JP7011018B1 - 自動支払機 - Google Patents

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Abstract

【課題】顧客から商品の対価である現金を受領する自動支払機において、自動支払機の管理作業を容易に行うことを可能とする。【解決手段】本発明に係る自動支払機は、精算処理と、締め処理と、を実行可能とし、必要な現金の挿入を操作者に対して促す処理であって、精算処理は、商品の対価となる現金を受け付け可能とし、締め処理は、必要な現金中、1つの金種について必要な枚数を提示し、当該金種の枚数の挿入が完了した場合、必要な現金中、他の金種について必要な枚数を提示する。【選択図】図4

Description

特許法第30条第2項適用 令和2年3月4日に株式会社アレフが運営するびっくりドンキー南池袋店に販売した自動支払機を設置
特許法第30条第2項適用 令和2年6月1日に株式会社アレフが運営するDishers江ノ島店に販売した自動支払機を設置
本発明は、顧客自身が現金を使用して各種商品、各種券、各種サービスに対する対価を支払可能な自動支払機に関する。
商品に対する対価を支払う装置として自動販売機がよく知られている。自動販売機は、商品の対価となる現金を投入することで、飲料、あるいは、チケット等の商品を排出する。商品の対価を支払う装置としては、このように、現金と引き換えに商品を排出する自動販売機のみならず、スーパーマーケット等では、従業者がレジ端末で入力した商品代金を、精算機で支払う形態も多くなっている。現金等の支払を精算機で行うことで、従業者が現金を扱う必要がなくなり、従業者の負担を削減すること、金銭の入出金を正確に扱うことが可能となる。
特許文献1には、購入する商品の登録を行う登録処理、登録された商品の代金決済を行う会計処理を実行可能なPOSレジスタにおいて、金種毎の枚数に関する情報を含む現金情報を、店舗外端末に送信することが記載されている。
特開2018-41456公報
特許文献1に記載されるPOSレジスタでは、現金を取り扱うため、内部に保持する現金管理を行う必要がある。このような現金管理には、釣銭の補充等、多岐にわたることが考えられ、従業者は、各種現金管理を行う毎にPOSレジスタを操作する必要があった。また、現金管理の種類毎にその操作を覚える必要があるため、煩雑な作業になることが考えられる。
本発明は、このような状況を考慮したものであって、顧客から商品の対価である現金を受領する自動支払機において、自動支払機の管理作業を容易に行うことを目的とするものである。
第1-1の構成に係る自動支払機は、
精算処理と、締め処理と、を実行可能とし、硬貨もしくは紙幣の少なくとも一方の処理について非還流方式を使用する自動支払機であって、
精算処理は、商品の対価となる現金を受け付け可能とし、
締め処理は、必要な現金の挿入を操作者に対して促す処理であって、必要な現金中、1つの金種について必要な枚数を提示し、当該金種の枚数の挿入が完了した場合、必要な現金中、他の金種について必要な枚数を提示し、
締め処理は、売上回収処理と、釣銭補充処理とを含む処理であり、
売上回収処理は、前回行われた締め処理から、精算処理で支払われた商品の対価に相当する金額の現金を回収可能とする処理であって、自動支払機内の金庫に貯留する現金と、精算処理で支払われた商品の対価に相当する金額の現金の差額を、精算処理で現金の排出に使用される紙幣出口、硬貨出口を使用して排出し、
釣銭補充処理は、釣銭となる硬貨、紙幣の少なくとも一方を補充する。
さらに、第1-2の構成に係る自動支払機において、
売上回収処理は、釣銭補充処理の前に実行される。
さらに、第1-3の構成に係る自動支払機において、
売上回収処理は、精算処理で現金の排出に使用される紙幣出口、硬貨出口を使用して精算処理で支払われた商品の対価に相当する金額の現金を排出する。
さらに、第1-4の構成に係る自動支払機において、
売上回収処理は、自動支払機内の金庫に貯留する現金と、精算処理で支払われた商品の対価に相当する金額の現金の差額を、精算処理で現金の排出に使用される紙幣出口、硬貨出口を使用して排出する。
さらに、第1-5の構成に係る自動支払機において、
売上回収処理、もしくは、釣銭補充処理の少なくとも一方において、不足する金種の入金を受け付け、受け付けた金種の合計金額に相当する金額を排出する逆両替処理が実行される。
さらに、第1-6の構成に係る自動支払機において、
逆両替処理は、売上回収処理及び釣銭補充処理の両方について、不足する金種の入金をまとめて受け付ける。
さらに、第1-7の構成に係る自動支払機は、
売上回収処理、もしくは、釣銭補充処理の少なくとも一方において、不足する金額の追加を受け付ける追加処理が実行される。
さらに、第1-8の構成に係る自動支払機において、
売上回収処理は、精算処理で支払われた商品の対価に相当する現金が排出できない場合、現金の排出を次回の締め処理に繰り越す。
さらに、第1-9の構成に係る自動支払機は、
締め処理の終了後、電源をオフにする、もしくは、待機状態となる。
また、第2-1の構成に係る自動支払機において、
精算処理と、売上回収処理と、を実行可能とし、
精算処理は、商品の対価となる現金を受け付け可能とし、
売上回収処理は、前回行われた締め処理から、精算処理で支払われた商品の対価に相当する金額の現金を回収可能とする。
さらに、第2-2の構成に係る自動支払機において、
売上回収処理は、精算処理で現金の排出に使用される紙幣出口、硬貨出口を使用して精算処理で支払われた商品の対価に相当する金額の現金を排出する。
さらに、第2-3の構成に係る自動支払機において、
売上回収処理は、自動支払機内の金庫に貯留する現金と、精算処理で支払われた商品の対価に相当する金額の現金の差額を、精算処理で現金の排出に使用される紙幣出口、硬貨出口を使用して排出する。
また、第3-1の構成に係る自動支払機は、
精算処理と、締め処理と、を実行可能とし、
精算処理は、商品の対価となる現金を受け付け可能とし、
締め処理は、売上回収処理と、釣銭補充処理とを含む処理であり、
売上回収処理は、前回行われた締め処理から、精算処理で支払われた商品の対価に相当する金額の現金を回収可能とし、
釣銭補充処理は、釣銭となる硬貨、紙幣の少なくとも一方を補充する。
本発明に係る自動支払機によれば、顧客から商品の対価である現金を受領する自動支払機において、自動支払機の管理作業を容易に行うことが可能となる。
本実施形態に係る飲食注文システムの構成を示す図 本実施形態に係る注文端末、充電台の構成を示すブロック図 本実施形態に係る管理コンピュータの構成を示すブロック図 本実施形態に係る自動精算機の外観を示す図 本実施形態に係る自動精算機の構成を示すブロック図 本実施形態に係る自動精算機の外観(前扉オープン時)を示す図 本実施形態に係る自動精算システムのメイン処理を示すフロー図 本実施形態に係る精算情報のデータ構成を示す図 本実施形態に係る自動精算機における精算処理を示すフロー図 本実施形態に係る自動精算機における各種支払処理を示すフロー図 本実施形態に係る伝票を示す図 本実施形態に係る自動精算機における業務管理処理を示すフロー図 本実施形態に係る自動精算機における売上回収処理を示すフロー図 本実施形態に係る自動精算機における釣銭準備処理を示すフロー図 本実施形態に係る自動精算機の管理初期画面を示す図 本実施形態に係る自動精算機の締め管理画面を示す図 本実施形態に係る自動精算機の締め管理画面を示す図 本実施形態に係る自動精算機の締め管理画面を示す図 本実施形態に係る自動精算機の締め管理画面を示す図 本実施形態に係る自動精算機の締め管理画面を示す図 本実施形態に係る自動精算機の締め管理画面を示す図 本実施形態に係る自動精算機の締め管理画面を示す図 本実施形態に係る自動精算機の締め管理画面を示す図 本実施形態に係る自動精算機の締め管理画面を示す図 本実施形態に係る自動精算機の締め管理画面を示す図 本実施形態に係る自動精算機の締め管理画面を示す図 本実施形態に係る現金管理レポートを示す図 本実施形態に係る電子マネー管理レポートを示す図
図1は、本実施形態に係る飲食注文システムの構成を示す図である。この図は、ある飲食店の店内の様子を模式的に示した図である。飲食店は大きく分けて顧客に飲食物を提供する場となるフロアと、飲食物を調理する場となるキッチン(厨房)に分けられている。
フロアには、飲食注文システムを統括して管理する管理コンピュータ1、各テーブルにおいて顧客が操作する注文端末3a~3d、従業員が携帯することで、受注処理、あるいは、注文状況などの各種情報を確認するためのハンディターミナル9a、9b、食事を終えた客が料金を支払う自動精算機6a、6b(本発明に係る「自動支払機」に相当する)が設置されている。なお、本実施形態では、現金による支払が可能な自動支払機の一例として、自動精算機6を例にとって説明するが、自動支払機としては、自動精算機6のみならず、現金による支払が可能な券売機、自動販売機等、各種形態を採用することができる。
注文端末3a~3dは、充電台4で充電され、各テーブルa~dに配置される。充電台4は従業員が管理するエリアに設けられ、注文端末3a~3dは、充電台4で充電された状態でテーブルa~dに配置される。テーブルa~dに充電台4を設け、注文端末3a~3dに充電を行いつつ使用することも可能であるが、来店した客が充電台4に設置する必要があるため、注文端末3a~3dが利用しづらくなる、あるいは、充電台4に適切に設置されない場合、バッテリ切れで利用できなくなることが考えられる。本実施形態のように、適切に充電された注文端末3a~3dを各テーブルa~dに配置することで、上述する不自由、不便を解消することが可能となっている。
図2は、注文端末3、充電台4の構成を示すブロック図である。この図は、充電台4に載置された注文端末3であって、充電中の注文端末3を示している。注文端末3は、前面にユーザインタフェイスとしてのタッチパネルモニタ32を有している。また、本実施形態では、各種注文端末3の状態を表示するためのLED36aが設けられている。なお、本実施形態の充電台4は、1の注文端末3を載置して充電する構成としているが、充電台4は、複数の注文端末3を載置して充電できる構成としてもよい。また、注文端末3に対する充電は、このように充電台4に載置して充電する形態のみならず、注文端末3にACアダプタのケーブルを接続して充電する等、各種形態を採用することが可能である。
キッチン(厨房)には、料理人に対して注文状況などを知らせるキッチン端末装置5、キッチンプリンタ51が設置されている。注文端末3にて受けた注文情報は、このキッチン端末装置5に出力され、キッチンプリンタ51で印字される。料理人は、キッチン端末装置5に表示される注文情報、あるいは、キッチンプリンタ51で印字される注文情報に基づき、受注した商品を確認することが可能となっている。
これら店内に設置された各種端末、装置は、LAN2、あるいは、アクセスポイント22にて有線、無線を使用してネットワーク接続されている。この例では、管理コンピュータ1、キッチン端末装置5、キッチンプリンタ51、自動精算機6a、6bは、有線でネットワークに接続されている。また、注文端末3、ハンディターミナル9は、アクセスポイント22を介して無線でネットワークに接続されている。
さらに店舗内のネットワークはルータ21を介してインターネットに接続されており、インターネット上の各種サーバ装置と通信を行うことを可能としている。店舗内に設置された各種装置、端末は、このルータ21を介してインターネット上の各種サーバ装置と通信し、各種情報の送受信を行うことが可能となっている。
注文端末3は、制御部として機能するCPU34a、ROM34b、RAM34c、画像処理部34d、音声処理部34eを有している。CPU34aは、ROM34bあるはSSD35(Solid State Drive)などの記憶手段に記憶されたプログラムに基づいて、注文端末3の処理全体を統括制御する。その際、一時的に生成されたデータなどはRAM34cに記憶される。
画像処理部34dは、CPU34aで生成されたデータを画像に変換し、表示部32aに表示出力する。音声処理部34eは、CPU34aで生成されたデータを音声に変換し、スピーカに音声出力する。
本実施形態では、表示部32aとタッチパネル32bとでタッチパネルモニタ32が構成されている。このタッチパネル32bは、表示部32aに表示されるアイコンやスイッチなどの各種オブジェクトに対応して、ユーザからの入力を受け付ける入力手段として機能する。注文端末3には、このタッチパネル32b以外にも機械的なスイッチなどの入力手段を設けることとしてもよい。タッチパネル32bからの入力情報は、インターフェイス37bを介してCPU34aに伝達される。
SSD35は、注文端末3の記憶手段として機能する。SSD35には、注文端末3を動作させるために必要な各種プログラム情報、あるいは、画像(静止画、動画)、音声などの各種コンテンツなどを記憶する。記憶手段としては、SSD(Solid State Drive)以外に、ハードディスク等を使用することも可能である。
本実施形態の注文端末3は、さらに無線通信部38を有している。この無線通信部38はアンテナ38aを備え、無線LAN規格による無線通信を可能としている。注文端末3は、図1に示されるアクセスポイント22と無線接続することで、LAN2にて構成されたネットワークに参加可能し、管理コンピュータ1、キッチン端末装置5などの各種装置、端末との接続、あるいは、ルータ21を介したインターネット接続を可能としている。
この注文端末3は、バッテリ39を備え、外部電源に接続することなく単独での使用が可能となっている。このバッテリ39は、充電端子33と電源線Lpで接続されており、外部から供給される電源にて充電することが可能である。CPU34aは、バッテリ39の残量や、充電状況などを監視することが可能となっている。充電端子33は、充電台4(クレードル)側の給電端子42と電気的に接続することで、バッテリ39に対する充電が可能となっている。
注文端末3を充電する充電台4は、DC変換部41を有している。このDC変換部41は、電源ライン43から供給される交流電源を、設定された電圧の直流電源に変換し、電源線Lpを介して充電端子33に供給する。
図3は本発明の実施形態に係る管理コンピュータ1の構成を示すブロック図である。管理コンピュータ1は、飲食店内に設置され、管理者によって使用される装置である。本実施形態では、飲食注文システムを統括して管理する他、販売実績を集計するPOS端末、そして、伝票を印字するための端末としても機能する。この管理コンピュータ1は、通常のパーソナルコンピュータにて構成することが可能である。管理コンピュータ1は、制御部として、CPU11a、ROM11b、RAM11c、画像処理部11d、音声処理部11eを有する。画像処理部11dは、CPU11aで処理したデータを表示部17aに表示出力する。また、音声処理部51eは、CPU11aで処理したデータをスピーカに音声出力する。
また、管理コンピュータ1は、記憶手段としてHDD12(ハードディスク)を有している。記憶手段としてはHDD12以外に、SSD(Solid State Drive)など各種形態を採用することが可能である。HDD12には管理コンピュータ1の各種処理を実行するために必要なプログラムやデータを記憶する。
通信部13は、管理コンピュータ1をLAN2に有線接続することで、管理コンピュータ1をネットワークに参加可能としている。管理コンピュータ1は、通信部13を介して、システム内の注文端末3、キッチン端末装置5、キッチンプリンタ51、ハンディターミナル9、自動精算機6a、6bと通信可能としている。また、ルータ21を介してインターネットと各種通信を行うことも可能となっている。
インターフェイス14には、キーボードやマウスなどの入力手段が接続可能となっている。管理者はこの入力手段を介して、管理コンピュータ1の操作を行う。また、本実施形態のインターフェイス14には、入力手段としてタッチパネル17bが接続されており、表示部17aとともにタッチパネルモニタ17を構成している。管理者はこのタッチパネルモニタ17によって、注文端末3と同様、タッチ入力を行うことが可能である。
さらにインターフェイス14には、レシートプリンタ16が接続されており、管理コンピュータ1にて処理した情報(例えば、伝票)を印字出力することが可能となっている。
図4は、本発明の実施形態に係る自動精算機6の外観を示す図である。自動精算機6は、それに対面して操作を行うユーザに対し、飲食後の料金の支払いを行うための精算処理を実行可能とする装置である。本実施形態の自動精算機6は、タッチパネルモニタ61、筐体62、カード出入口62a、レシート取出口62b、テンキー72、スキャナ73、近距離無線通信部74、硬貨入口62c、紙幣出入口62d、硬貨出口62eが設けられている。
図5は、本実施形態に係る自動精算機6の構成を示すブロック図である。自動精算機6は、各種処理を実行する制御部67の他、制御部67に接続された各種周辺構成を有して構成される。本実施形態では、制御部67には、カードリーダ71、テンキー72、スキャナ73、近距離無線通信部74、タッチパネルモニタ61、レシートプリンタ63、紙幣処理部64、硬貨処理部65が接続されている。
カードリーダ71は、図4に示されるカード出入口62aの背面に位置し、挿入されたクレジットカードカードから各種情報を読み取ることが可能である。テンキー72は、クレジットカードのPIN(Personal Identification Number:暗証番号)を入力するための手段である。
スキャナ73は、光学的手段により、2次元バーコード(コード情報)を読み取る手段である。本実施形態では、伝票に記載された2次元バーコードの他、電子マネーの支払時、顧客の携帯端末に表示される2次元バーコード、あるいは、従業者が管理用に所持する2次元バーコードを読み取ることが可能である。なお、本実施形態では、2次元バーコードとしてQRコード(登録商標)を使用している。また、使用するコード情報としては、2次元バーコードの他、1次元バーコードとする等、各種形態を採用することが可能である。
近距離無線通信部74は、図4に示されるようにスキャナ73と同じ位置に設けられている。近距離無線通信部74は、ユーザが所持するスマートフォン等の携帯端末と近距離無線通信を行うことが可能である。本実施形態では、ユーザによる電子マネーの支払時、携帯端末と通信を行うこととしている。なお、近距離無線通信部74は、電子マネーの支払いの他、クーポン(割引券)の使用、あるいは、電子会員証の提示等において、ユーザの携帯端末と近距離無線通信を行うこととしてもよい。
タッチパネルモニタ61は、表示部61aとタッチパネル61bを有して構成されている。タッチパネルモニタ61は、図4に示されるように、ユーザに対面して位置し、表示部61aにより各種視覚的情報を提供することが可能である。また、タッチパネル61bにより、ユーザのタッチ操作による各種入力を受け付けることが可能となっている。
本実施形態のレシートプリンタ63は、感熱紙に印字するプリンタであって、図4のレシート取出口62bの背面に配置されている。レシートプリンタ63は、支払明細、領収書、各種管理レポート等の印字に使用される。なお、印字部としてのレシートプリンタ63は、本実施形態のように感熱式の他、レーザ方式、インクジェット方式等、各種形態を採用することができる。紙幣処理部64は、図4の紙幣出入口62dの背面に配置されており、現金払い時における紙幣の挿入、返却に使用される。硬貨処理部65は、図4に示される硬貨入口62cに投入された硬貨のカウント、並びに、硬貨出口62eからのつり銭の返却を管理する手段である。
制御部67は、通信部68に接続されており、制御部67は、通信部68を介して外部と通信を行うことが可能となっている。本実施形態の通信部68は、LAN2に接続されており、LAN2に通信接続された管理コンピュータ1、あるいは、インターネット等の外部ネットワークを介して接続された各種サーバ(決済サーバ81、電子マネー管理サーバ82)等と通信を行うことが可能となっている。
図6は、本実施形態に係る自動精算機6の外観であって、前扉62fを開いたときの図である。本実施形態の自動精算機6は、釣り銭の管理等、各種メンテナンスを行う際、内部にアクセス可能となっている。内部にアクセスする際は、筐体62に設けられた前扉錠62hを開錠することで、前扉62fが開閉可能となる。
自動精算機6の内部には、紙幣処理部64、硬貨処理部65が設けられている。紙幣処理部64は、紙幣出入口62dが設けられている。前扉62fを閉じたとき、紙幣出入口62dは、開口62gから筐体62の外部に面した状態となる。また、紙幣処理部64dは、リジェクト紙幣回収部64aを有して構成されている。紙幣処理部64は、紙幣出入口62dから紙幣を排出する際、異常の有無を検知する。紙幣に異常がある場合、このリジェクト紙幣回収部64aに回収を行う。
硬貨処理部65は、硬貨入口62cに投入された効果を一旦貯留し、その金種、枚数のカウントを行うことが可能である。ユーザによる支払が確定した場合、貯留した硬貨は、硬貨処理部65内の硬貨収納金庫に収納される。また、硬貨処理部65は、前扉62fが閉じた状態において、硬貨出口62eから硬貨を排出することが可能である。硬貨処理部65は、硬貨入口62cに投入された硬貨にエラーを検出した場合、あるいは、ユーザが支払をキャンセルした場合、そして、支払が確定した際の釣銭を支払う場合、硬貨出口62eから硬貨を排出する。
このように、本実施形態の自動精算機6では、紙幣及び硬貨について、紙幣処理部64内、あるいは、硬貨処理部65内で還流する環流方式を採用している。このような還流方式に代え、紙幣、硬貨の少なくとも一方に対して非還流方式を採用することも可能である。非還流方式では、投入された紙幣(あるいは硬貨)を自動精算機6内に貯留する構成、そして、排出用に自動精算機7内に用意された紙幣(あるいは硬貨)を排出する構成が分離して設けられる。なお、硬貨、紙幣ともに、還流方式、非還流方式、どちらの方式を採用するかは、自動精算機6の仕様によって適宜決定することができる。
では、このような飲食注文システムにおいて実行される各種処理について説明する。図7は、飲食注文システムにて実行されるメイン処理を示したフロー図である。このメイン処理は一人の顧客、あるいは、1つの顧客グループ(テーブル)に対して行われる一連の処理を示したものである。まず、空席のテーブルに対して顧客、あるいは、顧客グループが案内されると、従業員はハンディターミナル9a、9b、あるいは、管理コンピュータ1に対して顧客に関する各種情報を入力する。本実施形態では、顧客に関する情報として、顧客が着席したテーブルを識別するためのテーブルID、顧客の人数を示す顧客人数が入力される。この他、入店日時、テーブルを担当する担当従業員を示す担当IDが合わせて記録される。
図8は、テーブル毎の顧客を管理するための精算情報のデータ構成である。精算情報には、精算情報を識別するための伝票No.に対応付けて各種情報が記録されている。本実施形態では、顧客がテーブルに着席したときに記録される各種情報(上述するテーブルID、顧客人数、入店日時、担当ID)が記録されている。この他、顧客の注文に関する注文情報が記録されている。注文情報には、注文した商品を示す商品IDと、当該商品の精算が完了しているか否かを示す精算フラグが含まれている。
図7に示すS101の着席判定は、この顧客に関する情報入力に基づいて実行され、飲食注文システムは、S102以降の処理を開始する。本実施形態では、入店した顧客の着席が判定された後(S101:Yes)、顧客から注文端末3において商品の注文を受け付けるオーダ処理(S102)が開始される。着座したユーザ(顧客)は、オーダ処理(S102)で注文端末3に表示される商品のメニューを参照して、飲食したい商品を注文することが可能である。顧客による注文が完了する(あるいは、商品の配膳が完了する)と、精算情報には、注文した商品に対応する注文情報が記録される。
本実施形態では、オーダ処理(S102)の開始後、自動精算機6a、6bにおいて精算処理(S200)を実行することが可能となる。本実施形態では、注文した複数の商品中、一部商品の料金を支払う(個別精算)を行うことが可能となっている。そのため、オーダ処理(S102)が継続中であっても、適宜タイミングで精算処理(S200)を行うことが可能となっている。したがって、例えば、複数人のグループで来店した顧客中、食事を早く終えた1人の客が自分の料金を自動精算機6で支払って退店することが可能となっている。
図9は、本発明の実施形態に係る自動精算機6における精算処理を示すフロー図である。精算処理(S200)は、従業員によってテーブルに運ばれる伝票を使用して開始される。図11は、本実施形態で使用される伝票の一例である。伝票には、テーブル関連情報181、注文関連情報182、消費税金額183、合計金額184、2次元バーコード185が印字されている。なお、印字された伝票を使用することに代え、テーブルを識別可能なコード情報(2次元バーコード等)が表示されたプレートを使用することとしてもよい。
テーブル関連情報181には、伝票No.、顧客人数、入店日時、担当者名が記載されている。注文関連情報182には、注文した商品の商品名、商品の数量、金額が表示されている。テーブル関連情報181、注文関連情報182は、精算情報に基づいて印字される。また、支払金額に関する情報として、消費税金額183と、合計金額184が印字されている。2次元バーコード185には、少なくとも顧客が使用したテーブルを識別するためのテーブルIDが含まれていている。2次元バーコード185を自動精算機6のスキャナ73で読み取らせることで、顧客に対応する精算情報を読み出すことが可能となる。
精算処理において、自動精算機6は、スキャナ73が2次元バーコードを読み取ったか、否かを監視する(S201)。本実施形態では、図11で説明した伝票18に印字された2次元バーコード185の他、従業者が管理用に所持する管理用2次元バーコード(図示せず)を読み取ることが可能である。2次元バーコードが読み取られた場合(S201:Yes)、どちらのバーコードであるかが判定される(S202)。管理用2次元バーコードの場合(S202:Yes)、後述する業務管理処理(S400)が実行される。一方、伝票18に印字された2次元バーコード185の場合(S202:No)、2次元バーコード185に含まれているテーブルIDが参照され、管理コンピュータ1に対し、テーブルIDに対応する精算情報の問い合わせ(精算情報の指定)が行われる(S203)。自動精算機6は、精算情報に含まれている注文情報を参照し、各種支払処理(S300)を実行する。
本実施形態では、各種支払処理(S300)を開始するため、テーブルIDを含む2次元バーコード185(コード情報)をスキャナで読み取らせることとしているが、このような形態のみならず、各種形態を採用することが可能である。例えば、ユーザ自身が、自動精算機6のタッチパネルモニタ61、あるいは、テンキー72等の入力部にテーブルIDを入力することが考えられる。あるいは、テーブルに配置されたテーブルIDを記憶したカード、あるいは、タグを自動精算機6に持参し、近距離無線通信部74で読み取らせることで、テーブルIDを自動精算機6に読み取らせ、精算情報を指定する形態も考えられる。また、業務管理処理(S400)の開始についても、2次元バーコードを読み取らせる形態に代え、例えば自動精算機6に対して所定の操作を行う、従業者が管理用に所持する管理用カードを読み取らせる等、各種形態を採用することが可能である。
図10は、自動精算機6における各種支払処理(S300)のフロー図である。各種支払処理(S300)が開始されると、支払方法が確認される。現金による支払いが選択された場合(S301:Yes)、現金(紙幣または硬貨)を紙幣出入口62d、もしくは、硬貨入口62cに投入することで、現金による支払いが開始される。現金による支払いの場合、投入された現金が支払い金額を超えた時点、もしくは、現金投入後、ユーザによる入金完了ボタン(図示せず)の操作が行われた場合、現金の投入完了(S302:Yes)と判断される。つり銭がある場合(S303:Yes)には、紙幣出入口62d、もしくは、硬貨出口62eからつり銭が返却される(S304)。そして、精算情報中、支払いを終えた注文情報の精算フラグが支払い済みに変更(S318)され、レシートプリンタ63により、支払いに関するレシートが印刷され、レシート取出口62bから排出される(S318)。
一方、支払方法として、クレジットカードが選択された場合(S306:クレジットカード)、自動精算機6のタッチパネルモニタ61には、カード出入口62aにクレジットカードの挿入を促すカード挿入画面(図示せず)が表示される(S307)。ユーザによりクレジットカードが挿入される(S308:Yes)と、タッチパネルモニタ61には、テンキー72に暗証番号の入力を促す暗証番号入力画面(図示せず)が表示される(S309)。ユーザにより暗証番号が入力された場合(S310:Yes)、自動精算機6は、決済サーバ81に対して、暗証番号の適否、及び、支払いの可否について、問い合わせを行う。その後、カード出入口62aからクレジットカードが排出される(S312)。
決済サーバ81からの返信により、支払いが完了したことが通知された場合(S313:Yes)、精算情報中、支払いを終えた注文情報の精算フラグが支払い済みに変更(S318)され、支払いに関するレシートが印刷される(S319)。一方、支払いが完了しなかった場合(S313:No)、クレジットカードの排出、並びに、カード挿入画面の表示(S307)に戻る等のエラー処理が実行される。
また、支払方法として、電子マネーが選択された場合(S306:電子マネー)、自動精算機6のタッチパネルモニタ61には、近距離無線通信部74の位置にユーザが所持する携帯端末をかざす旨等を指示するコード受信画面が表示される(S314)。ユーザの携帯端末から、電子マネーによる支払いに関するコード情報が受信された場合(S315:Yes)、自動精算機6は、電子マネー管理サーバ82に対して、支払いの可否について、問い合わせを行う。電子マネーによる支払いが完了した場合(S317:Yes)、精算情報中、支払いを終えた注文情報の精算フラグが支払い済みに変更(S318)され、支払いに関するレシートが印刷される(S319)。
一方、支払いが完了しなかった場合(S317:No)、コード受信画面の表示(S314)等のエラー処理が実行される。なお、電子マネーによる支払方法としては、ユーザの携帯端末と近距離無線通信を行う形態のみならず、ユーザの携帯端末に表示されたコード情報(例えば、2次元バーコードとしてのQRコード(登録商標))を読み取ることが考えられる。また、携帯端末に代え、ICカードを使用する形態を採用してもよい。
以上説明したように、本実施形態の自動精算機6は、現金、電子マネー、クレジットカードによる支払方法を使用することが可能であるが、支払方法としては、このような形態に限られる者では無く、例えば、デビットカード、後払い決済等、各種の支払方法を使用することが可能である。
ところで、現金を取り扱う自動精算機6では、投入された現金の回収、釣銭、釣り紙幣の補充等、管理者によるメンテナンス作業が必要となる。従来、これらメンテナンス作業は、適時に行われることが通常であった。例えば、現金の回収は、店舗の閉店時に行い、釣銭、釣り紙幣の補充は、これらが不足した場合、あるいは、不足が見込まれる場合に行われている。したがって、1日の間に複数回のメンテナンス作業を行うことが必要とされ、従業者にとっては煩雑な作業となっている。
本実施形態の自動精算機6は、このような自動精算機6の作業を一括して行うことで、管理者によるメンテナンス作業を容易にすることを1つの目的としている。そのため、自動精算機6では、図12のフロー図に示される業務管理処理を実行可能としている。例えば、店舗において、店舗閉店後に業務管理処理を1回行うことで、自動精算機6に対するメンテナンス作業が完了することになる。
図9のフロー図で説明したように、本実施形態の業務管理処理(S400)は、自動精算機6のスキャナ73で管理用2次元バーコードを読み取らせることで開始する。業務管理処理(S400)が開始されると、タッチパネルモニタ61には、パスワード入力画面(図示せず)が表示される(S401)。従業者等の管理者は、タッチパネルモニタ61、あるいは、テンキー72等の入力手段を使用してパスワードを入力する(S402:Yes)。入力されたパスワードが適正な場合(S403:Yes)、タッチパネルモニタ61には、管理初期画面が表示される(S404)。
図15には、本実施形態に係る自動精算機6の管理初期画面が示されている。管理初期画面には、各種メニューボタン611a~611gが表示されている。また、管理初期画面の右上には、現時点での現金による売上金(現在売上金)が、売上金表示欄611hに表示されている。管理者は、これらの内、作業を行うメニューボタン611a~611gを選択する。売上の管理、現金の回収、釣銭、釣り紙幣の補充を一括して行う場合、管理者は、「締め処理」と表記されたメニューボタン611gを選択操作する(S405:Yes)。一方、パスワードが不適切な場合(S403:No)、あるいは、管理初期画面において、精算処理に戻るためのメニューボタン611bが操作された場合(S406:Yes)、図9で説明した精算処理(S200)へと戻る。
一方、メニューボタン611gが操作された場合、締め処理が開始される。図12のフロー図中、破線で囲まれた部分が本実施形態の締め処理に相当している。図15に示される管理初期画面は、「締め処理」と表記されたメニューボタン611gが選択された直後の状態であって、開始確認のための確認表示欄611jが表示された状態となっている。確認表示欄611j中の確認ボタンを操作することで、締め処理が開始される。
締め処理が開始されると、締め管理画面が表示される(S407)。図16は、本実施形態に係る自動精算機6の締め管理画面である。締め管理画面には、図15と同様、画面右上に現在売上金表示欄611が表示されている。また、締め管理画面の左側には、締め処理の進捗状況を示すための行程項目612a~612fが表示されている。現在、行っている行程項目612a~612fの左側には矢印が表示され、管理者は、この矢印に基づき、現在行っている行程項目612a~612fを確認することが可能となっている。
また、締め管理画面には、売上関連情報表示欄612m、売上回収情報表示欄612nが表示されている。売上関連情報表示欄612mには、自動精算機6で可能な各種支払方法(この例では、現金、クレジットカード、電子マネーA、電子マネーB)毎の売上金額、及び、決済回数が表示されている。また、全ての支払方法の合計売上金額と決済回数も表示されている。また、売上回収情報表示欄612nには、自動精算機6の現金に関する売上金の回収済と、回収算、及び、それらについての決済回数が表示されている。
本実施形態の締め処理は、行程項目612aで示される売上金回収(S500)から開始される。売上回収処理(S500)は、現金による売上金(クレジットカード、電子マネーによる売上金を含まない)を回収する処理である。
図13は、本実施形態に係る売上回収処理(S500)を示すフロー図である。自動精算機6の現金収容状況によっては、売上金と同額の現金を払い出せない状況が考えられる。そのため、本実施形態では、売上金と同額の現金が払い出せない場合、すなわち、硬貨もしくは紙幣の金種が不足している場合、それを補う処理(逆両替処理、もしくは不足額追加処理)を行った上で、売上金の払い出しを行うこととしている。逆両替処理では、金種とその枚数を示した上で、現金の投入を受け付ける。現金が投入された場合、それと同額の現金(異なる金種)を排出することで、自動精算機6内の現金金額を変化させることなく、売上金の回収を行うことが可能となっている。
売上回収処理(S500)では、まず、現在、自動精算機6内に収容する現金で売上金の払出が可能か否かを判定する(S501)。売上金の払出が可能な場合(S501:Yes)、図16に示される締め管理画面には、払出開始ボタン612jが表示される(S514)。なお、本実施形態では、戻るボタン612kも表示されており、締め処理を中止して管理初期画面に戻ることも可能となっている。
払出開始ボタン612jが操作された場合(S514:Yes)、自動精算機6は、売上金と同一額の現金を紙幣出入口62d、硬貨出口62eから排出する。なお、本実施形態では、売上回収処理(S500)時点において、筐体62の前扉62fを開ける必要は無く、売上金となる現金を紙幣出入口62d、硬貨出口62eから取り出すことが可能となっている。したがって、売上金を、自動精算機6内の他の現金と混同することなく、適切に取り出すことが可能となっている。
一方、売上金の払い出しができない場合(S501:No)、すなわち、売上金と同額の現金となる金種(硬貨もしくは紙幣)が不足している場合、不足している金種の内、1つの対象金種が決定される(S502)。そして、締め管理画面に、対象金種を使用した不足金種表示欄612pが表示される(S503)。不足金種表示欄612pには、不足する金種とその枚数(図の例では、1000円札が3枚不足、10円玉が3枚不足、1円玉が2枚不足)が表示されるとともに、S502で決定した対象金種(この場合、1000円札)に矢印が付されて表示される。そして、不足金種表示欄612pには、「逆両替」と表記された逆両替処理を開始するためのボタンと、「追加」と表記された不足額追加処理を開始するためのボタンと、「中断」と表記されたボタンが設けられている。
管理者は、この不足金種表示欄612pを確認し、対象金種(この場合、1000円札)について、逆両替処理を行うか、不足額追加処理を行うか、どちらも実行しないか、を選択することが可能である。「逆両替」と表記されたボタンが操作された場合(S505:逆両替処理)、逆両替処理を実行する。そして、図18に示されるように逆両替を行う不足金種と枚数を示す逆両替表示欄612qが表示される(S506)。この例では、1000円札が3枚不足しているため、1000円札、5枚を5000円札に逆両替することとしている。逆両替表示欄612qには、1000円札5枚を挿入するメッセージと、「入金開始」と表記されたボタンと、「中断」と表記されたボタンが設けられている。「中断」と表記されたボタンが操作された場合(S507:Yes)、売上回収金の繰り越しを行い(S515)、売り開け回収処理を中断する。
「入金開始」と表記されたボタンを操作することで、紙幣出入口62dから紙幣の挿入の受け付けが開始される。管理者は、この逆両替表示欄612qの案内に従って、紙幣を挿入する。適切な金種、枚数の紙幣(この場合、5枚の1000札)が挿入された場合(S508:Yes)、総入金額と同額の紙幣(1枚の5000円札)を紙幣出入口62dから排出する(S509)。そして、他の不足金種がある場合(S510:Yes)、不足する金種の内、1の金種(例えば、10円玉)を対象金種として決定し(S502)、不足金種表示欄が表示される(S503)。一方、不足金種がなくなった場合(S510:No)、売上金は払い出し可能な状態となるため、締め管理画面は、払出開始ボタン612jが表示された図16の状態となり、S516以降の処理(S516~S518)が実行される。
逆両替処理は、途中で中断することも可能である。例えば、逆両替処理を開始後、手持ちの金種が不足していることに気付いた場合、逆両替表示欄612qに表示された「中断」を操作すること(S507:Yes)で、逆両替処理を中断することが可能である。その場合、売上回収金の繰り越しを行い(S515)、売上回収処理を中断することが可能となっている。
一方、不足金種表示欄612pにおいて、「追加」と表記されたボタンが操作された場合、S502で決定した対象金種について、不足額追加処理が実行される(S511:Yes)。不足額追加処理では、不足する金種の追加が行われる。不足額追加処理が開始されると不足金額表示欄612rが表示される(S512)。不足金額表示欄612rには、不足する1000円札を3枚挿入する旨のメッセージと、「入金開始」と表記されたボタンが表示される。管理者により「入金開始」と表記されたボタンが操作された場合、不足金額の入金を待つ(S513)。不足金額が挿入された場合(S514:Yes)、不足金種の有無が判定(S510)され、不足金種がある場合(S510:Yes)には、S502に戻り、不足金種が無い場合(S510:No)には、S516以降の処理が実行される。なお、「中断」と表記されたボタンが操作された場合(S507:Yes)、売上回収金の繰り越しを行い(S515)、売り開け回収処理は中断する。
また、不足金種表示欄612pで「中断」と表記されたボタンが操作された場合(S504:Yes)、売上金回収の繰り越しが実行される(S515)。売上金回収の繰り越しが実行された場合、次回、締め処理が行われた場合、今回の売上金と次回までの売上金を合わせた金額を売上金として売上回収処理が実行される。あるいは、次回に実行される売上金は、今回の売上金と、次回までの売上金を別々に払い出しすることとしてもよい。
このように、本実施形態では、自動精算機6の売上金を適切に払い出しすることが可能である。また、売上金の払い出しができない状態において、逆両替処理、あるいは、不足額追加処理を実行することで、売上機の払い出しに不足する金種を補充することが可能となっている。その際、逆両替処理を行うことで、自動精算機6内の金額を変化させることなく不足する金種を補充することが可能である。
このように、本実施形態の売上回収処理では、売上回収処理(逆両替、不足金の追加のどちらについても)において、必要とされる現金の挿入を操作者に促す際、1つの金種について必要な枚数を提示し、当該金種の枚数の挿入が完了した場合、必要な現金中、他の金種について必要な枚数を提示することとしている。したがって、操作に不慣れな操作者であっても、提示される情報に従って操作を行うことで、自動精算機6を適切に取り扱うことが可能となっている。
なお、金種毎の挿入指示は、ここで説明した売上回収処理のみならず、後で説明する釣銭補充処理においても実行される。したがって、操作者は、締め処理(売上回収処理、釣銭補充処理の何れか一方、あるいは、その両方)内において、挿入する金種とその枚数が確認できるため、締め処理全体において、自動精算機6を適切に取り扱うとともに、速やかに処理を完了することが可能となる。
管理者は、売上回収処理(S500)で、自動精算機6から排出された売上金(現金)を封筒や鞄等に格納し、以降の処理にとりかかることが可能となる。なお、図17~図19の例では、紙幣の金種が不足する場合を例として説明したが、硬貨が不足する場合も同様である。
売上回収処理(S500)が完了すると、釣銭準備処理(S600)が開始される。なお、売上回収処理(S500)の完了した後、売上回収情報表示欄612nに表示されていた売上回収残の金額、回数は0となり、売上回収済の金額、回数は、売上回収残に表示されていた金額、回数が表示される。
図14は、釣銭補充処理(S600)を示すフロー図である。釣銭補充処理(S600)が開始されると、まず、1つの金種を対象金種として決定(S601)した後、図20に示される不足釣銭金種表示欄612sが表示される(S602)。不足釣銭金種表示欄612sには、自動精算機6に予め設定されている金種毎の枚数に対して、不足する枚数が表示されている。本実施形態では、金種毎に、逆両替処理を行うことで金種の補充を行うか、もしくは、不足額追加処理を行うことで金種の補充を行うかを選択することが可能である。不足釣銭金種表示欄612sには、金種別に不足する枚数と、「逆両替」と表記されたボタン、「追加」と表記されたボタン、「中断」と表記されたボタンが表示されている。また、S601で決定した対象金種(図20の例では、1000円札)には、矢印のマークが付与されており、対象金種が示されている。
不足釣銭金種表示欄612sにおいて、「逆両替」と表記されたボタンが選択された場合(S604:逆両替処理)、逆両替処理が実行される。逆両替処理は、売上回収処理で行われた逆両替処理と同様であり、逆両替を行うことで不足する金種を補充する処理である。自動精算機6内に収容する金額を変化させることなく、金種の補充を行うことが可能である。。図20において、逆両替処理が開始された場合、対象金種として決定された1000円札について逆両替処理が行われる。
図21は、図20において「逆両替」と表記されたボタンが操作された際の図である。締め管理画面には、逆両替表示欄612tが表示されており、逆両替を行う金種、枚数、並びに、「入金開始」と表記されたボタン、「中断」と表記されたボタンが表示されている。この例では、1000円札10枚を挿入する指示と、10000円札が払い戻される旨が表示されている。「入金開始」と表記されたボタンが操作された場合、紙幣出入口62dから紙幣の挿入受け付けが開始される。不足金種が所定枚数挿入された場合(S607:Yes)、総入金額と同額(別金種)が、紙幣出入口62dから排出される(S608)。このように、本実施形態では、逆両替処理を行うことで、不足する釣銭を補充することが可能となっている。
次に、釣銭における不足金種があるか否かの判定が行われ(S609)、不足金種がある場合には、S601に戻って不足する別金種が決定される。一方、不足金種が無い場合(S608:No)、釣銭補充処理(S600)を終了する。釣銭補充処理(S600)においても逆両替処理を中断することが可能である。逆両替表示欄612tに設けられた「中断」と表記されたボタンを操作する(S606:Yes)ことで、逆両替処理は中断し、不足する対象金種の決定(S601)実行後、不足釣銭金種表示欄(S602)が表示される。
一方、不足釣銭金種表示欄612sにおいて、「追加」と表記されたボタンが操作された場合(S604:不足金額の追加)、釣銭に関し、不足額追加処理が開始される。不足額追加処理では、まず、図22に示されるように、不足釣銭金種表示欄612uが表示(S610)され、紙幣出入口62d、硬貨入口62cから入金受付が開始される(S611)。不足釣銭金種表示欄612uには、現在の対象金種について、自動精算機6に予め設定されている枚数(適正値)に対して不足する枚数が表示される。図20の締め管理画面の不足釣銭金種表示欄612sにおいて「追加」が操作された場合、不足釣銭金種表示欄612uには、現在の対象金種(1000円札)について、不足する枚数(10枚)が表示されることになる。
入金が行われると不足釣銭金種表示欄612uは、表示更新される。管理者は不足釣銭金種表示欄612uにて入金すべき対象金種について、その枚数を確認することが可能である。枚数が適正値以上となった場合(S612:Yes)、不足金種の有無が判定され(S609)、不足金種が無い場合(S609:No)、釣銭補充処理は終了する。また、不足金種がある場合、対象金種の決定(S601)後、不足金種表示欄が表示される(S602)。なお、不足釣銭金種表示欄612uに表示されている「中断」と表記されたボタンが操作された場合(S613:Yes)、釣銭が適正値に満たない場合においても釣銭補充処理を中断することが可能となっている。
以上、説明したように、釣銭補充処理(逆両替、不足金の追加のどちらについても)においても、売上回収処理と同様、必要とされる現金の挿入を操作者に促す際、1つの金種について必要な枚数を提示し、当該金種の枚数の挿入が完了した場合、必要な現金中、他の金種について必要な枚数を提示することとしている。したがって、操作に不慣れな操作者であっても、提示される情報に従って操作を行うことで、自動精算機6を適切に取り扱うことが可能となっている。
釣銭補充処理(S600)が完了すると、リジェクト紙幣の有無が判定される(S409)。リジェクト紙幣とは異常が検出された紙幣であって、紙幣処理部64dは、異常のあった紙幣をリジェクト紙幣として、リジェクト紙幣回収部64aに格納する。リジェクト紙幣があった場合(S409)、図23の締め管理画面に示されるように、行程項目612cを指し示す矢印が表示され、回収完了ボタン614aが表示される(S410)。管理者は、この締め管理画面を参照して、リジェクト紙幣回収部64aからリジェクト紙幣を取り出し、回収完了ボタン614aを操作することで次の処理へと進む。一方、リジェクト紙幣が無い場合(S409:No)、図23の締め管理画面によるリジェクト紙幣回収処理(S410)は、実行せずに次の処理へと進む。
なお、本実施形態では、管理者によりリジェクト紙幣を回収することとしているが、回収した紙幣は、管理者による確認、あるいは、しわ伸ばしを行った後、紙幣出入口62dに挿入することで紙幣処理部64に戻すこととしてもよい。また、紙幣の状態が悪い場合には、状態の良い紙幣に交換して紙幣処理部64に戻すこととしてもよい。
リジェクト紙幣に関する処理の終了後、現金管理レポート出力処理(S413)が開始される。図24は、本実施形態に係る現金レポート出力処理開始時における締め管理画面である。現金管理レポート出力処理(S413)が開始されると、開始確認欄618aが表示される。開始確認欄618aには、「はい」、「いいえ」と表記された確認ボタンが設けられており、「はい」を操作することで、現金に関する集計、及び、集計結果に基づく現金管理レポート20aの作成が開始される。
現金管理レポート20aは、レシートプリンタ63で印字され、レシート取出口62bから排出される。図27は、本実施形態に係る現金管理レポート20aを示す図である。現金管理レポート20aには、自動精算機6の設置店、識別情報(この場合、1号機)、レポート作成日時が記載された書誌事項191、紙幣関連情報192、硬貨関連情報193、集計情報194が記載されている。
紙幣関連情報192には、締め処理前に自動精算機6内に収納されていた紙幣枚数である「処理前」、売上回収処理(S500)、釣銭補充処理(S600)で挿入された紙幣枚数である「入金」、売上回収処理(S500)、釣銭補充処理(S600)で排出した紙幣枚数である「出金」、締め処理完了後に自動精算機6内に収納される紙幣枚数である「処理後」が金種別に記載されている。
硬貨関連情報193には、締め処理前に自動精算機6内に収納されていた硬貨枚数である「処理前」、売上回収処理(S500)、釣銭補充処理(S600)で挿入された硬貨枚数である「入金」、売上回収処理(S500)、釣銭補充処理(S600)で排出した硬貨枚数である「出金」、締め処理完了後に自動精算機6内に収納される硬貨枚数である「処理後」が金種別に記載されている。集計情報194には、売上回収処理(S500)で排出した売上金と、今回の締め処理後に自動精算機6に格納している金額である翌日釣銭準備金が記載されている。
現金管理レポート20aがレシート取出口62bから排出された後、電子マネー管理レポート出力処理(S414)が実行される。電子マネー管理レポート出力処理(S414)は、自動精算機6で取り扱う電子マネー(本実施形態では、電子マネーA、電子マネーB)に関する電子マネー管理レポート20bを印字、排出する処理であり、電子マネー管理レポート20bは、電子マネー毎に印字、排出される。
図28は、本実施形態に係る電子マネー管理レポート20bを示す図である。この電子マネー管理レポート20bは、電子マネーAについて、支払件数、支払金額、前回集計日時、今回の集計日時、電子マネー管理サーバ82との通信結果が適切に行われたかを示すセンター通信結果が記載されている。この電子マネー管理レポート20bは、電子マネー毎に印字、排出される。本実施形態では、2つの電子マネー(電子マネーAと電子マネーB)を取り扱うため、電子マネー管理レポート出力処理(S414)では、2枚の電子マネー管理レポート20bが印字、排出される。なお、電子マネー管理レポート20bの記載内容については、電子マネーの仕様に合わせて電子マネー毎に異なるものであってもよい。
図26は、電子マネー管理レポート出力処理(S414)の完了後の締め処理管理画面である。本実施形態では、締め処理の完了時、自動精算機6の電源を切ることが可能となっている。締め処理は、自動精算機6が設置された店舗の閉店時、あるいは、閉店後に行われることが想定される。そのため、本実施形態の自動精算機6では、締め処理の完了前に、電源管理欄619aを表示して、管理者に対して電源の切断を確認することが可能となっている。電源管理欄619aには、「はい(OFF)」と表記された電源を切るためのボタン、電源を維持するためのボタン「いいえ」が設けられており、管理者は、どちらか一方のボタンを選択操作する。電源を切るためのボタンが操作された場合(S415:Yes)、自動精算機6は電源オフ処理(S416)を実行し、処理を終了する。一方、電源を維持するためのボタンが操作された場合(S415:No)、図15で説明した管理初期画面が表示される(S404)。
以上、本実施形態に係る自動精算機6について、売上金の排出、釣銭硬貨、釣銭紙幣の補充を滞りなく実行できる締め処理について説明した。なお、本実施形態の自動精算機6は、上述する形態の他、各種変形例を採用することが可能である。以下に変形例について説明する。
(変形例1)
前述の実施形態で説明した業務管理処理では、売上回収処理(S500)を実行した後、釣銭補充処理(S600)を実行しているが、その順序を逆にする、すなわち、釣銭補充処理(S600)を実行した後、売上回収処理(S500)を実行してもよい。
(変形例2)
前述の実施形態で説明した売上回収処理(S500)、釣銭補充処理(S600)では、それぞれの処理内において、逆両替処理を実行しているが、逆両替処理は、まとめて行うこととしてもよい。具体的には、売上回収処理(S500)、釣銭補充処理(S600)の両方について、不足する金種、その枚数を計算した上で、最初に行う処理(売上回収処理(S500)、釣銭補充処理(S600)の何れか)において、管理者からの入金を受け付ける。このように、逆両替処理を1度に行うことで、管理者の作業負担削減を実現することが可能となる。
(変形例3)
変形例2では、逆両替処理を1度に行うことを説明したが、不足額追加処理についても同様に、売上回収処理(S500)、釣銭補充処理(S600)のそれぞれの処理内において実行することに代え、一度に行うこととしてもよい。
(変形例4)
前述の実施形態において、釣銭補充処理(S600)は、紙幣、硬貨共に不足する金種を追加補充する形態を採用している。釣銭補充処理(S600)は、このような形態のみならず、各種形態を採用することが可能である。例えば、硬貨の釣銭補充処理については、硬貨が充填されたコインカセットを交換する形態であってもよい。また、紙幣の釣銭補充処理については、紙幣処理部64内に格納している紙幣を一旦、全部排出し、所定枚数の紙幣を受け付ける形態であってもよい。
(変形例5)
前述の実施形態において、売上回収処理(S500)は、自動精算機6の紙幣出入口62d、硬貨排出口62e(あるいは、硬貨処理部65でもよい)から、紙幣、硬貨についての現金(売上金)を排出することとしている。このように、前述の実施形態では、売上金と同額の現金を適切に回収することが可能となっている。ところで、自動精算機6に使用される硬貨処理部65には、非還流方式を使用する形態があることは先に説明したとおりである。このような非還流方式の硬貨処理部65では、投入された現金が硬貨処理部65内の金庫に貯留される。したがって、これら金庫に貯留された現金を含めて、売上金の回収を行う形態も考えられる。
そのような場合、売上金と、硬貨処理部内の金庫に貯留された現金との差額である現金を、硬貨処理部64と紙幣処理部64から排出することとしてもよい。管理者は、金庫に貯留された現金、及び、排出される差額を回収することで、売上金と同額の現金を適切に回収することが可能となる。なお、紙幣処理部64についても非還流方式を使用する場合、紙幣処理部64内の金庫に貯留する現金を考慮した差額を排出することとしてもよい。
なお、前述の実施形態では、売上回収処理(S500)と、釣銭補充処理(S600)を含む締め処理として実行しているが、このような形態のみならず、売上回収処理(S500)を独立して実行可能(釣銭補充処理(S600)を行わない)としてもよい。
(変形例6)
前述の実施形態では、自動精算機6における締め処理、売上回収処理、釣銭補充処理について説明したが、前述の実施形態で説明した自動精算機6における各種処理、各種機能は、自動精算機6のみならず、各種装置において適用することが可能である。各種装置としては、自動精算機6以外に、切符や食券等、各種券を販売する券売機、飲料、タバコ等、各種物品を販売する自動販売機等が考えられる。これら本発明に係る実施形態の各種処理、各種機能を適用可能な自動精算機6、自動券売機、自動販売機等、各種商品、各種券、各種サービスに対する対価を支払い可能な装置は、本発明に係る自動支払機に相当する。
以上、本発明に係る実施形態について、各種実施形態について説明を行ったが、本発明はこれら各種実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの各種実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した形態も本発明の範疇となるものである。
1:管理コンピュータ 62a:カード出入口
3(3a~3d):注文端末 62b:レシート取出口
4:充電台 62c:硬貨入口
5:キッチン端末装置 62d:紙幣出入口
6(6a、6b):自動精算機 62e:硬貨出口
7:自動精算機 62f:前扉
9(9a、9b):ハンディターミナル 62g:開口
11a:CPU 62h:前扉錠
11b:ROM 63:レシートプリンタ
11c:RAM 64:紙幣処理部
11d:画像処理部 64a:リジェクト紙幣回収部
11e:音声処理部 64d:紙幣処理部
12:HDD 65:硬貨処理部
13:通信部 67:制御部
14:インターフェイス 68:通信部
16:レシートプリンタ 71:カードリーダ
17:タッチパネルモニタ 72:テンキー
17a:表示部 73:スキャナ
17b:タッチパネル 74:近距離無線通信部
18:伝票 81:決済サーバ
19:バッテリ 82:電子マネー管理サーバ
20a:現金管理レポート 181:テーブル関連情報
20b:電子マネー管理レポート 182:注文関連情報
21:ルータ 183:消費税金額
22:アクセスポイント 184:合計金額
32:タッチパネルモニタ 185:2次元バーコード
32a:表示部 191:書誌事項
32b:タッチパネル 192:紙幣関連情報
33:充電端子 193:硬貨関連情報
34a:CPU 194:集計情報
34b:ROM 611:現在売上金表示欄
34c:RAM 611a~611g:メニューボタン
34d:画像処理部 611h:売上金表示欄
34e:音声処理部 611j:確認表示欄
36a:LED 612a~612f:行程項目
37b:インターフェイス 612j:払出開始ボタン
38:無線通信部 612k:ボタン
38a:アンテナ 612m:売上関連情報表示欄
39:バッテリ 612n:売上回収情報表示欄
41:DC変換部 612p:不足金種表示欄
42:給電端子 612q:逆両替表示欄
43:電源ライン 612r:不足金額表示欄
51:キッチンプリンタ 612s:不足釣銭金種表示欄
51e:音声処理部 612t:逆両替表示欄
61:タッチパネルモニタ 612u:不足釣銭金種表示欄
61a:表示部 614a:回収完了ボタン
61b:タッチパネル 618a:開始確認欄
62:筐体 619a:電源管理欄

Claims (1)

  1. 精算処理と、締め処理と、を実行可能とし、硬貨もしくは紙幣の少なくとも一方の処理について非還流方式を使用する自動支払機であって、
    精算処理は、商品の対価となる現金を受け付け可能とし、
    締め処理は、必要な現金の挿入を操作者に対して促す処理であって、必要な現金中、1つの金種について必要な枚数を提示し、当該金種の枚数の挿入が完了した場合、必要な現金中、他の金種について必要な枚数を提示し、
    締め処理は、売上回収処理と、釣銭補充処理とを含む処理であり、
    売上回収処理は、前回行われた締め処理から、精算処理で支払われた商品の対価に相当する金額の現金を回収可能とする処理であって、自動支払機内の金庫に貯留する現金と、精算処理で支払われた商品の対価に相当する金額の現金の差額を、精算処理で現金の排出に使用される紙幣出口、硬貨出口を使用して排出し、
    釣銭補充処理は、釣銭となる硬貨、紙幣の少なくとも一方を補充する
    自動支払機。
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