JP7061754B2 - 洗濯機 - Google Patents

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    • D06F2105/48Drum speed

Description

本発明は脱水機能を有する洗濯機に関する。
一般家庭あるいはコインランドリーなどに設置される洗濯機は、洗濯脱水機能、洗濯脱水乾燥機能を備えるものがある。
脱水機能を有する洗濯機は、ドラム内で洗濯物の偏りにより振動や騒音が発生する。また洗濯物の偏りが大きければ、回転時のドラムの偏芯量が大きくなり、回転に大きなトルクが必要となるので脱水運転を開始することができない。
また従来の洗濯機では、洗濯槽の近傍に位置付けられたマイクロスイッチにより、ドラムの偏芯量を機械的に検出する構造がとられていた。マイクロスイッチを設けた構造の場合、マイクロスイッチが作動し得るよう、製造時にマイクロスイッチの動作距離を精密に調整する調整作業が必要であった。
また洗濯機の据え付け状況によっては、洗濯槽の位置が所定の位置からずれてしまうことがあり、この位置ずれがマイクロスイッチの動作距離のずれを招来してしまい、振動検知すなわち洗濯槽の偏芯量が正確に検出できないという不具合を発生させていた。
またマイクロスイッチによらない偏芯量の検出方法として、ドラムを駆動するモータを制御するドラムインバータとも称されるモータ制御回路を用いたものも提案されている。この検出方法は、モータ制御回路を介してモータに掛かるトルクの変動を検知し、当該トルクの変動から洗濯物の偏りである偏芯量を検出するというものである(例えば、特許文献1参照)。
当該特許文献1の洗濯機では、洗濯物の偏りである偏芯量が所定値より大きいと判定した場合に、位置検出手段の出力タイミングに応じて遠心力が重力よりも小さくなる回転速度になるまでドラムを減速させて洗濯物の偏在を解消、すなわちドラムの偏芯量を低減するようにしている。
特許第3332769号公報
しかしながら上記特許文献1に開示されたモータ制御回路による偏芯量の検出は、高性能のモータ制御回路を搭載しなければ実現できない。またモータ制御回路による偏芯量の検出は、脱水工程における所定の最高回転数に至るまでの回転数の低い低速域でしかドラムの偏芯量を検出することができない。ところが脱水工程ではモータ制御回路による偏芯量の検出が行い得ない回転数の時にドラムの偏芯量が大きくなったり、偏芯位置が変化したりすることもある。このように回転数が高い状態にある洗濯槽の偏芯量を検出しようとすれば、一旦回転数を低下させてからモータ制御回路による偏芯量の検出をおこなわなければならない。すなわち、回転数を一旦低下させてから再び上昇させるということは、脱水工程の時間が長くなってしまうということを意味する。
本発明は上述したような問題を解決するものである。本発明により、洗濯槽内の洗濯物の偏在を正確に検出するのみならず、脱水工程時における広い回転域においてドラムの偏芯量を確実に検出し、脱水工程を滞りなく行うことによって洗濯時間を短縮することができるドラム式洗濯機を提供することができる。
本発明は、水平方向又は傾斜方向に延びる軸線周りに回転可能に構成された有底筒状のドラムと、前記ドラムの振動を検出する加速度センサと、前記ドラムの回転に応じてパルス信号を発信するドラム位置検出装置と前記加速度センサにより検出された前記ドラムの振動並びに前記ドラム位置検出装置から発信されたパルス信号に基づいて前記ドラム内の偏芯量及び偏芯位置を検出する偏芯検出手段とを有するドラム式洗濯機であって、脱水工程において、前記ドラムを前記加速度センサにより偏芯量を検出可能な200rpm以上の検出回転数まで回転させ、前記ドラムの少なくとも1回転中の加速度の時間変化を示す情報における任意の時点と前記パルス信号との時間差を演算し、当該時間差と前記ドラムの回転数との関係から前記ドラム内の偏芯位置を算出し、加速度から算出される偏芯量が検出用閾値よりも大きいときは、算出された偏芯位置に基づいて偏芯量を低減させる制御を行うものであり、前記偏芯量を低減させる制御は、前記検出回転数よりも低く且つ遠心力と重力とが釣り合う制御用回転数で前記ドラムを回転させ、しかる後に遠心力が重力よりも小さくなるブレーキ回転数までドラムの回転数を低下させるブレーキ制御であることを特徴とする洗濯機である。
なお、前記制御用回転数は、遠心力と重力とが釣り合う回転数近傍であり、例として100rpm前後である。
また本発明は、前記偏芯量を低減させる制御を行った後、前記ドラムの回転数を最高脱水回転数へと加速し、偏芯量が前記ドラムの回転数を上昇させ得ない回転上昇用閾値を超えたときは、前記ドラムの回転数を最高脱水回転数まで上昇させずに前記脱水工程における所定時間まで前記ドラムの回転を継続させ、前記脱水工程を終了させることを特徴とする。
なお、前記検出回転数は、加速度センサが検出用閾値を検出することができる回転数、例として200rpm前後である。
また本発明は、前記偏芯量を低減させる制御を行った後、前記ドラムの回転数を最高脱水回転数へと加速し、偏芯量が前記ドラムの回転数を上昇させ得ない回転上昇用閾値を超えたときは、前記ドラムの回転数を最高脱水回転数まで上昇させずに前記脱水工程における所定時間まで前記ドラムの回転を継続させ、前記所定時間が経過するまでに前記偏芯量が再上昇用閾値を下回ったときは、前記ドラムの回転数を最高脱水回転数まで上昇させることを特徴とする。
本発明によれば、洗濯槽内の洗濯物の偏在を正確に検出するのみならず、脱水工程時における広い回転域においてドラムの偏芯量を確実に検出し、脱水工程を滞りなく行うことによって洗濯時間を短縮することができるドラム式洗濯機を提供することができる。
また、より的確にドラムの偏芯量を低減させ得る洗濯機を提供することができる。
本発明の洗濯機は、より確実にドラムの偏芯量を低減させ得る洗濯機を提供することができる。
本発明の洗濯機は、より効率の高い脱水工程を行い得る洗濯機を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る洗濯機1の模式的な断面図である。 同洗濯機1の電気系ブロック図である。 同洗濯機1の加速度センサ12及び近接センサ14の検出値を示すグラフである。 同実施形態における脱水工程の制御の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を図に基づいて詳細に説明する。
図1は本実施形態の洗濯機1の構成を示す模式的な断面図である。図2は、本実施形態の洗濯機1の電気的な構成を示した機能ブロック図である。
本実施形態の洗濯機1は、例えばコインランドリーや家庭にて好適に使用され得るものであり、洗濯機本体1aと、略水平に延出してなる軸線S1を有した外槽3及びドラム2からなる洗濯槽1bと、駆動装置40と、図2にのみ示される制御部30とを備えた、いわゆるドラム式洗濯機と称されるものである。
図1に示す洗濯機本体1aは、略直方体形状である。洗濯機本体1aの前面10aには、ドラム2に対して洗濯物を出し入れするための開口11が形成されるとともに、この開口11を開閉可能な図示しない開閉蓋が取り付けられる。本実施形態に係る洗濯機1は、洗濯槽1bが略水平方向に取り付けられたドラム式全自動洗濯機と称されるものである。
外槽3は、洗濯機本体1aの内部に配置された有底筒状の部材であり、内部に洗濯水を貯留可能である。図1に示すように、外槽3の外周面3aには、例えば左右方向、上下方向及び前後方向の三方向の加速度を検出可能な加速度センサ12が取り付けられる。なお本実施形態では一例として、加速度センサ12が、左右方向、上下方向及び前後方向の加速度を検出し得る、三軸のセンサとなっている。また、外槽3には外部へ洗濯水を排出可能な排出路3bが接続されている。この排出路3bには、開閉可能に設けられた排出バルブ32が設けられている。
ドラム2は、外槽3内において外槽3と同軸に配置されるとともに、回転自在に支持される有底筒状の部材である。ドラム2は、内部に洗濯物を収容可能で、その壁面に多数の通水孔を有する。
駆動装置40は、図1に示すように、モータ10によりプーリー15及びベルト15bを回転させるとともに、ドラム2の底部2cに向けて延出する駆動軸17を回転させて、ドラム2に駆動力を与え、ドラム2を回転させる。また、一方のプーリー15の近傍には、当該プーリー15に形成されたマーク15aの通過を検出できる近接スイッチ14が設けられる。そして本実施形態では、この近接スイッチ14が、ドラム位置検出装置に相当する。
また本実施形態では、駆動装置40の一構成要素として、モータ10に接続されたドラムインバータとも称されるモータ制御回路34を有している。
図2は、本実施形態の洗濯機1の電気的構成を示すブロック図である。洗濯機1の動作は、マイクロコンピュータを含む制御部30によって制御される。制御部30は、システム全体の制御を司る中央制御部(CPU)31を備え、この制御部30に、それぞれ以下に詳述する値である、分散閾値(α)、脱水閾値(β)、再上昇用閾値(γ)が格納される図示しないメモリが接続されている。また、制御部30により、メモリに格納されたプログラムをマイクロコンピュータが実行することにより、予め定められた運転動作が行われるとともに、メモリには、上記プログラムを実行する際に用いられるデータ等が一時的に記憶される。
中央制御部31は回転速度制御部33へ制御信号を出力し、さらにその制御信号をモータ制御回路(ドラムインバータ)34へ出力してモータ10の回転制御を行う。なお、回転速度制御部33はモータ制御回路34からモータ10の回転速度を示す信号を実時間で入力し、制御要素となるようにしている。
アンバランス量検出部35には加速度センサ12が接続される。アンバランス位置検出部36には加速度センサ12及び近接スイッチ14が接続される。アンバランス量検出部35とアンバランス位置検出部36とによって偏芯検出手段を構成する。また本実施形態では、アンバランス量検出部35並びにアンバランス位置検出部36が、上記モータ制御回路34に接続される態様を否定するものではない。当該モータ制御回路34によってドラム2の偏芯位置並びに偏芯量(M)を検出する手法は、モータ10に掛かるトルクの変動と上記近接スイッチ14からの検出値から偏芯位置を算出するものである。当該モータ制御回路34による偏芯位置、偏芯量(M)の検出手法は既存の手法を利用し得るため、本実施形態では詳細な説明を省略する。
そして、近接スイッチ14がマーカー15a(図1参照)を検知すると、加速度センサ12から得られた左右方向、上下方向及び前後方向の加速度の大きさから、アンバランス量検出部35においてドラム2の偏芯量(M)が算出され、この偏芯量(M)がアンバランス量判定部37へ出力される。
アンバランス位置検出部36は、近接スイッチ14から入力されたマーカー15aの位置を示す信号から偏芯位置を算出し、中央制御部31へ出力する。ここで、偏芯位置とは、軸線S1の周方向における何れかの箇所を基準とした相対角度である。
続いて、本実施形態に係る制御方法の具体的な態様についてさらに説明する。
本実施形態における偏芯位置の算出手順について説明する。本実施形態では、脱水工程において、加速度センサ12から発信されるドラム2の少なくとも1周期t2を示す加速度に係る信号における任意の時点と近接スイッチ14からパルス信号psが発信されるタイミングとの時間差t1を演算し、事前情報である偏芯位置・加速度センサ12の信号、近接スイッチ14のパルス信号psの関係と比較することにより時間差t1とドラム2の回転数との関係からドラム2内の周方向における偏芯位置を算出し、算出された偏芯位置に基づいて偏芯量(M)を低減させる制御を行う。以下、特に本実施形態に係る偏芯位置の具体的な算出手順について説明する。そして偏芯量(M)は、加速度センサ12から発信される信号の振幅量に比例して表されるため、図3では当該振幅量を偏芯量(M)として表している。
図3は、加速度センサ12から得られた加速度に基づいて算出された加速度の時間変化を示す情報と、近接スイッチ14から得られたパルス信号psとの関係を示したグラフである。図3では便宜上、加速度センサ12から得られた加速度の極大値(max)とパルス信号psとの時間差t1から、偏芯位置を算出する。なお、図3に示す本実施形態では一例として、加速度の極大値(max)及び極小値(min)から偏芯位置を算出する態様を示したが、本発明の他の実施例として加速度ゼロ点、加速度の極大値(max)、極小値(min)何れか一又は複数から偏芯位置を算出するようにしてもよい。
すなわち図3のように示されるようなパルス信号psから得られる1周期t2に対する時間差t1の相対値によって偏芯位置が算出される。その一例として、時間差t1の値の範囲と、ドラム2内を円周方向に複数分割した各領域とを予め関連付けて中央制御部31に記憶させておく。そして得られたt1の値から偏芯位置がどの領域にあるのか特定する。また時間差t1と偏芯位置との関連付けは、ドラム2の回転数やドラム2の共振回転数によって変更する態様を妨げない。
本実施形態では、中央制御部31が、図示しない脱水ボタンからの入力信号あるいは洗濯コース運転中に脱水工程を開始すべき旨の信号を受信すると、ステップST1に進み、脱水工程を開始する。
<ステップST1>
ステップST1では、中央制御部31は、ドラム2の偏芯位置並びに偏芯量(M)を算出するに足る回転数までドラム2の回転数を上昇させる処理を行う。本実施形態では、加速度センサ12によってドラム2の偏芯位置並びに偏芯量(M)を算出する態様とするため、一例として200rpm前後までドラム2の回転数を上昇させる。
<ステップST2>
ステップST2では、中央制御部31は、偏芯位置並びにドラム2の偏芯量(M)を算出するとともに、偏芯量(M)が最高脱水回転数にまで加速し得ない分散閾値(α)よりも小さいか否かを判定する。中央制御部31は、偏芯量(M)が分散閾値(α)よりも小さいときは、ステップST6へ移行する。
<ステップST3>
ステップST3では、中央制御部31は、ドラム2の回転数を例えば100rpm前後にまで減速する。
<ステップST4>
ステップST4では、中央制御部31は、上記ステップST2にて算出された偏芯位置がドラム2の上部に位置付けられるタイミングにあるか否かを判定する。中央制御部31は、偏芯位置がドラム2の上部に位置付けられるタイミングにあるとき、ステップST5へと移行する。
<ステップST5>
ステップST5では、中央制御部31は、遠心力が重力よりも小さくなるブレーキ回転数までドラムの回転数を低下させる所謂ブレーキ制御を実行する。当該ブレーキ制御を行った後、ステップST1へと移行する。
<ステップST6>
ステップST6では、中央制御部31は、ドラム2の回転数を本実施形態における最高脱水回転数である800rpmへと加速する。
<ステップST7>
ステップST7では、中央制御部31は、ドラム2の回転数が検出回転数を超えた状況にあっても引き続き偏芯量(M)の算出を継続しているなか、偏芯量(M)が最高脱水回転数にまで加速し得ない脱水閾値βよりも小さいか否かを判定する。中央制御部31は、偏芯量(M)が脱水閾値βよりも小さいときは、ステップST10へ移行する。中央制御部31は、偏芯量(M)が脱水閾値β以上であるときは、ステップST8へと移行する。
<ステップST8>
ステップST8では、中央制御部31は、ドラム2の回転数をステップST7にあるときの回転数よりも100rpm減じる処理を開始する。
<ステップST9>
ステップST9では、中央制御部31は、ドラム2がステップST8において設定された回転数にまで減速されたか否かを判定する。中央制御部31は、ドラム2の回転数がステップST7からステップST8へ移行するときの回転数よりも100rpm低い回転数にまで減速されたと判定すると、ステップST10へと移行する。
<ステップST10>
ステップST10では、中央制御部31は、ドラム2の回転数が最高脱水回転数であるか否かを判定する。中央制御部31は、ドラム2の回転数が最高脱水回転数に至っているときは、ステップST13へ移行する。中央制御部31は、ドラム2の回転数が最高脱水回転数に至っていないときは、ステップST11へと移行する。
<ステップST11>
ステップST11では、中央制御部31は、ドラム2の偏芯量(M)が、ドラム2の回転数を上昇させ得る回転数である再上昇用閾値γよりも小さいか否かを判定する。中央制御部31は、ドラム2の回転数が再上昇用閾値γよりも小さい時は、ステップST12へと移行する。中央制御部31は、ドラム2の回転数が再上昇用閾値γ以上であるときは、ステップST13へと移行する。
<ステップST12>
ステップST12では、中央制御部31は、ドラム2の回転数を本実施形態における最高脱水回転数である800rpmへと加速する。
<ステップST13>
ステップST13では、中央制御部31は、脱水工程を開始してから経過した時間が、所定の脱水時間を経過したか否かを判定する。中央制御部31は、脱水工程を開始してから経過した時間が所定の脱水時間を経過すれば、脱水工程の処理を終了させる。
最高脱水回転数に至る加速過程において、一度でもステップST8を経た場合は、目標回転数は最高脱水回転数よりも低い回転数となり、その後にステップST12を経てST13に至った場合は、目標回転数は最高回転数となる。
つまり本実施形態では、偏芯量(M)がドラム2の回転数を上昇させ得ない回転上昇用閾値たる脱水閾値βを超えたときは、ドラム2の回転数を上昇させずに脱水工程における所定時間までドラムの回転を継続させ、脱水工程を終了させる。また所定時間までに偏芯量(M)が再上昇用閾値γを下回ることがあれば、最高脱水回転数まで回転数を上昇させ、しかる後に脱水工程を終了させる。これら何れの場合であっても、当該ステップST13により、本実施形態では脱水工程に要する時間に差がでることはない。
以上のように、本実施形態に係る洗濯機1は、洗濯槽1b内の洗濯物の偏在を正確に検出するのみならず、脱水工程時における広い回転域においてドラム2の偏芯量(M)を確実に検出し、脱水工程を滞りなく行うことによって実質的に従来よりも洗濯時間を短縮することを実現している。
本実施形態ではステップST5たるブレーキ制御により、より的確にドラム2の偏芯量(M)を低減させ得る洗濯機1が実現されている。
本実施形態ではステップST3、ステップST4及びステップST5に至る一連の制御により上記ブレーキ制御をおこなうため、偏芯量(M)の低減をより確実に行い得る洗濯機1が実現されている。
本実施形態では本実施形態ではステップST8、ステップST9、ステップST10、ステップST11及びステップST13に至る一連の制御により、ドラム2の偏芯量(M)を制御により確実に低減し得ない状況にあることを確実に検出し、当該状況にあっても脱水工程を滞りなく行うことによって、洗濯時間の遅延を有効に回避することが実現されている。
本実施形態ではステップST1により、加速度センサ12による偏芯量(M)の検出をより正確に行い得る洗濯機1が実現されている。
本実施形態ではステップST12により、より効率の高い脱水工程を行い得る洗濯機1が実現されている。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば上記実施形態ではドラムを水平方向に開口させたタイプの洗濯機に対し本発明を適用したが勿論、ドラムを斜め上方向に開口させた斜めドラム式の洗濯機や、乾燥機能をも備えた洗濯乾燥機に対して本発明を適用してもよい。また上記実施形態では偏芯位置、偏芯量の検出を加速度センサにより行う態様のみ開示したが、当該加速度センサのみならずに従来適用されているモータ制御回路を用いた態様や偏芯位置を機械的に検出するマイクロスイッチを用いた態様を併用する態様を否定するものではない。また、加速度センサの具体的な態様や偏芯位置の具体的な算出方法といった詳細な点も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1・・・ドラム式洗濯機(洗濯機)
1b・・・洗濯槽
12・・・加速度センサ
14・・・ドラム位置検出装置(近接センサ)
2・・・ドラム
35・・・偏芯検出手段(アンバランス量検出部)
36・・・偏芯検出手段(アンバランス位置検出部)
α・・・検出用閾値(分散閾値)
β・・・検出用閾値(脱水閾値)
γ・・・回転上昇用閾値(再上昇用閾値)
M・・・偏芯量
ST5・・・偏芯量を低減させる制御(ストップ制御)
t1・・・時間差
ps・・・パルス信号

Claims (3)

  1. 水平方向又は傾斜方向に延びる軸線周りに回転可能に構成された有底筒状のドラムと、前記ドラムの振動を検出する加速度センサと、前記ドラムの回転に応じてパルス信号を発信するドラム位置検出装置と前記加速度センサにより検出された前記ドラムの振動並びに前記ドラム位置検出装置から発信されたパルス信号に基づいて前記ドラム内の偏芯量及び偏芯位置を検出する偏芯検出手段とを有するドラム式洗濯機であって、
    脱水工程において、
    前記ドラムを前記加速度センサにより偏芯量を検出可能な200rpm以上の検出回転数まで回転させ、
    前記ドラムの少なくとも1回転中の加速度の時間変化を示す情報における任意の時点と前記パルス信号との時間差を演算し、当該時間差と前記ドラムの回転数との関係から前記ドラム内の偏芯位置を算出し、
    加速度から算出される偏芯量が検出用閾値よりも大きいときは、算出された偏芯位置に基づいて偏芯量を低減させる制御を行うものであり、
    前記偏芯量を低減させる制御は、前記検出回転数よりも低く且つ遠心力と重力とが釣り合う制御用回転数で前記ドラムを回転させ、しかる後に遠心力が重力よりも小さくなるブレーキ回転数までドラムの回転数を低下させるブレーキ制御であることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 前記偏芯量を低減させる制御を行った後、前記ドラムの回転数を最高脱水回転数へと加速し、偏芯量が前記ドラムの回転数を上昇させ得ない回転上昇用閾値を超えたときは、前記ドラムの回転数を最高脱水回転数まで上昇させずに前記脱水工程における所定時間まで前記ドラムの回転を継続させ、前記脱水工程を終了させることを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯機。
  3. 前記偏芯量を低減させる制御を行った後、前記ドラムの回転数を最高脱水回転数へと加速し、偏芯量が前記ドラムの回転数を上昇させ得ない回転上昇用閾値を超えたときは、前記ドラムの回転数を最高脱水回転数まで上昇させずに前記脱水工程における所定時間まで前記ドラムの回転を継続させ、前記所定時間が経過するまでに前記偏芯量が再上昇用閾値を下回ったときは、前記ドラムの回転数を最高脱水回転数まで上昇させることを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯機。
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