JP6999794B2 - 切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法 - Google Patents

切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2018年3月1日に出願された日本国特許出願2018-036365号の優先権を主張するものであり、この先の出願の開示全体を、ここに参照のために取り込む。
本態様は、一般的には、切削加工において用いられる切削インサートに関する。具体的には、立方晶窒化硼素(cBN)及び多結晶ダイヤモンド(PCD)のような硬質材料の部材を有する切削インサートに関する。
金属などの被削材を切削加工する際に用いられる切削工具として、例えば特開2006-187813号公報(特許文献1)に記載の切削インサートが知られている。特許文献1には、表裏の両面に凹部を有する本体と、切刃を有し、本体の凹部にそれぞれロウ付けされた複数の複合体とを備えた切削インサートが記載されている。特許文献1に記載の切削インサートは、複数の複合体を備えていることから経済性に優れている。
一態様に基づく切削インサートは、基体と、第1部材と、第2部材と、を備えている。基体は、第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面と、前記第1面及び前記第2面に接続された第1側面と、前記第1面、前記第2面及び前記第1側面に接続された第2側面と、前記第1面、前記第1側面及び前記第2側面に対して開口した第1凹部と、前記第2面、前記第1側面及び前記第2側面に対して開口した第2凹部と、を有している。第1部材は、前記第1凹部に位置して、隣り合う2つの面の交わりに位置する第1切刃を有している。第2部材は、前記第2凹部に位置して、隣り合う2つの面の交わりに位置する第2切刃を有している。
前記第1凹部は、前記第1面から離れて位置する第1底面と、前記第1底面及び前記第1面の間に位置する第1壁面と、前記第1底面及び前記第1壁面の交わりに位置する第1谷線と、を有している。前記第2凹部は、前記第2面から離れて位置する第2底面と、前記第2底面及び前記第2面の間に位置する第2壁面と、前記第2底面及び前記第2壁面の交わりに位置する第2谷線と、を有している。そして、前記第1面を平面透視した場合に、前記第1谷線及び前記第2谷線が交差している。
上記態様の切削インサートは、高い耐久性を有している。
実施形態の限定されない一例の切削インサートを示す斜視図である。 図1に示す切削インサートの第1面の正面図である。 図2に示す切削インサートをA1方向から見た側面図である。 図2に示す切削インサートをA2方向から見た側面図である。 図2に示す切削インサートをA3方向から見た側面図である。 図5に示す切削インサートにおけるB1断面の断面図である。 図5に示す切削インサートにおけるB2断面の断面図である。 図5に示す切削インサートにおけるB3断面の断面図である。 実施形態の限定されない一例の切削インサートを示す斜視図である。 図9に示す切削インサートの第1面の正面図である。 図10に示す切削インサートをA4方向から見た側面図である。 図10に示す切削インサートをA5方向から見た側面図である。 実施形態の限定されない一例の切削インサートを示す斜視図である。 図13に示す切削インサートの第1面の正面図である。 図14に示す切削インサートをA7方向から見た側面図である。 図15に示す切削インサートをA8方向から見た側面図である。 図15に示す切削インサートをA9方向から見た側面図である。 実施形態の切削工具を示す斜視図である。 図18に示す切削工具の側面図である。 図19に示す切削工具をA10方向から見た正面図である。 実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。 実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。 実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。
特許文献1に記載の切削インサートのように本体の表裏の両面に凹部が形成されている場合には、本体におけるこれらの凹部に挟まれた領域の厚みが薄くなる。このとき、特許文献1に記載の切削インサートにおいては、表側に位置する凹部における谷線部分と、裏側に位置する凹部における谷線部分とが、平面透視した場合に重なり合うように位置している。
被削材の切削加工時において、凹部における座面及び壁面の境界に位置する谷線部分には大きな負荷が加わり易い。特許文献1に記載の切削インサートにおいては、上記の通り平面透視した場合に2つの谷線部分が重なり合うように位置していることから、2つの谷線部分の間に亀裂が生じるおそれがある。
以下、実施形態の切削インサート1(以下、単にインサート1ともいう。)について、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、実施形態を説明する上で必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。したがって、インサート1は、参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
<切削インサート>
実施形態のインサート1は、基体3と、第1部材5と、第2部材7と、を備えてもよい。基体3は、第1面9と、第2面11と、第1側面13と、第2側面15と、第1凹部17と、第2凹部19と、を有してもよい。基体3は、概ね多角板形状であってもよい。例えば、図1に示す一例の基体3は、四角板形状である。
図1に示すように第1面9は、多角形状であってもよい。図2に示すように第1面9は、正面視した場合に四角形状であってもよい。このとき、第1面9は、4つの角における少なくとも1つが切欠かれた形状であってもよい。
この切欠かれた角に向かって延びている2つの辺の一方を第1辺9a、もう一方を第2辺9bとしてもよい。すなわち、図2に示すように、第1面9は、第1辺9a及び第2辺9bの間に位置する角が切欠かれた構成であってもよい。そして、この切欠かれた角を含む領域に第1凹部17が位置してもよい。
第2面11は、第1面9の反対側に位置する面であり、多角形状であってもよい。第2面11は四角形状であってもよい。第2面11は、第1面9と同様に、4つの角の少なくとも1つが切欠かれた形状であってもよい。
この切欠かれた角に向かって延びている2つの辺の一方を第3辺11a、もう一方を第4辺11bとしてもよい。すなわち、第2面11は、第3辺11a及び第4辺11bの間に位置する角が切欠かれた構成であってもよい。そして、この切欠かれた角を含む領域に第2凹部19が位置してもよい。
ここで、多角形状とは、厳密に多角形の形状であることに限定されない。例えば、第1面9を正面視した場合において、第1面9における4つの角のうち切欠かれた角を除く3つの角の少なくとも1つが丸みを帯びて、外側に向かってわずかに凸となる形状であってもよい。
また、第1面9を正面視した場合において、4つの辺は、それぞれ厳密な直線形状に限定されない。例えば、第1面9を正面視した場合において、4つの辺が、それぞれ外側に向かってわずかに凸となる形状、又はわずかに凹となる形状であってもよい。
第2面11は、第1面9に対して平行であってもよく、また、第1面9に対して傾斜していてもよい。図3~図5に示す一例における第2面11は、第1面9に対して平行である。第1面9及び第2面11の間には、側面として第1側面13及び第2側面15が位置してもよい。第1側面13及び第2側面15は、それぞれ第1面9及び第2面11に接続されてもよい。
また、第1側面13及び第2側面15は、隣り合うように位置し、互いに接続されてもよい。図5に示すように第1側面13は、第1面9の第1辺9a及び第2面11の第4辺11bに接続されてもよい。また、図5に示すように第2側面15は、第1面9の第2辺9b及び第2面11の第3辺11aに接続されてもよい。
図5に示すように第1凹部17は、第1面9、第1側面13及び第2側面15に跨って位置してもよい。このとき、第1凹部17は、第1面9、第1側面13及び第2側面15に対してそれぞれ開口してもよい。また、第2凹部19は、第2面11、第1側面13及び第2側面15に跨って位置してもよい。このとき、第2凹部19は、第2面11、第1側面13及び第2側面15に対してそれぞれ開口してもよい。本開示における第1凹部17及び第2凹部19は平面透視した場合に重なり合うように位置している。
第1部材5は、第1凹部17に位置してもよい。図1に示すように第1部材5は、三角板形状であってもよい。図2に示す一例においては、基体3の第1面9を平面視した場合に、第1部材5が三角形である。
第1部材5は、隣り合う2つの面の交わりに位置する第1切刃21を有してもよい。このとき、第1切刃21は、上記した隣り合う2つの面の交わりの全体に位置してもよく、また、上記の交わりの一部のみに位置してもよい。
平面視した場合に三角形である第1部材5の角の1つを第1角5aとしたとき、第1角5aは、基体3の第1面9における切欠かれた角に対応するように位置してもよい。上記の第1角5aから延びた2つの辺の1つが、基体3の第1面9における第1辺9aに沿って位置してもよい。
また、第1角5aから延びた2つの辺のもう1つが、基体3の第1面9における第2辺9bに沿って位置してもよい。そして、図1に示す一例における第1切刃21は、第1角5a及び第1角5aから延びた2つの辺にかけて位置してもよい。
第2部材7は、第2凹部19に位置してもよい。図1に示すように第2部材7は、第1部材5と同様に、三角板形状であってもよい。基体3の第2面11を平面視した場合に、第2部材7が三角形であってもよい。
第2部材7は、隣り合う2つの面の交わりに位置する第2切刃23を有してもよい。このとき、第2切刃23は、上記した隣り合う2つの面の交わりの全体に位置してもよく、また、上記の交わりの一部のみに位置してもよい。
平面視した場合に三角形である第2部材7の角の1つを第2角7aとしたとき、第2角7aは、基体3の第2面11における切欠かれた角に対応するように位置してもよい。上記の第2角7aから延びた2つの辺の1つが、基体3の第2面11における第3辺11aに沿って位置してもよい。
また、第2角7aから延びた2つの辺のもう1つが、基体3の第2面11における第4辺11bに沿って位置してもよい。そして、図1に示す一例における第2切刃23は、第2角7a及び第2角7aから延びた2つの辺にかけて位置してもよい。
第1面9を平面透視した場合において、第1部材5の第1角5aと第2部材7の第2角7aとが重なり合うように位置してもよく、また、重なり合わないように位置してもよい。図2に示す一例においては、第1部材5の第1角5aと第2部材7の第2角7aとが重なり合うように位置する。
基体3の第1凹部17は、第1底面25、第1壁面27及び第1谷線29を有してもよい。第1底面25は、第1面9から離れて位置してもよい。第1壁面27は、第1底面25及び第1面9の間に位置してもよい。第1谷線29は、第1底面25及び第1壁面27の交わりに位置してもよい。
第1底面25の形状は、特に限定されず、図3~図5に示すように平らな面形状であってもよい。また、図3~図5に示すように第1底面25は、第1側面13及び第2側面15に接続されてもよい。第1壁面27の形状も、特に限定されず、図3~図5に示すように第1底面25と同様に平らな面形状であってもよい。
そのため、図5に示す一例における第1谷線29は、直線形状である。第1谷線29は曲線形状であってもよいが、直線形状である場合には、切削負荷が特定の箇所に集中しにくい。そのため、基体3の耐久性が高い。
基体3の第2凹部19は、第2底面31、第2壁面33及び第2谷線35を有してもよい。第2底面31は、第2面11から離れて位置してもよい。第2壁面33は、第2底面31及び第2面11の間に位置してもよい。第2谷線35は、第2底面31及び第2壁面33の交わりに位置あいてもよい。
第2底面31の形状は、特に限定されず、図3~図5に示すように平らな面形状であってもよい。また、図3~図5に示すように第2底面31は、第1側面13及び第2側面15に接続されてもよい。第2壁面33の形状も、特に限定されず、図3~図5に示すように第2底面31と同様に平らな面形状であってもよい。
そのため、図5に示す一例における第2谷線35は、直線形状である。第2谷線35は曲線形状であってもよいが、直線形状である場合には、切削負荷が特定の箇所に集中しにくい。そのため、基体3の耐久性が高い。
図2に示すようにインサート1を第1面9の側から平面透視した場合に、第1谷線29及び第2谷線35は、互いに重なり合っておらず、第1谷線29及び第2谷線35が互いに交差してもよい。なお、視覚的な理解を容易にするため、図2において、第1谷線29をピッチの大きい鎖線によって示し、第1谷線29をピッチの小さい鎖線によって示す。
このとき、第1谷線29と第2面11との間に、第1底面25及び第2底面31の間の厚みよりも肉厚な部分が存在する。そのため、第1切刃21を切削加工に用いた場合であっても、第1谷線29及び第2谷線35の間に亀裂が生じにくく、基体3の耐久性が高い。
また、第2谷線35と第1面9との間に、第1底面25及び第2底面31の間の厚みよりも肉厚な部分が存在する。そのため、第2切刃23を切削加工に用いた場合であっても、第1谷線29及び第2谷線35の間に亀裂が生じにくく、基体3の耐久性が高い。
図2に示す一例においては、第1面9を平面透視した場合に、第1谷線29及び第2谷線35が、第1角5aの二等分線L1に対して直交しておらず、第1角5aの二等分線L1に対して傾斜する。
本開示のインサート1においては、第1凹部17に第1部材5が位置し、また、第2凹部19に第2部材7が位置する。そのため、第1面9を正面視した場合において、第1谷線29及び第2谷線35が視認できない。しかしながら、第1谷線29及び第2谷線35の位置は、例えば下記の方法によって評価できる。
具体的には、第1部材5及び第2部材7が後述するように接合部材を用いて基体3に接合されている場合には、接合部材を溶融させることによって第1部材5及び第2部材7を基体3から剥離すればよい。これにより、第1面9の正面視において第1谷線29が視認可能であり、また、第2面11の正面視において第2谷線35が視認可能となる。そのため、第1面9の側から平面透視した場合に、第1谷線29及び第2谷線35が互いに交差しているか否かを評価できる。
一方、基体3、第1部材5及び第2部材7が一体的に形成されている場合のように、第1部材5及び第2部材7を基体3から剥離することが困難である場合には、例えば、以下の方法によって第1谷線29及び第2谷線35の位置を評価すればよい。
具体的には、例えば、図6~図8に示すように、第1角5aの二等分線L1及び中心軸X1に平行な複数の断面において、第1谷線29及び第2谷線35の位置を特定する。これらの断面における第1谷線29及び第2谷線35を結ぶことによって、第1谷線29及び第2谷線35の位置を推定し、この推定結果に基づいて、第1谷線29及び第2谷線35が互いに交差しているか否かを評価してもよい。
なお、第1谷線29及び第2谷線35の位置を特定するための断面の数は、少なくとも3つあればよいが、4つ以上であっても何ら問題ない。
基体3の大きさは特に限定されない。例えば、多角形状である第1面9の一辺の長さは、3~20mm程度に設定されてもよい。また、第1面9から第2面11までの高さ、言い換えれば第1面9の中心及び第2面11の中心を通る中心軸X1に沿った方向での高さは、5~20mm程度に設定されてもよい。
第1面9を正面視した場合に、第1凹部17における第1側面13に沿った方向の幅は、1~10mm程度に設定されてもよい。また、中心軸X1に沿った方向での第1凹部17の高さは、1.5~4mm程度に設定されてもよい。同様に、第2面11を正面視した場合に、第2凹部19における第2側面15に沿った方向の幅は、1~10mm程度に設定されてもよい。また、中心軸X1に沿った方向での第2凹部19の高さは、1.5~4mm程度に設定されてもよい。
例えば図2に示す一例における第1部材5が三角形であるように、第1面9を正面視した場合に、第1部材5は、多角形であってもよい。このとき、第1部材5における第1面9に沿った面は、第1辺9aに沿った辺と、第2辺9bに沿った辺とを有している。これらの辺の長さは同じであってもよく、また、互いに異なっていてもよい。
例えば図2に示すように、第1面9を正面視した場合に、第1部材5における第2辺9bに沿った辺の長さよりも、第1部材5における第1辺9aに沿った辺の長さが長くてもよい。言い換えれば、第1面9を正面視した場合に、第1部材5における第1側面13に沿った方向の幅W1が、第1部材5における第2側面15に沿った方向の幅W2より大きくてもよい。
第1部材5が上記の構成を有している場合には、第1面9を平面透視した際に、第1谷線29が第1角5aの二等分線L1に対して傾斜して第1谷線29及び第2谷線35が互いに交差し易い。そのため、インサート1の耐久性が高められ易い。
第2面11を正面視した場合に、第2部材7は、多角形であってもよい。このとき、第2部材7における第2面11に沿った面は、第3辺11aに沿った辺と、第4辺11bに沿った辺とを有している。これらの辺の長さは同じであってもよく、また、互いに異なっていてもよい。
例えば図2に示すように、第2面11を正面視した場合に、第2部材7における第4辺11bに沿った辺の長さよりも、第2部材7における第3辺11aに沿った辺の長さが長くてもよい。言い換えれば、第2面11を正面視した場合に、第2部材7における第2側面15に沿った方向の幅W3が、第2部材7における第1側面13に沿った方向の幅W4より大きくてもよい。
第2部材7が上記の構成を有している場合には、第1面9を平面透視した際に、第2谷線35が第1角5aの二等分線L1に対して傾斜して第1谷線29及び第2谷線35が互いに交差し易い。そのため、インサート1の耐久性が高められ易い。
第1面9を平面透視した際に第1谷線29及び第2谷線35がこれらの端部において重なり合っている場合よりも第1谷線29及び第2谷線35がこれらの端部から離れて位置している場合の方がインサート1の耐久性が高い。そのため、図3に示す一例のように、第1側面13を正面視した場合に、第1谷線29が、第2谷線35よりも第2側面15から離れている場合には、インサート1の耐久性が高い。
また、同様の理由から、図4に示す一例のように、第2側面15を正面視した場合に、第2谷線35が、第1谷線29よりも第1側面13から離れている場合には、インサート1の耐久性が高い。
特に、第1面9を正面透視した際に、第1谷線29及び第2谷線35が第1角5aの二等分線L1上において交差している場合には、インサート1の耐久性がさらに高い。これは、第1切刃21を用いた場合及び第2切刃23を用いた場合におけるインサート1の耐久性の偏りが小さくなるからである。
上記の構成は、第1面9を平面透視した場合に、第1側面13から第1谷線29及び第2谷線35が交差する交点までの長さが、第2側面15から交点までの長さと同じである、と言い換えてもよい。
図3~図5に示す一例の基体3は、第1凹部17及び第2凹部19の間に位置するとともに中心軸X1に直交する仮想平面Sをさらに有してもよい。図3~図5に示す一例における仮想平面Sは、第1面9及び第2面11に対して平行であってもよく、また、第1面9及び第2面11からの高さが同じになるように位置してもよい。
第1底面25は、仮想平面Sに対して平行に位置していてもよく、また、仮想平面Sに対して傾斜していてもよい。図3に示すように、第1側面13を正面視した場合に、第1底面25が、第2側面15から離れるにつれて仮想平面Sに近づくように傾斜してもよい。また、図4に示すように、第2側面15を正面視した場合に、第2底面31が、第1側面13から離れるにつれて仮想平面Sに近づくように傾斜してもよい。
第1部材5における第1切刃21を切削加工に用いた場合においては、第1角5aに比較的大きな切削負荷が加わり易い。そのため、第1底面25における第1角5aに対応する領域には、第1部材5から基体3に向かって大きな切削負荷が加わり易い。
また、第2部材7における第2切刃23を切削加工に用いた場合においては、第2角7aに比較的大きな切削負荷が加わり易い。そのため、第2底面31における第2角7aに対応する領域には、第2部材7から基体3に向かって大きな切削負荷が加わり易い。
第1底面25及び第2底面31が上記のように傾斜している場合には、基体3における第1角5a及び第2角7aに挟まれた領域の肉厚が厚く確保される。そのため、基体3の耐久性が高く、チッピングが生じにくい。
さらに、図3に示すように、第1側面13を正面視した場合に、第2底面31が、第2側面15から離れるにつれて仮想平面Sに近づくように傾斜してもよい。また、図4に示すように、第2側面15を正面視した場合に、第1底面25が、第1側面13から離れるにつれて仮想平面Sに近づくように傾斜してもよい。
第1底面25及び第2底面31が上記のように傾斜している場合には、基体3における第1角5a及び第2角7aに挟まれた領域の肉厚がより厚く確保され易い。そのため、基体3の耐久性がより高く、チッピングがより生じにくい。
第1側面13を正面視した場合における、第1底面25の仮想延長線L2と仮想平面Sとの交わる角度を第1傾斜角θ1とする。また、第2側面15を正面視した場合における、第1底面25の仮想延長線L3と仮想平面Sとの交わる角度を第2傾斜角θ2とする。このとき、第1傾斜角θ1は、第2傾斜角θ2と同じであってもよく、また、異なっていてもよい。
図11に示す一例のように、第1側面13を正面視した場合に、仮想平面Sからの第2底面31の高さが一定であってもよい。また、図12に示す一例のように、第2側面15を正面視した場合に、仮想平面Sからの第1底面25の高さが一定であってもよい。
例えば、第1切刃21における第1辺9aに沿って位置する部分及び第2切刃23における第3辺11aに沿って位置する部分を主切刃、第1切刃21における第2辺9bに沿って位置する部分及び第2切刃23における第4辺11bに沿って位置する部分をさらい刃として用いる場合においては、図11及び図12に示す一例が有効である。
第1切刃21における第2辺9bに沿って位置する部分をさらい刃として用いる場合においては、この部分から加わる切削負荷が比較的小さい。そのため、第2側面15を正面視した場合に、仮想平面Sからの第1底面25の高さが一定であっても基体3の耐久性への影響が小さい。一方、第2側面15を正面視した場合に、仮想平面Sからの第1底面25の高さが一定である場合には、被削材の加工面の表面粗さが小さくなり易い。そのため、加工精度が向上する。
同様に、第2切刃23における第4辺11bに沿って位置する部分をさらい刃として用いる場合においては、この部分から加わる切削負荷が比較的小さい。そのため、第1側面13を正面視した場合に、仮想平面Sからの第2底面31の高さが一定であっても基体3の耐久性への影響が小さい。一方、第1側面13を正面視した場合に、仮想平面Sからの第2底面31の高さが一定である場合には、被削材の加工面の表面粗さが小さくなり易い。そのため、加工精度が向上する。
図1に示すようにインサート1は、貫通孔37を有してもよい。貫通孔37は、第1面9から第2面11にかけて形成されてもよく、これらの面において開口してもよい。貫通孔37は、中心軸X1に沿って延びてもよい。貫通孔37は、インサート1をホルダに保持する際に、固定ネジ又はクランプ部材を取り付けるために用いることが可能である。
なお、貫通孔37は、側面における互いに反対側に位置する領域において開口する構成であってもよい。また、インサート1は、貫通孔37を有していなくてもよい。例えば、図13に示す一例におけるインサート1は、貫通孔37を有していない。
図13に示すようにインサート1は、貫通孔37の代わりに第1面9及び第2面11のそれぞれに位置する第3凹部39を有してもよい。第1面9に位置する第3凹部39又は第2面11に位置する第3凹部39のいずれかにクランプ部材を取り付けることによって、インサート1をホルダに保持することが可能である。
このとき、第3凹部39は、第1凹部17及び/又は第2凹部19につながっていてもよい。また、図13に示すように、第3凹部39は第1凹部17及び第2凹部19から離れてもよい。このように第3凹部39が位置している場合には、第1切刃21又は第2切刃23で生じた切屑が第3凹部39に進入しにくい。そのため、インサート1をホルダに安定して保持することが可能である。
基体3の材質としては、例えば、超硬合金、サーメット及びセラミックスなどが挙げられる。超硬合金の組成としては、例えば、WC(炭化タングステン)-Co、WC-TiC(炭化チタン)-Co及びWC-TiC-TaC(炭化タンタル)-Coが挙げられる。
ここで、WC、TiC及びTaCは硬質粒子であり、Coは結合相である。また、サーメットは、セラミック成分に金属を複合させた焼結複合材料である。具体的には、サーメットとして、TiC又はTiN(窒化チタン)を主成分とした化合物が挙げられる。なお、基体3の材質は、これらに限定されない。
第1部材5及び第2部材7の材質としては、例えば、超硬合金、PCD(ポリクリスタルダイヤモンド)及びcBN(キュービックボロンナイトライド)などが挙げられる。第1部材5及び第2部材7の材質は、これらに限定されない。
第1部材5及び第2部材7は、ロウ材のような接合部材を用いて基体3に接合されてもよい。また、第1部材5及び第2部材7は、基体3と一体的に焼成されることによって接合されてもよい。
また、インサート1は、上記の基体3、第1部材5及び第2部材7のみによって構成されていてもよいが、例えば、基体3、第1部材5及び第2部材7に加えて、これらの部位の表面を被覆する被覆層を備えてもよい。被覆層は、基体3、第1部材5及び第2部材7によって構成される本体の表面の全体を覆ってもよく、また、前述の本体の表面の一部のみを覆ってもよい。
被覆層の材質としては、例えば、酸化アルミニウム(アルミナ)、並びに、チタンの炭化物、窒化物、酸化物、炭酸化物、窒酸化物、炭窒化物及び炭窒酸化物などが挙げられる。被覆層は、上記の材質のうち1つのみを含有してもよく、また、複数を含有してもよい。
また、被覆層は、1つのみの層によって構成されてもよく、複数の層が積層された構成であってもよい。なお、被覆層の材質としては、これらに限定されない。被覆層は、例えば、化学蒸着(CVD)法又は物理蒸着(PVD)法を用いることによって、本体の上に位置させることが可能である。
<切削工具>
次に、実施形態の切削工具101について図18~図20を用いて説明する。図18~図20は、図1に示す一例のインサート1がホルダ103のポケット105にネジ107によって取り付けられた状態を示す。なお、図18などにおいて、切削工具101の回転軸X2を二点鎖線で示す。
実施形態の切削工具101は、転削加工に用いることが可能である。切削工具101は、図18に示すように、回転軸X2を有し、先端側の外周面に複数のポケット105を有するホルダ103と、ポケット105にそれぞれ装着される上記のインサート1とを備える。
ホルダ103は、回転軸X2を中心とする略円柱形状をなす。そして、ホルダ103の先端側の外周面には、ポケット105が複数設けられてもよい。ポケット105は、インサートが装着される部分であり、ホルダ103の外周面及び先端面に開口する。複数のポケット105は、等間隔で設けられていても不等間隔で設けられてもよい。ホルダ103には、複数のポケット105が形成されていることから、厳密な円柱形状ではない。
そして、ホルダ103に設けられた複数のポケット105に、インサート1が装着される。複数のインサート1は、切刃の少なくとも一部がホルダ103から突出するように装着される。具体的には、実施形態における複数のインサート1は、第1切刃がホルダから被削材に向かって突出するようにホルダ103に装着されている。
実施形態においては、インサート1は、第1面が回転軸X2の回転方向Y2の前方を向き、第2面が回転軸X2の回転方向Y2の後方を向くようにポケット105に装着される。
実施形態においては、インサート1は、ネジ107によって、ポケット105に固定されている。すなわち、インサート1の貫通孔にネジ107を挿入し、このネジ107の先端をポケット105に形成されたネジ孔(不図示)に挿入して、ネジ107をネジ孔に固定させることによって、インサート1がホルダ103に装着されている。ただし、ポケット105へのインサート1の固定はネジ107を用いなくてもよい。例えば、ネジ107の代わりに、クランプ部材などを用いてもよい。
なお、ホルダ103としては、鋼、鋳鉄などを用いることができる。特に、ホルダ103として鋼を用いた場合には、ホルダ103の靭性が高い。
<切削加工物の製造方法>
次に、実施形態の切削加工物の製造方法について図21~図23を用いて説明する。図21~図23は、上記の切削工具101を用いて切削加工を行った場合の切削加工物の製造方法を示している。図21~図23において、切削工具101の回転軸X2を二点鎖線で示している。切削加工物は、被削材201を切削加工することによって作製される。実施形態における製造方法は、以下の工程を備えている。すなわち、
(1)上記実施形態に代表される切削工具101を回転させる工程と、
(2)回転している切削工具101における切刃を被削材201に接触させる工程と、
(3)切削工具101を被削材201から離す工程と、
を備えている。
より具体的には、まず、図21に示すように、切削工具101を回転軸X2の周りでY2方向に回転させながら被削材201に相対的に近付ける。次に、図22に示すように、切削工具101における切刃を被削材201に接触させて、被削材201を切削する。そして、図23に示すように、切削工具101を被削材201から相対的に遠ざける。
実施形態においては、被削材201を固定するとともに切削工具101を近付けている。また、図21~図23においては、被削材201を固定するとともに切削工具101を回転軸X2の周りで回転させている。また、図23においては、被削材201を固定するとともに切削工具101を遠ざけている。なお、実施形態の製造方法における切削加工では、それぞれの工程において、被削材201を固定するとともに切削工具101を動かしているが、当然ながらこのような形態に限定されない。
例えば、(1)の工程において、被削材201を切削工具101に近付けてもよい。同様に、(3)の工程において、被削材201を切削工具101から遠ざけてもよい。切削加工を継続する場合には、切削工具101を回転させた状態を維持して、被削材201の異なる箇所にインサートの切刃を接触させる工程を繰り返せばよい。
被削材201の材質の代表例としては、炭素鋼、合金鋼、ステンレス、鋳鉄及び非鉄金属などが挙げられる。
1・・・切削インサート(インサート)
3・・・基体
5・・・第1部材
5a・・第1角
7・・・第2部材
7a・・第2角
9・・・第1面
9a・・第1辺
9b・・第2辺
11・・・第2面
11a・・第3辺
11b・・第4辺
13・・・第1側面
15・・・第2側面
17・・・第1凹部
19・・・第2凹部
21・・・第1切刃
23・・・第2切刃
25・・・第1底面
27・・・第1壁面
29・・・第1谷線
31・・・第2底面
33・・・第2壁面
35・・・第2谷線
37・・・貫通孔
39・・・第3凹部
101・・・切削工具
103・・・ホルダ
105・・・ポケット
107・・・ネジ
201・・・被削材

Claims (9)

  1. 第1面と、
    前記第1面の反対側に位置する第2面と、
    前記第1面及び前記第2面に接続された第1側面と、
    前記第1面、前記第2面及び前記第1側面に接続された第2側面と、
    前記第1面、前記第1側面及び前記第2側面に対して開口した第1凹部と、
    前記第2面、前記第1側面及び前記第2側面に対して開口した第2凹部と、を有する基体と、
    前記第1凹部に位置して、隣り合う2つの面の交わりに位置する第1切刃を有する、三角板形状の第1部材と、
    前記第2凹部に位置して、隣り合う2つの面の交わりに位置する第2切刃を有する、三角板形状の第2部材と、を備え、
    前記第1凹部は、
    前記第1面から離れて位置する第1底面と、
    前記第1底面及び前記第1面の間に位置する第1壁面と、
    前記第1底面及び前記第1壁面の交わりに位置する第1谷線と、を有し、
    前記第2凹部は、
    前記第2面から離れて位置する第2底面と、
    前記第2底面及び前記第2面の間に位置する第2壁面と、
    前記第2底面及び前記第2壁面の交わりに位置する第2谷線と、を有し、
    前記第1面を平面透視した場合に、前記第1谷線及び前記第2谷線が交差していることを特徴とする切削インサート。
  2. 前記第1面を正面視した場合に、前記第1部材における前記第1側面に沿った方向の幅が、前記第1部材における前記第2側面に沿った方向の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
  3. 前記第1面を平面透視した場合に、前記第1側面から前記第1谷線及び前記第2谷線が交差する交点までの長さが、前記第2側面から前記交点までの長さと同じであることを特徴とする請求項1又は2に記載の切削インサート。
  4. 前記第1凹部及び前記第2凹部の間に位置し、前記第1面の中心及び前記第2面の中心を通る中心軸に直交する面を仮想平面としたとき、
    前記第1側面を正面視した場合に、前記第1底面は、前記第2側面から離れるにつれて前記仮想平面に近づいており、
    前記第2側面を正面視した場合に、前記第2底面は、前記第1側面から離れるにつれて前記仮想平面に近づいていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の切削インサート。
  5. 前記第1側面を正面視した場合に、前記第2底面は、前記第2側面から離れるにつれて前記仮想平面に近づいており、
    前記第2側面を正面視した場合に、前記第1底面は、前記第1側面から離れるにつれて前記仮想平面に近づいていることを特徴とする請求項4に記載の切削インサート。
  6. 前記第1側面を正面視した場合における、前記第1底面の仮想延長線と前記仮想平面との交わる角度を第1傾斜角、前記第2側面を正面視した場合における、前記第1底面の仮想延長線と前記仮想平面との交わる角度を第2傾斜角としたとき、
    前記第1傾斜角が、前記第2傾斜角と同じであることを特徴とする請求項5に記載の切削インサート。
  7. 前記第1側面を正面視した場合に、前記仮想平面からの前記第2底面の高さが一定であり、
    前記第2側面を正面視した場合に、前記仮想平面からの前記第1底面の高さが一定であることを特徴とする請求項4に記載の切削インサート。
  8. 第1端から第2端に向かって延びた棒形状であって、前記第1端の側に位置するポケットを有するホルダと、
    前記ポケットに位置する請求項1~7のいずれか1つに記載の切削インサートとを備えた切削工具。
  9. 被削材を回転させる工程と、
    回転している前記被削材に請求項8に記載の切削工具を接触させる工程と、
    前記切削工具を前記被削材から離す工程とを備えた切削加工物の製造方法。
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