JP7005452B2 - 磁気記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、磁気記憶装置に関する。
磁性層を用いた磁気記憶装置がある。磁気記憶装置において、安定した動作が望まれる。
特許第6089081号公報
本発明の実施形態は、安定した動作が可能な磁気記憶装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、磁気記憶装置は、第1積層体及び制御部を含む。前記第1積層体は、第1磁性層と、第1対向磁性層と、前記第1磁性層と前記第1対向磁性層との間に設けられた非磁性の第1中間層と、を含む。前記制御部は、前記第1磁性層及び前記第1対向磁性層と電気的に接続される。前記制御部は、前記第1積層体に第1定電流期間を含む第1パルス電流を供給する第1動作を実施可能である。前記第1パルス電流の前記供給の前における前記第1積層体の第1電気抵抗は、前記第1パルス電流の前記供給の後における前記第1積層体の第2電気抵抗とは異なる。
図1は、第1実施形態に係る磁気記憶装置を例示する模式的斜視図である。 図2(a)~図2(c)は、第1実施形態に係る磁気記憶装置の動作を例示するグラフ図である。 図3(a)~図3(d)は、第1実施形態に係る磁気記憶装置の動作を例示する模式図である。 図4は、第1実施形態に係る磁気記憶装置の動作を例示する模式的斜視図である。 図5(a)及び図5(b)は、第1実施形態に係る磁気記憶装置を例示する模式的斜視図である。 図6(a)及び図6(b)は、第2実施形態に係る磁気記憶装置を例示する模式図である。 図7は、実施形態に係る磁気記憶装置を例示する模式的斜視図である。 図8は、実施形態に係る磁気記憶装置を例示する模式的斜視図である。 図9は、実施形態に係る磁気記憶装置を例示する模式的斜視図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る磁気記憶装置を例示する模式的斜視図である。
図1に示すように、実施形態に係る磁気記憶装置110は、第1積層体SB1及び制御部70を含む。この例では、第1導電層21、第1トランジスタTr1、及び、磁性部(第1磁性部51及び第2磁性部52)が設けられている。
第1積層体SB1は、第1磁性層11、第1対向磁性層11c、及び、第1中間層11nを含む。第1中間層11nは、第1磁性層11と第1対向磁性層11cとの間に設けられる。第1中間層は、非磁性である。第1磁性層11及び第1対向磁性層11cは、例えば、強磁性である。第1磁性層11と第1中間層11nとの間に、別の層が挿入されても良い。第1対向磁性層11cと第1中間層11nとの間に、別の層が挿入されても良い。
制御部70は、第1積層体SB1と電気的に接続される。1つの例において、制御部70は、定電流源75を含む。
例えば、第1導電層21は、第1部分21a、第2部分21b、及び、第3部分21cを含む。第3部分21cは、第1部分21aと第2部分21bとの間に設けられる。第1部分21a、第2部分21b、及び、第3部分21cは、互いに連続している。
例えば、第3部分21cと第1磁性層11との間に、第1対向磁性層11cが設けられる。第1導電層21は、第1対向磁性層11cと電気的に接続される。1つの例において、第1導電層21(第3部分21c)は、第1対向磁性層11cと接する。
第1導電層21が設けられる場合、制御部70は、第1導電層21と電気的に接続される。この例では、制御部70は、配線70aにより第1部分21aと電気的に接続される。制御部70は、配線70bにより第2部分21bと電気的に接続される。配線70a及び配線70bの少なくともいずれかにトランジスタなどのスイッチが設けられても良い。
第1トランジスタTr1は、第1磁性層11と電気的に接続される。この例では、配線71により、第1トランジスタTr1と第1磁性層11とが電気的に接続される。
第1トランジスタTr1は、第1ゲートTg1、第1ソースTs1及び第1ドレインTd1を含む。例えば、第1ドレインTd1が、第1磁性層11と電気的に接続される。第1ソースTs1は、定電流源75に電気的に接続される。第1ゲートTg1は、制御部70に電気的に接続される。
第1トランジスタTr1が設けられる場合、制御部70は、第1トランジスタTr1、及び、第1対向磁性層11c(第1導電層21が設けられる場合は、第1導電層21)と電気的に接続される。
第1対向磁性層11cから第1磁性層11への第1方向をZ軸方向とする。Z軸方向に対して垂直な1つの方向をX軸方向とする。Z軸方向及びX軸方向に対して垂直な方向をY軸方向とする。
第1導電層21において、第1部分21aから第2部分21bへの第2方向は、第1方向と交差する。この例では、第2方向は、X軸方向である。例えば、第1導電層21は、X軸方向に沿って延びる。
第1積層体SB1は、例えば、1つのメモリセルに対応する。後述するように、複数の積層体が設けられても良い。1つまたは複数の積層体と、第1導電層21と、により、第1メモリ部MP1が得られる。複数のメモリ部が設けられても良い。
以下では、1つの積層体SB1における動作の例について説明する。
制御部70は、第1動作OP1を実施可能である。第1動作OP1において、制御部70は、第1積層体SB1に定電流期間を含む第1パルス電流Ip1を供給する。例えば、第1パルス電流Ip1の供給の前における第1積層体SB1の第1電気抵抗は、第1パルス電流Ip1の供給の後における第1積層体SB1の第2電気抵抗とは異なる。例えば、上記の第1電気抵抗は、上記の第2電気抵抗よりも高い。
電気抵抗の変化は、例えば、磁気抵抗効果に基づく。第1積層体SB1は、例えば、MTJ(Magnetic Tunnel Junction)素子である。高抵抗及び低抵抗が、1bitの情報に対応する。
例えば、第1磁性層11は、磁化11Mを有する。第1対向磁性層11cは、磁化11cMを有する。1つの例において、第1磁性層11の磁化11Mは、第1方向と第2方向とを含む平面(Z-X平面)と交差する。磁化11Mは、例えば、Y軸方向の成分を有する。磁化11Mは、Y軸方向に沿っても良い。例えば、第1対向磁性層11cの磁化11cMは、第1磁性層11の磁化11Mに対して、「平行」または「反平行」に変化可能である。「平行」において、磁化11cMは、磁化11Mと同じ向きの成分を含む。「反平行」において、磁化11cMは、磁化11Mと逆向きの成分を含む。
例えば、「反平行」における第1磁性層11と第1対向磁性層11cとの間の電気抵抗は、「平行」における第1磁性層11と第1対向磁性層11cとの間の電気抵抗よりも高い。
例えば、第1動作OP1において、第1パルス電流Ip1の供給の前の状態は、「反平行」の状態に対応する。第1パルス電流Ip1の供給の後の状態は、例えば、「平行」の状態に対応する。
例えば、第1積層体SB1に、磁界Heffが印加される。磁界Heffは、第1対向磁性層11cから第1磁性層11に向かう方向(第1方向)と交差する成分を含む。この例では、磁界Heffは、X軸方向の成分を含む。例えば、磁性部(第1磁性部51及び第2磁性部52の少なくともいずれか)は、第1積層体SB1に磁界Heffを印加可能である。この例では、第1磁性部51と第2磁性部52との間に、第1積層体SB1(及び第1導電層21)が設けられる。第1磁性部51と第2磁性部52との間に磁界Heffが生じる。磁性部は、磁気記憶装置110に含まれても良い。磁性部は、磁気記憶装置110とは別に設けられても良い。磁性部として、第1磁性部51及び第2磁性部52の少なくともいずれかが設けられても良い。
第1対向磁性層11cの磁化11cMは、安定な2つの状態(第1状態及び第2状態)を含むと考えられる。例えば、第1状態は、「反平行」であり、第2状態は、「平行」である。第1状態と第2状態との間に、ポテンシャル障壁がある。初期状態が、第1状態であるときに、第1積層体SB1にしきい値以上の電圧が印加されると、これらの2つの状態の間のポテンシャル障壁が下がると考えられる。第1対向磁性層11cに上記の磁界Heffが印加されていると、第1対向磁性層11cの磁化11cMが歳差運動する。これにより、磁化11cMは、第1状態から第2状態に移行する。このとき、上記の電圧をさらに印加し続けると、第2状態から第1状態に戻る移行が生じると考えられる。この場合、電圧の印加時間により、得られる状態が変化し、安定的に第2状態を得ることが難しい。
実施形態においては、上記のように、制御部70が第1積層体SB1に供給する第1パルス電流は、定電流期間(定電流状態)を含む。これにより、第1状態から第2状態に移行した後に、第1状態に戻ることが抑制できる。これにより、安定した動作が可能な磁気記憶装置が提供できる。
以下、この特性の例について説明する。
図2(a)~図2(c)は、第1実施形態に係る磁気記憶装置の動作を例示するグラフ図である。
図2(a)~図2(c)は、の横軸は、時間tmである。図2(a)の縦軸は、第1パルス電流Ip1における電流の大きさIp1aに対応する。図2(b)の縦軸は、第1磁性層11と第1対向磁性層11cとの間の電位差Va(素子電圧)に対応する。図2(c)の縦軸は、第1磁性層11と第1対向磁性層11cとの間の電気抵抗Rmに対応する。電気抵抗Rmは、第1積層体SB1の電気抵抗に対応する。
図2(a)に示すように、第1パルス電流Ip1の大きさIp1a(電流の大きさ)は、第1時刻t1と第2時刻t2との間で、第1電流値Ic1から第2電流値Ic2に向けて変化する。第2時刻t2は、第1時刻t1の後である。第1時刻t1と第2時刻t2との間の期間は、第1パルス電流Ip1の立ち上がり期間である。
第1パルス電流Ip1の大きさIp1aは、第2時刻t2と第3時刻t3との間において、実質的に一定である。第3時刻t3は、第2時刻の後である。第2時刻t2と第3時刻t3との間の期間は、第1パルス電流Ip1の定電流期間(第1定電流期間)である。第2時刻t2と第3時刻t3と間において、種々の要因により、第1パルス電流Ip1の大きさIp1aは、わずかに変動しても良い。第2時刻t2と第3時刻t3との間における、第1パルス電流Ip1の大きさIp1aの平均値を、第2電流値Ic2としても良い。
第1パルス電流Ip1の大きさIp1aは、第3時刻t3と第4時刻t4との間で、第2電流値Ic2から第1電流値Ic1に変化する。第4時刻t4は、第3時刻t3の後である。第3時刻t3と第4時刻t4との間の期間は、第1パルス電流Ip1の立ち下がり期間である。
このように、定電流の第1パルス電流Ip1は、立ち上がり期間、立ち下がり期間、及び、定電流期間(第1定電流期間)を含む。
1つの例において、第2時刻t2と第3時刻t3との間(定電流期間)における、第1パルス電流Ip1の大きさIp1aと、第2電流値Ic2(例えば、平均値)と、の差(第1差)の絶対値は、第1電流値Ic1と第2電流値Ic2との差(第2差)の絶対値の1/10以下である。別の例において、第1差の絶対値は、第2差の絶対値の1/50以下でも良い。定電流期間における第1パルス電流Ip1の大きさIp1aは、負荷(例えば第1積層体SB1)の電気抵抗が変化しても、実質的に変化しない。
図2(c)は、このような第1パルス電流Ip1が第1積層体SB1に供給されたときの第1積層体SB1の電気抵抗Rmの変化を示している。第1時刻t1よりも前の電気抵抗Rmを第1電気抵抗R1とする。第4時刻t4よりも後の電気抵抗Rmを第2電気抵抗R2とする。第1中間抵抗R31及び第2中間抵抗R32を以下のように定める。R31=R1-0.1×(R1-R2)とする。R32=R2+0.1×(R1-R2)とする。電気抵抗Rmが第1電気抵抗R1から第2電気抵抗R2へ向かって変化するときに、電気抵抗Rmが第1中間抵抗R31となる時刻を第5時刻t5とする。電気抵抗Rmが第1電気抵抗R1から第2電気抵抗R2へ向かって変化するときに、電気抵抗Rmが第2中間抵抗R32になる時刻を第6時刻t6とする。
第1積層体SB1の電気抵抗Rmは、第5時刻t5から第6時刻t6との間において、第1電気抵抗R1から第2電気抵抗R2に向けて急激に変化する。第5時刻t5は、第2時刻t2と第3時刻t3との間である。第6時刻t6は、第5時刻t5と第3時刻t3との間である。
第1電気抵抗R1は、第1状態ST1に対応する。第2電気抵抗R2は、第2状態ST2に対応する。
例えば、定電流期間を有する第1パルス電流Ip1ではなく、しきい値以上の定電圧のパルス電圧が第1積層体SB1に印加される参考例が考えられる。この参考例においては、第1電気抵抗R1から第2電気抵抗R2に移行した後、その電圧が印加され続けると、第2電気抵抗R2から第1電気抵抗R1へ向けて、電気抵抗Rmが変化する。例えば、第1電気抵抗R1から第2電気抵抗R2への移行のための時間(例えば、第1時刻t1と第5時刻t5との間の時間)の1.5倍よりも、電圧の印加時間が長くなると、第2電気抵抗R2から第1電気抵抗R1への移行が生じ易くなる。
これに対して、実施形態においては、第1パルス電流Ip1において、第2時刻t2と第3時刻t3との間の期間において、定電流が供給されている。第5時刻t5において、第2電気抵抗R2に移行する(例えば「平行」状態)と、第1積層体SB1に加わる電圧の絶対値が低くなる。このため、第2電気抵抗R2から第1電気抵抗R1に戻ることが抑制されると考えられる。
図2(b)に示す第1電圧V1は、第2電流値Ic2と第1電気抵抗R1との積に対応する。図2(b)に示す第2電圧V2は、第2電流値Ic2と第2電気抵抗R2との積に対応する。
図2(b)に示すように、第5時刻t5における電位差Vaを電位差V4とする。図2(b)に示すように、第6時刻t6における電位差Vaを電位差V5とする。電位差Vaは、第5時刻t5から第6時刻t6との間において、電位差V4から電位差V5に急激に変化する。既に説明したように、第5時刻t5は、第2時刻t2と第3時刻t3との間である。既に説明したように、第6時刻t6は、第5時刻t5と第3時刻t3との間である。第2電圧V2の絶対値は、第1電圧V1の絶対値よりも小さい。
このように、実施形態においては、第1パルス電流Ip1が定電流期間を含むため、第1状態ST1から第2状態ST2への移行(スイッチング)に応じて、第1積層体SB1に加わる電圧が変化する。電圧の絶対値が減少することで、第1状態へ戻る現象が抑制される。これにより、安定した動作が可能な磁気記憶装置が提供できる。
図2(b)に示すように、第1積層体SB1に加わる電圧(電位差Va)の絶対値がスイッチングにより低下する。例えば、素子電圧(電位差Va)は、第1時刻t1よりも前において第3電圧V3である。素子電圧(電位差Va)は、第4時刻t4よりも後において第3電圧V3である。第3電圧V3と第1電圧V1との差の絶対値は、第3電圧V3と第2電圧V2との差の絶対値よりも大きい。
以下、上記のスイッチングにともなうポテンシャルの変化の例について説明する。
図3(a)~図3(d)は、第1実施形態に係る磁気記憶装置の動作を例示する模式図である。
図3(a)~図3(d)は、第1対向磁性層11cの磁化11cMの向きに関するポテンシャルPTを模式的に例示している。図3(a)は、時間tmが第1時刻t1よりも前の状態に対応する。図3(b)は、時間tmが第2時刻t2よりも後で第5時刻t5よりも前の状態に対応する。図3(c)は、時間tmが第6時刻t6よりも後で第3時刻t3よりも前の状態に対応する。図3(d)は、時間tmが第4時刻t4よりも後の状態に対応する。
図3(a)に示すように、時間tmが第2時刻t2以前においては、第1状態ST1(例えば「反平行」)である。図3(b)に示すように、第1パルス電流Ip1が供給されると、ポテンシャルPTのポテンシャル障壁が低下する。これにより、第2状態ST2(例えば「平行」)に移行する。図3(c)に示すように、第2状態ST2になると、ポテンシャル障壁が上昇する。ポテンシャル障壁の上昇は、第1積層体SB1に印加される電圧が低下することに起因する。図3(d)に示すように、第2状態ST2が得られた後の第6時刻t6によりも後においては、ポテンシャル障壁が高い。このため、第2状態ST2から第1状態ST1への移行が抑制される。
上記の第1パルス電流Ip1は、例えば、第1対向磁性層11cの電位を基準にして負である。第1導電層21が設けられる場合、上記の第1パルス電流Ip1は、例えば、第1導電層21の電位を基準にして負である。負の第1パルス電流Ip1により、第1磁性層11の第1中間層11nの側の領域が、負の極性となる。一方、第1対向磁性層11cの第1中間層11nの側に領域が、正の極性となる。このような極性より、ポテンシャルPTのポテンシャル障壁の低下が生じ易くなる。
上記のように、磁気記憶装置110において、第1電気抵抗R1(第1状態ST1)から第2電気抵抗R2(第2状態ST2)への移行(第1動作OP1)が、安定して行われる。実施形態において、第2電気抵抗R2(第2状態ST2)から第1電気抵抗R1(第1状態ST1)への移行(第2動作)は、任意の方法で行われても良い。
以下、第2動作の1つの例について説明する。
図4は、第1実施形態に係る磁気記憶装置の動作を例示する模式的斜視図である。
図4に示すように、磁気記憶装置110において、第1導電層21が設けられる。既に説明したように、第1導電層21は、第1部分21a、第2部分21b、及び、第1部分21aと第2部分21bとの間に設けられた第3部分21cを含む。第3部分21cと第1磁性層11との間に、第1対向磁性層11cが設けられる。
1つの例において、第1導電層21は、Hf,Ta、W、Re、Os、Ir、Pt、Au、Bi、Pd、Cu及びAgよりなる群から選択された少なくとも1つを含む。
制御部70は、第2動作OP2をさらに実施可能である。制御部70は、第2動作OP2において、第1部分21aと第2部分21bとの間に導電層電流Isを供給する。導電層電流Isは、第1部分21aから第2部分21bへの向き、または、第2部分21bから第1部分21aへの向きを有する。導電層電流Isにより、第1対向磁性層11cの磁化11cMの向きを制御できる。
例えば第1導電層21に流れる導電層電流Isにより第1導電層21でスピンホール効果が発生し、第1対向磁性層11cに、スピントルクが作用する。この作用により、磁化11cMの向きが変化する。第2動作OP2において、制御部70は、第1磁性層11を、第1導電層21の電位を基準にして、負電位に設定して、導電層電流Isを供給する。これにより、ポテンシャルPTのポテンシャル障壁が低くなり、磁化11cMの向きを反平行にし易くなる。
例えば、上記のような第2動作OP2を実施することで、第1電気抵抗R1の第1状態ST1(例えば、「反平行」状態)が得られる。この後、記憶させる情報に応じて、第1動作OP1を実施する。第1動作OP1を行うことで、第2電気抵抗R2の第2状態ST2(例えば、「平行」状態)が得られる。第1動作OP1を行わない場合、第1電気抵抗R1の第1状態ST1(例えば、「反平行」状態)が得られる。このように、第1動作OP1は、第2動作OP2の後に実施される。
上記の第1導電層21及び上記の磁性部が設けられる場合、磁界Heffは、第1部分21aと第2部分21bとを通る方向(例えば、X軸方向)に沿う。上記の磁性部は、第1積層体SB1に磁界Heffを印加可能である。上記の磁性部は、例えば、第1磁性部51及び第2磁性部52の少なくともいずれかを含む。例えば、第1部分21aと第2部分21bとを通る方向は、第1磁性部51と第2磁性部52とを通る方向に沿う。
図5(a)及び図5(b)は、第1実施形態に係る磁気記憶装置を例示する模式的斜視図である。
図5(a)は、第2動作OP2に対応する。図5(b)は、第1動作OP1に対応する。
図5(b)に示すように、実施形態に係る磁気記憶装置111においても、第1積層体SB1が設けられる。制御部70(図1参照)がさらに設けられても良い。制御部70は、図5(a)及び図5(b)では省略されている。この例では、第1導電層21、第1トランジスタTr1、及び、磁性部(第1磁性部51及び第2磁性部52)が設けられている。磁気記憶装置111は、第2積層体SB2をさらに含む。このように、磁気記憶装置111において、複数の積層体SBが設けられても良い。複数の積層体SBの数は、任意である。磁気記憶装置111における第1積層体SB1、制御部70、第1導電層21、第1トランジスタTr1、及び、磁性部の構成は、磁気記憶装置110におけるそれらの構成と同様でも良い。以下、複数の積層体SBの1つである第2積層体SB2について説明する。
第2積層体SB2は、第2磁性層12、第2対向磁性層12c及び第2中間層12nを含む。第2中間層12nは、第2磁性層12と第2対向磁性層12cとの間に設けられる、第2中間層12nは、非磁性である。第2磁性層12、第2対向磁性層12c及び第2中間層12nのそれぞれには、第1磁性層11、第1対向磁性層11c及び第1中間層11nのそれぞれと同じ構成(材料を含む)が適用できる。
例えば、第1導電層21は、第1~第3部分21a~21cに加えて、第4部分21d及び第5部分21eをさらに含む。第1部分21aと第5部分21eとの間に第2部分21bが設けられる。第2部分21bと第5部分21eとの間に第4部分21dが設けられる。第4部分21dと第2磁性層12との間に第2対向磁性層12cが設けられる。
制御部70は、第2積層体SBに定電流期間(第2定電流期間)を含む第2パルス電流Ip2を供給する動作をさらに実施可能である。この動作は、例えば、第1動作OP1と見なしても良い。
第2パルス電流Ip2の供給の前における第2積層体SB2の第3電気抵抗は、第2パルス電流Ip2の供給の後における第2積層体SB2の第4電気抵抗とは異なる。例えば、第3電気抵抗は、第4電気抵抗よりも高い。第2積層体SB2においても、第1積層体SB1と同様の動作が行われる。
例えば、第2磁性層12の磁化12Mの向きと、第2対向磁性層12cの磁化12cMの向きと、の間の角度に応じて、第2積層体SB2の電気抵抗が変化する。
定電流期間を含む第2パルス電流Ip2が供給されることで、第4電気抵抗の状態(例えば「平行」の第2状態ST2)から、第3電気抵抗の状態(例えば「反平行」の第1状態ST1)へ戻ることが抑制される。
磁気記憶装置111において、第2トランジスタTr2がさらに設けられても良い。第2トランジスタTr2は、第1トランジスタTr1と同様に、制御部70と電気的に接続される。第2トランジスタTr2は、第2磁性層12に電気的に接続される。制御部70は、第2トランジスタTr2を介して、第2積層体SB2に第2パルス電流Ip2を供給する。
図5(b)に示すように、第1パルス電流Ip1が供給された第1積層体SB1において、負の電荷q1、及び、正の電荷q2が生じる。負の電荷q1は、第1磁性層11に生じる。正の電荷q2は、第1対向磁性層11cに生じる。例えば、電荷により、ポテンシャル障壁が低下する。
複数の積層体SBのそれぞれに、トランジスタTrが設けられても良い。制御部70は、トランジスタTrを介して、複数の積層体SBのそれぞれと電気的に接続される。制御部70は、第1導電層21の一部26と、第5部分21eと、に電気的に接続される。
図5(a)に示すように、図5(b)に例示した動作(例えば第1動作OP1)の前に、第2動作OP2を実施しても良い。第2動作OP2において、制御部70は、第2部分21bと第5部分21eとの間に、導電層電流Isを供給する。例えば、第1導電層21におけるスピンホール効果によりスピントルク28が、第1対向磁性層11c及び第2対向磁性層12cなどに作用する。
例えば、複数の積層体SBの磁性層には、負の電圧Vnegが印加される。例えば、第1積層体SB1において、第1磁性層11に負の電圧Vnegが印加される。例えば、第2積層体SB2において、第2磁性層12に負の電圧Vnegが印加される。
これにより、第2積層体SB2において、第1状態ST1(第3電気抵抗の状態)が得られる。例えば、複数の積層体SBにおいて、第1状態ST1(「反平行」状態)が形成される。その後、記憶する情報に応じて、複数の積層体SBの任意の1つ以上について、第1動作OP1が実施されても良い。
(第2実施形態)
図6(a)及び図6(b)は、第2実施形態に係る磁気記憶装置を例示する模式図である。
図6(a)は、磁気記憶装置120の一部の等価回路図である。図6(b)は、動作を例示するグラフ図である。
図6(a)に示すように、第2実施形態に係る磁気記憶装置120も、第1積層体SB1、第1トランジスタTr1、及び制御部70を含む(図1参照)。第1導電層21、及び、磁性部(第1磁性部51及び第2磁性部52)が設けられても良い。
磁気記憶装置120においても、第1積層体SB1は、第1磁性層11、第1対向磁性層11cと、第1磁性層11と第1対向磁性層11cとの間に設けられた非磁性の第1中間層11nと、を含む(図1参照)。
図6(a)に第1トランジスタTr1は、第1磁性層11と電気的に接続される。例えば、第1トランジスタTr1は、第1積層体SB1に電気的に接続される複数のトランジスタにおいて、第1積層体SB1に最も近くても良い。
制御部70は、第1トランジスタTr1及び第1対向磁性層11cと電気的に接続される。第1導電層21が設けられる場合は、制御部70は、第1トランジスタTr1及び第1導電層21と電気的に接続される。
例えば、第1トランジスタTr1の第1ドレインTd1が、第1磁性層11と電気的に接続される。第1ソースTs1は、グランドGNDに電気的に接続される。第1ゲートTg1は、ワード線WL1に電気的に接続される。グランドGND及びワード線WL1は、制御部70の一部と見なすことができる。ワード線WL1には、電圧VWLが印加される。
制御部70は、第1トランジスタTr1を介して、第1積層体SB1に第1パルス電流Ip1を供給する第1動作OP1を実施可能である。
磁気記憶装置120においては、第1トランジスタTr1は飽和領域で動作する。第1パルス電流Ip1の供給の前における第1積層体SB1の第1電気抵抗は、第1パルス電流Ip1の供給の後における第1積層体SB1の第2電気抵抗とは異なる。例えば、第1電気抵抗は、第2電気抵抗よりも高い。
磁気記憶装置120においては、第1トランジスタTr1が飽和領域で動作する。これにより、第1パルス電流Ip1が、実質的に定電流期間を含むようになる。例えば、立ち上がり期間、及び、立ち下がり期間を除いて、第1パルス電流Ip1は、実質的に定電流である。これにより、第1状態から第2状態に移行した後に、第1状態に戻ることが抑制できる。これにより、安定した動作が可能な磁気記憶装置が提供できる。
図6(b)は、第1トランジスタTr1の電流-電圧特性を例示している。図6(b)の横軸は、第1トランジスタTrにおけるドレイン電圧VDに対応する。縦軸は、第1トランジスタTrのドレイン―ソース間の電流ITである。第1ゲートTg1に接続されたワード線WL1の電圧VWLが高いと、図6(b)に例示する破線の特性が得られる。電圧VWLが低いと、図6(b)に例示する実線の特性が得られる。
磁気記憶装置120においては、電圧VWLを低くする。これにより、例えば、第1トランジスタTr1は、飽和領域で動作するようになる。飽和領域では、ドレイン電圧によらず、電流ITの値が、ほぼ一定になる。例えば、電流ITは、図2(a)に例示した第2電流値Ic2となる。第1トランジスタTr1により、定電流の第1パルス電流Ip1が第1積層体SB1に供給される。
上記の第1及び第2実施形態において、第1磁性層11は、例えば、Fe、Co及びNiよりなる群から選択された少なくとも1つを含む。第1磁性層11は、例えば、Ni-Fe合金、Co-Fe合金、Co-Ni合金、及び、Co-Fe-Ni合金よりなる群から選択された少なくとも1つを含んでも良い。第1磁性層11は、例えば、(Co,Fe,Ni)-(Si,B)系材料、(Co,Fe,Ni)-(Si,B)-(P,Al,Mo,Nb,Mn)系材料、及び、Co-(Zr,Hf,Nb,Ta,Ti)系材料よりなる群から選択された少なくとも1つを含んでも良い。第1磁性層11は、例えば、アモルファス材料を含んでも良い。第1磁性層11は、例えば、ホイスラー合金を含んでも良い。ホイスラー合金は、例えば、実質的に、「XYZ」の組成を有しても良い。「X」は、例えば、Coであり、「Y」は、例えば、V、Cr、Mn及びFeよりなる群から選択された少なくとも1つであり、「Z」は、をAl、Si、Ga及びGeよりなる群から選択された少なくとも1つである。第1磁性層11は、上記の材料を含む複数の膜を含む積層膜を含んでも良い。第1磁性層11は、例えば、FePt、CoPt、CoCrPt、及び、(Co,Fe、Ni)-(Pt,Ir、Pd、Rh)-(Cr、Hf,Zr、Ti、Al、Ta、Nb)よりなる群から選択された少なくとも1つを含む合金を含んでも良い。第1磁性層11は、例えば、(Co,Fe)/(Pt,Ir,Pd)を含む積層膜を含んでも良い。
第1対向磁性層11cは、例えば、Fe、Co及びNiよりなる群から選択された少なくとも1つを含む。第1対向磁性層11cは、例えば、Ni-Fe合金、Co-Fe合金、Co-Ni合金、及び、Co-Fe-Ni合金よりなる群から選択された少なくとも1つを含んでも良い。第1対向磁性層11cは、例えば、(Co,Fe,Ni)-(Si,B)系材料、(Co,Fe,Ni)-(Si,B)-(P,Al,Mo,Nb,Mn)系材料、及び、Co-(Zr,Hf,Nb,Ta,Ti)系材料よりなる群から選択された少なくとも1つを含んでも良い。第1対向磁性層11cは、例えば、アモルファス材料を含んでも良い。第1対向磁性層11cは、例えば、ホイスラー合金を含んでも良い。ホイスラー合金は、例えば、実質的に、「XYZ」の組成を有しても良い。「X」はCoであり、「Y」は、V、Cr、Mn及びFeよりなる群から選択された少なくとも1つであり、「Z」は、Al、Si、Ga及びGeよりなる群から選択された少なくとも1つである。第1対向磁性層11cは、上記の材料を含む複数の膜を含む積層膜を含んでも良い。第1対向磁性層11cは、例えば、FePt、CoPt、CoCrPt、及び、(Co,Fe、Ni)-(Pt,Ir、Pd、Rh)-(Cr、Hf,Zr、Ti、Al、Ta、Nb)よりなる群から選択された少なくとも1つを含む合金を含んでも良い。第1対向磁性層11cは、例えば、(Co,Fe)/(Pt,Ir,Pd)を含む積層膜を含んでも良い。
第1中間層11nは、例えば、MgOを含む。第1中間層11nは、例えば、Al(酸化アルミニウム)、SiO(酸化シリコン)、MgO(酸化マグネシウム)、AlN(窒化アルミニウム)、SiN(窒化シリコン)、Bi(酸化ビスマス)、MgF(フッ化マグネシウム)、CaF(フッ化カルシウム)、SrTiO(チタン酸ストロンチウム)、LaAlO(ランタンアルミネート)、及び、Al-N-O(酸化窒化アルミニウム)、HfO(酸化ハフニウム)よりなる群から選択された少なくとも1つを含んでも良い。第1中間層11nは、例えば、上記の材料を含む複合膜を含んでも良い。第1中間層11nは、例えば、銅、銀、金、バナジウム、クロム及びルテニウムよりなる群から選択された少なくとも1つを含んでも良い。第1中間層11nは、例えば、絶縁体と、非磁性体と、を含む複合膜を含んでも良い。
実施形態において、例えば、第1磁性層11の磁化11Mの向きは、実質的に固定されている。例えば、第1対向磁性層11cの磁化11cMの向きは、可変である。第1対向磁性層11cの磁化11cMの向きに依存して、第1積層体SB1の電気抵抗が変化する。第1積層体SB1の電気抵抗は、例えば、第1磁性層11と第1対向磁性層11cとの間の電気抵抗に対応する。
図1に示した例では、第1積層体SB1のY軸方向に沿う長さは、第1積層体SB1のX軸方向に沿う長さよりも長い。実施形態において、第1積層体SB1のX軸方向に沿う長さが、第1積層体SB1のY軸方向に沿う長さよりも長くても良い。
第1積層体SB1のX-Y平面における形状は、多角形状でも良く、扁平円状(楕円状を含む)でも良い。
第1磁性層11の磁化11M、及び、第1対向磁性層11cの磁化11cMの少なくともいずれかは、X-Y平面に沿う成分を有しても良い。第1磁性層11の磁化11M、及び、第1対向磁性層11cの磁化11cMの少なくともいずれかは、Z軸方向に沿う成分を有しても良い。例えば、第1磁性層11及び第1対向磁性層11cの少なくともいずれかは、垂直磁化膜を含んでも良い。この場合、第1積層体SB1のY軸方向に沿う長さは、第1積層体SB1のX軸方向に沿う長さと同じでも良い。第1積層体SB1のX-Y平面における形状は、多角形状でも良く、円状でも良い。
図7~図9は、実施形態に係る磁気記憶装置を例示する模式的斜視図である。
図7に示すように、磁気記憶装置130においては、磁界Heffの方向は、第1導電層21の第1部分21aから第2部分21bへの第2方向(例えばX軸方向)と、交差する。この例では、磁界Heffの方向は、Y軸方向に沿う。例えば、第2磁性部52から第1磁性部51への方向は、第1方向及び第2方向を含む平面(Z-X平面)と交差する。磁気記憶装置130において、第1磁性層11の磁化11Mは、X軸方向に沿う。第1対向磁性層11cの磁化11cMは、X軸方向に沿う。
図8に示すように、磁気記憶装置131においては、磁界Heffの方向は、第1部分21aから第2部分21bへの第2方向と、交差する。例えば、第2磁性部52から第1磁性部51への方向は、第1方向及び第2方向を含む平面(Z-X平面)と交差する。
図9に示すように、磁気記憶装置132においては、磁界Heffの方向は、第1部分21aから第2部分21bへの第2方向に沿う。例えば、第2磁性部52から第1磁性部51への方向は、第2方向に沿う。
磁気記憶装置131及び132において、第1磁性層11の磁化11Mは、Z軸方向に沿う。第1対向磁性層11cの磁化11cMは、Z軸方向に沿う。
磁気記憶装置130~132において、上記の磁気記憶装置110、111または120に関して説明した構成(材料を含む)を適用できる。
実施形態は、以下の構成(例えば技術案)を含む。
(構成1)
第1磁性層と、
第1対向磁性層と、
前記第1磁性層と前記第1対向磁性層との間に設けられた非磁性の第1中間層と、
を含む第1積層体と、
前記第1磁性層及び前記第1対向磁性層と電気的に接続された制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記第1積層体に第1定電流期間を含む第1パルス電流を供給する第1動作を実施可能であり、
前記第1パルス電流の前記供給の前における前記第1積層体の第1電気抵抗は、前記第1パルス電流の前記供給の後における前記第1積層体の第2電気抵抗とは異なる、磁気記憶装置。
(構成2)
第1磁性層と、
第1対向磁性層と、
前記第1磁性層と前記第1対向磁性層との間に設けられた非磁性の第1中間層と、
を含む第1積層体と、
前記第1磁性層と電気的に接続された第1トランジスタと、
前記第1トランジスタ及び前記第1対向磁性層と電気的に接続された制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記第1トランジスタを介して前記第1積層体に第1パルス電流を供給する第1動作を実施可能であり、
前記第1トランジスタは飽和領域で動作し、
前記第1パルス電流の前記供給の前における前記第1積層体の第1電気抵抗は、前記第1パルス電流の前記供給の後における前記第1積層体の第2電気抵抗とは異なる、磁気記憶装置。
(構成3)
前記第1電気抵抗は、前記第2電気抵抗よりも高い、構成1または2に記載の磁気記憶装置。
(構成4)
前記第1パルス電流の大きさは、第1時刻と、前記第1時刻の後の第2時刻と、の間で第1電流値から第2電流値に変化し、
前記第1パルス電流の前記大きさは、前記第2時刻と、前記第2時刻の後の第3時刻と、の間において、実質的に一定であり、
前記第1パルス電流の前記大きさは、前記第3時刻と、前記第3時刻の後の第4時刻と、の間で、前記第2電流値から前記第1電流値に変化する、構成1~3のいずれか1つに記載の磁気記憶装置。
(構成5)
前記第1パルス電流の大きさは、第1時刻と、前記第1時刻の後の第2時刻と、の間で第1電流値から第2電流値に変化し、
前記第2時刻と、前記第2時刻の後の第3時刻と、の間における前記第1パルス電流の前記大きさと、前記第2電流値と、の差の絶対値は、前記第1電流値と前記第2電流値との差の絶対値の1/10以下であり、
前記第1パルス電流の前記大きさは、前記第3時刻と、前記第3時刻の後の第4時刻と、の間で、前記第2電流値から前記第1電流値に変化する、構成1~3のいずれか1つに記載の磁気記憶装置。
(構成6)
前記第1積層体の電気抵抗は、前記第2時刻と前記第3時刻との間の第5時刻から前記第5時刻と前記第3時刻との間の第6時刻との間において、前記第1電気抵抗から前記第2電気抵抗に向けて変化し、
前記第1積層体の前記電気抵抗は、前記第6時刻と前記第4時刻との間において、実質的に一定である、構成4または5に記載の磁気記憶装置。
(構成7)
前記第1積層体の電気抵抗は、前記第2時刻と前記第3時刻との間の第5時刻から前記第5時刻と前記第3時刻との間の第6時刻との間において、前記第1電気抵抗から前記第2電気抵抗に向けて変化し、
前記第1積層体の前記電気抵抗は、前記第6時刻と前記第4時刻との間において上昇しない、構成4または5に記載の磁気記憶装置。
(構成8)
前記第1磁性層と前記第1対向磁性層との間の素子電圧は、前記第2時刻と前記第5時刻との間において第1電圧であり、前記第5時刻は、前記第2時刻と前記第3時刻との間であり、
前記素子電圧は、前記第6時刻と前記第3時刻との間において第2電圧であり、前記第6時刻は、前記第5時刻と前記第3時刻との間であり、
前記第2電圧の絶対値は、前記第1電圧の絶対値よりも小さい、構成4~7のいずれか1つに記載の磁気記憶装置。
(構成9)
前記素子電圧は、前記第1時刻よりも前において第3電圧であり、
前記第3電圧と前記第1電圧との差の絶対値は、前記第3電圧と前記第2電圧との差の絶対値よりも大きい、構成8記載の磁気記憶装置。
(構成10)
前記第1積層体に磁界を印加可能な磁性部をさらに備え、
前記磁界は、前記第1対向磁性層から前記第1磁性層に向かう方向と交差する成分を含む、構成1~9のいずれか1つに記載の磁気記憶装置。
(構成11)
第1部分、第2部分、及び、第1部分と第2部分との間に設けられた第3部分を含む第1導電層をさらに備え、
前記第3部分と前記第1磁性層との間に、前記第1対向磁性層が設けられ、
前記第1導電層は、前記第1対向磁性層と電気的に接続され、
前記制御部は、前記第1導電層と電気的に接続され、
前記第1パルス電流は、前記第1導電層の電位を基準にして負である、構成1~10のいずれか1つに記載の磁気記憶装置。
(構成12)
前記制御部は、第2動作をさらに実施可能であり、
前記制御部は、前記第2動作において、前記第1部分と前記第2部分との間に導電層電流を供給し、
前記第1動作は、前記第2動作の後に実施される、構成11記載の磁気記憶装置。
(構成13)
前記第2動作において、前記制御部は、前記第1磁性層を、前記第1導電層の前記電位を基準にして、負電位にして、前記導電層電流を供給する、構成12記載の磁気記憶装置。
(構成14)
前記第1導電層は、前記第1対向磁性層と接する、構成11~13のいずれか1つに記載の磁気記憶装置。
(構成15)
前記第1導電層は、Hf、Ta、W、Re、Os、Ir、Pt、Au、Bi、Pd、Cu及びAgよりなる群から選択された少なくとも1つを含む、構成11~14のいずれか1つに記載の磁気記憶装置。
(構成16)
前記第1対向磁性層から前記第1磁性層への第1方向は、前記第1部分から前記第2部分への第2方向と、交差し、
前記第1磁性層の磁化は、前記第1方向と前記第2方向とを含む平面と交差する、構成11~15のいずれか1つに記載の磁気記憶装置。
(構成17)
前記第1積層体に磁界を印加可能な磁性部をさらに備え、
前記磁界は、前記第1部分と前記第2部分とを通る方向に沿う、構成11~16のいずれか1つに記載の磁気記憶装置。
(構成18)(複数の場合)
第2磁性層と、
第2対向磁性層と、
前記第2磁性層と前記第2対向磁性層との間に設けられた非磁性の第2中間層と、
を含む第2積層体と、
をさらに備え、
前記第1導電層は、第4部分及び第5部分をさらに含み、
前記第1部分と前記第5部分との間に前記第2部分が設けられ、
前記第2部分と前記第5部分との間に前記第4部分が設けられ、
前記第4部分と前記第2磁性層との間に前記第2対向磁性層が設けられ、
前記制御部は、前記第2積層体に第2定電流期間を含む第2パルス電流を供給する動作をさらに実施可能であり、
前記第2パルス電流の前記供給の前における前記第2積層体の第3電気抵抗は、前記第2パルス電流の前記供給の後における前記第2積層体の第4電気抵抗とは異なる、構成11~17のいずれか1つに記載の磁気記憶装置。
(構成19)(複数の素子を一度に初期化)
前記制御部は、前記第2動作において、前記第2部分と前記第5部分との間に前記導電層電流を供給し、
前記第1動作は、前記第2動作の後に実施される、構成18記載の磁気記憶装置。
(構成20)(初期化書き込み)
前記第2積層体に前記第2パルス電流を供給する前記動作は、前記第2動作の後に実施される、構成19記載の磁気記憶装置。
実施形態によれば、安定した動作が可能な磁気記憶装置が提供できる。
本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれば良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、磁気記憶装置に含まれる磁性層、中間層、積層体、磁性部、トランジスタ及び制御部などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した磁気記憶装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての磁気記憶装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11、12…第1、第2磁性層、 11M、11cM、12M、12cM…磁化、 11n、12n…第1、第2中間層、 11c、12c…第1、第2対向磁性層、 21…第1導電層、 21a~21e…第1~第5部分、 26…一部、 28…スピントルク、 51、52…第1、第2磁性部、 70…制御部、 70a、70b、71…配線、 75…定電流源、 110、111、120、130~132…磁気記憶装置、 GND…グランド、 Heff…磁界、 IT…電流、 Ic1、Ic2…第1、第2電流値、 Ip1、Ip2…第1、第2パルス電流、 Is…導電層電流、 MP1…第1メモリ部、 OP1、OP2…第1、第2動作、 PT…ポテンシャル、 R1、R2…第1、第2電気抵抗、 R31、R32…第1、第2中間抵抗、 Rm…電気抵抗、 SB…積層体、 SB1、SB2…第1、第2積層体、 ST1、ST2…第1、第2状態、 Td1…第1ドレイン、 Tg1…第1ゲート、 Tr…トランジスタ、 Tr1、Tr2…第1、第2トランジスタ、 Ts1…第1ソース、 V1~V3…第1~第3電圧、 V4、V5…電位差、 VD…ドレイン電圧、 VWL…電圧、 Va…電位差、 Vneg…電圧、 WL1…第1ワード線、 q1、q2…電荷、 t1~t6…第1~第6時刻、 tm…時間

Claims (8)

  1. 第1磁性層と、
    第1対向磁性層と、
    前記第1磁性層と前記第1対向磁性層との間に設けられた非磁性の第1中間層と、
    を含む第1積層体と、
    前記第1磁性層と電気的に接続された第1トランジスタと、
    前記第1トランジスタ及び前記第1対向磁性層と電気的に接続された制御部と、
    第1磁性部と、
    第2磁性部と、
    第1導電層と、
    を備え、
    前記制御部は、前記第1トランジスタを介して前記第1積層体に第1パルス電流を供給する第1動作を実施可能であり、
    前記第1トランジスタは飽和領域で動作し、
    前記第1パルス電流の前記供給の前における前記第1積層体の第1電気抵抗は、前記第1パルス電流の前記供給の後における前記第1積層体の第2電気抵抗とは異なり、
    前記第1磁性部と前記第2磁性部との間に前記第1積層体があり、前記第1磁性部及び前記第2磁性部は、前記第1積層体に磁界を印加可能であり、
    前記磁界は、前記第1対向磁性層から前記第1磁性層に向かう方向と交差する成分を含み、
    前記第1導電層は、第1部分、第2部分、及び、第1部分と第2部分との間に設けられた第3部分を含み、
    前記第3部分と前記第1磁性層との間に、前記第1対向磁性層が設けられ、
    前記第1導電層は、前記第1対向磁性層と電気的に接続され、
    前記制御部は、前記第1導電層と電気的に接続され、
    前記第1パルス電流は、前記第1導電層の電位を基準にして負である、磁気記憶装置。
  2. 前記制御部は、第2動作をさらに実施可能であり、
    前記制御部は、前記第2動作において、前記第1部分と前記第2部分との間に導電層電流を供給し、
    前記第1動作は、前記第2動作の後に実施される、請求項1記載の磁気記憶装置。
  3. 前記第1電気抵抗は、前記第2電気抵抗よりも高い、請求項1または2に記載の磁気記憶装置。
  4. 前記第1パルス電流の大きさは、第1時刻と、前記第1時刻の後の第2時刻と、の間で第1電流値から第2電流値に変化し、
    前記第1パルス電流の前記大きさは、前記第2時刻と、前記第2時刻の後の第3時刻と、の間において、実質的に一定であり、
    前記第1パルス電流の前記大きさは、前記第3時刻と、前記第3時刻の後の第4時刻と、の間で、前記第2電流値から前記第1電流値に変化する、請求項1~3のいずれか1つに記載の磁気記憶装置。
  5. 前記第1積層体の電気抵抗は、前記第2時刻と前記第3時刻との間の第5時刻から前記第5時刻と前記第3時刻との間の第6時刻との間において、前記第1電気抵抗から前記第2電気抵抗に向けて変化し、
    前記第1積層体の前記電気抵抗は、前記第6時刻と前記第4時刻との間において、実質的に一定である、請求項4記載の磁気記憶装置。
  6. 前記第1積層体の電気抵抗は、前記第2時刻と前記第3時刻との間の第5時刻から前記第5時刻と前記第3時刻との間の第6時刻との間において、前記第1電気抵抗から前記第2電気抵抗に向けて変化し、
    前記第1積層体の前記電気抵抗は、前記第6時刻と前記第4時刻との間において上昇しない、請求項4記載の磁気記憶装置。
  7. 前記第1磁性層と前記第1対向磁性層との間の素子電圧は、前記第2時刻と前記第5時刻との間において第1電圧であり、前記第5時刻は、前記第2時刻と前記第3時刻との間であり、
    前記素子電圧は、前記第6時刻と前記第3時刻との間において第2電圧であり、前記第6時刻は、前記第5時刻と前記第3時刻との間であり、
    前記第2電圧の絶対値は、前記第1電圧の絶対値よりも小さい、請求項5または6に記載の磁気記憶装置。
  8. 前記素子電圧は、前記第1時刻よりも前において第3電圧であり、
    前記第3電圧と前記第1電圧との差の絶対値は、前記第3電圧と前記第2電圧との差の絶対値よりも大きい、請求項7記載の磁気記憶装置。
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