JP7168655B2 - 切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法 - Google Patents

切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2018年3月27日に出願された日本国特許出願2018-060632号の優先権を主張するものであり、この先の出願の開示全体を、ここに参照のために取り込む。
本態様は、一般的には切削加工において用いられる切削インサートに関する。具体的には、旋削加工において用いられる切削インサートに関する。
金属などの被削材を切削加工する際に用いられる切削インサートとして、例えば特開2007-175788号公報(特許文献1)に記載の切削インサート(スローアウェイチップ)が知られている。特許文献1には、第1すくい面、第2すくい面及び起立壁面を有する切削インサートが記載されている。
一態様に基づく切削インサートは、第1面、第2面、第3面、切刃、中心軸及び仮想平面を備えている。第2面は、第1面の反対側に位置する。第3面は、第1面及び第2面の間に位置する。切刃は、第1面及び第3面の交わりに位置する。中心軸は、第1面の中心及び第2面の中心を通る。仮想平面は、第1面及び第2面の間に位置し、中心軸に直交する。
第1面は、コーナ、第1辺、第1傾斜面、第2傾斜面、第3傾斜面、第4傾斜面及び突起部を有する。第1辺は、コーナから延びている。第1傾斜面は、コーナに沿って位置し、コーナから離れるにしたがって仮想平面に第1傾斜角で近づく。第2傾斜面は、第1傾斜面よりも第1面の内側に位置し、コーナから離れるにしたがって仮想平面に第2傾斜角で近づく。第3傾斜面は、第1辺に沿って位置し、第1辺から離れるにしたがって仮想平面に第3傾斜角で近づく。第4傾斜面は、第3傾斜面よりも第1面の内側に位置し、第1辺から離れるにしたがって仮想平面に第4傾斜角で近づく。突起部は、第2傾斜面及び第4傾斜面よりも第1面の内側に位置し、コーナから離れるにしたがって仮想平面から第5傾斜角で離れ、且つ、第1辺から離れるにしたがって仮想平面から第6傾斜角で離れる。
また、第2傾斜角は、第1傾斜角よりも大きい。第4傾斜角は、第3傾斜角よりも大きい。仮想平面に直交するとともにコーナの二等分線に沿った断面において、第5傾斜角が、第2傾斜角よりも小さい。第1辺に直交する断面において、第6傾斜角が、第3傾斜角よりも大きい。
本開示の限定されない一例の切削インサートを示す斜視図である。 図1に示す切削インサートを第1面の側から見た平面図である。 図2に示す切削インサートをA1方向から見た側面図である。 図2に示す切削インサートをA2方向から見た側面図である。 図1に示す領域B1における拡大図である。 図2に示す領域B2における拡大図である。 図6に示す切削インサートにおけるVII断面の断面図である。 図6に示す切削インサートにおけるVIII断面の断面図である。 図6に示す切削インサートにおけるIX断面の断面図である。 図6に示す切削インサートにおけるX断面の断面図である。 図6に示す切削インサートにおけるXI断面の断面図である。 本開示の限定されない一例の切削工具を示す斜視図である。 図12に示す切削工具の平面図である。 本開示の限定されない一例における切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。 本開示の限定されない一例における切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。 本開示の限定されない一例における切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。
特許文献1に記載の切削インサートにおいては、起立壁面の傾斜角度が相対的に大きい。そのため、例えば、コーナのみを切刃として用いる低切込み加工において、切屑が流れにくくなるおそれがある。そこで、低切込み加工及び高切込み加工のいずれにおいても、切屑を良好に排出することが可能な切削インサートが求められていた。
以下、複数の実施形態の切削インサート1(以下、単にインサート1ともいう。)について、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下で参照する各図では、説明の便宜上、実施形態を説明する上で必要な主要部材のみを簡略化して示している。したがって、インサート1は、参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
<切削インサート>
本開示の限定されない一例のインサート1は、第1面3(図1における上面)、第2面5(図1における下面)、第3面7(図1における側面)、切刃9、中心軸O1及び仮想平面Sを備える。第2面5は、第1面3の反対側に位置してもよい。
第3面7は、第1面3及び第2面5の間に位置してもよい。切刃9は、第1面3及び第3面7の交わりに位置してもよい。中心軸O1は、第1面3の中心及び第2面5の中心を通ってもよい。仮想平面Sは、第1面3及び第2面5の間に位置し、中心軸O1に対して直交してもよい。
第1面3が多角形状であって、インサート1が多角板形状であってもよい。図1に示す限定されない一例のように第1面3は、四角形、具体的には菱形であってもよい。なお、第1面3が菱形である必要はなく、例えば、長方形又は平行四辺形であってもよい。また、第1面3が四角形である必要はなく、例えば、第1面3が、三角形、五角形又は六角形であってもよい。
図1に示す限定されない一例のように、第1面3が菱形である場合に、第1面3が、2つの鋭角の角及び2つの鈍角の角を有してもよい。また、第1面3は、4つの辺を有してもよい。このとき、2つの鋭角の角(コーナ)の1つが第1コーナ11であり、この第1コーナ11から延びる2つの辺が第1辺13及び第2辺15であってもよい。言い換えれば、第1面3の外周縁において、第1コーナ11が第1辺13及び第2辺15の間に挟まれて位置してもよい。
ここで、多角形状とは、厳密に多角形の形状であることを意味しない。例えば、第1面3を平面視した場合に、第1面3における4つの角は、それぞれ丸みを帯び、外側に向かって突出した形状であってもよい。例えば、4つの角は、それぞれ外側に向かって凸の円弧形状であってもよい。
また、第1面3を平面視した場合に、4つの辺は、それぞれ厳密な直線形状に限定されない。これらの辺は、第1面3を平面視した場合に、それぞれ外側に向かってわずかに突出した形状、又はわずかに窪んだ形状であってもよい。
第2面5は、第1面3と同様に多角形状であってもよい。第2面5は、四角形であってもよく、例えば、図1に示す第1面3と同様に菱形であってもよい。図1に示す限定されない一例のように第3面7は、概ね平坦な4つの平面と、これらの平面を接続する4つの曲面とを有してもよい。なお、第1面3及び第2面5の形状は、上記の形態に限定されない。
インサート1の大きさは特に限定されない。例えば、第1面3の一辺の長さは3~20mm程度に設定できる。また、第1面3から第2面5までの高さは5~20mm程度に設定できる。
第1面3及び第3面7の交わりには、切刃9が位置してもよい。切刃9は、第1面3及び第3面7の交わりの全体に位置してもよく、また、上記の交わりの一部のみに位置してもよい。図2に示す限定されない一例のように、切刃9は、コーナ切刃9a、第1切刃9b及び第2切刃9cを有してもよい。
コーナ切刃9aは、第1コーナ11に位置してもよい。第1切刃9bは、第1辺13に位置してコーナ切刃9aに接続されてもよい。第2切刃9cは、第2辺15の一部に位置してコーナ切刃9aに接続されてもよい。図2に示す限定されない一例のように、第1面3を平面視した場合において、コーナ切刃9aが円弧形状であってもよく、また、第1切刃9b及び第2切刃9cが直線形状であってもよい。
第1面3は、図5~図11に示す限定されない一例のように、第1傾斜面17、第2傾斜面19、第3傾斜面21、第4傾斜面23及び突起部25をさらに有してもよい。第1傾斜面17は、第1コーナ11に沿って位置してもよい。第2傾斜面19は、第1傾斜面17よりも第1面3の内側に位置してもよい。第3傾斜面21は、第1辺13に沿って位置してもよい。第4傾斜面は、第3傾斜面21よりも第1面3の内側に位置してもよい。
突起部25は、第2傾斜面19及び第4傾斜面23よりも第1面3の内側に位置してもよい。第1傾斜面17、第2傾斜面19、第3傾斜面21及び第4傾斜面23は、いわゆるすくい面として機能してもよい。また、突起部25は、いわゆるブレーカ突起として機能してもよい。
第2傾斜面19は、第1傾斜面17から離れていてもよく、また、第1傾斜面17に接してもよい。図5に示す限定されない一例においては、第2傾斜面19が第1傾斜面17に接続されている。第4傾斜面23は、第3傾斜面21から離れていてもよく、また、第3傾斜面21に接してもよい。図5に示す限定されない一例においては、第4傾斜面23が第3傾斜面21に接続されている。
また、突起部25は、第2傾斜面19及び第4傾斜面23から離れていてもよく、また、第2傾斜面19及び第4傾斜面23に接してもよい。図5に示す限定されない一例においては、突起部25が第2傾斜面19及び第4傾斜面23に接続されている。
第1傾斜面17は、図6におけるVII断面の断面図である図7に示すように、第1傾斜角θ1で傾斜してもよく、第1コーナ11から離れるにしたがって仮想平面Sに近づいてもよい。第2傾斜面19は、図7に示すように、第2傾斜角θ2で傾斜してもよく、第1コーナ11から離れるにしたがって仮想平面Sに近づいてもよい。このとき、第2傾斜角θ2が第1傾斜角θ1より大きくてもよい。
また、第3傾斜面21は、図6におけるVIII断面の断面図である図8に示すように、第3傾斜角θ3で傾斜してもよく、第1辺13から離れるにしたがって仮想平面Sに近づいてもよい。第4傾斜面23は、第4傾斜角θ4で傾斜してもよく、第1辺13から離れるにしたがって仮想平面Sに近づいてもよい。このとき、第4傾斜角θ4が第3傾斜角θ3より大きくてもよい。
上記のように、第1傾斜角θ1が第2傾斜角θ2よりも小さい場合には、コーナ切刃9aの近くにおけるインサート1の肉厚が確保され易いため、コーナ切刃9aの耐久性が高い。また、第3傾斜角θ3が第4傾斜角θ4よりも小さい場合には、第1切刃9bの近くにおけるインサート1の肉厚が確保され易いため、第1切刃9bの耐久性が高い。
加えて、第2傾斜角θ2が第1傾斜角θ1よりも大きい場合には、コーナ切刃9aで生じて突起部25に接触した切屑がカールするスペースが広く確保され易い。同様に、第4傾斜角θ4が第3傾斜角θ3よりも相対的に大きい場合には、第1切刃9bで生じて突起部25に接触した切屑がカールするスペースが広く確保され易い。
第1傾斜面17、第2傾斜面19、第3傾斜面21及び第4傾斜面23が、それぞれ第1面3の外縁から離れるにしたがって仮想平面Sに近づく、すなわち下り傾斜である一方で、突起部25は、第1面3の外縁から離れるにしたがって仮想平面Sから離れる、すなわち上り傾斜であってもよい。
突起部25は、図7及び図8に示す限定されない一例のように、第1コーナ11から離れるにしたがって仮想平面Sから第5傾斜角θ5で離れてもよい。また、突起部25は、第1辺13から離れるにしたがって仮想平面Sから第5傾斜角θ5で離れてもよい。
仮想平面Sに直交するとともに第1コーナ11の二等分線Lに沿った断面において、第5傾斜角θ5が第2傾斜角θ2よりも小さくてもよい。また、第1辺13に直交する断面において、第6傾斜角θ6が第3傾斜角θ3よりも大きくてもよい。
仮想平面Sに直交するとともに第1コーナ11の二等分線Lに沿った断面において、第5傾斜角θ5が第2傾斜角θ2よりも小さい場合には、例えば、コーナ切刃9aのみを切刃9として用いる低切込み加工において、切屑が流れ易い。
上記の低切込み加工においては切屑の幅が狭く、切屑の流れが不安定になり易い。しかしながら、上記の断面において、突起部25における第1コーナ11に対向する部分(第5傾斜面)での第5傾斜角θ5が第2傾斜角θ2よりも小さく相対的に緩やかな傾斜である場合には、突起部25において切屑が詰まりにくく、突起部25に沿って切屑が流れ易い。
また、第1辺13に直交する断面において、第6傾斜角θ6が、第3傾斜角θ3よりも大きい場合には、例えば、コーナ切刃9a及び第1切刃9bを切刃9として用いる高切込み加工において、切屑が安定してカールし易い。
上記の高切込み加工においては切屑の幅が広く、切屑が変形しにくい。しかしながら、上記の断面において、突起部25における第1切刃9bに対向する部分(第6傾斜面)での第6傾斜角θ6が第3傾斜角θ3よりも大きく相対的に急な傾斜である場合には、突起部25において切屑が安定してカールし易い。
以上のように、本開示の限定されない一例のインサート1では、低切込み加工及び高切込み加工のいずれにおいても、切屑を良好に排出することが可能である。
図7に示す限定されない一例のように、仮想平面Sに直交するとともに二等分線Lに沿った断面において、第5傾斜角θ5が、第1傾斜角θ1より小さくてもよい。この断面において第5傾斜角θ5が第1傾斜角θ1より小さい場合には、突起部25における第1コーナ11に対向する部分での第5傾斜角θ5が、より緩やかな傾斜である。そのため、低切込み加工において切屑がより詰まりにくい。
また、図8に示す限定されない一例のように、第1辺13に直交する断面において、第6傾斜角θ6が、第4傾斜角θ4より大きくてもよい。この断面において第6傾斜角θ6が第4傾斜角θ4より大きい場合には、突起部25における第1切刃9bに対向する部分での第6傾斜角θ6がより急な傾斜である。そのため、高切込み加工において切屑がより安定してカールし易い。
第1傾斜角θ1、第2傾斜角θ2、第3傾斜角θ3、第4傾斜角θ4、第5傾斜角θ5及び第6傾斜角θ6は、それぞれ特定の値に限定されない。例えば、第1傾斜角θ1は、20°~30°に設定できる。第2傾斜角θ2は、35°~45°に設定できる。第3傾斜角θ3は、20°~30°に設定できる。第4傾斜角θ4は、35°~45°に設定できる。第5傾斜角θ5は、3°~20°に設定できる。第6傾斜角θ6は、40°~70°に設定できる。
図7に示す二等分線Lに沿った断面及び図8に示す第1辺13に直交する断面などの各断面において、第1傾斜角θ1、第2傾斜角θ2、第3傾斜角θ3、第4傾斜角θ4、第5傾斜角θ5及び第6傾斜角θ6は、一定の値であっても、また、変化してもよい。
例えば、図11に示す断面における第4傾斜面23は、凸曲線及び凹曲線によって示されており、第4傾斜角θ4の値が一定ではない。このように第4傾斜角θ4の値が一定ではない場合においては、対象となる断面における角度の最大値を第4傾斜角θ4と評価してもよい。
第1傾斜角θ1、第2傾斜角θ2、第3傾斜角θ3、第5傾斜角θ5及び第6傾斜角θ6においても同様に、対象となる断面における角度の最大値を第1傾斜角θ1、第2傾斜角θ2、第3傾斜角θ3、第5傾斜角θ5、第6傾斜角θ6と評価してもよい。
第1面3を平面視した場合に、二等分線Lの上における第2傾斜面19の長さが、第1傾斜面17の長さより短くてもよい。被削材を切削加工する際において、コーナ切刃9aには、第1切刃9bよりも大きい切削負荷が加わり易い。しかしながら、二等分線Lの上における第2傾斜面19の長さが、第1傾斜面17の長さより短い場合には、第1傾斜面17におけるコーナ切刃9aに沿って位置する部分の幅が広く確保され易い。そのため、コーナ切刃9aの耐久性が高い。
突起部25は、図6に示す限定されない一例のように第1面3を平面視した場合において、第1コーナ11に向かって延びてもよい。また、突起部25は、図6に示す限定されない一例のように第1面3を平面視した場合において、二等分線Lに沿って延びてもよい。
突起部25は、二等分線Lの上に位置して、第1コーナ11から離れるにしたがって仮想平面Sから離れるように傾斜した平らな先端面27を有してもよい。突起部25が上記の先端面27を有する場合には、例えば、低切込み加工において切屑が平らな先端面27の上を進み易い。そのため、切屑の排出性が良好である。
第1面3を平面視した場合に、先端面27における二等分線Lに直交する方向の幅W1は、第1コーナ11から離れるにしたがって大きくなってもよい。先端面27における第1コーナ11に近い部分の幅W1が相対的に狭い場合には、第2傾斜面19における第1コーナ11に近い部分での二等分線Lに直交する方向の幅が広い。そのため、第2傾斜面19の上において切屑がカールし易い。
また、先端面27における第1コーナ11から離れた部分の幅W1が相対的に広い場合には、平らな先端面27の上を流れる切屑の進む方向が先端面27の広い範囲においてコントロールされ易い。
図6に示す限定されない一例のようにインサート1は、第1面3を平面視した場合に二等分線Lを基準として線対称であってもよい。切刃9は、第2辺15に位置する第2切刃9cを有してもよい。
また、第1面3は、図6及び図11に示す限定されない一例のように、第7傾斜面37及び第8傾斜面39をさらに有してもよい。第7傾斜面37は、第2辺15に沿って位置し、第3傾斜面21に対応する傾斜面である。第8傾斜面39は、第7傾斜面37よりも第1面3の内側に位置し、第4傾斜面23に対応する傾斜面である。
第7傾斜面37は、図6におけるXI断面の断面図である図11に示すように、第7傾斜角θ7で傾斜してもよく、第2辺15から離れるにしたがって仮想平面Sに近づいてもよい。第8傾斜面39は、図11に示すように、第8傾斜角θ8で傾斜してもよく、第2辺15から離れるにしたがって仮想平面Sに近づいてもよい。
図11に示す限定されない一例のように第2辺15に直交する断面において、第8傾斜角θ8が、第7傾斜角θ7よりも大きく、且つ、突起部25における第2辺15に対向する部分(第9傾斜面)の傾斜角(第9傾斜角θ9)が、第7傾斜角θ7よりも大きくてもよい。
この場合には、コーナ切刃9a及び第2切刃9cを切刃9として用いる高切込み加工において、切屑が安定してカールし易い。このように、図6に示す限定されない一例のインサート1においては、コーナ切刃9a及び第1切刃9bを切刃9として用いる場合、及び、コーナ切刃9a及び第2切刃9cを切刃9として用いる場合のいずれにおいても、切屑が安定してカールし易い。すなわち、本例のインサート1は、いわゆる勝手なしのインサート1として用いることができる。
図11に示すように、第2辺15に直交する断面において、第9傾斜角θ9が、第8傾斜角θ8より大きくてもよい。
また、図10に示す限定されない一例のように、二等分線Lに直交する断面において、先端面27が仮想平面Sに対して平行であってもよい。このときには、コーナ切刃9a及び第1切刃9bを切刃9として用いる場合、及び、コーナ切刃9a及び第2切刃9cを切刃9として用いる場合のいずれにおいても、低切込み加工における切屑の排出性が良好である。なお、上記の「平行」とは厳密な意味での平行に限定されるものではなく、2°~3°程度の僅かな傾斜も含むことを意味する。
仮想平面Sを基準とする第1コーナ11の高さh1は、仮想平面Sを基準とする先端面27の高さh2の最大値より高くてもよい。言い換えれば、第1コーナ11は、先端面27よりも仮想平面Sから離れてもよい。この場合には、先端面27の少なくとも一部が第1コーナ11よりも仮想平面Sから離れている場合と比較して、切屑がカールするスペースが確保され易い。
また、仮想平面Sを基準とする第1コーナ11の高さh1が、仮想平面Sを基準とする先端面27の高さh2と同じであってもよい。この場合にも、切屑がカールするスペースが確保され易い。また、切屑がカールするスペースが確保され易い一方で、送り量が大きい場合においても切屑が先端面27に接触し易い。そのため、切屑が安定してカールし易い。
図5に示す限定されない一例のように、第1面3が、第1辺13に沿って位置する第10傾斜面41をさらに有してもよい。第10傾斜面41は、第3傾斜面21及び第4傾斜面23よりも第1コーナ11から離れてもよい。第10傾斜面41は、第3傾斜面21及び第4傾斜面23に接続されてもよい。
第4傾斜面23における第10傾斜面41に沿って位置する部分は、図11に示す限定されない一例のように第4傾斜面23及び第10傾斜面41の境界と交差する断面において、凸曲線形状であってもよい。この場合には、例えば、第4傾斜面23の上を進み、第10傾斜面41へと切屑が流れる際に第4傾斜面23において切屑が詰まりにくい。
図5に示す限定されない一例のように、第1傾斜面17が第1コーナ11から離れ、第3傾斜面21が第1辺13から離れ、また、第7傾斜面37が第2辺15から離れてもよい。そして、第1コーナ11、第1辺13及び第2辺15と、第1傾斜面17、第3傾斜面21及び第7傾斜面37との間にランド面29が位置してもよい。このように、第1面3がランド面29をさらに有してもよい。
図5などに示すように、ランド面29は、第1面3の外縁に接続され、第1面3の外縁に沿って位置する幅の狭い帯状の領域である。第1面3がランド面29を有する場合には、切刃9の耐久性が高い。第1面3を平面視した場合におけるランド面29の幅W2は、例えば、0.01~0.5mm程度に設定できる。
ランド面29は、第1面3の外周縁の全体に沿って位置してもよく、また、第1面3の外縁における切刃9が位置する部分に沿って位置してもよい。ランド面29は、仮想平面Sに対して傾斜してもよく、また、仮想平面Sに対して平行であってもよい。図7などに示す限定されない一例におけるランド面29は、仮想平面Sに対して平行である。
インサート1の材質としては、例えば、超硬合金、サーメット、セラミックス、PCD(多結晶ダイヤモンド)及びcBN(立方晶窒化硼素)などが挙げられる。
超硬合金の組成としては、例えば、WC(炭化タングステン)-Co、WC-TiC(炭化チタン)-Co及びWC-TiC-TaC(炭化タンタル)-Coが挙げられる。ここで、WC、TiC及びTaCは硬質粒子であり、Coは結合相である。また、サーメットは、セラミック成分に金属を複合させた焼結複合材料である。具体的には、サーメットとして、TiC又はTiN(窒化チタン)を主成分とした化合物が挙げられる。なお、インサート1の材質としては、これらに限定されない。
また、インサート1は、上に例示する材質によって構成される1つの部材のみによって構成されてもよく、また、上に例示する材質によって構成される複数の部材によって構成されてもよい。
例えば、インサート1が、図1に示すように、本体部31及び切削部33によって構成されており、全体として多角板形状になってもよい。本体部31は略多角板形状であり、その一部が切り欠かれた凹形状であってもよい。この切り欠かれた凹形状の部分に切削部33がロウ材などを用いて接合されてもよい。ここで、図1に示す限定されない一例においては、第1コーナ11、第1辺13及び第2辺15が、切削部33に位置する。
切削部33の材質として、例えばPCD及びcBNのように硬度が比較的高い材質を用いてもよい。また、本体部31の材質として、例えば、超硬合金、サーメット又はセラミックスを用いてもよい。この場合には、インサート1を安価に製造することが可能でありつつも、切削負荷に対するインサート1の耐久性が高い。本体部31及び切削部33の硬度は、それぞれの部位のビッカース硬さを測定することによって評価すればよい。
また、インサート1は、上記の切削部33及び本体部31のみによって構成されてもよいが、例えば、切削部33及び本体部31に加えて、これらの表面を被覆する被覆層(不図示)をさらに備えてもよい。被覆層は、切削部33及び本体部31によって構成される基体の表面の全体を覆ってもよく、また、基体の表面の一部のみを覆ってもよい。
被覆層の材質としては、例えば、酸化アルミニウム(アルミナ)、並びに、チタンの炭化物、窒化物、酸化物、炭酸化物、窒酸化物、炭窒化物及び炭窒酸化物などが挙げられる。被覆層は、上記の材質のうち1つのみを含有してもよく、また、複数を含有してもよい。
また、被覆層は、1つのみの層によって構成されてもよく、複数の層が積層された構成であってもよい。なお、被覆層の材質としては、これらに限定されない。被覆層は、例えば、化学蒸着(CVD)法又は物理蒸着(PVD)法を用いることによって、基体の上に位置させることが可能である。
図1に示す限定されない一例のように、インサート1は、貫通孔35を有してもよい。貫通孔35は、第1面3から第2面5にかけて形成され、これらの面において開口してもよい。貫通孔35は、第1面3の中心及び第2面5の中心を通る中心軸O1に沿って延びてもよい。貫通孔35は、インサート1をホルダに保持する際に、固定ネジ又はクランプ部材を取り付けるために用いることが可能である。なお、貫通孔35は、第3面7における互いに反対側に位置する領域において開口する構成であっても何ら問題無い。
<切削工具>
次に、実施形態の切削工具101について図面を用いて説明する。
実施形態の切削工具101は、図12及び図13に示すように、第1端から第2端に向かって延びた棒状であり、第1端の側にポケット103(インサートポケット)を有するホルダ105と、ポケット103に位置する上記のインサートと、を備えている。このとき、切刃の少なくとも一部がホルダ105の第1端から突出するようにインサート1が装着されてもよい。
ホルダ105は、軸O2に沿って細長く伸びた棒形状であってもよい。そして、ホルダ105の第1端の側に、1つのポケット103が設けられてもよい。ポケット103は、インサート1が装着される部分であり、ホルダ105における第1端の側の端面に対して開口してもよい。このとき、ポケット103がホルダ105の側面に対して開口する場合には、インサート1の装着を容易に行うことができる。ポケット103は、ホルダ105の下面に対して平行な着座面と、着座面に対して傾斜する拘束側面と、を有してもよい。
ポケット103にはインサート1が位置する。このとき、インサート1の第2面がポケット103に直接に接してもよく、また、インサート1とポケット103との間にシートを挟んでもよい。
インサート1は、切刃として用いられる部分がホルダ105から外方に突出するようにホルダ105に装着されてもよい。インサート1は、固定ネジ107によって、ホルダ105に装着されてもよい。すなわち、インサート1の貫通孔に固定ネジ107を挿入し、この固定ネジ107の先端をポケット103に形成されたネジ孔に挿入してネジ部同士を螺合させることによって、インサート1がホルダ105に装着されてもよい。
ホルダ105としては、鋼、鋳鉄などを用いてもよい。特に、ホルダ103として鋼を用いた場合には、ホルダ103の靱性が高い。
実施形態においては、いわゆる旋削加工に用いられる切削工具を例示している。旋削加工としては、例えば、内径加工、外径加工及び溝入れ加工が挙げられる。なお、切削工具としては旋削加工に用いられるものに限定されない。例えば、転削加工に用いられる切削工具に上記の実施形態のインサートを用いてもよい。
<切削加工物の製造方法>
次に、実施形態の切削加工物の製造方法について図面を用いて説明する。
切削加工物は、被削材201を切削加工することによって作製される。実施形態における切削加工物の製造方法は、以下の工程を備えている。すなわち、
(1)被削材201を回転させる工程と、
(2)回転している被削材201に上記実施形態に代表される切削工具101における稜線を接触させる工程と、
(3)切削工具101を被削材201から離す工程と、
を備えている。
より具体的には、まず、図14に示すように、被削材201を軸O3の周りで回転させるとともに、被削材201に切削工具101を相対的に近付ける。次に、図15に示すように、切削工具101における稜線(切刃)を被削材201に接触させて、被削材201を切削する。そして、図16に示すように、切削工具101を被削材201から相対的に遠ざける。
実施形態においては、軸O3を固定するとともに被削材201を回転させた状態で切削工具101をY1方向に移動させることによって被削材201に近づけている。また、図15においては、回転している被削材201にインサートにおける切刃を接触させることによって被削材201を切削している。また、図16においては、被削材201を回転させた状態で切削工具101をY2方向に移動させることによって遠ざけている。
なお、実施形態の製造方法における切削加工では、それぞれの工程において、切削工具101を動かすことによって、切削工具101を被削材201に接触させる、あるいは、切削工具101を被削材201から離しているが、当然ながらこのような形態に限定されない。
例えば、(1)の工程において、被削材201を切削工具101に近づけてもよい。同様に、(3)の工程において、被削材201を切削工具101から遠ざけてもよい。切削加工を継続する場合には、被削材201を回転させた状態を維持して、被削材201の異なる箇所にインサートにおける切刃を接触させる工程を繰り返せばよい。
なお、被削材201の材質の代表例としては、炭素鋼、合金鋼、ステンレス、鋳鉄、又は非鉄金属などが挙げられる。
1・・・インサート
3・・・第1面
5・・・第2面
7・・・第3面
9・・・切刃
9a・・コーナ切刃
9b・・第1切刃
9c・・第2切刃
11・・・第1コーナ
13・・・第1辺
15・・・第2辺
17・・・第1傾斜面
19・・・第2傾斜面
21・・・第3傾斜面
23・・・第4傾斜面
25・・・突起部
27・・・先端面
29・・・ランド面
31・・・本体部
33・・・切削部
35・・・貫通孔
37・・・第7傾斜面
39・・・第8傾斜面
41・・・第10傾斜面
101・・・切削工具
103・・・ポケット
105・・・ホルダ
107・・・固定ネジ
201・・・被削材

Claims (11)

  1. 第1面と、
    前記第1面の反対側に位置する第2面と、
    前記第1面及び前記第2面の間に位置する第3面と、
    前記第1面及び前記第3面の交わりに位置する切刃と、
    前記第1面の中心及び前記第2面の中心を通る中心軸と、
    前記第1面及び前記第2面の間に位置し、前記中心軸に直交する仮想平面と、を備え
    前記第1面は、
    コーナと、
    前記コーナから延びた第1辺と、
    前記コーナに沿って位置し、前記コーナから離れるにしたがって前記仮想平面に第1傾斜角で近づく第1傾斜面と、
    前記第1傾斜面よりも前記第1面の内側に位置し、前記コーナから離れるにしたがって前記仮想平面に第2傾斜角で近づく第2傾斜面と、
    前記第1辺に沿って位置し、前記第1辺から離れるにしたがって前記仮想平面に第3傾斜角で近づく第3傾斜面と、
    前記第3傾斜面よりも前記第1面の内側に位置し、前記第1辺から離れるにしたがって前記仮想平面に第4傾斜角で近づく第4傾斜面と、
    前記第2傾斜面及び前記第4傾斜面よりも前記第1面の内側に位置して前記第2傾斜面及び前記第4傾斜面に接続され前記第2傾斜面に接続された部分が前記コーナから離れるにしたがって前記仮想平面から第5傾斜角で離れ、且つ、前記第4傾斜面に接続された部分が前記第1辺から離れるにしたがって前記仮想平面から第6傾斜角で離れる突起部と、
    前記コーナ及び前記第1辺と、前記第1傾斜面及び前記第3傾斜面と、の間に位置するランド面と、を有し、
    前記第2傾斜角は、前記第1傾斜角よりも大きく、
    前記第4傾斜角は、前記第3傾斜角よりも大きく、
    前記仮想平面に直交するとともに前記コーナの二等分線に沿った断面において、前記第5傾斜角が、前記第2傾斜角よりも小さく、
    前記第1辺に直交する断面において、前記第6傾斜角が、前記第3傾斜角よりも大きく、
    前記第6傾斜角が前記第5傾斜角よりも大きい、切削インサート。
  2. 前記仮想平面に直交するとともに前記二等分線に沿った断面において、前記第5傾斜角が、前記第1傾斜角よりも小さい、請求項1に記載の切削インサート。
  3. 前記第1辺に直交する断面において、前記第6傾斜角が、前記第4傾斜角よりも大きい、請求項1又は2に記載の切削インサート。
  4. 前記第1面を平面視した場合に、前記二等分線の上における、前記第2傾斜面の長さが、前記第1傾斜面の長さよりも短い、請求項1~3のいずれか1つに記載の切削インサート。
  5. 前記突起部は、前記二等分線の上に位置して、前記コーナから離れるにしたがって前記仮想平面から離れるように傾斜した平らな先端面を有している、請求項1~4のいずれか1つに記載の切削インサート。
  6. 前記第1面を平面視した場合に、前記先端面は、前記コーナから離れるにしたがって、前記二等分線に直交する方向の幅が大きくなる部分を有する、請求項5に記載の切削インサート。
  7. 前記先端面は、前記二等分線に直交する断面において、前記仮想平面に対して平行である、請求項5又は6に記載の切削インサート。
  8. 前記コーナは、前記先端面よりも前記仮想平面から離れている、請求項5~7のいずれか1つに記載の切削インサート。
  9. 前記突起部は、前記先端面よりも前記コーナから離れて位置するとともに前記先端面に接続され、前記仮想平面に対して平行である頂面をさらに有し、
    前記第1面を平面視した場合に、前記二等分線の上における、前記先端面の長さが、前記頂面の長さよりも長い、請求項5~8のいずれか1つに記載の切削インサート。
  10. 第1端から第2端に向かって延びた棒状であり、前記第1端の側に位置するポケットを有するホルダと、
    前記ポケット内に位置する、請求項1~9のいずれか1つに記載の切削インサートと、を有する切削工具。
  11. 被削材を回転させる工程と、
    回転している前記被削材に請求項10に記載の切削工具を接触させる工程と、
    前記切削工具を前記被削材から離す工程と、を備えた切削加工物の製造方法。
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