JP6998132B2 - 糸処理装置及びローラカバー - Google Patents

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    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Description

本発明は、糸処理装置及びローラカバーに関する。
特許文献1に記載の紡糸延伸装置では、紡糸装置から紡出された糸Yを複数のゴデットローラで延伸させ、延伸させた糸を、案内ローラによって巻取ユニットまで搬送する。そして、巻取ユニットにおいて、延伸させた糸をボビンに巻き取ってパッケージを形成する。
特開2016-164314号公報
ここで、特許文献1では、案内ローラによって糸が搬送されるときに、回転する案内ローラが周囲の空気を攪拌させる。このとき、案内ローラが周囲の空気を攪拌するのに消費されるエネルギー(以下、「消費動力」ということがある)が大きいと、案内ローラを回転駆動させるモータの消費電力が大きくなってしまう。
本発明の目的は、糸搬送ローラによって糸が搬送されるときの消費動力を効果的に低減することが可能な糸処理装置、及び、ローラカバーを提供することである。
の発明に係る糸処理装置は、糸を搬送する糸搬送ローラと、前記糸搬送ローラを覆うローラカバーと、を備え、前記ローラカバーは、前記糸搬送ローラの外周面を取り囲むように配置される部分であって、前記糸搬送ローラが配置される空間内に外部から糸を導入させるための糸導入口と、前記空間内の糸を外部に導出させるための糸導出口とが形成された第1部分と、前記糸搬送ローラの軸方向において、前記糸搬送ローラの先端面と対向し、前記第1部分と接続された第2部分と、を有し、前記第1部分の内壁面は、いずれの部分においても、前記糸搬送ローラの中心軸からの距離の、前記糸搬送ローラの半径との差が40mm以上55mm以下の範囲内にある。
本発明によると、糸搬送ローラを覆うローラカバーを設けることにより、糸搬送路ローラの周囲の空気の量を少なくして、消費動力を低減することができる。このとき、糸搬送ローラの周囲の空気の量を少なくすることだけを考えれば、糸搬送ローラの外周面と第1部分の内壁面との距離をできるだけ小さくして、糸搬送ローラの外周面と第1部分の内壁面との間の隙間の容積をできるだけ小さくすることが好ましいようにも思われる。
しかしながら、糸が糸導入口を通ってローラカバー内の空間に導入されるときに、走行する糸の周囲に発生する気流(随伴流)により、ローラカバーの外部の空気が、糸導入口を通ってローラカバー内の空間に流れ込む。また、糸が糸導出口を通ってローラカバーの外部に導出されるときに、走行する糸の周囲に発生する気流(随伴流)により、ローラカバー内の空間の空気が、糸導出口を取ってローラカバーの外部に流れ出る。このとき、糸搬送ローラの外周面とローラカバーの内壁面との間の隙間の容積を小さくしすぎると、ローラカバー内の空間に流れ込む空気の流れや、ローラカバー内の空間から流れ出る空気の流れが上記隙間における空気の流れに与える影響が大きくなり、上記隙間に気流の乱れが生じやすくなる。その結果、消費動力が大きくなってしまう虞がある。
そこで、本発明では、第1部分の内壁面を、いずれの部分においても、糸搬送ローラの中心軸からの距離の、糸搬送ローラの半径との差が40mm以上55mm以下の範囲内となるようにする。ローラカバーのサイズをこのようなものとすれば、消費動力を効果的に低減することができる。
の発明に係る糸処理装置は、第1の発明に係る糸処理装置において、前記ローラカバーの内壁面は、前記糸搬送ローラの軸方向から見て、前記糸搬送ローラの軸を中心とする円形である。
本発明によると、ローラカバーの第1部分の内壁面を、糸搬送ローラの軸方向から見て糸搬送ローラの軸を中心とする円形とすれば、糸搬送ローラの外周面と、ローラカバーの第1部分の内壁面との距離が一定となり、上記隙間における気流が安定しやすくなる。これにより、消費動力をより効果的に低減することができる。
の発明に係る糸処理装置は、第1又は第2の発明に記載の糸処理装置において、前記糸搬送ローラの外周面の走行速度が、1000m/min以上6000m/min以下の範囲にある。
本発明によると、糸搬送ローラの外周面の走行速度が、1000m/min以上6000m/min以下の範囲であるときに、糸搬送ローラに対して上述したようなサイズのローラカバーを設けることにより、消費動力を効果的に低減することができる。
の発明に係るローラカバーは、糸を搬送する糸搬送ローラを覆うローラカバーであって、前記糸搬送ローラの外周面を取り囲むように配置される部分であって、前記糸搬送ローラが配置される空間内に外部から糸を導入させるための糸導入口と、前記空間内の糸を外部に導出させるための糸導出口とが形成された第1部分と、前記糸搬送ローラの軸方向において、前記糸搬送ローラの先端面と対向し、前記第1部分と接続された第2部分と、を有し、前記第1部分の内壁面は、いずれの部分においても、前記糸搬送ローラの中心軸からの距離の、前記糸搬送ローラの半径との差が40mm以上55mm以下の範囲内にある。
本発明によると、ローラカバーの第1部分の内壁面を、いずれの部分においても、糸搬送ローラの中心からの距離が糸搬送ローラの半径の1.6倍以上1.9倍以下の範囲内となるようにする、あるいは、ローラカバーの第1部分の内壁面を、いずれの部分においても糸搬送ローラの中心軸からの距離の、糸搬送ローラの半径との差が40mm以上55mm以下の範囲内となるようにすることにより、消費動力を効果的に低減することができる。
本発明の実施の形態に係る紡糸引取装置の概略構成図である。 図1の案内ローラ及びローラカバーの軸方向断面図である。 図2のIII-III線断面図である。 図2に対応する、ローラカバーの内径が案内ローラのフランジ部の外径よりも大きい場合の、消費動力を算出するための解析モデルの図である。 図3に対応する、ローラカバーの内径が案内ローラのフランジ部の外径よりも大きい場合の、消費動力を算出するための解析モデルの図である。 図2に対応する、ローラカバーの内径が案内ローラのフランジ部の外径以下の場合の、消費動力を算出するための解析モデルの図である。 (a)は実施例1~3及び比較例1~6における、ローラカバーの内径と消費動力との関係の解析結果を示す表であり、(b)は(a)をグラフ化したものである。 (a)は、案内ローラを駆動するモータの消費電力を測定するための実験装置のブロック図であり、(b)は、ローラカバーの有無と消費動力との関係の実験結果を示す表である。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
<紡糸引取装置>
図1に示すように、紡糸引取装置1は、紡糸延伸装置3と糸巻取装置4とを備えている。紡糸引取装置1の上方には、紡糸装置2が配置されている。紡糸装置2の紡糸口金から連続的に紡出された、ポリエステル等の溶融繊維材料は、冷却筒5において冷却風が吹き付けられることによって固化して、複数の糸Yとなる。紡糸延伸装置3は冷却筒5の下方に配置され、冷却筒5から下方に送り出されてきた複数の糸Yを延伸する。糸巻取装置4は、紡糸延伸装置3によって延伸された複数の糸Yをボビン29に巻き取って巻取パッケージ9を形成する。なお、以下では、上下方向と直交する、図1の左右方向を「左右方向」とし、図1に示すように左右方向の左側及び右側を定義して説明を行う。また、上下方向及び左右方向と直交する、図1の紙面と直交する方向を「前後方向」とし、図1の紙面と直交する方向の手前側を「前側」、奥側を「後側」と定義して説明を行う。
<紡糸延伸装置>
紡糸延伸装置3は、油剤ガイド6と、加熱延伸部7とを備えている。油剤ガイド6は、紡糸装置2から紡出された複数の糸Yにそれぞれ油剤を付与するものである。油剤ガイド6によって油剤が付与された複数の糸Yは、案内ローラ17を介して加熱延伸部7に送られる。
加熱延伸部7は、保温箱16と、保温箱16に収容された5つのゴデットローラ11a~11eを有する。保温箱16は、断熱材料によって形成された箱体である。保温箱16の右側の側壁部には、複数の糸Yを保温箱16内に導入するための糸導入口16aと、複数の糸Yを保温箱16内から外部へ導出するための糸導出口16bとが形成されている。糸導入口16aは、保温箱16の側壁部の下端部に形成され、糸導出口16bは、保温箱16の側壁部の上端部に形成されている。
ゴデットローラ11a~11eは、前後方向に延びたローラである。5つのゴデットローラ11a~11eのうち、ゴデットローラ11aは、保温箱16の底部付近に配置されている。このゴデットローラ11aの上方に、他の4つのゴデットローラ11b~11eが、図の左右方向に振り分けられて千鳥状に配置されている。糸導入口16aから保温箱16内に導入された複数の糸Yは、5つのゴデットローラ11a~11eに対して、下側のゴデットローラ11から順に巻き掛けられている。また、糸Yは、5つのゴデットローラ11a~11eのそれぞれに、270°未満の巻き掛け角度で巻き掛けられている。つまり、ゴデットローラ11a~11eの各々に対して、糸Yは1回以上巻き掛けられていない。したがって、糸Yは、5つのゴデットローラ11a~11eによって順に送られることで、図1の紙面に平行な平面内において、途中で交わらない蛇行した糸道に沿って、糸導入口16aから糸導出口16bまで走行する。
また、5つのゴデットローラ11a~11eは、図示しないモータによってそれぞれ回転駆動される。また、5つのゴデットローラ11a~11eは、それぞれ、内部にヒータを有する糸加熱ローラである。
5つのゴデットローラ11のうち、下側に位置する、糸走行方向上流側の3つのゴデットローラ11a~11cは、複数の糸Yを延伸可能な温度まで予備加熱するための糸加熱ローラである。ポリエステル繊維からなる糸の場合、糸Yのガラス転移温度は80℃程度であり、3つのゴデットローラ11a~11cの加熱温度(ローラ表面温度)は、上記のガラス転移温度よりもやや高い温度(例えば、80~95℃)に設定されている。一方、上側に位置する、糸走行方向下流側の2つのゴデットローラ11d、11eは、複数の糸Yの延伸された状態を熱固定するための糸加熱ローラである。2つのゴデットローラ11d、11eの加熱温度(ローラ表面温度)は、下側3つのゴデットローラ11a~11cの加熱温度よりも高い温度(例えば、120~150℃)に設定されている。また、上側2つのゴデットローラ11d、11eの糸送り速度は、下側3つのゴデットローラ11a~11cよりも速くなっている。
保温箱16内に導入された複数の糸Yは、まず、下側3つのゴデットローラ11a~11cによって送られる間に、延伸可能となる温度、即ち、ガラス転移温度まで予備加熱される。次に、ガラス転移温度まで予熱された複数の糸Yは、2つのゴデットローラ11c、11dの間の糸送り速度差によって延伸される。さらに、複数の糸Yは、上側2つのゴデットローラ11d、11eによって送られる間にさらに高い温度まで加熱されて、延伸された状態が熱固定される。上記のようにして延伸された複数の糸Yは、糸導出口16bから保温箱16の外部に導出され、さらに、案内ローラ18によって糸巻取装置4に送られる。なお、案内ローラ18、及び、案内ローラ18を覆う後述のローラカバー40については、後ほど詳細に説明する。
<糸巻取装置>
糸巻取装置4は、紡糸延伸装置3の下方に配置されている。糸巻取装置4は、ボビンホルダ27と、コンタクトローラ28とを備えている。ボビンホルダ27は、前後方向に延びる円柱形状を有し、図示しないモータによって回転駆動される。このボビンホルダ27には、その軸方向に沿って複数のボビン29が並べて装着される。糸巻取装置4は、ボビンホルダ27を回転させることによって、複数のボビン29に複数の糸Yを同時に巻取り、複数の巻取パッケージ9を形成する。コンタクトローラ28は、前後方向に延びたローラである。コンタクトローラ28は、複数の巻取パッケージ9の表面に接触して所定の接圧を付与し、巻取パッケージ9の形状を整える。
<案内ローラ、ローラカバー>
次に、案内ローラ18及びローラカバー40について説明する。図1~図3に示すように、案内ローラ18は、例えば、外径Drが110mm程度の、前後方向に延びたローラであり、保温箱16の糸導出口16bとほぼ同じ高さに配置されている。案内ローラ18には、保温箱16から送られてきた糸Yが巻き掛けられる。案内ローラ18における糸Yの巻き掛け角度θは、例えば90°程度である。そして、案内ローラ18は、保温箱16から送られてきた糸Yを、下方に配置された糸巻取装置4に向けて送り出す。また、案内ローラ18の基端部には、外径Dfが案内ローラ18の外径Drよりもが大きい(例えば160mm程度の)フランジ部31が設けられている。フランジ部31にはモータ32が取り付けられており、案内ローラ18はモータ32により回転駆動される。このとき、モータ32は、案内ローラ18の外周面18aの走行速度が1000m/min以上6000m/min以下となるような回転速度で、案内ローラ18を回転駆動させる。
また、案内ローラ18は、ローラカバー40によって覆われている。ローラカバー40は、例えば合成樹脂材料や金属材料等からなり、案内ローラ18が取り付けられる紡糸引取装置1のフレーム51に取り付けられている。ローラカバー40は、第1部分41と、第2部分42と、第3部分43とを有する。
第1部分41は、円筒形状(内壁面41aが案内ローラ18の軸方向から見て円形)に形成され、案内ローラ18の外周面18aを取り囲むように配置されている。また、第1部分41と案内ローラ18とは同じ軸Jを中心軸とするように配置されている。また、第1部分41の内径Dcは、案内ローラ18の外径Drの1.6倍以上1.9倍以下となっている。すなわち、内壁面41aは、いずれの部分においても、軸Jからの距離(=Dc/2)が、案内ローラ18の半径(=Dr/2)の1.6倍以上1.9倍以下となっている。例えば、案内ローラ18の外径Drが110mm程度であるのに対して、第1部分41の内径Dcが190mm以上220mm以下となっている。そして、本実施の形態では、内壁面41aの軸Jからの距離の、案内ローラ18の半径との差(=[Dc/2]-[Dr/2])が40mm以上55mm以下となる。また、上記差は、内壁面41aの部分によらず一定である。また、案内ローラ18の外径Drと第1部分41の内径Dcとの差により、案内ローラ18の外周面18aと、第1部分41の内壁面41aとの間には、外周面18aと内壁面41aとの間隔Cが40mm以上55mm以下の隙間46が形成される。また、本実施の形態では、隙間46の部分よらず上記間隔Cは一定である。
また、第1部分41は、案内ローラ18の軸方向に、案内ローラ18の全長にわたって延びているとともに、案内ローラ18の先端よりも前側まで延びている。また、第1部分41の左端部には、案内ローラ18の上端とほぼ同じ高さに位置する部分に糸導入口44が形成されている。また、第1部分41の下端部には、左右方向の位置が案内ローラ18の右端とほぼ同じとなる部分に、糸導出口45が形成されている。ゴデットローラ11eから保温箱16の外部へ導出された糸Yは、糸導入口44を通って、案内ローラ18が配置されたローラカバー40内の空間に導入される。さらに、案内ローラ18によって搬送される糸Yは、糸導出口45を通って、ローラカバー40の外部に導出され、糸巻取装置4に送られる。糸導入口44及び糸導出口45は、案内ローラ18の軸方向に長尺であり、例えば、案内ローラ18の軸方向の長さLsが134mm程度で、幅Wsが10mm程度である。
第2部分42は、案内ローラ18の先端面18bと前後方向に対向している。第2部分42は、案内ローラ18の軸方向から見て第1部分41とほぼ同じ径の円形であり、第1部分41の前側の端部と接続されている。第3部分43は、第1部分41の後側の端部に設けられている。第3部分43は、案内ローラ18の径方向に第1部分41から外側にはみ出しており、案内ローラ18の軸方向から見て略矩形に形成されている。第3部分43は、図示しないボルトなどによってフレーム51に固定されている。
そして、本実施の形態では、ローラカバー40がフレーム51に取り付けられることによって、案内ローラ18が、フレーム51とローラカバー40(第1部分41、第2部分42)とによって囲まれた空間内に配置される。そして、この空間は、糸導入口44及び糸導出口45を介してのみ外部と連通している。
ここで、案内ローラ18が回転して糸Yを搬送するときには、案内ローラ18が周囲の空気を攪拌する。このとき、案内ローラ18が周囲の空気を攪拌するのに消費されるエネルギーである消費動力が大きいと、モータ32の消費電力が大きくなってしまう。そこで、本実施の形態では、案内ローラ18をローラカバー40で覆うことにより、案内ローラ18の外周面18aを取り囲む空気の量を少なくして、消費動力を低減させている。
このとき、案内ローラ18の外周面18aを取り囲む空気の量を少なくすることだけを考えれば、ローラカバー40の第1部分41の内径Dcを、案内ローラ18の外径Drよりも大きい範囲でできるだけ小さくして、案内ローラ18の外周面18aと第1部分41の内壁面41aとの間の隙間46の容積をできるだけ小さくすることが好ましいように思われる。
しかしながら、本実施の形態では、第1部分41に、糸Yを導入するための糸導入口44、及び、糸Yを導出するための糸導出口45が形成されている。そして、糸Yが糸導入口44を通ってローラカバー40内の空間に導入される際には、走行する糸Yの周囲に発生する気流(随伴流)が、糸Yとともに糸導入口44からローラカバー40内の空間に流れ込む。また、糸Yが糸導出口45を通ってローラカバー40の外部に導出されるときには、走行する糸Yの周囲に発生する気流(随伴流)が、糸Yとともに糸導出口45からローラカバー40の外部に流れ出る。そして、上記隙間46の容積が小さいほど、これらの随伴流が、隙間46内の空気の流れに与える影響が大きくなる。そのため、第1部分41隙間46の容積が小さすぎると(内径Dcが小さすぎると)、随伴流の影響により隙間46内に大きな気流の乱れが生じ、消費動力が大きくなってしまう虞がある。
そこで、本実施の形態では、上述したように、第1部分41の内径Dcを、案内ローラ18の外径Drの1.6倍以上1.9倍以下とすることで、案内ローラ18の外周面18aと、第1部分41の内壁面41aとの間に、40mm以上55mm以下の隙間46が形成されるようにしている。このようにすれば、次に説明する解析結果及び実験結果からわかるように、消費動力を効果的に低減させることができる。
また、本実施の形態では、第1部分41が円筒形状に形成され、第1部分41と案内ローラ18の中心軸が同じとなっていることにより、案内ローラ18の外周面18aと第1部分41の内壁面41aとの距離が一定となり、隙間46の気流が安定しやすくなる。これにより、消費動力を効果的に低減させることができる。
また、紡糸引取装置1では、案内ローラ18の外周面18aの走行速度が1000m/min以上6000m/min程度と高速であり、ローラカバー40がないと、消費動力が大きくなる。これに対して、本実施の形態では、ローラカバー40を上述したようなサイズのものとすることにより、次に説明する解析結果及び実験結果からわかるように、消費動力を効果的に低減させることができる。
次に、本発明の具体的な実施例について説明する。
<実施例1~3、比較例1~6>
実施例1~3及び比較例1、2では、上記実施形態と同様の案内ローラ18及びローラカバー40に対応する、図4、図5に示す解析モデル用いて、消費動力を算出した。また、比較例3~5では、図6に示す解析モデルを用いて、消費動力を算出した。
図4、図5の解析モデルでは、案内ローラ18の外径Drを110mm、フランジ部31の外径Dfを160mmとした。また、フランジ部31を含めた案内ローラ18の全体の軸方向の長さLrを217.5mmとし、ローラカバー40とフレーム51によって形成される空間の、案内ローラ18の軸方向の長さLcを237.5mmとし、案内ローラ18の先端面18bとローラカバー40の第2部分42との間隔K1を10mmとした。また、フレーム51の高さHを240mmとした。また、ローラカバー40の厚みTcを10mmとした。また、糸導入口44及び糸導出口45を、いずれも、案内ローラ18の軸方向の長さLsが134mmで、幅Wsが10mmのものとした。
また、図4、図5の解析モデルでは、第1部分41の内径Dcを一定とした。そして、実施例1~3では、それぞれ、内径Dcを220mm、200mm、190mmとした。また、比較例1、2では、それぞれ、内径Dcを280mm、240mmとした。
一方、図6の解析モデルでは、第1部分41のうち、案内ローラ18のフランジ部31を取り囲む部分の内径Dbを180mmとし、フランジ部31よりも先端側の部分を取り囲む部分の内径Dcを内径Dbよりも小さいものした。そして、比較例3~5では、それぞれ、内径Dcを160mm、140mm、120mmとした。また、案内ローラ18の軸方向において、フランジ部31の先端と、フランジ部31を取り囲む部分の内壁面の先端の位置との間隔K3を10mmとした。なお、図6の解析モデルのそれ以外の部分の長さについては、図4、図5の解析モデルと同じである。ここで、比較例3~5で、図4、図5の解析モデルを用いずに、図6の解析モデルを用いているのは、内径Dcがフランジ部31の外径Df(=160mm)以下となり、図4、図5の解析モデルでは、案内ローラ18がローラカバー40内に収まらないためである。
また、比較例6では、図4、図5の解析モデルからローラカバー40を除いた解析モデルを用いて、上記消費動力を算出した。
また、実施例1~3及び比較例1~6では、案内ローラ18の外周面18aの走行速度を5000m/minとした。また、図4~図6に示すように、幅Lbが124mm、厚みTbが0.088mmの帯状体Bが走行するとして解析を行った。帯状体Bは、4mmの間隔で並んだ、直径が0.088mm(=83dtex/36f)の32本の糸Yを簡略化したものである。また、帯状体Bの案内ローラ18の先端側の端と、案内ローラ18の先端との間の間隔K4を30mmとした。また、帯状体Bの案内ローラ18への巻き掛け角度θを90°とした。また、帯状体Bの案内ローラ18に巻き掛けられた部分よりも上流側の部分を、左右方向と平行に延びたものとし、その長さLb1を120mmとした。また、帯状体Bの案内ローラ18に巻き掛けられた部分よりも下流側の部分を、上下方向と平行に延びたものとし、その長さLb2を120mmとした。
また、案内ローラ18の中心軸(軸J)を中心とする直径De(500mmとする)の円周上の位置を、案内ローラ18の径方向における流出境界Ekとした。また、フランジ部31を含めた案内ローラ18の軸方向の中心からフレーム51と反対側に離れ、且つ、フランジ部31を含めた案内ローラ18の軸方向の中心からの距離Le1(150mmとする)の位置を、案内ローラ18の軸方向における前側の流出境界Ej1とした。また、フランジ部31を含めた案内ローラ18の軸方向の中心からフレーム51側に離れ、且つ、フランジ部31を含めた案内ローラ18の軸方向の中心からの距離Le2(150mmとする)の位置を、案内ローラ18の軸方向における後側の流出境界Ej2とした。
また、空気の流れについて、下記の(1)、(2)の支配方程式にk-ε乱流モデルを適用し、有限体積法により離散化、反復法により近似解を、それぞれ算出した。ここで、(1)の式は、流体が非圧縮流体であることを意味している。また、(2)の式はRANSの式である。また、実施例1~3及び比較例1~6の解析では、前後方向がx方向、左右方向がy方向、上下方向がz方向である。
Figure 0006998132000001
また、案内ローラ18に作用するトルクMを数値計算によって求め、消費動力Lを、L=MΩによって算出した。ここで、Ωは、案内ローラ18の角速度である。また、トルクMは、上記(1)、(2)の関係式を用いて数値計算を行うことによって得られた圧力Pと、下記の(3)、(4)、(5)の式とを用いて算出した。ここで、上記(1)、(2)の関係式を用いて数値計算を行うことによって得られた圧力Pが、下記(4)の関係式のPfに対応する。
Figure 0006998132000002
また、上記解析は、CD-adapco社製のCDFソフト「STAR-CCM+」を用いて行った。図7(a)、(b)が実施例1~3及び比較例1~6の解析結果を示している。図7(a)、(b)に示すように、比較例6と、実施例1~3及び比較例1~5とを比較すると、案内ローラ18を覆うローラカバー40を設けることにより、ローラカバー40を設けない場合と比較して、消費動力を低減することができることがわかる。また、実施例1~3と、比較例1~5を比較すると、ローラカバー40を設ける場合において、第1部分41の内径Dcを190mm以上220mm以下(内壁面41aの軸Jからの距離Dc/2の、案内ローラ18の半径Dr/2との差を40mm以上55mm以下)とすれば、消費動力を25%以上低減できることがわかる。
<実施例4、比較例7>
実施例4では、図8(a)に示すような装置を用いて、上記実施の形態と同様の、ローラカバー40によって覆われた案内ローラ18を回転駆動させるモータ32の消費電力を測定した。より詳細に説明すると、実施例4では、交流電源101から供給された交流電圧を変圧器102によって変圧し、さらにインバータ103によって直流電圧に変換したうえでモータ32に出力することにより、モータ32を回転駆動させる。そして、実施例4では、電力計104をインバータ103とモータ32との間に接続し、電力計104を用いてモータ32の消費電力を測定した。
また、実施例4では、案内ローラ18の外径Drを110mm、フランジ部31の外径Dfを160mmとし、第1部分41の内径Dcを190mmとした。また、フランジ部31を含めた案内ローラ18の軸方向の長さLrを218mmとし、ローラカバー40とフレーム51によって形成される空間の、案内ローラ18の軸方向における長さLcを248mmとした。また、フレーム51の高さを240mmとした。また、ローラカバー40の厚みTcを10mmとした。また、また、糸導入口44及び糸導出口45を、いずれも案内ローラ18の軸方向の長さLsが134mmで、幅Wsが10mmのものとした。また、実施例4では、直径が0.088mm(=83dtex/36f)の32本のポリエステル材料からなる糸Yを、4mm間隔で配列させた状態で走行させた。また、糸Yの案内ローラ18に対する巻き掛け角度を約90°とした。また、実施例4では、案内ローラ18の外周面18aの走行速度が約5000m/min(平均速度4921m/min)となるように、モータ32を回転駆動させた。
比較例7では、実施例4においてローラカバー40を取り外し、それ以外の条件を実施例4と同じとして、モータ32の消費電力の測定を行った。
図8(b)が実施例4及び比較例7の実験結果を示している。図8(b)の「測定電力」は、図8(a)の電力計104で測定されたモータ32の消費電力である。そして、図8(b)の消費動力は、電力計104で測定した消費電力から、モータ32による損失分のエネルギー(≒79W)と、糸Yの張力による損失分のエネルギー(≒110W)とを減算することによって算出したものである。ここで、モータ32による損失分のエネルギーは、例えば、モータ32を単独で駆動させて消費電力を測定することによって得られる。また、糸Yの張力による損失分のエネルギーは、例えば、比較例7の消費電力と、ローラカバー40を取り外し、糸Yを走行させずにモータ32を駆動させたときに電力計104で測定される消費電力(例えば175W)との差によって算出する。
図8(b)の実施例4と比較例7の消費動力を比較すれば、案内ローラ18に、第1部分41の内径Dcが190mmのローラカバー40を設けることにより、消費動力を効果的に低減することができることがわかる。また、実施例4及び比較例7と、上述の実施例3及び比較例6とを比較することにより、解析結果と実験結果とがおおよそ一致していることがわかる。
ここで、実施例1~3及び比較例1~6の解析結果、並びに、実施例4及び比較例7の実験結果は、案内ローラ18の外周面18aの走行速度を5000m/minとした場合のものである。そして、案内ローラ18の外周面18aの走行速度が変われば、隙間46に発生する空気の流れの大きさが変わる。しかしながら、案内ローラ18の形状、ローラカバー40の形状、及び、案内ローラ18の回転方向が同じであれば、隙間46における空気の流れの様相は類似のものとなる。したがって、実施例1~3及び比較例1~6並びに実施例4及び比較例7において、案内ローラ18の外周面18aの走行速度が5000m/minよりも遅い又は速い速度とした場合でも、上述したのと同様の結果が得られると推定される。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態や実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能ある。
上述の実施の形態では、案内ローラ18の外周面18aの走行速度が1000m/min以上6000m/min以下であったが、これには限られない。案内ローラ18の外周面18aの走行速度は1000m/minよりも遅くてもよいし、6000m/minよりも速くてもよい。上記のとおり、案内ローラ18の外周面18aの走行速度が1000m/minよりも遅い、あるいは、6000m/minよりも速い場合にも、上述の実施例1~3及び比較例1~6、並びに、実施例4及び比較例7と類似の結果が得られると推定される。
また、上述の実施の形態では、ローラカバー40の第1部分41が円筒形状であり、第1部分41の内壁面41aが案内ローラ18の軸方向から見て、案内ローラ18の軸を中心とする円形となっており、案内ローラ18の外周面18aと第1部分41の内壁面41aとの距離が、隙間46の部分によらず一定となっていたが、これには限られない。例えば、第1部分41の内壁面41aが、案内ローラ18の軸方向から見て、多角形や楕円形など、円形とは別の形状であってもよい。これらの場合でも、第1部分41の内壁面41aが、いずれの部分においても、案内ローラ18の軸からの距離が案内ローラ18の半径Dr/2の1.6倍以上1.9倍以下の範囲内にある、もしくは、第1部分41の内壁面41aが、いずれの部分においても、軸Jからの距離の、案内ローラ18の半径Dr/2との差が40mm以上55mm以下の範囲内にあれば、案内ローラ18の外周面18aと第1部分41の内壁面41aとの距離のばらつきがそれほど大きなものとはならず、隙間46に生じる気流は、内壁面41aが円形である場合と類似するものとなり、消費動力を効果的に低減することができる。
また、上述の実施の形態では、ローラカバー40内の空間が、糸導入口44及び糸導出口45を介してのみ外部と連通していたが、これには限られない。ローラカバー40に、糸導入口44及び糸導出口45以外に、内部の空間の気流に影響を与えない程度に小さい、ローラカバー内の空間を外部と連通させる孔や切り欠き等が形成されていてもよい。
また、上述の実施の形態では、保温箱16から導出された糸Yを糸巻取装置4に向けて送り出すための案内ローラ18に対してローラカバー40を設けたが、これには限られない。例えば、案内ローラ17あるいはゴデットローラ11a~11eに対してローラカバーを設けてもよい。また、紡糸引取装置1がゴデットローラ11a~11e及び案内ローラ17、18以外に、糸を搬送するためのローラを備えている場合には、そのローラに対してローラカバーを設けてもよい。
また、以上では、紡績装置から紡出された糸を延伸させたうえで巻き取る紡糸引取装置に本発明を適用した例について説明したが、これには限られない。紡糸引取装置以外の、糸搬送ローラを有する糸処理装置に本発明を適用することも可能である。
1 紡糸引取装置
18 案内ローラ
18a 外周面
18b 先端面
40 ローラカバー
41 第1部分
41a 内壁面
42 第2部分
44 糸導入口
45 糸導出口

Claims (4)

  1. 糸を搬送する糸搬送ローラと、
    前記糸搬送ローラを覆うローラカバーと、を備え、
    前記ローラカバーは、
    前記糸搬送ローラの外周面を取り囲むように配置される部分であって、前記糸搬送ローラが配置される空間内に外部から糸を導入させるための糸導入口と、前記空間内の糸を外部に導出させるための糸導出口とが形成された第1部分と、
    前記糸搬送ローラの軸方向において、前記糸搬送ローラの先端面と対向し、前記第1部分と接続された第2部分と、を有し、
    前記第1部分の内壁面は、いずれの部分においても、前記糸搬送ローラの中心軸からの距離の、前記糸搬送ローラの半径との差が、40mm以上55mm以下の範囲内にあることを特徴とする糸処理装置。
  2. 前記ローラカバーの内壁面は、前記糸搬送ローラの軸方向から見て、前記糸搬送ローラの軸を中心とする円形であることを特徴とする請求項に記載の糸処理装置。
  3. 前記糸搬送ローラの外周面の走行速度が、1000m/min以上6000m/min以下の範囲にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の糸処理装置。
  4. 糸を搬送する糸搬送ローラを覆うローラカバーであって、
    前記糸搬送ローラの外周面を取り囲むように配置される部分であって、前記糸搬送ローラが配置される空間内に外部から糸を導入させるための糸導入口と、前記空間内の糸を外部に導出させるための糸導出口とが形成された第1部分と、
    前記糸搬送ローラの軸方向において、前記糸搬送ローラの先端面と対向し、前記第1部分と接続された第2部分と、を有し、
    前記第1部分の内壁面は、いずれの部分においても、前記糸搬送ローラの中心軸から距離の、前記糸搬送ローラの半径との差が、40mm以上55mm以下の範囲内にあることを特徴とするローラカバー。
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