JP7018697B2 - 太陽光発電ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、例えば平地や屋根等に設置される太陽光発電ユニットに関する。
太陽電池モジュール(太陽電池パネル)を配列させた太陽電池アレイを設置した太陽光発電ユニットとして例えば特許文献1に記載された山型のものが提案されている。この太陽光発電ユニットは架台に平面状のベースレールを水平に設置し、その上に設置した上部側と下部側の横桟に太陽電池モジュールを固定すると共に横桟方向に複数枚を配列してなる太陽電池アレイを傾斜面状に形成した。
太陽電池アレイを頂上部と谷間部とが交互に形成されるように密着させて山型に設置している。そのため、複数の太陽電池アレイは、その受光面が山型の一方向と他方向に傾く傾斜面をそれぞれ形成している。
このような複数の太陽電池モジュールを架台に傾斜させて固定する場合、ボルト等で太陽電池モジュールの裏面から取り付ける場合と表面から取り付ける場合とがある。裏面から取り付ける場合には、例えば太陽電池モジュールのフレームの裏面側に設けられた穴を利用してボルト等で横桟に固定している。
また、受光面である表面から取り付ける場合には、太陽電池モジュールの表面上の部材と架台の横桟との間に太陽電池モジュールを挟み込み、表面側からボルトで固定している。通常は部材点数削減のために太陽電池アレイの表面側と裏面側のどちらか一方側に固定している。
また、一般に従来の太陽光発電ユニットでは、太陽電池アレイの周囲に施工や保守のスペースを確保するため、敷地いっぱいに太陽電池モジュールを配列することができなかった。
特開2013-157478号公報
ところで、裏面側から太陽電池モジュールの固定が行われた場合において、保守や施工等に際して複数の太陽電池モジュールの取り外しや取り付け等を行うとすると、太陽電池アレイの下端部付近では設置面との隙間が小さく作業が困難であり施工性や保守性が悪いという欠点があった。
また、保守や施工等に際して表面側から太陽電池モジュールの取り外しや取り付けを行うと太陽電池アレイの上端部付近では設置面からの高さが大きいため作業が困難であった。
また、上述したように、太陽電池アレイの間隔を最小にして敷地いっぱいに太陽電池モジュールを配列した場合、故障等した1枚の太陽電池モジュールを交換するには裏面側から行う必要があった。しかしながら、太陽電池モジュールが全て設置された状態から1枚の故障した太陽電池モジュールを取り外す場合、太陽電池アレイの下端部と上端部に取り外しを行うスペースがなく困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、太陽電池モジュールの取り外しや取り付け作業等を容易に行えて施工性や保守性を向上させることができるようにした太陽光発電ユニットを提供することを目的とする。
本発明による太陽光発電ユニットは、一対の太陽電池アレイが山型に傾斜配置されてなる太陽光発電ユニットであって、最上部の太陽電池モジュールを取付部材の先端を支点として回動させて下方に取り外す取り外し機構と、所望の位置の太陽電池モジュールを、取付部材に沿って最上部の位置までスライドさせるスライド機構と、を備え、
複数の太陽電池モジュールを配列した太陽電池アレイの一端部は設置面に近接され、他端部は設置面から離間した頂部に位置するように傾斜して配設され、
前記一端部側の前記太陽電池モジュールは表面側から固定具によって架台に固定され、前記他端部側の前記太陽電池モジュールは裏面側から固定具によって前記架台に固定され、前記太陽電池アレイは前記架台の取付部材によって傾斜して支持されていて、前記他端部における前記取付部材の先端よりも前記太陽電池モジュールが先端側に突出しており、前記取り外し機構は、前記スライド機構によって最上部の位置までスライドされた、又は最上部の位置に配置された前記太陽電池モジュールを、前記取付部材の先端を支点として回動させて下方に取り外すことを特徴とする。
本発明によれば、架台に傾斜して取り付けた太陽電池アレイにおいて一端部側の太陽電池モジュールを表面側に固定した場合には、表面側から故障等した太陽電池モジュールの着脱交換等を行えるため、修理や保守等の作業を容易に行うことができる。また、他端部側の太陽電池モジュールを裏面側に固定した場合には、より強い強風等を受けても太陽電池モジュールの外れ等を防ぐことができる。
しかも、本発明によれば、経済性と効率性を考慮して太陽電池アレイを敷地いっぱいに設置した場合、故障等した太陽電池モジュールの取り外しや取り付け等を容易に行うことは困難であるが、太陽電池アレイの他端部の太陽電池モジュールを架台の取付部材の先端よりも一部先端側に突出させたため、他端部の太陽電池モジュールの固定具を外して取付部材の先端から回動等させて裏面側に取り外したり設置面に落下させたりすることで、太陽電池アレイ同士の隙間が小さくても容易に太陽電池モジュールを取り外して交換や修理等の保守点検を行うことができる。
また、本発明による太陽光発電ユニットは、複数の太陽電池モジュールを配列してなる太陽電池アレイを架台に取り付けた太陽光発電ユニットにおいて、複数の太陽電池モジュールを配列した太陽電池アレイの一端部は設置面に近接され、他端部は設置面から離間した頂部に位置するように傾斜して配設され、太陽電池アレイは山型に対向して配設され、太陽電池アレイ同士の対向する他端部及びその近傍の設置面からの高さは人が立って作業できる程度に設定された作業スペースとされていることを特徴とする。
本発明では、太陽電池アレイを効率化のために密接して設置しても、太陽電池アレイの裏面側に設置した作業スペースで容易に保守や点検の作業を行うことができて便利である。
また、太陽電池アレイを支持していて傾斜して配設された前記架台の取付部材と、取付部材を支持していて一端部側に設置された第一支持部材と他端部側に設置された第二支持部材とを備え、対向して山型に配設された太陽電池アレイにそれぞれ設置された第二支持部材は太陽電池アレイの他端部から第一支持部材側に偏った位置に設置されていて、第二支持部材の間の空間は作業スペースを形成してもよい。
太陽電池アレイを支持する第二支持部材を頂部である他端部から偏った位置に設置することで作業スペースの横幅を確保できて作業を行い易い。
また、他端部と設置面との距離は180cm~250cmの範囲に設定されていてもよい。
作業スペースの他端部と設置面との距離を180cm~250cmの範囲に設定することで、立った状態で歩行や作業を行うことができて便利で作業が容易になる。
また、山型の太陽電池アレイは所定間隔を開けて複数配列され、隣り合う山型の太陽電池アレイの一端部同士の隙間は20cm~60cmの範囲に設定されていてもよい。
隣り合う山型の太陽電池アレイの一端部同士の間隙を20cm~60cmの範囲にすることで、太陽電池アレイの一端部に作業者が接近することが可能である上に、除草可能なスペースを確保できると共に太陽電池モジュールを設置していない空間を最小化できる。
また、山型の太陽電池アレイは対向する一方の太陽電池アレイと他方の太陽電池アレイとが東西方向に配設されていてもよい。
山型の対向する一対の太陽電池アレイを東西方向に配設することで、日中の午前と午後にも太陽光を受光できる。
本発明による太陽光発電ユニットによれば、傾斜して配列された太陽電池モジュールの設置面に近い一端部側の太陽電池モジュールを表面側から架台に固定することで取り外しや取り付け等の作業が容易であり、施工性や保守性を向上させることができる。また、頂部をなす他端部側の太陽電池モジュールを裏面側から架台に固定することで強風等が吹き付ける等、風荷重や風応力が大きくても太陽電池モジュールが架台から外れにくく高い強度を確保できる。
また、本発明による太陽光発電ユニットによれば、頂部である他端部の太陽電池モジュールを取付部材の先端より部分的に突出して配置することで、取付部材の先端側に空間が形成されるため、固定部材を取り外して他端部側に太陽電池モジュールを移動させて取付部材の先端部で回動させる等で容易に太陽電池モジュールの取り外しを行うことができ、他の太陽電池モジュールも順次同様に取り外しが行えるため、故障等した任意の太陽電池モジュールの交換や保守等を容易に行える。
本発明の第一実施形態による太陽光発電ユニットの山型の太陽電池アレイを示す正面図である。 図1に示す太陽光発電ユニットの太陽電池モジュールの配列を示す平面図である。 図1に示す架台の支持部材を示す図である。 図3に示す支持部材と基部との連結部を示す図である。 図1に示す太陽光発電ユニットの架台における取付部材と梁部材と支持部材の取り付け構造を示す図である。 太陽電池アレイの配列方向における中間部の太陽電池モジュールと取付部材との固定構造を示す説明図であり、(a)は要部正面図、(b)は固定構造を示す図6(a)のA-A線断面図であり、(c)は固定構造を示す図6(b)のB-B線断面図である。 太陽電池アレイの下端部における太陽電池モジュールと取付部材との固定構造を示す説明図である。 本発明の第二実施形態による太陽光発電ユニットの山型の太陽電池アレイの上端部付近を示す要部拡大正面図であり、(a)は取付状態の図、(b)は上端部の太陽電池モジュールを取り外す状態の図である。
以下、本発明の実施形態による太陽光発電ユニットについて添付図面により説明する。
図1から図7は本発明の第一実施形態による太陽光発電ユニット1を示す図である。第一実施形態による太陽光発電ユニット1は、図1及び図2に示すように、例えば地表面等の設置面2に設置された架台3の上部に複数の太陽電池モジュール4を配列した太陽電池アレイ5を配設して構成されている。
本実施形態では一対の太陽電池アレイ5が東方向と西方向とにそれぞれ傾斜する傾斜面からなる板状に形成され、一対の太陽電池アレイ5は互いに傾斜方向が東側と西側とに設置された山型に形成されている。また、山型をなす一対の太陽電池アレイ5は縦横方向に複数組設置されてほぼ敷地全面に配設されている。
太陽電池アレイ5は傾斜方向に見て設置面2に最も近い下端部(一端部)5aと最も高い頂部をなす上端部(他端部)5bを有している。なお、本明細書において、太陽電池アレイ5の設置面2側を裏面、裏面側といい、太陽光が当たる受光面側を表面、表面側というものとする。
架台3は設置面2上に所定間隔で設置された基部7の上部に支持部材8が例えばトラス構造でそれぞれ固定され、その上部に梁部材9が連結されている。支持部材8は太陽電池アレイ5の傾斜方向に離間して例えば2組設置され、その一方は太陽電池アレイ5の下端部5aまたはその近傍に設置された第一支持部材8Aであり、他方は上端部5bよりも下端部5a側に寄った位置に設置された第二支持部材8Bである。
梁部材9の上部には垂木をなす取付部材10が傾斜状態で固定されている。梁部材9と取付部材10は平面視で互いに直交する方向に配列されている。
山型に形成された一対の太陽電池アレイ5及び取付部材10の傾斜姿勢に関し、各上端部5bの間にわずかな間隙Kがある。これら各上端部5bから両側の第二支持部材8Bまでの間は作業者が立って歩行や保守点検作業等をできる程度の高さと横幅を有する作業スペース11を形成している。作業スペース11内には支持部材8を設置していない。
作業スペース11において、設置面2から上端部5bまでの高さは例えば180cm~250cm程度、第二支持部材8Bの高さは例えば100cm~170cm程度、一対の第二支持部材8B間の距離は例えば150cm程度以上である。
下端部5aは上端部5bよりかなり高さが低く、設置面2から例えば37cm程度の高さを有している。
また、図1に示すように、山型をなす一対の太陽電池アレイ5を複数組配列する場合、一組の太陽電池アレイ5の下端部5aと隣の組の太陽電池アレイ5の下端部5aとの隙間Lを作業者が通行したり作業ができる程度の隙間に設定することが好ましい場合がある。
その一方で、太陽電池モジュール4の設置効率を高めるためには、隙間Lの幅を極力狭くすることが好ましい。そのため、隙間Lの幅は例えば20cm~60cmの範囲に設定した。間隙Kと隙間Lを最小化することで、敷地内で太陽電池モジュール4を設置していないスペースを最小化できる。
図3に示すように、各支持部材8は例えばトラス状に形成されている。図4において、各支持部材8の略V字状に形成された2本の鋼材12の下端部が基部7の固定板13にねじ止め固定されている。図5に示すように、取付部材10の上端部には断面略コの字状の梁部材9が略水平に固定され、梁部材9の上部枠が固定枠14を介して傾斜姿勢の取付部材10の側部にねじ固定されている。
図1及び図2において、所定間隔で配列された傾斜した取付部材10には、その上端部5bから下端部5aに向けて複数枚(図2では例えば6枚)の太陽電池モジュール4がねじ16でそれぞれ固定されている。しかも、複数枚の太陽電池モジュール4が縦横方向に配列されて太陽電池アレイ5を構成している。
太陽電池モジュール4は取付部材10の傾斜角度に沿って東西方向に配列されており、しかも取付部材10の傾斜角度に沿って適宜角度、例えば15°の傾斜角を有しているために日中の午前午後に亘って太陽光を受光することができる。山型をなす二組の太陽電池アレイ5はその上端部同士が図1に示すように対向して配設されている。
図1及び図2に示す一対の太陽電池アレイ5は左右対称に配置されているが、必ずしも対称である必要はない。
次に、太陽電池モジュール4の固定構造について図6及び図7により説明する。
図1及び図2に示す太陽電池アレイ5の取付部材10の傾斜方向に配列された6枚の太陽電池モジュール4において、下端部5aと上端部5bの太陽電池モジュール4を除く中間部の太陽電池モジュール4は、図6(a)、(b)、(c)に示すように断面略コの字状の取付部材10の上部裏面10aと太陽電池モジュール4の断面略E字状の枠部4aの下部4bとのネジ穴にねじ16を捩じ込むことで固定されている。即ち、中間部に配列された太陽電池モジュール4は裏面側からねじ16によって固定されている。
太陽電池アレイ5の下端部5aと上端部5bを除く太陽電池モジュール4は設置面2からの高さが比較的高いので作業者が裏面側からねじ16を着脱して太陽電池モジュール4を着脱する作業が容易である。
図7において、下端部5a側の太陽電池モジュール4は階段状の第一係止金具17が取付部材10に取り付けられ、この第一係止金具17に表面側からねじ16を捩じ込んで断面略コの字状の取付部材10の上部に固定している。また、下端部5a側の太陽電池モジュール4と隣接する2つ目の太陽電池モジュール4との間にも断面略U字形状の第二係止金具18が係止され、その中間凹部を表面側からねじ16を捩じ込んで取付部材10に固定している。
なお、下端部から2つ目の太陽電池モジュール4の上部側の枠部4aは図6に示すものと同様に裏面側からねじ16を捩じ込んで固定している。
このように太陽電池アレイ5における下端部5a側の太陽電池モジュール4を表面側からねじ16で固定することで、設置面2に近接する下端部5a近傍において太陽電池モジュール4を取り外したり取り換えたりする場合に作業が容易になる。
なお、太陽電池アレイ5の上端部5bから下端部5aに向けて裏面側でねじ止めする太陽電池モジュール4に対して、下端部5aまたはその近傍における表面側からねじ止めする太陽電池モジュール4の枚数はその設置面2からの高さに応じて作業員が作業し易い高さを選択して適宜の数に設定できる。
太陽電池アレイ5の下端部5aやその近傍は設置面2からの高さが低いため、裏面側から太陽電池モジュール4の取り外しや取り付けが困難であり、表面側からねじ16の着脱を行う方が容易である。
また、太陽電池アレイ5の上端部5b側では設置面2からの高さが高く作業がし易いため、裏面側からねじ16の着脱を行うことで太陽電池モジュール4の取り外しや取り付けを容易に行うことができる。しかも、上端部5b側では表面側から太陽電池モジュール4の着脱を行うことは手間がかかり容易ではない。
また、図1に示すように、第二支持部材8Bには電力変換装置20(PCS:パワーコンディショナー)や図示しない接続箱等が取り付けられており、各太陽電池モジュール4で発生した直流電力が接続箱を介して電力変換装置20に集められる。この電力変換装置20は作業スペース11内に設置されている。
そのため、山型をなす一対の太陽電池アレイ5の間の作業スペース11において、第二支持部材8Bに固定された電力変換装置20が入力する電力によって発熱しても、熱は太陽電池アレイ5の裏面の傾斜面に沿って上昇して一対の上端部5b間の間隙Kから外部に放出される。
また、雨等が降ったり設置面2に水溜まり等ができたりすると太陽電池アレイ5の裏面側に湿気が溜まるが、湿気も同様に間隙Kを通して外部に放出できる。
上述したように、本実施形態による太陽光発電ユニット1によれば、山型に対向して傾斜配置された一対の太陽電池アレイ5の下端部5a近傍の太陽電池モジュール4は表面側から取り外し取り付け可能であるため、太陽電池モジュール4の取り外しや取り付け作業が容易である。また、その他の中間部及び上端部5bの太陽電池モジュール4は比較的高さが高く裏面側から取り付け取り外しを行えるため、施工性と保守性を向上できる。
また、一対の太陽電池アレイ5の上端部5b同士の間に間隙Kを形成したため、太陽電池アレイ5の裏面側に電力変換装置20の熱気が生じたり雨水等による湿気が溜まったりしても、太陽電池アレイ5の傾斜面と上端部5b間の間隙Kを通して外部に放出できる。
また、一対の太陽電池アレイ5の上端部5b間と第二支持部材8Bとの間の作業スペース11の空間は高さが高く、作業者が立った状態で歩行したり保守点検や太陽電池モジュール4の着脱作業等を行えるため、作業が容易である。そのため、裏面側での施工性やメンテナンス性等が向上する。
しかも、本実施形態による太陽光発電ユニット1は東西方向に傾斜面が位置するように太陽電池アレイ5を設置したため、太陽電池アレイ5の設置間隔を狭くできて単位敷地当たりの設置容量を増大できる。また、日中は午前も午後も両側の太陽電池アレイ5で太陽光を受光できる時間が長く一方の太陽電池アレイ5が他方の太陽電池アレイ5の影になる時間帯が少ないという利点もある。
なお、本発明は上述した実施形態による太陽光発電ユニット1に限定されることはなく、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜の変更や置換等が可能であり、これらはいずれも本発明に含まれる。以下に、本発明の変形例や他の実施形態等について説明するが、上述した実施形態と同一または同様な部分や部材には同一の符号を用いて説明を省略する。
上述したように太陽電池アレイ5をその上端部5bに間隙Kを開けて山型に形成した場合、台風等の際に強風が太陽電池モジュール4の受光面である表面側から吹き付けることがある。この場合、上端部5bとその近傍の太陽電池モジュール4を裏面側からねじ固定した場合、強風の応力や荷重を受けて太陽電池モジュール4が架台3から外れる方向の応力を受けて損傷したり外れたりするおそれがある。特に上端部5b側の太陽電池モジュール4は設置面2から離れているために風荷重が比較的大きく風応力の影響を受けやすい。
そのため、このような課題を改善するために、本変形例による太陽光発電ユニット1は、太陽電池アレイ5の上端部5bとその近傍の1~2枚の太陽電池モジュール4を図7に示すように、表面側からねじ16で第一係止金具17と第二係止金具18を介して固定するようにしてもよい。
この構成によって、本変形例による太陽光発電ユニット1は風応力に対する強度を高めることができる。
なお、下端部5a側の太陽電池モジュール4は設置面2に近く風の荷重が比較的小さいため、設置面2からの高さが小さく作業し難いことを除けば、裏面側からねじ止めしてもよい。或いは、取り外し容易のために表面側からねじ止めしてもよい。
従って、本発明では下端部5aから上端部5bにかけて太陽電池モジュール4を複数配列した太陽電池アレイ5において、少なくとも下端部5aと上端部5bの一方の1または2枚の太陽電池モジュール4を表面側からねじ16で固定し、中間部を含めたその他の領域の太陽電池モジュール4は裏面側からねじ16で固定することができる。
次に本発明の第二実施形態による太陽光発電ユニット1について図8により説明する。
本第二実施形態による太陽光発電ユニット1は一対の太陽電池アレイ5が山型に傾斜配置されている。図8(a)に示すように、太陽電池アレイ5を支持するために傾斜して配設された取付部材10は先端部10aが太陽電池アレイ5の上端部5bよりも後退した位置に設置されている。
そのため、対向する取付部材10の先端部10a間の隙間をオープンスペースQとして太陽電池モジュール4の着脱に利用することができる。各太陽電池モジュール4にはその下面に例えば、延伸方向に直交する断面が略コの字状の受け部材22が一体に連結されて支持している。受け部材22には太陽電池モジュール4を固定するためのネジ穴等の固定穴を設けてもよく、これにより、受け部材22を介して取り付け部材10に固定できる。
最上部の太陽電池モジュール4及び受け部材22の上端部5b側部分が取付部材10よりも上方に突出している。取付部材10の後退長さは適宜設定できるが、本実施形態では最上部の太陽電池モジュール4の長さの1/2程度とした。
そして、太陽電池アレイ5におけるいずれかの太陽電池モジュール4を故障や損傷等のために取り外す場合には、図8(b)に示すように、上端部5bの太陽電池モジュール4及び受け部材22の枠部を例えば表面側から固定しているねじ16や第一及び第二係止金具17,18を取り外して太陽電池モジュール4及び受け部材22の上端部5bを回動させる。すると、取付部材10の先端部10aを支点として太陽電池モジュール4及び受け部材22が一体に回動するため、裏面側から太陽電池モジュール4及び受け部材22を落下させて取り外すことができる。そして、次の太陽電池モジュール4及び受け部材22を固定するねじ16を取り除いて取付部材10の先端部10aまでスライドさせて、同様に下方に向けて回動させればよい。
このようにして所望の太陽電池モジュール4に到達するまで太陽電池モジュール4及び受け部材22を順次取り外していけばよい。なお、上端部5bに設けた太陽電池モジュール4及び受け部材22は裏面側からねじ16で取付部材10に固定してもよい。なお、図8(a)と(b)に示すように、その延伸方向に直交する断面が略コの字状の受け部材22を利用する場合は、受け部材22は、コの字の開口方向を下方に向けて取付部材10に上方から被せるように配置して、取付部材10に取り付けてもよい。受け部材22を上記の方向に向けて取付部材10に取り付けることにより、太陽電池アレイ5の厚さ方向に生じる太陽電池モジュール4同士の高さの差を抑えることができる。なお、これに代えて、受け部材22は、その断面がL字状、枠状、板状等の部材であってもよい。
上述のように本第二実施形態による太陽光発電ユニット1によれば、取付部材10の先端部10aを太陽電池アレイ5の上端部5bより短い長さに設定することで、故障や損傷等を生じた一部の太陽電池モジュール4を受け部材22と一体に取付部材10のオープンスペースQから容易に取り外すことができる。
なお、本発明による太陽光発電ユニット1は東西方向に傾斜面が向くように太陽電池アレイ5を山型に設置したが、これに代えて南北方向に設置してもよい。また、太陽電池アレイ5は山型に設置することなく、一方向に向けて傾斜させて配列してもよい。これらの場合でも上述した本発明を適用できる。
また、太陽電池モジュール4と取付部材10との固定具は、ねじ16、第一係止金具17、第二係止金具18等を含む。
1 太陽光発電ユニット
2 設置面
3 架台
4 太陽電池モジュール
5 太陽電池アレイ
8 支持部材
8A 第一支持部材
8B 第二支持部材
10 取付部材
10a 先端部
11 作業スペース
16 ねじ
17 第一係止金具
18 第二係止金具
20 電力変換装置
22 受け部材
K 間隙
L 隙間

Claims (4)

  1. 一対の太陽電池アレイが山型に傾斜配置されてなる太陽光発電ユニットであって、
    最上部の太陽電池モジュールを取付部材の先端を支点として回動させて下方に取り外す取り外し機構と、
    所望の位置の太陽電池モジュールを、取付部材に沿って最上部の位置までスライドさせるスライド機構と、
    を備え、
    複数の太陽電池モジュールを配列した前記太陽電池アレイの一端部は設置面に近接され、他端部は前記設置面から離間した頂部に位置するように傾斜して配設され、
    前記一端部側の前記太陽電池モジュールは表面側から固定具によって前記太陽電池アレイの架台に固定され、
    前記他端部側の前記太陽電池モジュールは裏面側から固定具によって前記架台に固定され、
    前記太陽電池アレイは前記架台の取付部材によって傾斜して支持されていて、前記他端部における前記取付部材の先端よりも前記太陽電池モジュールが先端側に突出しており、
    前記取り外し機構は、
    前記スライド機構によって最上部の位置までスライドされた、又は最上部の位置に配置された前記太陽電池モジュールを、前記取付部材の先端を支点として回動させて下方に取り外すことを特徴とする太陽光発電ユニット。
  2. 前記太陽電池アレイは山型に対向して配設され、前記太陽電池アレイ同士の対向する前記他端部及びその近傍の設置面からの高さは人が立って作業できる程度に設定された作業スペースとされている請求項1に記載された太陽光発電ユニット。
  3. 前記太陽電池アレイを支持していて傾斜して配設された前記架台の取付部材と、前記取付部材を支持していて前記一端部側に設置された第一支持部材と、前記他端部側に設置された第二支持部材とを備え、対向して山型に配設された前記太陽電池アレイにそれぞれ設置された前記第二支持部材は前記太陽電池アレイの前記他端部から前記第一支持部材側に偏った位置に設置されていて、前記第二支持部材の間の空間は前記作業スペースを形成した請求項2に記載された太陽光発電ユニット。
  4. 前記他端部と設置面との距離は180cm~250cmの範囲に設定されている請求項2または3に記載された太陽光発電ユニット。
JP2016101428A 2016-05-20 2016-05-20 太陽光発電ユニット Active JP7018697B2 (ja)

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