JP7002328B2 - 断熱庫 - Google Patents

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本開示は、断熱庫に関し、より具体的には、断熱庫の配管のシール構造に関する。
冷蔵庫や保温庫などの断熱庫には、収納空間(例えば、冷蔵室、冷凍室、保温室など)の内部を外部環境から断熱するために、収納空間の外周を覆う断熱箱体が設けられている。断熱箱体は、例えば、外箱と内箱とでその外形が形成される。そして、断熱箱体の内部には、発泡ポリウレタンなどの発泡断熱材、および真空断熱材などで構成される断熱層が形成されている。
また、冷蔵庫などの冷却機能を有する断熱庫には、圧縮機などを設置するための機械室が備えられている。通常、機械室は、冷蔵室や冷凍室などの収納空間と断熱するために、断熱箱体の外側に配置されている。そのため、機械室内に設置される圧縮機と、断熱箱体および収納空間側に設置される蒸発器(冷却器)などの各種機器との間を接続するサクションパイプ、キャピラリーチューブなどの配管は、断熱層内を貫通して機械室側へ延びている。
この断熱層を貫通して機械室側へ延びる配管部分には、発泡断熱材の漏れや、断熱性能の低下を抑えるために、配管の周囲にシール材などが設けられている。
例えば、特許文献1に開示されている自動販売機の配管案内装置において、制御部18の後部にある背面断熱壁20から機械室5へと延びる接続パイプ13は、丸形フォーム14(シール材に相当)で包まれている。また、背面断熱壁20の切欠き22には、丸形フォーム14と同じ曲率のあるU字形切込み23が形成されている。そして、丸形フォーム14で包まれた接続パイプ13は、U字形切込み23に配置され、その上部にシールパテ16が塗布される。
特開平10-160323号公報
ところで、配管に巻き付けられるシール材は、シール性および断熱性を維持するために、ある程度の厚みを有し、かつ弾力性を有する素材で形成されていることが多い。このようなシール材が巻き付けられた配管を、断熱箱体に形成された切込みの内部に配置すると、シール材の反発力で配管が切込みから飛び出し、浮き上がってしまう可能性がある。これにより、断熱箱体の組み立て時の作業性が低下する可能性がある。
また、配管が、正しい配置位置に載置されていない状態で断熱箱体の組み立てを行うと、発泡断熱材が漏れ出したり、断熱性が低下したりする可能性もある。
そこで、本発明の一局面では、断熱箱体の組み立て作業をより行い易くし、配管を正しい配置位置に保持することのできる配管のシール構造を有する断熱庫を提供することを目的とする。
本発明の一局面にかかる断熱庫は、内部に断熱層を有する断熱箱体と、前記断熱層の内部を通る配管と、前記断熱箱体の内部から外側へと延びる前記配管の周囲に設けられたシール構造とを備えている。前記シール構造は、前記断熱箱体に取り付けられたシール部材と、前記配管の外周を覆う被覆材とを有している。前記シール構造において、前記被覆材は、前記シール部材に形成された凹部内に配置されており、前記凹部内における、前記被覆材および前記配管の幅は、前記凹部の奥側において最大値を有している。
上記の本発明の一局面にかかる断熱庫では、前記シール構造において、前記凹部の水平断面の面積の最大値は、前記凹部の奥側に位置していてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる断熱庫において、前記被覆材は、前記凹部の幅方向において、前記配管の径の左右両側に延びる張り出し部をそれぞれ有していてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる断熱庫において、前記被覆材は、少なくとも一つのシート状部材で形成されるとともに、前記配管を内部に挟み込んだ状態で、前記シート状部材を貼り合わせて形成されていてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる断熱庫において、前記張り出し部の長さTは、前記被覆材の厚さtよりも大きくなっていてもよい。
本発明の一局面にかかる断熱庫においては、上述したような配管のシール構造を有しているため、断熱箱体の組み立て作業をより行い易くすることができる。また、本発明の一局面にかかる断熱庫の構成によれば、配管を正しい配置位置に保持することができる。
本発明の一実施形態にかかる冷蔵庫を構成する断熱箱体の構成を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる冷蔵庫を構成する断熱箱体の機械室周辺の内部構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる冷蔵庫の内部構成を示す断面模式図である。 第1の実施形態にかかる冷蔵庫の断熱箱体における冷媒配管および被覆材の構成を示す断面模式図である。 第1の実施形態にかかる冷蔵庫の断熱箱体における冷媒配管のシール構造を示す模式図である。 第1の実施形態にかかる冷蔵庫の断熱箱体における冷媒配管のシール構造を示す断面模式図である。この図は、図5に示す構造のX-X線部分の断面構造を示す図である。 第1の実施形態にかかる冷蔵庫の断熱箱体における冷媒配管のシール構造を示す断面模式図である。この図は、図5に示す構造のY-Y線部分の断面構造を示す図である。 第2の実施形態にかかる冷蔵庫の断熱箱体における冷媒配管の構成を示す断面模式図である。 第2の実施形態にかかる冷蔵庫の断熱箱体における冷媒配管および被覆材のシール構造を示す断面模式図である。 比較例にかかる冷蔵庫の断熱箱体における冷媒配管の構成を示す模式図である。 比較例にかかる冷蔵庫の断熱箱体における冷媒配管のシール構造を示す断面模式図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
〔第1の実施形態〕
第1の実施形態では、本発明の断熱庫の一例として、冷蔵庫を例に挙げて説明する。なお、本発明にかかる断熱庫は、冷蔵庫に限定されず、保温庫などとして実現することもできる。
(冷蔵庫の全体構成)
先ず、本実施形態に係る冷蔵庫1の全体構成について、図3を参照しながら説明する。図3には、冷蔵庫1の内部構成を示す。冷蔵庫1には、冷蔵室11、および冷凍室12などの収納空間を備えている。
また、図3に示すように、冷蔵庫1の各収納空間の前面(図3中の左側)には、開閉可能な扉(例えば、冷蔵室扉11a、冷凍室扉12aなど)がそれぞれ設けられている。
本実施形態では、扉が設けられている面を冷蔵庫の前面とする。そして、前面を基準にして、冷蔵庫1の各面を上面1a、側面、背面1c、及び底面1dとする(図3参照)。したがって、本明細書中において、「前面側」または「背面側」と規定するときは、任意の位置を基準として前面又は背面が設けられている側、あるいは、任意の位置から前面又は背面へ向かう方向のことを意味する。また、本明細書中において、「底面側」または「底部側」と規定するときは、任意の位置を基準として底面が設けられている側、あるいは、任意の位置から底面へ向かう方向のことを意味する。
冷蔵庫1の内部には、冷凍サイクルが設けられている。冷凍サイクルは、主な構成部材として、冷却器(蒸発器)21、圧縮機22、凝縮器(図示せず)、及び膨張器(図示せず)を備えている。これらの各構成部材は、冷媒が流通する冷媒配管(配管)31を介して接続されている。冷媒配管31のうち、圧縮機22の吐出側から、膨張器に至る流路が、放熱パイプ25を構成している。これにより、放熱パイプ25内には、比較的高温の冷媒が流れる。また、冷却器21から圧縮機22の吸入側に至る冷媒配管31(図1、図2に図示)が、吸入パイプ(サクションパイプ)を構成している。
放熱パイプ25は、冷蔵庫1の外周に張り巡らされている。このように比較的高温の冷媒が流れる放熱パイプ25が、冷蔵庫1の外周に配置されていることで、外気との熱交換を促して冷媒を効果的に冷却する。また、冷蔵庫1の外周面などにおいて、庫内と庫外との温度差に起因して発生し得る結露を抑えることができる。
図3に示すように、冷却器21は、冷蔵庫1の背面側に設けられた冷却室35内に配置されている。冷却室35は、各収納空間の背後に配置されている。冷却室35内には、冷却器21の他に、冷却ファン33などが備えられている。冷却ファン33は、冷却室35と各収納空間との間で空気を循環させるために設けられている。すなわち、冷却ファン33は、冷凍サイクルの運転時などに冷却器21によって生成された冷気を、各流路を経由して各収納空間へ送出するとともに、各貯蔵室に供給された冷気を、冷却室35内へ戻す。また、図3に示すように、圧縮機22は、冷蔵庫1の底部の背面側に設けられた機械室30内に配置されている。
(断熱箱体の構成)
冷蔵庫1には、各収納空間を周囲から断熱するための断熱構造として、断熱箱体50が設けられている(図3参照)。断熱箱体50は、冷蔵庫1の外周を覆うように設けられている。図3に示すように、断熱箱体50は、主として、外箱40と、内箱60と、断熱層51とを備えている。図1には、断熱箱体50の外形を構成する各部材(外箱の本体部40および背面板41、内箱60、並びに底板42)を分解した状態で示す。
外箱40は、断熱箱体50の外周面を形成する。外箱40は、冷蔵庫1の外形も部分的に形成している。外箱40は、側面および上面1a部分を構成する本体部40と、背面1c部分を構成する背面板41とで構成されている。
内箱60は、断熱箱体50の内周面を形成する。また、内箱60は、各収納空間(例えば、冷蔵室11、冷凍室12など)の内壁を形成している。
また、断熱箱体50の底部には、底板42が設けられている。この底板42が冷蔵庫1の底面1dを主に形成している。また、底板42の背面側は上面側及び背面側に折り曲げられて機械室30の内壁を形成している。底板42の背面側の上端部には凹状に切り欠いた切り欠き部42aが設けられる。そして、底板42の背面側の上端部には、シール部材43が設けられている。シール部材43は、ウレタン等のスポンジ素材、ゴム素材、シリコーン素材などの弾性を有する部材で形成されている。シール部材43は、外箱40の背面板41の下端部41aに密着される。これにより、シール構造が形成され、断熱箱体50内の断熱層51を構成する断熱材が漏れ出ることを抑えることができる。
後述するように、このシール部材43には、底板42の切り欠き部42aに沿うように複数の凹部(溝)43aが形成されている(図2参照)。この凹部43aの内部を通って、種々の配管(冷媒配管31、電装ハーネスなど)が断熱層51の外側の機械室30などへと導かれる。
また、断熱箱体50の底部の背面側には、機械室30を配置するための空間が形成されている。つまり、機械室30は、断熱箱体50の外側に配置される。これは、圧縮機22が運転されることにより、機械室30内の温度が上昇するためである。
上記の構成により、図3に示すように、機械室30と冷凍室12とは、断熱箱体50によって隔離される。そのため、機械室30内で発生した熱が冷凍室12へ流れ込むことを抑えることができる。
断熱層51は、外箱40と内箱60との間の空間内に設けられている。断熱層51は、例えば、真空断熱材と発泡断熱材とで構成される。真空断熱材は、シート状または板状の断熱材である。発泡断熱材は、例えば、発泡ポリウレタンなどで形成することができる。
また、外箱40と内箱60との間の空間には、冷凍サイクルを構成する冷媒配管31が配置されている。例えば、断熱箱体50の背面部分には、冷却室35に配置されている冷却器21などと、機械室30に配置されている圧縮機22とを連結する冷媒配管31が配置されている。冷媒配管31は、底板42とシール部材43との間を通過して、断熱層51から機械室30側へと延びている。
断熱層51側に位置する冷媒配管31と、機械室30側に位置する冷媒配管31との境界部分には、被覆材44が取り付けられている。被覆材44は、冷媒配管31の外周を覆うように設けられている。被覆材44は、ウレタン等のスポンジ素材、ゴム素材、シリコーン素材などの弾性を有する部材で形成されている。後述するように、被覆材44は、シール部材43の凹部43a内に嵌まり込む。これにより、シール構造が形成される。
また、冷媒配管31の一部で構成される放熱パイプ25は、断熱層内の各所に張り巡らされている。
断熱箱体50は、例えば次のように製造される。まず、真空断熱材をあらかじめ外箱40または内箱60に接着固定する。そして、外箱の本体部40と内箱60とを組み合わせる。その際に、図1中矢印で示すように、冷蔵庫1の底面1dを構成する底板42も取り付ける。このとき、底板42のシール部材43の凹部43aに対して、冷媒配管31の被覆材44で覆われている部分を嵌め込む(図2参照)。これにより、冷媒配管31は、断熱箱体50に対して固定される。
次に、断熱箱体50の背面を覆うように、背面板41を取り付ける。断熱箱体50の本体部分に背面板41が取り付けられると、背面板41と、底板42のシール部材43とが密着する。これにより、シール構造が形成される。
その後、断熱箱体50の背面1cを上にした状態で、背面板41に形成された注入口から、液体状の発泡断熱材の原料を注入する。注入された発泡断熱材の原料は、外箱40と内箱60との間の空間内で発泡した後、硬化する。これにより、断熱箱体50の内部は、断熱層51で充填された状態となる。
以上のようにして、断熱箱体50は製造される。なお、ここで説明した断熱箱体50の製造方法は一例であり、断熱箱体の製造方法はこの方法に限定はされない。
(シール構造について)
続いて、シール構造のより詳しい構成について、図2などを参照しながら説明する。図2は、図1に示す断熱箱体50の底部を拡大して示す図である。一例では、シール構造は、断熱箱体50の底部(すなわち、機械室30との境界部分)に存在する。図2に示す図では、シール構造が形成される前の状態、すなわち、シール部材43の凹部43aに冷媒配管31および被覆材44が嵌め込まれる前の状態を示す(図2の円枠部分)。
(シール構造Bについて)
ここでは、本実施形態にかかる冷蔵庫1における冷媒配管のシール構造Aを説明する前に、比較対象となる冷媒配管のシール構造Bについて、図10および図11を参照しながら説明する。図10には、シール構造Bが形成される前の状態を示す。図11には、シール構造Bが形成された状態を示す。
図10に示すように、シール構造Bでは、冷媒配管31に対して、ロール状に被覆材344が設けられている。被覆材344は、例えば、所定の厚さを有して片方の面に接着面が設けられた長方形状のシート部材で形成される。そして、このシート部材の接着面を冷媒配管31の一部分に接着した後に巻き付けることで被覆材344は形成される。
また、シール構造Bの他方は、底板42の上端部に左右方向(冷蔵庫1の一側面から他側面へ)に延びるシール部材43で形成される。具体的には、底板42の切り欠き部42aに沿ってシール部材43の一部を撓ませて形成された凹部43aによって、シール構造Bが形成される。なお、図10に示すように、シール構造Bが形成される前の状態では、凹部43aは、シール部材43の一部に切込みが形成されたような状態となっている。なお、図10に示す例では、凹部43aの隣にもう一つの凹部が形成されている。この凹部には、電装ハーネスが挿入される。
シール構造Bは、断熱箱体50の組み立ての過程で、被覆材344で覆われた冷媒配管31が、(図10に示す矢印方向に)凹部43aに挿入されることによって形成される。
シール構造Bが形成された状態では、弾性を有するシール部材43で形成された凹部43aからの弾性力によって、被覆材344の厚さは、凹部43aに挿入される前と比較して全体的に薄くなる(図11参照)。特に、挿入時の被覆材344とシール部材43との摩擦によって被覆材344は挿入方向と反対方向に引っ張られるため、凹部43aの奥側(凹部43aの開口部から遠い側)周辺と接触する被覆材344では、被覆材344の薄肉化が顕著となる。
図11では、凹部43aを形成するシール部材43が被覆材344を押す力を、実線の矢印で示す。この力は、U字形の凹部43aの表面に対して垂直方向に働く。また、図11では、冷媒配管31を覆う被覆材344がシール部材43を押す力を、破線の矢印で示す。被覆材344には、シール部材43の押圧力(実線の矢印)と、被覆材344の外周面に対する垂直方向の力(破線の矢印)の反作用が働く。これにより、被覆材344には、凹部43aから押し出される方向に力が働く。さらに、上述したように、シール部材43との摩擦によって被覆材344は挿入方向と反対方向、すなわち凹部43aから押し出される方向に引っ張られた状態となっている。
このように、底板42に設けられたシール部材43からは、その弾性力によって、冷媒配管31に対して、凹部43aからはじき出すような力が働く。また、冷媒配管31を覆う被覆材344には、その弾性力によって凹部43aの表面を押す力が生じ、冷媒配管31を反作用で持ち上げるように作用する。
上記のような力が働くことによって、被覆材344が巻きつけられた冷媒配管31は、凹部43aのより奥深くまで挿入すること及び挿入した状態を維持することが困難となる。そのため、後述するシール構造Aと比較して、凹部43aの開口部から、被覆材344がより大きな面積で露出している。これにより、凹部43aの両側面から開口部を狭める方向に働く力も弱くなり、冷媒配管31がより凹部43aから飛び出しやすくなる。
そのため、断熱箱体50の組み立て時に、シール部材43からの冷媒配管31の浮き上がりが生じ易くなる。そのため、断熱箱体の組み立て時の作業性が低下する可能性がある。また、冷媒配管31の凹部43aからの位置ずれなども生じやすくなり、シール不良に伴う断熱材漏れの可能性も高くなる。
(シール構造Aについて)
一方、本実施形態にかかる冷蔵庫1では、シール構造Aによって冷媒配管31が断熱箱体50内に設置されている。以下では、本実施形態にかかる冷蔵庫1における冷媒配管31のシール構造Aについて、図4から図7を参照しながら説明する。
図4は、シール構造Aが形成される前の状態、すなわち、シール部材43の凹部43aに嵌め込まれる前の冷媒配管31および被覆材44の断面構造を示す。図5は、シール構造Aを凹部43aの上方から見た平面図である。図6および図7は、シール構造Aの断面構成を示す図である。図6は、図5に示すシール構造AのX-X線部分の断面構成を示す。図7は、図5に示すシール構造AのY-Y線部分の断面構成を示す。
シール構造Aを形成している被覆材44は、1枚のシート状部材で形成されている。シート状部材は、ウレタン等のスポンジ素材、ゴム素材、シリコーン素材などの弾性を有する部材で形成されている。そして、被覆材44は、図4に示すように、冷媒配管31を内部に挟み込んだ状態で、シート状部材を貼り合わせて形成されている。具体的には、本実施形態では、被覆材44は、1枚の長方形状のシート状部材を折り曲げ、内部に冷媒配管31を挟み込んだ状態で、向かい合うシート状部材同士を接着させて形成される。また、別の例では、2枚のシート状部材の間に冷媒配管31を挟み、両シート部材同士を張り合わせて被覆材44を形成することもできる。
これにより、冷媒配管31の内径の中心Cを間に挟んで、左右に張り出し部44a・44aを有する被覆材44が形成される。なお、各張り出し部44a・44aは、シール部材43の凹部43aへの挿入方向(図4中の矢印方向)に対して略垂直な方向に延びていることが好ましい。これにより、シール構造Aが形成された状態で、凹部43aの両側の側面(凹部43aの深さ方向に垂直な方向の側面)に張り出し部44a・44aの復元力をより効率的に伝達することができる。
また、図4に示すように、冷媒配管31を覆う被覆材44は、その断面形状が凹部43aへの挿入方向と交差する方向(図中、水平方向)に扁平な形状となっている。より具体的には、各張り出し部44a・44aの長さT1・T2(冷媒配管31との接触部から端部までの距離)は、被覆材44を形成するシート部材の厚さt(より具体的には、シール構造Aにおいて、凹部43aの底面部側に位置する被覆材44の厚さt)よりも大きくなっていることが好ましい。このように、厚さtが比較的小さな値となっていることで、凹部43aの底面部と冷媒配管31との距離を縮めることができる。そのため、冷媒配管31を、凹部43aのより奥深く(底面部のより近く)まで嵌め込むことができる。
また、各張り出し部44a・44aの長さT1およびT2は、互いに略同じであることが好ましい。これにより、シール構造Aにおいて、各張り出し部44aおよび44aから凹部43aの両側面に対して、それぞれ同程度の力を負荷することができる。
上記の構成を有する被覆材44は、シール部材43の凹部43a内に挿入される。被覆材44および冷媒配管31を凹部43aに挿入する際には、各張り出し部44a・44aを凹部43a側へ折り曲げた状態で、凹部43a内に嵌め込む。これにより、図5から図7に示すようなシール構造Aが形成される。
図5は、内箱60に底板42を取り付けた状態で、断熱箱体50の背面側からシール構造Aを見た状態を示す。図5中、上側が断熱層51側であり、下側が機械室30側である。また、図5では、底板42の上端を破線で示す。
図5に示すように、シール構造Aが形成された状態で、被覆材44の一部は、シール部材43の隙間(凹部43aの開口部)から露出している。また、シール部材43を間に挟んで、断熱層51側および機械室30側では、被覆材44の各張り出し部44a・44aが、凹部43aの左右両側に張り出している。これにより、冷媒配管31が上下方向に動くことを抑制することができる。
図6は、凹部43a内におけるシール構造Aの断面構成を示す。上述したように、シール構造Aが形成された状態で、被覆材44の各張り出し部44a・44aは、凹部43aの奥側に折り曲げられて存在する。これにより、凹部43a内における、被覆材44および冷媒配管31の横幅Wは、凹部43aの奥側において最大値Wmaxを有するような構成となる。ここで、被覆材44および冷媒配管31の横幅Wとは、冷媒配管31の径方向(あるいは、シール部材43の長手(延伸)方向)の幅を意味する。また、凹部43aの奥側とは、冷媒配管31の径の中心Cよりも凹部43aの奥側に近い側(図6では、中心Cよりも下方側)のことを意味する。
また、シール構造Aを言い換えると、凹部43a内において、被覆材44の挿入方向の前方側(図6中、下側)の横幅Wが、挿入方向の後方側(図6中、上側)の横幅Wよりも大きくなっているとも言える。
図6では、シール構造Aが形成された状態で、凹部43aを形成するシール部材43が被覆材44を押す力を、実線の矢印で示す。この力は、凹部43aの表面に対して垂直方向に働く。また、図6では、冷媒配管31を覆う被覆材44がシール部材43を押す力を、破線の矢印で示す。
被覆材44には、凹部43aの各側面に対応して、張り出し部44aがそれぞれ設けられている。上述したように、各張り出し部44a・44aは、凹部43aの奥側に折り曲げられて嵌め込まれている。そのため、凹部43a内では、破線の矢印で示すように、各張り出し部44a・44aが拡がる方向(略水平な方向)に弾性力が働く。
一方、各張り出し部44a・44aと接する凹部43aの表面からは、凹部43aの表面に対して垂直方向、ほぼ冷媒配管31の中心Cの方へ向かって各張り出し部44a・44aを押す弾性力が働く。この弾性力と、略水平方向に作用する各張り出し部44a・44aの弾性力との間で摩擦力が生じる。シール構造Bと比較して、各張り出し部44a・44aが凹部43aを押す力の反作用は略水平方向に働くため、冷媒管31を凹部43aから押し出す力の成分が少ない。これにより、被覆材44が凹部43aから押し出されにくい構造を実現することができる。
冷媒配管31が凹部43a内に挿入される際は、被覆材44と凹部43aとが摺り合いながら挿入される。被覆材44と凹部43aには摩擦によって挿入方向と反対方向、すなわち凹部43aから押し出される方向に応力が残留している。
一方、比較対象のシール構造Bでは被覆材344と凹部43aの接触面全体に凹部43aから押し出される方向の応力が残る。
これに対して、シール構造Aでは、被覆材44の各張り出し部44a・44aを挿入方向の前方側に折り畳んだ状態で冷媒配管31を挿入する。張り出し部44a・44aの先端側に残る凹部43aから押し出される応力は、凹部43aの奥側の位置で生じる。一方で凹部43aの浅い側には被覆材44との摺り合いが少なく残る応力が小さくなる。したがって、被覆材44が凹部43aから押し出されにくい構造を実現することができる。
また、凹部43aの底面部側に位置する被覆材44の厚さtが比較的薄いことで、冷媒配管31を持ち上げる力(破線の矢印の反作用)をより小さくすることができる。これにより、凹部43a内のより深い位置に冷媒配管31が位置した状態で、シール構造Aを安定化させることができる。また、シール構造Aでは、冷媒配管31が凹部43a内のより深い位置で嵌まり込むことで、凹部43aの開口部の面積を、シール構造Bにおける凹部43aの開口部の面積よりも小さくすることができる。
図7には、凹部43aの外側(断熱層51側)におけるシール構造Aの断面構成を示す。図7に示すように、凹部43aの外側では、被覆材44の各張り出し部44a・44aが、凹部43aの左右両側に張り出している。これにより、冷媒配管31が上下方向に動くことを抑えることができる。そのため、凹部43a内に冷媒配管31をより安定した状態で配置させることができる。また、この構成によれば、断熱層51の形成時に、冷蔵庫1の前面側(図7では下側)から徐々に発泡充填する発泡断熱材に対して、被覆材44の各張り出し部44a・44aが図中下向き(冷蔵庫1の前面方向)に広がっている。そのため、発泡断熱材の上方向(冷蔵庫1の背面方向)への流動を堰き止めるように働き、発泡断熱材をより確実にシールすることができる。
さらに、シール構造Aでは、被覆材44および冷媒配管31が凹部43a内に配置された状態で、凹部43aの水平断面(挿入方向に垂直な方向の断面)の面積の最大値が、凹部43aの奥側に位置していることが好ましい。この構成によれば、一旦凹部43a内に嵌まり込んだ被覆材44および冷媒配管31が、凹部43aの外側へ浮き上がりにくくすることができる。
以上のように、被覆材44は、凹部43aの幅方向(シール部材43の長手方向)において、冷媒配管31の径の左右両側に延びる張り出し部44a・44aをそれぞれ有している。そして、被覆材44の各張り出し部44a・44aは、シール部材43の凹部43aへ挿入される前の状態において、冷媒配管31の左右両側に略水平に張り出している。一方、被覆材44が凹部43a内へ配置された状態では、各張り出し部44a・44aは、凹部43aの奥側に折り込まれている(図6参照)。
(まとめ)
以上のように、本実施形態に係る冷蔵庫1は、内部に断熱層51を有する断熱箱体と、断熱層51の内部を通る冷媒配管31と、断熱箱体50の内部から機械室30などの外側へと延びる冷媒配管31の周囲に設けられたシール構造Aとを備えている。シール構造Aは、断熱箱体50に取り付けられた弾性を有するシール部材43と、冷媒配管31の外周を覆う被覆材44とを有している。シール構造Aにおいて、被覆材44は、シール部材43に形成された凹部43a内に配置されており、凹部43a内における、被覆材44および冷媒配管31を合わせた横幅W(シール部材43の延伸方向における横幅)は、凹部43aの奥側において最大値Wmaxを有している。
この構成によれば、断熱箱体50の組み立て時に、シール部材43の凹部43a内に冷媒配管31および被覆材44を安定した状態で嵌め込むことができる。すなわち、シール部材43からの冷媒配管31の浮き上がりが生じにくくなる。そのため、断熱箱体50の組み立て時の作業性が低下する可能性を低減させることができる。また、冷媒配管31の位置ずれなども生じにくくなり、シール不良に伴う断熱材漏れの可能性も低減させることができる。
また、シール構造Aにおいて、(被覆材44および冷媒配管31が凹部43a内に配置された状態で)凹部43aの水平断面の面積の最大値は、凹部43aの奥側に位置しているということもできる。
また、被覆材44は、シール部材43の凹部43aの幅方向(シール部材43の延伸(長手)方向)において、冷媒配管31の径の左右両側に延びる張り出し部44a・44aをそれぞれ有していることが好ましい。この構成によれば、シール構造Aが形成された状態で、シール部材43の凹部43a内において、各張り出し部44a・44aが拡がる方向に弾性力を作用させることができる。そのため、凹部43aから冷媒配管31を抜けにくくすることができる。
また、被覆材44は、少なくとも一つのシート状部材で形成されるとともに、冷媒配管31を内部に挟み込んだ状態で、シート状部材を貼り合わせて形成されていることが好ましい。この構成によれば、扁平状の断面形状を有する被覆材44を、より容易に形成することができる。また、この構成によれば、より小面積かつ小容量のシート部材によって被覆材44を形成することができる。
また、被覆材44の各張り出し部44a・44aの長さT1・T2は、被覆材44の厚さt(より具体的には、凹部43aの底面部に位置する被覆材44の厚さt)よりも大きくなっていることが好ましい。この構成によれば、冷媒配管31を持ち上げる反作用の力をより小さくすることができる。
〔第2の実施形態〕
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、冷蔵庫1の断熱箱体50における冷媒配管31のシール構造Aを構成する被覆材144の構成が、第1の実施形態とは異なっている。その他の構成については、基本的に第1の実施形態と同じ構成を適用することができる。そこで、第2の実施形態では、第1の実施形態とは異なる点のみを説明する。
本実施形態にかかる冷蔵庫1では、第1の実施形態と同様に、シール構造Aによって冷媒配管31が断熱箱体50内に設置されている。以下では、本実施形態にかかる冷蔵庫1における冷媒配管のシール構造Aについて、図8および図9を参照しながら説明する。
図8は、シール構造Aが形成される前の状態、すなわち、シール部材43の凹部43aに嵌め込まれる前の冷媒配管31および被覆材144の断面構造を示す。図9は、本実施形態におけるシール構造Aの断面構成を示す。図9は、図5のX-X線部分に相当する部分の断面構造を示す図である。
シール構造Aを形成している被覆材144は、ウレタン等のスポンジ素材、ゴム素材、シリコーン素材、発泡スチロールなどの弾性を有する部材で形成されている。被覆材144は、図8に示すように、その断面形状が略三角形状(例えば、正三角形状)となっている。具体的には、被覆材144は、シール部材43の凹部43aへの挿入方向を基準にして、底角部(張り出し部)144a・144aと、頂角部144bとを有している。
被覆材144は、例えば、弾性を有する略三角形の角柱部材の中央部分に開口を形成し、当該開口に冷媒配管31を通すことによって形成される。これにより、冷媒配管31の外周を覆う被覆材144が得られる。
なお、被覆材144は、シール部材43の凹部43aに対して、図8中矢印で示す方向に挿入される。すなわち、被覆材144は、その挿入方向の前方側(図8中、冷媒配管31の中心Cよりも下方側)の横幅W1が、その挿入方向の後方側(図8中、冷媒配管31の中心Cよりも上方側)の横幅W2よりも大きくなっているとも言える。
図9には、凹部43a内におけるシール構造Aの断面構成を示す。上述したように、被覆材144は、その挿入方向の前方側(凹部43aの奥側)の横幅W1が、その挿入方向の後方側(凹部43aの開口部側)の横幅W2よりも大きくなっている。これにより、凹部43a内における、被覆材144および冷媒配管31の横幅Wは、凹部43aの奥側において最大値Wmaxを有するような構成となる。
シール部材43および被覆材144は、ともに弾性を有する素材で形成されている。そのため、凹部43a内に冷媒配管31および被覆材144が嵌め込まれてシール構造Aが形成されると、シール部材43および被覆材144には互いに弾性力が働く。
図9では、シール構造Aが形成された状態で、凹部43aを形成するシール部材43が被覆材144を押す力を、実線の矢印で示す。また、図9では、冷媒配管31を覆う被覆材144がシール部材43を押す力を、破線の矢印で示す。
シール構造Aが形成された状態では、冷媒配管31を覆う被覆材144の底角部144a・144aが拡がるような弾性力が働き(図9の破線矢印参照)、三角形状に復元しようとする。この弾性力は略水平方向に作用するため、被覆材144とシール部材43との間の摩擦力が強くなり、凹部43aから冷媒配管31が抜けにくくなる。
また、冷媒配管31が凹部43aから抜けかかると、摩擦で被覆材144の底角部144a・144aが凹部43aの奥側へ引きずられ、第1の実施形態のシール構造Aにおける張り出し部44a・44aの形状と同様の形状となる。これにより、被覆材144が凹部43aから押し出されにくい構造を実現することができる。
したがって、本実施形態の構成によれば、断熱箱体50の組み立て時に、シール部材43の凹部43a内に冷媒配管31および被覆材44を安定した状態で嵌め込むことができる。すなわち、シール部材43からの冷媒配管31の浮き上がりが生じにくくなる。そのため、断熱箱体50の組み立て時の作業性が低下する可能性を低減させることができる。また、冷媒配管31の位置ずれなども生じにくくなり、シール不良に伴う断熱材漏れの可能性も低減させることができる。
また、シール構造Aにおいて、被覆材144の断面形状は、逆クサビ形状となっている。そのため、凹部43a内における被覆材144の復元力が大きくなり、元の三角形状に近づくと、クサビ効果で凹部43aからより抜けにくい構造を実現できる。
〔第3の実施形態〕
続いて、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、冷蔵庫1の断熱箱体50における冷媒配管31のシール構造Aを構成する被覆材144の構成が、第1の実施形態とは異なっている。その他の構成については、基本的に第1の実施形態と同じ構成を適用することができる。そこで、第3の実施形態では、第1の実施形態とは異なる点のみを説明する。
上述した第1の実施形態では、シート部材を貼り合わせて被覆材44を形成している。しかし、被覆材は、シート部材を貼り合わせて形成したものに限定されない。図4に示すような扁平状の断面形状を有する弾性部材の中央に開口部を形成し、その開口部に冷媒配管31を通すような構成としてもよい。
また、本実施形態にかかるシール構造Aは、冷媒配管31だけでなく、シール部材43の凹部43aの内部を通って、断熱層51の外側の機械室30などへと導かれる種々の配管に設けることもできる。例えば、電装ハーネスにも、同様の被覆材44または144が設けられていてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本明細書で説明した異なる実施形態の構成を互いに組み合わせて得られる構成についても、本発明の範疇に含まれる。
1 :冷蔵庫(断熱庫)
30 :機械室
31 :冷媒配管(配管)
40 :外箱
43 :シール部材
43a :凹部
44 :被覆材
44a :張り出し部
50 :断熱箱体
51 :断熱層
60 :内箱
144 :被覆材
144a:底角部(張り出し部)
A :シール構造

Claims (5)

  1. 内部に断熱層を有する断熱箱体と、
    前記断熱層の内部を通る配管と、
    前記断熱箱体の内部から外側へと延びる前記配管の周囲に設けられたシール構造と
    を備え、
    前記シール構造は、前記断熱箱体の内外を仕切る板に凹状に形成された切り欠き部と、前記切り欠き部に沿って取り付けられたシール部材と、弾性材で形成されて前記配管の外周を覆う被覆材とを有し、
    前記シール構造において、前記被覆材は、前記切り欠き部に沿って取り付けられた前記シール部材形成された凹部内に配置されており、
    前記凹部内における、前記被覆材および前記配管の幅は、前記凹部の奥側において最大値を有している、断熱庫。
  2. 前記シール構造において、前記凹部の水平断面の面積の最大値は、前記凹部の奥側に位置している、請求項1に記載の断熱庫。
  3. 前記被覆材は、前記凹部の幅方向において、前記配管の径の左右両側に延びる張り出し部をそれぞれ有しており、前記被覆材および前記配管の幅が最大値となる箇所に前記張り出し部が位置している、請求項1または2に記載の断熱庫。
  4. 前記被覆材は、
    少なくとも一つのシート状部材で形成されるとともに、
    前記配管を内部に挟み込んだ状態で、前記シート状部材を貼り合わせて形成されている、請求項3に記載の断熱庫。
  5. 前記張り出し部の長さTは、前記被覆材の厚さtよりも大きくなっている、請求項3または4に記載の断熱庫。
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