JPH11185107A - 貨幣入出金機の管理装置 - Google Patents

貨幣入出金機の管理装置

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JPH11185107A
JPH11185107A JP9355138A JP35513897A JPH11185107A JP H11185107 A JPH11185107 A JP H11185107A JP 9355138 A JP9355138 A JP 9355138A JP 35513897 A JP35513897 A JP 35513897A JP H11185107 A JPH11185107 A JP H11185107A
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Keisuke Takenaka
圭介 武中
Etsuko Kondo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】両替補充の入出金処理の際に、担当者の手許に
置いた手許管理貨幣も管理できるようにすると共に、両
替補充の際に隣の窓口や後方部所や金庫などとの貸し借
り関係が発生しないように貨幣入出金機内の収納貨幣を
利用するようにして厳正な入出金管理および効率的な資
金のリサイクル運用を実現する。 【解決手段】操作者の手許で管理される貨幣在高を記憶
する手許在高記憶手段44を設け、両替補充出金の際に
貨幣入出金機2からの出金動作が行われると、手許在高
記憶手段44の記憶データのうち両替用の明細データで
指定された金種の在高データを明細データで指定された
数量分だけ加算するとともに、両替補充入金の際に貨幣
入出金機2に入金動作が行われると、手許在高記憶手段
44の記憶データのうち当該入金処理で入金された金種
の在高データを入金された数量分だけ減算する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交通機関や金融
機関の窓口、あるいはスーパーマーケットや百貨店など
の精算所などにおいて、貨幣の入出金処理を自動的に行
う貨幣入出金機が備えられた貨幣入出金処理システムに
関し、特に貨幣入出金機内の貨幣在高および担当者の手
許で管理される貨幣の在高を正確に管理できるようにす
るための改良に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】昨
今、交通機関や金融機関の窓口、あるいはスーパーマー
ケットや百貨店などの精算所においては、貨幣の入出金
を自動的に行う貨幣入出金機を有する貨幣入出金システ
ムを用いることが多くなってきている。
【0003】この貨幣入出金システムは、紙幣および硬
貨の入出金処理を行う貨幣入出金機と、前記貨幣入出金
機の入出金処理の制御を行う貨幣管理ターミナルとで構
成されている。
【0004】貨幣入出金機は、入金された貨幣を受け入
れる入金繰り込み部と、入金された貨幣を識別して入金
額を計数する入金識別部と、この入金識別部で入金可と
判断された貨幣を金種別に収納する金種別収納部と、出
金指令に応答して金種別収納部に収納されていた貨幣を
出金口へ投出する出金部などを有しており、貨幣管理タ
ーミナルの制御によって入出金処理を実行する。
【0005】また、貨幣入出金機の機内の貨幣在高(貨
幣の種類毎の枚数)はメモリで常に管理されており、入
出金動作にともなってその記憶内容は最新のものに更新
されるようになっている。
【0006】このような貨幣入出金処理システムにおい
ては、従来、機内の釣り銭が不足した際には、単に隣の
窓口や後方部所や金庫などに行って所要の釣り銭分を借
りて来て、この釣り銭を貨幣入出金機に入金して運用し
たりあるいは窓口が忙しいときには担当者の手許に残し
て運用するようにしていた。
【0007】借りてきた釣り銭を貨幣入出金機に入金処
理した場合は、その後釣り銭分を貨幣入出金機から出金
処理しなくて入出金のつじつまが合わなくなるが、従来
においては、入金されたデータと出金されたデータに特
に関連付けはなされていないので、その後適正な入金処
理がなされた場合は問題はないが、何らかのミスや不正
が発生した場合、その原因を適確に捉えることが難しい
という問題がある。
【0008】また、補充した釣り銭が担当者の手許で管
理される場合は、従来においては特にその履歴はとって
はおらず、手許管理貨幣の管理を行ってはいなかったの
で、前記と同様、何らかのミスや不正が発生した場合、
その原因を適格に捉えることが難しいという問題があ
る。
【0009】このように、従来システムでは、貨幣入出
金機に現金を入出金する際の管理が甘く、厳正な現金管
理ができないという問題があった。また、両替の際に
は、隣の窓口や後方部所や金庫との貸し借り関係が発生
し、管理し難いと言う問題がある。
【0010】また、従来技術においては、単に他から借
りてくることにより釣り銭補充を行うようにしていたの
で、釣り銭不足が発生しないようにするために、貨幣入
出金機の釣り銭すなわち準備資金を多く用意しておく必
要があり、安全管理上問題があった。すなわち、従来に
おいては、貨幣入出金機内に収納されている資金が効率
よくリサイクル運用されていないという問題があった。
【0011】この発明はこのような実情に鑑みてなされ
たもので、両替補充の入出金処理の際に、担当者の手許
に置いた手許管理貨幣も管理できるようにするととも
に、両替補充の際に隣の窓口や後方部所や金庫などとの
貸し借り関係が発生しないように貨幣入出金機内の収納
貨幣を利用するようにして厳正な入出金管理および効率
的な資金のリサイクル運用をなし得る貨幣入出金機の管
理装置を提供することを目的とする。
【0012】またこの発明では、通常の入手金処理の際
にも担当者の手許に置いた手許管理貨幣を管理できるよ
うにして、厳正な現金管理を実現するようにした貨幣入
出金機の管理装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用効果】請求項1に
対応する発明では、入金された貨幣を分類して貨幣収納
部に収納するとともに、出金指令に応答して貨幣収納部
に収納された貨幣を出金する貨幣入出金機の入出金状態
を管理制御する貨幣入出金機の管理装置において、前記
貨幣入出金機内の貨幣在高を記憶する機内在高記憶手段
と、操作者の手許で管理される貨幣在高を記憶する手許
在高記憶手段と、操作者に対する操作案内画面を表示す
る表示手段と、前記入出金を行う際の数値データおよび
操作指示を入力する入力手段と、両替補充モードにおけ
る前記貨幣入出金機からの出金を管理制御する両替補充
出金制御手段と、両替補充モードにおける前記貨幣入出
金機への入金を管理制御する両替補充入金制御手段とを
具え、前記両替補充出金制御手段は、両替補充出金を行
うことが指定されると、所望とする両替後の金種および
その枚数を含む明細データを入力する為の入力画面を前
記表示手段に表示する第1の制御手段と、前記入力手段
を介して前記明細データが入力されると、前記機内在高
記憶手段の記憶内容を参照して前記貨幣入出金機内に収
納された貨幣の中から前記入力された明細データによっ
て指定される両替金額を出金可能な金種を選択し、この
選択した金種を前記両替金額に対応する枚数だけ出金す
る指令を前記貨幣入出金機に出力する第2の制御手段
と、この第2の制御手段による前記貨幣入出金機からの
出金動作が行われると、前記機内在高記憶手段の記憶デ
ータのうち前記選択された金種の在高データを前記出金
された数量分だけ減算するとともに、前記手許在高記憶
手段の記憶データのうち前記明細データで指定された金
種の在高データを前記明細データで指定された数量分だ
け加算する第3の制御手段とを具えるとともに、前記両
替補充入金制御手段は、前記貨幣入出金機へ入金された
金種およびその数量の識別結果に基づき機内在高記憶手
段の記憶データのうち当該入金処理で入金された金種の
在高データを入金された数量分だけ加算するとともに、
前記手許在高記憶手段の記憶データのうち当該入金処理
で入金された金種の在高データを入金された数量分だけ
減算する第4の制御手段とを備えるようにしている。
【0014】かかる請求項1に対応する発明では、両替
補充モードにおいて、操作者の手許で管理される貨幣在
高を記憶する手許在高記憶手段を設け、両替補充出金の
際に貨幣入出金機からの出金動作が行われると、手許在
高記憶手段の記憶データのうち両替用の明細データで指
定された金種の在高データを明細データで指定された数
量分だけ加算するとともに、両替補充入金の際に貨幣入
出金機に入金動作が行われると、前記手許在高記憶手段
の記憶データのうち当該入金処理で入金された金種の在
高データを入金された数量分だけ減算するようにしたの
で、両替補充の際の手許管理現金の管理を厳正に行うこ
とができるとともに、何らかのミスや不正が発生した場
合においても、その原因を確実且つ能率良く究明するこ
とができるようになる。
【0015】またこの発明では、両替補充の際、貨幣入
出金機内に収納されていた貨幣を利用するので、隣の窓
口や後方部所や金庫などとの貸し借り関係が発生せず、
その管理が簡単になるとともに、貨幣入出金機内の売上
現金の範囲内での効率的なリサイクル運用が可能にな
り、用意する準備資金を少なくすることができる。
【0016】請求項2に対応する発明では、両替補充出
金の際、明細データで指定された当該両替金額を出金可
能な金種のうちその出金枚数が最小枚数となる金種を選
択するようにしている。例えば千円札15枚の両替が所
望された際には、1万円札1枚と五千円札1枚を出金す
る。
【0017】請求項3に対応する発明では、両替補充出
金の際、明細データで指定された当該両替金額を出金可
能な金種のうち前記明細データで指定された金種より単
位金額の高い任意の金種を選択する。例えば千円札20
枚の両替が所望された際には、1万円札2枚かあるいは
五千円札4枚を出金する。
【0018】請求項4に対応する発明では、両替補充モ
ードの際に実際に出金する金種、およびその枚数を操作
者に入力指定させるための入力画面を前記表示手段に表
示し、この入力画面上に入力指定された金種を入力指定
された枚数だけ出金する指令を前記貨幣入出金機に出力
する。したがって、この発明では、両替用の明細データ
で指定された金種より単位金額の小さい金種を出金して
の両替も可能になり、高額紙幣が不足している場合で
も、貸し借りのない釣り銭補充をなし得る。例えば、千
円札10枚への両替が所望された場合、100円硬貨1
00枚での出金も可能になる。
【0019】請求項5に対応する発明では、プリンタ手
段と、前記貨幣入出金機からの出金動作が行われる際、
少なくとも前記明細データに対応する内容が印字された
帳票を前記プリンタ手段から出力させるプリント制御手
段とをさらに備えるようにしている。
【0020】この請求項5に対応する発明では、両替補
充出金の際、所望する両替後の金種及びその枚数が少な
くとも印字された帳票(レシート用紙に印字されたも
の)が出力されるので、担当者はこのレシートを持って
所要の部所に両替に行けば必要な両替を行うことができ
るようになり、両替部所での計算が不要になるととも
に、両替の際の所望金種の間違いなどのミスを低減する
ことができる。
【0021】請求項6に対応する発明では、前記出金制
御手段は、各貨幣毎に貨幣入出金機に収納する最低枚数
が予め設定される最低枚数設定手段と、前記第2の制御
手段による出金制御によって出金しようとする貨幣の枚
数が前記最低枚数設定手段に設定されている最低枚数よ
り少なくなるか否かを判定し、少なくなる場合はその旨
を示す操作者への確認画面を前記表示手段に表示し、操
作者の了解指示が得られると、前記第2の制御手段によ
って貨幣入出金機に出金指令を出力させる手段とを更に
具えるようにしている。
【0022】すなわち、この請求項6の発明では、貨幣
入出金機内の各貨幣の収納枚数を各所定の最低枚数分だ
けは常に確保しておこうとするものであり、出金制御に
よって出金しようとする貨幣の枚数が設定されている最
低枚数より少なくなる場合はその旨を示す操作者への確
認案内を表示し、操作者の了解指示が得られた場合に限
り、その貨幣の出金を可能にしている。したがって、貨
幣入出金機内のある貨幣が全く0枚になるというような
事態を回避することができ、釣り銭補充を余裕をもって
行うことができる。
【0023】請求項7に対応する発明では、入金された
貨幣を分類して貨幣収納部に収納するとともに、出金指
令に応答して貨幣収納部に収納された貨幣を出金する貨
幣入出金機の入出金状態を管理制御する貨幣入出金機の
管理装置において、前記貨幣入出金機内の貨幣在高を記
憶する機内在高記憶手段と、操作者の手許で管理される
貨幣在高を記憶する手許在高記憶手段と、操作者に対す
る操作案内画面を表示する表示手段と、前記入出金を行
う際の数値データおよび操作指示を入力する入力手段
と、前記貨幣入出金機からの出金を管理制御する出金制
御手段と、前記貨幣入出金機への入金を管理制御する入
金制御手段とを具え、前記出金制御手段は、前記貨幣入
出金機からの出金を行うことが指定されると、所望とす
る出金金種およびその枚数を含む明細データを入力する
為の入力画面を前記表示手段に表示する第1の制御手段
と、前記入力手段を介して前記明細データが入力される
と、この明細データに対応する出金指令を前記貨幣入出
金機に出力する第2の制御手段と、この第2の制御手段
による前記貨幣入出金機からの出金動作が行われると、
前記機内在高記憶手段の記憶データのうち前記明細デー
タで指定された金種の在高データを前記前記明細データ
で指定された数量分だけ減算するとともに、前記手許在
高記憶手段の記憶データのうち前記明細データで指定さ
れた金種の在高データを前記明細データで指定された数
量分だけ加算する第3の制御手段とを具えるとともに、
前記入金制御手段は、前記貨幣入出金機へ入金された金
種およびその数量の識別結果に基づき機内在高記憶手段
の記憶データのうち当該入金処理で入金された金種の在
高データを入金された数量分だけ加算するとともに、前
記手許在高記憶手段の記憶データのうち当該入金処理で
入金された金種の在高データを入金された数量分だけ減
算する第4の制御手段とを備えるようにしている。
【0024】かかる発明は、例えば隣の窓口などから現
金(釣り銭など)を貸して欲しいなど依頼があって貨幣
入出金機から現金を出金し、出金した貨幣を隣の窓口に
貸すような処理を行う場合などの出金処理に用いられる
ものであり、このような場合でも手許管理在高をメモリ
管理するようにして、入出金を厳正に管理しようとする
ものである。この発明の場合は、実際に出金する貨幣の
金種および枚数の明細を直接指定する。この指定された
明細データによる出金動作が行われると、手許在高記憶
手段の記憶データのうち前記明細データで指定された金
種の在高データを前記明細データで指定された数量分だ
け加算するとともに、その後、貨幣入出金機に入金動作
が行われると、前記手許在高記憶手段の記憶データのう
ち当該入金処理で入金された金種の在高データを入金さ
れた数量分だけ減算する。
【0025】このように、この発明では、通常の入出金
処理の際の手許管理在高を管理するようにしたので、手
許管理現金の管理を厳正に行うことができるとともに、
何らかのミスや不正が発生した場合においても、その原
因を確実且つ能率良く究明することができるようにな
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施例を添付図面
に従って詳細に説明する。
【0027】図2はこの発明を適用する窓口販売システ
ムの構成要素の外観構成を示すもので、図3はその接続
形態を示すブロック図である。この窓口販売システム
は、貨幣管理ターミナル1、貨幣入出金機2、カスタマ
ーディスプレイ3、プリンタ4を有して構成されてい
る。この場合は、本システムを列車の切符販売窓口に適
用するようにしており、貨幣管理ターミナル1は、図3
に示すように、乗車切符発券端末5、およびPOS端末
6に接続されている。
【0028】乗車切符発券端末5は、オンライン化され
た列車の座席管理システム用の端末であり、乗車切符の
発券、取消などの処理を行う。この乗車切符発券端末5
がオンライン接続されている場合は、乗車切符発券端末
5で切符の発券が行われると、その発券額データが貨幣
管理ターミナル1に送信される。
【0029】POS(販売時点情報管理)端末6は、プ
リペイドカード(JRの場合はオレンジカード)、手売
り乗車券の発売を行う際のレジ端末であり、このPOS
端末6が接続されているいる場合は、POS端末6で販
売が行われると、その発売金額データは貨幣管理ターミ
ナル1に送信される。
【0030】カスタマーディスプレイ3は、入金金額、
販売額、おつりなどを顧客用に表示するためのものであ
る。
【0031】プリンタ4は、取引の内容をジャーナル用
紙にプリントアウトして収納するジャーナルプリンタ4
aと、領収書、貨幣入出金機2での両替補充を行う際の
明細などをプリントアウトする認証プリンタ4bとを有
している。
【0032】貨幣入出金機2は、紙幣入出金機2aおよ
び硬貨入出金機2bを有しており、その構成例を図4に
示す。
【0033】紙幣入出金機2aは、入金紙幣を搬入する
入金繰込み部10と、搬入された紙幣の金種、正損など
を識別する入金識別部11と、紙幣搬送路12と、入金
額確認のために入金紙幣を一時保留する一括一時保留部
13と、万円券を収容する万円収容部14と、五千円券
を収容する五千円収容部15と、千円券を収容する千円
券収容部16と、出金識別部19で紙幣として認識でき
ないリジェクト紙幣が収納される出金リジェクト部17
と、各紙幣収容部でオーバーフローした紙幣及び回収処
理によって回収した紙幣を収容する回収カセット18
と、出金紙幣の金種などを識別する出金識別部19と、
出金紙幣を出金口へ出金する出金部20と、これら各構
成要素を制御するとともに入金識別部11の識別結果に
基づき入金額を計数する等の処理を行う制御部21とを
有している。なお、入金時の識別不明券は出金部20へ
搬送される。
【0034】硬貨入出金機2bは、入金硬貨を搬入する
入金繰込み部30と、搬入された硬貨の金種、正損など
を識別する入金識別部31と、硬貨搬送路32と、入金
額確認のために入金硬貨を一時保留する一括一時保留部
33と、硬貨6種類を金種別に収納する金種別硬貨収納
部34と、各硬貨収容部でオーバーフローした硬貨及び
回収処理によって回収した硬貨を収容する回収カセット
35と、出金硬貨を出金口へ出金する出金部36と、こ
れら各構成要素を制御する制御部37を有している。
【0035】紙幣入出金機2aの制御部21において
は、一括一時保留部13、万円収納部14、五千円収納
部15、千円収納部16、回収カセット18内の各貨幣
在高(枚数)、および紙幣入出金機2a全体としての紙
幣在高をそれぞれ記憶する紙幣在高記憶メモリを有して
おり、制御部21は紙幣の入出金に応じて該紙幣在高記
憶メモリの記憶データを更新記憶している。
【0036】硬貨入出金機2bの制御部37において
も、一括一時保留部32、各金種別硬貨収納部34内の
貨幣在高、および硬貨入出金機2b全体としての硬貨在
高をそれぞれ記憶する硬貨在高記憶メモリを有してお
り、制御部37は硬貨の入出金に応じて該硬貨在高記憶
メモリの記憶データを更新する。
【0037】これら紙幣在高記憶メモリおよび硬貨在高
記憶メモリに記憶されている貨幣在高データは、貨幣管
理ターミナル1に報告されるようになっている。
【0038】貨幣管理ターミナル1は、現金授受の際の
データ管理および貨幣入出金機2の制御等を行うもの
で、図4にその機能ブロック図を示す。
【0039】すなわち、貨幣管理ターミナル1は、操作
入力を行うためのキーボード、マウスなど操作入力部4
0、各種操作の案内画面が表示される表示部41と、貨
幣入出金機2と信号授受を行うための通信インターフェ
ース42と、前記貨幣入出金機2から報告された機内在
高を記憶する機内在高メモリ43と、担当者の手許で運
用される手許貨幣の各時点の在高を管理するための手許
管理在高メモリ44と、これら構成要素を制御する制御
部45とを有して構成されている。
【0040】なお、管理ターミナル1には、IDカード
読み取り機が備えられており、担当者別に用意されたI
Dカードの記録内容を識別することで、各取引を行った
社員番号が特定できるようにしている。また、この管理
ターミナル1には、フレキシブルディスクドライバFD
Dを有しており、例えば1日の業務終了時に行う終了処
理によって全ての取引データ、初期登録、初期設定デー
タ、担当した社員番号などをフロッピーディスクに保存
するようにしている。
【0041】機内在高メモリ43は、貨幣入出金機2内
の最新の機内在高が記憶される領域と、貨幣入出金機2
に対する入出金に対応して変化する機内在高の履歴を記
憶する領域を有している。手許管理在高メモリ44も同
様であり、最新の手許在高が記憶される領域と、貨幣入
出金機2に対する入出金に対応して変化する手許管理在
高の履歴を記憶する領域を有している。
【0042】図5は、貨幣管理ターミナル1に接続され
た操作入力部40としてのキーボードのキー配置の一例
を示すもので、特に本発明に関連するキーとして両替補
充モードを選択する両替補充キー40aが備えられてい
る。
【0043】以下、図6のフローチャートを参照して両
替補充キー40aが投入されることによって選択される
両替補充モードについて説明する。
【0044】釣り銭が不足した場合、担当者は管理ター
ミナル1の表示部41にトップメニュー画面が表示され
ている状態で、前記両替補充キー40aを投入して両替
補充モードを選ぶ。両替補充モードが選択されると、出
金モードか入金モードかを選択する案内画面が表示され
るので、出金モードを選択する。
【0045】出金モードを指定すると、両替金種および
その枚数を指定するための案内画面が表示されるので、
ここで、必要とする両替後の金種及びその枚数を入力指
定する(ステップ100)。例えば、1万円札1枚を千
円札10枚に両替する場合は、千円札10枚を入力指定
する。この入力指定が終了すると、「千円札10枚に両
替しますか」などの文章が表示された確認画面が表示さ
れるので、「はい」「いいえ」を選択して確認を終了す
る。
【0046】この担当者による確認動作が終了すると、
管理ターミナル1の制御部45は、前記両替金の入力指
定画面で指定された両替金に一致する金額を最小の枚数
で実現する金種、すなわちできるだけ高額紙幣を選択
し、該選択した金種での出金(LCV出金と呼称してい
る)が可能か否かを機内在高メモリ43の記憶データを
参照することにより判断する(ステップ110)。例え
ば、千円札15枚への両替が所望された場合は、万円札
1枚、5千円札1枚を選択し、また10円硬貨50枚へ
の両替が所望された場合は、500円硬貨1枚を選択
し、これら貨幣での出金が可能がどうかを判断する。
【0047】制御部45は、このLCV出金が可能な場
合、次に、今回出金する貨幣を出金した場合、当該貨幣
入出金機内での枚数が各金種毎に予め設定されている機
内最低収納数(ニアエンプティ枚数)になるか否かを判
断し(ステップ120)、ニアエンプティ枚数になる場
合は、「ニアエンプティになりますが良いですか」など
の確認メッセージを表示部41に表示し、担当者の確認
が得られた場合に限り、次の手順に進む(ステップ13
0)。
【0048】次に、制御部45は、管理ターミナル1の
機内在高メモリ43および手許管理在高メモリ44の記
憶データを変更する処理を行うのであるが、この場合は
先のステップ110の判断でLCV出金が可能であると
判断されているので、ステップ100で入力された両替
指定データの内容およびLCV出金の内容に応じて管理
ターミナル1の機内在高メモリ43および手許管理在高
メモリ44の記憶データを変更する(ステップ14
0)。
【0049】すなわち、機内在高メモリ43に関して
は、LCV出金によって実際に出金される金種の在高デ
ータを出金される枚数だけマイナスし、手許管理在高メ
モリ44に関しては、ステップ100で入力された両替
指定データ分だけ該当する金種の在高データをプラスす
る。
【0050】例えば、両替後の金種として千円札15枚
が指定された場合に、LCV出金として1万円札1枚お
よび五千円札1枚が選択された場合は、機内在高メモリ
43の1万円札の在高データを現状から−1しかつ5千
円札の在高データを現状から−1するとともに、手許管
理在高メモリ44の千円札の在高データを現状に対し+
15する。
【0051】このようにして機内在高メモリ43および
手許在高メモリ44のデータ更新が終了すると、制御部
45はLCV出金処理によって決定された金種を所要枚
数だけ出金させるための出金指令を貨幣入出金機2に出
力し、これにより貨幣入出金機2から所要の現金を出金
させる(ステップ150)。
【0052】また、貨幣管理ターミナル1は、この出金
動作にともなって認証プリンタ4aを駆動し、図7に示
すような両替補充出金のためのレシートを発行する(ス
テップ155)。この図7に示す両替補充出金レシート
には、日付、駅番号、、窓口番号、社員番号の他に、
[出金額]として表される貨幣入出金機2からの実際の
出金明細(金種および枚数)と、[両替指定額]として
表される両替補充を所望する明細(金種および枚数)が
印字されており、担当者はこれを持って所要の両替所に
両替に行くようにする。
【0053】一方、ステップ110の判断でLCV出金
が不可能な場合は、制御部45は他の金種での代替出金
が可能がどうかを判断し(ステップ160)、可能であ
る場合は、担当者に金種およびその枚数を指定させるた
めの画面を表示部41に表示する(ステップ170)。
【0054】ステップ160の判断で、他の金種での代
替出金が不可能であると判断された場合は、表示部41
に在高不足である旨を表示する(ステップ180)。
【0055】なお、ステップ170で金種指定画面を表
示する際、各金種毎に現在の在高枚数も表示するように
しており、担当者に両替のための金種及びその枚数を指
定させるための参考にさせる。
【0056】この金種指定画面を用いて両替のための金
種およびその枚数が担当者によって指定されると(ステ
ップ190)、その金種および枚数を表示し、この金種
及び枚数での出金がOKであるか否かを案内する確認画
面を表示し(ステップ200)、担当者によって出金O
Kを示す確認が取れた後、手順を次のステップ120に
移行させるようにする。
【0057】次に、制御部は45は、ステップ120お
よび130で前記と同様にして、ニアエンプティを確認
した後、機内在高メモリ43および手許在高メモリ44
の記憶データをステップ170で指定された金種指定デ
ータおよびステップ100で入力された両替指定データ
に基づいて更新する。
【0058】すなわち、機内在高メモリ43に関して
は、ステップ170の金種指定画面で指定された金種の
在高データを指定された枚数だけマイナスし、手許管理
在高メモリ44に関しては、ステップ100で入力され
た両替指定データ分だけ該当する金種の在高データをプ
ラスする。
【0059】例えば、先のステップ100の両替指定デ
ータ入力で500円硬貨を10枚欲しいと入力した場合
に、5000円札および千円札がなくてLCV出金が不
可能とされた場合、100円硬貨が多数あったとする。
このような場合、ステップ170の段階で表示される金
種指定画面で100円硬貨を50枚を指定したとする。
この場合は、機内在高メモリ43の100円硬貨の在高
データ欄が−50され、また手許在高メモリ44の50
0円硬貨の在高データ欄が+10されることになる。
【0060】このようにして機内在高メモリ43および
手許在高メモリ44のデータ更新が終了すると、制御部
45はステップ170の金種指定処理によって指定され
た金種を所要枚数だけ出金させるための出金指令を貨幣
入出金機2に出力し、これにより貨幣入出金機2から所
要の現金を出金させるとともに(ステップ150)、図
7に示したような今回の両替補充内容を示すレシートを
発行する(ステップ155)以上のようにして貨幣入出
金機2から出金が行われると、担当者はこの出金された
現金と両替内容が印刷されたジャーナルをもって所定の
両替所に行き、ジャーナルに印字された内容での両替を
行う。
【0061】この両替が終了すると、担当者は、両替金
を持って元の窓口に戻り、次のような入金処理を実行す
る。
【0062】以下、その入金処理を図8のフローチャー
トを参照して説明する。
【0063】最初に、担当者は管理ターミナル1のキー
ボード40の両替補充キー40aを投入して両替補充モ
ードを選ぶ。両替補充モードが選択されると、出金モー
ドか入金モードかを選択する案内画面が表示されるの
で、入金モードを選択する。
【0064】つぎに、両替した貨幣を貨幣入出金機2に
入金する。貨幣入出金機2では、入金された貨幣の金
種、枚数を識別、計数した後、その入金詳細データを管
理ターミナル1に送る(ステップ300、310)。
【0065】管理ターミナル1では、貨幣入出金機2か
ら受信した入金詳細データに基づいて入金された貨幣の
金種、その枚数などを表示部41に表示し、この表示し
た入金詳細で間違いがないかどうかを担当者に確認させ
るためのメッセージを表示部41に表示する(ステップ
320、330)。
【0066】そして、担当者の確認が得られると、この
入金詳細データに基づいて機内在高メモリ43および手
許在高メモリ44の記憶データを更新する(ステップ3
40、350)。すなわち、機内在高メモリ43に関し
ては、実際に入金された金種の在高データを入金された
枚数だけ加算し、手許在高メモリ44に関しては実際に
入金された金種の在高データを入金された枚数だけ減算
する。
【0067】例えば、千円札10枚が入金処理された場
合は、機内在高メモリ43の千円札の在高データ欄が+
10され、また手許在高メモリ44の千円札の在高デー
タ欄が−10されることになる。
【0068】この入金処理の際、先の図5に示したキー
ボードのレシートキーを押下するようにすれば、図9に
示すような両替補充入金の明細が印字されたレシートを
発行することができる。
【0069】図10(a)(b)〜図14(a)(b)は、両替補充
モードの入出金処理が行われる際の各時点における機内
在高メモリ43および手許管理在高メモリ44の記憶内
容の一例を示すもので、図10(a)(b)は両替補充出金処
理前の機内在高メモリ43および手許管理在高メモリ4
4の記憶内容の一例を示すもので、図11(a)(b)は千円
札を10枚に両替する旨の両替指定がなされた場合の両
替補充出金処理後の機内在高メモリ43および手許管理
在高メモリ44の記憶内容の一例を示すものである。図
11(a)(b)の場合は、LCV出金処理によって結果的に
1万円札1枚が出金処理されるので、機内在高メモリ4
3の1万円札の在高データが−1され、手許管理在高メ
モリ44の千円札の在高データが+10されている。
【0070】図12(a)(b)は、その後両替された千円札
10枚が全て貨幣入出金機2に入金された場合の、両替
補充入金処理後の機内在高メモリ43および手許管理在
高メモリ44の記憶内容の一例をそれぞれ示すもので、
図11の状態から機内在高メモリ43の千円札の在高デ
ータが+10され、手許管理在高メモリ44の千円札の
在高データが−10されている。
【0071】図13(a)(b)は、千円札10枚の両替を希
望したにも係わらず、5千円札1枚と千円札5枚への両
替が行われ、この両替金が全て貨幣入出金機2に入金さ
れた場合の、両替補充入金処理後の機内在高メモリ43
および手許管理在高メモリ44の記憶内容の一例をそれ
ぞれ示すもので、図11の状態から機内在高メモリ43
の五千円札の在高データが+1されるとともに手許管理
在高メモリ44の五千円札の在高データが−1される。
また、機内在高メモリ43の千円札の在高データが+5
されて9枚になり、手許管理在高メモリ44の千円札の
在高データが−5されて5枚となる。
【0072】図14(a)(b)は千円札10枚の両替を希望
したにも係わらず、5千円札1枚と千円札5枚への両替
が行われ、この両替金のうち5千円札1枚のみが貨幣入
出金機2に入金され、千円札5枚は担当者の手許に残さ
れた場合の両替補充入金処理後の機内在高メモリ43お
よび手許管理在高メモリ44の記憶内容の一例をそれぞ
れ示すもので、図11の状態から機内在高メモリ43の
五千円札の在高データが+1され、手許管理在高メモリ
44の五千円札の在高データが−1されている。この場
合、手許管理在高メモリ44の記憶データをみれば、5
千円札の在高欄が−1で千円札の在高欄が+10であっ
て差額が5千円となり、また在高欄で枚数が+のものは
千円札のみなので、千円札5枚が担当者の手許に残され
ている事が一目瞭然に判る。
【0073】なお、図13あるいは図14に示すよう
に、手許管理在高は、最初に指定した金種と違う金種で
両替を行って貨幣入出金機2に入金された場合は、その
在高表示がマイナス表示となっており、指定金種と違う
金種が入金されたことが一目瞭然に判る。
【0074】また、担当者が両替してきた貨幣を手許に
残すことがあるので、貨幣管理ターミナル1の制御部4
5は、両替補充モードにおいて、出金額と入金額とが一
致していることのチェックは敢えて行ってはおらず、出
金額と入金額とが不一致の場合でも特に警告メッセージ
などは表示しない。
【0075】また、両替補充の詳細をまとめて見たい場
合には、所定の操作をおこなうことで、図15に示すよ
うなレシートをプリンタ4から出力させることができ
る。この図15に示す両替補充明細においては、図7に
示した両替補充出金の明細と図9に示した両替補充入金
の明細とが印字される。
【0076】同様に、当該窓口の貨幣在高を見たい場合
には、所定の操作をおこなうことで、図16に示すよう
なレシートをプリンタ4から出力させることができる。
この在高明細には、日付、駅番号、窓口番号、社員番号
の他に、機内在高の明細と、手許在高の明細と、総在高
の明細とが印字される。
【0077】このように上記両替補充処理によれば、貨
幣入出金機の機内に釣り銭としての現金の機内在高が不
足している金種が出てきた場合、他の金種を出金し、こ
の出金した現金を持って所定の両替所で両替を行い、こ
の両替した現金を入金処理することにより、不足釣り銭
を補充するようにしているので、釣り銭が不足した際も
売上現金のなかで資金を回すことができ釣り銭不足を考
慮して準備資金を多く用意する必要がなくなるととも
に、他の窓口や後方部所との間で金銭の貸し借りがなく
なり、全体システムとしての金銭管理も楽になる。
【0078】また、上記実施例によれば、両替補充処理
の入出金の際に、機内貨幣在高のみならず手許管理在高
も管理するようにしているので、より厳正な入出金管理
を実現することができるとともに、何らかのミスや不正
が発生した場合においても、その原因を確実且つ能率良
く究明することができるようになる。
【0079】また上記実施例では、最小枚数での出金が
不可能な場合、両替用の明細データで指定された金種よ
り単位金額の小さい金種を出金しての両替も可能にする
ようしたので、高額紙幣が不足している場合でも、貸し
借りのない釣り銭補充をなし得る。
【0080】また、出金の際に、両替内容の明細が印字
されたレシートを発行するようにしたので、担当者はこ
のレシートを持って所要の部所に両替に行けば必要な両
替を行うことができるようになり、両替部所での計算が
不要になるとともに、両替の際の所望金種の間違いなど
のミスを低減することができる。
【0081】さらに、上記実施例では、貨幣入出金機2
内の各貨幣の収納枚数を各所定の最低枚数分(ニアエン
プティ枚数)だけは確保しておくようにし、出金制御に
よって出金しようとする貨幣の枚数が設定されている最
低枚数より少なくなる場合はその旨を示す操作者への確
認案内を表示し、操作者の了解指示が得られた場合に限
り、その貨幣の出金を可能にしているので、貨幣入出金
機2内の或る貨幣が全く0枚になるというような事態を
回避することができ、釣り銭補充を余裕をもって行うこ
とができる。
【0082】なお、上記実施例では、図7に示したよう
に、出金の際に発行されるレシートに出金額および両替
指定額を印字するようにしたが、両替指定額のみを印字
するようにしても両替所での両替を行うことができるの
で、両替指定額の明細のみを印字するようにしてもよ
い。
【0083】また、上記実施例では、実際に出金する金
種をLCV出金または担当者によって指定されるように
したが、予め出金する金種の優先順位を付けておき、こ
の優先順位にしたがって出金すべき金種を選択するよう
にしてもよい。また、LCV出金の場合は、最小枚数の
貨幣で両替金を出金するようにするが、両替額が多くて
全ての出金額を1万円札などの高額紙幣で出金できない
ような場合は、5千円札を含めて出金するようにしても
よい。例えば、千円札を100枚への両替が指定された
場合に、1万円札が不足ぎみである場合は、担当者の金
種指定を行う事なく、千円札より高額紙幣である5千円
札を含めて出金するようにしてもよい。また、この際
に、千円札より少額貨幣である500円硬貨、100円
硬貨などを含めて出金させるようにしてもよい。
【0084】次に、図17および図18のフローチャー
トを参照してこの発明の他の実施例について説明する。
この実施例は、担当者が出金すべき金種、枚数を指定し
て出金を行う指定金種出金モードおよびその入金モード
に関するもので、例えば隣の窓口などから釣り銭を貸し
てくれと依頼された場合などに用いる。
【0085】隣の窓口などから釣り銭が不足しているの
で、貸してくれとの依頼があった場合、当窓口の担当者
は、キーボード40の所定のキーを投入して指定金種出
金モードを選択し、次にこの指定金種出金モードでの出
金明細を指定する案内画面を表示部41に表示させ、依
頼された金種及びその枚数を入力指定する(ステップ4
00)。例えば、千円札5枚、500円硬貨1枚、10
0円硬貨3枚が依頼された場合は、この依頼された金種
及び枚数を入力指定する。この入力指定が終了すると、
「この指定内容でよろしいですか」などの文章を含み確
認画面が表示されるので、「はい」を選択して確認を終
了する。
【0086】この担当者による確認動作が終了すると、
管理ターミナル1の制御部45は、次に、今回出金しよ
うとする貨幣を出金した場合、当該貨幣の機内での枚数
が各金種毎に予め設定されている機内最低収納数(ニア
エンプティ枚数)になるか否かを判断し(ステップ41
0)、ニアエンプティ枚数になる場合は、「ニアエンプ
ティになりますが良いですか」などの確認メッセージを
表示部41に表示し、担当者の確認が得られた場合に限
り、次の手順に進む(ステップ420)。
【0087】次に、制御部45は、ステップ400で入
力された指定金種データの内容にしたがって機内在高メ
モリ43および手許管理在高メモリ44の記憶データを
変更する(ステップ430)。例えば、指定金種データ
として、千円札5枚、500円硬貨1枚、100円硬貨
3枚が指定された場合、機内在高メモリ43の千円札の
在高データを現状から−5しかつ500円硬貨の在高デ
ータを現状から−1しかつ100円硬貨の在高データを
現状から−3するとともに、手許管理在高メモリ44の
千円札の在高データを現状から+5しかつ500円硬貨
の在高データを現状から+1しかつ100円硬貨の在高
データを現状から+3する。
【0088】このようにして機内在高メモリ43および
手許在高メモリ44のデータ更新が終了すると、制御部
45は指定金種データによって指定された金種を指定枚
数だけ出金させるための出金指令を貨幣入出金機2に出
力し、これにより貨幣入出金機2から所要の現金を出金
させる(ステップ440)。この際、前記実施例と同様
レシートを発行することもできる。
【0089】その後、隣の窓口から貸していた釣り銭が
返却されると、図18に示すフローチャートにしたがっ
て次のような入金処理を行う。
【0090】当窓口の担当者は、キーボード40の所定
のキーを押下して指定金種入金モードを選択し、つぎに
両替済み貨幣を貨幣入出金機2に入金する。貨幣入出金
機2では、入金された貨幣の金種、枚数を識別し、入金
額を計数した後、その入金詳細データを管理ターミナル
1に送る(ステップ500、510)。
【0091】管理ターミナル1では、貨幣入出金機2か
ら受信した入金詳細データに基づいて入金された貨幣の
金種、その枚数などを表示部41に表示し(ステップ5
20)、この表示した入金詳細で間違いがないかどうか
を担当者に確認させるためのメッセージを表示部41に
表示する(ステップ530)。
【0092】そして、担当者の確認が得られると、この
入金詳細データに基づいて機内在高メモリ43および手
許在高メモリ44の記憶データを更新する(ステップ3
40、350)。すなわち、機内在高メモリ43に関し
ては、実際に入金された金種の在高データを入金された
枚数だけ加算し、手許在高メモリ44に関しては実際に
入金された金種の在高データを入金された枚数だけ減算
する。
【0093】例えば、隣の窓口に貸した千円札5枚、5
00円硬貨1枚、100円硬貨3枚の返却貨幣として5
千円札1枚、100円硬貨8枚が入金処理されると、機
内在高メモリ43の5千円札の在高データ欄が+1され
かつ100円硬貨の在高データ欄が+8されるととも
に、手許在高メモリ44の5千円札の在高データ欄が−
1されかつ100円硬貨の在高データ欄が−8される。
【0094】この入金処理の際にも、前述したような入
金明細が印字されたレシートを発行することができる。
【0095】なお、上記各実施例では、両替補充を行う
際あるいは隣の窓口から依頼されたときなどに金種を指
定しての出金を行う際に手許管理在高をメモリ管理する
ようにしたが、貨幣管理在高の管理は他のモードでの入
出金処理の際あるいは通常の入出金処理の際にも行うよ
うにしてもよい。
【0096】ところで、上記システムにおいては、つぎ
のような未渡し発券処理および未渡し入金処理を行うよ
うにしている。
【0097】すなわち、未渡し発券処理とは、次のよう
な場合を考慮して、切符の発券のみを行いその代金をも
らわない際の処理機能である。
【0098】・例えば、ラッシュの前にたくさん売れる
切符を予め発券だけしておいて、実際に客が来たときに
現金の授受のみをおこなうことで、発券時間を節約し、
効率よく売上を上げる。・発券はしたがお客が現金を持
っていない場合などに後回しにして、次の客との処理を
行う。
【0099】未渡し入金処理とは、未渡し発券していた
未渡し券、プリペイドカード、手売り乗車券の入金処理
を行うための機能である。
【0100】このような未渡し発券及び入金処理におい
ても、その明細データのメモリ管理を行っており、発券
額と入金額との食い違いをチェックする事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】管理ターミナルの内部構成例を示すブロック
図。
【図2】窓口販売システムの外観構成を示す図。
【図3】交通機関用窓口販売システムの構成を示すブロ
ック図。
【図4】貨幣入出金機の内部構成を示す図。
【図5】管理ターミナル用キーボードのキー配列を示す
図。
【図6】両替補充出金モードの制御手順を示すフローチ
ャート。
【図7】両替補充出金用の発行レシートの一例を示す
図。
【図8】両替補充入金モードの制御手順を示すフローチ
ャート。
【図9】両替補充入金用の発行レシートの一例を示す
図。
【図10】機内在高メモリおよび手許管理在高メモリの
出金処理前の記憶データの一例を示す概念図。
【図11】機内在高メモリおよび手許管理在高メモリの
出金処理直後の記憶データの一例を示す概念図。
【図12】機内在高メモリおよび手許管理在高メモリの
入金処理直後の記憶データの一例を示す概念図。
【図13】機内在高メモリおよび手許管理在高メモリの
入金処理直後の記憶データの一例を示す概念図。
【図14】機内在高メモリおよび手許管理在高メモリの
入金処理直後の記憶データの一例を示す概念図。
【図15】両替補充入出金処理の発行レシートの一例を
示す図。
【図16】在高印字レシートの一例を示す図。
【図17】指定金種出金モードの制御手順を示すフロー
チャート。
【図18】指定金種入金モードの制御手順を示すフロー
チャート。
【符号の説明】 1…貨幣管理ターミナル 2…貨幣入出金機 3…カスタマーディスプレイ 4…プリンタ 5…乗車切符発券端末 6…POS端末 40…操作入力部(キーボード) 41…表示部 42…通信インタフェース 43…機内在高メモリ 42…手許管理メモリ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入金された貨幣を分類して貨幣収納部に収
    納するとともに、出金指令に応答して貨幣収納部に収納
    された貨幣を出金する貨幣入出金機の入出金状態を管理
    制御する貨幣入出金機の管理装置において、 前記貨幣入出金機内の貨幣在高を記憶する機内在高記憶
    手段と、 操作者の手許で管理される貨幣在高を記憶する手許在高
    記憶手段と、 操作者に対する操作案内画面を表示する表示手段と、 前記入出金を行う際の数値データおよび操作指示を入力
    する入力手段と、 両替補充モードにおける前記貨幣入出金機からの出金を
    管理制御する両替補充出金制御手段と、 両替補充モードにおける前記貨幣入出金機への入金を管
    理制御する両替補充入金制御手段と、 を具え、 前記両替補充出金制御手段は、 両替補充出金を行うことが指定されると、所望とする両
    替後の金種およびその枚数を含む明細データを入力する
    為の入力画面を前記表示手段に表示する第1の制御手段
    と、 前記入力手段を介して前記明細データが入力されると、
    前記機内在高記憶手段の記憶内容を参照して前記貨幣入
    出金機内に収納された貨幣の中から前記入力された明細
    データによって指定される両替金額を出金可能な金種を
    選択し、この選択した金種を前記両替金額に対応する枚
    数だけ出金する指令を前記貨幣入出金機に出力する第2
    の制御手段と、 この第2の制御手段による前記貨幣入出金機からの出金
    動作が行われると、前記機内在高記憶手段の記憶データ
    のうち前記選択された金種の在高データを前記出金され
    た数量分だけ減算するとともに、前記手許在高記憶手段
    の記憶データのうち前記明細データで指定された金種の
    在高データを前記明細データで指定された数量分だけ加
    算する第3の制御手段と、 を具えるとともに、 前記両替補充入金制御手段は、 前記貨幣入出金機へ入金された金種およびその数量の識
    別結果に基づき機内在高記憶手段の記憶データのうち当
    該入金処理で入金された金種の在高データを入金された
    数量分だけ加算するとともに、前記手許在高記憶手段の
    記憶データのうち当該入金処理で入金された金種の在高
    データを入金された数量分だけ減算する第4の制御手段
    と、 を備えるようにしたことを特徴とする貨幣入出金機の管
    理装置。
  2. 【請求項2】前記第2の制御手段は、当該両替金額を出
    金可能な金種のうちその出金枚数が最小枚数となる金種
    を選択するものである請求項1記載の貨幣入出金機の管
    理装置。
  3. 【請求項3】前記第2の制御手段は、当該両替金額を出
    金可能な金種のうち前記明細データで指定された金種よ
    り単位金額の高い任意の金種を選択するものである請求
    項1記載の貨幣入出金機の管理装置。
  4. 【請求項4】前記第2の制御手段は、両替補充モードの
    際に実際に出金する金種、およびその枚数を操作者に入
    力指定させるための入力画面を前記表示手段に表示し、
    この入力画面上に入力指定された金種を入力指定された
    枚数だけ出金する指令を前記貨幣入出金機に出力するも
    のである請求項1記載の貨幣入出金機の管理装置。
  5. 【請求項5】プリンタ手段と、 前記貨幣入出金機からの出金動作が行われる際、少なく
    とも前記明細データに対応する内容が印字された帳票を
    前記プリンタ手段から出力させるプリント制御手段と、 をさらに備えるようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の貨幣入出金機の管理装置。
  6. 【請求項6】前記出金制御手段は、 各貨幣毎に貨幣入出金機に収納する最低枚数が予め設定
    される最低枚数設定手段と、 前記第2の制御手段による出金制御によって出金しよう
    とする貨幣の枚数が前記最低枚数設定手段に設定されて
    いる最低枚数より少なくなるか否かを判定し、少なくな
    る場合はその旨を示す操作者への確認画面を前記表示手
    段に表示し、操作者の了解指示が得られると、前記第2
    の制御手段によって貨幣入出金機に出金指令を出力させ
    る手段と、 を更に具える請求項1記載の貨幣入出金機の管理装置。
  7. 【請求項7】入金された貨幣を分類して貨幣収納部に収
    納するとともに、出金指令に応答して貨幣収納部に収納
    された貨幣を出金する貨幣入出金機の入出金状態を管理
    制御する貨幣入出金機の管理装置において、 前記貨幣入出金機内の貨幣在高を記憶する機内在高記憶
    手段と、 操作者の手許で管理される貨幣在高を記憶する手許在高
    記憶手段と、 操作者に対する操作案内画面を表示する表示手段と、 前記入出金を行う際の数値データおよび操作指示を入力
    する入力手段と、 前記貨幣入出金機からの出金を管理制御する出金制御手
    段と、 前記貨幣入出金機への入金を管理制御する入金制御手段
    と、 を具え、 前記出金制御手段は、 前記貨幣入出金機からの出金を行うことが指定される
    と、所望とする出金金種およびその枚数を含む明細デー
    タを入力する為の入力画面を前記表示手段に表示する第
    1の制御手段と、 前記入力手段を介して前記明細データが入力されると、
    この明細データに対応する出金指令を前記貨幣入出金機
    に出力する第2の制御手段と、 この第2の制御手段による前記貨幣入出金機からの出金
    動作が行われると、前記機内在高記憶手段の記憶データ
    のうち前記明細データで指定された金種の在高データを
    前記明細データで指定された数量分だけ減算するととも
    に、前記手許在高記憶手段の記憶データのうち前記明細
    データで指定された金種の在高データを前記明細データ
    で指定された数量分だけ加算する第3の制御手段と、 を具えるとともに、 前記入金制御手段は、 前記貨幣入出金機へ入金された金種およびその数量の識
    別結果に基づき機内在高記憶手段の記憶データのうち当
    該入金処理で入金された金種の在高データを入金された
    数量分だけ加算するとともに、前記手許在高記憶手段の
    記憶データのうち当該入金処理で入金された金種の在高
    データを入金された数量分だけ減算する第4の制御手段
    と、 を備えるようにしたことを特徴とする貨幣入出金機の管
    理装置。
  8. 【請求項8】前記出金制御手段は、 各貨幣毎に貨幣入出金機に収納する最低枚数が予め設定
    される最低枚数設定手段と、 前記第2の制御手段による出金制御によって出金しよう
    とする貨幣の枚数が前記最低枚数設定手段に設定されて
    いる最低枚数より少なくなるか否かを判定し、少なくな
    る場合はその旨を示す操作者への確認画面を前記表示手
    段に表示し、操作者の了解指示が得られると、前記第2
    の制御手段によって貨幣入出金機に出金指令を出力させ
    る手段と、 を更に具える請求項7記載の貨幣入出金機の管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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