JP7010408B2 - 熱延コイルの製造装置及び製造方法 - Google Patents

熱延コイルの製造装置及び製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7010408B2
JP7010408B2 JP2021509323A JP2021509323A JP7010408B2 JP 7010408 B2 JP7010408 B2 JP 7010408B2 JP 2021509323 A JP2021509323 A JP 2021509323A JP 2021509323 A JP2021509323 A JP 2021509323A JP 7010408 B2 JP7010408 B2 JP 7010408B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot
rolled steel
steel sheet
mandrel
flatness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021509323A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020196293A1 (ja
Inventor
透 明石
誠治 有墨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Publication of JPWO2020196293A1 publication Critical patent/JPWO2020196293A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7010408B2 publication Critical patent/JP7010408B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21CMANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
    • B21C47/00Winding-up, coiling or winding-off metal wire, metal band or other flexible metal material characterised by features relevant to metal processing only
    • B21C47/02Winding-up or coiling
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21CMANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
    • B21C47/00Winding-up, coiling or winding-off metal wire, metal band or other flexible metal material characterised by features relevant to metal processing only
    • B21C47/02Winding-up or coiling
    • B21C47/04Winding-up or coiling on or in reels or drums, without using a moving guide
    • B21C47/06Winding-up or coiling on or in reels or drums, without using a moving guide with loaded rollers, bolts, or equivalent means holding the material on the reel or drum
    • B21C47/063Winding-up or coiling on or in reels or drums, without using a moving guide with loaded rollers, bolts, or equivalent means holding the material on the reel or drum with pressure rollers only
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21CMANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
    • B21C47/00Winding-up, coiling or winding-off metal wire, metal band or other flexible metal material characterised by features relevant to metal processing only
    • B21C47/28Drums or other coil-holders
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21CMANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
    • B21C47/00Winding-up, coiling or winding-off metal wire, metal band or other flexible metal material characterised by features relevant to metal processing only
    • B21C47/28Drums or other coil-holders
    • B21C47/30Drums or other coil-holders expansible or contractible
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/28Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)
  • Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、2019年3月22日に日本国に出願された特願2019-054469号に基づき、優先権を主張し、その内容をここに援用する。
本発明は、熱間圧延工程においてマンドレルにより熱間圧延鋼板を巻き取ってコイルを製造する製造装置及び製造方法に関する。
熱間圧延工程において仕上げ圧延後の熱間圧延鋼板は、仕上圧延機からコイラーまでをランアウトテーブルによって搬送される間に、冷却装置によって所定の温度まで冷却された後、コイラー(マンドレル)に巻き取られてコイル(熱延コイル)として製造される。
上述のように製造されるコイルは、一旦所定の巻き取り温度で巻き取られた後にコイルヤードに搬送され、常温に冷却された後、ユーザーに出荷、あるいは次工程へ搬送される。この時、出荷あるいは次工程に搬送されるコイルを加工するために巻き解くと、熱間圧延鋼板の平坦度が悪い場合がある。かかる場合、熱間圧延鋼板の通板性が悪く蛇行したり、加工や圧延が絞り等の問題を起こすため、その形状を矯正する必要がある。しかしながら、コイルの状態では熱間圧延鋼板の形状(平坦度)が分からないため、現状では平坦度不良のまま出荷ができない平坦度指定があるコイルは形状が良くても悪くても精整工程に搬送して矯正しているが、この場合コストが掛かる。そこで、形状の悪い熱間圧延鋼板だけを精整工程に搬送するため、コイルとして巻き取られた状態の熱間圧延鋼板の平坦度を予め基準値以内の平坦度に作り込むことが求められている。また、このように精整工程における形状矯正通板を削減する技術を構築することは、特にホットファイナル化をターゲットとしたコンベンショナルミル、ミニミル、薄スラブプロセスにおいて重要な技術である。
熱間圧延鋼板の形状を予測する方法として、例えば特許文献1には、熱間圧延鋼板(金属板)の残留応力を、座屈時に波形状として変換する応力成分と、座屈後も熱間圧延鋼板に残留する応力成分とに分離し、波形状に変換する応力成分を用いて熱間圧延鋼板の形状を予測する方法が開示されている。また、この形状予測方法では、仕上げ圧延後に生じた熱間圧延鋼板の波形状は、例えばコイラーに巻き取られる際に熱間圧延鋼板に作用する張力などによって矯正されるため、最終的には巻き取り時における熱間圧延鋼板の幅方向温度分布が残留応力として発生するとしている。さらに、このように予測される形状の予測結果に基づいて、例えばエッジヒータやエッジマスクで幅方向温度分布を制御することで、熱間圧延鋼板の平坦度を向上させることが図られている。
特許第4262142号公報
しかしながら、本発明者らが熱間圧延工程後の鋼板形状について詳細に調べたところ、特許文献1に開示されたように、熱間圧延鋼板の温度分布に起因する残留応力(伸びひずみ差)を用いて形状を予測しただけでは、解明できない平坦度悪化があることが分かった。そして、この形状予測結果に基づいて幅方向温度分布を制御するだけでは、熱間圧延鋼板の平坦度を十分に向上させることができないことも分かった。したがって、熱間圧延鋼板の平坦度を向上させるには改善の余地がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、熱間圧延工程においてマンドレルにより熱間圧延鋼板を巻き取ってコイルを製造するに際し、コイルにおける熱間圧延鋼板の平坦度を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明者らが鋭意検討を行った結果、熱間圧延工程後の熱間圧延鋼板の平坦度悪化のメカニズムが解明され、具体的に平坦度悪化は、温度要因と巻き締まり要因の2つの要因が組み合わさって発生することが明らかになった。1つ目の温度要因は、コイラー(マンドレル)に巻き取られる直前の熱間圧延鋼板における幅方向の不均一温度分布によって熱ひずみが生じ、この熱ひずみが伸びひずみ差(残留ひずみ)となる要因である。2つ目の巻き締まり要因は、例えば仕上げ圧延後の熱間圧延鋼板に生じるクラウンによって、コイラー(マンドレル)に巻き取られる際に熱間圧延鋼板に作用する張力が幅方向に不均一に分布し、さらに不均一張力分布での巻き締まりによってコイルの内周部が塑性変形して塑性ひずみが生じ、この塑性ひずみが伸びひずみ差(残留ひずみ)となる要因である。
2つの要因のうち、1つ目の温度要因は、例えば上述した特許文献1に開示された形状予測方法が一例であるが、従来より平坦度悪化の要因として考慮され、その対策が講じられているものである。一方、2つ目の巻き締まり要因は、冷延プロセスで生じる巻き締まりによる変形が熱延プロセスでも生じることを本発明者らが新たに見出したものである。
そして、本発明者らは巻き締まり要因による平坦度悪化についてさらに鋭意検討したところ、コイル内周部において熱間圧延鋼板に作用する不均一張力分布により、コイラーのマンドレルに作用する圧縮応力も幅方向に不均一に分布し、当該マンドレルの径縮小量が幅方向に不均一になることを見出した。具体的には、マンドレルの幅方向中央部の径縮小量は大きく、幅方向端部の径縮小量は小さくなる。そし、このように変形したマンドレルに巻き取られる熱間圧延鋼板には幅方向に周長差が生じ、当該熱間圧延鋼板の平坦度が悪化する。
本発明は、かかる知見に基づいてなされたものであり、熱間圧延工程においてマンドレルにより熱間圧延鋼板を巻き取ってコイルを製造する装置であって、前記マンドレルは軸方向の側面視において、軸方向の中央部が両端部より突出した凸形状を有し、前記中央部の周長と、当該中央部から500mm離れた位置での周長との差である周長差について、前記中央部の周長に対する前記周長差の比が0.0002~0.012であることを特徴としている。
上述したようにマンドレルで熱間圧延鋼板を巻き取る際、当該マンドレルの径縮小量が幅方向に不均一になった場合でも、本発明では、この不均一な径縮小量を見込んで、予めマンドレルを凸形状としているので、巻き締まり後のマンドレルを幅方向に均一な径にすることができる。したがって、マンドレルに巻き取られる熱間圧延鋼板に幅方向の周長差が生じるのを抑制して、熱間圧延鋼板の平坦度を向上させることができる。
前記中央部の周長に対する前記周長差の比が0.002~0.008であってもよい。
また、前記熱延コイルの製造装置において、前記凸形状は、台形形状又は多次関数の形状であってもよい。
さらに、別な観点による本発明は、前記製造装置を用いた熱延コイルの製造方法であって、未変態若しくは変態中、又は変態完了後で700℃以上の熱間圧延鋼板を前記マンドレルにより巻き取ってコイルを製造することを特徴としている。
本発明によれば、巻き締まり要因によるマンドレルの幅方向に不均一な径縮小量を見込んで、予めマンドレルを凸形状としているので、巻き締まり後のマンドレルを幅方向に均一な径にすることができる。したがって、マンドレルに巻き取られる熱間圧延鋼板に幅方向の周長差が生じるのを抑制して、熱間圧延鋼板の平坦度を向上させることができる。
熱間圧延設備の仕上圧延機以降の構成の概略を示す説明図である。 コイラーの構成の概略を示す説明図である。 マンドレルの構成の概略を示す、軸方向の断面視における説明図である。 マンドレルの構成の概略を示す、軸に直交する方向の断面視における説明図である。 耳波の程度を表す急峻度の定義を示す説明図である。 巻き締まり要因による平坦度悪化のメカニズムを説明する概念図である。 巻き締まり要因による平坦度悪化のメカニズムを説明する概念図であり、(a)はマンドレルの幅方向端部に作用する圧縮応力(ゼロ)を示し、(b)は幅方向端部と中央部の間に作用する圧縮応力(図中の矢印)を示し、(c)は幅方向中央部に作用する圧縮応力(図中の矢印)を示している。 圧縮応力によりマンドレルセグメントが変形する様子を示す説明図である。 圧縮応力によりマンドレルが変形した様子を示す説明図である。 本実施形態にかかるマンドレルの構成の概略を示す説明図である。 本実施形態にかかるマンドレルの凸形状を示す説明図である。 周長差比に対する熱間圧延鋼板の中波の急峻度を示すグラフである。 周長差比に対する熱間圧延鋼板の耳波の急峻度を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<熱間圧延設備>
まず、本発明に係る熱間圧延設備の構成について説明する。図1は、熱間圧延設備1の仕上圧延機2以降の構成の概略を示す説明図である。
熱間圧延設備1には、加熱炉(図示せず)から排出され粗圧延機(図示せず)で圧延された鋼板Hを所定の厚みに連続圧延する仕上圧延機2、仕上げ圧延後の鋼板H(以下、熱間圧延鋼板H)を所定温度まで冷却する冷却装置3、冷却された熱間圧延鋼板Hを巻き取るコイラー4が、熱間圧延鋼板Hの搬送方向にこの順で設けられている。仕上圧延機2とコイラー4との間には、熱間圧延鋼板Hを搬送するランアウトテーブル5が設けられている。そして、仕上圧延機2で圧延された熱間圧延鋼板Hは、ランアウトテーブル5上で搬送中に冷却装置3によって冷却された後、コイラー4に巻き取られてコイルCとして製造される。
なお、熱間圧延設備1の仕上圧延機2と冷却装置3の間には、仕上圧延機2で圧延された熱間圧延鋼板Hの板厚を測定する板厚計6が設けられている。板厚計6は、熱間圧延鋼板Hの幅方向の板厚分布を測定し、当該熱間圧延鋼板Hのクラウンを測定することができる。
図2は、コイラー4の構成の概略を示す説明図である。なお、図2の例は、コイラー4での巻き取り操業開始の状態を示している。コイラー4は、ピンチロール10、シュート11、マンドレル12、及びラッパーロール13を有している。
コイラー4では、熱間圧延鋼板Hをピンチロール10でマンドレル12の方向にベンディングし、シュート11を通過させる。ここで、熱間圧延鋼板Hの先端がマンドレル12に到達する前までは、ラッパーロール13は閉となっており(マンドレル12と接触)、互いに鋼板速度より数%増速した速度で回転しながら待機している。そして、熱間圧延鋼板Hがマンドレル12とラッパーロール13に到達すると、これらマンドレル12とラッパーロール13で熱間圧延鋼板Hを挟み込みながら巻き取る。マンドレル12は後述するようにシリンダー部24によってその径を拡大及び縮小することが可能で、コイルCにおいて熱間圧延鋼板Hが所定の巻き数だけ巻き取られると拡大を始め、拡大する力とコイルCが巻き締まる力が釣り合うところで径の拡大を停止し、ラッパーロール13は開となりコイルCから離れていく。
図3及び図4は、マンドレル12の構成の概略を示す説明図である。図3に示すようにマンドレル12は、セグメント式のものであり、マンドレルセグメント20、ウェッジ21、スライドロッド22、及びウェッジシャフト23を有している。これら構成部材のうち、スライドロッド22とウェッジシャフト23でシリンダー部24を構成している。このシリンダー部24でウェッジ21を摺動させることによって、ウェッジシャフト23に付けた勾配に沿ってマンドレルセグメント20が半径方向に拡大方向又は縮小方向に摺動する仕組みになっている。
また、図4に示すようにマンドレル12は、セグメントツバ部25とウェッジアゴ部26の間に隙間Aを持っており、回転すると遠心力で隙間Aが無くなり膨らむ機構となっている。なお、セグメント-ウェッジ部27は、マンドレルセグメント20とウェッジ21の一組を備え、4組のセグメント-ウェッジ部27でマンドレル12を構成している。
<平坦度悪化のメカニズム>
本発明は、以上の構成の熱間圧延設備で製造されるコイルにおいて、熱間圧延鋼板の平坦度を向上させるものである。熱間圧延鋼板の巻き取り温度は、材質によって異なるがおよそ100~800℃までの範囲であり、熱間圧延設備で製造されたコイルはコイルヤードに搬送され、常温まで冷却された後、巻き解かれる。本発明で向上させる平坦度は、このコイルを巻き解いた熱間圧延鋼板の平坦度(より詳細には、後述するように巻き締まり要因による熱間圧延鋼板の平坦度)であって、かかる場合、熱間圧延鋼板の幅方向端部には耳波と呼ばれる波状の面外変形が生じている。ここで、多くの熱間圧延鋼板において起きる平坦度悪化は耳波であり、本発明は、この耳波を改善することを意図している。
なお、図5は、耳波の程度を表す急峻度の定義を示す説明図である。急峻度λは、熱間圧延鋼板の幅方向端部の波高さHを波のピッチLで割り、さらに100倍して、パーセント表示で表す。また、急峻度λは、伸びひずみ差Δεを用いて下記式(1)で表される。なお、この急峻度の定義は、熱間圧延鋼板の幅方向中央部に生じる中波にも適用される。
Figure 0007010408000001
そして、本発明者らが鋭意検討を行い、熱間圧延工程後の熱間圧延鋼板の平坦度悪化のメカニズムを解明した。すなわち、平坦度悪化は、熱間圧延鋼板における幅方向の不均一温度分布で熱ひずみが生じる温度要因と、コイラー巻き取り時に生じる幅方向の不均一張力分布での巻き締まりによってコイル内周部が塑性変形する巻き締まり要因との、2つの要因が組み合わさって発生することが明らかになった。以下、これら2つの要因について説明する。
(温度要因)
1つ目の温度要因による平坦度悪化について説明する。コイラーに巻き取られる直前の熱間圧延鋼板には、幅方向の不均一温度分布によって熱ひずみが生じる。この熱ひずみが伸びひずみ差(残留ひずみ)となって、熱間圧延鋼板の平坦度悪化(形状悪化)となる。
温度要因による平坦度悪化は、従来より知られているものであり、例えば上述した特許文献1や公知文献(2004年9月 日本鉄鋼協会 第148回秋季講演大会「熱延鋼板冷却後の平坦度予測手法の検討」明石ら)などに開示されている。すなわち、仕上圧延機で仕上げ圧延された熱間圧延鋼板がランアウトテーブル上で搬送中に冷却装置によって冷却される際、幅方向の不均一温度分布によって伸びひずみ差が生じる。しかしこの伸びひずみ差は、熱間圧延鋼板が下ピンチロールを通過する前後で次のような矯正作用により、ほぼ伸びひずみ差は0となる。例えば巻き取り直前のコイラーによる張力が付与された状態の熱間圧延鋼板は下ピンチロール直前までは通板方向曲率半径無限大で通板されるが、通過する際下ピンチロールに張力が付与されながら巻き付く(面接触する)ため、強制的に下ピンチロール半径で曲げ変形が加わり、通過後はまた通板方向曲率半径無限大となることで矯正される。そして、その巻き取り時における熱間圧延鋼板の幅方向温度分布が、コイルの巻き解き時において常温に下げられる際に、熱間圧延鋼板に伸びひずみ差が生じ、平坦度が悪化する。
(巻き締まり要因)
2つ目の巻き締まり要因による平坦度悪化について説明する。例えば仕上げ圧延後の熱間圧延鋼板に生じるクラウンによって、コイラーに巻き取られる際に熱間圧延鋼板に作用する張力が幅方向に不均一に分布するが、この不均一張力分布での巻き締まりによってコイルの内周部が塑性変形して塑性ひずみが生じる。この塑性ひずみが伸びひずみ差(残留ひずみ)となって、熱間圧延鋼板の平坦度悪化(形状悪化)となる。
次に、巻き締まり要因による平坦度悪化のメカニズムについて、図6及び図7を用いて詳細に説明する。具体的には、下記(A)~(D)の現象により平坦度悪化が生じる。なお、図6及び図7において、符号Tは引張応力を示し、Sは圧縮応力を示している。また、図7において、(a)はマンドレルの幅方向端部に作用する圧縮応力(ゼロ)を示し、(b)は幅方向端部と中央部の間に作用する圧縮応力(図中の矢印)を示し、(c)は幅方向中央部に作用する圧縮応力(図中の矢印)を示している。
(A)まず、コイラー4で熱間圧延鋼板Hを一定張力で巻き取ると、図6及び図7に示すようにコイルCの表面における熱間圧延鋼板Hには引張応力Tが作用するが、マンドレル12近傍のコイルCの内周部における熱間圧延鋼板Hには圧縮応力Sが作用する。
(B)また、一般的な熱間圧延鋼板Hは、幅方向中央部が凸型となるようなクラウンを有している。このようなクラウンを有する熱間圧延鋼板Hに、さらにクラウンを有する別の熱間圧延鋼板Hが巻き重ねられると、内側の熱間圧延鋼板Hの中央部と外側の熱間圧延鋼板Hの中央部が接触する。このため、コイルCの内周部において幅方向中央部には端部に比べ、より大きな圧縮応力Sが作用する。
(C)実操業では、マンドレル12は待機径で熱間圧延鋼板Hが搬送されるのを待っており、所定の巻き数だけ熱間圧延鋼板Hが巻き付くと、さらに拡大(過拡大)させることになる。そして、マンドレル12を拡大しようとするシリンダー部24の押し力と、コイルCからの面圧とが釣り合った時点でその拡大は止まり、マンドレル12は一定径を保持することになる。しかしながら、実際には、熱間圧延鋼板Hの巻き取り時の張力、熱間圧延鋼板Hの板厚、熱間圧延鋼板H間の摩擦力等の影響で巻き締まり力が過大になり、シリンダー部24の押し力が負けて、マンドレル12の径は巻き締まりが完了した時点から徐々に縮小していく。このようなマンドレル12の径縮小によって、本来マンドレル12が受けるべき圧縮の巻き締まり力を、コイルCの内周部の熱間圧延鋼板Hが受け持たざるを得ない状況となる。
(D)以上のような現象が重なると、コイルCの内周部において、特に幅方向中央部で通板方向(円周方向)の圧縮応力Sが大きくなり、その結果としてマンドレル12の表面に作用する径方向の圧縮応力Sが大きくなる。図4に示したようにマンドレル12は4つのマンドレルセグメント20(セグメント-ウェッジ部27)を有するが、図7に示すようにこれらマンドレルセグメント20に均等に径方向の圧縮応力Sが作用する。そうすると、図8に示すようにマンドレルセグメント20が片持ち梁の状態になっているため、当該マンドレルセグメント20が変形して(図中の点線)、径方向の圧縮応力Sを均一に受けることができなくなる。さらに図7に示すように径方向に発生した圧縮応力Sは幅方向中央部に比べて端部が小さくなるので、マンドレルセグメント20のたわみ量も幅方向中央部に比べて端部が小さくなる。その結果、図9に示すように見かけ上、マンドレル12には幅方向に幾何学的な周長差が発生し、そのマンドレル12の径は幅方向中央部が端部よりも小さくなる。そして、このように変形した状態のマンドレル12に熱間圧延鋼板Hがコイル状に巻き取られる。かかる巻き取りは熱間状態での操業であることから、幅方向中央部に圧縮塑性変形、変態塑性による変形やクリープ変形が発生して形状が凍結される。こうして、熱間圧延鋼板Hに平坦度悪化(耳波)が発生する。
<本実施形態における平坦度向上方法>
以上が熱間圧延鋼板の平坦度悪化のメカニズムであり、本発明者らは、平坦度悪化が、温度要因と巻き締まり要因が組み合わさって発生することを見出した。ここで、上述したように温度要因による平坦度悪化は、従来より知られているものであり、その対策も講じられている。具体的には、例えば仕上圧延機前に設置したエッジヒータや、冷却装置に設置したエッジマスクを用いて、幅方向温度分布が均一になるように制御することで、熱間圧延鋼板の平坦度を向上させることが可能となる。そこで、本発明では、巻き締まり要因によって悪化する熱間圧延鋼板の平坦度を向上させる。
上述したように巻き締まり要因により、マンドレルには幅方向に周長差が生じる。そこで、本発明者らは、予めマンドレルに凸形状のプロフィールを付与することで、巻き締まり要因による周長差を低減することとした。そして、このようにマンドレルの周長差を低減することで、当該マンドレルに巻き取られたコイルの内周部において、熱間圧延鋼板の平坦度を向上させる。具体的には、マンドレルを凸形状にすることで、熱間圧延鋼板の幅方向中央部にあえて中波を発生させ、これにより耳波を改善して、熱間圧延鋼板の平坦度を向上させる。なお、コイルの内周部とは、熱間圧延鋼板の先端から200mの範囲であり、従来熱間圧延鋼板の平坦度が悪化していた範囲である。実操業では経験上、この先端から200m以降の範囲においては、コイルに巻き取られた熱間圧延鋼板の形状は平坦になる。これは、熱間圧延鋼板の先端がマンドレルに到達すると当該熱間圧延鋼板に張力が発生し、形状が矯正されるためであると推察される。
図10は、本実施形態にかかるマンドレルの構成の概略を示す説明図である。マンドレルは軸方向の側面視において、幅方向中央部が両端部より突出した凸形状を有する。また、図10には、この凸形状のプロフィールを決定するパラメータ基準半径r、評価半径r、半径差Δrを図示している。基準半径rは、幅方向中央部(基準位置)における半径である。評価半径rは、中央部から500mmの位置(評価位置)における半径である。半径差Δrは、基準半径rと評価半径r差(Δr=r-r)である。そして、図10の例では凸形状は台形形状であり、側面視において、中央部から250mmの位置までが平坦であり、その250mmの位置から端部にかけて径が縮小していている。なお、本発明における中央部から所定距離離れた位置、すなわち評価位置は、中央部から500mm離れた位置である。
なお、図11に示すように凸形状は台形形状に限定されず、例えば2次関数の形状、3次元関数の形状、4次元関数の形状であってもよい。図11の横軸は幅方向中央部からの位置を示している。縦軸は、半径差Δrに対する、幅方向中央部からの所定位置における半径rと評価半径rとの差(r-r)の比であり、具体的には(r-r)/Δrで算出される無次元半径差である。
本発明者らは、この凸形状の具体的なプロフィールを決定するにあたり、実験を行った。本実験では、板厚が3mm、板幅が1200mmであって、クラウンのないフラットな熱間圧延鋼板を、マンドレルによりコイル状に巻き取った。この際、巻き取り時の張力は20MPとし、巻き数は100巻きとした。そして、マンドレルの凸形状を台形形状とし、その周長差比であるΔr/rを0.0002<Δr/r<0.08の範囲で変動させて熱間圧延鋼板の代表点における急峻度を測定した。マンドレルの周長差比は、基準位置(幅方向中央部)の周長と評価位置(500mm位置)の周長の差を、基準位置の周長を除したものであり、具体的には周長と半径が比例関係にあることからΔr/rで算出する。また、マンドレルの周長差比は、熱間圧延鋼板の伸びひずみ差の比であるともいえる。
図12は、周長差比に対する熱間圧延鋼板の中波の急峻度を示すグラフである。図12の横軸は、周長差比を示している。縦軸は、コイルの最内周において熱間圧延鋼板に生じる中波の急峻度を示している。周長差比が0.0002から0.08に変化するに従い、中波の急峻度が0.8%から16%に増加することが分かる。したがって、マンドレルの周長差比を大きくすると、熱間圧延鋼板に発生する中波を大きくすることができ、結果的に耳波を改善して、熱間圧延鋼板の平坦度を向上させることができる。
図13は、周長差比に対する熱間圧延鋼板の耳波の急峻度を示すグラフである。図13の横軸は、周長差比を示している。縦軸は、コイルの最内周において熱間圧延鋼板に生じる耳波の急峻度を示している。ここで、従来のように周長差比が0(ゼロ)の場合、これまでの実績から、熱間圧延鋼板に生じる耳波の急峻度は3%となる。図13においても、周長差比が0(ゼロ)の場合の耳波急峻度は3%に示されている。一方、製品として熱間圧延鋼板が十分に平坦化されているといえる急峻度は2%以下となる。そこで、急峻度を-2%から2%となる範囲にするため、図13のグラフより周長差比Δr/rcは、0.0002<Δr/rc<0.012(図中の網掛部分)にするのが良い。なお、周長差比0.0002は耳波急峻度2%に対応し、周長差比0.012は耳波急峻度-2%に対応している。
また、製品として熱間圧延鋼板がより平坦化されていることが望ましいとの観点から、例えば急峻度を-1.8%から1.8%となる範囲にするため、図13のグラフより周長差比Δr/rcは、0.001<Δr/rc<0.010としても良く、より好ましくは、急峻度を-1.5%から1.5%となる範囲にするため、0.002<Δr/rc<0.008としても良い。
さらに本発明者らは、凸形状は本実験のように台形形状に限らず、他の2次関数の形状、3次元関数の形状、4次元関数の形状であっても、周長差比Δr/rcを0.0002<Δr/rc<0.012とすると、上記効果と同様の効果を享受できることを確認している。
なお、上述したように平坦度悪化の要因には、巻き締まり要因の他に温度要因もあるが、本実験においては、この温度要因による平坦度悪化は、例えばエッジヒータやエッジマスクを用いて改善されていることを前提としている。
以上のように、マンドレルを凸形状にすると、熱間圧延鋼板の平坦度を向上させることができ、さらに周長差比Δr/rcを0.0002<Δr/rc<0.012とすると、熱間圧延鋼板の平坦度を-2%から2%の範囲内にして、より向上させることができる。そして、コイルを精整工程に搬送して形状を矯正する必要がないレベルにまで平坦度を向上させることでき、その結果、製造コストを低廉化できるとともに、製造期間を安定化して短縮化することができる。また、精整工程で熱間圧延鋼板の表面に発生する疵を抑制して、製品の歩留まりを向上させることも可能となる。
<対象とする熱間圧延鋼板>
上述した本発明における平坦度向上方法は、マンドレルによって巻き取られる熱間圧延鋼板が未変態又は変態中の場合に特に有用である。例えば変態が終了した後に熱間圧延鋼板を巻き取ると、当該熱間圧延鋼板の形状は巻き取り時以上に悪化することはない。一方、マンドレルに巻き取られる熱間圧延鋼板が未変態又は変態中であれば、当該熱間圧延鋼板はさらに変形する可能性がある。この点、本発明のように、予めマンドレルを凸形状にしておくと、熱間圧延鋼板が未変態又は変態中であっても、当該熱間圧延鋼板の平坦度を向上させることができる。
また、例えば変態完了後で700℃以上の高温で熱間圧延鋼板を巻き取ると、クリープ現象により、当該熱間圧延鋼板が変形する場合がある。したがって、本発明の平坦度向上方法は、このような高温巻き取り時にクリープ現象が生じる場合にも有用である。
また、本発明の平坦度向上方法を適用する熱間圧延鋼板の寸法は特に限定されるものではないが、例えば、板厚が1.4mm~6.0mm、板幅が600mm~1800mmである熱間圧延鋼板に有用である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、熱間圧延工程においてマンドレルにより熱間圧延鋼板を巻き取ってコイルを製造する際に有用である。
1 熱間圧延設備
2 仕上圧延機
3 冷却装置
4 コイラー
5 ランアウトテーブル
6 板厚計
10 ピンチロール
11 シュート
12 マンドレル
13 ラッパーロール
20 マンドレルセグメント
21 ウェッジ
22 スライドロッド
23 ウェッジシャフト
24 シリンダー部
25 セグメントツバ部
26 ウェッジアゴ部
27 セグメント-ウェッジ部
C コイル
H 熱間圧延鋼板

Claims (4)

  1. 熱間圧延工程においてマンドレルにより熱間圧延鋼板を巻き取ってコイルを製造する装置であって、
    前記マンドレルは軸方向の側面視において、軸方向の中央部が両端部より突出した凸形状を有し、
    前記中央部の周長と、当該中央部から500mm離れた位置での周長との差である周長差について、前記中央部の周長に対する前記周長差の比が0.0002~0.012であることを特徴とする、熱延コイルの製造装置。
  2. 前記中央部の周長に対する前記周長差の比が0.002~0.008であることを特徴とする、ことを特徴とする、請求項に記載の熱延コイルの製造装置。
  3. 前記凸形状は、台形形状又は多次関数の形状であることを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項に記載の熱延コイルの製造装置。
  4. 請求項1~のいずれか一項に記載の製造装置を用いた熱延コイルの製造方法であって、
    未変態若しくは変態中、又は変態完了後で700℃以上の熱間圧延鋼板を前記マンドレルにより巻き取ってコイルを製造することを特徴とする、熱延コイルの製造方法。
JP2021509323A 2019-03-22 2020-03-19 熱延コイルの製造装置及び製造方法 Active JP7010408B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019054469 2019-03-22
JP2019054469 2019-03-22
PCT/JP2020/012373 WO2020196293A1 (ja) 2019-03-22 2020-03-19 熱延コイルの製造装置及び製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020196293A1 JPWO2020196293A1 (ja) 2021-10-21
JP7010408B2 true JP7010408B2 (ja) 2022-01-26

Family

ID=72609390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021509323A Active JP7010408B2 (ja) 2019-03-22 2020-03-19 熱延コイルの製造装置及び製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11697144B2 (ja)
JP (1) JP7010408B2 (ja)
CN (1) CN113597348A (ja)
MX (1) MX2021011080A (ja)
WO (1) WO2020196293A1 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004520162A (ja) 2000-12-04 2004-07-08 アルキャン・インターナショナル・リミテッド アルミニウムストリップの貯蔵と輸送
JP2019018209A (ja) 2017-07-11 2019-02-07 新日鐵住金株式会社 熱延鋼板の平坦度予測方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3122337A (en) * 1961-08-07 1964-02-25 American Brake Shoe Co Rolling mill drum
JPS5931827A (ja) * 1982-08-13 1984-02-21 Nippon Steel Corp 超深絞り用焼付硬化性鋼板の製造方法
JPS63243226A (ja) * 1987-03-31 1988-10-11 Kawasaki Steel Corp 耐2次加工脆性に優れた超深絞り用冷延鋼板の製造方法
JPH0957344A (ja) * 1995-08-21 1997-03-04 Nippon Steel Corp 鋼帯の巻き取り方法
JPH0976012A (ja) * 1995-09-13 1997-03-25 Nippon Steel Corp 鋼帯の巻き取り方法
WO1997033706A1 (fr) * 1996-03-15 1997-09-18 Kawasaki Steel Corporation Feuille d'acier ultrafine et procede pour la fabriquer
JPH10128445A (ja) * 1996-10-21 1998-05-19 Kobe Steel Ltd コイル巻取り用マンドレル
JP4262142B2 (ja) 2003-10-28 2009-05-13 新日本製鐵株式会社 金属板の形状予測方法及び金属板の製造方法
CN202185484U (zh) * 2011-06-28 2012-04-11 马鞍山钢铁股份有限公司 一种csp生产线卷取机助卷辊
CN202270775U (zh) * 2011-10-25 2012-06-13 武汉钢铁(集团)公司 卷筒精密加工工装
CN204602884U (zh) * 2015-04-03 2015-09-02 甘肃酒钢集团宏兴钢铁股份有限公司 酸轧机组开卷机芯轴锥形套筒装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004520162A (ja) 2000-12-04 2004-07-08 アルキャン・インターナショナル・リミテッド アルミニウムストリップの貯蔵と輸送
JP2019018209A (ja) 2017-07-11 2019-02-07 新日鐵住金株式会社 熱延鋼板の平坦度予測方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN113597348A (zh) 2021-11-02
US20220152679A1 (en) 2022-05-19
US11697144B2 (en) 2023-07-11
MX2021011080A (es) 2021-10-22
JPWO2020196293A1 (ja) 2021-10-21
WO2020196293A1 (ja) 2020-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1153673B1 (en) Metal plate flatness controlling method
US8322178B2 (en) Method for performing temper rolling on steel strip and method for manufacturing high tensile-strength cold rolled steel sheet
JP6720894B2 (ja) 鋼板の冷却方法および鋼板の冷却装置ならびに鋼板の製造方法
JP2007216246A (ja) 熱間圧延における金属帯の形状制御方法
JP6939161B2 (ja) 熱延鋼板の平坦度予測方法
JP7010408B2 (ja) 熱延コイルの製造装置及び製造方法
JP7226402B2 (ja) 金属帯の圧延制御方法、圧延制御装置、及び製造方法
JP7225880B2 (ja) 熱延コイルの製造方法
JP2002045908A (ja) 金属板の平坦度制御方法及び装置
Mazur et al. Regulating the coil stress by adjusting the rigidity of the winding drum
JP2022146611A (ja) 熱延コイルの製造方法
JP2022146631A (ja) 熱延コイルの製造方法
Mazur et al. Stability loss and defects in coils of cold-rolled strip
Mazur Preventing surface defects in the uncoiling of thin steel sheet
US8122749B2 (en) Mandrel mill and process for manufacturing a seamless pipe
JP5862248B2 (ja) 金属帯の圧延方法
JP4319919B2 (ja) 熱延鋼板の製造方法およびその巻取り装置
JP5929328B2 (ja) 金属帯の圧延方法
JP3901101B2 (ja) 高炭素ブライト鋼板の製造方法
JP7180477B2 (ja) 熱延コイルの製造方法
WO2016035505A1 (ja) 調質圧延機の制御装置及び制御方法
JP5383141B2 (ja) 熱延巻き取り後のコイル冷却方法
JP6152835B2 (ja) 鋼帯の調質圧延設備および調質圧延方法
JPH10263606A (ja) 表面疵の少ない熱延鋼板の製造方法
US1866310A (en) Metal coiling

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210713

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210713

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20210713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211227