WO2023195070A1 - 切削インサート - Google Patents

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佑紀 廣津
英生 前野
淳也 沖田
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住友電工ハードメタル株式会社
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Abstract

切削インサートは、頂面と、底面と、外周面とを有している。頂面と外周面との稜線は、第1切刃と、コーナ切刃と、第2切刃とを有している。頂面において、突起部が設けられている。底面に対して垂直な方向に見て、突起部は、第1切刃と第2切刃とのなす角の二等分線に沿って延びている。第1方向に見て、コーナ切刃と二等分線との交点は基準点とされる。基準点からの距離が0.5mmであり、かつ二等分線に垂直な第1断面において、底面に対して垂直な方向における第1切刃と突起部との距離は第1距離とされる。基準点からの距離が1.5mmであり、かつ二等分線に垂直な第2断面において、底面に対して垂直な方向における第1切刃と突起部との距離は第3距離とされる。第3距離は、第1距離よりも大きい。第2断面における突起部の幅に対する突起部の高さの比率は、第1断面における突起部の幅に対する突起部の高さの比率よりも小さい。

Description

切削インサート
 本開示は、切削インサートに関する。
 国際公開第2015/046558号(特許文献1)には、切削インサートが記載されている。当該切削インサートの上面に突起部が設けられている。
国際公開第2015/046558号
 本開示に係る切削インサートは、頂面と、底面と、外周面とを備えている。底面は、頂面の反対にある。外周面は、頂面および底面の各々に連なっている。頂面と外周面との稜線は、第1切刃と、コーナ切刃と、第2切刃とを含む。コーナ切刃は、第1切刃に連なっている。第2切刃は、コーナ切刃に連なっている。第2切刃は、コーナ切刃に対して第1切刃の反対にある。頂面において、突起部が設けられている。頂面から底面に向かい且つ底面に対して垂直な第1方向に見て、突起部は、第1切刃と第2切刃とのなす角の二等分線に沿って延びている。二等分線に垂直な断面において、突起部は、外側に凸の曲線状である。第1方向において、突起部は、第1切刃および第2切刃の各々よりも底面に近い位置に設けられている。第1方向に見て、コーナ切刃と二等分線との交点は、基準点とされる。基準点からの距離が0.5mmであり、かつ二等分線に垂直な第1断面において、第1方向における第1切刃と突起部との距離は第1距離とされ、第1方向における第2切刃と突起部との距離は第2距離とされる。基準点からの距離が1.5mmであり、かつ二等分線に垂直な第2断面において、第1方向における第1切刃と突起部との距離は第3距離とされ、第1方向における第2切刃と突起部との距離は第4距離とされる。第3距離は、第1距離よりも大きい。第4距離は、第2距離よりも大きい。第2断面における突起部の幅に対する突起部の高さの比率は、第1断面における突起部の幅に対する突起部の高さの比率よりも小さい。
図1は、第1実施形態に係る切削インサートの構成を示す斜視模式図である。 図2は、第1実施形態に係る切削インサートの構成を示す側面模式図である。 図3は、第1実施形態に係る切削インサートの構成を示す平面模式図である。 図4は、図3の領域IVを示す拡大模式図である。 図5は、図4のV-V線に沿う縦断面模式図である。 図6は、図4のVI-VI線に沿う縦断面模式図である。 図7は、図4のVII-VII線に沿う縦断面模式図である。 図8は、図4のVIII-VIII線に沿う縦断面模式図である。 図9は、第2実施形態に係る切削インサートの構成を示す平面模式図である。 図10は、図9の領域Xを示す拡大模式図である。 図11は、図10のXI-XI線に沿う縦断面模式図である。 図12は、図10のXII-XII線に沿う縦断面模式図である。 図13は、図10のXIII-XIII線に沿う縦断面模式図である。 図14は、第3実施形態に係る切削インサートの構成を示す平面模式図である。 図15は、図14の領域XVを示す拡大模式図である。 図16は、図15のXVI-XVI線に沿う縦断面模式図である。 図17は、図15のXVII-XVII線に沿う縦断面模式図である。 図18は、図15のXVIII-XVIII線に沿う縦断面模式図である。 図19は、切削インサートを用いて被削材を切削加工している状態を示す模式図である。
 [本開示が解決しようとする課題]
 本開示の目的は、切込量が小さい場合における切り屑の処理性を向上可能であり、かつ切込量が大きい場合における切削抵抗を低減可能である切削インサートを提供することである。
 [本開示の効果]
 本開示によれば、切込量が小さい場合における切り屑の処理性を向上可能であり、かつ切込量が大きい場合における切削抵抗を低減可能である切削インサートを提供することができる。
 [実施形態の概要]
 まず、本開示の実施形態の概要について説明する。
 (1)本開示に係る切削インサート100は、頂面1と、底面2と、外周面8とを備えている。底面2は、頂面1の反対にある。外周面8は、頂面1および底面2の各々に連なっている。頂面1と外周面8との稜線20は、第1切刃11と、コーナ切刃13と、第2切刃12とを含む。コーナ切刃13は、第1切刃11に連なっている。第2切刃12は、コーナ切刃13に連なっている。第2切刃12は、コーナ切刃13に対して第1切刃11の反対にある。頂面1において、突起部4が設けられている。頂面1から底面2に向かい且つ底面2に対して垂直な第1方向101に見て、突起部4は、第1切刃11と第2切刃12とのなす角の二等分線99に沿って延びている。二等分線99に垂直な断面において、突起部4は、外側に凸の曲線状である。第1方向101において、突起部4は、第1切刃11および第2切刃12の各々よりも底面2に近い位置に設けられている。第1方向101に見て、コーナ切刃13と二等分線99との交点は、基準点98とされる。基準点98からの距離が0.5mmであり、かつ二等分線99に垂直な第1断面CS1において、第1方向101における第1切刃11と突起部4との距離は第1距離D1とされ、第1方向101における第2切刃12と突起部4との距離は第2距離D2とされる。基準点98からの距離が1.5mmであり、かつ二等分線99に垂直な第2断面CS2において、第1方向101における第1切刃11と突起部4との距離は第3距離D3とされ、第1方向101における第2切刃12と突起部4との距離は第4距離D4とされる。第3距離D3は、第1距離D1よりも大きい。第4距離D4は、第2距離D2よりも大きい。第2断面CS2における突起部4の幅(第4幅W4)に対する突起部4の高さ(第4高さH4)の比率は、第1断面CS1における突起部4の幅(第3幅W3)に対する突起部4の高さ(第3高さH3)の比率よりも小さい。
 (2)上記(1)に係る切削インサート100によれば、頂面1は、第1すくい面31と、第2すくい面32とを有していてもよい。第1すくい面31は、第1切刃11に連なっていてもよい。第1すくい面31は、第1切刃11と突起部4との間にあってもよい。第2すくい面32は、第2切刃12に連なっていてもよい。第2すくい面32は、第2切刃12と突起部4との間にあってもよい。第2断面CS2における第1すくい面31の幅に対する第1すくい面31の高さの比率は、第1断面CS1における第1すくい面31の幅(第1幅W1)に対する第1すくい面31の高さ(第1高さH1)の比率よりも小さくてもよい。第2断面CS2における第2すくい面32の幅に対する第2すくい面32の高さの比率は、第1断面CS1における第2すくい面32の幅(第2幅W2)に対する第2すくい面32の高さ(第2高さH2)の比率よりも小さくてもよい。第1断面CS1において、第1すくい面31および第2すくい面32の各々は、外側に凸の曲線状であってもよい。第1断面CS1において、第1すくい面31のすくい角(第1すくい角θ11)は、第1切刃11から突起部4へ近づくにつれて大きくなっていてもよい。第1断面CS1において、第2すくい面32のすくい角(第2すくい角θ12)は、第2切刃12から突起部4へ近づくにつれて大きくなっていてもよい。
 (3)上記(2)に係る切削インサート100によれば、第2断面CS2において、第1すくい面31および第2すくい面32の各々は直線状であってもよい。
 (4)上記(2)または(3)に係る切削インサート100によれば、頂面1は、第3すくい面33と、コーナすくい面34とをさらに有していてもよい。第3すくい面33は、第1すくい面31と第2すくい面32との間にあってもよい。第3すくい面33は、突起部4によって構成されていてもよい。コーナすくい面34は、第3すくい面33とコーナ切刃13との間にあってもよい。第3すくい面33は、第1面41と、第2面42とを有していてもよい。第1面41は、コーナすくい面34に対してコーナ切刃13の反対にあってもよい。第2面42は、第1面41に連なっていてもよい。第2面42は、第1面41に対してコーナすくい面34の反対にあってもよい。第1方向101に平行であり且つ二等分線99を含む断面(第4断面CS4)において、第1面41は、コーナすくい面34に対して底面2から頂面1に向かう第2方向102に傾斜していてもよい。第1方向101に平行であり且つ二等分線99を含む断面(第4断面CS4)において、第2面42は、第1面41よりも底面2に近い位置にあってもよい。
 [実施形態の詳細]
 以下、本開示の実施形態の詳細について説明する。以下の説明では、同一または対応する要素には同一の符号を付し、それらについて同じ説明は繰り返さない。
 (第1実施形態)
 まず、第1実施形態に係る切削インサート100の構成について説明する。
 図1は、第1実施形態に係る切削インサート100の構成を示す斜視模式図である。図1に示されるように、切削インサート100は、頂面1と、底面2と、内周面7と、外周面8とを主に有している。底面2は、頂面1の反対にある。内周面7は、頂面1および底面2の各々に連なっている。内周面7は、貫通孔9を形成している。貫通孔9は、頂面1と底面2とを貫通している。外周面8は、頂面1および底面2の各々に連なっている。外周面8は、内周面7の外側にある。
 頂面1と外周面8との稜線20の少なくとも一部は、切刃として機能する。稜線20は環状である。稜線20は、一対の切刃部10と、一対の第1直線部14と、一対の第2直線部15とを有している。稜線20において、切刃部10と第1直線部14と第2直線部15とは、周方向に交互に位置している。なお、本明細書において周方向とは、稜線20の周方向を意味している。一対の切刃部10の各々は、貫通孔9に対して互いに反対にある。言い換えれば、貫通孔9は、一対の切刃部10の間にある。一対の第1直線部14の各々は、貫通孔9に対して互いに反対にある。言い換えれば、貫通孔9は、一対の第1直線部14の間にある。一対の第2直線部15の各々は、貫通孔9に対して互いに反対にある。言い換えれば、貫通孔9は、一対の第2直線部15の間にある。
 切刃部10は、第1切刃11と、コーナ切刃13と、第2切刃12と、を有している。第1切刃11は、第1直線部14に連なっている。コーナ切刃13は、第1切刃11に連なっている。コーナ切刃13は、第1切刃11に対して第1直線部14の反対にある。別の観点から言えば、周方向において、第1切刃11は、第1直線部14とコーナ切刃13との間に位置している。第2切刃12は、コーナ切刃13に連なっている。第2切刃12は、コーナ切刃13に対して、第1切刃11の反対にある。別の観点から言えば、周方向において、コーナ切刃13は、第1切刃11と第2切刃12との間にある。第2直線部15は、第2切刃12に連なっている。第2直線部15は、第2切刃12に対してコーナ切刃13の反対にある。別の観点から言えば、周方向において、第2切刃12は、コーナ切刃13と第2直線部15との間にある。
 頂面1は、第1すくい面31と、第2すくい面32と、第3すくい面33と、立ち上がり面6と、平坦面5とを有している。第1すくい面31は、第1切刃11に連なっている。第2すくい面32は、第2切刃12に連なっている。第3すくい面33は、第1すくい面31と第2すくい面32との間にある。別の観点から言えば、第1すくい面31は、第1切刃11と第3すくい面33との間にある。第2すくい面32は、第2切刃12と第3すくい面33との間にある。
 立ち上がり面6は、稜線20から離間している。平坦面5は、立ち上がり面6と内周面7との間にある。立ち上がり面6は、第1すくい面31、第2すくい面32および第3すくい面33の各々から平坦面5に向かって立ち上がっている。
 頂面1において、突起部4が設けられている。第3すくい面33は、突起部4によって構成されている。言い換えれば、突起部4は、第1すくい面31と第2すくい面32との間にある。別の観点から言えば、第1すくい面31は、第1切刃11と突起部4との間にある。第2すくい面32は、第2切刃12と突起部4との間にある。突起部4は、コーナ切刃13と立ち上がり面6との間にある。
 図2は、第1実施形態に係る切削インサート100の構成を示す側面模式図である。図2に示されるように、底面2は平面状であってもよい。本明細書において、頂面1から底面2に向かう方向は、第1方向101とされる。第1方向101は、底面2に垂直な方向である。頂面1の平坦面5は、平面状であってもよい。平坦面5は、底面2に実質的に平行である。第1切刃11は、第1方向101に凹んでいる。言い換えれば、第1切刃11は、第1方向101に凸の曲線状である。第2切刃12は、第1方向101に凹んでいる。言い換えれば、第2切刃12は、第1方向101に凸の曲線状である。第1直線部14は、実質的に底面2に平行である。第2直線部15は、実質的に底面2に平行である。第1方向101において、稜線20は、底面2と平坦面5との間にある。
 図3は、第1実施形態に係る切削インサート100の構成を示す平面模式図である。図3に示されるように、第1方向101(図2参照)に見て、内周面7の中心は、中心Oとされる。第1方向101に見て、第1切刃11と第2切刃12とのなす角を2等分する直線は、二等分線99とされる。第1方向101に見て、二等分線99は中心Oを通る。
 図3に示されるように、第1方向101に見て、稜線20は略平行四辺形である。第1方向101に見て、一対の第1直線部14の各々は、互いに実質的に平行であってもよい。一対の第2直線部15の各々は、互いに実質的に平行であってもよい。
 図3に示されるように、第1方向101に見て、第1切刃11と第2切刃12との成す角は鋭角である。第1方向101に見て、第1直線部14と第2直線部15とのなす角は鈍角である。第1方向101に見て、第1直線部14と第2直線部15とのなす角は、第1角度θ1とされる。第1角度θ1は、たとえば125°である。第1角度θ1は、たとえば120°以上130°以下であってもよい。
 図3に示されるように、第1方向101に見て、頂面1の形状は、二等分線99に対して実質的に線対称である。別の観点から言えば、第1方向101に見て、稜線20の形状は、二等分線99に対して実質的に線対称である。第1方向101に見て、頂面1の形状は、中心Oに対して実質的に2回対称である。別の観点から言えば、第1方向101に見て、稜線20の形状は、中心Oに対して実質的に2回対称である。
 第1方向101に見て、突起部4は、二等分線99に沿って延びている。第1方向101に見て、二等分線99は、第1すくい面31と第2すくい面32との間にある。第1方向101に見て、二等分線99は、一対のコーナ切刃13の各々に交差する。
 図4は、図3の領域IVを示す拡大模式図である。図4に示されるように、コーナ切刃13の一端は、第1端部91とされる。コーナ切刃13において、第1端部91と反対の端部は、第2端部92とされる。第1端部91において、コーナ切刃13は、第1切刃11に連なっている。第2端部92において、コーナ切刃13は、第2切刃12に連なっている。第1方向101に見て、コーナ切刃13と二等分線99との交点は、基準点98とされる。第1方向101に見て、第1切刃11および第2切刃12の各々は直線状である。第1方向101に見て、コーナ切刃13は円弧状である。
 図4に示されるように、第1方向101に見て、第2切刃12は、第1切刃11に対して傾斜している。第1方向101に見て、第1切刃11と第2切刃12とがなす角度は、第2角度θ2とされる。第2角度θ2は、たとえば55°である。第2角度θ2は、たとえば50°以上60°以下であってもよい。
 図4に示されるように、頂面1は、コーナすくい面34と、第1中間すくい面21と、第2中間すくい面22とをさらに有している。コーナすくい面34は、第3すくい面33とコーナ切刃13との間にある。コーナすくい面34は、コーナ切刃13、第1すくい面31、第2すくい面32および第3すくい面33の各々に連なっている。
 第1中間すくい面21は、第1すくい面31と第3すくい面33との間にある。第1中間すくい面21は、第1すくい面31、第3すくい面33およびコーナすくい面34の各々に連なっている。
 第2中間すくい面22は、第2すくい面32と第3すくい面33との間にある。第2中間すくい面22は、第2すくい面32、第3すくい面33およびコーナすくい面34の各々に連なっている。第2中間すくい面22は、第3すくい面33に対して第1中間すくい面21の反対にある。別の観点から言えば、第3すくい面33は、第1中間すくい面21と第2中間すくい面22との間にある。
 コーナすくい面34は、第1コーナすくい部71と、第2コーナすくい部72とによって構成されている。第1コーナすくい部71は、コーナ切刃13、第1すくい面31および第2すくい面32の各々に連なっている。
 第2コーナすくい部72は、第1コーナすくい部71に対してコーナ切刃13の反対にある。別の観点から言えば、第1コーナすくい部71は、コーナ切刃13と第2コーナすくい部72との間にある。第2コーナすくい部72は、第1コーナすくい部71と第3すくい面33との間にある。第2コーナすくい部72は、第1コーナすくい部71、第1中間すくい面21、第2中間すくい面22および第3すくい面33の各々に連なっている。
 第1すくい面31は、第1すくい部61と、第2すくい部62とによって構成されている。第1すくい部61は、第1切刃11、第1コーナすくい部71および第1中間すくい面21の各々に連なっている。
 第2すくい部62は、第1すくい部61に対して、第1コーナすくい部71の反対にある。別の観点から言えば、第1すくい部61は、第1コーナすくい部71と第2すくい部62との間にある。第2すくい部62は、第1切刃11、第1すくい部61および第1中間すくい面21の各々に連なっている。
 第2すくい面32は、第3すくい部63と、第4すくい部64とによって構成されている。第3すくい部63は、第2切刃12、第1コーナすくい部71および第2中間すくい面22の各々に連なっている。第4すくい部64は、第3すくい部63に対して、第1コーナすくい部71の反対にある。別の観点から言えば、第3すくい部63は、第1コーナすくい部71と第4すくい部64との間にある。第4すくい部64は、第2切刃12、第3すくい部63および第2中間すくい面22の各々に連なっている。
 第3すくい面33は、第1面41と、第2面42とを有している。第1面41は、コーナすくい面34に対してコーナ切刃13の反対にある。別の観点から言えば、コーナすくい面34は、コーナ切刃13と第1面41との間にある。第1面41は、コーナすくい面34、第1中間すくい面21および第2中間すくい面22の各々に連なっている。第1方向101に見て、第1面41は、二等分線99に沿って延びている。第1方向101に見て、二等分線99に垂直な方向における第1面41の幅は、基準点98から離間するにつれて大きくなっていてもよい。
 第2面42は、第1面41に対してコーナすくい面34の反対にある。別の観点から言えば、第1面41は、コーナすくい面34と第2面42との間にある。第2面42は、第1面41、第1中間すくい面21および第2中間すくい面22の各々に連なっている。第1方向101に見て、第2面42は、二等分線99に沿って延びている。
 第2面42は、第1部分51と、第2部分52と、第3部分53とによって構成されている。第1部分51は、第1面41に対してコーナすくい面34の反対にある。別の観点から言えば、第1面41は、コーナすくい面34と、第1部分51との間にある。第1部分51は、第1面41、第1中間すくい面21および第2中間すくい面22の各々に連なっている。第1方向101に見て、第1部分51は、二等分線99に沿って延びている。第1方向101に見て、二等分線99に垂直な方向における第1部分51の幅は、第1部分51の全面に渡って実質的に同じであってもよい。
 第2部分52は、第1部分51に対して第1面41の反対にある。別の観点から言えば、第1部分51は、第1面41と第2部分52との間にある。第2部分52は、第1部分51、第1中間すくい面21および第2中間すくい面22の各々に連なっている。第1方向101に見て、第2部分52は、二等分線99に沿って延びている。第1方向101に見て、二等分線99に垂直な方向における第2部分52の幅は、基準点98から離間するにつれて大きくなっていてもよい。
 第3部分53は、第2部分52に対して第1部分51の反対にある。別の観点から言えば、第2部分52は、第1部分51と第3部分53との間にある。第3部分53は、第2部分52と、第1中間すくい面21および第2中間すくい面22の各々に連なっている。第1方向101に見て、第3部分53は、二等分線99に沿って延びている。第1方向101に見て、二等分線99に垂直な方向における第3部分53の幅は、基準点98から離間するにつれて小さくなっていてもよい。
 図5は、図4のV-V線に沿う縦断面模式図である。図5に示される断面は、基準点98からの距離が0.5mmであり、かつ二等分線99に垂直な断面である。図5に示される断面は、第1断面CS1とされる。
 二等分線99に垂直な断面において、第1すくい面31の両端を通る直線は、第1仮想直線111とされる。二等分線99に垂直な断面において、第2すくい面32の両端を通る直線は、第2仮想直線112とされる。二等分線99に垂直な断面において、突起部4の両端を通る直線は、第3仮想直線113とされる。
 本明細書において、二等分線99に垂直な断面における面の両端の距離は、当該面の幅とされる。具体的には、たとえば二等分線99に垂直な断面における第1すくい面31の両端の距離は、第1すくい面31の幅とされる。二等分線99に垂直な断面における突起部4の両端の距離は、突起部4の幅とされる。
 本明細書において、二等分線99に垂直な断面における面の両端を通る直線と当該面との最大距離は、当該面の高さとされる。具体的には、二等分線99に垂直な断面における第1仮想直線111から最も離れている第1すくい面31上の点と第1仮想直線111との間の距離は、第1すくい面31の高さとされる。二等分線99に垂直な断面において、第3仮想直線113から最も離れている突起部4上の点と第3仮想直線113との間の距離は、突起部4の高さとされる。
 底面2(図2参照)に平行であり、かつ二等分線99(図4参照)に垂直な直線は、第4仮想直線114とされる。二等分線99に垂直な断面において、第4仮想直線114と第1すくい面31とのなす角は、第1すくい角θ11とされる。具体的には、第1すくい角θ11は、第4仮想直線114と第1すくい面31の接線とのなす角である。言い換えれば、第1すくい角θ11は、第1すくい面31のすくい角である。
 二等分線99に垂直な断面において、第4仮想直線114と第2すくい面32とのなす角は、第2すくい角θ12とされる。具体的には、第2すくい角θ12は、第4仮想直線114と第2すくい面32の接線とのなす角である。言い換えれば、第2すくい角θ12は、第2すくい面32のすくい角である。
 図5に示されるように、第1断面CS1において、第1すくい面31は、第1接続点121において、第1中間すくい面21に滑らかに連なっている。別の観点から言えば、第1断面CS1において、第1すくい面31の接線の傾きと、第1中間すくい面21の接線の傾きとは、第1接続点121において連続的に変化する。第1断面CS1において、第1中間すくい面21は、第2接続点122において、突起部4に滑らかに連なっている。別の観点から言えば、第1断面CS1において、第1中間すくい面21の接線の傾きと、突起部4の接線の傾きとは、第2接続点122において連続的に変化する。
 突起部4は、第3接続点123において、第2中間すくい面22に滑らかに連なっている。別の観点から言えば、第1断面CS1において、突起部4の接線の傾きと、第2中間すくい面22の接線の傾きとは、第3接続点123において連続的に変化する。第2中間すくい面22は、第4接続点124において、第2すくい面32に滑らかに連なっている。別の観点から言えば、第1断面CS1において、第2中間すくい面22の接線の傾きと、第2すくい面32の接線の傾きとは、第4接続点124において連続的に変化する。第1接続点121、第2接続点122、第3接続点123および第4接続点124の各々は変曲点である。
 図5に示されるように、第1断面CS1において、第1仮想直線111は、第1すくい面31と第1切刃11との接点および第1接続点121の各々を通っている。第1断面CS1において、第2仮想直線112は、第2すくい面32と第2切刃12との接点および第4接続点124の各々を通っている。第1断面CS1において、第3仮想直線113は、第2接続点122および第3接続点123の各々を通っている。
 図5に示されるように、第1断面CS1において、第1すくい部61および第3すくい部63の各々は、外側に凸の曲線状である。言い換えれば、第1断面CS1において、第1すくい面31および第2すくい面32の各々は、外側に凸の曲線状である。第1断面CS1において、第1すくい部61および第3すくい部63の各々は、実質的に外側に凸の円弧状であってもよい。言い換えれば、第1断面CS1において、第1すくい面31および第2すくい面32の各々は、実質的に外側に凸の円弧状であってもよい。
 第1断面CS1における第1すくい面31の曲率半径は、第1曲率半径R1とされる。第1曲率半径R1は、たとえば0.65mmである。第1曲率半径R1は、たとえば0.30mm以上2.00mm以下であってもよい。
 第1断面CS1における第2すくい面32の曲率半径は、第2曲率半径R2とされる。第2曲率半径R2は、第1曲率半径R1と実質的に等しくてもよい。第2曲率半径R2は、たとえば0.65mmである。第2曲率半径R2は、たとえば0.30mm以上2.00mm以下であってもよい。
 第1断面CS1における第1すくい面31の幅は第1幅W1とされる。言い換えれば、第1幅W1は、第1断面CS1における第1すくい面31と第1切刃11との接点と、第1接続点121との間の距離である。第1断面CS1における第1すくい面31の高さは、第1高さH1とされる。第1幅W1に対する第1高さH1の比率は、第1比率とされる。第1比率は、たとえば0.036である。第1比率は、たとえば0.005以上0.100以下であってもよい。第1比率の下限は、特に限定されないが、たとえば0.010以上であってもよいし、0.020以上であってもよい。第1比率の上限は、特に限定されないが、たとえば0.080以下であってもよいし、0.060以下であってもよい。
 第1断面CS1における第2すくい面32の幅は第2幅W2とされる。言い換えれば、第2幅W2は、第1断面CS1における第2すくい面32と第2切刃12との接点と、第4接続点124との間の距離である。第1断面CS1における第2すくい面32の高さは、第2高さH2とされる。第2幅W2に対する第2高さH2の比率は、第2比率とされる。第2比率は、第1比率と実質的に等しくてもよい。第2比率は、たとえば0.036である。第2比率は、たとえば0.005以上0.100以下であってもよい。第2比率の下限は、特に限定されないが、たとえば0.010以上であってもよいし、0.020以上であってもよい。第2比率の上限は、特に限定されないが、たとえば0.080以下であってもよいし、0.060以下であってもよい。
 第1断面CS1において、第1すくい角θ11は、第1切刃11から突起部4へ近づくにつれて大きくなっている。第1断面CS1において、第1すくい面31と第1切刃11との接点における第1すくい角θ11は、たとえば12°である。第1断面CS1において、第1すくい面31と第1切刃11との接点における第1すくい角θ11は、たとえば10°以上20°以下であってもよい。第1断面CS1において、第1接続点121における第1すくい角θ11は、たとえば28°である。第1断面CS1において、第1接続点121における第1すくい角θ11は、たとえば20°以上40°以下であってもよい。
 第1断面CS1において、第2すくい角θ12は、第2切刃12から突起部4へ近づくにつれて大きくなっている。第1断面CS1において、第2すくい面32と第2切刃12との接点における第2すくい角θ12は、たとえば12°である。第1断面CS1において、第2すくい面32と第2切刃12との接点における第2すくい角θ12は、たとえば10°以上20°以下であってもよい。第1断面CS1において、第4接続点124における第2すくい角θ12は、たとえば28°である。第1断面CS1において、第4接続点124における第2すくい角θ12は、たとえば20°以上40°以下であってもよい。
 図5に示されるように、第1断面CS1において、突起部4は、外側に凸の曲線状である。第1断面CS1において、突起部4は、実質的に外側に凸の円弧状であってもよい。第1断面CS1における突起部4の曲率半径は、第3曲率半径R3とされる。第3曲率半径R3は、たとえば0.16mmである。第3曲率半径R3は、たとえば0.10mm以上0.30mm以下であってもよい。
 第1断面CS1における突起部4の幅は第3幅W3とされる。具体的には、第3幅W3は、第2接続点122と第3接続点123との間の距離である。第3幅W3は、たとえば0.1mmである。第3幅W3は、たとえば0.05mm以上0.15mm以下であってもよい。
 第1断面CS1における突起部4の高さは第3高さH3とされる。第3幅W3に対する第3高さH3の比率は、第3比率とされる。第3比率は、たとえば0.084である。第3比率は、たとえば0.030以上0.140以下であってもよい。第3比率の下限は、特に限定されないが、たとえば0.045以上であってもよいし、0.060以上であってもよい。第3比率の上限は、特に限定されないが、たとえば0.120以下であってもよいし、0.100以下であってもよい。
 図5に示されるように、突起部4は、第1切刃11および第2切刃12の各々に対して、底面2(図2参照)に近い位置に設けられている。第1断面CS1において、第1方向101における第1切刃11と突起部4との距離は第1距離D1とされる。第1距離D1は、たとえば0.070mmである。第1距離D1は、たとえば0.020mm以上0.140mm以下であってもよい。第1距離D1の下限は、特に限定されないが、たとえば0.035mm以上であってもよいし、0.050mm以上であってもよい。第1距離D1の上限は、特に限定されないが、たとえば0.120mm以下であってもよいし、0.100mm以下であってもよい。
 第1断面CS1において、第1方向101における第2切刃12と突起部4との距離は第2距離D2とされる。第1距離D1と第2距離D2とは、実質的に等しくてもよい。第2距離D2は、たとえば0.070mmである。第2距離D2は、たとえば0.020mm以上0.140mm以下であってもよい。第2距離D2の下限は、特に限定されないが、たとえば0.035mm以上であってもよいし、0.050mm以上であってもよい。第2距離D2の上限は、特に限定されないが、たとえば0.120mm以下であってもよいし、0.100mm以下であってもよい。
 図5に示されるように、第1断面CS1において、第1中間すくい面21は凹んでいる。言い換えれば、第1断面CS1において、第1中間すくい面21は内側に凸の曲線状である。第1断面CS1において、第1中間すくい面21の幅は、第3幅W3よりも大きくてもよい。言い換えれば、第1断面CS1において、第1接続点121と第2接続点122との間の距離は、第3幅W3よりも大きくてもよい。
 図5に示されるように、第1断面CS1において、第2中間すくい面22は凹んでいる。言い換えれば、第1断面CS1において、第2中間すくい面22は内側に凸の曲線状である。第1断面CS1において、第2中間すくい面22の幅は、第3幅W3よりも大きくてもよい。言い換えれば、第1断面CS1において、第3接続点123と第4接続点124との間の距離は、第3幅W3よりも大きくてもよい。
 図5に示されるように、二等分線99に沿う方向に見て、コーナ切刃13は直線状であってもよい。二等分線99に沿う方向に見て、コーナ切刃13は、底面2(図2参照)に平行であってもよい。
 図6は、図4のVI-VI線に沿う縦断面模式図である。図6に示される断面は、基準点98からの距離が1.5mmであり、かつ二等分線99に垂直な断面である。図6に示される断面は、第2断面CS2とされる。
 図6に示されるように、第2断面CS2において、第1すくい面31の第2すくい部62および第2すくい面32の第4すくい部64の各々は直線状である。言い換えれば、第2断面CS2において、第1すくい面31および第2すくい面32の各々は、直線状である。別の観点から言えば、第2断面CS2において、第1すくい面31および第2すくい面32の各々の曲率半径は無限大である。
 第2断面CS2における第1すくい面31の幅に対する第1すくい面31の高さの比率は、第1比率よりも小さい。具体的には、第2断面CS2において、第1すくい面31の高さは0mmである。第2断面CS2における第1すくい面31の幅に対する第1すくい面31の高さの比率は0である。
 第2断面CS2における第2すくい面32の幅に対する第2すくい面32の高さの比率は、第2比率よりも小さい。具体的には、第2断面CS2において、第2すくい面32の高さは0mmである。第2断面CS2における第2すくい面32の幅に対する第2すくい面32の高さの比率は0である。
 第2断面CS2において、第1すくい角θ11は、第1すくい面31の全面に渡って実質的に同じである。第2断面CS2において、第1すくい角θ11は、たとえば20°である。第2断面CS2において、第1すくい角θ11は、たとえば15°以上25°以下であってもよい。
 第2断面CS2において、第2すくい角θ12は、第2すくい面32の全面に渡って実質的に同じである。第2断面CS2において、第2すくい角θ12は、たとえば20°である。第2断面CS2において、第2すくい角θ12は、たとえば15°以上25°以下であってもよい。
 第2断面CS2において、第1方向101における第1切刃11と突起部4との距離は第3距離D3とされる。第3距離D3は、第1距離D1よりも大きい。第3距離D3は、たとえば0.11mmである。第3距離D3は、たとえば0.04mm以上0.20mm以下であってもよい。第3距離D3の下限は、特に限定されないが、たとえば0.06mm以上であってもよいし、0.08mm以上であってもよい。第3距離D3の上限は、特に限定されないが、たとえば0.18mm以下であってもよいし、0.15mm以下であってもよい。
 第2断面CS2において、第1方向101における第2切刃12と突起部4との距離は第4距離D4とされる。第4距離D4は、第2距離D2よりも大きい。第4距離D4は、第3距離D3と実質的に等しくてもよい。第4距離D4は、たとえば0.11mmである。第4距離D4は、たとえば0.04mm以上0.20mm以下であってもよい。第4距離D4の下限は、特に限定されないが、たとえば0.06mm以上であってもよいし、0.08mm以上であってもよい。第4距離D4の上限は、特に限定されないが、たとえば0.18mm以下であってもよいし、0.15mm以下であってもよい。
 図6に示されるように、第2断面CS2において、突起部4は、外側に凸の曲線状である。第2断面CS2において、突起部4は、実質的に外側に凸の円弧状であってもよい。第2断面CS2における突起部4の曲率半径は、第4曲率半径R4とされる。第4曲率半径R4は、第3曲率半径R3よりも大きい。第4曲率半径R4は、たとえば0.9mmである。第4曲率半径R4は、たとえば0.5mm以上4.0mm以下であってもよい。
 第2断面CS2における突起部4の幅は、第4幅W4とされる。第4幅W4は、第3幅W3よりも大きい。第4幅W4は、たとえば0.45mmである。第4幅W4は、たとえば0.20mm以上0.80mm以下であってもよい。第4幅W4に対する第3幅W3の比率は、たとえば0.22である。第4幅W4に対する第3幅W3の比率は、たとえば0.10以上0.50以下であってもよい。
 第2断面CS2における突起部4の高さは、第4高さH4とされる。第4幅W4に対する第4高さH4の比率は、第4比率とされる。第4比率は、第3比率よりも小さい。第4比率は、たとえば0.064である。第4比率は、たとえば0.005以上0.130以下であってもよい。第4比率の下限は、特に限定されないが、たとえば0.015以上であってもよいし、0.030以上であってもよい。第4比率の上限は、特に限定されないが、たとえば0.110以下であってもよいし、0.09以下であってもよい。
 図6に示されるように、第2断面CS2において、第1中間すくい面21の幅は、第4幅W4よりも小さくてもよい。第2断面CS2において、第2中間すくい面22の幅は、第4幅W4よりも小さくてもよい。
 図7は、図4のVII-VII線に沿う縦断面模式図である。図7に示される断面は、基準点98からの距離が0.25mmであり、かつ二等分線99に垂直な断面である。図7に示される断面は、第3断面CS3とされる。
 図7に示されるように、第3断面CS3は、突起部4(図4参照)と交差しない。別の観点から言えば、突起部4と基準点98(図4参照)との間の距離は、0.25mm以上である。第3断面CS3において、第1すくい面31と第2すくい面32とは、内側に凸の曲線を介して連なっている。第3断面CS3において、第2コーナすくい部72は凹んでいる。言い換えれば、第3断面CS3において、第2コーナすくい部72は、内側に凸の曲線状である。
 図8は、図4のVIII-VIII線に沿う縦断面模式図である。図8に示される断面は、第1方向101に平行であり且つ二等分線99を含む断面である。図8に示される断面は、第4断面CS4とされる。図8に示されるように、第1コーナすくい部71は、第5接続点125において、第2コーナすくい部72に滑らかに連なっている。別の観点から言えば、第4断面CS4において、第1コーナすくい部71の接線の傾きと、第2コーナすくい部72の接線の傾きとは、第5接続点125において連続的に変化する。第2コーナすくい部72は、第6接続点126において、第3すくい面33の第1面41に滑らかに連なっている。別の観点から言えば、第4断面CS4において、第2コーナすくい部72の接線の傾きと、第1面41の接線の傾きとは、第6接続点126において連続的に変化する。
 第1面41は、第7接続点127において第2面42の第1部分51に滑らかに連なっている。別の観点から言えば、第4断面CS4において、第1面41の接線の傾きと、第1部分51の接線の傾きとは、第7接続点127において連続的に変化する。第1部分51は、第8接続点128において、第2部分52に滑らかに連なっている。別の観点から言えば、第4断面CS4において、第1部分51の接線の傾きと、第2部分52の接線の傾きとは、第8接続点128において連続的に変化する。第5接続点125、第6接続点126、第7接続点127および第8接続点128の各々は、変曲点であってもよい。
 図8に示されるように、第4断面CS4において、第1コーナすくい部71は、外側に凸の曲線状である。第4断面CS4において、第2コーナすくい部72は凹んでいる。言い換えれば、第4断面CS4において、第2コーナすくい部72は、内側に凸の曲線状である。第4断面CS4において、第1面41は、直線状であってもよい。第4断面CS4において、第1面41は、底面2(図2参照)に実質的に平行であってもよい。
 図8に示されるように、第4断面CS4において、第1部分51は曲線状であってもよい。第4断面CS4において、第1部分51は、外側に凸の曲線状の部分と、内側に凸の曲線状の部分とを有していてもよい。言い換えれば、第4断面CS4において、第1部分51は変曲点を有していてもよい。第4断面CS4において、第2部分52は外側に凸の曲線状であってもよい。
 図8に示されるように、第4断面CS4において、第1面41は、コーナすくい面34に対して第2方向102に傾斜している。言い換えれば、第1面41は、第5仮想直線115に対して、底面2から頂面1に向かう方向に傾斜している。なお、第2方向102は、底面2から頂面1に向かう方向である。第2方向102は、たとえば底面2に垂直である。第5仮想直線115は、第4断面CS4において、コーナすくい面34の両端を通る。別の観点から言えば、第4断面CS4において、第5仮想直線115は、コーナ切刃13とコーナすくい面34との接点および第6接続点126の各々を通る。言い換えれば、第5仮想直線115は、基準点98および第6接続点126の各々を通る。第5仮想直線115に対する第1面41の傾斜角は、第3角度θ3とされる。第3角度θ3は、たとえば15°である。第3角度θ3は、たとえば8°以上20°以下であってもよい。
 図8に示されるように、第4断面CS4において、第2面42は、第1面41よりも底面2に近い位置にある。第4断面CS4において、第2面42は、第1面41に対して第1方向101に傾斜している。言い換えれば、第4断面CS4において、第2面42は、基準点98から離間するにつれて、底面2に近づいている。コーナすくい面34および第3すくい面33の各々は、稜線20よりも底面2に近い位置にある。第4断面CS4において、第1すくい面31と第1中間すくい面21との境界線は、第2面42と交差していてもよい。
 なお、第1断面CS1(図5参照)、第2断面CS2(図6参照)および第3断面CS3(図7参照)において、第1すくい部61および第3すくい部63の各々は、外側に凸の曲線状である。しかしながら、他の二等分線99に垂直な断面においても、第1すくい部61および第3すくい部63の各々は、外側に凸の曲線状であってもよい。言い換えれば、二等分線99に垂直な断面において、基準点98と断面との距離に関わらず、第1すくい部61および第3すくい部63の各々は、外側に凸の曲線状であってもよい。二等分線99に垂直な断面において、基準点98と断面との距離に関わらず、第1すくい部61および第3すくい部63の各々は、実質的に外側に凸の円弧状であってもよい。二等分線99に垂直であり且つ基準点98から突起部4と立ち上がり面6との境界までの間に位置する断面において、第2すくい部62および第4すくい部64の各々は直線状であってもよい。
 二等分線99に垂直であり且つ基準点98から突起部4と立ち上がり面6との境界までの間に位置する断面において、基準点98から離間するにつれて、第1すくい面31および第2すくい面32の各々の曲率半径は大きくなっていてもよい。二等分線99に垂直であり且つ基準点98から突起部4と立ち上がり面6との境界までの間に位置する断面において、基準点98から離間するにつれて、第1すくい面31の幅に対する第1すくい面31の高さの比率は、小さくなっていてもよい。二等分線99に垂直であり且つ基準点98から突起部4と立ち上がり面6との境界までの間に位置する断面において、基準点98から離間するにつれて、第2すくい面32の幅に対する第2すくい面32の高さの比率は、小さくなっていてもよい。
 二等分線99に垂直な断面において、基準点98と断面との距離に関わらず、突起部4は、外側に凸の曲線状であってもよい。二等分線99に垂直な断面において、基準点98と断面との距離に関わらず、突起部4は、外側に凸の曲線状であってもよい。
 基準点98から離間するにつれて、二等分線99に垂直な断面における突起部4の曲率半径は大きくなっていてもよい。基準点98から離間するにつれて、二等分線99に垂直な断面における突起部4の幅に対する突起部4の高さの比率は小さくなっていてもよい。
 二等分線99に垂直な断面において、基準点98から離間するにつれて、第1方向101における第1切刃11と突起部4との距離は大きくなっていてもよい。二等分線99に垂直な断面において、基準点98から離間するにつれて、第1方向101における第2切刃12と突起部4との距離は大きくなっていてもよい。
 二等分線99に垂直であり且つ基準点98から突起部4と立ち上がり面6との境界までの間に位置する断面において、第1中間すくい面21は凹んでいてもよい。言い換えれば、二等分線99に垂直であり且つ基準点98から突起部4と立ち上がり面6との境界までの間に位置する断面において、第1中間すくい面21は内側に凸の曲線状であってもよい。
 二等分線99に垂直であり且つ基準点98から突起部4と立ち上がり面6との境界までの間に位置する断面において、第2中間すくい面22は凹んでいてもよい。言い換えれば、二等分線99に垂直であり且つ基準点98から突起部4と立ち上がり面6との境界までの間に位置する断面において、第2中間すくい面22は内側に凸の曲線状であってもよい。
 (第2実施形態)
 次に、第2実施形態に係る切削インサート100の構成について説明する。第2実施形態に係る切削インサート100は、主に、第1方向に見て第1切刃11と第2切刃12との成す角において、第1実施形態に係る切削インサート100の構成と異なっており、その他の点については、第1実施形態に係る切削インサート100の構成と実質的に同じである。以下、第1実施形態に係る切削インサート100の構成と異なる点を中心に説明する。
 図9は、第2実施形態に係る切削インサート100の構成を示す平面模式図である。第1方向101に見て、第1直線部14と第2直線部15とのなす角(第1角度θ1)は、たとえば、100°である。第1角度θ1は、たとえば95°以上105°以下であってもよい。
 図10は、図9の領域Xを示す拡大模式図である。図10に示されるように、第2面42は、第1部分51と、第2部分52とによって構成されていてもよい。第1方向101に見て、第1切刃11と第2切刃12とがなす角度(第2角度θ2)は、たとえば80°である。第2角度θ2は、たとえば75°以上85°以下であってもよい。
 図11は、図10のXI-XI線に沿う縦断面模式図である。突起部4の第3幅W3は、たとえば0.16mmである。第3幅W3は、たとえば0.10mm以上0.20mm以下であってもよい。突起部4の第3比率は、たとえば0.14である。第3比率は、たとえば0.10以上0.20以下であってもよい。
 図12は、図10のXII-XII線に沿う縦断面模式図である。突起部4の第4幅W4は、たとえば0.71mmである。第4幅W4は、たとえば0.30mm以上2.00mm以下であってもよい。第4幅W4に対する第3幅W3の比率は、たとえば0.23である。第4幅W4に対する第3幅W3の比率は、たとえば0.05以上0.5以下であってもよい。突起部4の第4比率は、たとえば0.10である。第4比率は、たとえば0.01以上0.18以下であってもよい。
 図13は、図10のXIII-XIII線に沿う縦断面模式図である。第4断面CS4において、第1すくい面31と第1中間すくい面21との境界線は、第1面41と交差していてもよい。
 (第3実施形態)
 次に、第3実施形態に係る切削インサート100の構成について説明する。第3実施形態に係る切削インサート100は、主に、第1方向に見て第1切刃11と第2切刃12との成す角において、第1実施形態に係る切削インサート100の構成と異なっており、その他の点については、第1実施形態に係る切削インサート100の構成と実質的に同じである。以下、第1実施形態に係る切削インサート100の構成と異なる点を中心に説明する。
 図14は、第3実施形態に係る切削インサート100の構成を示す平面模式図である。第1方向101に見て、第1直線部14と第2直線部15とのなす角(第1角度θ1)は、たとえば145°である。第1角度θ1は、たとえば140°以上150°以下であってもよい。
 図15は、図14の領域XVを示す拡大模式図である。第1方向101に見て、第1切刃11と第2切刃12とがなす角度(第2角度θ2)は、たとえば35°である。第2角度θ2は、たとえば30°以上40°以下であってもよい。
 図16は、図15のXVI-XVI線に沿う縦断面模式図である。突起部4の第3幅W3は、たとえば0.05mmである。第3幅W3は、たとえば0.02mm以上0.08mm以下であってもよい。突起部4の第3比率は、たとえば0.04である。第3比率は、たとえば0.02以上0.06以下であってもよい。
 図17は、図15のXVII-XVII線に沿う縦断面模式図である。突起部4の第4幅W4は、たとえば0.17mmである。第4幅W4は、たとえば0.10mm以上0.30mm以下であってもよい。第4幅W4に対する第3幅W3の比率は、たとえば0.29である。第4幅W4に対する第3幅W3の比率は、たとえば0.1以上0.6以下であってもよい。突起部4の第4比率は、たとえば0.02である。第4比率は、たとえば0.01以上0.04以下であってもよい。
 図18は、図15のXVIII-XVIII線に沿う縦断面模式図である。第4断面CS4において、第7接続点127および第8接続点128の各々は、第1すくい面31と第1中間すくい面21との境界線よりも底面2に近い位置にあってもよい。
 次に、本開示に係る切削インサート100の作用効果について説明する。
 図19は、切削インサート100を用いて被削材200を切削加工している状態を示す模式図である。図19に示されるように、切削インサート100を用いて被削材200を切削加工する場合、被削材200は、回転軸130を中心にして回転される。切削インサート100は、非図示の工具本体に取り付けられている。回転している被削材200に対して、切削インサート100を矢印Aの方向へ送ることによって、被削材200は切削される。
 被削材200を切削加工する場合、被削材200の目標となる寸法に合わせて、切込量apが設定される。被削材200の直径を小さくしたい場合、切込量apは大きくされる。被削材200の直径を大きくしたい場合、切込量apは小さくされる。このため、被削材200の切削される部分によって、被削材200の直径を変化させる場合、加工の最中において、切込量apが変更される。切込量apが小さくなるにつれて、切削時に生じる切り屑の幅は小さくなる。反対に、切込量apが大きくなるにつれて、切削時に生じる切り屑の幅は大きくなる。
 切り屑の幅が小さい場合、突起部4を有していない切削インサート100によれば、切り屑のカール径が大きくなり、切り屑の処理性が悪化することがある。具体的には、たとえば切込量apが0.5mm以下である場合、切り屑のカール径が大きくなり、切り屑の処理性が悪化することがある。一方、切り屑の幅が大きい場合、突起部4を有している切削インサート100によれば、突起部4が切り屑から受ける力が大きくなり、切削抵抗が増大する。具体的には、たとえば切込量apが1mm以上である場合、切削抵抗が増大する。
 本開示に係る切削インサート100によれば、頂面1において突起部4が設けられている。二等分線99に垂直な断面において、突起部4は、外側に凸の曲線状である。第2断面CS2における突起部4の幅(第4幅W4)に対する突起部4の高さ(第4高さH4)の比率(第4比率)は、第1断面CS1における突起部4の幅(第3幅W3)に対する突起部4の高さ(第3高さH3)の比率(第3比率)よりも小さい。第3距離D3は、第1距離D1よりも大きい。第4距離D4は、第2距離D2よりも大きい。これによって、切込量apが小さい場合においては、第1方向101における切刃と突起部4との距離が小さく、かつ突起部4が外側に大きく突出しているため、突起部4を用いて効果的に切り屑を押し返すことができる。反対に、切込量apが大きい場合においては、第1方向101における切刃と突起部4との距離が大きく、かつ突起部4が大きく突出していないため、突起部4は、切り屑を押し返すことなく流すことができる。この結果、切込量apが小さい場合における切り屑の処理性を向上しつつ、切込量apが大きい場合における切削抵抗を低減することができる。
 本開示に係る切削インサート100によれば、第2断面CS2における第1すくい面31の幅に対する第1すくい面31の高さの比率は、第1断面CS1における第1すくい面31の幅(第1幅W1)に対する第1すくい面31の高さ(第1高さH1)の比率(第1比率)よりも小さい。第2断面CS2における第2すくい面32の幅に対する第2すくい面32の高さの比率は、第1断面CS1における第2すくい面32の幅(第2幅W2)に対する第2すくい面32の高さ(第2高さH2)の比率(第2比率)よりも小さい。これによって、切込量apが小さい場合においては、第1すくい面31および第2すくい面32の各々が外側に大きく突出しているため、頂面1から底面2に向かう方向における切り屑の引き込み量が大きくなる。このため、切り屑を大きく引き込んだ後に突起部4を用いて切り屑を押し返すことができ、切り屑のカール径を小さくすることができる。反対に、切込量apが大きい場合においては、二等分線99に垂直な断面における切刃のくさび角を大きくすることができる。この結果、切込量apが小さい場合における切り屑の処理性を向上しつつ、切込量apが大きい場合における切刃の強度を向上することができる。
 本開示に係る切削インサート100によれば、第1断面CS1において、第1すくい面31および第2すくい面32の各々は、外側に凸の曲線状である。第1断面CS1において、第1すくい面31のすくい角(第1すくい角θ11)は、第1切刃11から突起部4へ近づくにつれて大きくなっている。第1断面CS1において、第2すくい面32のすくい角(第2すくい角θ12)は、第2切刃12から突起部4へ近づくにつれて大きくなっている。このため、切込量apが小さい場合において、頂面1から底面2に向かう方向における切り屑の引き込み量をさらに大きくすることができる。これによって、切込量apが小さい場合における切り屑の処理性をより効果的に向上することができる。
 本開示に係る切削インサート100によれば、第2断面CS2において、第1すくい面31および第2すくい面32の各々は、直線状である。このため、第1すくい面31および第2すくい面32の各々が曲線状である場合と比較して、切込量apが大きい場合における切刃の強度をより効果的に向上することができる。
 本開示に係る切削インサート100によれば、第1方向101に平行であり且つ二等分線99を含む断面(第4断面CS4)において、第1面41は、コーナすくい面34に対して底面2から頂面1に向かう方向に傾斜している。切込量apがコーナ切刃13の曲率半径以下である場合、切り屑は二等分線99に沿って流れることがある。この場合、本開示に係る切削インサート100によれば、コーナすくい面34によって引き込まれた切り屑を、第1面41を用いて押し返すことができる。これによって、切り屑の処理性を向上することができる。
 本開示に係る切削インサート100によれば、第1方向101に平行であり且つ二等分線99を含む断面(第4断面CS4)において、第2面42は、第1面41よりも底面2に近い位置にある。このため、切込量apが大きい場合において、第2面42が切り屑を押し返す力を低減することができる。これによって、切込量apが大きい場合における切削抵抗をより効果的に低減することができる。
 今回開示された実施形態は全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態ではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
 1 頂面、2 底面、4 突起部、5 平坦面、6 立ち上がり面、7 内周面、8 外周面、9 貫通孔、10 切刃部、11 第1切刃、12 第2切刃、13 コーナ切刃、14 第1直線部、15 第2直線部、20 稜線、21 第1中間すくい面、22 第2中間すくい面、31 第1すくい面、32 第2すくい面、33 第3すくい面、34 コーナすくい面、41 第1面、42 第2面、51 第1部分、52 第2部分、53 第3部分、61 第1すくい部、62 第2すくい部、63 第3すくい部、64 第4すくい部、71 第1コーナすくい部、72 第2コーナすくい部、91 第1端部、92 第2端部、98 基準点、99 二等分線、100 切削インサート、101 第1方向、102 第2方向、111 第1仮想直線、112 第2仮想直線、113 第3仮想直線、114 第4仮想直線、115 第5仮想直線、121 第1接続点、122 第2接続点、123 第3接続点、124 第4接続点、125 第5接続点、126 第6接続点、127 第7接続点、128 第8接続点、130 回転軸、200 被削材、A 矢印、CS1 第1断面、CS2 第2断面、CS3 第3断面、CS4 第4断面、D1 第1距離、D2 第2距離、D3 第3距離、D4 第4距離、H1 第1高さ、H2 第2高さ、H3 第3高さ、H4 第4高さ、O 中心、R1 第1曲率半径、R2 第2曲率半径、R3 第3曲率半径、R4 第4曲率半径、W1 第1幅、W2 第2幅、W3 第3幅、W4 第4幅、ap 切込量、θ1 第1角度、θ2 第2角度、θ3 第3角度、θ11 第1すくい角、θ12 第2すくい角。

Claims (4)

  1.  頂面と、
     前記頂面の反対にある底面と、
     前記頂面および前記底面の各々に連なる外周面と、を備え、
     前記頂面と前記外周面との稜線は、
      第1切刃と、
      前記第1切刃に連なるコーナ切刃と、
      前記コーナ切刃に連なり且つ前記コーナ切刃に対して前記第1切刃の反対にある第2切刃と、を含み、
     前記頂面において、突起部が設けられており、
     前記頂面から前記底面に向かい且つ前記底面に対して垂直な第1方向に見て、前記突起部は、前記第1切刃と前記第2切刃とのなす角の二等分線に沿って延びており、
     前記二等分線に垂直な断面において、前記突起部は、外側に凸の曲線状であり、
     前記第1方向において、前記突起部は、前記第1切刃および前記第2切刃の各々よりも前記底面に近い位置に設けられ、
     前記第1方向に見て、前記コーナ切刃と前記二等分線との交点を基準点とし、
     前記基準点からの距離が0.5mmであり且つ前記二等分線に垂直な第1断面において、前記第1方向における前記第1切刃と前記突起部との距離を第1距離とし、且つ前記第1方向における前記第2切刃と前記突起部との距離を第2距離とし、
     前記基準点からの距離が1.5mmであり且つ前記二等分線に垂直な第2断面において、前記第1方向における前記第1切刃と前記突起部との距離を第3距離とし、且つ前記第1方向における前記第2切刃と前記突起部との距離を第4距離とする場合、
     前記第3距離は、前記第1距離よりも大きく、
     前記第4距離は、前記第2距離よりも大きく、
     前記第2断面における前記突起部の幅に対する前記突起部の高さの比率は、前記第1断面における前記突起部の幅に対する前記突起部の高さの比率よりも小さい、切削インサート。
  2.  前記頂面は、
      前記第1切刃に連なり且つ前記第1切刃と前記突起部との間にある第1すくい面と、
      前記第2切刃に連なり且つ前記第2切刃と前記突起部との間にある第2すくい面と、を含み、
     前記第2断面における前記第1すくい面の幅に対する前記第1すくい面の高さの比率は、前記第1断面における前記第1すくい面の幅に対する前記第1すくい面の高さの比率よりも小さく、
     前記第2断面における前記第2すくい面の幅に対する前記第2すくい面の高さの比率は、前記第1断面における前記第2すくい面の幅に対する前記第2すくい面の高さの比率よりも小さく、
     前記第1断面において、前記第1すくい面および前記第2すくい面の各々は、外側に凸の曲線状であり、且つ前記第1すくい面のすくい角は、前記第1切刃から前記突起部へ近づくにつれて大きくなっており、且つ前記第2すくい面のすくい角は、前記第2切刃から前記突起部へ近づくにつれて大きくなっている、請求項1に記載の切削インサート。
  3.  前記第2断面において、前記第1すくい面および前記第2すくい面の各々は、直線状である、請求項2に記載の切削インサート。
  4.  前記頂面は、
      前記第1すくい面と前記第2すくい面との間にあり、且つ前記突起部により構成されている第3すくい面と、
      前記第3すくい面と前記コーナ切刃との間にあるコーナすくい面とをさらに含み、
     前記第3すくい面は、
      前記コーナすくい面に対して前記コーナ切刃の反対にある第1面と、
      前記第1面に連なり且つ前記第1面に対して前記コーナすくい面の反対にある第2面と、を有し、
     前記第1方向に平行であり且つ前記二等分線を含む断面において、前記第1面は、前記コーナすくい面に対して前記底面から前記頂面に向かう第2方向に傾斜し、且つ前記第2面は、前記第1面よりも前記底面に近い位置にある、請求項2または請求項3に記載の切削インサート。
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