JP6996987B2 - コンクリート表面硬度計測器具及びコンクリート表面硬度計測方法 - Google Patents

コンクリート表面硬度計測器具及びコンクリート表面硬度計測方法 Download PDF

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Description

本発明は、コンクリート表面硬度計測器具及びコンクリート表面硬度計測方法に関する。
コンクリートの打設後に、凝結していくコンクリートの硬度に応じて木コテ及び金コテ等によりコンクリートの表面仕上げが行われる。コンクリートの打設後にコンクリートの表面仕上げを開始する時期は、左官を行う作業者の感覚により判断されている。そこで、打設されたコンクリートの表面の硬度を定量的に評価する技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、手で把持されるハンドルと、ハンドルから突設された軸部材と、軸部材の先端に設けられコンクリートに貫入される貫入針と、軸部材に設けられ貫入針が受ける荷重を検出するロードセルと、ロードセルで検出された荷重を貫入針の断面積で除した貫入抵抗を算出する制御部とを備えたコンクリート用貫入抵抗試験機が開示されている。このコンクリート用貫入抵抗試験機では、ハンドルを鉛直下方に押し下げて貫入針をコンクリート内部に貫入させることにより貫入針が荷重を受け、その荷重がロードセルで検出される。コンクリートの貫入抵抗を測定することでコンクリートの硬化度が定量的に評価される。
特開2014‐102204号公報
ところで、打設されるコンクリートの表面の各部位の凝結の深度は、各部位の温度や日射量等により異なる。そのため、打設されたコンクリートの表面の硬度を広い範囲で連続して計測することが望まれる場合がある。しかし、上記のようなコンクリート用貫入抵抗試験機では、打設されたコンクリートの表面の硬度を散点的に狭い範囲でしか計測できず、広い範囲で連続して計測することが難しい欠点がある。
そこで本発明は、打設されたコンクリートの表面の硬度をより広い範囲で連続して計測することができるコンクリート表面硬度計測器具及びコンクリート表面硬度計測方法を提供することを目的とする。
本発明は、打設されたコンクリートの表面にその外周部が接触させられ、回転動させられつつコンクリートの表面に沿って移動させられる接触輪部と、コンクリートの表面に接触輪部の外周部を接触させ、接触輪部が回転動しつつコンクリートの表面に沿って移動するように接触輪部を支持する支持部とを備えたコンクリート表面硬度計測器具である。
この構成によれば、コンクリート表面硬度計測器具において、支持部により、コンクリートの表面に接触輪部の外周部が接触させられ、接触輪部が回転動しつつコンクリートの表面に沿って移動するように接触輪部が支持されるため、接触輪部によるコンクリートの表面への荷重と接触輪部の外周部によりコンクリートの表面に生じた軌跡とに基づいて、打設されたコンクリートの表面の硬度をより広い範囲で連続して計測することができる。
この場合、コンクリートの表面に接触輪部の外周部を接触させ、接触輪部が回転動しつつコンクリートの表面に沿って移動するように、支持部をコンクリートの表面で移動させる移動部をさらに備えることが好適である。
この構成によれば、移動部により、コンクリートの表面に接触輪部の外周部を接触させ、接触輪部が回転動しつつコンクリートの表面に沿って移動するように、支持部がコンクリートの表面で移動させられるため、打設されたコンクリートの表面の硬度を人が立ち入ることができない範囲を含んださらに広い範囲で連続して計測することができる。
また、接触輪部の外周部によりコンクリートの表面に生じた軌跡を計測する計測部と、接触輪部によるコンクリートの表面への荷重と計測部により計測された軌跡とに基づいて、コンクリートの表面の硬度を算出する演算部とをさらに備えることが好適である。
この構成によれば、計測部により、接触輪部の外周部によりコンクリートの表面に生じた軌跡が計測され、演算部により、接触輪部によるコンクリートの表面への荷重と計測部により計測された軌跡とに基づいて、コンクリートの表面の硬度が算出されるため、打設されたコンクリートの表面の硬度を即時的に計測することができる。
一方、本発明は、打設されたコンクリートの表面にその外周部が接触させられ、回転動させられつつコンクリートの表面に沿って移動させられる接触輪部と、コンクリートの表面に接触輪部の外周部を接触させ、接触輪部が回転動しつつコンクリートの表面に沿って移動するように接触輪部を支持する支持部とを備えたコンクリート表面硬度計測器具を用いたコンクリート表面硬度計測方法であって、コンクリートの表面に接触輪部の外周部を接触させ、接触輪部が回転動しつつコンクリートの表面に沿って移動するように、支持部をコンクリートの表面で移動させ、接触輪部によるコンクリートの表面への荷重と接触輪部の外周部によりコンクリートの表面に生じた軌跡とに基づいて、コンクリートの表面の硬度を計測するコンクリート表面硬度計測方法である。
また、本発明は、打設されたコンクリートの表面にその外周部が接触させられ、回転動させられつつコンクリートの表面に沿って移動させられる接触輪部と、コンクリートの表面に接触輪部の外周部を接触させ、接触輪部が回転動しつつコンクリートの表面に沿って移動するように接触輪部を支持する支持部と、コンクリートの表面に接触輪部の外周部を接触させ、接触輪部が回転動しつつコンクリートの表面に沿って移動するように、支持部をコンクリートの表面で移動させる移動部と、接触輪部の外周部によりコンクリートの表面に生じた軌跡を計測する計測部と、接触輪部によるコンクリートの表面への荷重と計測部により計測された軌跡とに基づいて、コンクリートの表面の硬度を算出する演算部とを備えたコンクリート表面硬度計測器具を用いたコンクリート表面硬度計測方法であって、コンクリートの表面に接触輪部の外周部を接触させ、移動部により、接触輪部が回転動しつつコンクリートの表面に沿って移動するように、支持部をコンクリートの表面で移動させ、演算部により、接触輪部によるコンクリートの表面への荷重と計測部により計測された軌跡とに基づいて、コンクリートの表面の硬度を算出することにより、コンクリートの表面の硬度を計測するコンクリート表面硬度計測方法である。
本発明のコンクリート表面硬度計測器具及びコンクリート表面硬度計測方法によれば、打設されたコンクリートの表面の硬度をより広い範囲で連続して計測することができる。
第1実施形態のコンクリート表面硬度計測器具を示す斜視図である。 軌跡の幅を計測するゲージの一例を示す平面図である。 (A)は接触輪部の一例をしめす側面図であり、(B)は接触輪部の一例を示す正面図であり、(C)は打設されたコンクリートの表面に接触輪部の外周部が接触する投影面積を示す図であり、(D)は(C)の欠円の部位を示す図である。 軌跡幅と見掛けの支持力との関係を示すグラフである。 第2実施形態のコンクリート表面硬度計測器具を示す斜視図である。 (A)は第3実施形態のコンクリート表面硬度計測器具を示す斜視図であり、(B)は軌跡の動画又は静止画が計測者により計測される状態を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るコンクリート表面硬度計測器具及びコンクリート表面硬度計測方法について詳細に説明する。図1に示すように、本発明の第1実施形態のコンクリート表面硬度計測器具1Aは、接触輪部10Aと支持部20Aとを備える。コンクリート表面硬度計測器具1Aは、例えば、ステンレス鋼等の金属や、モノマーキャストナイロン及びポリオキシメチレンのコポリマー等のエンジニアリングプラスチック等の合成樹脂や、石材等から形成されている。
接触輪部10Aは、打設されたコンクリートの表面Sにその外周部11が接触させられ、回転動させられつつコンクリートの表面Sに沿って移動させられる。接触輪部10Aは、例えば、図3(A)及び図3(B)に示すように、接触輪部10Aに示すように、外周部11の最も外周側のコンクリートの表面Sに平行な水平面12と、水平面12から接触輪部10Aの中心側に延在する傾斜面13とを有する山形ローラである。なお、接触輪部10Aは、外周部11にコンクリートの表面Sに平行な水平面12のみを有していてもよく、外周部11がその他の形状を有していてもよい。
図1に示すように、支持部20Aは、コンクリートの表面Sに接触輪部10Aの外周部11を接触させ、接触輪部10Aが回転動しつつコンクリートの表面Sに沿って移動するように接触輪部10Aを支持する。本実施形態では、支持部20Aは接触輪部10Aの両方の側方から接触輪部10Aを軸支する。支持部20Aは接触輪部10Aの両方の側方に突出し、計測者が支持部20Aの両側端部を容易に把持可能な形状を有する。なお、支持部20Aは、必ずしも接触輪部10Aを軸支する必要は無く、例えば、支持部20Aは、接触輪部10Aの外周部11のコンクリートの表面Sに接触しない部分を支持することにより、接触輪部10Aが回転動しつつコンクリートの表面Sに沿って移動するように接触輪部10Aを支持してもよい。
以下、本実施形態のコンクリート表面硬度計測器具1Aを用いたコンクリート表面硬度計測方法について説明する。図1に示すように、本実施形態のコンクリート表面硬度計測方法では、コンクリート表面硬度計測器具1Aを用い、コンクリートの表面Sに接触輪部10Aの外周部11を接触させ、接触輪部10Aが回転動しつつコンクリートの表面Sに沿って移動するように、支持部20Aの両側端部を把持しつつ支持部20Aをコンクリートの表面Sで移動させ、接触輪部10Aによるコンクリートの表面Sへの荷重と接触輪部10Aの外周部11によりコンクリートの表面Sに生じた軌跡Tとに基づいて、コンクリートの表面Sの硬度を計測する。
本実施形態では、接触輪部10Aの外周部11によりコンクリートの表面Sに生じた軌跡Tの幅を計測する。軌跡Tの幅が狭い場合には、例えば、図2に示すように、軌跡Tの幅方向から計測面gがλの角度で傾斜しているゲージGを用いる。計測面gの目盛の幅は通常の単位のsecλ倍であるため、軌跡Tの幅が狭い場合であっても、ゲージの向きを軌跡Tが伸びる方向に合わせ、軌跡Tの幅方向から傾斜した計測面gの目盛を読み取ることにより、容易に軌跡Tの幅を計測することができる。
以下、軌跡Tの幅からコンクリートの表面Sの支持力(硬度)を計測する方法の一例について説明する。図3(A)に示すように、接触輪部10Aの直径D、接触輪部10Aがコンクリートの表面Sに埋没する深さh及び接触輪部10Aがコンクリートの表面Sに埋没する長さBとする。また、図3(B)に示すように、外周部11の水平面12の幅w、外周部11のコンクリートの表面Sに埋没する幅wL及び外周部11の傾斜面13の表面Sの垂直方向となす角度θとする。傾斜面13がコンクリートの表面Sに埋没する幅は、h・tanθである。
図3(C)に示すように、打設されたコンクリートの表面Sに接触輪部10Aの外周部11が接触する投影面積は、水平面12による長方形の投影面積であるB・wと、傾斜面13による欠円の投影面積である2・A1との和である。なお、傾斜面13による欠円の円弧の部分は実際には双曲線であるが、円弧であると近似して以下の計算を行う。欠円の円弧の半径R及び円弧の2分の1の角度αとする。
以下、傾斜面13による欠円の投影面積であるA1の計算について説明する。図3(D)の点P1と点P2との間の長さL1は、以下の式(1)により算出される。また、点P1と点P4との間の長さL2は、以下の式(2)により算出される。
L1=((-B/2)+(h・tanθ)))1/2 …(1)
L2=L1/2 …(2)
図3(D)においてR:L2=L1:h・tanθであるから、以下の式(3)が算出される。また、αについて以下の式(4)が成り立つ。
R=L1・L2/(h・tanθ)=L1/(2h・tanθ) …(3)
α=asin((B/2)/R) …(4)
したがって、傾斜面13による欠円の投影面積であるA1は、以下の式(5)により算出される。
A1=(α/π)・π・R-(B/2)・(R-h・tanθ)
=α・R-(B/2)・(R-h・tanθ) …(5)
上述したように、打設されたコンクリートの表面Sに接触輪部10Aの外周部11が接触する投影面積Aは、以下の式(6)により、算出される。
A=2・A1+B・w …(6)
また、図3(D)より、以下の式(7)が成り立つ。式(7)と上記の式(1)~(6)とから、h・tanθ、B、R及びαを消去することにより、式(6)の投影面積Aを一つの計測値である外周部11のコンクリートの表面Sに埋没する幅wLと、w等の既知の値とにより表すことができる。つまり、軌跡Tの幅wLを計測することにより、投影面積Aを算出することができる。また、接触輪部10A及び支持部20Aの重量、つまり接触輪部10Aによるコンクリートの表面への荷重を投影面積Aで除した値により、外周部11によるコンクリートの表面Sへの圧力が算出される。
h・tanθ=(wL-w)/2 …(7)
したがって、軌跡Tの幅wLを計測することにより、図4に示すように、コンクリートの表面Sの見掛けの支持力=x(kg/cm)及び軌跡Tの幅wL=y(mm)、R=0.9998に対して、y=-22.357x+95.173x-156.01x+125.96x-52.709x+13.344の式により、コンクリートの表面Sの見掛けの支持力を計測することができる。なお、以上の軌跡Tの幅からコンクリートの表面Sの支持力(硬度)を計測する方法はあくまでも一例であり、接触輪部10Aの形状等に応じてコンクリートの表面Sの硬度が算出される。
本実施形態では、コンクリート表面硬度計測器具1Aにおいて、支持部20Aにより、コンクリートの表面Sに接触輪部10Aの外周部11が接触させられ、接触輪部10Aが回転動しつつコンクリートの表面Sに沿って移動するように接触輪部10Aが支持されるため、接触輪部10Aによるコンクリートの表面Sへの荷重と接触輪部10Aの外周部11によりコンクリートの表面Sに生じた軌跡Tとに基づいて、打設されたコンクリートの表面Sの硬度をより広い範囲で連続して計測することができる。
以下、本発明の第2実施形態のコンクリート表面硬度計測器具について説明する。図5に示すように、本実施形態のコンクリート表面硬度計測器具1Bは、上記第1実施形態のコンクリート表面硬度計測器具1Aの接触輪部10Aと同様の接触輪部10Bを備える。コンクリートの表面Sに接触輪部10Bの外周部11を接触させ、接触輪部10Bが回転動しつつコンクリートの表面Sに沿って移動するように接触輪部10Bを支持する支持部20Bは、接触輪部10Bを軸支する軸受部21と、軸受部21から計測者の手元まで延在しつつ計測者に把持される操作稈部22とを有する。
本実施形態でも、操作稈部22が把持されつつ支持部20Bをコンクリートの表面Sで移動させることにより、上記第1実施形態と同様にして、打設されたコンクリートの表面Sの硬度を計測することができる。本実施形態では、支持部20Bに操作稈部22を有するため、打設されたコンクリートの表面Sの硬度をより広い範囲で連続して計測することができる。
以下、本発明の第3実施形態のコンクリート表面硬度計測器具について説明する。図6(A)に示すように、本実施形態のコンクリート表面硬度計測器具1Cは、上記第1実施形態のコンクリート表面硬度計測器具1Aの接触輪部10Aと同様の接触輪部10Cに加えて、移動部30、計測部40、演算部50及び通信部60を備える。コンクリート表面硬度計測器具1Cは、無線操縦や自律走行制御により走行する長さ十数cm~数十cmの台車として構成されている。
移動部30は、コンクリートの表面Sに接触輪部10Cの外周部11を接触させ、接触輪部10Cが回転動しつつコンクリートの表面Sに沿って移動するように、支持部20Cをコンクリートの表面Sで移動させる。移動部30は、具体的には、打設されたコンクリートの表面Sの上を無線操縦により走行する4輪車であり、4輪車の本体に演算部50及び通信部60を搭載している。移動部30は、打設されたコンクリートの表面Sの上で予め設定された走路を自律走行制御により走行する4輪車でもよい。移動部30は、4輪車以外の台車や、無限軌道や、ホバークラフトや、ロボット脚により、打設されたコンクリートの表面Sの上を移動するものでもよい。移動部30は、電動機や小型の内燃機関等により駆動する物とできる。
支持部20Cは、接触輪部10Cを軸支する軸受部23と、軸受部23から演算部50の側に延在するリンク部24と、リンク部24を軸受部23とは反対側の端部で演算部50に揺動可能に支持するリンク支点部25とを有する。また、リンク部24の上端には、接触輪部10Cによるコンクリートの表面Sへの荷重を調整するための荷重調整用重錘26が載置されている。
計測部40は、接触輪部10Cの外周部11によりコンクリートの表面Sに生じた軌跡Tを計測する。計測部40は、具体的には、例えば、カメラを適用でき、軌跡Tの30FPS(Frames PerSecond)程度の動画又は1FPS程度の一定間隔の静止画を撮影する。計測部40は、計測部支持ビーム41により演算部50に取り付けられている。なお、計測部40は、例えば、支持部20Cの軸受部23やリンク部24に取り付けられていてもよい。
演算部50は、接触輪部10Cによるコンクリートの表面Sへの荷重と計測部40により計測された軌跡Tとに基づいて、コンクリートの表面Sの硬度を算出する。演算部50は、具体的には、CPU(CentralProcessing Unit)、ROM(Read OnlyMemory)、RAM(Random accessmemory)及びハードディスク等をそなえたコンピュータ装置である。
演算部50は、例えば、計測部40により撮影された動画や静止画をエッジ処理することにより、軌跡Tの幅wLを計測する。演算部50は、接触輪部10Cによるコンクリートの表面Sへの荷重と、計測された軌跡Tの幅wLとに基づいて、打設されたコンクリートの表面Sの硬度を算出する。演算部50は、通信部60を介して、打設されたコンクリートの表面Sの各部の硬度をコンクリート表面硬度計測器具1Cの外部に送信する。
以下、本実施形態のコンクリート表面硬度計測器具1Cを用いたコンクリート表面硬度計測方法について説明する。本実施形態では、コンクリートの表面Sに接触輪部10Cの外周部11を接触させ、移動部30により、接触輪部10Cが回転動しつつコンクリートの表面Sに沿って移動するように、支持部20Cをコンクリートの表面Sで移動させ、演算部50により、接触輪部10Cによるコンクリートの表面Sへの荷重と計測部40により計測された軌跡Tとに基づいて、コンクリートの表面Sの硬度を算出することにより、コンクリートの表面Sの硬度が計測される。
なお、演算部50は、移動部30により移動させられる台車の外部に備えられたパーソナルコンピュータ等であり、通信部60から送信された軌跡Tの幅wLに基づいて打設されたコンクリートの表面Sの硬度を算出してもよい。
また、コンクリート表面硬度計測器具1Cは、演算部50を備えず、計測部40により撮影された動画や静止画をRAMやハードディスクに記録しておき、図6(B)に示すように、後に計測者により軌跡Tの幅wLが確認されることによって、打設されたコンクリートの表面Sの各部の硬度が計測されてもよい。
あるいは、コンクリート表面硬度計測器具1Cは、演算部50を備えず、計測部40により撮影された動画や静止画が通信部60を介してコンクリート表面硬度計測器具1Cの外部の計測者に送信され、図6(B)に示すように、計測者により即自的に軌跡Tの幅wLが確認されることによって、打設されたコンクリートの表面Sの各部の硬度が計測されてもよい。
本実施形態によれば、移動部30により、コンクリートの表面Sに接触輪部10Cの外周部11を接触させ、接触輪部10Cが回転動しつつコンクリートの表面Sに沿って移動するように、支持部20Cがコンクリートの表面Sで移動させられるため、打設されたコンクリートの表面Sの硬度を人が立ち入ることができない範囲を含んださらに広い範囲で連続して計測することができる。
また、本実施形態によれば、計測部40により、接触輪部10Cの外周部11によりコンクリートの表面Sに生じた軌跡Tが計測され、演算部50により、接触輪部10Cによるコンクリートの表面Sへの荷重と計測部40により計測された軌跡Tとに基づいて、コンクリートの表面Sの硬度が算出されるため、打設されたコンクリートの表面Sの硬度を即時的に計測することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく様々な形態で実施される。例えば、接触輪部10A等や、支持部20A等や、移動部30等の形態は、適宜変更してもよい。
1A,1B,1C…コンクリート表面硬度計測器具、10A,10B,10C…接触輪部、11…外周部、12…水平面、13…傾斜面、20A,20B,20C…支持部、21…軸受部、22…操作稈部、23…軸受部、24…リンク部、25…リンク支点部、26…荷重調整用重錘、30…移動部、40…計測部、41…計測部支持ビーム、50…演算部、60…通信部、T…軌跡、G…ゲージ、g…計測面。

Claims (4)

  1. 打設されたコンクリートの表面にその外周部が接触させられ、回転動させられつつ前記コンクリートの前記表面に沿って移動させられる接触輪部と、
    前記コンクリートの前記表面に前記接触輪部の前記外周部を接触させ、前記接触輪部が回転動しつつ前記コンクリートの前記表面に沿って移動するように前記接触輪部を支持する支持部と、
    前記接触輪部の前記外周部により前記コンクリートの前記表面に生じた軌跡を計測する計測部と、
    前記接触輪部による前記コンクリートの前記表面への荷重と前記計測部により計測された前記軌跡とに基づいて、前記コンクリートの前記表面の硬度を算出する演算部と、
    を備え
    前記接触輪部は、前記コンクリートの前記表面から前記接触輪部の中心側に延在し、前記コンクリートの前記表面に対して前記接触輪部の外側に傾斜した傾斜面を有し、
    前記計測部は、前記軌跡の幅を計測し、
    前記演算部は、前記接触輪部による前記コンクリートの前記表面への荷重と、前記計測部により計測された前記軌跡の前記幅とに基づいて、前記コンクリートの前記表面の前記硬度を算出する、コンクリート表面硬度計測器具。
  2. 前記コンクリートの前記表面に前記接触輪部の前記外周部を接触させ、前記接触輪部が回転動しつつ前記コンクリートの前記表面に沿って移動するように、前記支持部を前記コンクリートの前記表面で移動させる移動部をさらに備えた、請求項1に記載のコンクリート表面硬度計測器具。
  3. 打設されたコンクリートの表面にその外周部が接触させられ、回転動させられつつ前記コンクリートの前記表面に沿って移動させられる接触輪部と、
    前記コンクリートの前記表面に前記接触輪部の前記外周部を接触させ、前記接触輪部が回転動しつつ前記コンクリートの前記表面に沿って移動するように前記接触輪部を支持する支持部と、を備えたコンクリート表面硬度計測器具を用いたコンクリート表面硬度計測方法であって、
    前記接触輪部は、前記コンクリートの前記表面から前記接触輪部の中心側に延在し、前記コンクリートの前記表面に対して前記接触輪部の外側に傾斜した傾斜面を有し、
    前記コンクリートの前記表面に前記接触輪部の前記外周部を接触させ、前記接触輪部が回転動しつつ前記コンクリートの前記表面に沿って移動するように、前記支持部を前記コンクリートの前記表面で移動させ、前記接触輪部による前記コンクリートの前記表面への荷重と前記接触輪部の前記外周部により前記コンクリートの前記表面に生じた軌跡の幅とに基づいて、前記コンクリートの前記表面の硬度を計測する、コンクリート表面硬度計測方法。
  4. 打設されたコンクリートの表面にその外周部が接触させられ、回転動させられつつ前記コンクリートの前記表面に沿って移動させられる接触輪部と、
    前記コンクリートの前記表面に前記接触輪部の前記外周部を接触させ、前記接触輪部が回転動しつつ前記コンクリートの前記表面に沿って移動するように前記接触輪部を支持する支持部と、
    前記コンクリートの前記表面に前記接触輪部の前記外周部を接触させ、前記接触輪部が回転動しつつ前記コンクリートの前記表面に沿って移動するように、前記支持部を前記コンクリートの前記表面で移動させる移動部と、
    前記接触輪部の前記外周部により前記コンクリートの前記表面に生じた軌跡を計測する計測部と、
    前記接触輪部による前記コンクリートの前記表面への荷重と前記計測部により計測された前記軌跡とに基づいて、前記コンクリートの前記表面の硬度を算出する演算部と、を備えたコンクリート表面硬度計測器具を用いたコンクリート表面硬度計測方法であって、
    前記接触輪部は、前記コンクリートの前記表面から前記接触輪部の中心側に延在し、前記コンクリートの前記表面に対して前記接触輪部の外側に傾斜した傾斜面を有し、
    前記計測部は、前記軌跡の幅を計測し、
    前記コンクリートの前記表面に前記接触輪部の前記外周部を接触させ、前記移動部により、前記接触輪部が回転動しつつ前記コンクリートの前記表面に沿って移動するように、前記支持部を前記コンクリートの前記表面で移動させ、前記演算部により、前記接触輪部による前記コンクリートの前記表面への前記荷重と前記計測部により計測された前記軌跡の前記幅とに基づいて、前記コンクリートの前記表面の硬度を算出することにより、前記コンクリートの前記表面の硬度を計測する、コンクリート表面硬度計測方法。
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