JP7010609B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
近年、洗濯機の大容量化が進んでおり、1回の運転で洗濯される洗濯物の量が増えている。また、衣類の素材が多様化しており、様々な吸水率の衣類が混在するため、脱水時における洗濯物中の水分変化量も、以前に増して大きくなっている。これらの結果、近年の洗濯機においては、脱水時における回転槽内の洗濯物重量の偏りいわゆるアンバランスが生じ易くなっている。そして、脱水時にアンバランスが生じると、脱水時の振動が大きくなり、その振動が騒音となって静粛性が低下する。
一方で、例えばユーザの生活スタイルの多様化により、例えば近隣住民を気にすることなく夜間などの好きな時間に運転したいとのニーズもある。したがって、近年の洗濯機には、より一層の静粛性能が求められている。また、洗濯機の構造部材への負担を減らして洗濯機の寿命を延ばすためにも、洗濯機に発生する振動を抑制することが望まれる。
この場合、例えば脱水時における回転槽の回転速度を低く抑えることで、脱水時の振動を抑えることができる。しかし、回転槽の回転速度は脱水性能に大きく影響する。そして、脱水性能は、すすぎ性能や乾燥性能に大きな影響を及ぼす。すなわち、脱水率が悪ければ、すすぎの際に洗剤成分を十分に除去することができず、すすぎ性能が低下する。また、脱水率が悪ければ、洗濯物を干したり乾燥運転を行ったりした際に早く乾かす事ができなくなる。そのため、安易に回転速度を低下させることは、脱水性能が低下し、ひいてはすすぎ性能や乾燥性能の低下に繋がる。
特開2009-131566号公報
そこで、脱水時の脱水性能を確保しつつ振動を抑制することができる洗濯機を提供する。
実施形態の洗濯機は、外箱と、前記外箱内に弾性的に支持された水槽と、前記水槽内に回転可能に設けられた回転槽と、前記水槽の振動量を検出する振動センサと、脱水行程における前記回転槽の加速の開始から定常回転速度に到達するまでの間に設定された第1区間において前記振動センサで検出された振動量に基づいて前記水槽のアンバランス負荷量を推定する第1推定処理部と、前記第1区間から前記定常回転速度に到達するまでの間に設定された第2区間において前記振動センサで検出された振動量に基づいて前記水槽のアンバランス負荷量を推定する第2推定処理部と、前記第2推定処理部で推定された第2区間のアンバランス負荷量前記第1推定処理部で推定された第1区間のアンバランス負荷量から減算してアンバランス負荷量差を算出する負荷量差算出処理部と、前記負荷量差算出処理部で算出された前記アンバランス負荷量差に基づいて前記第2区間以降における前記回転槽の回転速度を調整する回転速度調整処理部と、を備える。
第1実施形態に係る洗濯機の構成例を概略的に示す縦断側面図 第1実施形態に係る制御装置の構成例を概略的に示すブロック図 第1実施形態に係るデータテーブルの一例を示す図 第1実施形態について、負荷量差算出処理部で算出されたアンバランス負荷量差と回転速度調整処理部で調整される定常回転速度との関係の一例を示す図 第1実施形態について、アンバランス負荷量差が300g以上であった場合における回転槽の回転速度の推移の一例を示す図 第1実施形態について、アンバランス負荷量差が300g未満でかつ0g以上であった場合における回転槽の回転速度の推移の一例を示す図 第1実施形態について、アンバランス負荷量差が0g未満でかつ-300g以上であった場合における回転槽の回転速度の推移の一例を示す図 第1実施形態について、アンバランス負荷量差が-300g未満であった場合における回転槽の回転速度の推移の一例を示す図 第1実施形態について、制御装置で実行される制御内容の一例を示すフローチャート 第2実施形態に係るデータテーブルの一例を示す図
以下、洗濯機に係る複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について、図1~図9を参照して説明する。
図1に例示する洗濯機10は、回転槽の回転軸が垂直方向に向いたいわゆる縦軸型の洗濯機である。洗濯機10は、外箱11、トップカバー12、水槽13、弾性支持機構部14、回転槽15、駆動機構部16、給水機構部17、及び排水機構部18を備えている。外箱11は、例えばステンレス鋼板等によって矩形の中空箱状に形成されており、洗濯機10の外郭を構成している。
トップカバー12は、外箱11の上部に設けられている。トップカバー12は、洗濯物出入口121と蓋122とを有している。蓋122は、洗濯物出入口121を開閉可能に設けられている。ユーザは、蓋122を開いた状態で洗濯物出入口121を通して洗濯物を回転槽15内に投入し、回転槽15から取り出す。
水槽13は、上方が開口した有底円筒状に形成されており、内部に水を貯留することができる。水槽13は、弾性支持機構部14を介して外箱11内に弾性的に支持されている。弾性支持機構部14は、矩形箱状の外箱11内の4つの隅部にそれぞれ設けられており、この4つの弾性支持機構部14によって水槽13を吊り下げられるようにして支持している。
回転槽15は、洗濯物を収容可能な有底円筒状に形成されており、水槽13の内部において回転可能に設けられている。回転槽15の回転軸は、洗濯機10の上下方向つまり垂直方向に延びる縦軸である。回転槽15は、洗濯物を洗う洗い行程及び洗濯物をすすぐすすぎ行程における洗濯槽として機能する。また、回転槽15は、洗濯物を脱水する脱水行程における脱水槽としても機能する。
駆動機構部16は、水槽13の下部の中央部にあって水槽13の底面外側に設けられている。駆動機構部16は、詳細は図示しないが、例えば回転速度を変更可能なブラシレスのダイレクトドライブモータで構成されている。また、駆動機構部16は、詳細は図示しないが、回転速度センサを有しており、回転槽15の現在の回転速度を検出することができる。なお、駆動機構部16は、ダイレクトドライブモータに限られず、クラッチ機構及びブレーキ装置等を有する構成であっても良い。
給水機構部17は、外箱11の上部にあってトップカバー12の内部に設けられている。給水機構部17は、給水弁171を有している。給水弁171は、電磁弁で構成されており、水道の蛇口等の外部の水源に接続されている。給水機構部17は、給水弁171を開くことで、外部の水源からの水を水槽13内に供給し、給水弁171を閉じることで、水槽13に対する給水を停止する。
排水機構部18は、水槽13の底部に設けられている。排水機構部18は、排水弁181を有している。排水弁181は、例えば電磁弁で構成されており、水槽13の内部と機外とを接続している。排水機構部18は、排水弁181を閉じることで、水槽13内に水を貯留可能にし、排水弁181を開くことで、水槽13内に貯留されている水を機外に排水する。
洗濯機10は、図1及び図2に示すように、操作パネル21、振動センサ22、温度センサ23、及び制御装置30を備えている。操作パネル21は、トップカバー12の上面前側に設けられており、ユーザの入力操作を受け付けるとともに、入力された操作内容や設定内容及び現在の動作内容等を表示する。
振動センサ22は、水槽13に生じる振動を検出することができる。振動センサ22は、例えば3次元加速度センサ等で構成されており、水槽13の上部の外周面に設けられている。振動センサ22は、例えば水槽13に生じた振動の大きさつまり振動量に応じて無次元の値を出力する。温度センサ23は、洗濯機10の設置環境の温度として、外箱11内又は外箱11外の温度を測定することができる。本実施形態の場合、温度センサ23は、外箱11の下部の内側面に設けられており、外箱11の内部の温度を測定することができる。
制御装置30は、例えば図示しないCPUや、ROM、RAM、及び書き換え可能なフラッシュメモリ等の記憶領域を有するマイクロコンピュータを主体に構成されており、洗濯機10の動作全般の制御を行う。図2に示すように、駆動機構部16、給水弁171、排水弁181、操作パネル21、振動センサ22、及び温度センサ23は、それぞれ制御装置30に電気的に接続されている。制御装置30は、駆動機構部16、給水弁171、排水弁181、操作パネル21、振動センサ22、及び温度センサ23の動作を制御する。
制御装置30は、CPUにおいて制御プログラムを実行することにより、洗濯重量測定処理部31、補正処理部32、第1推定処理部33、第2推定処理部34、負荷量差算出処理部35、回転速度調整処理部36、及び脱水時間調整処理部37をソフトウェアにより仮想的に実現する。なお、制御装置30は、これらの処理部31~37を、集積回路等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせにより実現してもよい。
洗濯重量測定処理部31は、洗濯容量測定処理を実行することができる。洗濯容量測定処理は、脱水行程における回転槽15の加速開始前に回転槽15内に収納された洗濯物の重量を測定する処理である。なお、この場合、加速開始とは、定常回転速度を目指して加速を始めることを意味し、洗濯重量測定処理のために回転槽15を回転させる際の加速は意図していない。
制御装置30は、洗濯容量測定処理を実行すると、駆動機構部16を動作させて回転槽15を低速で回転させる。そして、制御装置30は、回転槽15を低速で回転させた際のモータのq軸電流を測定することにより、回転槽15内の洗濯物の重量を測定する。なお、回転槽15内の洗濯物の重量は、重量計等によって直接物理的に測定しても良い。
補正処理部32は、補正処理を実行することができる。補正処理は、洗濯重量測定処理部31で測定された洗濯物の重量に応じて、第1推定処理部33及び第2推定処理部34で推定されるアンバランス負荷量を補正する処理である。すなわち、補正処理は、振動センサ22で検出された振動量から推定されるアンバランス負荷量を、洗濯物の重量に対応した値に補正する処理である。本実施形態の場合、補正処理部32は、図3に示すように、複数のデータテーブルD11~D16を記憶している。そして、補正処理部32は、複数のデータテーブルD11~D16の中から、洗濯重量測定処理部31で測定された洗濯物の重量に応じて適した一のデータテーブルD11~16を選定する。
例えば洗濯機10の最大許容量が10kgに設定されているとする。この場合、例えば洗濯重量測定処理部31で測定された洗濯物の重量が2kg以下であれば、補正処理部32は、その洗濯物重量に対応したデータテーブルD11を採用する。また、例えば洗濯重量測定処理部31で測定された洗濯物の重量が2kgより大きくかつ4kg以下であれば、補正処理部32は、その洗濯物重量に対応したデータテーブルD12を採用する。また、例えば洗濯重量測定処理部31で測定された洗濯物の重量が4kgより大きくかつ6kg以下であれば、補正処理部32は、その洗濯物重量に対応したデータテーブルD13を採用する。
また、例えば洗濯重量測定処理部31で測定された洗濯物の重量が6kgより大きくかつ8kg以下であれば、補正処理部32は、その洗濯物重量に対応したデータテーブルD14を採用する。また、例えば洗濯重量測定処理部31で測定された洗濯物の重量が8kgより大きくかつ10kg以下であれば、補正処理部32は、その洗濯物重量に対応したデータテーブルD15を採用する。そして、例えば洗濯重量測定処理部31で測定された洗濯物の重量が10kgを超えていれば、補正処理部32は、その洗濯物重量に対応したデータテーブルD16を採用する。
各データテーブルD11~16は、振動センサ22から出力される値と、振動センサ22がその値を出力した場合に水槽13に生じていると推定されるアンバンランス負荷量との関係を、洗濯物重量毎に規定したものである。アンバランス負荷量は、例えば回転槽15の回転軸に対する偏心荷重で表すことができる。本実施形態の場合、各データテーブルD11~16は、例えば次のようにして作成される。
すなわち、作業者は、例えば回転槽15の内周面に錘等を設置して回転槽15に偏心荷重を形成するとともに、回転槽15内に洗濯物を配置する。この場合、錘と洗濯物との合計が所定重量、例えば2kg、4kg、6kg、8kg、10kgとなるようにする。次に、作業者は、駆動機構部16を動作させて回転槽15を回転させて、脱水行程を実行する。そして、作業者は、脱水行程中つまり高速回転中における特定の回転速度、この場合、第1区間と第2区間とにおける振動センサ22の出力値を実測する。
そして、作業者は、回転槽15内に投入されている洗濯物の重量と、回転槽15に形成されているアンバランス負荷量と、実際に読み取った振動センサ22の出力値と、振動センサ22の出力を読み取った時点の回転速度と、を関連付けて記録する。このようにして、作業者は、各データテーブルD11~16を作成する。
この場合、第1区間は、脱水行程の開始から定常回転速度に到達するまでの間に設定された任意の区間である。また、第2区間は、第1区間から定常回転速度に到達するまでの間に設定された任意の区間である。すなわち、第2区間における回転速度は、第1区間における回転速度よりも早い。この場合、第1区間と第2区間とは、重複しないように設定されている。なお、定常回転速度とは、脱水行程中において加速及び減速区間を除いた区間の回転速度であって、最終的に到達して一定時間一定に維持される回転速度を意味する。
例えば図5に示すように、脱水行程時の定常回転速度つまり定常回転速度が800rpmに設定されている場合、第1区間R1は、例えば300~400rpmの区間に設定されており、第2区間R2は、例えば500~600rpmの区間に設定されている。なお、定常回転速度や第1区間及び第2区間の具体的数値は、洗濯機10の許容量や定常回転速度等に応じて変動するため、洗濯機10の特定に応じて適宜設定すればよく、上述のものに限られない。
図2に示す第1推定処理部33は、第1推定処理を実行することができる。第1推定処理は、図5~図8に示すように、脱水行程の開始から定常回転速度に到達するまでの間に設定された第1区間R1において、振動センサ22で検出された振動量に基づいて水槽13のアンバランス負荷量を推定する処理である。例えば補正処理部32によって図3のデータテーブルD11が選択されており、第1区間R1において振動センサ22で検出された振動量の値が「6000」であるとすると、第1推定処理部33は、第1区間R1において水槽13に「400g」のアンバランス負荷量が生じていると推定する。
また、図2に示す第2推定処理部34は、第2推定処理を実行することができる。第2推定処理は、図5~図8に示すように、第1区間R1から定常回転速度に到達するまでの間に設定された第2区間R2において、振動センサ22で検出された振動量に基づいて水槽13のアンバランス負荷量を推定する処理である。例えば補正処理部32によって図3のデータテーブルD11が選択されており、第2区間R2において振動センサ22で検出された振動量の値が「2000」であるとすると、第2推定処理部34は、第2区間R2において水槽13に「600g」のアンバランス負荷量が生じていると推定する。
負荷量差算出処理部35は、負荷量差算出処理を実行することができる。負荷量差算出処理は、第2推定処理部34で推定された第2区間R2のアンバランス負荷量第1推定処理部33で推定された第1区間R1のアンバランス負荷量から減算してアンバランス負荷量差Sを算出する処理である。アンバランス負荷量差Sは、回転槽15の回転速度の増加に伴うアンバランス負荷量の増減の動向を示している。
すなわち、アンバランス負荷量差Sが正の値であるということは、回転槽15の回転速度の増加に伴って回転槽15に生じているアンバランス負荷量が減少していることを意味する。つまり、水槽13に生じている振動が解消傾向にあることを意味する。一方、アンバランス負荷量差Sが負の値であるということは、回転槽15の回転速度の増加に伴って、回転槽15に生じているアンバランス負荷量も増大していることを意味する。すなわち、水槽13に生じている振動が増大傾向にあることを意味する。
回転速度調整処理部36は、回転速度調整処理を実行することができる。回転速度調整処理は、図5~図8に示すように、負荷量差算出処理部35で算出されたアンバランス負荷量差Sに基づいて、第2区間R2以降における回転槽15の回転速度を調整する処理である。本実施形態の場合、回転速度調整処理部36は、アンバランス負荷量差Sが負側に向かうにつれて、第2区間R2以降における回転槽15の定常回転速度を遅くする制御を行う。
例えば、本実施形態の場合、初期の定常回転速度は、図5に示すように、例えば800rpmに設定されている。ここで、アンバランス負荷量差Sが例えば300g以上である場合、第1区間R1で生じていたアンバランスが第2区間R2においては大きく解消されていると考えられる。そのため、回転速度調整処理部36は、図4及び図5に示すように、第2区間R2以降の回転速度となる定常回転速度を800rpmのままとする。
一方、アンバランス負荷量差Sが例えば0g以上でかつ300g未満である場合、第1区間R1で生じていたアンバランスが第2区間R2においてはやや解消されていると考えられる。この場合、回転槽15の回転を継続することで、アンバランスによる振動が発生する可能性があるものの、回転槽15内の洗濯物の脱水が進行してアンバランスが更に解消される可能性も高い。そのため、この場合、回転速度調整処理部36は、図4及び図6に示すように、第2区間R2以降の回転速度となる定常回転速度を、アンバランス負荷量差Sが300g以上の例に比べてやや低い700rpmに調整する。これにより、アンバランスによる振動を抑制しつつ、回転槽15内の洗濯物の脱水を進行させてアンバランスの更なる解消を図ることができる。
また、アンバランス負荷量差Sが例えば0g未満でかつ-300g以上である場合、第1区間R1で生じていたアンバランスが第2区間R2においてはやや増大していると考えられる。この場合も、回転槽15の回転を継続した場合には、アンバランスによる振動が発生する可能性があるものの、回転槽15内の洗濯物の脱水が進行して、アンバランスが解消される可能性もある。そのため、この場合、回転速度調整処理部36は、図4及び図7に示すように、第2区間R2以降の回転速度となる定常回転速度を、上記2つの例に比べて更に遅い600rpmに調整する。これにより、アンバランスによる振動を抑制しつつ、回転槽15内の洗濯物の脱水を進行させてアンバランスの解消を試みることができる。
これらに対し、アンバランス負荷量差Sが例えば-300g未満である場合、第1区間R1で生じていたアンバランスが第2区間R2においては大きく増大していると考えられる。この場合、回転槽15の回転を継続してもアンバランスが解消される見込みは低く、一方で、アンバランスにより更に大きな振動が発生する可能性が高い。したがって、この場合、回転速度調整処理部36は、図4及び図8に示すように、第2区間R2以降の回転速度を0rpmに設定し、回転槽15の回転を停止させる。
なお、図4に示すアンバランス負荷量差Sと定常回転速度との関係は、本実施形態の一例であり、上述したものに限定されない。すなわちアンバランス負荷量差Sと定常回転速度との関係は、洗濯機10の許容量や特定等に応じて適宜変更することができる。
また、図4では、アンバランス負荷量差Sと定常回転速度との関係を、定常回転速度が、800rpm、700rpm、600rpm、及び停止の4段階に設定しているが、3段階以下であっても良いし、5段階以上であっても良い。
回転速度調整処理部36は、アンバランス負荷量差Sが負側に向かうにつれて、図6に示すように、第2区間R2以降において、回転槽15が定常回転速度に到達するまでの到達時間を長くする制御を行う。すなわち、回転速度調整処理部36は、アンバランス負荷量差Sが負側に向かうにつれて、第2区間R2以降における加速を図6の破線で示す初期の設定よりも緩やかする。
例えば図5に示すように、アンバランス負荷量差Sが300g以上である場合において、第2区間R2を経過してから回転槽15が定常回転速度に到達するまでの到達時間をX1とする。この場合、到達時間X1は、初期値として設定されているものである。また、図6に示すように、アンバランス負荷量差Sが0g以上でかつ300g未満である場合において、第2区間R2を経過してから回転槽15が定常回転速度に到達するまでの到達時間をX2とする。この場合、回転速度調整処理部36は、到達時間X2を、到達時間X1よりも長く設定する。
図2に示す脱水時間調整処理部37は、脱水時間調整処理を実行することができる。脱水時間調整処理は、アンバランス負荷量差Sが負側に向かうにつれて、第2区間R2以降における脱水行程の時間を長くする処理である。換言すれば、脱水時間調整処理は、回転速度調整処理部36で調整された定常回転速度が遅くなるにつれて、脱水行程における第2区間R2以降の時間を長くするつまり脱水行程の時間を延長する処理である。本実施形態の場合、脱水時間調整処理部37は、アンバランス負荷量差Sが負側に向かうにつれて、定常回転速度で駆動させる時間を長くする。
例えばアンバランス負荷量差Sが300g以上である場合、図5に示すように、回転槽15が定常回転速度この場合800rpmに到達した後その定常回転速度が維持される維持時間をY1とする。また、例えばアンバランス負荷量差Sが0g以上でかつ300g未満である場合、図6に示すように、回転槽15が定常回転速度この場合700rpmに到達した後その定常回転速度が維持される維持時間をY2とする。この場合、脱水時間調整処理部37は、図6に示すように、維持時間Y2を、維持時間Y1よりも長く設定する。
また、アンバランス負荷量差Sが-300g以上でかつ0g未満である場合、図7に示すように、回転槽15が定常回転速度この場合600rpmに到達した後その定常回転速度が維持される維持時間をY3とする。この場合、脱水時間調整処理部37は、維持時間Y3を、維持時間Y2よりも更に長く設定する。なお、図8に示すように、回転速度調整処理部36の調整によって回転槽15が停止される場合つまり脱水行程が停止される場合、脱水時間調整処理部37による処理は行われない。
次に、図9も参照して、脱水行程時における一連の制御内容について説明する。なお、洗濯重量測定処理部31、補正処理部32、第1推定処理部33、第2推定処理部34、負荷量差算出処理部35、回転速度調整処理部36、及び脱水時間調整処理部37で行われる処理は、全て制御装置30が主体となって行うものとして説明する。
制御装置30は、図9に示すように、脱水行程を開始すると(スタート)、ステップS11において洗濯物重量測定処理を実行し、回転槽15内に投入された洗濯物の重量を測定する。次に、制御装置30は、ステップS12において補正処理を実行し、ステップS11で測定された洗濯物の重量に応じて、図3に示すデータテーブルD11~16の中から一のデータテーブルを選択する。次に、制御装置30は、ステップS13において、駆動機構部16のモータを制御して回転槽15の回転を加速させる。これにより、回転槽15の回転速度は、定常回転速度を目指して徐々に増大する。
次に、制御装置30は、ステップS14において、回転槽15の回転速度が第1区間R1に到達したか否かを判断する。回転槽15の回転速度が第1区間R1に到達すると(ステップS14でYES)、制御装置30は、ステップS15へ処理を移行させる。そして、制御装置30は、振動センサ22の測定結果とステップS12で選定したデータテーブルに基づいて、第1区間R1におけるアンバランス負荷量を推定する。そして、制御装置30は、回転槽15の加速を継続して回転槽15の回転速度を更に増大させる。
次に、制御装置30は、ステップS16において、回転槽15の回転速度が第2区間R2に到達したか否かを判断する。回転槽15の回転速度が第2区間R2に到達すると(ステップS16でYES)、制御装置30は、ステップS17へ処理を移行させる。そして、制御装置30は、振動センサ22の測定結果とステップS12で選定したデータテーブルに基づいて、第2区間R2におけるアンバランス負荷量を推定する。
次に、制御装置30は、ステップS18において、負荷量差算出処理を行い、第2区間R2と第1区間R1とにおけるアンバランス負荷量差Sを算出する。その後、制御装置30は、ステップS19、S20を実行する。制御装置30は、ステップS19において回転速度調整処理を実行し、ステップS18で算出したアンバランス負荷量差Sに応じて、第2区間R2以降における回転槽15の回転速度、この場合、定常回転速度を調整する。また、制御装置30は、ステップS20において脱水時間調整処理を実行し、ステップS19で調整された回転槽15の回転速度に応じて、脱水行程時間この場合、定常回転速度を維持する時間を調整する。
その後、制御装置30は、ステップS21において、ステップS20で設定した時間が経過したか否かを判断する。ステップS19で設定された定常回転速度に到達した後、ステップS20で設定した時間が経過すると(ステップS21でYES)、制御装置30は、脱水行程が終了したと判断し、ステップS22へ処理を移行させる。そして、制御装置30は、駆動機構部16のモータを制御し、回転槽15の回転速度を徐々に減速させ、最終的に停止させる。これにより、一連の脱水行程が終了する(エンド)。
以上説明した実施形態によれば、洗濯機10は、外箱11と、水槽13と、回転槽15と、水槽13の振動量を検出する振動センサ22と、を備える。また、洗濯機10は、第1推定処理部33と、第2推定処理部34と、負荷量差算出処理部35と、回転速度調整処理部36と、を備える。第1推定処理部33は、脱水行程の第1区間R1において振動センサ22で検出された振動量に基づいて水槽13のアンバランス負荷量を推定する。第1区間R1は、脱水行程における回転槽15の加速の開始から定常回転速度に到達するまでの間に設定された区間である。第2推定処理部34は、第1区間R1から定常回転速度に到達するまでの間に設定された第2区間R2において振動センサ22で検出された振動量に基づいて水槽13のアンバランス負荷量を推定する。
負荷量差算出処理部35は、第2推定処理部34で推定された第2区間R2のアンバランス負荷量から第1推定処理部33で推定された第1区間R1のアンバランス負荷量を減算してアンバランス負荷量差Sを算出する。そして、回転速度調整処理部36は、負荷量差算出処理部35で算出されたアンバランス負荷量差Sに基づいて第2区間R2以降における回転槽15の回転速度を調整する。
すなわち、この構成によれば、洗濯機10は、脱水行程において回転槽15を加速させている際の2つの区間R1、R2でアンバランス負荷量を測定し、その2つの区間R1、R2のアンバランス負荷量の差Sを算出することで、回転槽15の回転速度の増加に伴う水槽13のアンバランス負荷量の増減傾向を把握する。そして、洗濯機10は、算出したアンバランス負荷量差Sつまりアンバランス負荷量の増減の傾向に応じて、その後つまり第2区間R2以降の回転槽15の回転速度を調整する。
これにより、洗濯機10は、回転槽15の加速に伴うアンバランス負荷量の増減の傾向に応じて、回転槽15の回転速度を適切なものにすることができる。すなわち、例えば第1区間R1において大きなアンバランスが発生していたとしても、その後アンバランスが解消傾向にあれば、不要に回転速度を低下させないようにすることができる。一方、例えば第1区間R1において大きなアンバランスが発生していないとしても、その後アンバランスが増大傾向にあれば、回転速度を低下させて振動を抑制することができる。その結果、脱水行程において脱水性能を確保しつつ振動を適切に抑制することができ、ひいては、洗濯機10の静粛性の向上や製品寿命の向上を図ることができる。
回転速度調整処理部36は、アンバランス負荷量差Sが負側に向かうにつれて第2区間R2以降における回転槽15の定常回転速度を遅くする制御を行う。すなわち、脱水時において回転槽15の回転速度が増大するにつれてアンバランス負荷量も増大している場合、洗濯機10は、定常回転速度を遅くする。つまり、洗濯機10は、回転槽15の加速に伴ってアンバランスが増大している場合には、振動が増大傾向にあると考えられるため、定常回転速度を遅くすることで、水槽13の振動を抑制することができる。一方、洗濯機10は、回転槽15の加速に伴ってアンバランスが減少している場合には、振動が減少傾向にあると考えられるため、定常回転速度を不要に遅くすることなく定常回転速度を高速に維持して脱水を進行させる。これらの結果、脱水行程における脱水性能の確保と振動の抑制との両立を適切に図ることができ、静粛性の更なる向上や製品寿命の更なる向上を図ることができる。
ここで、上述したように定常回転速度を遅くすると、脱水が不十分となる可能性がある。そこで、洗濯機10は、脱水時間調整処理部37を更に備える。脱水時間調整処理部37は、アンバランス負荷量差Sが負側に向かうにつれて第2区間R2以降における脱水時間を長くする制御を行う。すなわち、水槽13の振動が増大傾向にあって回転槽15の定常回転速度を遅くした場合、脱水時間調整処理部37は、脱水行程の時間を長くする。これによれば、定常回転速度が遅くなったことによる脱水性能の低下を、脱水行程の時間を延長することで補うことができる。その結果、脱水行程における脱水性能の確保と振動の抑制との両立を適切に図ることができ、静粛性の更なる向上や製品寿命の更なる向上を図ることができる。
回転速度調整処理部36は、アンバランス負荷量差Sが負側に向かうにつれて第2区間R2以降における回転槽15が定常回転速度に到達するまでの時間を長くする制御を行う。すなわち、洗濯機10は、水槽13の振動が増大傾向にある場合には、回転槽15の加速を初期の設定値よりも緩やかにする。これによれば、定常回転速度に到達するまでに初期の設定よりもゆっくりと脱水を進行させることができる。これにより、回転槽15の加速時にアンバランスが生じている場合であっても、定常回転速度に到達するまでに極力脱水を進行させてアンバランスの解消を促すことができる。その結果、脱水行程における脱水性能の確保と振動の抑制との両立をより適切に図ることができ、静粛性の更なる向上や製品寿命の更なる向上を図ることができる。
ここで、回転槽15内に投入される洗濯物の重量が異なると、第1区間R1及び第2区間R2における水槽13の振動量と回転槽15のアンバランス負荷量との関係も異なる。そこで、洗濯機10は、洗濯重量測定処理部31と補正処理部32とを備える。洗濯重量測定処理部31は、脱水行程における回転槽15の加速開始前に回転槽15内に収納された洗濯物の重量を測定する処理を実行する。また、補正処理部32は、洗濯重量測定処理部31で測定された洗濯物の重量に応じて第1推定処理部33及び第2推定処理部34において振動センサ22で検出された振動量から推定されるアンバランス負荷量を補正する処理を実行する。
これによれば、洗濯機10は、洗濯物の重量に応じて、水槽13の振動量と回転槽15のアンバランス負荷量との関係を適切な値に補正することにより、より正確なアンバランス負荷量を測定することができる。したがって、これによれば、洗濯機10は、定常回転速度についてより精密な制御を行うことができる。その結果、脱水行程における脱水性能の確保と振動の抑制との両立をより適切に図ることができるとともに、静粛性の更なる向上や製品寿命の更なる向上を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、図10も参照して説明する。
第2実施形態の洗濯機10は、補正処理部32で実行される補正処理の具体的内容が、第1実施形態と異なる。すなわち、第2実施形態において、図2に示す補正処理部32実行する補正処理は、図1及び図2に示す温度センサ23で測定された温度に応じて第1推定処理部33及び第2推定処理部34において振動センサ22で検出された振動量から推定されるアンバランス負荷量を補正する処理である。
すなわち、第2実施形態の補正処理は、振動センサ22で検出された振動量から推定されるアンバランス負荷量を、温度センサ23で検出された洗濯機10の周囲の環境温度に対応した値に補正する処理である。本実施形態の場合、補正処理部32は、図10に示すように、複数のデータテーブルD21~D26を記憶している。この場合、各データテーブルD21~26は、振動センサ22から出力される値と、振動センサ22がその値を出力した場合に水槽13に生じていると推定されるアンバンランス負荷量との関係を、環境温度T毎に規定したものである。そして、第2実施形態の補正処理部32は、複数のデータテーブルD21~D26の中から、洗濯重量測定処理部31で測定された洗濯物の重量に応じて適した一のデータテーブルD21~26を選定する。
図10に示すように、例えば温度センサ23で測定された環境温度Tが0℃以下であれば、補正処理部32は、環境温度Tに対応したデータテーブルD21を採用する。また、例えば温度センサ23で測定された環境温度Tが0℃を超えておりかつ10℃以下であれば、補正処理部32は、その環境温度Tに対応したデータテーブルD22を採用する。また、例えば温度センサ23で測定された環境温度Tが10℃を超えておりかつ20℃以下であれば、補正処理部32は、その環境温度Tに対応したデータテーブルD23を採用する。
また、例えば温度センサ23で測定された環境温度Tが20℃を超えておりかつ30℃以下であれば、補正処理部32は、その環境温度Tに対応したデータテーブルD24を採用する。また、例えば温度センサ23で測定された環境温度Tが30℃を超えておりかつ40℃以下であれば、補正処理部32は、その環境温度Tに対応したデータテーブルD25を採用する。そして、例えば温度センサ23で測定された環境温度Tが40℃を超えていれば、補正処理部32は、その洗濯物重量に対応したデータテーブルD26を採用する。
ここで、洗濯機10を構成する部品のうち、例えば樹脂やゴム部品などは、温度によってその剛性が変化し、その結果、脱水時における水槽13の振動も変化する。これに対し、本実施形態によれば、洗濯機10の周囲の環境温度Tに応じて、水槽13の振動量と回転槽15のアンバランス負荷量との関係を補正する。したがって、これによれば、環境温度Tの変化に応じてより正確なアンバランス負荷量を測定することができる。したがって、これによれば、洗濯機10は、季節の変化や設置環境の変化等によって周囲の環境温度が変化した場合であっても、定常回転速度についてより精密な制御を行うことができる。その結果、脱水行程における脱水性能の確保と振動の抑制との両立をより適切に図ることができるとともに、静粛性の更なる向上や製品寿命の更なる向上を図ることができる。
なお、上記第1実施形態の補正処理と第2実施形態の補正処理とは、組み合わせて実施しても良いし、操作パネル21の操作によりユーザが適宜選択できるようにしても良い。
上記各実施形態は、いわゆる縦軸型の洗濯機に限られず、いわゆる横軸型又は斜め軸型のドラム式洗濯機にも適用することもできる。
以上説明した複数の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態およびその変形は、発明の範囲および要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10は洗濯機、11は外箱、13は水槽、15は回転槽、22は振動センサ、23は温度センサ、31は洗濯重量測定処理部、32は補正処理部、33は第1推定処理部、34は第2推定処理部、35は負荷重量差算出処理部、36は回転速度調整処理部、37は脱水時間調整処理部、を示す。

Claims (6)

  1. 外箱と、
    前記外箱内に弾性的に支持された水槽と、
    前記水槽内に回転可能に設けられた回転槽と、
    前記水槽の振動量を検出する振動センサと、
    脱水行程における前記回転槽の加速の開始から定常回転速度に到達するまでの間に設定された第1区間において前記振動センサで検出された振動量に基づいて前記水槽のアンバランス負荷量を推定する第1推定処理部と、
    前記第1区間から前記定常回転速度に到達するまでの間に設定された第2区間において前記振動センサで検出された振動量に基づいて前記水槽のアンバランス負荷量を推定する第2推定処理部と、
    前記第2推定処理部で推定された第2区間のアンバランス負荷量前記第1推定処理部で推定された第1区間のアンバランス負荷量から減算してアンバランス負荷量差を算出する負荷量差算出処理部と、
    前記負荷量差算出処理部で算出された前記アンバランス負荷量差に基づいて前記第2区間以降における前記回転槽の回転速度を調整する回転速度調整処理部と、
    を備える洗濯機。
  2. 前記回転速度調整処理部は、前記アンバランス負荷量差が負側に向かうにつれて前記第2区間以降における前記回転槽の定常回転速度を遅くする制御を行う、
    請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記アンバランス負荷量差が負側に向かうにつれて前記第2区間以降における脱水時間を長くする制御を行う脱水時間調整処理部、
    を更に備える請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記回転速度調整処理部は、前記アンバランス負荷量差が負側に向かうにつれて前記第2区間以降における前記回転槽が定常回転速度に到達するまでの時間を長くする制御を行う、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の洗濯機。
  5. 前記脱水行程における前記回転槽の加速開始前に前記回転槽内に収納された洗濯物の重量を測定する洗濯物重量測定処理部と、
    前記洗濯容量検出処理部で測定された洗濯物の重量に応じて前記第1推定処理部及び前記第2推定処理部において前記振動センサで検出された振動量から推定されるアンバランス負荷量を補正する補正処理部
    を更に備える請求項1から4のいずれか一項に記載の洗濯機。
  6. 前記外箱内又は前記外箱外の温度を測定する温度センサを更に備え、
    前記温度センサで測定された温度に応じて前記第1推定処理部及び前記第2推定処理部において前記振動センサで検出された振動量から推定されるアンバランス負荷量を補正する補正処理部
    を更に備える請求項1から5のいずれか一項に記載の洗濯機。
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