JP2015189365A - 前部車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の衝突時にインバーターを構成する部品とフロントコンパートメントの他部品との干渉を抑制することのできる前部車体構造を提供する。
【解決手段】前部車体構造12は、左右のフロントサイドメンバー16と、左側のフロントサイドメンバー16上に取付けるマウント28と、左側のフロントサイドメンバー16上に設けるインバーター30とを備える。インバーター30の後方にマウント28が隣接して配置される。左側のフロントサイドメンバー16のインバーター30を取付けるインバーター取付部36とマウント28を取付けるマウント取付部29との間には、前面衝突時の衝突荷重により山形状に隆起し、斜め衝突時の衝突荷重により車両内方に屈曲する折れ曲がり部50が設定される。車両の衝突時に折れ曲がり部50の折れ曲がりによって、マウント28あるいはエンジン22に対するインバーター30の干渉を抑制する。
【選択図】図7

Description

本発明は、自動車等の前部車体構造に関する。
従来には、車両の前後方向に延びる左右一対のフロントサイドメンバーと、両フロントサイドメンバーに前後一対のインバーターマウンティングを介して取付けられたインバーターとを備える前部車体構造がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、車両の前面衝突時の衝突荷重により、両フロントサイドメンバーの前半部分が下方へ折れ曲がり、インバーターが前下がりに傾斜されることによって、インバーターにつながるハーネスの断線を防止している。
特開2006−88871号公報
前部車体構造には、一方のフロントサイドメンバー上に取付けられかつパワーユニットを吊り下げ状に支持するマウントと、一方のフロントサイドメンバー上に設けられるインバーターとを備え、インバーターの後方にマウントが隣接して配置される構造がある。このような構造によると、フロントコンパートメントのコンパクト化や空間の有効利用を図ることができる。しかし、車両の前面衝突時の衝突荷重によりインバーターが車両後方へ押し込まれると、インバーターがマウントに干渉し、インバーターのインバーターハウジングが損傷する可能性があった。
なお、特許文献1では、インバーターの後方にマウントが隣接して配置されていないため、車両の前面衝突時のマウントに対する干渉によるインバーターハウジングの損傷は生じない。また、車両の前面衝突時のマウントに対する干渉によるインバーターハウジングの損傷を防止する対策としては、車両の前面衝突時に、インバーターをマウントの上方へ誘導するガイド部材を設定したり、インバーターとマウントとの間の前後方向の間隔を拡げたりすることが考えられる。しかし、このような対策では、ガイド部材の設置スペース、インバーターとの間の間隔を確保しなければならず、フロントコンパートメントのコンパクト化や空間の有効利用の支障となるため、好ましくない。
本発明が解決しようとする課題は、例えば車両の前面衝突時のマウントに対するインバーターハウジングの干渉、及び斜め衝突時のエンジンに対するインバーターハウジングの干渉など、車両の衝突時にインバーターを構成する部品とフロントコンパートメントの他部品との干渉を抑制することのできる前部車体構造を提供することにある。
第1の発明は、車両の前後方向に延びる左右一対のフロントサイドメンバーと、一方のフロントサイドメンバー上に取付けられかつパワーユニットを支持するマウントと、一方のフロントサイドメンバー上に設けられるインバーターとを備え、インバーターの後方にマウントが隣接して配置される前部車体構造であって、一方のフロントサイドメンバーのインバーターを取付けるインバーター取付部とマウントを取付けるマウント取付部との間には、車両の前面衝突時の衝突荷重により山形状に隆起し、斜め衝突時の衝突荷重により車両の内方に屈曲する折れ曲がり部が設定されている。この構成によると、車両の前面衝突時の衝突荷重により、一方のフロントサイドメンバーが折れ曲がり部において山形状に隆起するように折れ曲がる。これによって、インバーターが衝突荷重により後方へ押し込まれても、インバーターがマウントを乗り越えるように移動されるため、マウントに対するインバーターハウジングの干渉を抑制することができる。また、車両の斜め衝突時の衝突荷重により、一方のフロントサイドメンバーが折れ曲がり部において車両内方に折れ曲がる。これによって、インバーターが衝突荷重により押し込まれても、インバーターがエンジンから遠ざかるように移動されるため、エンジンに対するインバーターハウジングの干渉を抑制することができる。よって、車両の前面衝突時あるいは斜め衝突時のフロントコンパートメントの他部品に対するインバーターハウジングの干渉を抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明において、一方のフロントサイドメンバーのマウント取付部よりも前方部分には、剛性を有するスペーサーが設けられている。この構成によると、一方のフロントサイドメンバーのマウント取付部よりも前方部分の剛性を高めることにより、一方のフロントサイドメンバーに所望の変形モード(折れ曲がりモード)を設定することができる。
第3の発明は、第2の発明において、スペーサーは、一方のフロントサイドメンバーの車幅方向外側に配置されている。
第4の発明は、第2又は3の発明において、スペーサーは、一方のフロントサイドメンバーのインバーター取付部よりも後方へ延出された延出部を有している。この構成によると、スペーサーの延出部により、一方のフロントサイドメンバーの当該部分の剛性を高めることができる。
第5の発明は、第2〜4のいずれかの発明において、両フロントサイドメンバーの前端にそれぞれ結合されかつ衝突荷重を吸収する左右一対のクラッシュボックスと、両クラッシュボックスの前端に架設されたフロントバンパリインフォースとを備え、スペーサーはさらに、フロントバンパリインフォースの一方のフロントサイドメンバー側の端部に設けられ、前面衝突時の衝突荷重を受ける荷重受け部材と、一方のフロントサイドメンバー側のクラッシュボックスに設けられ、荷重受け部材からの衝突荷重を伝達する荷重伝達部材とを備える。この構成によると、車両の前面衝突時の衝突荷重を、荷重受け部材から荷重伝達部材を介して一方のフロントサイドメンバーに効率良く伝達することができる。
第6の発明は、第2の発明において、一方のフロントサイドメンバーの前端部から下方へ延びる垂下部には、剛性を有するスペーサーが配置されている。この構成によると、一方のフロントサイドメンバーの前端部から下方へ延びる垂下部の剛性を高めることにより、一方のフロントサイドメンバーに所望の変形モード(折れ曲がりモード)を設定することができる。
実施形態1にかかる前部車体構造を模式的に示す平面図である。 左側のフロントサイドメンバーの周辺部を模式的に示す右側面図である。 左側のフロントサイドメンバーの周辺部を模式的に示す左側面図である。 左側のフロントサイドメンバーの周辺部を模式的に示す斜視図である。 左側のフロントサイドメンバーに対するインバーターの取付構造を示す正断面図である。 左側のフロントサイドメンバーに対するスペーサー本体の取付構造を示す正断面図である。 前面衝突時の左側のフロントサイドメンバーの変形形態を説明する右側面図である。 斜め衝突時の左側のフロントサイドメンバーの変形形態を説明する平面図である。 実施形態2にかかる左側のフロントサイドメンバーの周辺部を模式的に示す右側面図である。 比較例にかかる前部車体構造を模式的に示す平面図である。 左側のフロントサイドメンバーの周辺部を模式的に示す右側面図である。 左側のフロントサイドメンバーの周辺部を模式的に示す左側面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[実施形態1]
実施形態1を説明する。本実施形態では、車両、例えばハイブリッド車に適用される前部車体構造について例示する。図1は前部車体構造を模式的に示す平面図、図2は左側のフロントサイドメンバーの周辺部を模式的に示す右側面図、図3は同じく左側面図、図4は同じく斜視図、図5は左側のフロントサイドメンバーに対するインバーターの取付構造を示す正断面図、図6は左側のフロントサイドメンバーに対するスペーサー本体の取付構造を示す正断面図である。図中、矢印Frは前方を示し、矢印Rhは右方を示し、矢印Upは上方を示している。
図1に示すように、車両の前部車体構造12は、車体14を構成する左右一対のフロントサイドメンバー16を備えている。両フロントサイドメンバー16は、車両の前後方向に延びている。図5及び図6に示すように、左側のフロントサイドメンバー16は、インナパネル17の上下の両フランジ17aと、アウタパネル18の上下の両フランジ18aとを溶接等により結合することにより、閉断面構造の四角筒状に形成されている。インナパネル17の主体部分は断面コの字状に形成されている。図5及び図6に示すように、インナパネル17の側板部と下板部とにより形成される下側の稜線17bの位置(側板部と下板部とのなす角度)が場所によって異なっている。すなわち、図2に示すように、稜線17bは、後出のマウント取付部29の付近で前後方向に直線的に延びており、後出のインバーター取付部36付近から前方に向かって緩やかな曲線を描くように下降しており、また、マウント取付部29の後方近くから後方に向かって緩やかな曲線を描くように下降している。また、インナパネル17の側板部と上板部とにより形成される上側の稜線は、前後方向に直線的に延びている。したがって、インナパネル17の側面幅(側板部の上下方向の幅)がマウント取付部29の付近で狭くなっている。また、アウタパネル18の主体部分は帯板状に形成されている。なお、右側のフロントサイドメンバー16は、左側のフロントサイドメンバー16と左右対称状に形成されている。また、両フロントサイドメンバー16の後端部は、不図示のダッシュパネル、フロアトンネル及びロッカにつながっている。
図1に示すように、両フロントサイドメンバー16の間にはパワーユニット20が配置されている。パワーユニット20は、エンジン(内燃機関)22及びトランスアクスル24を一体に備えており、前輪26を駆動する。トランスアクスル24は、エンジン22の左側に配置されている。トランスアクスル24は、回転電機及び動力分配機構等(不図示)を備えている。
左側のフロントサイドメンバー16の前後方向の中央部の後方寄りには、吊り下げ型のマウント28が取付けられている。マウント28は、左側のフロントサイドメンバー16の上面及び右側面に跨ってボルト等によりボルト(不図示)等にて締結されて固定されている。このため、マウント28の上端部は、左側のフロントサイドメンバー16上に突出されている(図2参照)。マウント28の右側部には、パワーユニット20のトランスアクスル24が吊り下げ状にかつ弾性的に支持されている。なお、パワーユニット20のエンジン22は、右側のフロントサイドメンバー16等の車体構成部材にマウント(不図示)を介して支持されている。また、左側のフロントサイドメンバー16におけるマウント28の取付部をマウント取付部29という。
左側のフロントサイドメンバー16上には、インバーター30が取付部材33を介して設けられている(図2参照)。インバーター30は、金属製で、箱形状のインバーターハウジング31内にインバーター回路(電気回路)が収容されている。インバーター30は、トランスアクスル24の回転電機及びバッテリ(不図示)に電気的に接続されており、回転電機とバッテリとの間で授受される電力を制御する。なお、パワーユニット20、マウント28、インバーター30及びバッテリは、車両のフロントコンパートメント内に配置されている。
図5に示すように、取付部材33は、ブラケット34とステー35とからなる。ブラケット34は金属製で、その左右両端部が左側のフロントサイドメンバー16のインナパネル17上にボルト締結等により結合されている。なお、左側のフロントサイドメンバー16におけるブラケット34の取付部をインバーター取付部36という。また、ステー35は、金属で形成されている。ステー35の左端部は、ブラケット34上にボルト(不図示)等にて締結されて固定されている。これにより、ブラケット34上にステー35が片持ち状態で水平状に支持されている。インバーター30は、ステー35上に固定状に搭載されている。また、図2に示すように、インバーター30(詳しくは下端部)の後方にマウント28(詳しくは上端部)が隣接して配置されている。すなわち、インバーターハウジング31の下端部とマウント28の上端部とは、ほぼ等しい高さ位置に配置され、両者はある程度の隙間を隔てて隣接している。
図1に示すように、両フロントサイドメンバー16の前端には、左右一対のクラッシュボックス37がそれぞれ結合されている。クラッシュボックス37は、車両の前面衝突時や斜め衝突時等に前後左右方向に潰れることにより衝突荷重を吸収する。両クラッシュボックス37の前端には、車幅方向(左右方向)に延びるフロントバンパリインフォース39が架設されている。両フロントサイドメンバー16の前端部には、下方へ延びる垂下部材41がスポット溶接等により結合されている(図2参照)。両垂下部材41の下端部には、車幅方向に延びるフロントクロスメンバー43が架設されている。なお、垂下部材41は本明細書でいう「垂下部」に相当する。また、両フロントサイドメンバー16の相互間において、バンパリインホースメントの後側には、不図示のラジエータサポートを介してラジエータが配置されている。また、垂下部材41は、フロントサイドメンバー16に結合したが、フロントサイドメンバー16に一体形成してもよい。
図1に示すように、左側のフロントサイドメンバー16におけるインバーター取付部36よりも前側部分には、剛性を有するスペーサー44が設けられている。スペーサー44は、スペーサー本体45と荷重受け部材52と荷重伝達部材54とを備えている。すなわち、スペーサー44の前端部は荷重受け部材52で構成され、スペーサー44の中間部は荷重伝達部材54で構成され、スペーサー44の後端部はスペーサー本体45で構成されている。
スペーサー本体45は、左側のフロントサイドメンバー16の前端部の左側(車幅方向外側)に配置されている。図6に示すように、スペーサー本体45は金属板製で、その上下の両フランジ45aが左側のフロントサイドメンバー16のアウタパネル18の上下の両フランジ18aにスポット溶接等により結合されている。スペーサー本体45の主体部分は、断面コの字状に形成されている。スペーサー本体45と左側のフロントサイドメンバー16のアウタパネル18とは閉断面構造の四角筒状をなしている。スペーサー本体45内の上下の両隅角部には、補強部材46がスポット溶接等により結合されている。補強部材46は、金属板製で、断面L字状に形成されている。
図3に示すように、スペーサー本体45は、左側のフロントサイドメンバー16の前端からインバーター取付部36の後方に向けて延出されている。スペーサー本体45の外側面は、車幅方向の突出量を後方へ向かって次第に小さくする傾斜面で形成されている。スペーサー本体45の後端部は、インバーター取付部36よりも後方へ延出された延出部47となっている(図1参照)。スペーサー本体45の後部でかつ左側のフロントサイドメンバー16側の端部(取付側基部)は、平面視においてインバーター30にラップしている(図1参照)。なお、スペーサー本体45の後端部は、少なくともマウント取付部29より前方にあればよい。また、荷重受け部材52及び荷重伝達部材54は後で説明する。
左側のフロントサイドメンバー16に対するスペーサー本体45を設けるにともない、左側のフロントサイドメンバー16のインバーター取付部36とマウント取付部29との間には、折れ曲がり部50が設定されている(図2参照)。折れ曲がり部50は、車両の前面衝突時の衝突荷重により、左側のフロントサイドメンバー16が側面視で山形状に隆起するように折れ曲がり可能に設定されている(後出の図7中、二点鎖線50参照)。また、折れ曲がり部50は、車両の斜め衝突時の衝突荷重により、左側のフロントサイドメンバー16が平面視で右方(車幅方向内方)へ山形状に隆起するように折れ曲がり可能に設定されている(後出の図8中、二点鎖線50参照)。
左側のフロントサイドメンバー16の折れ曲がり部50が上述のように折れ曲がり可能な理由を以下に説明する。折れ曲がり部50は、図2に示すように、スペーサー本体45(延出部47)の後端より直近で、かつインナパネル17の側面幅が狭くなっている部分に設定されているので、車両の前面衝突時の衝突荷重により、左側のフロントサイドメンバー16が側面視で山形状に隆起するように折れ曲がり可能となる。また、折れ曲がり部50は、スペーサー本体45(延出部47)の後端より直近であるので、斜め衝突時の衝突荷重とスペーサー本体45の前端(荷重受け部材52の前端)及び後端(延出部47の後端)の車両横方向のオフセット差によりモーメントが発生し、左側のフロントサイドメンバー16が平面視で右方(車幅方向内方)へ山形状に隆起するように折れ曲がりが可能となる。さらには、折れ曲がり部50に対応する位置の左側のフロントサイドメンバー16の下面及び左側面にビードや切欠きなどをあらかじめ設定しておいて、折れ曲がりを容易にすることも可能である。
図1に示すように、フロントバンパリインフォース39の左端部には、荷重受け部材52が設けられている(図3及び図4参照)。荷重受け部材52は、金属製で、四角筒状に形成されている。荷重受け部材52の中空部は、前後方向に延びている。荷重受け部材52の前端面は端板52aにより閉鎖されている(図4参照)。荷重受け部材52は、車両の前面衝突時または斜め衝突時の衝突荷重を受ける。荷重受け部材52の前端面はフロントバンパリインフォース39より前方にあり、側端面はフロントバンパリインフォース39より車両外方に延在している。
左側のクラッシュボックス37の左側部には、荷重伝達部材54が設けられている(図3及び図4参照)。荷重伝達部材54は、金属製で、四角筒状に形成されている。荷重伝達部材54の中空部は、前後方向に延びている。荷重伝達部材54の前端面は、荷重受け部材52の後端面に対向する状態で近接又は当接されている。荷重伝達部材54の後端面は、スペーサー本体45の前端面に対向する状態で近接又は当接されている。荷重伝達部材54は、荷重受け部材52からの衝突荷重をスペーサー本体45及び左側のフロントサイドメンバー16に伝達する。荷重伝達部材54は、クラッシュボックス37と同程度の剛性となっている。なお、荷重受け部材52とスペーサー本体45は、フロントサイドメンバー16より剛性のある部材で形成されており、スペーサー44は全体として左側のフロントサイドメンバー16に荷重を伝達可能な剛性のある部材となっている。
比較例にかかる前部車体構造について説明する。図10は前部車体構造を模式的に示す平面図、図11は左側のフロントサイドメンバーの周辺部を模式的に示す右側面図、図12は同じく左側面図である。図10〜図12に示すように、比較例の前部車体構造(符号、112を付す)は、実施形態1にかかる前部車体構造12(図1〜図3参照)から、スペーサー44(スペーサー本体45、荷重受け部材52及び荷重伝達部材54)が省略されたものである。また、左側のフロントサイドメンバー16には折り曲げ部50が設定されていない。
比較例の前部車体構造112(図10〜図12参照)において、剛壁等の衝突物56(図11参照)に対する車両の前面衝突時には、衝突荷重によりフロントバンパリインフォース39が後方に押し込まれるとともに、クラッシュボックス37が押し潰されることにより、その衝突荷重が吸収される。吸収されなかった衝突荷重が両フロントサイドメンバー16に加わることにより、両フロントサイドメンバー16が後方へ押し込まれていく。また、車体14の左側においては、左側のフロントサイドメンバー16とともにインバーター30が後方へ押し込まれていく。すると、インバーター30のインバーターハウジング31がマウント28の上端部に干渉する(図11中、衝突部A参照)。これにより、インバーターハウジング31に損傷を生じることがある。
比較例に対して、本実施形態の前部車体構造12(図1〜図3参照)によると、剛壁等の衝突物56(図7参照)に対する車両の前面衝突時には、衝突荷重によりフロントバンパリインフォース39が後方に押し込まれるとともに、クラッシュボックス37が押し潰されることにより、その衝突荷重が吸収される。吸収されなかった衝突荷重が両フロントサイドメンバー16に加わることにより、両フロントサイドメンバー16が後方へ押し込まれていく。このとき、車体14の左側においては、フロントバンパリインフォース39に加わる衝突荷重が、荷重受け部材52に加わり、荷重伝達部材54を介してスペーサー本体45に伝達される。これにより、左側のフロントサイドメンバー16は、折れ曲がり部50において山形状に隆起するように折れ曲がる(図7中、二点鎖線16参照)。したがって、インバーター30が衝突荷重により後方へ押し込まれても、インバーター30がマウント28を乗り越えるように移動可能となる(図7中、矢印Y参照)。このため、マウント28に対するインバーターハウジング31の干渉を抑制することができる。よって、車両の前面衝突時のマウント28に対する干渉によるインバーターハウジング31の損傷を防止することができる。
また、比較例の前部車体構造112(図10〜図12参照)において、剛壁等の衝突物58(図10参照)に対する車両の斜め衝突時には、左側のフロントサイドメンバー16が、衝突荷重により平面視で前端部が右方(車幅方向内方)へ折れ曲がりつつ後方へ押し込まれる(図10中、二点鎖線16参照)。すると、インバーター30のインバーターハウジング31がパワーユニット20のエンジン22の上端部に干渉すなわち衝突する(図10中、衝突部B参照)。これにより、インバーターハウジング31に損傷を生じることがある。なお、斜め衝突とは、例えば車両前方、斜め左方からの衝突物58の衝突をいう。
比較例に対して、本実施形態の前部車体構造12(図1〜図3参照)によると、剛壁等の衝突物58(図8参照)に対する車両の斜め衝突時には、衝突荷重により、左側のフロントサイドメンバー16が折れ曲がり部50において平面視で車幅方向内方へ山形状に隆起するように折れ曲がる(図8中、二点鎖線16参照)。これによって、パワーユニット20が右側斜め後方へ移動される(図8中、二点鎖線20参照)。これとともに、インバーター30が、パワーユニット20のエンジン22から離れる方向へ移動される(図8中、二点鎖線20参照)。このため、インバーター30とエンジン22とが互いに離れる方向へ移動されるため、エンジン22に対するインバーターハウジング31の干渉を抑制することができる。よって、車両の前面衝突時のパワーユニット20のエンジン22に対する干渉によるインバーターハウジング31の損傷を防止することができる。
前記した前部車体構造12(図1〜図3参照)によると、車両の前面衝突時の衝突荷重により、左側のフロントサイドメンバー16が折れ曲がり部50において山形状に隆起するように折れ曲がる。これによって、インバーター30が衝突荷重により後方へ押し込まれても、インバーター30がマウント28を乗り越えるように移動されるため、マウント28に対するインバーターハウジング31の干渉を抑制することができる。よって、車両の前面衝突時のマウント28に対する干渉によるインバーターハウジング31の損傷を防止することができる。
また、車両の斜め衝突時の衝突荷重により、左側のフロントサイドメンバー16が折れ曲がり部50において平面視で車幅方向内方へ山形状に隆起するように折れ曲がる。これによって、インバーター30が衝突荷重により後方へ押し込まれても、インバーター30がエンジン22から遠ざかるように移動されるため、エンジン22に対するインバーターハウジング31の干渉を抑制することができる。よって、車両の斜め衝突時のエンジン22に対する干渉によるインバーターハウジング31の損傷を防止することができる。
また、左側のフロントサイドメンバー16のマウント取付部29よりも前方部分には、剛性を有するスペーサー44が設けられている。したがって、左側のフロントサイドメンバー16のマウント取付部29よりも前方部分の剛性を高めることにより、左側のフロントサイドメンバー16に所望の変形モード(折れ曲がりモード)を設定することができる。
また、スペーサー44は、左側のフロントサイドメンバー16の車幅方向外側に配置されている。
また、スペーサー44のスペーサー本体45は、左側のフロントサイドメンバー16のインバーター取付部36よりも後方へ延出された延出部47を有している。したがって、スペーサー本体45の延出部47により、左側のフロントサイドメンバー16の当該部分の剛性を高めることができる。
また、スペーサー44はさらに、フロントバンパリインフォース39の左側のフロントサイドメンバー16側の端部に設けられ、前面衝突時の衝突荷重を受ける荷重受け部材52と、左側のフロントサイドメンバー16側のクラッシュボックス37に設けられ、荷重受け部材52からの衝突荷重を伝達する荷重伝達部材54とを備える。したがって、車両の前面衝突時の衝突荷重を、荷重受け部材52から荷重伝達部材54を介して左側のフロントサイドメンバー16に効率良く伝達することができる。
[実施形態2]
実施形態2を説明する。本実施形態は、実施形態1に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図9は左側のフロントサイドメンバーの周辺部を模式的に示す右側面図である。図9に示すように、本実施形態は、左側のフロントサイドメンバー16の前端部から下方へ延びる垂下部材41の前側に、剛性を有するスペーサー(符号、60を付す)を配置したものである。スペーサー60は、金属製で、四角筒状に形成されている。スペーサー60の中空部は、左右方向に延びており、バンパリインフォース39より車両外方まで延在している。本実施形態によると、1部品のスペーサー60により左側のフロントサイドメンバー16の前端部から下方へ延びる垂下部材41の剛性を高めることにより、実施形態1と同様、左側のフロントサイドメンバー16に所望の変形モード(折れ曲がりモード)を設定することができる。
[他の技術的事項]
本発明は実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明は、ハイブリッド車に限らず、電気自動車、燃料電池自動車、ガソリン車、ディーゼル車等の車両にも適用してもよい。このため、パワーユニット20は、エンジン22を含まない構成でもよいし、回転電機を含まない構成でもよい。また、左側のフロントサイドメンバー16の折れ曲がり部50に、ビード、ノッチ、開口孔等を形成することにより変形モードを調整してもよい。また、スペーサーは、左側のフロントサイドメンバー16に所望の変形モード(折れ曲がりモード)を設定するものであればよく、その外形形状、断面構造、大きさ、配置位置等は適宜変更してもよい。また、スペーサー44の荷重受け部材52及び/又は荷重伝達部材54は必要に応じて設ければよい。また、荷重受け部材52及び荷重伝達部材54の外形形状、断面構造、大きさ、配置位置等は適宜変更してもよい。また、車両の衝突時にインバーター30を構成する部材とマウント28あるいはエンジン22以外のフロントコンパートメントの他部品との干渉を抑制するようにしてもよい。
12…前部車体構造
16…フロントサイドメンバー
20…パワーユニット
28…マウント
29…マウント取付部
30…インバーター
36…インバーター取付部
37…クラッシュボックス
39…フロントバンパリインフォース
41…垂下部材(垂下部)
44…スペーサー
45…スペーサー本体
47…延出部
50…折れ曲がり部
52…荷重受け部材
54…荷重伝達部材
60…スペーサー

Claims (6)

  1. 車両の前後方向に延びる左右一対のフロントサイドメンバーと、
    一方の前記フロントサイドメンバー上に取付けられかつパワーユニットを支持するマウントと、
    前記一方のフロントサイドメンバー上に設けられるインバーターと
    を備え、
    前記インバーターの後方に前記マウントが隣接して配置される前部車体構造であって、
    前記一方のフロントサイドメンバーの前記インバーターを取付けるインバーター取付部と前記マウントを取付けるマウント取付部との間には、前記車両の前面衝突時の衝突荷重により山形状に隆起し、斜め衝突時の衝突荷重により前記車両の内方に屈曲する折れ曲がり部が設定されている
    ことを特徴とする前部車体構造。
  2. 請求項1に記載の前部車体構造であって、
    前記一方のフロントサイドメンバーの前記マウント取付部よりも前方部分には、剛性を有するスペーサーが設けられていることを特徴とする前部車体構造。
  3. 請求項2に記載の前部車体構造であって、
    前記スペーサーは、前記一方のフロントサイドメンバーの車幅方向外側に配置されていることを特徴とする前部車体構造。
  4. 請求項2又は3に記載の前部車体構造であって、
    前記スペーサーは、前記一方のフロントサイドメンバーの前記インバーター取付部よりも後方へ延出された延出部を有していることを特徴とする前部車体構造。
  5. 請求項2〜4のいずれか1つに記載の前部車体構造であって、
    前記両フロントサイドメンバーの前端にそれぞれ結合されかつ衝突荷重を吸収する左右一対のクラッシュボックスと、
    前記両クラッシュボックスの前端に架設されたフロントバンパリインフォースと
    を備え、
    前記スペーサーはさらに、
    前記フロントバンパリインフォースの前記一方のフロントサイドメンバー側の端部に設けられ、前記前面衝突時の衝突荷重を受ける荷重受け部材と、
    前記一方のフロントサイドメンバー側のクラッシュボックスに設けられ、前記荷重受け部材からの衝突荷重を伝達する荷重伝達部材と
    を備えることを特徴とする前部車体構造。
  6. 請求項1に記載の前部車体構造であって、
    前記一方のフロントサイドメンバーの前端部から下方へ延びる垂下部には、剛性を有するスペーサーが配置されていることを特徴とする前部車体構造。
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