JP6995694B2 - 加工設備特定支援装置、加工設備特定支援方法、および、加工設備特定支援システム - Google Patents

加工設備特定支援装置、加工設備特定支援方法、および、加工設備特定支援システム Download PDF

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Description

本発明は、加工設備特定支援装置、加工設備特定支援方法、および、加工設備特定支援システムに関するものであり、具体的には、生産計画における、品目と工程との組合せごとに採用すべき加工設備の情報を効率的に生成、管理する技術に関する。
生産計画を立案する際には、生産対象の製品やその部品などの品目と、そうした部品等に対する切削や鍛造などの工程との組合せごとに、どの設備で当該品目の加工すなわち工程の実施が可能か、更にはどの設備で当該品目の加工を優先的に行うべきか、といった情報が必要になる。
一方、上述の情報は、その新規作成、データ追加、更新等が煩雑という側面がある。たとえば、情報の新規作成時には、品目と工程との組合せ分のデータ作成を要し、担当者にとって非常に煩雑なものとなる。また、新たな品目の追加時には、その度に当該品目に係る一連の工程数分のデータ追加を要し、やはり煩雑となる。そして、設備の追加時には、その度に、品目と工程との組合せ分のデータ更新を要し、これも煩雑なものとなる。
そこで、このような課題に着目した従来技術として、例えば、処理対象となる複数の品目を、複数の生産機械を動作させて順次処理するために、生産機械の稼働予定を立案する装置であって、各生産機械固有の処理能力に関する処理能力データを記憶する処理能力データ記憶装置と、処理対象となる各品目ごとに、前記処理能力に関連した個々の処理内容を示す品目データを記憶する品目データ記憶装置と、前記処理能力データを参照して、前記品目データ内の各品目を所定の生産機械に割り当て、各生産機械ごとに処理すべき品目を処理すべき順に並べた予定テーブルを作成する演算処理装置と、特定の品目が特定の生産機械に割り当てられた過去の事実を示す割当データを記憶する割当データ記憶装置と、を備え、前記演算処理装置が、前記割当データ内の品目と同一または類似の品目についての新たな割り当てを行う場合に、前記割当データに示された過去の割り当てと同一または類似の生産機械へ優先的に割り当てを行うようにしたことを特徴とする生産機械の稼働予定立案装置(特許文献1参照)などが提案されている。
特開平5-233909号公報
しかし従来技術においては、各生産機械固有の処理能力を示す処理能力データを、生産機械の台数分(あるいはバリエーション数分)予め整備する作業や、それらの更新作業等が必要である。
こうした条件下において、生産機械の台数(あるいはバリエーション数)が相応に大規模な場合、担当者らが手作業中心に上述の各作業を行えば、それぞれが非常に煩雑な作業となる。このことは、人的、経済的なコスト増大を招来するため、現実的な解決策とは言い難い。更に、各工程ごとに割り当て設備を検討する必要がある場合、上述の煩雑さは更に増すことになってしまう。
そこで本発明の目的は、生産計画における、品目と工程との組合せごとに採用すべき加工設備の情報を効率的に生成、管理する技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の加工設備特定支援装置は、工程ごとの加工可能な設備候補の情報として、工程ごとの加工可能な設備候補の優先順位を含めた情報である加工可能設備候補情報と、設備ごとの、または設備と工程との組合せごとの、加工可能な品目属性の条件である加工可能品目属性条件情報と、品目、工程、および、設備、の組合せ情報からなる1以上の生産実績情報と、前記品目ごとの品目属性情報と、を格納する記憶装置と、前記生産実績情報が示す各品目について、対応する前記品目属性情報を前記記憶装置から取得する処理と、前記生産実績情報が示す工程ごとの加工実績に基づき、前記加工可能設備候補情報を算定して前記記憶装置に格納する処理と、前記生産実績情報と前記品目属性情報とに基づき、前記加工可能品目属性条件情報を算定するに際し、工程別に分類した前記生産実績において、当該生産実績に紐付く品目属性情報が示す各素材の加工可能なサイズを特定し、当該サイズに有意な差が無い素材同士について、当該各素材に関する加工サイズおよび工程を統合した上で、前記加工可能品目属性条件情報を前記記憶装置に格納する処理と、所定工程に関する加工可能な設備候補を、前記優先順位を踏まえて前記加工可能設備候補情報から特定する処理と、前記特定した設備候補ごとに、または前記特定した設備候補と前記所定工程との組合せごとに、所定の品目属性が前記加工可能品目属性条件情報での規定を満たすか判定する処理と、前記判定で当該品目属性が前記規定を満たすことが判明した設備候補を、前記優先順位に関して踏まえた上で、当該品目属性に対応した品目を当該工程で加工可能である設備として特定する処理と、を実行する演算装置と、を有することを特徴とする。
また、本発明の加工設備特定支援方法は、工程ごとの加工可能な設備候補の情報として、工程ごとの加工可能な設備候補の優先順位を含めた情報である加工可能設備候補情報と、設備ごとの、または設備と工程との組合せごとの、加工可能な品目属性の条件である加工可能品目属性条件情報と、品目、工程、および、設備、の組合せ情報からなる1以上の生産実績情報と、前記品目ごとの品目属性情報と、を格納する記憶装置を備えた情報処理システムが、前記生産実績情報が示す各品目について、対応する前記品目属性情報を前記記憶装置から取得する処理と、前記生産実績情報が示す工程ごとの加工実績に基づき、前記加工可能設備候補情報を算定して前記記憶装置に格納する処理と、前記生産実績情報と前記品目属性情報とに基づき、前記加工可能品目属性条件情報を算定するに際し、工程別に分類した前記生産実績において、当該生産実績に紐付く品目属性情報が示す各素材の加工可能なサイズを特定し、当該サイズに有意な差が無い素材同士について、当該各素材に関する加工サイズおよび工程を統合した上で、前記加工可能品目属性条件情報を前記記憶装置に格納する処理と、所定工程に関する加工可能な設備候補を、前記優先順位を踏まえて前記加工可能設備候補情報から特定する処理と、前記特定した設備候補ごとに、または前記特定した設備候補と前記所定工程との組合せごとに、所定の品目属性が前記加工可能品目属性条件情報での規定を満たすか判定する処理と、前記判定で当該品目属性が前記規定を満たすことが判明した設備候補を、前記優先順位に関して踏まえた上で、当該品目属性に対応した品目を当該工程で加工可能である設備として特定する処理と、を実行することを特徴とする。
また、本発明の加工設備特定支援システムは、工程ごとの加工可能な設備候補の情報として、工程ごとの加工可能な設備候補の優先順位を含めた情報である加工可能設備候補情報と、設備ごとの、または設備と工程との組合せごとの、加工可能な品目属性の条件である加工可能品目属性条件情報と、品目、工程、および、設備、の組合せ情報からなる1以上の生産実績情報と、前記品目ごとの品目属性情報と、を格納する記憶装置と、前記生産実績情報が示す各品目について、対応する前記品目属性情報を前記記憶装置から取得する処理と、前記生産実績情報が示す工程ごとの加工実績に基づき、前記加工可能設備候補情報を算定して前記記憶装置に格納する処理と、前記生産実績情報と前記品目属性情報とに基づき、前記加工可能品目属性条件情報を算定するに際し、工程別に分類した前記生産実績において、当該生産実績に紐付く品目属性情報が示す各素材の加工可能なサイズを特定し、当該サイズに有意な差が無い素材同士について、当該各素材に関する加工サイズおよび工程を統合した上で、前記加工可能品目属性条件情報を前記記憶装置に格納する処理と、所定工程に関する加工可能な設備候補を、前記優先順位を踏まえて前記加工可能設備候補情報から特定する処理と、前記特定した設備候補ごとに、または前記特定した設備候補と前記所定工程との組合せごとに、所定の品目属性が前記加工可能品目属性条件情報での規定を満たすか判定する処理と、前記判定で当該品目属性が前記規定を満たすことが判明した設備候補を、前記優先順位に関して踏まえた上で、当該品目属性に対応した品目を当該工程で加工可能である設備として特定する処理と、を実行する演算装置と、を有する加工設備特定支援装置と、前記加工設備特定支援装置によって加工可能な設備として特定される1つ以上の設備であり、品目、工程、および、設備、の組合せ情報からなる生産実績情報を生成し、これを前記加工設備特定支援装置に配信する設備と、を少なくとも含むことを特徴とする。
本発明によれば、生産計画における、品目と工程との組合せごとに採用すべき加工設備の情報を、効率的に生成、管理できることとなる。
本実施形態における加工設備特定支援システムの全体構成図である。 本実施形態における品目属性管理DBの構成図である。 本実施形態における工順管理DBの構成図である。 本実施形態における設備仕様管理DBの構成図である。 本実施形態における加工可能設備候補管理DBの構成図である。 本実施形態における加工可能品目属性条件管理DBの構成図である。 本実施形態における生産実績管理DBの構成図である。 本実施形態における優先順位決定ルールのデータを示す図である。 本実施形態における加工可能工程算定処理のフロー図である。 本実施形態における加工可能品目属性算定処理のフロー図である。 本実施形態における加工可能設備特定処理のフロー図である。 本実施形態における加工可能設備特定画面の画面図である。
---システム構成例---
以下、図面を参照しつつ、本発明を実施するための最良の形態などについて説明する。図1は、本実施形態における加工設備特定支援システムの全体構成図である。
本実施形態における加工設備特定支援システム100は、加工設備特定支援装置200と、1以上の加工設備300(300a、300b、…)と、これらの装置間をつなぐ通信路600と、から構成される。なお、通信路600は、例えば有線LAN(Local Area Network)や無線LANなどといった規格の通信路である。
このうち加工設備特定支援装置200は、例えばPCを想定し、品目と工程との組合せごとに、加工可能な加工設備300(300a、300b、…)を、優先順位含めて特定するものである。なお、品目とは、加工対象となる製品やその部品である。また、工程とは、そうした加工対象たる品目に関して、切削、研削、せん断、鍛造、圧延、などといった各種の加工を施し、設計で定めた必要な仕様に至らしめる手順となる。
一方、加工設備特定支援装置200は、演算装置たるCPU201と、揮発性記憶素子で構成されたメモリ202と、不揮発性記憶素子で構成された記憶装置203と、上述の通信路600のプロトコルに対応した通信インターフェイス204と、入力装置205と、表示装置206と、から構成される。
なお、通信インターフェイス204は、例えば有線LANカードや無線LANカードなどといったインターフェイスであり、加工設備300(300a、300b、…)と通信路600を介して通信する。
また、入力装置205は、例えば入力ボタンやタッチパネル、キーボード、マウスなど、装置操作者が当該加工設備特定支援装置200に各種入力を行う装置である。
また、表示装置206は、例えば液晶ディスプレイなど、装置利用者に当該加工設備特定支援装置200が処理結果を表示する装置である。
なお、入力装置205と表示装置206については、加工設備特定支援装置200に通信路600を介して不図示の別装置を接続し、当該別装置の入力装置と表示装置を使用する構成であってもよい。
また、記憶装置203は、例えばハードディスクやフラッシュメモリなど、プログラムやデータを記憶する不揮発性記憶素子で構成された記憶手段である。この記憶装置203は、格納しているプログラムとして、少なくとも、加工可能工程算定プログラム210、加工可能品目属性条件算定プログラム220、および、加工可能設備特定プログラム230、を含むものとする。
また、記憶装置203は、上述のプログラムの他に、データとして、少なくとも、品目属性管理DB240、工順管理DB245、設備仕様管理DB250、加工可能設備候補管理DB260、加工可能品目属性条件管理DB270、生産実績管理DB280、および、優先順位決定ルール290、を格納しているものとする。
上述の記憶装置203に格納されるプログラムのうち、加工可能工程算定プログラム210は、生産実績管理DB280に記憶される生産実績に基づき、工程ごとに、加工可能な加工設備300(300a、300b、…)の候補を、優先順位含めて算定し、その結果を、加工可能設備候補管理DB260に登録する、加工可能工程算定処理を実行するためのプログラムである。この加工可能工程算定処理の詳細は、後述する図9の説明にて示す。
また、加工可能品目属性条件算定プログラム220は、生産実績管理DB280に記憶される生産実績等に基づき、加工設備300(300a、300b、…)ごと、または加工設備300と工程との組合せごとに、加工可能な品目の属性条件(例:最小長さ、最大長さ、素材、など)を算定し、その結果を、加工可能品目属性条件管理DB270に登録する加工可能品目属性条件算定処理を実行するためのプログラムである。加工可能品目属性条件算定処理の詳細は、後述する図10の説明にて示す。
また、加工可能設備特定プログラム230は、ユーザに指定された品目の加工に必要な工程ごとに、加工可能な加工設備300(300a、300b、…)を優先順位含め特定し、その結果を、加工可能設備特定画面として表示装置206に出力する加工可能設備特定処理を実行するためのプログラムである。この加工可能設備特定処理の詳細は、後述する図11の説明にて示す。また、加工可能設備特定画面の詳細は、後述する図12の説明にて示す。
なお、記憶装置203が記憶する上述の各プログラムは、メモリ202に読み込まれ、CPU201に実行されることにより、それぞれの処理が実行される。
また、記憶装置203が保持するデータのうち、品目属性管理DB240は、加工する品目の属性を管理するためのデータベースである。この品目属性管理DB240の構成は、後述する図2の説明にて示す。
なお、品目属性管理DB240の各レコードは、表示装置206に表示しながら入力装置205などによりユーザ設定されるほか、通信路600を介して加工設備特定支援装置200に接続される別の装置とのデータ送受信に基づき設定される。
また、工順管理DB245は、加工する品目ごとに、工程および工程の順番(=工順)を管理するためのデータベースである。この工順管理DB245の構成は、後述する図3の説明にて示す。
なお、工順管理DB245の各レコードは、表示装置206に表示しながら入力装置205などによりユーザ設定されるほか、通信路600を介して加工設備特定支援装置200に接続される別の装置とのデータ送受信に基づき設定される。
また、設備仕様管理DB250は、加工設備300(300a、300b、…)の仕様を管理するためのデータベースである。この設備仕様管理DB250の構成は、後述する図4の説明にて示す。
なお、設備仕様管理DB250の各レコードは、表示装置206に表示しながら入力装置205などによりユーザ設定されるほか、通信路600を介して加工設備特定支援装置200に接続される別の装置とのデータ送受信に基づき設定される。
また、加工可能設備候補管理DB260は、工程ごとに、加工可能な加工設備300(300a、300b、…)の候補を、優先順位含めて管理するためのデータベースである。この加工可能設備候補管理DB260の構成は、後述する図5の説明にて示す。
なお、加工可能設備候補管理DB260の各レコードは、加工可能工程算定プログラム210により設定されるほか、表示装置206に表示しながら入力装置205などにより設定される。
また、加工可能品目属性条件管理DB270は、加工設備300(300a、300b、…)ごとに、または加工設備300と工程との組合せごとに、加工可能な品目の属性条件(例:最小長さ、最大長さ、素材、など)を管理するためのデータベースである。この加工可能品目属性条件管理DB270の構成は、後述する図6の説明にて示す。
また、生産実績管理DB280は、加工設備300(300a、300b、…)による生産の実績(生産実績)を管理するためのデータベースである。この生産実績管理DB280の構成は、後述する図7の説明にて示す。
なお、生産実績管理DB280の各レコードは、加工設備300(300a、300b、…)から通信路600を介して送信されてくる、生産実績に基づき設定される。ここで送受信される生産実績の構成は、生産実績管理DB280の構成と同様である。
また、優先順位決定ルール290は、後述する加工可能設備特定処理(図11)において、最終的に加工可能な設備の優先順位を決定するために使用されるデータである。優先順位決定ルール290の構成は、後述する図8の説明にて示す。
なお、優先順位決定ルール290は、表示装置206に表示しながら入力装置205などによりユーザ設定されるほか、通信路600を介して加工設備特定支援装置200に接続される別の装置とのデータ送受信に基づき設定される。
なお、上述の通信路600に接続される加工設備300(300a、300b、…)は、例えば工作機械であって、工作機械ごとに可能な加工を加工対象に施し、その内容、結果を生産実績として生成し、これをリアルタイム、またはバッチにて通信路600を介し加工設備特定支援装置200に配信する。上述の通り、ここで配信される生産実績の構成は、生産実績管理DB280の構成と同様である。
---具体的なデータ構成の例---
次に、上述の記憶装置203で保持する各データの具体的な構成について説明する。図2は、本実施形態における品目属性管理DB240の構成図である。
この品目属性管理DB240は、レコードのフィールドとして、少なくとも品目ID240aを含み、また加工する品目の属性として、たとえば長さ240bと、素材240cと、を含む。
加工する品目の属性としては、上述の長さ240bや素材240cに限らず、幅、厚、要求品質レベルなども想定できるが、ここでは加工する品目の属性として長さ240bと素材240cのみを採り上げた場合の構成を示している。
次に、図3は本実施形態における工順管理DB245の構成図である。この工順管理DB245は、レコードのフィールドとして、少なくとも品目ID245aと、工順245bと、工程ID245cと、を含む。
各レコードにおいて、品目ID245aに示される品目を、工順245bに示される加工順に行われる工程が、工程ID245cに示される工程であることが把握できる。
次に、図4は本実施形態における設備仕様管理DB250の構成図である。この設備仕様管理DB250は、レコードのフィールドとして、少なくとも加工設備300(300a、300b、…)のIDである設備ID250aを含み、また加工設備300の仕様上加工可能な品目の属性条件として、たとえば長さ_min250cと、長さ_max250dと、素材_incl250eと、を含む。
加工設備300の仕様上加工可能な品目の属性条件としては、上述の長さ_min250c、長さ_max250d、素材_incl250eに限らず、幅_min(設備仕様上加工可能な幅の最小値)、幅_max(設備仕様上加工可能な幅の最大値)、厚_min(設備仕様上加工可能な厚の最小値)、厚_max(設備仕様上加工可能な厚の最大値)、品質レベル(設備仕様上加工可能な品質レベル)なども想定できるが、ここでは加工設備300の仕様上加工可能な品目の属性条件として長さ_min250c、長さ_max250d、素材_incl250eのみを採り上げた場合の構成を示している。
上述のうち長さ_min250cには、当該レコードの設備ID250aに示される加工設備300で設備仕様上加工可能な長さの最小値が設定される。また、長さ_max250dには、当該レコードの設備ID250aに示される加工設備300で設備仕様上加工可能な長さの最大値が設定される。
また、素材_incl250eには、加工設備300の仕様上、加工する品目の素材の違いによって、加工可能な品目の属性条件が異なる場合に、当該レコードの長さ_min250cと長さ_max250dとを加工可能な品目の属性条件とする素材名が、1以上登録される。
なお、加工設備300の仕様上、加工する工程の違いによって、加工可能な品目の属性条件(長さ_min250c、長さ_max250d、素材_incl250eの組合せ)が異なる場合、設備仕様管理DB250のレコードのフィールドとして、工程ID250bが追加される。
この工程ID250bには、当該レコードに示される加工可能な品目の属性条件(長さ_min250c、長さ_max250d、素材_incl250eの組合せ)に対応する工程が登録される。
次に、図5は本実施形態における加工可能設備候補管理DB260の構成図である。この加工可能設備候補管理DB260は、レコードのフィールドとして、少なくとも工程ID260aを含み、その他、1以上の加工設備300(300a、300b、…)ごとに対応するフィールド(設備α260b、設備β260c、設備γ260d、…)を含む。
各レコードにおいて、工程ID260aに示される工程を、どの加工設備300(設備α260b、設備β260c、設備γ260d、…)で加工可能か、更にはどの加工設備300で優先的に加工すべきかという候補情報を把握できる。
たとえばレコードR2602では、「工程2」の工程を加工可能な加工設備300の候補は「設備α」、「設備γ」であり、「設備β」では加工できず、また最も優先的に採用すべき設備は「1」が登録されている「設備γ」であり、次いで採用すべき設備は「2」が登録されている「設備α」であることを把握できる。
次に、図6は本実施形態における加工可能品目属性条件管理DB270の構成図である。この加工可能品目属性条件管理DB270は、レコードのフィールドとして、少なくとも加工設備300(300a、300b、…)のIDである設備ID270aを含み、また加工設備300の生産実績上加工可能な品目の属性条件として、たとえば長さ_min270cと、長さ_max270dと、素材_incl270eと、を含む。
加工設備300の生産実績上、加工可能な品目の属性条件としては、上述の長さ_min270c、長さ_max270d、素材_incl270eに限らず、幅_min(生産実績上加工可能な幅の最小値)、幅_max(生産実績上加工可能な幅の最大値)、厚_min(生産実績上加工可能な厚の最小値)、厚_max(生産実績上加工可能な厚の最大値)、品質レベル(生産実績上加工可能な品質レベル)なども想定できるが、ここでは加工設備300の生産実績上、加工可能な品目の属性条件として長さ_min270c、長さ_max270d、素材_incl270eのみを採り上げた場合の構成を示している。
上述のうち長さ_min270cには、当該レコードの設備ID270aに示される加工設備300で生産実績上、加工可能な長さの最小値が設定され、長さ_max270dには、当該レコードの設備ID270aに示される加工設備300で生産実績上、加工可能な長さの最大値が設定される。
また、素材_incl270eには、加工設備300の生産実績上、加工する品目の素材の違いによって、加工可能な品目の属性条件が異なる場合に、当該レコードの長さ_min270cと長さ_max270dとを加工可能な品目の属性条件とする素材名が1以上登録される。
なお、加工設備300の生産実績上、加工する工程の違いによって、加工可能な品目の属性条件(長さ_min270c、長さ_max270d、素材_incl270eの組合せ)が異なる場合、加工可能品目属性条件管理DB270のレコードのフィールドとして、工程ID270bが追加される。
この工程ID270bには、当該レコードに示される加工可能な品目の属性条件(長さ_min270c、長さ_max270d、素材_incl270eの組合せ)に対応する工程が登録される。
なお、図6の説明で示された加工可能品目属性条件管理DB270の構成と、図4の説明で示された設備仕様管理DB250の構成とは完全一致しているが、それぞれで別の加工可能品目属性のフィールドを設けて管理してもよい。
次に、図7は本実施形態における生産実績管理DB280の構成図である。この生産実績管理DB280は、レコードのフィールドとして、少なくとも品目ID280aと、工程ID280bと、設備ID280cと、を含む。
図7の例では、一般的な生産実績に含まれることが多い、各生産実績の開始日時280d、終了日時280eのフィールドも設けているが、特に使用しない場合は省略可能である。また、開始日時280d、終了日時280eのフィールドが設けられていたとしても、空白になっていても、本実施形態においては特に問題ない。
こうした生産実績管理DB280の各レコードにおいては、品目ID280aに示される品目と工程ID280bに示される工程との組合せを、設備ID280cで示される加工設備300(300a、300b、…)で生産した実績があることが把握できる。また、各レコードにおいて、その生産が開始日時280dに示される日時に開始し、終了日時280eに示される日時に終了したことが把握できる。
次に、図8は本実施形態における優先順位決定ルール290のデータの詳細を例示する図である。この優先順位決定ルール290は、上述の通り、加工可能設備特定処理(後述、図11)において、最終的に加工可能な加工設備300(300a、300b、…)の優先順位を決定するために使用されるデータであり、テキストベースの設定ファイルなどで用意される。
この優先順位決定ルール290においては、各行につき、「優先順位決定ルール名: Yes/No」のフォーマットで記述され、また、各行の先頭が「#」であればコメント行と見なされ、無視される。すなわち、先頭に「#」がなく、「優先順位決定ルール名: Yes」と記述された優先順位決定ルールが考慮される。各優先順位決定ルールに基づく挙動については、後述する図11のステップS2307の説明中に示される。
---フロー例1---
以下、本実施形態における加工設備特定支援方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する加工設備特定支援方法に対応する各種動作は、加工設備特定支援システム100を構成する装置らが、そのメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図9は、本実施形態における加工設備特定支援方法のうち、加工可能工程算定処理のフロー例を示す図である。CPU201は加工可能工程算定プログラム210を実行することで、生産実績管理DB280に記憶されている生産実績に基づき、工程ごとに、加工可能な加工設備300(300a、300b、…)の候補を、優先順位含めて算定し、その結果を加工可能設備候補管理DB260に登録する。
この場合まず、加工可能工程算定プログラム210は、入力装置205からユーザの要求を受けることにより、または定期的なスケジュール自動実行要求を受けることにより、当該加工可能工程算定処理を開始する(S2101)。なお、ステップS2101において、入力装置205から上述の要求が与えられる場合には、表示装置206に処理内容を表示しつつ、入力装置205から要求が与えられる。
次に、CPU201は、生産実績管理DB280から工程別に生産実績をすべて読み取る(S2102)。たとえば、ここで「工程1」の工程から処理がはじまるのであれば、図7に示される生産実績管理DB280の工程ID280b=「工程1」のレコード、すなわちレコードR2801、R2803、R2804が読み取られる。
次に、CPU201は、上述のステップS2102で読み取った生産実績を、加工設備300別に分類する(S2103)。たとえばステップS2102で「工程1」の工程の生産実績としてレコードR2801、R2803、R2804が読み取られていれば、設備ID280c=「設備α」のレコードR2801、R2803と、設備ID280c=「設備β」のレコードR2804とに分類される。
次に、CPU201は、上述のステップS2103で分類した、加工設備別の生産実績(=生産実績管理DB280のレコード)に基づき、当該工程(=ステップS2102で処理をはじめた工程)を加工可能な加工設備の優先順位を算定する(S2104)。
優先順位の算定方法としては、生産実績の多い加工設備順とする方法の他、開始日時280dや終了日時280eに最新の日時を含む加工設備300順とする方法がある。
例えば、優先順位の算定方法として、生産実績の多い加工設備順とする方法が採用された場合を考えると、ステップS2103までで、「工程1」の工程の生産実績として、「設備α」の加工設備に係る生産実績が2件(レコードR2801、R2803)、「設備β」の加工設備に係る生産実績が1件(レコードR2804)が取得されていれば、生産実績の多い加工設備順に、「設備α」の優先順位を「1」、「設備β」の優先順位を「2」と算定する。
次に、CPU201は、上述のステップS2104での算定結果、すなわち当該工程(=ステップS2102で処理をはじめた工程)を実行可能な加工設備の優先順位を加工可能設備候補管理DB260に書き込む(S2105)。
ステップS2102で「工程1」の工程からはじめた、これまで一連の処理例を受けると、工程ID260aが「工程1」であり、設備α260bが優先順位「1」であり、設備βが優先順位「2」であるレコードが、加工可能設備候補管理DB260に書き込まれる。
なお、上記で加工可能設備候補管理DB260に書き込まれた工程ID260aが「工程1」のレコードの値が、図5に示される値と異なっているのは、その後、「設備γ」の加工設備が加工設備特定支援システム100に追加されたことを契機に、入力装置205などにより手作業で修正されたためである。
以上で、全工程に対する加工可能工程算定処理を終えていなければ、次の工程に対する加工可能工程算定処理をはじめるべく、ステップS2102に遷移し、終えていれば、当該処理を終了する(S2106)。
---フロー例2---
次に、図10にて、本実施形態における加工設備特定支援方法のうち、加工可能品目属性算定処理のフロー例を示す。CPU201は、加工可能品目属性算定プログラム220によって、生産実績管理DB280に記憶される生産実績と、品目属性管理DB240に記憶される品目属性情報とに基づき、加工設備300(300a、300b、…)ごとに、または加工設備300と工程との組合せごとに、加工可能な品目の属性条件(例:最小長さ、最大長さ、素材、など)を算定し、その結果を加工可能品目属性条件管理DB270に登録する。
この場合まず、加工可能品目属性算定プログラム220が、入力装置205から所定のユーザ要求を受けることにより、または定期的なスケジュール自動実行要求を受けることにより、当該加工可能品目属性算定処理が開始される(S2201)。なお、ステップS2201において入力装置205から要求が与えられる場合には、表示装置206に処理内容を表示しつつ、入力装置205から要求が与えられる。
次に、CPU201は、生産実績管理DB280から、加工設備別にその生産実績をすべて読み取る。そして、ここで読み取った各生産実績に紐付く品目の品目属性情報を、品目属性管理DB240から読み取る(S2202)。
たとえば、ここで「設備α」の加工設備から処理がはじまるのであれば、図7に示される生産実績管理DB280の設備ID280c=「設備α」のレコード、すなわちレコードR2801、R2802、R2803の生産実績が読み取られる。そして、図2に示される品目属性管理DB240の品目ID240a=レコードR2801、R2802、R2803の品目ID280aである「品目C」、「品目D」、「品目B」のレコード、すなわちレコードR2402、R2403、R2401が、それぞれレコードR2801、R2802、R2803の各生産実績に紐付く品目の品目属性情報として読み取られる。
次に、CPU201は、上述のステップS2202で読み取った生産実績を、工程別に分類する(S2203)。たとえばステップS2202で「設備α」の加工設備300の生産実績としてレコードR2801、R2802、R2803が読み取られていれば、工程ID280b=「工程1」のレコードR2801、R2803と、工程ID280b=「工程2」のレコードR2802とに分類される。
次に、CPU201は、上述のステップS2203で分類した工程別の生産実績(=生産実績管理DB280のレコード)に基づき、当該加工設備(=ステップS2202で処理をはじめた加工設備)と工程との組合せごとに、加工可能な品目の属性条件を算定する(S2204)。
具体的には、ステップS2203で分類した工程別の生産実績群の中で、それらに紐付く全品目の品目属性情報(=品目属性管理DB240のレコード)を対象に、素材240cに示される素材ごとに、長さ240bに示される長さの最小値(=長さ_min)と最大値(=長さ_max)を算定する。
たとえば、ステップS2202で「設備α」の加工設備300の生産実績として、生産実績管理DB280(図7)のレコードR2801、R2802、R2803が読み取られ、それら各生産実績に紐付く品目の品目属性情報として、品目属性管理DB240(図2)のレコードR2402、R2403、R2401が読み取られていたとする。
その場合、たとえば素材240c=「鉄」の品目の加工可能属性条件として、長さの最小値としてレコードR2402の長さ240bの値「1.0m」が、また、長さの最小値としてレコードR2401の長さ240bの値「3.4m」が特定、算定される。
なお、算定結果(長さ_min、長さ_maxの組合せ)に有意な差が見られない(=たとえば10%の違いしか見られない)素材同士については、算定結果の結合として、各素材の長さ_minの最小値と各素材の長さ_maxの最大値を、それら素材の新たな算定結果として算定する。
次に、CPU201は、ステップS2204での各算定結果(長さ_min、長さ_maxの組合せ)に有意な差が見られない(=たとえば10%の違いしか見られない)工程同士については、算定結果の結合として、各工程の長さ_minの最小値と各工程の長さ_maxの最大値を、それら工程の新たな算定結果として算定する(S2205)。
次に、CPU201は、上述のステップS2204およびS2205での算定結果、すなわち当該加工設備(=ステップS2202で処理をはじめた加工設備)で加工可能な品目の属性条件を、加工可能品目属性条件管理DB270に書き込む(S2206)。
上述のステップS2202で「設備α」の加工設備からはじめた、これまで一連の処理例を受けると、設備ID270aが「設備α」であり、工程ID270bがブランクであり、長さ_min270cが「1.0m」であり、長さ_max270dが「3.5m」であり、素材_incl270e=「鉄, 銅」であるレコードR2701が、加工可能品目属性条件管理DB270に書き込まれる。
ここで素材incl270eに複数の素材が記述されているのは、ステップS2204において有意な差が見られない素材同士の算定結果の結合が行われたためであり、工程ID270bがブランクなのは、ステップS2205において有意な差が見られない工程同士の算定結果の結合が行われたためである。
ステップS2204で算定した長さ_max=「3.4m」と、加工可能品目属性条件管理DB270のレコードR2701の長さ_max=「3.5m」とで値が異なるのは、それらの原因による。
以上で、全加工設備に対する加工可能品目属性条件算定処理を終えていなければ、次の加工設備に対する加工可能品目属性条件算定処理をはじめるべく、ステップS2202に遷移し、終えていれば、当該処理を終了する(S2207)。
---フロー例3---
次に、図11にて、本実施形態における加工設備特定支援方法のうち、加工可能設備特定処理のフロー例を示す。CPU201は、加工可能設備特定プログラム230によって、指定された品目の加工に必要な工程ごとに、加工可能な加工設備300(300a、300b、…)を優先順位含め特定し、その結果を加工可能設備特定画面として表示装置206に出力する。
この場合まず、加工可能設備特定プログラム230が、入力装置205から品目IDの指定を含む所定のユーザ要求を受けることにより、当該加工可能設備特定処理が開始される(S2301)。
なお、上記の品目IDの指定は、表示装置206に表示される加工可能設備特定画面を介しつつ行われる。加工可能設備特定画面の詳細は、後述する図12の説明にて示す。また、上記の品目IDの指定は、上記の加工可能設備特定画面によるGUIによる指定方法の他、CUIによる指定方法、バッチファイルによる定期的なスケジュール自動実行による指定方法等、さまざまなパターンがあり得る。
次に、CPU201は、上述のステップS2301で指定された品目IDに対応する品目属性情報を、品目属性管理DB240から読み取る(S2302)。
たとえば、ステップS2301で品目IDとして「品目B」が指定されていれば、図2に示される品目属性管理DB240の品目ID240a=「品目B」のレコード、すなわちレコードR2401の品目属性情報が読み取られる。
次に、CPU201は、上述のステップS2301で指定された品目IDに対応する工順情報を、工順管理DB245からすべて読み取る(S2303)。
たとえば、ステップS2301で品目IDとして「品目B」が指定されていれば、図3に示される工順管理DB245の品目ID245a=「品目B」のレコード、すなわちレコードR2451、R2452の工順情報が読み取られる。
次に、CPU201は、ステップS2303で読み取った工順情報に含まれる工程IDごとに、対応する加工可能設備候補情報を、加工可能設備候補管理DB260からすべて読み取る(S2304)。
たとえば、ステップS2301で品目IDとして「品目B」が指定され、ステップS2303で工順情報として図3に示される工順管理DB245からレコードR2451、R2452が読み取られていれば、まずレコードR2451の工程ID245c=「工程1」に対応する加工可能設備候補情報として、加工可能設備候補管理DB260から工程ID260a=「工程1」のレコード、すなわちレコードR2601が読み取られる。レコードR2601により、加工可能設備候補は設備γ(優先順位:1)、設備α(優先順位:2)、設備β(優先順位:3)であることが把握される。
次に、CPU201は、上述のステップS2304で読み取った加工可能設備候補ごとに、当該品目(=ステップS2301で指定された品目IDの品目)を加工可能であるか、加工可能品目属性条件管理DB270を参照しつつ判定する(S2305)。
たとえば、ステップS2301で品目IDとして「品目B」が指定され、ステップS2302で対応する品目属性情報として図2に示される品目属性管理DB240からレコードR2401が読み取られ、ステップS2304で「工程1」の工程の加工可能設備候補として設備γ(優先順位:1)、設備α(優先順位:2)、設備β(優先順位:3)が把握されていれば、設備γ、設備α、設備βのそれぞれにつき、当該品目属性情報(レコードR2401)を満たすレコードが加工可能品目属性条件管理DB270にあるか確認する。
ここで、条件を満たす加工可能品目属性条件管理DB270のレコードとは、設備ID270aが、当該加工可能設備候補(設備γ、設備α、設備β)のそれぞれであり、工程ID270bが、当該工程の工程ID(工程1)またはブランク(=任意の工程を意味)であり、当該品目属性情報(レコードR2401)の素材240cを素材_incl270eに含み、同じく当該品目属性の長さ240bが長さ_min270cと長さ_max270dの範囲内であるレコードである。
この具体な確認方法によると、設備γ(優先順位:1)については設備ID270aが「設備γ」であるレコードがそもそもないこと、設備α(優先順位:2)についてはレコードR2701によって条件を満たすこと、設備β(優先順位:3)についてはレコードR2703によって条件を満たさないことが確認できる。このように3つのタイプにて確認を行う。
次に、CPU201は、上述のステップS2305で条件を満たさなかった加工可能設備候補ごとに、設備仕様上は当該品目(=ステップS2301で指定された品目IDの品目)を加工可能であるか、設備仕様管理DB250を参照しつつ判定する(S2306)。 たとえば、ステップS2301で品目IDとして「品目B」が指定され、ステップS2302で対応する品目属性情報として図2に示される品目属性管理DB240からレコードR2401が読み取られ、ステップS2305で「工程1」の工程の加工可能設備候補の内、条件を満たさなかったものとして設備γ(優先順位:1)、設備β(優先順位:3)が把握されていれば、設備γ、設備βのそれぞれにつき、当該品目属性情報(レコードR2401)を満たすレコードが設備仕様管理DB250にあるか確認する。
ここで、条件を満たす設備仕様管理DB250のレコードとは、設備ID250aが当該加工可能設備候補(設備γ、設備β)のそれぞれであり、工程ID250bが当該工程の工程ID(工程1)またはブランク(=任意の工程を意味)であり、当該品目属性情報(レコードR2401)の素材240cを素材_incl250eに含み、同じく当該品目属性の長さ240bが長さ_min250cと長さ_max250dの範囲内であるレコードである。
この具体な確認方法によると、設備γについてはレコードR2502によって条件を満たすこと、設備αについてもレコードR2501によって条件を満たすことが確認できる。
次に、CPU201は、上述のステップS2305で条件を満たすと判定された加工可能設備と、上述のステップS2306で条件を満たすと判定された加工可能設備とを合わせて、優先順位決定ルール290(図8)に示される優先順位決定ルールに従い、加工可能設備の優先順位を決定する(S2307)。
優先順位決定ルールが「デフォルト」であれば、加工可能設備候補管理DB260に示される優先順位を基準に、条件を満たさなかった加工可能設備候補を除いて、優先順位が高い順から1、2、…と優先順位を振り直して最終決定する。
例えば、ステップS2301で品目IDとして「品目B」が指定され、ステップS2304で「工程1」の工程について処理をはじめた、これまで一連の処理例を受けると、ここで優先順位決定ルールが「デフォルト」であれば、設備γ(優先順位:1)、設備α(優先順位:2)、設備β(優先順位:3)という優先順位が最終決定する。
また、優先順位決定ルールが「加工可能品目属性条件優先」であれば、ステップS2305で条件を満たすと判定された加工可能設備の方を優先順位の上に、ステップS2306で条件を満たすと判定された加工可能設備の方を優先順位の下になるよう、優先順位を振り直す。
また、優先順位決定ルールが「設備仕様不考慮」であれば、ステップS2306で条件を満たすと判定された加工可能設備を優先順位から除外する。
その他、優先順位決定ルールが「標準時間最短優先」や「加工精度優先」等、さまざまな優先順位決定ルールがあり得る。また、優先順位決定ルールの組合せや、組合せ間の重み付け等、さまざまなバリエーションがあり得る。
以上で、ステップS2304から各工程ごとの加工可能設備特定処理を終えていなければ、次の工程に対する加工可能設備特定処理をはじめるべく、ステップS2304に遷移し、終えていれば、全結果を加工可能設備特定画面400として表示装置206に出力し、当該処理を終了する(S2308)。
---画面例---
続いて図12にて、上記の加工可能設備特定画面400の構成例を示す。この加工可能設備特定画面400は、加工設備特定支援装置200の装置利用者が表示装置206を見ながら入力装置205によって操作するものである。
こうした加工可能設備特定画面400は、加工可能設備を特定したい品目の品目IDが入力される入力欄F4001を有する。この入力欄F4001に品目IDが入力された状態で、加工可能設備特定ボタンF4002が押下されることで、加工設備特定支援装置200は、当該品目IDの加工に必要な工順、工程(工程ID)ごとに、加工可能設備を優先順位や特定レベルを含めてテーブルF4003に表示する。
ここで、入力欄F4001に品目IDが入力された状態で、加工可能設備特定ボタンF4002が押下されることが、図11に示されるステップS2301に対応する。また、その結果がテーブルF4003に表示されることが、同じく図11に示されるステップS2308に対応する。
なお、テーブルF4003は、上述の通りステップS2308での出力内容に対応するものであり、各行は、「品目ID」の品目を「工順」と「工程ID」で示す工程で加工可能な設備が、「設備ID」に示す設備であり、その優先順位は「優先順位」に示す順位であることが示されている。
また、「特定レベル」には、図11の加工可能工程算定特定処理のフローにおいて、ステップS2305で条件を満たすと判定されたものであれば、「加工した生産実績あり」であることを表す「◎」が設定される。
また、ステップS2305で当該設備に関するレコードが全く無かったが、ステップS2306で条件を満たすと判定されたのであれば、「設備仕様を満たす新規品目」であることを示す「○」が設定される。
また、ステップS2305で条件を満たさないレコードがあったが、ステップS2306で条件を満たすと判定されたのであれば、「設備仕様を満たすが、その条件で加工した生産実績なし」であることを示す「△」が設定される。
また、テーブルF4003の各行には詳細確認ボタン等を設け、各行の特定結果の詳細内容を確認できるようにしてもよい。この詳細内容としては、例えば、設備仕様管理DB250で対応するレコードの情報や、生産実績管理DB280で対応するレコードの情報などを想定できる。
また、テーブルF4003の各行に削除ボタン等を設け、各行を削除できるようにしてもよい。
また、テーブルF4003のデータは、当該加工可能設備特定画面400に表示する他、記憶装置203に記憶させる構成であってもよい。
また、テーブルF4003にデータが表示されている状態で、加工可能設備登録ボタンF4004が押下されることにより、テーブルF4003のデータが、所定の生産スケジューラ等に登録されると好適である。また、記憶装置203に記憶させる構成もあり得る。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施例の構成の一部を他の構成に置き換えることが可能である。また、実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
こうした本実施形態によれば、生産計画における、品目と工程との組合せごとに採用すべき加工設備の情報を、効率的に生成、管理することが可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態の加工設備特定支援装置において、前記記憶装置は、前記加工可能設備候補情報として、工程ごとの加工可能な設備候補の優先順位を含めた情報を格納するものであり、前記演算装置は、前記所定工程に関する加工可能な設備候補を特定する処理に際し、前記優先順位を踏まえて前記加工可能設備候補情報から特定し、前記判明した設備候補を、当該品目属性に対応した品目を当該工程で加工可能である設備として特定する処理に際し、前記判明した設備候補を、前記優先順位に関して踏まえた上で、当該品目属性に対応した品目を当該工程で加工可能である設備として特定するものである、としてもよい。
これによれば、加工に用いるべき設備候補の間での優先順位を特定して、これをユーザ等に提示し、採用設備の選定を効率化できることとなる。ひいては、生産計画における、品目と工程との組合せごとに採用すべき加工設備の情報を、さらに効率的に生成、管理することが可能となる。
また本実施形態の加工設備特定支援装置において、前記記憶装置は、品目、工程、および、設備、の組合せ情報からなる1以上の生産実績情報と、前記品目ごとの品目属性情報と、を更に記憶するものであり、前記演算装置は、前記生産実績情報が示す各品目について、対応する品目属性情報を記憶装置から取得する処理と、前記生産実績情報が示す工程ごとの加工実績に基づき、前記加工可能設備候補情報を算定し、これを記憶装置に格納する処理と、前記生産実績情報と前記品目属性情報とに基づき、前記加工可能品目属性条件情報を算定し、これを記憶装置に格納する処理と、を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、加工に用いるべき設備候補を、その生産実績に基づき精度良好に特定可能となる。ひいては、生産計画における、品目と工程との組合せごとに採用すべき加工設備の情報を、さらに効率的に生成、管理することが可能となる。
また本実施形態の加工設備特定支援装置において、前記演算装置は、前記加工可能設備候補情報を算定し、これを記憶装置に格納する処理に際し、前記生産実績情報が示す、各工程の設備ごとの実績数に基づき、工程ごとの加工可能な設備候補の優先順位を特定するものである、としてもよい。
これによれば、加工に用いるべき設備候補を、その生産実績の数の多さに基づき精度良好に特定可能となる。ひいては、生産計画における、品目と工程との組合せごとに採用すべき加工設備の情報を、さらに効率的に生成、管理することが可能となる。
また本実施形態の加工設備特定支援装置において、前記記憶装置は、前記生産実績情報において生産日時の情報も更に格納するものであり、前記演算装置は、前記加工可能設備候補情報を算定し、これを記憶装置に格納する処理に際し、前記生産実績情報が示す、各工程の設備ごとの生産日時の新しさに基づき、工程ごとの加工可能な設備候補の優先順位を特定するものである、としてもよい。
これによれば、加工に用いるべき設備候補を、その生産実績の新鮮さに基づき精度良好に特定可能となる。ひいては、生産計画における、品目と工程との組合せごとに採用すべき加工設備の情報を、さらに効率的に生成、管理することが可能となる。
また本実施形態の加工設備特定支援装置において、前記記憶装置は、生産実績に基づかず、設備の仕様に基づいた、設備ごとの、または設備と工程との組合せごとの、加工可能な品目属性の条件である設備仕様情報を更に格納するものであり、前記演算装置は、前記判定の結果、当該品目属性が前記規定を満たす設備候補が判明しなかった場合、前記特定した設備候補ごとに、または前記特定した設備候補と前記所定工程との組合せごとに、所定の品目属性が前記設備仕様情報での規定を満たすか判定する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、加工に用いるべき設備候補を、生産実績に基づいて特定できない場合にも、設備仕様に基づき特定可能となる。ひいては、生産計画における、品目と工程との組合せごとに採用すべき加工設備の情報を、さらに効率的に生成、管理することが可能となる。
また本実施形態の加工設備特定支援装置において、前記演算装置は、前記品目属性が、前記加工可能品目属性条件情報の規定を満たすことが判明した設備候補と、前記設備仕様情報の規定を満たすことが判明した設備候補とで、異なるステータス情報を記憶装置で設定する処理、を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、加工に用いるべき設備候補を、例えば、生産実績に基づいて特定できた場合と、設備仕様に基づいて特定できた場合とで、明確に区別した上でユーザらに提示し、その設備選定の有力な検討材料とできる。ひいては、生産計画における、品目と工程との組合せごとに採用すべき加工設備の情報を、さらに効率的に生成、管理することが可能となる。
100 加工設備特定支援システム
200 加工設備特定支援装置
201 CPU
202 メモリ
203 記憶装置
204 通信インターフェイス
205 入力装置
206 表示装置
210 加工可能工程算定プログラム
220 加工可能品目属性算定プログラム
230 加工可能設備特定プログラム
240 品目管理DB
245 工順管理DB
250 設備仕様管理DB
260 加工可能設備候補管理DB
270 加工可能品目属性条件管理DB
280 生産実績管理DB
290 優先順位決定ルール
300a 加工設備
300b 加工設備
600 通信路

Claims (7)

  1. 工程ごとの加工可能な設備候補の情報として、工程ごとの加工可能な設備候補の優先順位を含めた情報である加工可能設備候補情報と、設備ごとの、または設備と工程との組合せごとの、加工可能な品目属性の条件である加工可能品目属性条件情報と、品目、工程、および、設備、の組合せ情報からなる1以上の生産実績情報と、前記品目ごとの品目属性情報と、を格納する記憶装置と、
    前記生産実績情報が示す各品目について、対応する前記品目属性情報を前記記憶装置から取得する処理と、前記生産実績情報が示す工程ごとの加工実績に基づき、前記加工可能設備候補情報を算定して前記記憶装置に格納する処理と、前記生産実績情報と前記品目属性情報とに基づき、前記加工可能品目属性条件情報を算定するに際し、工程別に分類した前記生産実績において、当該生産実績に紐付く品目属性情報が示す各素材の加工可能なサイズを特定し、当該サイズに有意な差が無い素材同士について、当該各素材に関する加工サイズおよび工程を統合した上で、前記加工可能品目属性条件情報を前記記憶装置に格納する処理と、所定工程に関する加工可能な設備候補を、前記優先順位を踏まえて前記加工可能設備候補情報から特定する処理と、前記特定した設備候補ごとに、または前記特定した設備候補と前記所定工程との組合せごとに、所定の品目属性が前記加工可能品目属性条件情報での規定を満たすか判定する処理と、前記判定で当該品目属性が前記規定を満たすことが判明した設備候補を、前記優先順位に関して踏まえた上で、当該品目属性に対応した品目を当該工程で加工可能である設備として特定する処理と、を実行する演算装置と、
    を有することを特徴とする加工設備特定支援装置。
  2. 前記演算装置は、
    前記加工可能設備候補情報を算定し、これを記憶装置に格納する処理に際し、前記生産実績情報が示す、各工程の設備ごとの実績数に基づき、工程ごとの加工可能な設備候補の優先順位を特定するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の加工設備特定支援装置。
  3. 前記記憶装置は、
    前記生産実績情報において生産日時の情報も更に格納するものであり、
    前記演算装置は、
    前記加工可能設備候補情報を算定し、これを記憶装置に格納する処理に際し、前記生産実績情報が示す、各工程の設備ごとの生産日時の新しさに基づき、工程ごとの加工可能な設備候補の優先順位を特定するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の加工設備特定支援装置。
  4. 前記記憶装置は、
    生産実績に基づかず、設備の仕様に基づいた、設備ごとの、または設備と工程との組合せごとの、加工可能な品目属性の条件である設備仕様情報を更に格納するものであり、
    前記演算装置は、
    前記判定の結果、当該品目属性が前記規定を満たす設備候補が判明しなかった場合、前記特定した設備候補ごとに、または前記特定した設備候補と前記所定工程との組合せごとに、所定の品目属性が前記設備仕様情報での規定を満たすか判定する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の加工設備特定支援装置。
  5. 前記演算装置は、
    前記品目属性が、前記加工可能品目属性条件情報の規定を満たすことが判明した設備候補と、前記設備仕様情報の規定を満たすことが判明した設備候補とで、異なるステータス情報を記憶装置で設定する処理、を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項4に記載の加工設備特定支援装置。
  6. 工程ごとの加工可能な設備候補の情報として、工程ごとの加工可能な設備候補の優先順位を含めた情報である加工可能設備候補情報と、設備ごとの、または設備と工程との組合せごとの、加工可能な品目属性の条件である加工可能品目属性条件情報と、品目、工程、および、設備、の組合せ情報からなる1以上の生産実績情報と、前記品目ごとの品目属性情報と、を格納する記憶装置を備えた情報処理システムが、
    前記生産実績情報が示す各品目について、対応する前記品目属性情報を前記記憶装置から取得する処理と、
    前記生産実績情報が示す工程ごとの加工実績に基づき、前記加工可能設備候補情報を算定して前記記憶装置に格納する処理と、
    前記生産実績情報と前記品目属性情報とに基づき、前記加工可能品目属性条件情報を算定するに際し、工程別に分類した前記生産実績において、当該生産実績に紐付く品目属性情報が示す各素材の加工可能なサイズを特定し、当該サイズに有意な差が無い素材同士について、当該各素材に関する加工サイズおよび工程を統合した上で、前記加工可能品目属性条件情報を前記記憶装置に格納する処理と、
    所定工程に関する加工可能な設備候補を、前記優先順位を踏まえて前記加工可能設備候補情報から特定する処理と、
    前記特定した設備候補ごとに、または前記特定した設備候補と前記所定工程との組合せごとに、所定の品目属性が前記加工可能品目属性条件情報での規定を満たすか判定する処理と、
    前記判定で当該品目属性が前記規定を満たすことが判明した設備候補を、前記優先順位に関して踏まえた上で、当該品目属性に対応した品目を当該工程で加工可能である設備として特定する処理と、
    を実行することを特徴とする加工設備特定支援方法。
  7. 工程ごとの加工可能な設備候補の情報として、工程ごとの加工可能な設備候補の優先順位を含めた情報である加工可能設備候補情報と、設備ごとの、または設備と工程との組合せごとの、加工可能な品目属性の条件である加工可能品目属性条件情報と、品目、工程、および、設備、の組合せ情報からなる1以上の生産実績情報と、前記品目ごとの品目属性情報と、を格納する記憶装置と、
    前記生産実績情報が示す各品目について、対応する前記品目属性情報を前記記憶装置から取得する処理と、前記生産実績情報が示す工程ごとの加工実績に基づき、前記加工可能設備候補情報を算定して前記記憶装置に格納する処理と、前記生産実績情報と前記品目属性情報とに基づき、前記加工可能品目属性条件情報を算定するに際し、工程別に分類した前記生産実績において、当該生産実績に紐付く品目属性情報が示す各素材の加工可能なサイズを特定し、当該サイズに有意な差が無い素材同士について、当該各素材に関する加工サイズおよび工程を統合した上で、前記加工可能品目属性条件情報を前記記憶装置に格納する処理と、所定工程に関する加工可能な設備候補を、前記優先順位を踏まえて前記加工可能設備候補情報から特定する処理と、前記特定した設備候補ごとに、または前記特定した設備候補と前記所定工程との組合せごとに、所定の品目属性が前記加工可能品目属性条件情報での規定を満たすか判定する処理と、前記判定で当該品目属性が前記規定を満たすことが判明した設備候補を、前記優先順位に関して踏まえた上で、当該品目属性に対応した品目を当該工程で加工可能である設備として特定する処理と、を実行する演算装置と、
    を有する加工設備特定支援装置と、
    前記加工設備特定支援装置によって加工可能な設備として特定される1つ以上の設備であり、品目、工程、および、設備、の組合せ情報からなる生産実績情報を生成し、これを前記加工設備特定支援装置に配信する設備と、
    を少なくとも含むことを特徴とする加工設備特定支援システム。
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