JP7004290B2 - コンベヤ装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示された分岐コンベヤ装置は、主コンベヤ装置と、副コンベヤ装置と、搬送物仕分け装置とを備えたものであり、副コンベヤ装置が主コンベヤ装置から分岐するように配置されている。そして、搬送物仕分け装置が棹状のガイド部材を有しており、ガイド部分の大部分が主コンベヤ装置の搬送面上に位置する状態と、ガイド部分が搬送面上に位置しない状態とを切り替え可能となっている。
対して、ガイド部材が搬送面上に位置しない状態では、棹状のガイド部材が主コンベヤ装置のフレーム部材上に位置し、フレーム部材の長手方向に沿って延びた状態となる。このことから、この状態では、主コンベヤの上流側から下流側へと移動する搬送物は、ガイド部材によって進行が妨げられないので、そのまま主コンベヤへの下流側へと移動する。
また、本発明とは異なる関連発明は、コンベヤ装置に取り付けることで、フレーム部材上に広くスペースを確保することなく搬送方向の変更が可能となる分岐搬送用装置を提供することを課題とする。
少なくとも一つの前記ガイド形成部材は、前記昇降台部に載置される複数の球状部材をさらに有し、前記棒状部の一部が複数の前記球状部材の上に載置されるものであり、且つ、前記待機状態から前記ガイド形成状態へ移行するとき、前記棒状部が前記係合溝部に沿って上側へ移動しつつ周方向に回転することを特徴とするコンベヤ装置である。
また、他の一つの様相は、搬送物の搬送方向を変更可能なコンベヤ装置であって、コンベヤ本体と、分岐搬送用装置を備え、前記コンベヤ本体は、間隔を空けて並列配置される複数の駆動体を有し、前記駆動体上の搬送面に前記搬送物を載置して搬送するものであり、前記分岐搬送用装置は、前記駆動体の下方側に配される昇降台部と、前記昇降台部を昇降させる昇降装置と、ガイド形成部材を備えており、前記ガイド形成部材は、前記昇降台部の上に配されて前記昇降台部と共に昇降するものであり、前記昇降台部の昇降に伴って、前記ガイド形成部材が前記搬送面よりも下方側に位置する待機状態と、前記ガイド形成部材の少なくとも一部が前記搬送面の上側に位置するガイド形成状態を切り替え可能であり、前記ガイド形成状態では、前記ガイド形成部材の少なくとも一部が前記駆動体と隣接する空間から前記搬送面の上方へ突出し、前記搬送物の搬送方向を規制するガイド部を形成するものであり、前記ガイド形成部材が複数設けられており、それぞれの前記ガイド形成部材は、前記ガイド部の一部を形成するガイド形成片部を有し、複数の前記ガイド形成片部のそれぞれは、前記駆動体の並列方向で離れた別位置で、前記駆動体と隣接する空間を経て前記搬送面の上方へ移動するものであり、前記ガイド形成状態では、複数の前記ガイド形成片部が前記搬送面の上方で並列することで前記ガイド部を形成するものであり、複数の前記ガイド形成部材は、前記待機状態から前記ガイド形成状態へ移行するとき、前記ガイド形成片部が上側へ移動しつつ鉛直軸の周方向に回転するものであり、且つ、少なくとも二以上の前記ガイド形成部材は、前記ガイド形成片部が回転角度の異なる回転をするものであり、前記ガイド形成状態では、前記駆動体の並列方向で一方側から他方側に向かうにつれ、同並列方向と直交する方向で一方側から他方側へ近づくように前記ガイド形成片部が並列して前記ガイド部を形成することを特徴とするコンベヤ装置である。
また、他の一つの様相は、搬送物の搬送方向を変更可能なコンベヤ装置であって、コンベヤ本体と、分岐搬送用装置を備え、前記コンベヤ本体は、間隔を空けて並列配置される複数の駆動体を有し、前記駆動体上の搬送面に前記搬送物を載置して搬送するものであり、前記分岐搬送用装置は、前記駆動体の下方側に配される昇降台部と、前記昇降台部を昇降させる昇降装置と、ガイド形成部材を備えており、前記ガイド形成部材は、前記昇降台部の上に配されて前記昇降台部と共に昇降するものであり、前記昇降台部の昇降に伴って、前記ガイド形成部材が前記搬送面よりも下方側に位置する待機状態と、前記ガイド形成部材の少なくとも一部が前記搬送面の上側に位置するガイド形成状態を切り替え可能であり、前記ガイド形成状態では、前記ガイド形成部材の少なくとも一部が前記駆動体と隣接する空間から前記搬送面の上方へ突出し、前記搬送物の搬送方向を規制するガイド部を形成するものであり、前記ガイド形成部材は、前記ガイド部の一部を形成するガイド形成片部を有し、少なくとも一つの前記ガイド形成部材は、前記待機状態から前記ガイド形成状態へ移行するとき、前記ガイド形成片部が上側へ移動しつつ鉛直軸の周方向に回転するものであり、前記駆動体は、回転駆動するローラであり、前記昇降台部と共に昇降する分岐用ローラを備え、前記分岐用ローラは、回転軸の延び方向が前記ローラの回転軸の延び方向と交差するように配置されるものであり、前記ガイド形成状態では、少なくとも一つの前記分岐用ローラが二つの前記ローラの間に位置して、前記駆動体から伝達される力によって回転駆動するものであり、前記昇降台部を昇降させる駆動源と、複数の前記ガイド形成部材を昇降させる駆動源と、前記ガイド形成片部を回転させる駆動源とが同一のものであることを特徴とするコンベヤ装置である。
前記昇降台部を昇降させる駆動源と、複数の前記ガイド形成部材を昇降させる駆動源と、前記ガイド形成片部を回転させる駆動源とが同一のものであることが好ましい。
このローラ11は、主コンベヤ装置2と副コンベヤ装置3にそれぞれ複数個取り付けられており、いずれのコンベヤでも間隔を空けて並列配置されている。すなわち、それぞれのローラ11の間には、空間が形成されることとなる。そして、それぞれのコンベヤの最も上流側に位置するローラ11の上流側に隣接する位置と、最も下流側に位置するローラ11の下流側に隣接する位置に空間が形成されている。
なお、ここでいう搬送面13は、主コンベヤ装置2と副コンベヤ装置3のそれぞれにおいて、搬送物を搬送する際の載置高さ(ローラ11の上端部分)と同一の高さに形成される仮想平面であり、水平方向に広がりを持つ平面である。
そして、主コンベヤ装置2の搬送方向における中途部分が、搬送物を搬送する際に搬送方向が分岐する分岐部分となる。
この分岐搬送用装置5は、図3で示されるように、昇降台部21を昇降させるための昇降装置25と、複数の分岐用ローラ26と、複数のガイド形成部材27を備えている。
上側側壁部36は、天版本体部35bの短手方向における両端部分をそれぞれ下方側へ折り返して形成される部分であり、天版本体部35bの端部から下方側へ突出する。すなわち、天版本体部35bと2つの上側側壁部36は、略コ字状に連続しており、2つの上側側壁部36が天板部35の短手方向で離間対向している。
そして、天版本体部35bの短手方向における両端側に2つのクランク窓部48がそれぞれ位置し、その間に2つのローラ窓部45が位置している。そして、2つのローラ窓部45の間にベルト窓部47が位置している。
本実施形態では、2つのローラ挿通孔41が形成されており、いずれも天版本体部35bの長手方向及び短手方向に傾斜する方向に延びている。すなわち、天版本体部35bの長手方向で一方端から他方側に向かうにつれて、短手方向で一方端側から他方端側へ向かう方向に延びている。そして、天版本体部35bの長手方向で一方端側(図4(a)の手前側)に位置するローラ挿通孔41の延び方向は、もう一方のローラ挿通孔41と比べて、天版本体部35bの長手方向に対する傾斜角度が大きくなっている。
つまり、ローラ挿通孔41は、主コンベヤ装置2の搬送方向で下流側に向かうにつれて、同搬送方向と直交する方向で一方端側から他方端側へ向かう方向に延びている。
このガイド部材挿通孔42の開口形状は、筒取付片部49が位置する部分が欠落した略円形状となっている。そして、筒取付片部49は、ガイド部材挿通孔42の外周端側から開口中心側へ突出する薄板状の部分である。
下側側壁部54は、下板部53の短手方向における両端部分のそれぞれから、上方に突出する立板状の部分である。そして、この下側側壁部54は、下板部53の長手方向に沿って延びており、詳細には、2つの下側側壁部54の一方側は、適宜屈曲しつつ延びている。
なお、分岐搬送用装置5では、この下板部53の長手方向が固定体部20の天板部35の長手方向と同方向となる(図3等参照)。
なお、丸棒状(円柱状)の部分と四角柱状の部分は、同一中心軸を持つ柱状部分であり、一体に形成されている。
旋回アーム部62aとリンクアーム部62bとは、いずれも、厚さ方向を視線方向とした平面視形状が略長円形(2つの半円を直線でつないだ形状)となる厚板状の部材である。そして、旋回アーム部62aの長手方向の一端側とリンクアーム部62bの一端側が互いに回動可能な状態で連結されている。
リンクピン66は、一部が旋回アーム部62aに形成された取り付け孔(図示しない)に挿入されており、他部が外部に露出している。そして、外部に露出する部分は、旋回アーム部62aの厚さ方向と同方向に延びる略円柱状の突起部分を有する。
第1突起挿入孔67と第2突起挿入孔68は、いずれもリンクアーム部62bを厚さ方向に貫通する貫通孔となっている。ここで、リンクアーム部62bは、図6(b)で示されるように、本体部分に蓋部分を取り付けて形成されるものであり、ベアリング等の軸受部材を内部に収納可能な構造となっている。すなわち、第1突起挿入孔67と第2突起挿入孔68は、リンクアーム部62bの本体部分に形成される貫通孔と、リンクアーム部62bの蓋部分に形成される貫通孔と、軸受部材の孔とが重なって形成される。
以下の説明では、一方の昇降装置25の取り付け構造について詳細に説明し、もう一方の昇降装置25の取り付け構造については、重複する詳細な説明を省略する。
このとき、図3で示されるように、昇降動力源58とシャフト部材59は、本体板部20aの長手方向で間隔を空けて並列した状態となる。そして、昇降動力源58は、シャフト部材59よりも本体板部20aの長手方向で端部側となる位置に配されている。
具体的に説明すると、2つのローラ支持片46のそれぞれには、本体板部20aの短手方向(図4参照)における外側側面に固定用軸受部60が固定されている。すなわち、ローラ支持片46に固定用軸受部60を重ねた状態とし、取付用孔60bにボルト等の締結要素を挿通することで、これらを一体に固定する。
なお、ここでいう「締結要素」とは、ネジ、釘、ボルト等の上位概念とし、以下も同様とする。
このとき、旋回アーム部62aの固定用孔65にシャフト本体59aの端部が嵌入され、これらが溶接等の手段により一体に固定される。このことから、旋回アーム部62aは、シャフト本体59aの回転に伴って回転する。また、旋回アーム部62aのリンクピン66がリンクアーム部62bの第1突起挿入孔67に挿通され、旋回アーム部62aとリンクアーム部62bが互いに回動可能な状態で連結される。さらに、リンクアーム部62bの第2突起挿入孔68には、昇降台部21の下側側壁部54と一体に形成される突起部分が挿通される。このことから、リンクアーム部62bは、昇降台部21に対して回動可能となっている。
具体的には、このストッパ部材70は、本体板部20aの長手方向(図3参照)に沿って延びており、本体板部20aの長手方向で端部側に位置する部分が、本体板部20aの下方側に位置する。
すなわち、支持片部79bの中間部は、斜め方向に延びる板状部分となっている。
また、支持片部79bの上部は、中間部の上端部分から鉛直上方へ延びる部分である。そして、この支持片部79bの上部には、車軸部材81を挿通する孔が形成されている。
詳細には、車輪部材80は、中心側に位置する略横倒円筒状のハブ部80aと、このハブ部80aの外側で環状に連続するベアリング部80bと、ベアリング部80bのさらに外側で環状に連続する樹脂製のタイヤ形成部80cを備えた構造となっている。そして、ハブ部80aの中心部分に、車軸部材81を挿通可能な軸孔が形成されている。
なお、ここでいう「幅方向の中心線」とは、取付孔85の各位置における幅方向の中心
位置を結ぶ線であり、幅方向とは、長手方向と直交する方向である。
また、仮想円S1は、平面視における車輪部材80の中心部分(回転軸方向及び回転軸と直交する方向の中心部分)を中心とし、平面視における車輪部材80の中心部分から所定の取付孔85の中心までの距離L1を半径とした円である。
より詳細には、それぞれの車輪部材80の車軸方向を左右方向とした平面視において、斜め方向に並列するように配置されている。つまり、この平面視において左右方向における一方端側に位置する分岐用ローラ26の取り付け位置が最も下方であり、他方端側に向かうにつれてそれぞれの分岐用ローラ26の取り付け位置が上方にずれていく。また、この平面視において、隣接配置される2つの分岐用ローラ26のうち、下方側に配される分岐用ローラ26の上側部分と、上方側に配される分岐用ローラ26の下側部分とが左右方向で離間対向した状態となるように配される。
そして、旗状部97の一部が、ガイド筒部98と天板部35に形成されるガイド部材挿通孔42に挿通された状態となっている。また、ガイド筒部98の上方がキャップ部99(図14では図示を省略、図3参照)によって覆われている。
なお、球状部材111は、作図の都合上、一部にのみ符号を付して他への符号を省略する。
つまり、形成片本体部120のうち、長手方向の他端側に位置する部分では、他端側端部に向かうにつれて側壁面間の距離が短くなる。
ここで、形成片本体部120の長手方向における他端側の端部では、2つの側壁部分の一方から外側へ隆起する当接突起部125が形成されている。当接突起部125は、形成片本体部120の側面から幅方向(長手方向及び上下方向と直交する方向)の外側へ向かって凸となる湾曲面を形成する部分である。つまり、当接突起部125は、突出端部分が丸みを帯びた形状となる突起部分であり、その概形が略円弧柱状であって、上下方向に延びる湾曲した側壁面を形成している。
第1板挿入空間127bは、棒挿入空間127aの外周部分の一部から延びる略直方体状の空間である。
第2板挿入空間127cは、棒挿入空間127aの径方向で第1板挿入空間127bと対向する位置から延びる空間である。この第2板挿入空間127cの内部では、幅方向の両端部分に位置するそれぞれの内壁面に、上下方向に延びる溝部分が形成されている。
そして、一方の内壁面に形成されるそれぞれの溝部分と、もう一方の内壁面に形成されるそれぞれの溝部分は、幅方向で対向する位置に形成されている。
この板取付孔132aは、形成片取付部132の径方向に延びる貫通孔であり、延び方向の両端に位置する開口の開口形状が同形となっている。
車輪取付部133aは、周囲よりも径方向内側へ窪んだ部分であり、最も奥側(径方向内側)に位置する底面の形状が略四角形状となる窪み部分である。
そして、一方の車輪取付部133aの底面から他方の車輪取付部133aの底面までの間には、棒状本体133の径方向に延びる車軸挿通孔133bが形成されている。この車軸挿通孔133bは、係合車輪部108の車軸部分108a(図15参照)を挿入可能な孔であり、長手方向の両端に位置する開口形状が円形となっている。
なお、この球体収納部134の径方向の長さは、棒状本体133の径方向の長さと同じ(略同じ)長さとなっている。
ここで、車輪部分108bは、中心部分に軸孔を有する略円盤状の部材となっており、軸孔に車軸部分108aが挿通されている。したがって、棒状本体133に取り付けられた状態では、2つの車輪部分108bが車輪取付部133aと近接する位置に配されており、車軸部分108aに対して回転自在となっている。
また、天面には、開口形状が円形の貫通孔が形成されており、内部空間と外部を連通している。また、この貫通孔の開口径は、棒状本体133の径方向の長さと略同じ長さであり、棒状本体133をこの貫通孔に略丁度挿入可能となっている。
球状部材111は、金属製の球状体であり、本実施形態では鋼球を採用している。複数の球状部材111は、いずれも直径の長さが同じ(又は略同じ)長さとなっている。
すなわち、棒状部107の板取付孔132aに係合板部106を挿通し、係合板部106の長手方向の中央側の部分を板取付孔132aの内部に位置させ、両端部のそれぞれを外部に露出させた状態とする。この状態で、形成片取付部132と係合板部106をガイド形成片部105のガイド内空間127(図16参照)に挿入することで、棒状部107にガイド形成片部105が取り付けられた状態となる。
具体的に説明すると、図18で示されるように、下板部53に回動用ハウジング部109が固定されており、回動用ハウジング部109の内部空間に棒状部107の下端側の部分が位置している。すなわち、狭径部135(図15参照)に抜止部材110が取り付けられ、抜止部材110が回動用ハウジング部109の内部空間に収納されている。そして、さらに抜止部材110の下方側に位置する球体収納部134もまた、回動用ハウジング部109の内部空間に収納されている。
また、球体収納部134に複数の球状部材111が収納されている。すなわち、下板部53の上に複数の球状部材111が載置され、複数の球状部材111の上に球体収納部134の凹部底面(内部空間の上端と隣接する面)が載置されている。
また、球体収納部134の下面は、下板部53の上面から微細に上方に離れた位置に配されている。
固定用突起140aは、略直方体状の突起部分であり、取付用外筒部140の外周面から外側へ突出するように形成されている。そして、その突出方向が取付用外筒部140の径方向と同方向となっている。この固定用突起140aには、上面から下面までの間で延びており、固定用突起140aを上下方向に貫通する取り付け用の孔が形成されている。
つまり、取付用外筒部140の内周面に形成される外側へ窪んだ溝部分と、筒部本体141の外周面に形成される外側へ突出した突起部分とが、取付用外筒部140に筒部本体141を取り付ける際に係合する。つまり、取付用外筒部140と筒部本体141の一方及び他方にそれぞれ形成される溝部分と突起部分が対となる係合部となる。
ガイド溝部157,158は、いずれも鉛直方向(上下方向)に延びる下側部157a,158aと、筒部本体141の周方向に沿って延びつつ上方へ延びる(螺旋状に延びる)上側部157b,158bが連続して形成されている。
一方のガイド溝部157の下側部157aと、他方のガイド溝部158の下側部158aとは、筒部本体141の径方向で離間対向している。また、それぞれの上側部157b,158bは、下端部分が下側部157a,158aの上端部分と連続しており、筒部本体141の周方向における一方向(平面視で時計回り又は反時計回り)に延びつつ上方へ延びている。つまり、2つの上側部157b,158bが同方向に延びている。
すなわち、棒状部107が上昇するとき、係合車輪部108の2つの車輪部分108bが、2つのガイド溝部157,158(図20参照)のそれぞれと係合した状態となる。そして、これらが係合した状態を維持しつつ、棒状部107が上方へ移動する。
すなわち、ガイド筒部98は、天板部35の下方に取り付けられた状態となり、上側の一部がガイド部材挿通孔42より上方に位置する。そして、ガイド部材挿通孔42の上方に位置するガイド筒部98の上端側部分に、キャップ部99(図3参照)を取り付ける。
例えば、昇降台部21を下方側から上方へ移動させる場合、まず、2つの昇降動力源58をそれぞれ稼働させる。すると、図6で示されるように、連結ベルト61を介してシャフト部材59に動力が伝達され、シャフト本体59aが回転する。また、シャフト本体59aの回転に伴って旋回アーム部62aが回転する。すなわち、旋回アーム部62aは、シャフト本体59aが取り付けられている部分を回転中心として回転する。
このことにより、旋回アーム部62aの長手方向における端部のうち、リンクアーム部62b側に位置する端部(下方側に位置していた端部)が上方へ移動し、それに伴って、リンクアーム部62bの上端部分が上方へ移動する。
なお、この状態から昇降台部21を下降させる際には、昇降動力源58を逆向きに回転させる。すなわち、昇降台部21を上方へ移動させる際、ローラ本体58aの周方向の一方側(軸方向を視線方向とする平面視で時計回り)に回転させたのであれば、昇降台部21を下方へ移動させる際には、周方向の他方側(同平面視で反時計回り)に回転させる。
さらに、昇降台部21と共に、ガイド形成部材27の旗状部97もまた上方へ移動する。すると、上記したように、棒状部107がガイド筒部98と係合していることから(図14、図21参照)、旗状部97が上方へ移動することで、棒状部107は、鉛直上方に移動した後、上方に移動しつつ棒状部107の周方向に回転する。
すなわち、本実施形態では、昇降台部21を昇降させるだけで、他の動力源を設けることなく、複数の分岐用ローラ26の昇降と、複数の旗状部97の昇降及び姿勢変更が可能となっている。
このことから、分岐搬送用装置5を待機姿勢とすることで、搬送物を主コンベヤ装置2の上流側から下流側へ搬送可能となる。そして、ガイド形成姿勢とすることで、搬送物を主コンベヤ装置2の上流側から副コンベヤ装置3の上流側へ搬送可能となる。
そして、姿勢変更に伴ってそれぞれの分岐用ローラ26が上方に移動し(図25(b)参照)、ガイド形成姿勢では、分岐用ローラ26の上端部分がローラ11の上端よりもやや上方に位置した状態となる(図25(c)参照)。
つまり、車軸方向における片側側面と車輪の外周面の境界となる角部分(又はその近傍)と、他方側側面と車輪の外周面の境界となる角部分(又はその近傍)とが、それぞれ別のローラ11の外周面に接触している。
したがって、ガイド形成姿勢時では、車輪部材80が2つのローラ11から動力を供給される。すなわち、ローラ11の回転に伴って車輪部材80が回転する。
そして、ガイド形成片部105の上端がローラ11の上端よりも上方となる位置まで移動すると、回動を開始し、棒状部107を回転軸として棒状部107の周方向に回転する。そして、図26(c)で示されるように、それぞれのガイド形成片部105の一部がローラ11から上方へ離れた位置へ移動する。すなわち、ガイド形成片部105の一部がローラ11と平面視で重なる位置へ移動する。
ここで、ガイド形成部材27のうち、少なくとも1つのガイド形成部材27と、他のガイド形成部材27は、回動時の回転角度(所定角度β)が異なっている。
すなわち、それぞれのガイド形成部材27で、上記したガイド溝部157,158(図20等参照)を適宜変更することで、回転角度を異なる角度としている。すなわち、上側部157b,158bの長さや、周方向に展開した際の下側部157a,158aに対する上側部157b,158bの傾斜角度等を変更することで、回転角度を変更する。
具体的には、本実施形態の複数のガイド形成部材27には、この所定角度βが82度、79度、75度、65度、60度、55度のそれぞれとなるものが含まれている。
そして、ガイド部165もまた、搬送方向で片側端部から他方端部側に向かうにつれて、搬送方向と直交する方向で片側端部に近づく方向に延びている。すなわち、平面視において曲線を描くように(曲線状に)延びている。
例えば、複数の分岐用ローラ26のうち、少なくともいくつかが搬送方向に沿って並列してもよい。また、所定の2つのローラ11の間に2つ以上の分岐用ローラ26が配されていてもよい。すなわち、所定の2つのローラ11の間において、ローラ11の軸方向で離れた位置にそれぞれ分岐用ローラ26が配されていてもよい。
また、ガイド形成片部105の少なくともいくつかが搬送方向に沿って並列してもよく、平面視で斜め方向(例えば、図24における左下から右上へ向かう方向)に並列してもよい。
しかしながら、搬送物が当接した際に確実に姿勢を維持するという観点から、上記のように2つのガイド形成片部105を接触させることが好ましい。
同様に、ガイド形成片部105の回動開始位置もまた、ガイド形成片部105の上端がローラ11の上端よりも上方となる位置でなくてもよく、より低位置を回動開始位置としてもよい。すなわち、回動開始位置は、ガイド形成片部105の回動をローラ11が妨げない位置であればよい。
例えば、昇降台部21にガイド形成部材を一つのみ取り付け、ガイド形成片部を棒状部に取り付けられる長尺状の部材とし、1つのガイド形成片部によってガイド部が形成される構造としてもよい。このとき、棒状部の太さ、長さ、形状は適宜変更してもよい。
この場合、上記した実施形態と同様に、棒状部を周方向に回転させてガイド形成片部を回動させる構造としてもよい。対して、棒状部を周方向に回転させずに上方へ移動させ、ガイド形成片部を鉛直上方に移動させる構造としてもよい。そして、棒状部を周方向に回転させない場合、ガイド形成片部を2以上の(複数の)棒状部で支持してもよい。すなわち、ガイド形成片部に形成される棒状部を取り付けるための部分は、2箇所以上形成してもよい。このとき、ガイド形成片部(ガイド部)の長さは適宜変更してよく、例えば、待機姿勢において、離間対向する一方のフレーム部材10の近傍から、他方のフレーム部材10の近傍まで延びる長さであってもよい。
なお、上記した実施形態では、2つのローラ11の間に形成される空間のうち、ガイド形成姿勢時に分岐用ローラ26が位置する空間は、ガイド形成姿勢時に棒状部107が配される空間となっているが、本発明はこれに限るものではない。
例えば、分岐用ローラ26は、2つのローラ11の間に形成される空間のうち、姿勢移行時にガイド形成片部105が通過しない空間に入り込む構造としてもよい。
例えば、載置台部は、端部側片部91bを設けず、中心側部のみによって形成してもよい。すなわち、載置台部は、平面視した全体形状が平行四辺形状となる略板状の部材としてもよい。
また、車輪支持部材330が2つの支部部材形成片330aによって形成されており、支部部材形成片330aが平板状部分と、平板状部分の一部から上方に突出する立板状部分を有している。そして、立板状部分のそれぞれに、車軸方向外側に向かって窪む窪み部分が形成されており、2つの窪み部分によって形成される空間に、ベアリング等の軸受部材を収納する構造となっている。
例えば、図29で示されるように、ガイド筒部98を設けず、棒状部350を回転させるための回動用動力源351を設け、棒状部350を回転させる構造としてもよい。
さらに、回動用動力源351のローラ本体351aと回動用突起部352とがワイヤー等の線状部材で連結しており、ローラ本体351aの回転動作に伴って、棒状部350が本体部分の周方向に回転する構造となっている。ローラ本体351aが周方向における一方側と他方側のそれぞれに回動することで、ローラ11の間を通過させる際の姿勢と、ガイド部を形成する際の姿勢を切り替え可能となっている。
この分岐用ローラ376もまた、2つの車輪支持部材379でそれぞれの一部を車輪部材380の側面の側方に位置させ、これらで車輪部材380を挟み込んで支持するものとなっている。
取付板部379aは、長手方向の長さが上記した取付板部79aよりも長く、短手方向の長さが短い平板状の部材である。そして、支持片部79bは、取付板部379aの短手方向における縁端部分であり、長手方向の中心側に位置する部分から上方に突出している。また、この取付板部379aは、取付孔85が形成されていない点において、上記した取付板部79aとは異なる構造となっている。
そして、金属製で略横倒円筒状のハブ部380aと、車軸部材81の径方向でハブ部380aの外側に隣接するベアリング部380bと、同径方向でベアリング部380bの外側に隣接するタイヤ形成部380cを備えた構造となっている。
ベアリング部380bは、上記と同様に、円筒形の軸受であり、環状に連続する部材となっている。
具体的には、タイヤ形成部380cでは、図30(a)、図31(b)で示されるように、車軸部材81の軸方向で一端側から他端側へ向かって、側面形成部385、傾斜面部386、接触面形成部387、傾斜面部386、側面形成部385が順に位置している。
緩衝材取付溝388は、車軸方向で内側に窪んだ溝であり、側面視において環状に連続する溝である。そして、この緩衝材取付溝388に、円環状に連続する緩衝部材389が嵌め込まれている。
ここで、接触面形成部387には、複数の(本実施形態では6つ)の小ローラ取付部393が形成されており、この小ローラ取付部393が接触面形成部387の延び方向で間隔を空けて並列している。
小型ローラ本体部394aは、詳細には、長手方向の中心部分の径が端部部分の径よりもやや大きくなっており、長手方向の中心部分がやや膨らんだ略円筒状の部分(樽状の部分)となっている。そして、長手方向の両端に位置する面と側面の境界に位置する角部分が丸みを帯びた形状となっている。
また、小型ローラ本体部394aには、長手方向における一端側の面から他端側の面までを貫通して延び、且つ、小型ローラ本体部394aの中心部分を通過して延びる軸取付用の孔が形成されている。そして、この孔に回転軸部394bが挿通され、一体に取り付けられている。
そして、回転軸部394bを小ローラ取付部393の内壁に形成された取り付け孔に取り付けることで、小型ローラ本体部394aが回転可能に軸支された状態となる(図30(a)参照)。すなわち、それぞれの小型ローラ394は、この回転軸部394bを回転軸として回転(図31(a)の矢印で示す方向に回転)するローラとなっている。
そして、それぞれの小型ローラ394の軸方向(回転軸部394bの延び方向)は、車軸部材81の延び方向と交わる方向となっている(図31(a)参照)。詳細には、それぞれの小型ローラ394の軸方向がいずれも車軸部材81の延び方向と直交する方向となっている。
そして、車輪部材380は、車軸部材81の径方向で最も外側に位置する外周面部分(トレッド部分であり、搬送物と接触する面となる部分)に複数の小型ローラ394を取り付けて形成される車輪となっている。
また、緩衝部材389のうち、車輪部材380の幅方向(車軸部材81の軸方向)で最も外側に位置する部分が、車輪部材380の全体において、同方向で最も外側に位置する部分となる(図31(b)参照)。このことから、2つのローラ11の間に分岐用ローラ376が位置する際、ローラ11の側面と緩衝部材389が接触する。
また、押さえ板部材400のうち、長手方向の両端部それぞれの近傍であって短手方向の中心付近となる位置に、それぞれ固定用孔400bが形成されている。すなわち、2つの固定用孔400bが押さえ板部材400の長手方向で間隔を空けて並列配置された状態となっている。
この位置ずれ防止部材401は、待機姿勢からガイド形成姿勢へ移行する際に車輪部材380が2つのローラ11に接触したとき、車輪部材380に加わる力に起因する分岐用ローラ376の位置ずれを防止するための部材である。
この位置ずれ防止部材401もまた、長手方向の両端部それぞれの近傍であって短手方向の中心付近となる位置に、それぞれ固定用孔401aが形成されている。
このとき、押さえ板部材400の固定用孔400bと、位置ずれ防止部材401の固定用孔401a挿入したスペーサ402の中心孔と、載置台部91の取り付け用孔とを重ね合わせ、連通孔を形成する。そして、この連通孔に締結要素(本実施形態では六角ボルト)を挿通することで、分岐用ローラ376を固定用部材を介して載置台部91に一体に固定する。
4 コンベヤ本体
5 分岐搬送用装置
11 ローラ(駆動体)
13 搬送面
21 昇降台部
25 昇降装置
26,328,376 分岐用ローラ
27 ガイド形成部材
58 昇降動力源(駆動源)
59 シャフト部材(連動シャフト)
62 クランク部(連結部)
98 ガイド筒部
105 ガイド形成片部
107 棒状部
111 球状部材
157 ガイド溝部(係合溝部)
158 ガイド溝部(係合溝部)
165 ガイド部
Claims (9)
- 搬送物の搬送方向を変更可能なコンベヤ装置であって、
コンベヤ本体と、分岐搬送用装置を備え、
前記コンベヤ本体は、間隔を空けて並列配置される複数の駆動体を有し、前記駆動体上の搬送面に前記搬送物を載置して搬送するものであり、
前記分岐搬送用装置は、前記駆動体の下方側に配される昇降台部と、前記昇降台部を昇降させる昇降装置と、ガイド形成部材を備えており、
前記ガイド形成部材は、前記昇降台部の上に配されて前記昇降台部と共に昇降するものであり、
前記昇降台部の昇降に伴って、前記ガイド形成部材が前記搬送面よりも下方側に位置する待機状態と、前記ガイド形成部材の少なくとも一部が前記搬送面の上側に位置するガイド形成状態を切り替え可能であり、
前記ガイド形成状態では、前記ガイド形成部材の少なくとも一部が前記駆動体と隣接する空間から前記搬送面の上方へ突出し、前記搬送物の搬送方向を規制するガイド部を形成するものであり、
前記ガイド形成部材は、ガイド筒部と、棒状部と、前記棒状部の上側に取り付けられるガイド形成片部を有しており、
前記ガイド筒部は、内周面に係合溝部が形成された筒状体であり、
前記棒状部は、一部が前記係合溝部と係合した状態で前記ガイド筒部に挿通され、前記ガイド筒部に対して相対的に昇降可能となっており、
前記ガイド形成片部は、前記ガイド部の少なくとも一部を形成する部分であり、
前記昇降台部の昇降に伴って前記棒状部及び前記ガイド形成片部が昇降するものであり、前記待機状態から前記ガイド形成状態へ移行するとき、前記棒状部は、前記係合溝部に沿って鉛直上側へ移動する、又は前記係合溝部に沿って上側へ移動しつつ周方向に回転するものであり、
前記棒状部と共に前記ガイド形成片部が鉛直上側へ移動する、又は前記ガイド形成片部が上方に移動しつつ前記棒状部の周方向に回転し、前記ガイド形成片部が前記搬送面の上方で前記ガイド部の少なくとも一部を形成するものであり、
少なくとも一つの前記ガイド形成部材は、前記昇降台部に載置される複数の球状部材をさらに有し、前記棒状部の一部が複数の前記球状部材の上に載置されるものであり、且つ、前記待機状態から前記ガイド形成状態へ移行するとき、前記棒状部が前記係合溝部に沿って上側へ移動しつつ周方向に回転することを特徴とするコンベヤ装置。 - 搬送物の搬送方向を変更可能なコンベヤ装置であって、
コンベヤ本体と、分岐搬送用装置を備え、
前記コンベヤ本体は、間隔を空けて並列配置される複数の駆動体を有し、前記駆動体上の搬送面に前記搬送物を載置して搬送するものであり、
前記分岐搬送用装置は、前記駆動体の下方側に配される昇降台部と、前記昇降台部を昇降させる昇降装置と、ガイド形成部材を備えており、
前記ガイド形成部材は、前記昇降台部の上に配されて前記昇降台部と共に昇降するものであり、
前記昇降台部の昇降に伴って、前記ガイド形成部材が前記搬送面よりも下方側に位置する待機状態と、前記ガイド形成部材の少なくとも一部が前記搬送面の上側に位置するガイド形成状態を切り替え可能であり、
前記ガイド形成状態では、前記ガイド形成部材の少なくとも一部が前記駆動体と隣接する空間から前記搬送面の上方へ突出し、前記搬送物の搬送方向を規制するガイド部を形成するものであり、
前記ガイド形成部材が複数設けられており、
それぞれの前記ガイド形成部材は、前記ガイド部の一部を形成するガイド形成片部を有し、複数の前記ガイド形成片部のそれぞれは、前記駆動体の並列方向で離れた別位置で、前記駆動体と隣接する空間を経て前記搬送面の上方へ移動するものであり、
前記ガイド形成状態では、複数の前記ガイド形成片部が前記搬送面の上方で並列することで前記ガイド部を形成するものであり、
複数の前記ガイド形成部材は、前記待機状態から前記ガイド形成状態へ移行するとき、前記ガイド形成片部が上側へ移動しつつ鉛直軸の周方向に回転するものであり、且つ、少なくとも二以上の前記ガイド形成部材は、前記ガイド形成片部が回転角度の異なる回転をするものであり、
前記ガイド形成状態では、前記駆動体の並列方向で一方側から他方側に向かうにつれ、同並列方向と直交する方向で一方側から他方側へ近づくように前記ガイド形成片部が並列して前記ガイド部を形成することを特徴とするコンベヤ装置。 - 搬送物の搬送方向を変更可能なコンベヤ装置であって、
コンベヤ本体と、分岐搬送用装置を備え、
前記コンベヤ本体は、間隔を空けて並列配置される複数の駆動体を有し、前記駆動体上の搬送面に前記搬送物を載置して搬送するものであり、
前記分岐搬送用装置は、前記駆動体の下方側に配される昇降台部と、前記昇降台部を昇降させる昇降装置と、ガイド形成部材を備えており、
前記ガイド形成部材は、前記昇降台部の上に配されて前記昇降台部と共に昇降するものであり、
前記昇降台部の昇降に伴って、前記ガイド形成部材が前記搬送面よりも下方側に位置する待機状態と、前記ガイド形成部材の少なくとも一部が前記搬送面の上側に位置するガイド形成状態を切り替え可能であり、
前記ガイド形成状態では、前記ガイド形成部材の少なくとも一部が前記駆動体と隣接する空間から前記搬送面の上方へ突出し、前記搬送物の搬送方向を規制するガイド部を形成するものであり、
前記ガイド形成部材は、前記ガイド部の一部を形成するガイド形成片部を有し、
少なくとも一つの前記ガイド形成部材は、前記待機状態から前記ガイド形成状態へ移行するとき、前記ガイド形成片部が上側へ移動しつつ鉛直軸の周方向に回転するものであり、
前記駆動体は、回転駆動するローラであり、
前記昇降台部と共に昇降する分岐用ローラを備え、
前記分岐用ローラは、回転軸の延び方向が前記ローラの回転軸の延び方向と交差するように配置されるものであり、前記ガイド形成状態では、少なくとも一つの前記分岐用ローラが二つの前記ローラの間に位置して、前記駆動体から伝達される力によって回転駆動するものであり、
前記昇降台部を昇降させる駆動源と、複数の前記ガイド形成部材を昇降させる駆動源と、前記ガイド形成片部を回転させる駆動源とが同一のものであることを特徴とするコンベヤ装置。 - 前記ガイド形成部材は、ガイド筒部と、棒状部と、前記棒状部の上側に取り付けられるガイド形成片部を有しており、
前記ガイド筒部は、内周面に係合溝部が形成された筒状体であり、
前記棒状部は、一部が前記係合溝部と係合した状態で前記ガイド筒部に挿通され、前記ガイド筒部に対して相対的に昇降可能となっており、
前記ガイド形成片部は、前記ガイド部の少なくとも一部を形成する部分であり、
前記昇降台部の昇降に伴って前記棒状部及び前記ガイド形成片部が昇降するものであり、前記待機状態から前記ガイド形成状態へ移行するとき、前記棒状部は、前記係合溝部に沿って鉛直上側へ移動する、又は前記係合溝部に沿って上側へ移動しつつ周方向に回転するものであり、
前記棒状部と共に前記ガイド形成片部が鉛直上側へ移動する、又は前記ガイド形成片部が上方に移動しつつ前記棒状部の周方向に回転し、前記ガイド形成片部が前記搬送面の上方で前記ガイド部の少なくとも一部を形成することを特徴とする請求項2又は3に記載のコンベヤ装置。 - 前記ガイド形成部材が複数設けられており、
それぞれの前記ガイド形成部材は、前記ガイド部の一部を形成するガイド形成片部を有し、複数の前記ガイド形成片部のそれぞれは、前記駆動体の並列方向で離れた別位置で、前記駆動体と隣接する空間を経て前記搬送面の上方へ移動するものであり、
前記ガイド形成状態では、複数の前記ガイド形成片部が前記搬送面の上方で並列することで前記ガイド部を形成することを特徴とする請求項1又は3に記載のコンベヤ装置。 - 前記駆動体は、回転自在に取り付けられるローラであり、
前記分岐搬送用装置は、前記昇降台部と共に昇降する分岐用ローラを備え、
前記分岐用ローラは、回転軸の延び方向が前記ローラの回転軸の延び方向と交差するように配置されるものであり、
前記ガイド形成状態では、少なくとも一つの前記分岐用ローラが二つの前記ローラの間に位置することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のコンベヤ装置。 - 二つの前記ローラの間に位置する前記分岐用ローラは、隣接する二つの前記ローラと接触するものであり、接触する二つの前記ローラから伝達される力によって回転駆動することを特徴とする請求項6に記載のコンベヤ装置。
- 前記分岐用ローラを複数有し、前記分岐用ローラは、前記ローラの並列方向で一方側から他方側に向かうにつれ、同並列方向と直交する方向で一方側から他方側へ近づくように並列することを特徴とする請求項6又は7に記載のコンベヤ装置。
- 前記昇降装置は、回転駆動する駆動源と、当該駆動源と連動する連動シャフトと、当該連動シャフトと前記昇降台部を連結する連結部を有し、前記駆動源の動力で前記昇降台部が昇降するものであり、
前記連結部は、前記連動シャフトの回転運動を往復直線運動に変換するものであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のコンベヤ装置。
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