶接ビードが形成されても、筐体本体部の内部(補強部材の外側)に露出される溶接ビードの量(大きさ)が大きくなるのを抑制することができる。
上記第1の局面による電力変換装置用筐体において、好ましくは、複数の板状の補強部材は、筐体本体部の底部に配置されており、電力変換装置本体の配線は、底部に配置された複数の板状の補強部材同士の間に設けられている。このように構成すれば、筐体本体部の底部に配置された補強部材同士の間のスペースを利用して電力変換装置本体の配線を配置することができる。その結果、配線を配置するためのスペースを確保するために筐体本体部が大型化するのを抑制することができる。また、筐体本体部の内部(補強部材の外側)に露出された溶接ビードの大きさが比較的小さいので、底部に配置された補強部材同士の間に設けられている配線と溶接ビードとの接触を抑制することができる。
この発明の第2の局面による鉄道車両用電力変換装置の筐体は、鉄道車両の底部に取り付けられ、電力変換装置本体を収納する箱状の筐体本体部と、箱状の筐体本体部の内表面に配置された板状の補強部材と、を備え、板状の補強部材は、内表面に対向するように設けられる第1面と、第1面の端部に接続され、筐体本体部の内表面に略直交するように設けられる第2面と、第2面に対して補強部材の内側に向かって折り曲げられることにより形成され、筐体本体部の内表面に接触するように設けられる第3面と、第2面と第3面との間の折り曲げ部分に設けられ、筐体本体部の内表面と補強部材とを溶接するための溶接箇所となるスリット部とを含む。
この発明の第2の局面による鉄道車両用電力変換装置の筐体では、上記のように、第3面が第2面に対して補強部材の内側に向かって折り曲げられているとともに、第2面と第3面との間の折り曲げ部分にスリット部が設けられている。このように構成すれば、溶接ビードの少なくとも一部は補強部材の内側に形成されるので、筐体本体部の内部(補強部材の外側)に露出される溶接ビードの大きさを比較的小さくすることができる。その結果、溶接ビードとの接触により、筐体本体部に収容されている電力変換装置本体および電力変換装置本体の配線が損傷するのを抑制することができる。また、ここで、鉄道車両は比較的振動が激しいため、筐体本体部の内部に露出される溶接ビードと、電力変換装置本体および電力変換装置本体の配線との接触が比較的起こりやすい。したがって、筐体本体部の内部(補強部材の外側)に露出される溶接ビードの大きさを比較的小さくすることは、鉄道車両用電力変換装置の筐体において、特に有効である。
この発明の第3の局面による電力変換装置は、電力変換装置本体と、電力変換装置本体を収納する箱状の筐体本体部と、箱状の筐体本体部の内表面上において、電力変換装置本体と隣接するように配置された板状の補強部材と、を備え、板状の補強部材は、内表面に対向するように設けられる第1面と、第1面の端部に接続され、筐体本体部の内表面に略直交するように設けられる第2面と、第2面に対して補強部材の内側に向かって折り曲げられることにより形成され、筐体本体部の内表面に接触するように設けられる第3面と、第2面と第3面との間の折り曲げ部分に設けられ、筐体本体部の内表面と補強部材とを溶接するための溶接箇所となるスリット部とを含む。
この発明の第3の局面による電力変換装置では、上記のように、第3面が第2面に対して補強部材の内側に向かって折り曲げられているとともに、第2面と第3面との間の折り曲げ部分にスリット部が設けられている。このように構成すれば、溶接ビードの少なくとも一部は補強部材の内側に形成されるので、筐体本体部の内部(補強部材の外側)に露出される溶接ビードの大きさを比較的小さくすることができる。その結果、溶接ビードとの接触により、筐体本体部に収容されている電力変換装置本体および電力変換装置本体の配線が損傷するのを抑制することができる。これにより、電力変換装置本体および電力変換装置本体の配線の損傷に起因して電力変換装置の動作が異常になるのを抑制することができる。
本発明によれば、上記のように、筐体本体部に収容されている電力変換装置本体および電力変換装置本体の配線が損傷するのを抑制することができる。
一実施形態による電力変換装置用筐体(電力変換装置)が設けられる鉄道車両の構成を示した図である。 一実施形態による電力変換装置用筐体(電力変換装置)の構成を示した斜視図である。 図2の300-300線に沿った断面図(溶接ビードは図示省略)である。 図3の拡大図である。 図2の拡大図(溶接ビードは図示省略)である。 図2の300-300線に沿った断面図である。 図6の拡大図である。 比較例による補強部材の構成を説明するための断面図である。 一実施形態による電力変換装置用筐体(電力変換装置)の電力変換装置本体の配置を説明するための模式図である。 一実施形態による溶接ビードを形成する方法を説明するための図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[本実施形態]
図1~図7、図9、および、図10を参照して、本実施形態による電力変換装置用筐体100(電力変換装置200)の構成について説明する。
(高速鉄道車両の構成)
まず、図1を参照して、電力変換装置用筐体100(電力変換装置200)が設置される高速鉄道車両10の構成について説明する。なお、本実施形態では、高速鉄道車両10が、進行方向(X方向)のうちX1方向に走行する場合について説明する。また、進行方向のうち高速鉄道車両10が進行するX1方向を進行方向の前方とし、前方とは反対のX2方向を進行方向の後方とする。なお、電力変換装置用筐体100および高速鉄道車両10は、それぞれ、特許請求の範囲の「鉄道車両用電力変換装置の筐体」および「鉄道車両」の一例である。
高速鉄道車両10は、複数の車両が編成された状態で、たとえば、180km/h以上で走行する高速鉄道車両である。高速鉄道車両10は、図1に示すように、交流電源としての架線20から供給される電力により走行するように構成されている。
高速鉄道車両10は、車体11と、パンタグラフ12と、電力変換装置用筐体100(電力変換装置200)と、誘導電動機(図示せず)および空調機器(図示せず)などの電気機器13とを備えている。高速鉄道車両10は、レール101上を走行している。また、電力変換装置200は、インバータ、トランス、コンタクタ、および、ヒューズなどを含む電力変換装置本体200a(図9参照)を備えている。
パンタグラフ12は、架線20から電力を受け取る役割を有する。電力変換装置200は、変圧器(図示せず)により変圧されたパンタグラフ12からの交流電圧を、所望の3相交流電圧および周波数に変換する。そして、3相交流電圧および周波数は、電気機器13の誘導電動機に出力される。
図2に示すように、電力変換装置用筐体100(電力変換装置200)は、高速鉄道車両10の車体11の底部11a(図1参照)に吊り下げられた状態で取り付けられている箱状の筐体本体部1を備える。つまり、筐体本体部1は、高速鉄道車両10の車体11の底部11aの下方(Z2方向)に取り付けられている。
筐体本体部1は、電力変換装置本体200a(図9参照)を収納する。筐体本体部1の前面側(X1方向側)には、開口部1aが設けられている。また、開口部1aの周縁には、開口部1aを取り囲むように枠部1bが設けられている。また、筐体本体部1のZ1方向側の端部には、高速鉄道車両10の車体11の底部11aに取り付けるための取付金具1cが設けられている。取付金具1cは、Z1方向側から見て、筐体本体部1の4角の各々に設けられている。なお、図2では、簡略化のため、電力変換装置本体200aは図示を省略している。
また、電力変換装置用筐体100(電力変換装置200)は、箱状の筐体本体部1の内表面100a上において、電力変換装置本体200aと隣接するように配置された(図9参照)板状の補強部材2を備える。具体的には、板状の補強部材2は、筐体本体部1の底部100b(Z2方向側の内表面100a)に複数(本実施形態では3つ)設けられている。また、Y1方向側、Y2方向側、X2方向側、および、Z1方向側の各々の内表面100aにも、補強部材2は設けられている。なお、筐体本体部1の内表面100aおよび補強部材2は、板金により成形されている。
図3に示すように、補強部材2は、内表面100aに対向するように設けられる面2aを含む。面2aは、内表面100aと略平行に設けられ、内表面100aと距離D1だけ離間している。なお、図3では、後述する溶接ビード3は、簡略化のため、図示を省略している。なお、面2aは、特許請求の範囲の「第1面」の一例である。
また、補強部材2は、面2aの端部2bに接続されている面2cを含む。面2cは、筐体本体部1の内表面100aに略直交するように設けられている。すなわち、補強部材2は、面2a(面2aの端部2b)と面2cとの間の折り曲げ部分2dにおいて、直角に折り曲げられている。なお、面2cは、特許請求の範囲の「第2面」の一例である。
また、面2cは、面2aの両方(Y1方向側およびY2方向側)の端部2bに接続されている。Y1方向側の面2cと、Y2方向側の面2cとは、互いに対向するように設けられている。
また、補強部材2は、面2cに対して補強部材2の内側に向かって折り曲げられることにより形成される面2eを含む。すなわち、Y1方向側の面2eは、Y1方向側の面2cからY2方向側に折り曲げられている。また、Y2方向側の面2eは、Y2方向側の面2cからY1方向側に折り曲げられている。補強部材2は、面2cと面2eとの間の折り曲げ部分2fにおいて、直角に折り曲げられている。なお、面2eは、特許請求の範囲の「第3面」の一例である。
また、面2eは、筐体本体部1の内表面100aに接触するように設けられている。具体的には、面2eは、面2eの全体が筐体本体部1の内表面100aに密着するように設けられている。
上記のように、補強部材2は、補強部材2の両方(Y1方向側およびY2方向側)の端部2h側において、折り曲げ部分2dおよび折り曲げ部分2fで折り曲げられることにより、面2cおよび面2eの各々に直交する断面(図3に示す断面)がC字形状を有している。すなわち、補強部材2は、いわゆるCチャンネル型の補強構造を有している。なお、補強部材2は、ベンダー(平面の板を曲げて立体化していく機械)による曲げ加工により折り曲げられている。補強部材2は、ベンダーによる曲げ加工が4回行われることにより、Cチャンネル型に変形される。
ここで、本実施形態では、補強部材2は、面2cと面2eとの間の折り曲げ部分2fに設けられるスリット部2gを含む。スリット部2gは、筐体本体部1の内表面100aと補強部材2とを溶接(断続隅肉溶接)するための溶接箇所となる。具体的には、スリット部2gを介して、補強部材2の外側から内側(面2a、面2c、面2e、および、内表面100aにより取り囲まれる空間)に液滴等が通過可能に構成されている。なお、スリット部2gは、タレットパンチ(板金をプレスして打ち抜く機械)による打ち抜き加工により形成される。
また、本実施形態では、スリット部2gの一部は、面2eに設けられている。具体的には、面2eに設けられているスリット部2gのY方向における長さは、長さL1(図4参照)である。長さL1は、面2eのY方向における長さL2(図4参照)よりも小さい。なお、長さL2は、距離D1よりも小さい。
また、本実施形態では、スリット部2gは、面2cと面2eとに跨るように設けられている。すなわち、スリット部2gは、面2cおよび面2eの各々に直交する断面(図3に示す断面)がL字形状を有する。また、面2cに設けられているスリット部2gのZ方向における長さは、長さL3(図4参照)である。長さL3は、面2eのスリット部2gの長さL1と略同じ大きさである。
また、本実施形態では、一方の端部2h側(Y1方向側)の折り曲げ部分2fに設けられているスリット部2gの一部は、一方の端部2h側(Y1方向側)の面2eに設けられている。また、他方の端部2h側(Y2方向側)の折り曲げ部分2fに設けられているスリット部2gの一部は、他方の端部2h側(Y2方向側)の面2eに設けられている。
具体的には、一方の端部2h側(Y1方向側)の折り曲げ部分2fに設けられているスリット部2gは、一方の端部2h側(Y1方向側)の面2cおよび面2eに跨っている。また、他方の端部2h側(Y2方向側)の折り曲げ部分2fに設けられているスリット部2gは、他方の端部2h側(Y2方向側)の面2cおよび面2eに跨っている。
図5に示すように、面2a、面2c、および、面2eの各々は、略矩形形状を有している。面2a、面2c、および、面2eの各々の長辺は、X方向に沿って延びるように設けられている。また、面2cを正面から見て(Y方向から見て)、(面2cに設けられている)スリット部2gは、略矩形形状を有している。(面2cに設けられている)スリット部2gの長辺は、X方向に沿って延びるように設けられている。また、面2eを正面から見て(Z方向から見て)、(面2eに設けられている)スリット部2gは、略矩形形状を有している。(面2eに設けられている)スリット部2gの長辺は、X方向に沿って延びるように設けられている。また、スリット部2gのX方向における長さは、長さL1および長さL3(図4参照)よりも大きい長さL4である。長さL4の大きさを調整することによって、後述する溶接ビード3(図6参照)の大きさに対応したスリット部2gを容易に形成することが可能である。なお、図5では、溶接ビード3は、簡略化のため、図示を省略している。
ここで、本実施形態では、スリット部2gは、面2cおよび面2eの各々に直交する断面(図3の断面)に直交する方向(X方向)に沿って複数設けられている。具体的には、複数のスリット部2gは、X方向に沿って等ピッチ(長さL5)で設けられている。
図6および図7に示すように、筐体本体部1の内表面100aと補強部材2との溶接の際に形成される溶接ビード3は、スリット部2gに埋め込まれるように配置されている。スリット部2gのX方向の長さL4(図5参照)は、溶接ビード3の(X方向の)大きさに基づいて決定されている。なお、溶接ビード3の大きさは、溶接の際に用いられる溶接機4(図10参照)に取り付けられている円柱形状の溶接棒4a(図10参照)の直径φに基づいて決定される。すなわち、溶接棒4aの直径φを変更することによって、溶接ビード3による溶接箇所の面積(被覆面積)を増加させることが可能である。なお、溶接棒4aは、円柱形状に限らず、角柱形状でもよい。
ここで、本実施形態では、溶接ビード3の一部は、補強部材2の内部に収容されている。具体的には、図6に示すように、溶接ビード3は、面2eに設けられているスリット部2g(図3および図4参照)と面2eに跨るように形成されている。
なお、溶接ビード3の残りの一部は、補強部材2の外側に突出しているが、この突出長さは、たとえば面2eに設けられているスリット部2gのY方向における長さL1(図4参照)に比べて十分に小さい。
溶接ビード3を含めた補強部材2のY方向における長さは、面2aのY方向における長さである長さL5と、溶接ビード3の突出長さとの合計である、長さL6である。
ここで、面22eが面2cに対して補強部材22の外側に折り曲げられ、端部22hの近傍に溶接ビード23が設けられている補強部材22(比較例)の構成を図8に示す。補強部材22のY方向における長さL7は、面2aのY方向における長さL5と、面22eのY方向における長さL8の2倍の長さとの合計である。なお、長さL8は、長さL1(図4参照)と略同じ大きさである。このように、本実施形態では、補強部材2のY方向における長さL6(図6参照)を、比較例の補強部材22のY方向における長さL7に比べて、比較的小さくすることが可能である。
これにより、補強部材2に隣接するように電力変換装置本体200a(図9参照)および電力変換装置本体200aの配線200b(図9参照)が配置される場合に、電力変換装置本体200aおよび電力変換装置本体200aの配線200bが配置されるスペースをより大きくすることが可能である。その結果、電力変換装置本体200aおよび電力変換装置本体200aの配線200bと、補強部材2との接触を抑制することが可能であるとともに、筐体本体部1の小型化を図ることが可能である。
また、面2eが補強部材2の内側に設けられているので、電力変換装置本体200aおよび電力変換装置本体200aの配線200bと、面2e(面2eと内表面100aとの間の段差)とが接触するのを防止することが可能である。これにより、比較例の構成に比べて、電力変換装置本体200aおよび電力変換装置本体200aの配線200bの損傷を抑制することが可能である。
また、本実施形態では、図9に示すように、電力変換装置本体200aの配線200bは、底部100bに配置された複数の補強部材2同士の間に設けられている。また、配線200bは、補強部材2と筐体本体部1の内表面100aとの間にも設けられている。また、電力変換装置本体200aの一部も、複数の補強部材2同士の間、および、補強部材2と内表面100aとの間に設けられている。また、電力変換装置本体200aの一部は、筐体本体部1の内部において、補強部材2の面2aに支持されるように配置されている。なお、図9は、概略的な模式図であり、説明に不要な部材は簡略化のため図示を省略している。また、電力変換装置本体200aおよび配線200bの配置は、これに限られない。
また、筐体本体部1の(Y1方向側の)内表面100a上には、冷却フィン103が設けられている。冷却フィン103は、補強部材2と(Z1方向側の)内表面100aとの間に設けられている。
(溶接ビードの形成方法)
図10を参照して、溶接ビード3の形成方法について説明する。溶接ビード3の形成には、溶接機4が用いられる。溶接機4の端部には溶接棒4aが取り付けられている。溶接機4の溶接棒4aを溶かすことにより、溶接棒4aの液滴をスリット部2g(図4参照)を介して補強部材2の内側に侵入させる。そして、補強部材2の内側に侵入した溶接棒4aの液滴を固化させることにより、面2eのスリット部2gに溶接ビード3が形成される。これにより、補強部材2(面2e)と筐体本体部1の内表面100aとが接合(溶接)される。
また、補強部材2において、スリット部2gが溶接箇所であるので、作業者がスリット部2gを目印にするとともに、スリット部2gの大きさに基づいて溶接作業を行うことができる。これにより、溶接作業において、設計図等により溶接箇所および溶接ビード3の大きさの設計値の確認を行う手間を省略することが可能であるので、溶接作業を簡易化することが可能となる。また、スリット部2gの位置および大きさに基づいて溶接が行われるので、作業者ごとに溶接の作業方法がばらつくのを抑制することが可能である。その結果、電力変換装置用筐体100(電力変換装置200)の製造誤差を低減することが可能である。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、板状の補強部材2は、内表面100aに対向するように設けられる面2aと、面2aの端部2bに接続され、筐体本体部1の内表面100aに略直交するように設けられる面2cと、面2cに対して補強部材2の内側に向かって折り曲げられることにより形成され、筐体本体部1の内表面100aに接触するように設けられる面2eを含む。そして、補強部材2が、面2cと面2eとの間の折り曲げ部分2fに設けられ、筐体本体部1の内表面100aと補強部材2とを溶接するための溶接箇所となるスリット部2gを含むように、電力変換装置用筐体100(電力変換装置200)を構成する。これにより、スリット部2gにおいて溶接(隅肉溶接)が行われた場合に、スリット部2gを介して補強部材2の内側(面2a、面2c、面2e、および、内表面100aにより取り囲まれる空間)に溶接ビード3(溶接箇所に形成される盛り上がり部分)を形成することができるとともに、面2eが補強部材2の内側に設けられているので、補強部材2の内側において形成された溶接ビード3により面2eと内表面100aとを接合(溶接)することができる。その結果、溶接ビード3の少なくとも一部は補強部材2の内側に形成されるので、筐体本体部1の内部(補強部材2の外側)に露出される溶接ビード3の大きさを比較的小さくすることができる。これにより、溶接ビード3との接触により、筐体本体部1に収容されている電力変換装置本体200aおよび電力変換装置本体200aの配線200bが損傷するのを抑制することができる。また、電力変換装置本体200aおよび電力変換装置本体200aの配線200bの損傷に起因して電力変換装置200の動作が異常になるのを抑制することができる。
また、ここで、鉄道車両は比較的振動が激しいため、筐体本体部1の内部に露出される溶接ビード3と、電力変換装置本体200aおよび電力変換装置本体200aの配線200bとの接触が比較的起こりやすい。したがって、筐体本体部1の内部に露出される溶接ビード3の大きさを比較的小さくすることは、高速鉄道車両10に設けられる電力変換装置用筐体100(電力変換装置200)において、特に有効である。
また、折り曲げ部分2fにスリット部2gが設けられていることによって、スリット部2gを目印に補強部材2を折り曲げることができるので、補強部材2の折り曲げ作業を容易化することができる。
また、本実施形態では、上記のように、スリット部2gの一部が、面2eに設けられるように、電力変換装置用筐体100(電力変換装置200)を構成する。これにより、溶接ビード3が、補強部材2の内側に折り曲げられた面2eに設けられたスリット部2gに形成されるので、溶接ビード3が補強部材2の外側に形成されるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、スリット部2gが、面2cと面2eとに跨って設けられるように、電力変換装置用筐体100(電力変換装置200)を構成する。これにより、スリット部2gの、面2cに設けられている部分を介して、溶接ビード3を補強部材2の内側に容易に侵入させることができるとともに、面2cを介して補強部材2の内側に侵入させた溶接ビード3を面2eに設けられているスリット部2gに形成することができる。
また、本実施形態では、上記のように、スリット部2gが、面2cおよび面2eの各々に直交する断面がL字形状を有するように、電力変換装置用筐体100(電力変換装置200)を構成する。これにより、面2cに設けられたスリット部2gを介して、面2cに直交する方向に沿って溶接ビード3を侵入させた場合に、面2eに設けられたスリット部2gに溶接ビード3を容易に形成することができる。
また、本実施形態では、上記のように、一方の端部2h側の折り曲げ部分2fに設けられているスリット部2gの一部が、一方の端部2h側の面2eに設けられ、他方の端部2h側の折り曲げ部分2fに設けられているスリット部2gの一部が、他方の面2eに設けられるように、電力変換装置用筐体100(電力変換装置200)を構成する。これにより、板状の補強部材2の両方の端部2h側の各々において、溶接ビード3が補強部材2の外側に形成されるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、筐体本体部1の内表面100aと補強部材2とを溶接した際に形成される溶接ビード3の一部が、補強部材2の内部に収容されるように、電力変換装置用筐体100(電力変換装置200)を構成する。これにより、筐体本体部1の内部(補強部材2の外側)に露出される溶接ビード3の大きさを小さくすることができるので、溶接ビード3との接触により、筐体本体部1に収容されている電力変換装置本体200aおよび電力変換装置本体200aの配線200bが損傷するのを容易に抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、スリット部2gが、面2cおよび面2eの各々に直交する断面に直交する方向に沿って複数設けられるように、電力変換装置用筐体100(電力変換装置200)を構成する。これにより、スリット部2gが1つだけ設けられている場合に比べて、補強部材2を筐体本体部1の内表面100aに安定的に固定することができる。さらに、複数のスリット部2gの各々に形成される溶接ビード3が、筐体本体部1の内部(補強部材2の外側)に露出されるのが抑制されているので、複数のスリット部2gの各々に溶接ビード3が形成されても、筐体本体部1の内部(補強部材2の外側)に露出される溶接ビード3の量(大きさ)が大きくなるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、電力変換装置本体200aの配線200bが、底部100bに配置された複数の板状の補強部材2同士の間に設けられるように、電力変換装置用筐体100(電力変換装置200)を構成する。これにより、筐体本体部1の底部100bに配置された補強部材2同士の間のスペースを利用して電力変換装置本体200aの配線200bを配置することができる。その結果、配線200bを配置するためのスペースを確保するために筐体本体部1が大型化するのを抑制することができる。また、筐体本体部1の内部(補強部材2の外側)に露出された溶接ビード3の大きさが比較的小さいので、底部100bに配置された補強部材2同士の間に設けられている配線200bと溶接ビード3との接触を抑制することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、補強部材の両端部側において、補強部材の内側に折り曲げられる第3面が設けられる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、補強部材の一方端側のみに第3面が設けらていてもよい。
また、上記実施形態では、溶接ビードの一部が、補強部材の内部に収容される例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、溶接ビードの全部が、補強部材の内部に収容されていてもよい。
また、上記実施形態では、電力変換装置用筐体および電力変換装置が、鉄道車両(高速鉄道車両10)に設けられる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、電力変換装置用筐体および電力変換装置が、鉄道車両以外の装置に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、スリット部が略矩形形状を有している例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、スリット部が正方形形状または円形形状を有していてもよい。
また、上記実施形態では、スリット部は、第2面(面2c)および第3面(面2e)の各々に直交する断面がL字形状を有している例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、スリット部は、第2面(面2c)に直交するとともに第3面(面2e)に直交せず交差している断面がL字形状を有していてもよい。また、スリット部は、第3面(面2e)に直交するとともに第2面(面2c)に直交せず交差している断面がL字形状を有していてもよい。
また、上記実施形態では、第2面(面2c)と第3面(面2e)との間の折り曲げ部分(2f)のみにスリット部が設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1面(面2a)と第2面(面2c)との間の折り曲げ部分(2d)にも設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、補強部材が、筐体本体部と同様に板金により成形されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、補強部材が、筐体本体部とは異なる専用の部材により成形されていてもよい。
また、上記実施形態では、第2面(面2c)に設けられているスリット部2gの長さ(L3)と、第3面(面2e)に設けられているスリット部2gの長さ(L1)とが略等しい例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第3面(面2e)に設けられているスリット部2gの長さ(L1)の方が、第2面(面2c)に設けられているスリット部2gの長さ(L3)よりも大きく(小さく)てもよい。
また、上記実施形態では、第3面(面2e)のY方向における長さ(L2)が、第1面(面2a)と内表面100aとの間の離間距離(D1)よりも小さい例を示したが、本発明はこれに限られない。第3面(面2e)のY方向における長さ(L2)が、第1面(面2a)と内表面100aとの間の離間距離(D1)以上であってもよい。
1 筐体本体部
2 補強部材
2a 面(第1面)
2b 端部(第1面の端部)
2c 面(第2面)
2e 面(第3面)
2f 折り曲げ部分
2g スリット部
2h 端部(補強部材の端部)
3 溶接ビード
10 高速鉄道車両(鉄道車両)
11a 底部(鉄道車両の底部)
100 電力変換装置用筐体(鉄道車両用電力変換装置の筐体)
100a 内表面(筐体本体部の内表面)
100b 底部(筐体本体部の底部)
200 電力変換装置
200a 電力変換装置本体
200b 配線

Claims (10)

  1. 電力変換装置本体を収納する箱状の筐体本体部と、
    前記箱状の筐体本体部の内表面上において、前記電力変換装置本体と隣接するように配置された板状の補強部材と、を備え、
    前記板状の補強部材は、前記内表面に対向するように設けられる第1面と、前記第1面の端部に接続され、前記筐体本体部の前記内表面に略直交するように設けられる第2面と、前記第2面に対して前記補強部材の内側に向かって折り曲げられることにより形成され、前記筐体本体部の前記内表面に接触するように設けられる第3面と、前記第2面と前記第3面との間の折り曲げ部分に設けられ、前記筐体本体部の前記内表面と前記補強部材とを溶接するための溶接箇所となるスリット部とを含む、電力変換装置用筐体。
  2. 前記スリット部の一部は、前記第3面に設けられている、請求項1に記載の電力変換装置用筐体。
  3. 前記スリット部は、前記第2面と前記第3面とに跨るように設けられている、請求項2に記載の電力変換装置用筐体。
  4. 前記スリット部は、前記第2面および前記第3面の各々に直交する断面がL字形状を有する、請求項3に記載の電力変換装置用筐体。
  5. 前記折り曲げ部分は、前記板状の補強部材の両端部側の各々に設けられており、
    一方端側の前記折り曲げ部分に設けられている前記スリット部の一部は、前記一方端側の前記第3面に設けられ、他方端側の前記折り曲げ部分に設けられている前記スリット部の一部は、前記他方端側の前記第3面に設けられている、請求項2~4のいずれか1項に記載の電力変換装置用筐体。
  6. 前記筐体本体部の前記内表面と前記補強部材とを溶接した際に形成される溶接ビードの少なくとも一部は、前記補強部材の内部に収容されている、請求項1~5のいずれか1項に記載の電力変換装置用筐体。
  7. 前記スリット部は、前記第2面および前記第3面の各々に直交する断面に直交する方向に沿って複数設けられている、請求項1~6のいずれか1項に記載の電力変換装置用筐体。
  8. 複数の前記板状の補強部材は、前記筐体本体部の底部に配置されており、
    前記電力変換装置本体の配線は、前記底部に配置された複数の前記板状の補強部材同士の間に設けられている、請求項1~7のいずれか1項に記載の電力変換装置用筐体。
  9. 鉄道車両の底部に取り付けられ、電力変換装置本体を収納する箱状の筐体本体部と、
    前記箱状の筐体本体部の内表面に配置された板状の補強部材と、を備え、
    前記板状の補強部材は、前記内表面に対向するように設けられる第1面と、前記第1面の端部に接続され、前記筐体本体部の前記内表面に略直交するように設けられる第2面と、前記第2面に対して前記補強部材の内側に向かって折り曲げられることにより形成され、前記筐体本体部の前記内表面に接触するように設けられる第3面と、前記第2面と前記第3面との間の折り曲げ部分に設けられ、前記筐体本体部の前記内表面と前記補強部材とを溶接するための溶接箇所となるスリット部とを含む、鉄道車両用電力変換装置の筐体。
  10. 電力変換装置本体と、
    前記電力変換装置本体を収納する箱状の筐体本体部と、
    前記箱状の筐体本体部の内表面上において、前記電力変換装置本体と隣接するように配置された板状の補強部材と、を備え、
    前記板状の補強部材は、前記内表面に対向するように設けられる第1面と、前記第1面の端部に接続され、前記筐体本体部の前記内表面に略直交するように設けられる第2面と、前記第2面に対して前記補強部材の内側に向かって折り曲げられることにより形成され、前記筐体本体部の前記内表面に接触するように設けられる第3面と、前記第2面と前記第3面との間の折り曲げ部分に設けられ、前記筐体本体部の前記内表面と前記補強部材とを溶接するための溶接箇所となるスリット部とを含む、電力変換装置。
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