JP6130645B2 - 生産計画生成装置、生産計画生成方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

生産計画生成装置、生産計画生成方法、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP6130645B2
JP6130645B2 JP2012235744A JP2012235744A JP6130645B2 JP 6130645 B2 JP6130645 B2 JP 6130645B2 JP 2012235744 A JP2012235744 A JP 2012235744A JP 2012235744 A JP2012235744 A JP 2012235744A JP 6130645 B2 JP6130645 B2 JP 6130645B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
production plan
evaluation value
production
man
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012235744A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014085930A (ja
Inventor
俊太郎 井上
俊太郎 井上
学 笠野
学 笠野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2012235744A priority Critical patent/JP6130645B2/ja
Publication of JP2014085930A publication Critical patent/JP2014085930A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6130645B2 publication Critical patent/JP6130645B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、生産計画生成装置、生産計画生成方法、プログラム、及び記録媒体に関する。特に本発明は、複数の工程によって製品を生産するにあたり、計画対象期間内の納期が異なる複数のオーダーに対する生産計画を生成する生産計画生成装置、生産計画生成方法、当該生産計画生成装置としてコンピュータを機能させるプログラム、並びに当該プログラムを記録した記録媒体に関する。
無理や無駄のない生産計画を立てるためには、精確な生産能力の把握と段階的な計画の立案が重要になる。このような背景に関連する技術としては、様々なものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
例えば、特許文献1には、工程群を含み、工程群に製品を流すことにより、装置群を使って製品に対して必要な加工を行う生産ラインの生産管理方法が記載されている。より具体的に説明すると、この方法は、工程の直後に、その工程の装置の長時間にわたる停止の影響を他工程に及ぼさないための安全仕掛数に相当する仕掛を確保し、直前にはこれとほぼ同数の空き棚を確保しておく。こうしておくことにより、長時間にわたる装置の停止が発生した場合には、直後仕掛が次工程で処理されて減少すると共に、直前にこれとほぼ同数の投入待ちの仕掛が溜まる。その際、直後仕掛と直前仕掛の和が、平常時も装置長時間停止時にもおおよそ一定となるように生産ラインを管理することで、装置の長時間にわたる停止が他工程に影響するのが回避される。すなわち、この方法によっては、直前仕掛と直後仕掛の和について、計画数と実績数とを比較することで管理を行うため、ラインを止める必要がなくなり、装置停止の影響を、装置停止が生じた工程のみにより吸収することができる。
特許第4347944号公報
ところで、複雑で不安定な加工工程を有する生産においては、各工程の歩留まりが時間的に変化したり、工程同士の歩留まりが相違していたりする場合がある。
そのため、このような生産においては、各工程の歩留まりの時間的な変化を考慮せずに生産計画を立案した場合、欠品が生じたり、在庫過多となったりする虞がある。これは、納期に対する在庫調整の問題として捉えることができる。
また、このような生産においては、工程同士の歩留まりの相違を考慮せずに生産計画を立案した場合、長い手待ちや、手が回らない工程が生じる虞がある。これは、作業量の平準化の問題として捉えることができる。
しかしながら、納期に対する在庫調整の問題と作業量の平準化の問題とは、背反事項である。そのため、この2つの問題をバランスよく解消する生産計画の立案は、困難を極める。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によると、複数の工程によって製品を生産するにあたり、計画対象期間内の納期が異なる複数のオーダーに対する生産計画を生成する生産計画生成装置であって、各工程のタイムバケットあたりの作業時間の初期値と、各工程のタイムバケットあたりの作業者数の初期値とに基づいて、各工程のタイムバケットあたりの能力工数の初期値を算出する能力工数算出部と、各工程のタイムバケットあたりの能力工数と、各工程の標準時間と、各工程の歩留まりと、各工程のリードタイムとに基づいて、各工程に必要な資材の所要量を、各工程の計画対象期間内の各タイムバケットに割り付けた生産計画を生成する生産計画生成部と、生産計画生成部が生成した生産計画によって決まるオーダーの数量の生産が完了する生産完了日と当該オーダーの納期とのずれ量と、当該生産計画によって決まる負荷率と平準化された負荷率とのずれ量とに基づいて、当該生産計画の評価を示す評価値を算出する評価値算出部と、評価値算出部が評価値を算出した結果、所定の条件を満たさない場合に、能力工数のうち1以上の能力工数を変更する能力工数変更部とを備え、生産計画生成部は、最初に生産計画を生成するにあたり、能力工数算出部が算出した能力工数の初期値に基づいて、生産計画を生成し、能力工数変更部が能力工数を変更する度に、当該能力工数に基づいて、新たな生産計画を生成し、評価値算出部は、生産計画生成部が新たな生産計画を生成する度に、当該生産計画の評価を示す評価値を算出し、生産計画生成部が生成した生産計画のうち、評価値算出部が算出した評価値が最も良い生産計画を、採用すべき生産計画として決定する生産計画決定部を更に備える。
現状の製品の完成量と、各工程前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量と、最初の工程に必要な資材の新規投入量と、各工程の歩留まりと、各オーダーの納期と、各オーダーの数量とに基づいて、各工程に必要な資材の所要量を算出する所要量算出部を更に備え、生産計画生成部は、所要量算出部が算出した所要量を、各工程の各タイムバケットに割り付けた生産計画を生成してよい。
現状の製品の完成量と、各工程前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量と、各工程の歩留まりと、各オーダーの数量とに基づいて、最初の工程に必要な資材の新規投入量を算出する新規投入量算出部を更に備え、所要量算出部は、新規投入量算出部が算出した新規投入量に基づいて、各工程に必要な資材の所要量を算出してよい。
初期情報の入力を、入力装置から受け付ける初期情報入力受付部を更に備えてよい。
本発明の第2の形態によると、複数の工程によって製品を生産するにあたり、計画対象期間内の納期が異なる複数のオーダーに対する生産計画を生成する生産計画生成方法であって、各工程のタイムバケットあたりの作業時間の初期値と、各工程のタイムバケットあたりの作業者数の初期値とに基づいて、各工程のタイムバケットあたりの能力工数の初期値を算出する能力工数算出段階と、各工程のタイムバケットあたりの能力工数と、各工程の標準時間と、各工程の歩留まりと、各工程のリードタイムとに基づいて、各工程に必要な資材の所要量を、各工程の計画対象期間内の各タイムバケットに割り付けた生産計画を生成する生産計画生成段階と、生産計画生成段階において生成された生産計画によって決まるオーダーの数量の生産が完了する生産完了日と当該オーダーの納期とのずれ量と、当該生産計画によって決まる負荷率と平準化された負荷率とのずれ量とに基づいて、当該生産計画の評価を示す評価値を算出する評価値算出段階と、評価値算出段階において評価値が算出された結果、所定の条件を満たさない場合に、能力工数のうち1以上の能力工数を変更する能力工数変更段階とを含み、生産計画生成段階においては、最初に生産計画を生成するにあたり、能力工数算出段階において算出された能力工数の初期値に基づいて、生産計画を生成し、能力工数変更段階において能力工数が変更される度に、当該能力工数に基づいて、新たな生産計画を生成し、評価値算出段階においては、生産計画生成段階において新たな生産計画が生成される度に、当該生産計画の評価を示す評価値を算出し、生産計画生成段階において生成された生産計画のうち、評価値算出段階において算出された評価値が最も良い生産計画を、採用すべき生産計画として決定する生産計画決定段階を更に含む
本発明の第3の形態によると、複数の工程によって製品を生産するにあたり、計画対象期間内の納期が異なる複数のオーダーに対する生産計画を生成する生産計画生成装置として、コンピュータを機能させるプログラムであって、コンピュータを、各工程のタイムバケットあたりの作業時間の初期値と、各工程のタイムバケットあたりの作業者数の初期値とに基づいて、各工程のタイムバケットあたりの能力工数の初期値を算出する能力工数算出部、各工程のタイムバケットあたりの能力工数と、各工程の標準時間と、各工程の歩留まりと、各工程のリードタイムとに基づいて、各工程に必要な資材の所要量を、各工程の計画対象期間内の各タイムバケットに割り付けた生産計画を生成する生産計画生成部、生産計画生成部が生成した生産計画によって決まるオーダーの数量の生産が完了する生産完了日と当該オーダーの納期とのずれ量と、当該生産計画によって決まる負荷率と平準化された負荷率とのずれ量とに基づいて、当該生産計画の評価を示す評価値を算出する評価値算出部、評価値算出部が評価値を算出した結果、所定の条件を満たさない場合に、能力工数のうち1以上の能力工数を変更する能力工数変更部として機能させ、生産計画生成部最初に生産計画を生成するにあたり、能力工数算出部が算出した能力工数の初期値に基づいて、生産計画を生成し、能力工数変更部が能力工数を変更する度に、当該能力工数に基づいて、新たな生産計画を生成、評価値算出部、生産計画生成部が新たな生産計画を生成する度に、当該生産計画の評価を示す評価値を算出コンピュータを、生産計画生成部が生成した生産計画のうち、評価値算出部が算出した評価値が最も良い生産計画を、採用すべき生産計画として決定する生産計画決定部として更に機能させる。
複数の工程によって製品を生産するにあたり、計画対象期間内の納期が異なる複数のオーダーに対する生産計画を生成する生産計画生成装置として、コンピュータを機能させるプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータを、各工程のタイムバケットあたりの作業時間の初期値と、各工程のタイムバケットあたりの作業者数の初期値とに基づいて、各工程のタイムバケットあたりの能力工数の初期値を算出する能力工数算出部、各工程のタイムバケットあたりの能力工数と、各工程の標準時間と、各工程の歩留まりと、各工程のリードタイムとに基づいて、各工程に必要な資材の所要量を、各工程の計画対象期間内の各タイムバケットに割り付けた生産計画を生成する生産計画生成部、生産計画生成部が生成した生産計画によって決まるオーダーの数量の生産が完了する生産完了日と当該オーダーの納期とのずれ量と、当該生産計画によって決まる負荷率と平準化された負荷率とのずれ量とに基づいて、当該生産計画の評価を示す評価値を算出する評価値算出部、評価値算出部が評価値を算出した結果、所定の条件を満たさない場合に、能力工数のうち1以上の能力工数を変更する能力工数変更部として機能させ、生産計画生成部最初に生産計画を生成するにあたり、能力工数算出部が算出した能力工数の初期値に基づいて、生産計画を生成し、能力工数変更部が能力工数を変更する度に、当該能力工数に基づいて、新たな生産計画を生成、評価値算出部、生産計画生成部が新たな生産計画を生成する度に、当該生産計画の評価を示す評価値を算出コンピュータを、生産計画生成部が生成した生産計画のうち、評価値算出部が算出した評価値が最も良い生産計画を、採用すべき生産計画として決定する生産計画決定部として更に機能させる。
なおまた、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
以上の説明から明らかなように、この発明によっては、納期に対する在庫調整の問題と、作業量の平準化の問題をバランスよく解消する生産計画を生成することができる。
一実施形態に係る生産計画生成装置110のブロック構成の一例を示す図である。 初期情報入力受付部111が入力を受け付けるオーダーに関する情報の一例をテーブル形式で示す図である。 初期情報入力受付部111が入力を受け付ける工程に関する情報の一例をテーブル形式で示す図である。 生産計画情報格納部120に格納される情報の一例をテーブル形式で示す図である。 各工程の所要量と優先順位との対応関係の一例をテーブル形式で示す図である。 優先順位1の所要量「34(個)」が割り付けられた状態の生産計画の一例をテーブル形式で示す図である。 図6に示す状態の生産計画に、優先順位2の所要量「6(個)」が更に割り付けられた状態の生産計画の一例をテーブル形式で示す図である。 図7に示す状態の生産計画に、優先順位3の所要量「40(個)」が更に割り付けられた状態の生産計画の一例をテーブル形式で示す図である。 図8に示す状態の生産計画に、優先順位4の所要量「7(個)」が更に割り付けられた状態の生産計画の一例をテーブル形式で示す図である。 図9に示す状態の生産計画に、優先順位5の所要量「17(個)」が更に割り付けられた状態の生産計画の一例をテーブル形式で示す図である。 図10に示す状態の生産計画に、優先順位6の所要量「26(個)」が更に割り付けられた状態の生産計画の一例をテーブル形式で示す図である。 図11に示す状態の生産計画に、優先順位7の所要量「40(個)」が更に割り付けられた状態の生産計画の一例をテーブル形式で示す図である。 図12に示す状態の生産計画に、優先順位8の所要量「60(個)」が更に割り付けられた状態の生産計画の一例をテーブル形式で示す図である。 図13に示す状態の生産計画に、優先順位9の所要量「30(個)」が更に割り付けられた状態の生産計画の一例をテーブル形式で示す図である。 図14に示す状態の生産計画に、優先順位10の所要量「59(個)」が更に割り付けられた状態の生産計画の一例をテーブル形式で示す図である。 生産計画生成装置110の動作フローの一例を示す図である。 本実施形態に係る生産計画生成装置110を構成するコンピュータ800のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態に係る生産計画生成装置110のブロック構成の一例を示す。生産計画生成装置110は、複数の工程によって製品を生産するにあたり、計画対象期間内の納期が異なる複数のオーダーに対する生産計画を生成する装置である。
生産計画生成装置110は、初期情報入力受付部111、新規投入量算出部112、所要量算出部113、能力工数算出部114、生産計画生成部115、評価値算出部116、能力工数変更部117、生産計画決定部118、生産計画情報出力部119、及び生産計画情報格納部120を備える。以下の説明においては、各構成要素の機能、及び動作を詳述する。
初期情報入力受付部111は、現状の製品の完成量、各工程前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量、各工程の歩留まり、各工程の標準時間、各工程のリードタイム、各工程のタイムバケットあたりの作業時間の初期値、各工程のタイムバケットあたりの作業者数の初期値、各オーダーの納期、及び各オーダーの数量の各情報を含む初期情報の入力を、入力装置から受け付ける。ここで、標準時間とは、作業を完成するのに要する標準的な時間である。また、リードタイムとは、段取り時間、停滞時間、移動時間、及び作業時間の合計である。また、入力装置とは、生産計画生成装置110にデータや情報、指示等を与えるための装置である。
新規投入量算出部112は、現状の製品の完成量と、各工程前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量と、各工程の歩留まりと、各オーダーの数量とに基づいて、最初の工程に必要な資材の新規投入量を算出する。
所要量算出部113は、現状の製品の完成量と、各工程前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量と、最初の工程に必要な資材の新規投入量と、各工程の歩留まりと、各オーダーの納期と、各オーダーの数量とに基づいて、各工程に必要な資材の所要量を算出する。例えば、所要量算出部113は、新規投入量算出部112が算出した新規投入量に基づいて、各工程に必要な資材の所要量を算出する。
能力工数算出部114は、各工程のタイムバケットあたりの作業時間の初期値と、各工程のタイムバケットあたりの作業者数の初期値とに基づいて、各工程のタイムバケットあたりの能力工数の初期値を算出する。ここで、能力工数とは、工程で処理できる仕事量である。
生産計画生成部115は、各工程のタイムバケットあたりの能力工数と、各工程の標準時間と、各工程の歩留まりと、各工程のリードタイムとに基づいて、各工程に必要な資材の所要量を、各工程の計画対象期間内の各タイムバケットに割り付けた生産計画を生成する。また、生産計画生成部115は、能力工数変更部117が能力工数を変更する度に、その能力工数に基づいて、新たな生産計画を生成する。また、例えば、生産計画生成部115は、最初に生産計画を生成するにあたり、能力工数算出部114が算出した能力工数の初期値に基づいて、生産計画を生成する。また、例えば、生産計画生成部115は、所要量算出部113が算出した所要量を、各工程の計画対象期間内の各タイムバケットに割り付けた生産計画を生成する。
評価値算出部116は、生産計画生成部115が生成した生産計画によって決まるオーダーの数量の生産が完了する生産完了日とそのオーダーの納期とのずれ量と、この生産計画によって決まる負荷率と平準化された負荷率とのずれ量とに基づいて、この生産計画の評価を示す評価値を算出する。また、評価値算出部116は、生産計画生成部115が新たな生産計画を生成する度に、その生産計画の評価を示す評価値を算出する。
能力工数変更部117は、評価値算出部116が評価値を算出した結果、所定の条件を満たさない場合に、能力工数のうち1以上の能力工数を変更する。
生産計画決定部118は、生産計画生成部115が生成した生産計画のうち、評価値算出部116が算出した評価値が最も良い生産計画を、採用すべき生産計画として決定する。
生産計画情報出力部119は、生産計画決定部118が決定した生産計画の情報を、出力装置へ出力する。ここで、出力装置とは、生産計画生成装置110からデータや情報を受け取って、人間に認識できる形で提示する装置である。
生産計画情報格納部120には、生産計画に関する情報が格納される。
図2は、初期情報入力受付部111が入力を受け付けるオーダーに関する情報の一例をテーブル形式で示す。オーダーに関する情報には、オーダーID(identifier)、数量(個)、及び納期(月/日)の各情報が含まれる。
オーダーIDの情報は、各オーダーを一意に識別するための識別符号である。以下の説明においては、オーダーID「k」によって識別されるオーダーを、オーダーkと称する。
数量(個)の情報は、オーダーIDによって識別されるオーダーの数量を示す情報である。例えば、この例においては、オーダー1の数量が「60(個)」であることを示している。
納期(月/日)の情報は、オーダーIDによって識別されるオーダーの納期を示す情報である。例えば、この例においては、オーダー1の納期が「7月30日」であることを示している。
図3は、初期情報入力受付部111が入力を受け付ける工程に関する情報の一例をテーブル形式で示す。工程に関する情報には、工程ID、歩留まり、仕掛量(個)、標準時間(時間/個)、リードタイム(日)、作業時間(時間/日)、及び作業者数(人/日)の各情報が含まれる。
工程IDの情報は、各工程を一意に識別するための識別符号である。以下の説明においては、工程ID「i」によって識別される工程を、工程iと称する。
歩留まりの情報は、工程IDによって識別される工程の歩留まりを示す情報である。例えば、この例においては、工程1の歩留まりが「1」であることを示している。
仕掛量(個)の情報は、工程IDによって識別される工程前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量を示す情報である。例えば、この例においては、工程2前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量が「30(個)」であることを示している。
標準時間(時間/個)の情報は、工程IDによって識別される工程の標準時間を示す情報である。例えば、この例においては、工程1の標準時間が「6(時間/個)」であることを示している。
リードタイム(日)の情報は、工程IDによって識別される工程のリードタイムを示す情報である。例えば、この例においては、工程1のリードタイムが「4(日)」であることを示している。
作業時間(時間/日)の情報は、工程IDによって識別される工程の1日あたりの作業時間の初期値を示す情報である。例えば、この例においては、工程1の1日あたりの作業時間の初期値が「10(時間)」であることを示している。なおまた、1日は、この発明における「リードタイム」の一例であってよい。
作業者数(人/日)の情報は、工程IDによって識別される工程の1日あたりの作業者数の初期値を示す情報である。例えば、この例においては、工程1の1日あたりの作業者数の初期値が「10(人)」であることを示している。
図4は、生産計画情報格納部120に格納される情報の一例をテーブル形式で示す。生産計画情報格納部120には、生産計画ID、及び評価値の各情報と、生産計画データとが対応付けられて格納される。
生産計画IDの情報は、生産計画生成部115が生成した各生産計画データを一意に識別するための識別符号である。以下の説明においては、生産計画ID「Pxxxx」によって識別される生産計画を、生産計画P0001と称する。
生産計画データは、生産計画IDによって識別される生産計画を示すデータである。例えば、この例においては、生産計画P0001の生産計画データが「P0001.xxx」であることを示している。
評価値の情報は、生産計画IDによって識別される生産計画の評価値を示す情報である。例えば、この例においては、生産計画P0001の評価値E1が「83」であり、評価値E2が「55」であり、評価値E3が「80」であり、評価値Eが「218」であることを示している。
図16は、生産計画生成装置110の動作フローの一例を示す。この動作フローの説明においては、m段階の工程によって製品を生産するにあたり、計画対象期間内の納期が異なるn回のオーダーに対する生産計画を生成する場合を例にとって詳述する。なおまた、この動作フローの説明においては、図1から図15を共に参照する。また、製品を生産するための工程数「m」、各工程の順序「工程1→工程2→工程3→・・・→工程m」、及び暦の各情報は、予め設定されているものとする。
生産計画の担当者は、生産計画生成装置110にて生産計画を生成するにあたり、入力装置を用いて、計画対象期間、現状の製品の完成量、各工程前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量、各工程の歩留まり、各工程の標準時間、各工程のリードタイム、各工程のタイムバケットあたりの作業時間の初期値、各工程のタイムバケットあたりの作業者数の初期値、各オーダーの納期、及び各オーダーの数量の各情報を含む初期情報を入力する。
生産計画生成装置110の初期情報入力受付部111は、初期情報の入力を受け付けると(S101)、その初期情報のうち、現状の製品の完成量、各工程前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量、各工程の歩留まり、及び各オーダーの数量の各情報を示すデータを、新規投入量算出部112へ送る。また、初期情報入力受付部111は、入力を受け付けた初期情報のうち、現状の製品の完成量、各工程前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量、各工程の歩留まり、各オーダーの納期、及び各オーダーの数量の各情報を示すデータを、所要量算出部113へ送る。また、初期情報入力受付部111は、入力を受け付けた初期情報のうち、各工程のタイムバケットあたりの作業時間の初期値、各工程のタイムバケットあたりの作業者数の初期値の各情報を示すデータを、能力工数算出部114へ送る。また、初期情報入力受付部111は、入力を受け付けた初期情報のうち、計画対象期間、各工程の標準時間、各工程の歩留まり、及び各工程のリードタイムの各情報を示すデータを、生産計画生成部115へ送る。また、初期情報入力受付部111は、入力を受け付けた初期情報のうち、各工程の標準時間、各オーダーの納期、及び各オーダーの数量の各情報を示すデータを、評価値算出部116へ送る。
生産計画生成装置110の新規投入量算出部112は、初期情報入力受付部111から送られたデータを受け取ると、そのデータによって示される現状の製品の完成量、各工程前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量、各工程の歩留まり、及び各オーダーの数量の各情報に基づいて、最初の工程に必要な資材の新規投入量を算出する(S102)。例えば、現状の製品の完成量をNf、工程i(i=2〜m)前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量をNj(j=i−1)、各工程i(i=1〜m)の歩留まりをYi、及び各オーダーk(k=1〜n)の数量をNkとすると、新規投入量算出部112は、式(1)のようにして、新規投入量Naを算出する。
Figure 0006130645
ここで、新規投入量Naが小数の値となる場合、新規投入量算出部112は、小数点以下を切り上げる。また、新規投入量Naが負の値になる場合、新規投入量算出部112は、新規投入量を0とする。そして、新規投入量算出部112は、算出した新規投入量を示すデータを、所要量算出部113へ送る。
生産計画生成装置110の所要量算出部113は、初期情報入力受付部111から送られたデータと、新規投入量算出部112から送られたデータとをそれぞれ受け取ると、初期情報入力受付部111から受け取ったデータによって示される現状の製品の完成量、各工程前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量、各工程の歩留まり、各オーダーの納期、及び各オーダーの数量の各情報と、新規投入量算出部112から受け取ったデータによって示される新規投入量の情報とに基づいて、各工程に必要な資材の所要量を算出する(S103)。
例えば、現状の製品の完成量をNf、各工程i(i=2〜m)前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量をNj(j=i−1)、各工程i(i=1〜m)の歩留まりをYi、最初の工程1への資材の新規投入量をNaとすると、所要量算出部113は、以下の手順にて、各工程に必要な資材の所要量を算出する。以下の説明においては、各オーダーの納期は、オーダー1の納期が最も早く、次いで、オーダー2、オーダー3、・・・、オーダーkの順に納期が早いものとする。
まず、所要量算出部113は、納期が早いオーダーを優先的に、各オーダーの数量に対して、現状の製品の完成量Nf、次いで、最終工程m前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量N(m−1)から得られる製品の完成予定量N(m−1)×Ym、その一つ前の工程m−1前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量N(m−2)から得られる製品の完成予定量N(m−2)×Y(m−1)×Ym、・・・、最初の工程1への資材の新規投入量Naから得られる製品の完成予定量Na×Y1×Y2×Y3×・・・Ymを順に割り当てる。
例えば、オーダーに関する情報が図2に示すとおりであって、工程に関する情報が図3に示すとおりであり、現状の製品の完成量が「30(個)」であり、最初の工程1への資材の新規投入量が「59(個)」である場合、まず、所要量算出部113は、オーダー1の数量「60(個)」に対して、現状の製品の完成量「30(個)(内訳A)」を割り当てる。
次に、所要量算出部113は、オーダー1の数量「60(個)」のうちの割り当てが済んでいない残りの「30(個)」に対して、工程7前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量「40(個)」から得られる製品の完成予定量「40×0.9=36(個)」のうちの「30(個)(内訳B)」を割り当てる。
次に、所要量算出部113は、オーダー2の数量「40(個)」に対して、工程7前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量「40(個)」から得られる製品の完成予定量「36(個)」のうちの割り当てが済んでいない残りの「6(個)(内訳C)」を割り当てる。
次に、所要量算出部113は、オーダー2の数量「40(個)」のうちの割り当てが済んでいない残りの「34(個)」に対して、工程6前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量「40(個)」から得られる製品の完成予定量「40×0.85×0.9≒30(個)(内訳D)」を割り当てる。
次に、所要量算出部113は、オーダー2の数量「40(個)」のうちの割り当てが済んでいない残りの「4(個)」に対して、工程5前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量「50(個)」から得られる製品の完成予定量「50×0.8×0.85×0.9≒30(個)」のうちの「4(個)(内訳E)」を割り当てる。
次に、所要量算出部113は、オーダー3の数量「10(個)」に対して、工程5前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量「50(個)」から得られる製品の完成予定量「30(個)」のうちの割り当てが済んでいない残りの「26(個)」のうちの「10(個)(内訳F)」を割り当てる。
次に、所要量算出部113は、オーダー4の数量「80(個)」に対して、工程5前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量「50(個)」から得られる製品の完成予定量「30(個)」のうちの割り当てが済んでいない残りの「16(個)(内訳G)」を割り当てる。
次に、所要量算出部113は、オーダー4の数量「80(個)」のうちの割り当てが済んでいない残りの「64(個)」に対して、工程4前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量「40(個)」から得られる製品の完成予定量「40×0.75×0.8×0.85×0.9≒18(個)(内訳H)」を割り当てる。
次に、所要量算出部113は、オーダー4の数量「80(個)」のうちの割り当てが済んでいない残りの「46(個)」に対して、工程3前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量「60(個)」から得られる製品の完成予定量「60×0.7×0.75×0.8×0.85×0.9≒19(個)(内訳I)」を割り当てる。
次に、所要量算出部113は、オーダー4の数量「80(個)」のうちの割り当てが済んでいない残りの「27(個)」に対して、工程2前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量「30(個)」から得られる製品の完成予定量「30×0.95×0.7×0.75×0.8×0.85×0.9≒9(個)(内訳J)」を割り当てる。
最後に、所要量算出部113は、オーダー4の数量「80(個)」のうちの割り当てが済んでいない残りの「18(個)」に対して、最初の工程1への新規投入量「59(個)」から得られる製品の完成予定量「59×1×0.95×0.7×0.75×0.8×0.85×0.9≒18(個)(内訳K)」を割り当てる。
そして、所要量算出部113は、この割り当ての内訳と、各工程i(i=1〜m)の歩留まりYiとに基づいて、各工程に必要な資材の所要量を算出する。
例えば、割り当ての内訳が上述したとおりである場合、まず、所要量算出部113は、内訳Bの完成予定量「30(個)」を得るのに必要な工程7の資材の所要量Bを算出する。所要量Bは、「30÷0.9≒34(個)」である。
次に、所要量算出部113は、内訳Cの完成予定量「6(個)」を得るのに必要な工程7の資材の所要量Cを算出する。所要量Cは、「6÷0.9≒7(個)」である。しかしながら、工程7前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量は、「40(個)」しかない。したがって、所要量Cは、「40−34=6(個)」となる。
次に、所要量算出部113は、内訳Dの完成予定量「30(個)」を得るのに必要な工程6の資材の所要量Dを算出する。所要量Dは、「30÷0.85÷0.9≒40(個)」である。
次に、所要量算出部113は、内訳Eの完成予定量「4(個)」を得るのに必要な工程5の資材の所要量Eを算出する。所要量Eは、「4÷0.8÷0.85÷0.9≒7(個)」である。
次に、所要量算出部113は、内訳Fの完成予定量「10(個)」を得るのに必要な工程5の資材の所要量Fを算出する。所要量Fは、「10÷0.8÷0.85÷0.9≒17(個)」である。
次に、所要量算出部113は、内訳Gの完成予定量「16(個)」を得るのに必要な工程5の資材の所要量Gを算出する。所要量Gは、「16÷0.8÷0.85÷0.9≒27(個)」である。しかしながら、工程5前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量は、「50(個)」しかない。したがって、所要量Gは、「50−7−17=26(個)」となる。
次に、所要量算出部113は、内訳Hの完成予定量「18(個)」を得るのに必要な工程4の資材の所要量Hを算出する。所要量Hは、「18÷0.75÷0.8÷0.85÷0.9≒40(個)」である。
次に、所要量算出部113は、内訳Iの完成予定量「19(個)」を得るのに必要な工程3の資材の所要量Iを算出する。所要量Iは、「19÷0.7÷0.75÷0.8÷0.85÷0.9≒60(個)」である。
次に、所要量算出部113は、内訳Jの完成予定量「9(個)」を得るのに必要な工程2の資材の所要量Jを算出する。所要量Jは、「9÷0.95÷0.7÷0.75÷0.8÷0.85÷0.9≒30(個)」である。
また、内訳Kの完成予定量「18(個)」を得るのに必要な工程1の資材の所要量Kは、工程1への資材の新規投入量「59(個)」である。
そして、所要量算出部113は、算出した各工程に必要な資材の所要量、及びその所要量を処理すべき優先順位の各情報を示すデータを、生産計画生成部115へ送る。所要量を処理すべき優先順位は、その所要量に対応するオーダーの納期が早い程、高くなる。また、この優先順位は、工程が後になる程、高くなる。上述した例における各工程の所要量と優先順位との対応関係は、図5に示すとおりである。
生産計画生成装置110の能力工数算出部114は、初期情報入力受付部111から送られたデータを受け取ると、そのデータによって示される各工程のタイムバケットあたりの作業時間の初期値と、各工程のタイムバケットあたりの作業者数の初期値とに基づいて、各工程のタイムバケットあたりの能力工数の初期値を算出する(S104)。例えば、各工程i(i=1〜7)のタイムバケットあたりの作業者数の初期値をMi、各工程i(i=1〜7)のタイムバケットあたりの作業時間の初期値をHiとすると、能力工数算出部114は、式(2)のようにして、各工程i(i=1〜7)の能力工数MHiの初期値を算出する。
Figure 0006130645
そして、能力工数算出部114は、算出した各工程の能力工数の初期値の情報を示すデータを、生産計画生成部115へ送る。
生産計画生成装置110の生産計画生成部115は、初期情報入力受付部111から送られたデータと、所要量算出部113から送られたデータと、能力工数算出部114から送られたデータとをそれぞれ受け取ると、初期情報入力受付部111から受け取ったデータによって示される計画対象期間、各工程の標準時間、各工程の歩留まり、及び各工程のリードタイムの各情報と、所要量算出部113から受け取ったデータによって示される各工程に必要な資材の所要量、及びその所要量を処理すべき優先順位の各情報と、能力工数算出部114から受け取ったデータによって示される各工程の能力工数の情報とに基づいて、各工程に必要な資材の所要量を、各工程の計画対象期間内の各タイムバケットに割り付けた生産計画を生成する(S105)。
例えば、生産計画生成部115は、各工程に必要な資材の所要量を、各工程の計画対象期間内の各タイムバケットに、計画対象期間の初日から順に前詰めして割り付ける。その際、生産計画生成部115は、処理すべき優先順位の高い所要量から順に割り付ける。そして、工程iに所要量を割り付けた結果、工程i+1に必要な資材の所要量が得られる場合、生産計画生成部115は、工程i+1に必要な資材の所要量を続けて割り付ける。
ここで、工程i(i=1〜7)の能力工数をMHi(時間)とし、その工程iのリードタイムをTi(日)とした場合、その工程iの計画対象期間の初日の能力工数は、MHi÷Ti(時間)となる。そして、その工程iの能力工数は、1日あたりMHi÷Ti(時間)ずつ回復していき、Ti日目にMHi(時間)になる。
また、工程i(i=1〜7)の能力工数をMHi(時間)とし、その工程iの標準時間をSi(時間/個)とした場合、その工程iのタイムバケットに割り付け得る所要量Aiの最大値は、MHi÷Si(個)となる。
例えば、工程に関する情報が図3に示すとおりであり、各工程の所要量と優先順位との対応関係が図5に示すとおりである場合、まず、生産計画生成部115は、優先順位1の所要量「34(個)」を、図6に示すように割り付ける。この例の場合、7月1日の工程7の能力工数MH7が「30.0(時間)」であり、工程7の標準時間S7が「5(時間)」であることから、生産計画生成部115は、7月1日の工程7に、割り付け得る所要量の最大値である「30÷5=6(個)」を割り付ける。そして、7月2日の工程7の能力工数MH7が「60.0(時間)」であることから、生産計画生成部115は、7月2日の工程7に、割り付け得る所要量の最大値である「60÷5=12(個)」を割り付ける。そして、7月3日の工程7の能力工数MH7が「90.0(時間)」であることから、生産計画生成部115は、7月3日の工程7に、割り付け得る所要量の最大値である「90÷5=18(個)」に対して、優先順位1の所要量「34(個)」のうちの未だ割り付けられていない「34−6−12=16(個)」を割り付ける。
次に、生産計画生成部115は、優先順位2の所要量「6(個)」を、図7に示すように割り付ける。この例の場合、7月3日の工程7には、あと「18−16=2(個)」割り付け得ることから、生産計画生成部115は、7月3日の工程7に、「2(個)」を割り付ける。そして、7月4日の工程7の能力工数MH7が「90.0(時間)」であることから、生産計画生成部115は、7月4日の工程7に、割り付け得る所要量の最大値である「90÷5=18(個)」に対して、優先順位2の所要量「6(個)」のうちの未だ割り付けられていない「6−2=4(個)」を割り付ける。
次に、生産計画生成部115は、優先順位3の所要量「40(個)」を、図8に示すように割り付ける。この例の場合、7月1日の工程6の能力工数MH6が「40.0(時間)」であり、工程6の標準時間S6が「4(時間)」であることから、生産計画生成部115は、7月1日の工程6に、割り付け得る所要量の最大値である「40÷4=10(個)」を割り付ける。そして、7月2日の工程6の能力工数MH6が「80.0(時間)」であることから、生産計画生成部115は、7月2日の工程6に、割り付け得る所要量の最大値である「80÷4=20(個)」を割り付ける。そして、7月3日の工程6の能力工数MH6が「80(時間)」であることから、生産計画生成部115は、7月3日の工程6に、割り付け得る所要量の最大値である「20(個)」に対して、優先順位3の所要量「40(個)」のうちの未だ割り付けられていない「40−10−20=10(個)」を割り付ける。このようにして、工程6の歩留まりが「0.85」、リードタイムが「2(日)」であることから、工程7前においては、7月3日に「10×0.85≒8(個)」、7月4日に「20×0.85=17(個)」、7月5日に「10×0.85≒8(個)」の所要量が新たに用意され得ることになる。したがって、生産計画生成部115は、これらの所要量を、上述した手順と同様に、工程7に割り付ける。
次に、生産計画生成部115は、上述した手順と同様に、優先順位4〜10の所要量を、図9〜15に示すように、順に割り付ける。
そして、生産計画生成部115は、生成した生産計画を示すデータと、そのデータを識別するための生産計画IDとを対応付けて、生産計画情報格納部120に格納する。このようにして、生産計画情報格納部120には、図4に示すような、生産計画IDの情報と、生産計画データとが対応付けられて格納されることになる。
生産計画生成装置110の評価値算出部116は、初期情報入力受付部111から送られたデータを受け取る。そして、生産計画情報格納部120に新たな生産計画データが格納されると、評価値算出部116は、その生産計画データによって示される生産計画の評価を示す評価値を算出する(S106)。
まず、評価値算出部116は、生産計画によって決まるオーダーk(k=1〜n)の数量Nkの生産が完了する生産完了日Dfと、そのオーダーkの納期Dkとのずれ量に基づいて、式(3)、式(4)のようにして、生産計画の評価を示す評価値E1、E2を、それぞれ算出する。
Figure 0006130645
Figure 0006130645
次に、評価値算出部116は、生産計画によって決まる負荷率と、平準化された負荷率とのずれ量に基づいて、生産計画の評価を示す評価値E3を算出する。例えば、各工程i(i=1〜m)の標準時間をSi、各工程iの各タイムバケットd(d=1〜p)の能力工数をMHid、各工程iの各タイムバケットdに割り付けられた所要量をAidとすると、評価値E3は、式(5)のようにして求めることができる。また、平準化された負荷率は、「1」である。
Figure 0006130645
そして、評価値算出部116は、評価値E1、E2、E3を加算して、評価値Eを算出する。そして、評価値算出部116は、算出した評価値E1、E2、E3、Eの情報を、生産計画情報格納部120に格納されている生産計画IDのうち、評価対象の生産計画を識別する生産計画IDに対応付けて格納する。このようにして、生産計画情報格納部120には、図4に示すような評価値の情報が格納されることになる。また、評価値算出部116は、評価値を対応付けた生産計画IDを示すデータを、能力工数変更部117に送る。
生産計画生成装置110の能力工数変更部117は、評価値算出部116から送られたデータを受け取ると、所定の条件を満たしているか否かを判定する(S107)。例えば、能力工数変更部117は、生産計画情報格納部120に格納されている評価値Eの情報のうち、評価値算出部116から受け取ったデータによって示される生産計画IDに対応付けられた評価値Eが「0」であるか否かを判定する。また、例えば、能力工数変更部117は、初期情報が入力されてからの経過時間が所定時間に達したか否かを判定する。また、例えば、能力工数変更部117は、評価値算出部116に評価された評価回数が所定回数に達したか否かを判定する。また、例えば、能力工数変更部117は、評価された生産計画の各工程の能力工数を変更し得るか否かを判定する。
そして、能力工数変更部117は、「評価値Eが「0」である」、「経過時間が所定時間に達した」、「評価回数が所定回数に達した」、「能力工数を変更し得る」とするいずれの判定も得られない場合、所定の条件を満たしていないとして(S107:No)、生産計画情報格納部120に格納されている評価値Eの情報のうち、評価値算出部116から受け取ったデータによって示される生産計画IDに対応付けられた生産計画データを読み出す。そして、能力工数変更部117は、読み出した生産計画データの能力工数を変更する(S108)。例えば、評価値E1の値が大きい場合、即ち、評価値E1によって示される評価が悪い場合、能力工数変更部117は、オーダーの納期Dkよりも遅い生産完了日Dfを特定し、その生産完了日Dfよりも前の各タイムバケットあたりの能力工数を上げる。また、評価値E2の値が大きい場合、即ち、評価値E2によって示される評価が悪い場合、能力工数変更部117は、オーダーの納期Dkよりも早い生産完了日Dfを特定し、その生産完了日Dfよりも前のタイムバケットあたりの能力工数を下げる。また、評価値E3の値が大きい場合、即ち、評価値E3によって示される評価が悪い場合、能力工数変更部117は、負荷率の高いタイムバケットあたりの能力工数を下げて、負荷率の低いタイムバケットあたりの能力工数を上げる。そして、能力工数変更部117は、能力工数を変更すると、変更後の能力工数を示すデータを、生産計画生成部115へ送る。
生産計画生成部115は、能力工数変更部117から送られたデータを受け取ると、そのデータによって示される能力工数に基づいて、上述した手順と同様に、新たな生産計画を生成する(S105)。
生産計画生成装置110は、このようにして、上述した所定の条件を満たすまで(S107:Yes)、ステップS105→ステップS106→ステップS107:No→ステップS108→ステップS105の処理を繰り返す。このようにして、生産計画情報格納部120には、複数の生産計画データと、それに関する情報が格納されることになる。
そして、ステップS107において、上述した所定の条件を満たす場合(S107:Yes)、能力工数変更部117は、その旨を通知するデータを、生産計画決定部118へ送る。
生産計画生成装置110の生産計画決定部118は、能力工数変更部117から送られたデータを受け取ると、生産計画情報格納部120に格納されている生産計画データのうち、評価値Eの値が最も小さい、即ち、評価値Eによって示される評価が最も良い生産計画データを読み出す。そして、生産計画決定部118は、その生産計画データを、生産計画情報出力部119へ送る。
生産計画生成装置110の生産計画情報出力部119は、生産計画決定部118から送られた生産計画データを受け取ると、その生産計画データによって示される生産計画の情報を、出力装置を介して出力する。
このようにして、生産計画の担当者は、生産計画生成装置110によって生成された生産計画を得ることができる。
以上、説明したように、生産計画生成装置110は、各工程のタイムバケットあたりの能力工数と、各工程の標準時間と、各工程の歩留まりと、各工程のリードタイムとに基づいて、各工程に必要な資材の所要量を、各工程の計画対象期間内の各タイムバケットに割り付けた生産計画を生成する。そして、生産計画生成装置110は、生成した生産計画によって決まるオーダーの数量の生産が完了する生産完了日とそのオーダーの納期とのずれ量と、その生産計画によって決まる負荷率と平準化された負荷率とのずれ量とに基づいて、その生産計画の評価を示す評価値を算出する。そして、生産計画生成装置110は、評価値を算出した結果、所定の条件を満たさない場合に、能力工数のうち1以上の能力工数を変更する。そして、生産計画生成装置110は、能力工数を変更する度に、その能力工数に基づいて、新たな生産計画を生成する。そして、生産計画生成装置110は、新たな生産計画を生成する度に、その生産計画の評価を示す評価値を算出する。そして、生産計画生成装置110は、生成した生産計画のうち、算出した評価値が最も良い生産計画を、採用すべき生産計画として決定する。
このようにして、生産計画生成装置110によっては、納期に対する在庫調整の問題と、作業量の平準化の問題をバランスよく解消する生産計画を生成することができる。
また、上述したように、生産計画生成装置110は、各工程のタイムバケットあたりの作業時間の初期値と、各工程のタイムバケットあたりの作業者数の初期値とに基づいて、各工程のタイムバケットあたりの能力工数の初期値を算出する。そして、生産計画生成装置110は、最初に生産計画を生成するにあたり、算出した能力工数の初期値に基づいて、生産計画を生成する。
このようにして、生産計画生成装置110によっては、適当な能力工数について検討することなく、納期に対する在庫調整の問題と、作業量の平準化の問題をバランスよく解消する生産計画を生成することができる。
また、上述したように、生産計画生成装置110は、現状の製品の完成量と、各工程前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量と、最初の工程に必要な資材の新規投入量と、各工程の歩留まりと、各オーダーの納期と、各オーダーの数量とに基づいて、各工程に必要な資材の所要量を算出する。そして、生産計画生成装置110は、算出した所要量を、各工程の各タイムバケットに割り付けた生産計画を生成する。
このようにして、生産計画生成装置110によっては、各工程に必要な資材の適当な所要量を検討することなく、納期に対する在庫調整の問題と、作業量の平準化の問題をバランスよく解消する生産計画を生成することができる。
また、上述したように、生産計画生成装置110は、現状の製品の完成量と、各工程前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量と、各工程の歩留まりと、各オーダーの数量とに基づいて、最初の工程に必要な資材の新規投入量を算出する。そして、生産計画生成装置110は、算出した新規投入量に基づいて、各工程に必要な資材の所要量を算出する。
このようにして、生産計画生成装置110によっては、最初の工程に必要な資材の新規投入量として、各工程の歩留まりを考慮した最適な量を算出することができる。
図17は、本実施形態に係る生産計画生成装置110を構成するコンピュータ800のハードウェア構成の一例を示す。本実施形態に係るコンピュータ800は、ホストコントローラ801により相互に接続されるCPU(Central Processing Unit)802、RAM(Random Access Memory)803、グラフィックコントローラ804、及びディスプレイ805を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ806により相互に接続される通信インターフェース807、ハードディスクドライブ808、及びCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ809を有する入出力部と、入出力コントローラ806に接続されるROM(Read Only Memory)810、フレキシブルディスクドライブ811、及び入出力チップ812を有するレガシー入出力部とを備える。
ホストコントローラ801は、RAM803と、高い転送レートでRAM803をアクセスするCPU802、及びグラフィックコントローラ804とを接続する。CPU802は、ROM810、及びRAM803に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィックコントローラ804は、CPU802等がRAM803内に設けたフレームバッファ上に生成する画像データを取得し、ディスプレイ805上に表示させる。これに代えて、グラフィックコントローラ804は、CPU802等が生成する画像データを格納するフレームバッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ806は、ホストコントローラ801と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェース807、ハードディスクドライブ808、及びCD−ROMドライブ809を接続する。ハードディスクドライブ808は、コンピュータ800内のCPU802が使用するプログラム、及びデータを格納する。CD−ROMドライブ809は、CD−ROM892からプログラム、又はデータを読み取り、RAM803を介してハードディスクドライブ808に提供する。
また、入出力コントローラ806には、ROM810と、フレキシブルディスクドライブ811、及び入出力チップ812の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM810は、コンピュータ800が起動時に実行するブートプログラム、及び/又はコンピュータ800のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスクドライブ811は、フレキシブルディスク893からプログラム、又はデータを読み取り、RAM803を介してハードディスクドライブ808に提供する。入出力チップ812は、フレキシブルディスクドライブ811を入出力コントローラ806へと接続すると共に、例えばパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して各種の入出力装置を入出力コントローラ806へと接続する。
RAM803を介してハードディスクドライブ808に提供されるプログラムは、フレキシブルディスク893、CD−ROM892、又はIC(Integrated Circuit)カード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。プログラムは、記録媒体から読み出され、RAM803を介してコンピュータ800内のハードディスクドライブ808にインストールされ、CPU802において実行される。
コンピュータ800にインストールされ、コンピュータ800を生産計画生成装置110として機能させるプログラムは、コンピュータ800を、ステップS105において、各工程のタイムバケットあたりの能力工数と、各工程の標準時間と、各工程の歩留まりと、各工程のリードタイムとに基づいて、各工程に必要な資材の所要量を、各工程の計画対象期間内の各タイムバケットに割り付けた生産計画を生成する生産計画生成部115と、 生産計画生成部115が生成した生産計画によって決まるオーダーの数量の生産が完了する生産完了日とそのオーダーの納期とのずれ量と、その生産計画によって決まる負荷率と平準化された負荷率とのずれ量とに基づいて、ステップS106において、その生産計画の評価を示す評価値を算出する評価値算出部116と、評価値算出部116が評価値を算出した結果、所定の条件を満たさない場合に、ステップS108において、能力工数のうち1以上の能力工数を変更する能力工数変更部117と、能力工数変更部117が能力工数を変更する度に、ステップS105において、その能力工数に基づいて、新たな生産計画を生成する生産計画生成部115と、生産計画生成部115が新たな生産計画を生成する度に、ステップS106において、その生産計画の評価を示す評価値を算出する評価値算出部116と、生産計画生成部115が生成した生産計画のうち、評価値算出部116が算出した評価値が最も良い生産計画を、採用すべき生産計画として決定する生産計画決定部118として機能させる。
更に、当該プログラムは、コンピュータ800を、ステップS104において、各工程のタイムバケットあたりの作業時間の初期値と、各工程のタイムバケットあたりの作業者数の初期値とに基づいて、各工程のタイムバケットあたりの能力工数の初期値を算出する能力工数算出部114と、最初に生産計画を生成するにあたり、能力工数算出部114が算出した能力工数の初期値に基づいて、ステップS105において、生産計画を生成する生産計画生成部115として機能させてもよい。
更に、当該プログラムは、コンピュータ800を、ステップS103において、現状の製品の完成量と、各工程前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量と、最初の工程に必要な資材の新規投入量と、各工程の歩留まりと、各オーダーの納期と、各オーダーの数量とに基づいて、各工程に必要な資材の所要量を算出する所要量算出部113と、所要量算出部113が算出した所要量を、ステップS105において、各工程の各タイムバケットに割り付けた生産計画を生成する生産計画生成部115として機能させてもよい。
更に、当該プログラムは、コンピュータ800を、ステップS102において、現状の製品の完成量と、各工程前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量と、各工程の歩留まりと、各オーダーの数量とに基づいて、最初の工程に必要な資材の新規投入量を算出する新規投入量算出部112と、新規投入量算出部112が算出した新規投入量に基づいて、ステップS103において、各工程に必要な資材の所要量を算出する所要量算出部113として機能させてもよい。
これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータ800に読み込まれることにより、ソフトウェアと上述した各種のハードウェア資源とが協働した具体的手段である初期情報入力受付部111、新規投入量算出部112、所要量算出部113、能力工数算出部114、生産計画生成部115、評価値算出部116、能力工数変更部117、生産計画決定部118、生産計画情報出力部119、及び生産計画情報格納部120として機能する。そして、これらの具体的手段によって、本実施形態におけるコンピュータ800の使用目的に応じた情報の演算、又は加工を実現することにより、使用目的に応じた特有の生産計画生成装置110が構築される。
一例として、コンピュータ800と外部の装置等との間で通信を行う場合には、CPU802は、RAM803上にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理内容に基づいて、通信インターフェース807に対して通信処理を指示する。通信インターフェース807は、CPU802の制御を受けて、RAM803、ハードディスクドライブ808、フレキシブルディスク893、又はCD−ROM892等の記憶装置上に設けた送信バッファ領域等に記憶された送信データを読み出してネットワークへと送信し、もしくは、ネットワークから受信した受信データを記憶装置上に設けた受信バッファ領域等へと書き込む。このように、通信インターフェース807は、ダイレクトメモリアクセス方式により記憶装置との間で送受信データを転送してもよく、これに代えて、CPU802が転送元の記憶装置、又は通信インターフェース807からデータを読み出し、転送先の通信インターフェース807、又は記憶装置へとデータを書き込むことにより送受信データを転送してもよい。
また、CPU802は、ハードディスクドライブ808、CD−ROM892、フレキシブルディスク893等の外部記憶装置に格納されたファイル、又はデータベース等の中から、全部、又は必要な部分をダイレクトメモリアクセス転送等によりRAM803へと読み込ませ、RAM803上のデータに対して各種の処理を行う。そして、CPU802は、処理を終えたデータを、ダイレクトメモリアクセス転送等により外部記憶装置へと書き戻す。
このような処理において、RAM803は、外部記憶装置の内容を一時的に保持するものとみなせるから、本実施形態においてはRAM803、及び外部記憶装置等をメモリ、記憶部、又は記憶装置等と総称する。本実施形態における各種のプログラム、データ、テーブル、データベース等の各種の情報は、このような記憶装置上に格納されて、情報処理の対象となる。なおまた、CPU802は、RAM803の一部をキャッシュメモリに保持し、キャッシュメモリ上で読み書きを行うこともできる。このような形態においても、キャッシュメモリはRAM803の機能の一部を担うから、本実施形態においては、区別して示す場合を除き、キャッシュメモリもRAM803、メモリ、及び/又は記憶装置に含まれるものとする。
また、CPU802は、RAM803から読み出したデータに対して、プログラムの命令列により指定された、本実施形態中に記載した各種の演算、情報の加工、条件判断、情報の検索、置換等を含む各種の処理を行い、RAM803へと書き戻す。例えば、CPU802は、条件判断を行う場合においては、本実施形態において示した各種の変数が、他の変数、又は定数と比較して、大きい、小さい、以上、以下、又は等しい等の条件を満たすかどうかを判断し、条件が成立した場合、又は不成立であった場合に、異なる命令列へと分岐し、又はサブルーチンを呼び出す。
また、CPU802は、記憶装置内のファイル、又はデータベース等に格納された情報を検索することができる。例えば、第1属性の属性値に対し第2属性の属性値がそれぞれ対応付けられた複数のエントリが記憶装置に格納されている場合において、CPU802は、記憶装置に格納されている複数のエントリの中から第1属性の属性値が指定された条件と一致するエントリを検索し、そのエントリに格納されている第2属性の属性値を読み出すことにより、所定の条件を満たす第1属性に対応付けられた第2属性の属性値を得ることができる。
以上に示したプログラム、又はモジュールは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク893、CD−ROM892の他に、DVD(Digital Versatile Disk)、又はCD(Compact Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto−Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワーク、又はインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク、又はRAM等の記憶媒体を記録媒体として使用して、ネットワークを介してプログラムをコンピュータ800に提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更、又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更、又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示したシステム、方法、装置、プログラム、及び記録媒体における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現し得ることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
110 生産計画生成装置
111 初期情報入力受付部
112 新規投入量算出部
113 所要量算出部
114 能力工数算出部
115 生産計画生成部
116 評価値算出部
117 能力工数変更部
118 生産計画決定部
119 生産計画情報出力部
120 生産計画情報格納部
800 コンピュータ
801 ホストコントローラ
802 CPU
803 RAM
804 グラフィックコントローラ
805 ディスプレイ
806 入出力コントローラ
807 通信インターフェース
808 ハードディスクドライブ
809 CD−ROMドライブ
810 ROM
811 フレキシブルディスクドライブ
812 入出力チップ
891 ネットワーク通信装置
892 CD−ROM
893 フレキシブルディスク

Claims (7)

  1. 複数の工程によって製品を生産するにあたり、計画対象期間内の納期が異なる複数のオーダーに対する生産計画を生成する生産計画生成装置であって、
    前記各工程のタイムバケットあたりの作業時間の初期値と、前記各工程のタイムバケットあたりの作業者数の初期値とに基づいて、前記各工程のタイムバケットあたりの能力工数の初期値を算出する能力工数算出部と、
    前記各工程のタイムバケットあたりの能力工数と、前記各工程の標準時間と、前記各工程の歩留まりと、前記各工程のリードタイムとに基づいて、前記各工程に必要な資材の所要量を、前記各工程の前記計画対象期間内の各タイムバケットに割り付けた生産計画を生成する生産計画生成部と、
    前記生産計画生成部が生成した生産計画によって決まる前記オーダーの数量の生産が完了する生産完了日と当該オーダーの納期とのずれ量と、当該生産計画によって決まる負荷率と平準化された負荷率とのずれ量とに基づいて、当該生産計画の評価を示す評価値を算出する評価値算出部と、
    前記評価値算出部が評価値を算出した結果、所定の条件を満たさない場合に、前記能力工数のうち1以上の能力工数を変更する能力工数変更部と
    を備え、
    前記生産計画生成部は、最初に前記生産計画を生成するにあたり、前記能力工数算出部が算出した能力工数の初期値に基づいて、前記生産計画を生成し、前記能力工数変更部が能力工数を変更する度に、当該能力工数に基づいて、新たな生産計画を生成し、
    前記評価値算出部は、前記生産計画生成部が新たな生産計画を生成する度に、当該生産計画の評価を示す評価値を算出し、
    前記生産計画生成部が生成した生産計画のうち、前記評価値算出部が算出した評価値が最も良い生産計画を、採用すべき生産計画として決定する生産計画決定部
    を更に備える生産計画生成装置。
  2. 現状の前記製品の完成量と、前記各工程前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量と、最初の工程に必要な資材の新規投入量と、前記各工程の歩留まりと、前記各オーダーの納期と、前記各オーダーの数量とに基づいて、前記各工程に必要な資材の所要量を算出する所要量算出部
    を更に備え、
    前記生産計画生成部は、前記所要量算出部が算出した所要量を、前記各工程の各タイムバケットに割り付けた生産計画を生成する
    請求項1に記載の生産計画生成装置。
  3. 現状の前記製品の完成量と、前記各工程前までの作業を終えた現状の資材の仕掛量と、前記各工程の歩留まりと、前記各オーダーの数量とに基づいて、最初の工程に必要な資材の新規投入量を算出する新規投入量算出部
    を更に備え、
    前記所要量算出部は、前記新規投入量算出部が算出した新規投入量に基づいて、前記各工程に必要な資材の所要量を算出する
    請求項に記載の生産計画生成装置。
  4. 初期情報の入力を、入力装置から受け付ける初期情報入力受付部
    を更に備える請求項1から3のいずれか一項に記載の生産計画生成装置。
  5. 複数の工程によって製品を生産するにあたり、計画対象期間内の納期が異なる複数のオーダーに対する生産計画を生成する生産計画生成方法であって、
    前記各工程のタイムバケットあたりの作業時間の初期値と、前記各工程のタイムバケットあたりの作業者数の初期値とに基づいて、前記各工程のタイムバケットあたりの能力工数の初期値を算出する能力工数算出段階と、
    前記各工程のタイムバケットあたりの能力工数と、前記各工程の標準時間と、前記各工程の歩留まりと、前記各工程のリードタイムとに基づいて、前記各工程に必要な資材の所要量を、前記各工程の前記計画対象期間内の各タイムバケットに割り付けた生産計画を生成する生産計画生成段階と、
    前記生産計画生成段階において生成された生産計画によって決まる前記オーダーの数量の生産が完了する生産完了日と当該オーダーの納期とのずれ量と、当該生産計画によって決まる負荷率と平準化された負荷率とのずれ量とに基づいて、当該生産計画の評価を示す評価値を算出する評価値算出段階と、
    前記評価値算出段階において評価値が算出された結果、所定の条件を満たさない場合に、前記能力工数のうち1以上の能力工数を変更する能力工数変更段階と
    含み
    前記生産計画生成段階においては、最初に前記生産計画を生成するにあたり、前記能力工数算出段階において算出された能力工数の初期値に基づいて、前記生産計画を生成し、前記能力工数変更段階において能力工数が変更される度に、当該能力工数に基づいて、新たな生産計画を生成し、
    前記評価値算出段階においては、前記生産計画生成段階において新たな生産計画が生成される度に、当該生産計画の評価を示す評価値を算出し、
    前記生産計画生成段階において生成された生産計画のうち、前記評価値算出段階において算出された評価値が最も良い生産計画を、採用すべき生産計画として決定する生産計画決定段階
    を更に含む生産計画生成方法。
  6. 複数の工程によって製品を生産するにあたり、計画対象期間内の納期が異なる複数のオーダーに対する生産計画を生成する生産計画生成装置として、コンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記各工程のタイムバケットあたりの作業時間の初期値と、前記各工程のタイムバケットあたりの作業者数の初期値とに基づいて、前記各工程のタイムバケットあたりの能力工数の初期値を算出する能力工数算出部、
    前記各工程のタイムバケットあたりの能力工数と、前記各工程の標準時間と、前記各工程の歩留まりと、前記各工程のリードタイムとに基づいて、前記各工程に必要な資材の所要量を、前記各工程の前記計画対象期間内の各タイムバケットに割り付けた生産計画を生成する生産計画生成部、
    前記生産計画生成部が生成した生産計画によって決まる前記オーダーの数量の生産が完了する生産完了日と当該オーダーの納期とのずれ量と、当該生産計画によって決まる負荷率と平準化された負荷率とのずれ量とに基づいて、当該生産計画の評価を示す評価値を算出する評価値算出部、
    前記評価値算出部が評価値を算出した結果、所定の条件を満たさない場合に、前記能力工数のうち1以上の能力工数を変更する能力工数変更部
    として機能させ、
    前記生産計画生成部最初に前記生産計画を生成するにあたり、前記能力工数算出部が算出した能力工数の初期値に基づいて、前記生産計画を生成し、前記能力工数変更部が能力工数を変更する度に、当該能力工数に基づいて、新たな生産計画を生成
    前記評価値算出部、前記生産計画生成部が新たな生産計画を生成する度に、当該生産計画の評価を示す評価値を算出
    前記コンピュータを、
    前記生産計画生成部が生成した生産計画のうち、前記評価値算出部が算出した評価値が最も良い生産計画を、採用すべき生産計画として決定する生産計画決定部
    として更に機能させるプログラム。
  7. 複数の工程によって製品を生産するにあたり、計画対象期間内の納期が異なる複数のオーダーに対する生産計画を生成する生産計画生成装置として、コンピュータを機能させるプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記コンピュータを、
    前記各工程のタイムバケットあたりの作業時間の初期値と、前記各工程のタイムバケットあたりの作業者数の初期値とに基づいて、前記各工程のタイムバケットあたりの能力工数の初期値を算出する能力工数算出部、
    前記各工程のタイムバケットあたりの能力工数と、前記各工程の標準時間と、前記各工程の歩留まりと、前記各工程のリードタイムとに基づいて、前記各工程に必要な資材の所要量を、前記各工程の前記計画対象期間内の各タイムバケットに割り付けた生産計画を生成する生産計画生成部、
    前記生産計画生成部が生成した生産計画によって決まる前記オーダーの数量の生産が完了する生産完了日と当該オーダーの納期とのずれ量と、当該生産計画によって決まる負荷率と平準化された負荷率とのずれ量とに基づいて、当該生産計画の評価を示す評価値を算出する評価値算出部、
    前記評価値算出部が評価値を算出した結果、所定の条件を満たさない場合に、前記能力工数のうち1以上の能力工数を変更する能力工数変更部
    として機能させ、
    前記生産計画生成部最初に前記生産計画を生成するにあたり、前記能力工数算出部が算出した能力工数の初期値に基づいて、前記生産計画を生成し、前記能力工数変更部が能力工数を変更する度に、当該能力工数に基づいて、新たな生産計画を生成
    前記評価値算出部、前記生産計画生成部が新たな生産計画を生成する度に、当該生産計画の評価を示す評価値を算出
    前記コンピュータを、
    前記生産計画生成部が生成した生産計画のうち、前記評価値算出部が算出した評価値が最も良い生産計画を、採用すべき生産計画として決定する生産計画決定部
    として更に機能させるプログラムを記録した記録媒体。
JP2012235744A 2012-10-25 2012-10-25 生産計画生成装置、生産計画生成方法、プログラム、及び記録媒体 Active JP6130645B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012235744A JP6130645B2 (ja) 2012-10-25 2012-10-25 生産計画生成装置、生産計画生成方法、プログラム、及び記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012235744A JP6130645B2 (ja) 2012-10-25 2012-10-25 生産計画生成装置、生産計画生成方法、プログラム、及び記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014085930A JP2014085930A (ja) 2014-05-12
JP6130645B2 true JP6130645B2 (ja) 2017-05-17

Family

ID=50788917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012235744A Active JP6130645B2 (ja) 2012-10-25 2012-10-25 生産計画生成装置、生産計画生成方法、プログラム、及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6130645B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7548884B2 (ja) 2021-09-07 2024-09-10 株式会社小松製作所 段取り換え時間推定システム、段取り換え時間推定方法及び段取り換え時間推定装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6473342B2 (ja) * 2015-02-20 2019-02-20 三菱重工業株式会社 生産計画作成方法
CN115809794B (zh) * 2023-02-02 2023-05-16 浪潮通用软件有限公司 基于瓶颈设备能力评估的生产计划管理方法、设备及介质
CN117608257B (zh) * 2024-01-23 2024-05-28 江苏中天互联科技有限公司 线缆排产方案的生成方法及电子设备

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0644258A (ja) * 1990-12-07 1994-02-18 Toshiba Corp スケジューリング結果評価装置
JP2955137B2 (ja) * 1992-11-30 1999-10-04 株式会社日立製作所 最適負荷平準化計画立案方法および装置
JPH06203037A (ja) * 1993-01-04 1994-07-22 Mitsubishi Electric Corp 生産計画策定装置及び方法
JP2001356811A (ja) * 2000-06-13 2001-12-26 Kobe Steel Ltd 生産計画作成システム
JP2003228410A (ja) * 2002-02-05 2003-08-15 Hitachi Ltd 着工管理システム
JP3744441B2 (ja) * 2002-03-01 2006-02-08 Jfeスチール株式会社 鉄鋼中間製品及び鉄鋼製品の生産計画作成方法、その装置、その方法又は装置を実現するためのプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7548884B2 (ja) 2021-09-07 2024-09-10 株式会社小松製作所 段取り換え時間推定システム、段取り換え時間推定方法及び段取り換え時間推定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014085930A (ja) 2014-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7308416B2 (en) Single level bill of material available to promise
US11714678B2 (en) Smart scheduling method supporting process task volume splitting
EP1770620A2 (en) Method for modelling processing procedures
AU2016201545A1 (en) Queuing tasks in a computer system
JP6130645B2 (ja) 生産計画生成装置、生産計画生成方法、プログラム、及び記録媒体
CN102243495A (zh) 为isa-95标准设计的电子工作指令
JP2016189079A (ja) 計画作成支援装置および計画作成支援方法
CN102456188A (zh) 一种数据管理系统及其设计方法
JP2012048512A (ja) 工程設計・生産計画装置
CN101650800A (zh) 一种更新项目任务计划系统中任务内容的方法和装置
CN111190814B (zh) 软件测试用例的生成方法、装置、存储介质及终端
JP5779537B2 (ja) 生産シミュレーション装置、生産シミュレーション方法及び、生産シミュレーションプログラム
JP5304950B2 (ja) データベース管理方法、データベース管理装置及びデータベース管理プログラム
JP7517956B2 (ja) 計画管理装置、計画管理方法及び計画管理プログラム
JP2008152350A (ja) 作業時間見積もり装置、作業時間見積もり方法、プログラムおよび機械読取り可能な記録媒体
JP7284687B2 (ja) マッピングシステム及びマッピング方法
JP7063781B2 (ja) 並列分散処理制御システム、プログラム、及び並列分散処理制御方法
CN113723855A (zh) 一种测试任务分配方法及系统
JP6005535B2 (ja) 生産計画作成装置、生産計画作成方法および生産計画作成プログラム
JP5319653B2 (ja) データ管理システム、データ管理方法、およびデータ管理プログラム
CN109634606A (zh) 一种定义功能菜单的方法及装置
JP2023041379A (ja) 生産計画最適化システム及び生産計画最適化方法
CN103365909A (zh) 一种数据表中依次逐一生成累加值的方法
JP2012014386A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム
US20230221706A1 (en) Factory Plan Device, Factory Plan System, and Factory Plan Method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20161108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170414

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6130645

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150