JP2014084587A - 太陽光発電パネルの取り付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】地域や方位などの条件に応じて、太陽光発電パネルの傾斜角度を容易に選択することができる太陽光発電パネルの取り付け構造を提供すること。
【解決手段】壁面状に装填された外装材1の表面側には、長手方向に沿って互いに上下に対向するようにして係止溝4,5がそれぞれ施されている。この上下の係止溝4,5を利用して、上部および下部取付け部材11,12が外装材1に取り付けられている。
上部取付け部材11に対して、軸受部材21と支持軸部材17によるヒンジ機構を介して、フレーム部材16に装着された状態の太陽光発電パネル15が、回動可能にかつ着脱可能に取り付けられる。またフレーム部材16の下端部と下部取付け部材12との間に支柱体24が介在されることにより、前記太陽光発電パネル15は上向きに傾斜した状態に設定される。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば建築用外装材の表面側に、またベランダや屋上に設置される手摺構造体の屋外側に、太陽光発電パネルを取り付けるための取り付け構造に関する。
近年における公共施設や店舗、また戸建住宅等には、意匠および施工性に優れた窯業系外装材(セメント質原料および繊維質原料を用いて板状に成形した外装材)が多用されている。この外装材は、上下の幅寸法が300〜600mm程度、長さ寸法が2000〜3000mm程度になされた各種の規格のものが提供されている。
また、昨今においては再生エネルギーの利用促進の観点から、太陽光発電パネル(ソーラパネル)の利用が注目され、前記した建築用外装材の表面側に太陽光発電パネルを装着しようとする試みがなされている。
例えば特許文献1には、前記した建築用外装材の表面側に可撓性の素材により形成された太陽光発電パネル(アモルファス型パネル)を装着する構成が開示されている。
一方、前記した建築用外装材以外に、建築物のベランダや屋上に設置される手摺構造体の屋外側に、同じく太陽光発電パネルを装着しようとする試みがなされており、これは特許文献2に開示されている。
特開2009−221717号公報 特開平11−13130号公報
ところで、前記特許文献1および2に開示された太陽光発電パネルの取り付け構造によると、建築用外装材や手摺構造体を利用して、太陽光発電パネルをパネル面が垂直となるように取り付けるものである。
これによると、太陽光に対するパネル面の受光効率が悪く、この受光効率の悪さがパネルの発電量に影響を及ぼすものとなる。
太陽光の日射角度は、季節や時刻および地域によっても変化することは周知のとおりであり、例えば東京(北緯35度)を例にした場合、垂直面を90度、水平面を0度とし、太陽光発電パネルのパネル面の傾斜角度を上向きの30度にした状態における年間平均日射量を100%とすると、前記特許文献1および2に開示されたようにパネル面が垂直(90度)に設定された場合には、日射量が67%に低下することが知られている。
これに対して、パネル面の傾斜角度を例えば上向きの50度とした時には、日射量が96.5%に向上し、パネル面を水平(0度)とした場合の日射量である89.3%よりも受光効率が向上することが知られている。
一方、図7は垂直に施工された建築用外装材1の表面に、各外装材1ごとに太陽光発電パネル15を取り付けた例を示したものであり、各発電パネル15を支持するフレーム部材16の上端部は、上部取り付け部材11によって外装材1の上端部に取り付けられている。また、外装材1の下端部には、下部取り付け部材12が装着されて、当該下部取り付け部材12と、前記フレーム部材16の下端部との間には、両者を連結する支柱体24が介在されて、各発電パネル15を上向きに傾斜させた状態で支持している。
なお図7は、上下の外装材1に取り付けられた上側の発電パネル15の下半部と下側の発電パネル15の上半部について示している。
図7に示す例は、東京(北緯35度)において、各発電パネル15の方位を南向きにすると共に、垂直面に対して10度上向きに傾けた状態における各発電パネルに当たる季節に応じた太陽光の角度について示したものである。
これによると、夏至の正午の状態においては、矢印Aで示すように太陽光の角度は垂直に対して12度傾斜した状態となる。
また矢印Bは春分および秋分における正午の状態を示しており、太陽光の角度は垂直に対して35度傾斜した状態となる。さらに矢印Cは冬至における正午の状態を示しており、太陽光の角度は垂直に対して58度傾斜した状態となる。
したがって、図7に示す各発電パネルの施工状態においては、夏至の正午においては、上側の発電パネル15の下端部が庇となって、下側の発電パネル15の上部が影になり、これは夏至の前後の期間において発生することになる。
以上のとおり、発電パネルの傾斜角度は、太陽光に向かって直交する状態になされることが、発電効率の点で理想的であるものの、これは季節に応じて変動することになる。
また、前記したように垂直に施工された例えば建築用外装材の表面側に、各パネル面が上向きとなるように上下に隣接して取り付けた場合には、夏至の前後の期間において、上側の発電パネルの一部が庇となって、発電効率を低下させるという問題も発生する。
したがって、前記した太陽光パネルの発電効率は、地域や季節、発電パネルが取り付けられる壁面の方位角などの様々な条件に応じて変化することになり、これらの条件に応じて発電パネルの傾斜角度について柔軟に対応できる太陽光発電パネルの取り付け構造を提供できることが望ましい。
この発明は、建築用外装材の表面側に、またベランダや屋上に設置される手摺構造体の表面(屋外)側に対して、所定の傾斜角度をもって太陽光発電パネルを施工することができる太陽光発電パネルの取り付け構造を提供しようとするものであり、条件に応じて発電パネルの傾斜角度を容易に選択することができる太陽光発電パネルの取り付け構造を提供することを課題とするものである。
またこの発明は、太陽光発電パネルを取り付け施工するに際し、その施工操作も容易になし得るようにした発電パネルの取り付け構造を提供することを課題とするものである。
前記した課題を解決するためになされたこの発明にかかる太陽光発電パネルの取り付け構造は、建築物の屋外側の垂直面に対して、フレーム部材に装着された状態の太陽光発電パネルを取り付ける太陽光発電パネルの取り付け構造であって、建築物の前記垂直面に取り付けられたヒンジ機構を介して、前記フレーム部材の上端部が前記垂直面に対して回動可能に取り付けられると共に、前記フレーム部材の下端部と、建築物の前記垂直面との間に支柱体が介在されることにより、前記太陽光発電パネルを上向きに傾斜した状態で取り付けたことを特徴とする。
この場合、前記ヒンジ機構は、軸受部材と支持軸部材とにより構成され、前記軸受部材と支持軸部材との対向角度が所定の範囲内において、前記軸受部材と支持軸部材とが着脱可能になされ、前記太陽光発電パネルが前記支柱体により上向きに傾斜された範囲においては、前記ヒンジ機構を構成する軸受部材と支持軸部材とは、分離不可能に枢支される構成が採用される。
そして、好ましい一つの形態においては、前記フレーム部材に装着された状態の太陽光発電パネルが取り付けられる前記建築物の垂直面は、矩形状に形成されて上下に連続して壁面状に装填された外装材であって、前記外装材には、上縁部および下縁部に沿って雄実連結部および雌実連結部がそれぞれ備えられて、前記雄実連結部および雌実連結部を介して上下に壁面状に装填されると共に、前記各外装材の雄実連結部および雌実連結部の表面側に沿って、互いに上下に対向するようにして上部係止溝および下部係止溝が施され、前記上部係止溝に前記ヒンジ機構が取り付けられる上部取付け部材が装着され、前記下部係止溝に前記支柱体の基端部を支持する下部取り付け部材が装着された構成が採用される。
加えて、上下に隣接する外装材の各々に、フレーム部材に装着された状態の太陽光発電パネルが取り付けられる構成においては、前記フレーム部材の下端部と、前記下部取り付け部材との間に介在する前記支柱体の長手方向に沿って、反射面が下向きとなる反射板が配置されていることが望ましい。
また、この発明に係る好ましい他の一つの形態においては、前記フレーム部材に装着された状態の太陽光発電パネルが取り付けられる前記建築物の垂直面は、手摺構造体の屋外側であり、前記手摺構造体を構成する上部横桟に前記ヒンジ機構を介して、前記フレーム部材の上端部が回動可能に取り付けられると共に、前記フレーム部材の下端部と、前記手摺構造体を構成する縦桟との間に、前記支柱体が介在されることにより、前記太陽光発電パネルを上向きに傾斜した状態で取り付けた構成が採用される。
前記した太陽光発電パネルの取り付け構造によると、建築用外装材の表面やベランダもしくは屋上に設置された手摺構造体の屋外側などの垂直面を利用して、フレーム部材に装着された状態の太陽光発電パネルが取り付けられる。
この場合、前記フレーム部材の上端部がヒンジ機構を介して、建築物の垂直面に対して回動可能に装着されると共に、フレーム部材の下端部と前記垂直面との間に支柱体が介在されて発電パネルを上向きに傾斜した状態で取り付けるように構成されるので、例えば長手方向の寸法が異なる複数種類の支柱体を用意することで、発電パネルが施工される地域や方位角などの諸条件に応じてパネルの最適な傾斜角度を容易に選択することができる。
また、太陽光発電パネルが装着されたフレーム部材を支持する前記したヒンジ機構は、軸受部材と支持軸部材との対向角度が所定の範囲内において、軸受部材と支持軸部材とが着脱可能になされるので、発電パネルが装着されたフレーム部材を、前記した所定の範囲内の角度で、ヒンジ機構として連結させて枢支させることができる。
したがって、太陽光発電パネルが装着された状態のフレーム部材の取り付け施工を、容易になし得る取り付け構造を提供することができる。
さらに、太陽光発電パネルが装着された状態のフレーム部材を、壁面状に装填された外装材を利用して取り付ける場合においては、各外装材の表面に互いに上下に対向するようにして形成した係止溝を利用することができる。
この場合、前記外装材の上側の係止溝にヒンジ機構が取り付けられる上部取り付け部材を装着し、前記下側の係止溝に前記支柱体の基端部を支持する下部取り付け部材を装着することで、窯業系の素材により成形されたこの種の外装材の前記した係止溝部分の脆弱性を、上下の取り付け部材によって補強することができる。
外装材の表面に太陽光発電パネルが装着された状態のフレーム部材を取り付けた第1の形態を示した断面図である。 図1に示すフレーム部材の上端部を回動可能に支持するヒンジ機構の例を示した拡大断面図である。 図1に示すA−A線より矢印方向に見た状態の発電パネルおよびフレーム部材の一部断面図である。 外装材の表面に太陽光発電パネルが装着された状態のフレーム部材を取り付けた第2の形態を示した断面図である。 図4に示す形態に、さらに反射板を装着した例を示した断面図である。 手摺構造体の屋外側に発電パネルが装着された状態のフレーム部材を取り付けた例を示した断面図である。 特定な地域における太陽光の日斜角度を説明する模式図である。
この発明に係る太陽光発電パネルの取り付け構造について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
図1は、複数枚の外装材を壁面状に装填し、各外装材の表面に太陽光発電パネル(以下、単にモジュールとも言う。)を取り付けた状態を、面に直交する方向の断面図で示したものである。
図に示す外装材1は、それぞれの長さ寸法が3000mm程度、上下の幅寸法が600mm程度となるように押し出し加工により成形され、その上縁部に沿って凸状の雄実連結部2が形成され、また下縁部に沿って凹状の雌実連結部3が形成されている。
すなわち、前記外装材1は、前記した雄実連結部2および雌実連結部3を利用して、外装材1の左側に位置する建物の下地材(図示せず)に沿って、順次垂直方向に積み上げられて全体が壁状となるように施工されている。
なお、図1に示した断面図においては、外装材1およびその表面に装着された後述するモジュール等の中央部分は、図示を省略して示している。
また、図1に示す外装材1は、前記した押し出し加工により、その表面側の上縁部に沿って上部係止溝4が下向きに施されており、また下縁部に沿って上向きに下部係止溝5が施されており、これら上下の係止溝4および5は、その溝の向きが図に示すように互いに対向するように形成されている。
そして、外装材1に形成された上部係止溝4には、例えばアルミニウム素材の押し出し成形による上部取付け部材11の一部が挿入されて、ねじ13によって外装材1に取り付けられている。また、外装材1に形成された下部係止溝5にも、同じくアルミニウム素材の押し出し成形による下部取付け部材12の一部が挿入されて、ねじ14によって外装材1に取り付けられている。
なお、前記した上部取付け部材11および下部取付け部材12は、後述するモジュール15を所定の姿勢で取り付ける作用を果たすと共に、窯業系の素材による前記外装材1の脆弱性を保護するための補強材としての機能も果たすものとなる。
図1に示す前記モジュール15は、平面状のガラス板を基材として矩形状に成形されたいわゆる結晶系のモジュールであり、このモジュール15の保護および支持のために、前記モジュール15はフレーム部材16に装着されている。
すなわちフレーム部材16は、モジュール15の上下に沿う上フレーム17、下フレーム18、および前記上フレーム17と下フレーム18を連結する複数本の連結材19とにより構成されており、これらはいずれもアルミニウム素材の押し出し成形によるものである。
前記したモジュール15を支持するフレーム部材16の上端部、すなわち上フレーム17は、外装材1に取り付けられた上部取付け部材11に対して、ヒンジ機構を介して回動可能に枢支されている。前記ヒンジ機構は、一方を構成する軸受部材21が六角ボルト22によって、前記した上部取付け部材11の一部に取り付けられている。
また、ヒンジ機構の他方を構成する支持軸部材は、この実施の形態においては、前記したフレーム部材の一部を構成する上フレーム17と一体に形成されている。したがって図においては、前記支持軸部材および上フレームは、同一符号17で示している。
図2は、前記したヒンジ機構を構成する軸受部材21と支持軸部材(上フレーム)17の構成について、拡大断面図で示したものである。
前記軸受部材21はアルミニウム素材の押し出し成形により形成されており、前記した上部取付け部材11に対して装着される平坦部21aと、これに続いて円筒状の内周面を有する軸孔部21bが形成されている。そして、軸孔部21bの一部にはスリット状の開口部21cが長手方向に沿って形成されている。
一方、前記支持軸部材(上フレーム)17は、前記モジュール15の一辺を挟み込んで支持する断面がコ字状に形成された挟持部17aが備えられると共に、前記軸受部材21に形成された軸孔部21b内に内接して回動可能に枢支される一部が円筒状になされた円筒部17bが形成されている。
前記した軸受部材21と支持軸部材17によるヒンジ機構によると、支持軸部材17が仮想線で描かれた姿勢になされる所定の対向角度において、前記支持軸部材17の円筒部17bを、前記軸受部材21に形成されたスリット状の開口部21cを介して、前記軸受部材21の軸孔部21b内に挿入することができる。
したがって、この仮想線で示す状態において、前記支持軸部材17は前記軸受部材21に対して着脱可能にすることができる。
また、図2に実線で示すように、前記支持軸部材17を下方に回動させた場合には、支持軸部材17に形成された円筒部17bは、軸受部材21の軸孔部21b内に内接して回動可能に枢支される。これにより軸受部材21と支持軸部材17は、分離不可能になされる。
したがって、前記したヒンジ機構を利用することで、予めモジュール15が装着された状態のフレーム部材16における前記上フレーム(支持軸部材)17を、図2に示す仮想線で描かれた姿勢にすることで、前記軸受部材21に対して上フレーム(支持軸部材)17を結合することができる。そして、モジュール15が装着されたフレーム部材16を、前記ヒンジ機構を介してそのまま吊り下げることができる。
したがって、比較的重量が嵩むモジュール15が装着されたフレーム部材16の取り付け施工を容易になし得ることができる。
なお、図3は図1におけるA−A線より矢印方向に見た断面図であり、図3に示すように前記したフレーム部材16の一部を構成する連結材19は、角筒状に形成されている。この角筒状の連結材19は、上フレーム17と下フレーム18との間の少なくとも2か所において両者を連結して前記したフレーム部材16を構成し、前記モジュール15を支持した構成になされている。
図1に戻り、前記したモジュール15が装着された状態のフレーム部材16の下端部、すなわち下フレーム18と、前記外装材1に装着された下部取り付け部材12との間には、支柱体24が介在されて、前記モジュール15が上向きに傾斜した状態に設定されている。前記支柱体24は、図1内に断面図で示したおり角筒状に形成されており、支柱体24の一端部は、水平方向に長尺のチャンネル材25を介して、前記下フレーム18に対してねじ26によって連結されている。
また、支柱体24の他端部は水平方向に長尺のチャンネル材28を介して、前記下部取付け部材12に対してボルトナット29を利用して連結されている。
前記した構成によると、モジュール15が装着された状態のフレーム部材16の上端部は、前記した軸受部材21と支持軸部材17によるヒンジ機構によって回動可能に枢支されており、したがってフレーム部材16の下端部に連結される前記した支柱体24の長手方向の寸法に応じて、モジュール15の上向きの角度を選択することができる。
よって、前記した太陽光発電パネルの取り付け構造によると、長手方向の寸法が異なる複数種類の支柱体24を用意することで、モジュール15が施工される地域や方位角などの諸条件に応じて、適切な長さ寸法の支柱体24を選択し、モジュール15の最適な傾斜角度を設定することができる。
図4は、外装材の表面側にモジュールを傾斜状態に取り付ける第2の形態を断面図で示したものであり、すでに説明した図1に示す第1の形態の各部と同一機能を果たす部分を同一符号で示している。したがってその詳細な説明は省略する。
この第2の形態は、CIGS薄膜を用いたフレキシブルなモジュール15を利用する場合に好適に用いられるものであり、図1に示した形態に比較してフレーム部材16を構成する上フレーム17および上フレーム18に構造上の相異がある。
すなわち、上フレーム17に対して補助部材17cが長手方向に挿入されることで、前記モジュール15の一方の端縁を挟み込む断面がコ字状の挟持部が形成されるように構成されている。また下フレーム18においても同様であり、下フレーム18に対して補助部材18cが長手方向に挿入されることで、前記モジュール15の他方の端縁を挟み込む断面がコ字状の挟持部が形成されるように構成されている。
すなわち、この実施の形態においては、上フレーム17と下フレーム18は、補助部材17c,18cを含めてそれぞれ2つの部材により構成されており、他の構成は図1に示した構成と同様である。
図5は、前記した図4に示す構成に加えて、前記モジュールを上向きに設定する支柱体に反射板を装着した例を示すものである。
なお図5は、上下の外装材1に取り付けられた上側のモジュール15の下半部と下側のモジュール15の上半部について示しており、図4に示す各部と同一の機能を果たす部分を同一符号で示している。したがってその詳細な説明は省略する。
図5に示す形態においては、前記した支柱体24の長手方向に沿って、反射面が下向きとなるように反射板(凹面鏡)31が取り付けられている。この反射板31は、その幅寸法が前記支柱体24の長手方向の寸法にほぼ等しくなされ、長さ寸法が前記モジュール15の長さ寸法、すなわち、フレーム部材を構成する上下のフレーム17,18とほぼ等しい寸法になされている。
そして、反射板31の幅方向の一端部は、外装材1取り付けられた下部取付け部材12とチャンネル材28との間の隙間に挿入されて係止され、反射板31の幅方向の他端部は、前記した支柱体24に取り付けられた支持部材33に対して固定クリップ34を利用して、着脱可能に取り付けられている。
前記した反射板31としての凹面鏡は、太陽からの直射光以外に、例えば地上の反射光や天空からの散乱光がモジュール15の発電に有効に寄与できる点に着目したものであり、この構成によりモジュール15による一層の発電効率の向上を図ることができる。
図6は、手摺構造体の屋外側に、モジュールが装着された状態のフレーム部材を取り付けた例を示した断面図であり、図6に示した断面図においては、手摺構造体およびこれに装着されたモジュールやフレーム部材の高さ方向の一部は、図示を省略して示している。
また図6においては、図4に示す各部と同一の機能を果たす部分を同一符号で示しており、したがってその詳細な説明は省略する。
図6に示す手摺構造体は、ベランダもしくは屋上等におけるコンクリートによる躯体41の上に取り付けられている。すなわちコンクリートによる躯体41の上に笠木42が搭載されると共に、前記躯体41にブラケット等を介して所定の間隔をおいて手摺支柱43が垂直に立設されている。
また、各手摺支柱43の上端部を連結するようにして上面が若干円弧状に形成された手摺棒44が水平方向に取り付けられており、垂直に立設された前記各手摺支柱43の間には、前記手摺棒44と笠木42とを上下に連結するようにして複数本の縦桟45が互いに等間隔をおいて取り付けられて手摺構造体を構成している。
図6に示す実施の形態においては、それぞれにモジュール15が装着されたフレーム部材16が上下二段に連結され、二段に連結されたフレーム部材16の上端部が、水平方向に施工された上部の手摺棒44の外側に、ヒンジ機構を介して取り付けられている。また二段に連結されたフレーム部材の下端部と、前記手摺支柱43の下端部のとの間には、ほぼ水平方向に支柱体24が介在されており、これにより、各モジュール15が上向きに傾斜した状態で取り付けられている。
すなわち図6に示すように、モジュール15が装着された上側のフレーム部材16Aと、モジュール15が装着された下側のフレーム部材16Bとは、その中央部でチャンネル部材や金属板により構成された連結部47を介して平面状に連結されている。
そして、上側のフレーム部材16Aの上端部は、すでに説明した軸受部材21と支持軸部材17とによる着脱可能なヒンジ機構によって、前記した手摺棒44に対して回動可能に装着(枢支)されている。
またこの形態においては、下側のフレーム部材16Bの下端部は、前記した支柱体24の一端部に連結されており、この連結部分は上側のフレーム部材16Aの上端部と同様に、軸受部材21と支持軸部材17とによる着脱可能なヒンジ機構により連結されている。
そして、前記支柱体24の他端部は、手摺支柱43の下端部に図示せぬねじ等により締結され、これにより上下二段に連結されたフレーム部材16A,16Bに装着された各モジュール15は、それぞれ上向きに傾斜した状態で取り付けられている。
以上の説明により明らかなとおり、この発明に係る太陽光発電パネルの取り付け構造によると、建築物の垂直面に取り付けられたヒンジ機構を介して、太陽光発電パネルが装着された状態のフレーム部材の上端部が回動可能に取り付けられると共に、フレーム部材の下端部には支柱体が介在されることにより、太陽光発電パネルを上向きに傾斜した状態で取り付けた構成が採用されるので、前記した発明の効果の欄に記載したとおりの作用効果を期待することができる。
1 外装材
2 雄実連結部
3 雌実連結部
4 上部係止溝
5 下部係止溝
11 上部取付け部材
12 下部取付け部材
15 太陽光発電パネル(モジュール)
16 フレーム部材
16A 上側フレーム部材
16B 下側フレーム部材
17 上フレーム(支持軸部材)
17a 挟持部
17b 円筒部
17c 補助部材
18 下フレーム
18c 補助部材
19 連結材
21 軸受部材(ヒンジ機構)
21a 平坦部
21b 軸孔部
21c スリット状開口部
24 支柱体
25 チャンネル材
28 チャンネル材
31 反射板
34 固定クリップ
41 躯体
42 笠木
43 手摺支柱
44 手摺棒
45 縦桟
47 連結部

Claims (5)

  1. 建築物の屋外側の垂直面に対して、フレーム部材に装着された状態の太陽光発電パネルを取り付ける太陽光発電パネルの取り付け構造であって、
    建築物の前記垂直面に取り付けられたヒンジ機構を介して、前記フレーム部材の上端部が前記垂直面に対して回動可能に取り付けられると共に、前記フレーム部材の下端部と、建築物の前記垂直面との間に支柱体が介在されることにより、前記太陽光発電パネルを上向きに傾斜した状態で取り付けたことを特徴とする太陽光発電パネルの取り付け構造。
  2. 前記ヒンジ機構は、軸受部材と支持軸部材とにより構成され、前記軸受部材と支持軸部材との対向角度が所定の範囲内において、前記軸受部材と支持軸部材とが着脱可能になされ、前記太陽光発電パネルが前記支柱体により上向きに傾斜された範囲においては、前記ヒンジ機構を構成する軸受部材と支持軸部材とは、分離不可能に枢支されていることを特徴とする請求項1に記載された太陽光発電パネルの取り付け構造。
  3. 前記フレーム部材に装着された状態の太陽光発電パネルが取り付けられる前記建築物の垂直面は、矩形状に形成されて上下に連続して壁面状に装填された外装材であって、
    前記外装材には、上縁部および下縁部に沿って雄実連結部および雌実連結部がそれぞれ備えられて、前記雄実連結部および雌実連結部を介して上下に壁面状に装填されると共に、前記各外装材の雄実連結部および雌実連結部の表面側に沿って、互いに上下に対向するようにして上部係止溝および下部係止溝が施され、
    前記上部係止溝に前記ヒンジ機構が取り付けられる上部取付け部材が装着され、前記下部係止溝に前記支柱体の基端部を支持する下部取り付け部材が装着されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された太陽光発電パネルの取り付け構造。
  4. 上下に隣接する外装材の各々に、フレーム部材に装着された状態の太陽光発電パネルが取り付けられる太陽光発電パネルの取り付け構造であって、
    前記フレーム部材の下端部と、前記下部取り付け部材との間に介在する前記支柱体の長手方向に沿って、反射面が下向きとなる反射板が配置されていることを特徴とする請求項3に記載された太陽光発電パネルの取り付け構造。
  5. フレーム部材に装着された状態の太陽光発電パネルが取り付けられる前記建築物の垂直面は、手摺構造体の屋外側であり、
    前記手摺構造体を構成する上部横桟に前記ヒンジ機構を介して、前記フレーム部材の上端部が回動可能に取り付けられると共に、前記フレーム部材の下端部と、前記手摺構造体を構成する縦桟との間に、前記支柱体が介在されることにより、前記太陽光発電パネルを上向きに傾斜した状態で取り付けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載された太陽光発電パネルの取り付け構造。
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