JP7071796B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
従来より、外箱内に弾性的に支持された水槽の振動を検知する振動検知手段を備えた洗濯機が考えられている。例えば特許文献1に開示されている洗濯機は、振動検知手段による振動検知結果が異常振動である場合に、振動を低減するための制御を行うように構成されている。この構成によれば、異常振動が発生する場合であっても、その振動を低減することで運転を続行することができる。
特開2016-000083号公報
ところで、近年の洗濯機は、収容可能な洗濯物量を多くするべく水槽および回転槽の大容量化が進められている一方で、設置スペースやデザイン性などの観点から洗濯機の外郭を構成する外箱についてはコンパクト化が進められている。つまり、近年の洗濯機は、水槽が大型化するのに対し外箱が小型化しているため、水槽に振動が発生すると当該水槽が外箱に衝突しやすい構造となっている。特に外箱内の温度が高い状態では、樹脂材料で構成される水槽が軟化し、また、当該水槽を弾性的に支持する防振系の機構も緩んでくるため、水槽が外箱に一層衝突しやすくなる。そのため、特に外箱内の温度が高い状態において水槽の振動を精度良く検知することができる技術が求められている。
また、水槽に振動が発生する場合には、回転槽の回転速度が低速である段階で運転を停止することにより、振動の原因である洗濯物のアンバランス状態を解消するためのアンバランス修正行程に早期に移行することができる。よって、水槽の振動は、回転槽の回転速度が低速である段階で検知することが好ましい。
そこで、外箱内の温度が高い状態において水槽に振動が発生する場合に、回転槽の回転速度が低速である段階で水槽の振動を精度良く検知することができる洗濯機を提供する。
本実施形態に係る洗濯機は、外箱、水槽、回転槽、振動検知手段、温度検知手段、回転速度検知手段、振動検知感度調整手段を備える。水槽は、前記外箱内に弾性的に支持されている。回転槽は、前記水槽内に回転可能に設けられている。振動検知手段は、前記水槽の振動を検知すると振動検知信号を出力する。温度検知手段は、前記外箱内の温度を検知する。回転速度検知手段は、前記回転槽の回転速度を検知する。振動検知感度調整手段は、前記回転槽内の洗濯物を脱水する脱水行程のうち前記回転速度検知手段が検知する回転速度が所定速度よりも低い低速回転段階において、前記温度検知手段が検知する温度が高いほど低い振動検知感度を設定し、前記振動検知信号の入力回数が前記振動検知感度よりも小さい場合は前記水槽に振動が発生していないと判断し、前記振動検知信号の入力回数が前記振動検知感度以上である場合は前記水槽に振動が発生していると判断する。そして、前記回転槽の最高回転速度を決定する最高回転速度決定手段は、前記低速回転段階において前記振動検知手段が検知する振動と、前記回転速度検知手段が検知する回転速度が前記低速回転段階における回転速度よりも高い中速回転段階において前記振動検知手段が検知する振動と、に基づいて前記脱水行程における前記回転槽の最高回転速度を決定する。
本実施形態に係る洗濯機の構成例を概略的に示す縦断側面図 第1実施形態に係る制御装置の構成例を概略的に示すブロック図 振動検知感度の調整例を示す図(その1) 振動検知感度の調整例を示す図(その2) 制御装置による制御例を示すフローチャート 第2実施形態に係る制御装置の構成例を概略的に示すブロック図 最高回転速度の決定例を示す図
以下、洗濯機に係る複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
図1に例示する洗濯機10は、回転槽の回転軸が縦方向であるいわゆる縦軸型の洗濯機であり、外郭を構成する中空箱状の外箱11の内部に水槽12および回転槽13を備えている。外箱11の上部には、トップカバー14が設けられている。トップカバー14は、中央部に洗濯物出入口15を備えている。また、トップカバー14は、洗濯物出入口15を開閉する蓋16を回動可能に備えている。トップカバー14の上面には、洗濯機10に各種の操作を入力するための操作パネル17が設けられている。操作パネル17の裏面には、制御装置18が備えられている。制御装置18は、マイクロコンピュータを主体として構成されており、洗濯機10の動作全般を制御する。
水槽12は、水を溜めることが可能な有底円筒状をなしており、外箱11の内部において弾性支持機構部19により弾性的に支持されている。この場合、水槽12は、矩形箱状の外箱11内の4つの隅部において、4つの弾性支持機構部19により吊り下げられるようにして支持されている。水槽12は、例えば樹脂材料により構成されている。
回転槽13は、洗濯物を収容可能な有底円筒状をなしており、水槽12の内部において回転可能に設けられている。回転槽13の回転軸は、洗濯機10の上下方向に延びる縦軸である。回転槽13は、洗濯物を洗う洗い行程および洗濯物をすすぐすすぎ行程における洗濯槽、および、洗濯物を脱水する脱水行程における脱水槽として兼用される。回転槽13の内部の底部には、パルセータ20が回転可能に設けられている。
水槽12の下部の中央部には駆動機構部21が設けられている。駆動機構部21は、可変速駆動が可能なモータ、クラッチ機構、ブレーキ装置などを備えている。洗い行程時またはすすぎ行程時においては、駆動機構部21は、モータの回転力を、クラッチ機構によってパルセータ20に伝達する。脱水行程時においては、駆動機構部21は、モータの回転力を、クラッチ機構によって回転槽13およびパルセータ20に高速で伝達する。
外箱11の内部には、給水弁22aなどを備える給水機構部22が設けられている。水槽12の内部には、この給水機構部22から供給される水が貯留される。また、外箱11の内部には、排水弁23aなどを備える排水機構部23が設けられている。水槽12内の水は、この排水機構部23により機外に排水される。
また、外箱11の内部には、安全レバー24aなどを備える安全レバー装置24が設けられている。安全レバー24aは、その上端部を中心に回動可能に設けられている。また、安全レバー24aの下端部は、水槽12の外側面に対し上下方向にラップする位置まで垂下し、且つ、水槽12の外側面に対し所定の隙間を有して対峙している。水槽12に振動が発生し、その揺れが上記の隙間よりも大きくなると、水槽12の外側面が安全レバー24aに当接して、安全レバー24aが回動する。これにより、安全レバー装置24は、水槽12に振動が発生したことを検知し、その検知結果を振動検知信号として制御装置18に出力する。
また、外箱11の内部には、図2に例示する温度センサ25が設けられている。温度センサ25は、外箱11の内部の温度を検知し、その検知結果を温度検知信号として制御装置18に出力する。また、駆動機構部21には、図2に例示する回転速度センサ26が設けられている。回転速度センサ26は、回転槽13の回転速度を検知し、その検知結果を回転速度信号として制御装置18に出力する。
図2に例示するように、制御装置18には、操作パネル17、給水弁22a、排水弁23a、駆動機構部21、安全レバー装置24などの各種の電気的要素が接続されている。制御装置18は、操作パネル17から入力される操作内容に応じて、給水弁22a、排水弁23a、駆動機構部21などの動作を制御することにより、洗い運転、すすぎ運転、脱水運転などの各種の運転を実行する。また、制御装置18は、安全レバー装置24から入力される振動検知信号に基づいて、水槽12に振動が発生したことを認識する。また、制御装置18は、温度センサ25から入力される温度検知信号に基づいて、外箱11内部の温度を認識する。また、制御装置18は、回転速度センサ26から入力される回転速度信号に基づいて、回転槽13の回転速度を認識する。
また、制御装置18は、制御プログラムを実行することにより、振動検知処理部31、温度検知処理部32、回転速度検知処理部33、振動検知感度調整処理部34、洗濯物量検知処理部35をソフトウェアにより仮想的に実現する。なお、制御装置18は、これらの処理部31~35を、ハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせにより実現してもよい。
振動検知処理部31は、振動検知手段の一例であり、安全レバー装置24が出力する振動検知信号に基づいて、水槽12に振動が発生したことを検知する。この場合、振動検知処理部31は、安全レバー装置24から入力される振動検知信号の数に基づいて、水槽12の振動の発生回数を検知するようになっている。温度検知処理部32は、温度検知手段の一例であり、温度センサ25が出力する温度検知信号に基づいて、周囲の環境温度、この場合、外箱11の内部の温度を検知する。回転速度検知処理部33は、回転速度検知手段の一例であり、回転速度センサ26が出力する回転速度信号に基づいて、回転槽13の回転速度を検知する。
振動検知感度調整処理部34は、振動検知感度調整手段の一例であり、回転速度検知処理部33が検知する回転速度が所定速度よりも低い低速回転段階において、温度検知処理部32が検知する温度が高いほど、振動検知処理部31の検知感度を高くする。本実施形態では、回転槽13の回転速度が例えば130rpm以下である段階を低速回転段階として設定する。なお、低速回転段階として定義される130rpm以下の回転速度領域は、あくまでも例示であり、低速回転段階として設定する回転速度領域は、適宜変更して実施することができる。
洗濯物量検知処理部35は、洗濯物量を検知するための周知の検知手法により、回転槽13内に収容されている洗濯物の量を検知する。なお、周知の通り、回転槽13内の洗濯物量は、例えばパルセータ20を回転させたときの駆動機構部21のモータの回転速度の変化などに基づいて特定することができる。また、回転槽13内の洗濯物の重量を物理的に測定する重量計などによっても特定することができる。
次に、上述した振動検知感度調整処理部34による振動検知感度の調整処理の一例について、さらに詳細に説明する。即ち、図3に例示するように、制御装置18は、例えば外箱11内部の温度が7℃である状態では、回転槽13内の洗濯物量が1kg未満である場合は低速回転段階における振動検知感度を5、回転槽13内の洗濯物量が1~5kgである場合は低速回転段階における振動検知感度を4、回転槽13内の洗濯物量が6~8kgである場合は低速回転段階における振動検知感度を3に設定する。
低速回転段階における振動検知感度が5に設定されている場合、制御装置18は、低速回転段階において振動検知信号が5回入力されると、水槽12に振動が発生したと判定する。低速回転段階における振動検知感度が4に設定されている場合、制御装置18は、低速回転段階において振動検知信号が4回入力されると、水槽12に振動が発生したと判定する。低速回転段階における振動検知感度が3に設定されている場合、制御装置18は、低速回転段階において振動検知信号が3回入力されると、水槽12に振動が発生したと判定する。即ち、制御装置18は、外箱11内部の温度が同じである状況では、回転槽13内の洗濯物量が段階的に多くなるほど、低速回転段階における振動検知感度を高くして、より少ない振動検知信号の入力をもって水槽12に振動が発生したと判定するように構成されている。
また、制御装置18は、例えば外箱11内部の温度が上述した7℃よりも高い20℃である状態では、回転槽13内の洗濯物量が1kg未満である場合は低速回転段階における振動検知感度を5、回転槽13内の洗濯物量が1~5kgである場合は低速回転段階における振動検知感度を4、回転槽13内の洗濯物量が6~8kgである場合は低速回転段階における振動検知感度を2に設定する。また、制御装置18は、例えば外箱11内部の温度が上述した20℃よりも高い33℃である状態では、回転槽13内の洗濯物量が1kg未満である場合は低速回転段階における振動検知感度を5、回転槽13内の洗濯物量が1~5kgである場合は低速回転段階における振動検知感度を4、回転槽13内の洗濯物量が6~8kgである場合は低速回転段階における振動検知感度を1に設定する。
即ち、制御装置18は、外箱11内部の温度が高くなることに伴い、洗濯物量が6~8kgである場合の低速回転段階における振動検知感度をより高く設定するように構成されている。なお、図4に例示するように、制御装置18は、さらに、回転槽13内の洗濯物量が6~8kgである場合の低速回転段階における振動検知感度も、外箱11内部の温度が高くなることに伴い、より高く設定するように構成してもよい。また、図示はしないが、制御装置18は、回転槽13内の洗濯物量が1kg未満である場合の低速回転段階における振動検知感度も、外箱11内部の温度が高くなることに伴い、より高く設定するように構成してもよい。
また、上述の例では、回転槽13内の洗濯物量を1kg未満、1~5kg、6~8kgというグループに分けて、それぞれのグループごとに振動検知感度を調整する例を示した。しかし、本実施形態は、これに限定されるものではなく、例えば、制御装置18は、上述した例とは異なるグループに分けて振動検知感度を調整するように構成してもよいし、回転槽13内の洗濯物量をグループ化することなく、それぞれの重量ごとに振動検知感度を調整するように構成してもよい。
次に、制御装置18による脱水行程の制御例について説明する。図5に例示するように、制御装置18は、脱水行程を開始すると、回転槽13が低速回転している段階において、振動検知信号が入力された回数Nをカウントする(A1)。そして、制御装置18は、カウントした振動検知信号の入力回数Nと、上述の条件に応じて設定した振動検知感度Sとを比較する(A2)。制御装置18は、振動検知信号の入力回数Nが振動検知感度Sよりも小さい場合(A2:NO)には、水槽12に振動が発生していないと判断し、回転槽13の回転速度を上昇させて脱水行程を続行する(A3)。
一方、制御装置18は、振動検知信号の入力回数Nが振動検知感度S以上である場合(A2:YES)には、水槽12に振動が発生していると判断し、回転槽13の回転を停止して(A4)、アンバランス修正行程を実行する(A5)。そして、制御装置18は、ステップA1に移行する。これにより、制御装置18は、振動検知信号の入力回数Nが振動検知感度Sよりも小さくなるまで、アンバランス修正行程を繰り返し実行する。そして、制御装置18は、振動検知信号の入力回数Nが振動検知感度Sよりも小さくなると(A2:NO)、脱水行程を続行する(A3)。
本実施形態に係る洗濯機10によれば、制御装置18は、回転速度検知処理部33が検知する回転速度が所定速度よりも低い低速回転段階において、温度検知処理部32が検知する温度が高いほど振動検知感度調整処理部34の振動検知感度を高く設定する。この構成によれば、外箱11内の温度が高い状態において水槽12に振動が発生する場合に、回転槽13の回転速度が低速である段階で水槽12の振動を精度良く検知することができる。
また、外箱11内の温度が高く水槽12に振動が発生しやすい状態において、回転槽13の回転速度が低速である脱水行程の初期段階で水槽12の振動を検知することができるので、例えばアンバランス修正行程に早期に移行できるといった効果を奏することができる。なお、アンバランス修正行程は、洗濯物のアンバランス状態を解消するための周知の行程であり、例えば、回転槽13を正転方向および逆転方向に揺動させることにより、洗濯物のアンバランス状態を解消するものである。
また、洗濯機10によれば、制御装置18は、回転槽13の回転速度が所定速度よりも低い低速回転段階において、回転槽13内の洗濯物量が多いほど振動検知感度調整処理部34の振動検知感度を高く設定する。回転槽13内の洗濯物量が多いほど、水槽12の振動の原因である洗濯物のアンバランス状態が発生しやすくなる。そのため、回転槽13内の洗濯物量が多いほど、つまり、水槽12の振動が発生しやすい状態であるほど、振動検知感度を高く設定する洗濯機10によれば、水槽12の振動を精度良く検知して、アンバランス状態を解消するためのアンバランス修正行程に速やかに移行することができる。
(第2実施形態)
図6に例示するように、本実施形態では、制御装置18は、制御プログラムを実行することにより、さらに、最高回転速度決定処理部36をソフトウェアにより仮想的に実現する。なお、制御装置18は、最高回転速度決定処理部36を、ハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせにより実現してもよい。
最高回転速度決定処理部36は、最高回転速度決定手段の一例であり、振動検知処理部31が振動を検知する回数、この場合、振動検知信号を出力する回数に基づいて、脱水行程における回転槽13の最高回転速度を決定する。次に、この最高回転速度決定処理部36による最高回転速度の決定処理の一例について説明する。即ち、図7に例示するように、制御装置18は、低速回転段階における振動検知信号の入力回数および中速回転段階における振動検知信号の入力回数に基づいて、回転槽13の最高回転速度を決定する。本実施形態では、回転槽13の回転速度が例えば130rpmよりも大きく、且つ、300rpm以下である段階を中速回転段階として設定する。なお、中速回転段階として設定する回転速度の領域は、適宜変更して実施することができる。
図7に例示するように、制御装置18は、回転槽13内の洗濯物量が1kg未満である場合において、低速回転段階における振動検知信号の入力回数が5回、且つ、中速回転段階における振動検知信号の入力回数が3回である場合には、脱水行程における回転槽13の最高回転速度を例えば740rpmに設定する。また、制御装置18は、回転槽13内の洗濯物量が1kg未満である場合において、低速回転段階における振動検知信号の入力回数が5回、且つ、中速回転段階における振動検知信号の入力回数が2回である場合には、脱水行程における回転槽13の最高回転速度を例えば800rpmに設定する。
また、制御装置18は、回転槽13内の洗濯物量が1~6kgである場合において、低速回転段階における振動検知信号の入力回数が3回、且つ、中速回転段階における振動検知信号の入力回数が3回である場合には、脱水行程における回転槽13の最高回転速度を例えば740rpmに設定する。また、制御装置18は、回転槽13内の洗濯物量が1~6kgである場合において、低速回転段階における振動検知信号の入力回数が3回、且つ、中速回転段階における振動検知信号の入力回数が2回である場合には、脱水行程における回転槽13の最高回転速度を例えば800rpmに設定する。
また、制御装置18は、回転槽13内の洗濯物量が7~8kgである場合において、低速回転段階における振動検知信号の入力回数が3回、且つ、中速回転段階における振動検知信号の入力回数が2回である場合には、脱水行程における回転槽13の最高回転速度を例えば740rpmに設定する。また、制御装置18は、回転槽13内の洗濯物量が7~8kgである場合において、低速回転段階における振動検知信号の入力回数が3回、且つ、中速回転段階における振動検知信号の入力回数が1回である場合には、脱水行程における回転槽13の最高回転速度を例えば800rpmに設定する。
本実施形態に係る洗濯機10によれば、制御装置18は、低速回転段階および中速回転段階において振動検知処理部31が振動検知信号を出力する回数に基づいて、脱水行程における回転槽13の最高回転速度を決定する。脱水行程における低速回転段階および中速回転段階、つまり、脱水行程の起動段階において、水槽12に発生する振動の回数が多い場合には、洗濯物のアンバランス状態が発生している可能性が高く、また、アンバランスが発生する場合には、その度合いが大きくなる可能性が高い。そのため、脱水行程の起動段階において水槽12の振動の発生回数が多い場合には、大きなアンバランスが発生する可能性が高いため、脱水行程における回転槽13の最高回転速度を低くすることにより、アンバランスの発生を抑えることができ、また、仮にアンバランスが発生したとしても、水槽12に発生する振動を低減することができる。
(その他の実施形態)
本実施形態は、上述した複数の実施形態に限られるものではなく、例えば、次のように拡張または変更することができる。例えば、本実施形態に係る洗濯機は、上述した複数の実施形態を組み合わせた構成としてもよい。また、本実施形態は、回転槽の回転軸が水平軸または傾斜軸となる、いわゆる横軸型のドラム式洗濯機にも適用することができる。
また、水槽12の振動を検知するための手段は、安全レバー装置24の検知信号に基づく構成に限られるものではなく、例えば、水槽12の加速度を検知する加速度センサの検知信号に基づいて振動を検知する構成としてもよいし、回転槽13を回転させる駆動機構部21から得られる信号に基づいて振動を検知する構成としてもよい。即ち、水槽12の振動を検知可能な手段であれば、種々の手段を採用することができる。
本実施形態に係る洗濯機によれば、回転槽の回転速度が所定速度よりも低い低速回転段階において、外箱内の温度が高いほど振動検知感度を高くする。この構成によれば、外箱内の温度が高い状態において水槽に振動が発生する場合に、回転槽の回転速度が低速である段階で水槽の振動を精度良く検知することができる。
なお、本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態およびその変形は、発明の範囲および要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10は洗濯機、11は外箱、12は水槽、13は回転槽、31は振動検知処理部(振動検知手段)、32は温度検知処理部(温度検知手段)、33は回転速度検知処理部(回転速度検知手段)、34は振動検知感度調整処理部(振動検知感度調整手段)、36は最高回転速度決定処理部(最高回転速度決定手段)を示す。

Claims (3)

  1. 外箱と、
    前記外箱内に弾性的に支持された水槽と、
    前記水槽内に回転可能に設けられた回転槽と、
    前記水槽の振動を検知すると振動検知信号を出力する振動検知手段と、
    前記外箱内の温度を検知する温度検知手段と、
    前記回転槽の回転速度を検知する回転速度検知手段と、
    前記回転槽内の洗濯物を脱水する脱水行程のうち前記回転速度検知手段が検知する回転速度が所定速度よりも低い低速回転段階において、前記温度検知手段が検知する温度が高いほど低い振動検知感度を設定し、前記振動検知信号の入力回数が前記振動検知感度よりも小さい場合は前記水槽に振動が発生していないと判断し、前記振動検知信号の入力回数が前記振動検知感度以上である場合は前記水槽に振動が発生していると判断する振動検知感度調整手段と、
    を備え、
    前記回転槽の最高回転速度を決定する最高回転速度決定手段は、前記低速回転段階において前記振動検知手段が検知する振動と、前記回転速度検知手段が検知する回転速度が前記低速回転段階における回転速度よりも高い中速回転段階において前記振動検知手段が検知する振動と、に基づいて前記脱水行程における前記回転槽の最高回転速度を決定する洗濯機。
  2. 前記振動検知感度調整手段は、前記低速回転段階において、前記回転槽内の洗濯物量が多いほど前記振動検知感度を低く設定する請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記最高回転速度決定手段は、前記振動検知手段が振動を検知する回数に基づいて、前記回転槽の最高回転速度を決定する請求項1または2に記載の洗濯機。
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