JP2001356811A - 生産計画作成システム - Google Patents

生産計画作成システム

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JP2001356811A
JP2001356811A JP2000176882A JP2000176882A JP2001356811A JP 2001356811 A JP2001356811 A JP 2001356811A JP 2000176882 A JP2000176882 A JP 2000176882A JP 2000176882 A JP2000176882 A JP 2000176882A JP 2001356811 A JP2001356811 A JP 2001356811A
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JP2000176882A
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Toshiharu Iwatani
敏治 岩谷
Koichi Matsuda
浩一 松田
Takayuki Kitano
貴之 北野
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Kobe Steel Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 納期遅れ量、仕掛り量を配慮した生産計画作
成システムを提供する。 【解決手段】 生産計画候補を発生させる生産計画候補
発生手段12と、発生された生産計画候補で生産した場
合の納期遅れ量及び利用待ち中間製品発生量を、利用予
定データ記憶手段16、必要時間データ記憶手段17及
び段取り時間データ記憶手段18に納められたデータを
用いて求め、求められた納期遅れ量及び利用待ち中間製
品発生量から前記生産計画候補の評価値を求める生産計
画評価手段13と、前記生産計画候補発生手段12で生
産計画候補を発生させ、前記生産計画評価手段13で発
生させた生産計画候補の評価値を求めることを繰り返
し、発生させた所定の数の生産計画候補の中から、その
評価値が最良である生産計画候補を、採用すべき生産計
画として選び出す生産計画選択手段14とを、備えてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産計画作成シス
テムに関し、特には2種類以上の生産工程が連続する生
産工程を経て製品を製造する工場における上下工程間
の、上工程に好適に適用し得る生産計画作成システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】生産工程が連続する場合の生産設備での
生産計画に関する技術としては、例えば特開平9−22
5787号公報に提案されたものがある。
【0003】上記公報に提案の技術は、生産計画に関す
る情報を記憶する生産計画記憶手段と、記憶された生産
計画に関する情報を生産設備の少なくとも1つの生産工
程へ伝達する伝達手段と、生産設備の少なくとも1つの
生産工程から生産実績に関する情報を取得する取得手段
と、生産計画に関する情報と、取得された生産実績に関
する情報とに基づいて将来の生産状況を予測する予測手
段とを備え、生産設備は、伝達された情報に基づいて生
産を行なうというものである。そして、同公報に提案の
技術によると、記憶された生産計画に関する情報と、取
得された生産実績に関する情報とに基づいて、将来の生
産状況が予測され、これにより、装置使用者は生産状況
を的確に把握することができるとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような生産工程
が連続する場合の問題として、上工程と下工程における
生産の1単位が異なることが上げられる。例えば、金属
押出し製品を製造する場合を考える。上工程は溶解工程
であり、下工程は押出し工程となる。このとき上工程で
は、一度に10トン(t)〜数十tの金属ビレットを中
間製品として生産することになる。これに対し、下工程
ではもっと細かい単位、例えば1t〜2tでビレットを
利用する場合が多い。このような場合、どうしても上工
程での中間製品の作りすぎ、あるいは作り遅れが発生す
る。前者は下工程にとって中間製品の仕掛り発生とな
り、後者では下工程での中間製品の納期遅れが問題とな
る。
【0005】ところで、上記後者の納期遅れ問題を無く
す、あるいは最小化を目指す生産計画作成方法は、上記
公報にも取り上げられているように多く提案されている
が、上記前者の仕掛り発生に関する問題はあまり重要視
されることがなく、この観点から問題を解決した生産計
画作成方法は提案されていなかった。
【0006】しかし、仕掛りを多量に発生させると、保
管場所を確保する必要が生じたり、人件費が発生した
り、あるいは中間製品の劣化を引き起こす場合がある。
そのため、仕掛り量の低減も生産計画作成上の大きな課
題となってきている。
【0007】本発明は、上記の事情に基づいてなされた
ものであって、その目的は、納期遅れはもとより仕掛り
量を配慮した生産計画作成システムを提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明(請求項1)に係る生産計画作成システム
は、複数種類の中間製品を製造する上工程とこれら複数
種類の中間製品を用いて製品を製造する下工程との間に
おける生産計画を作成する生産計画作成システムであっ
て、中間製品の種類別の利用予定日と利用予定量を記憶
する利用予定データ記憶手段と、上工程における中間製
品の種類毎の製造の最小単位量とその最小単位量の各中
間製品を製造するのに要する時間を記憶する必要時間デ
ータ記憶手段と、上工程において製造される中間製品が
変更される場合の段取りに必要な時間を変更前後の中間
製品の組み合わせ毎の必要時間として記憶する段取り時
間データ記憶手段と、生産計画候補を発生させる生産計
画候補発生手段と、発生された生産計画候補で生産した
場合の納期遅れ量及び利用待ち中間製品発生量を、前記
利用予定データ記憶手段、前記必要時間データ記憶手段
及び段取り時間データ記憶手段に納められたデータを用
いて求め、求められた納期遅れ量及び利用待ち中間製品
発生量から前記生産計画候補の評価値を求める生産計画
評価手段と、前記生産計画候補発生手段で生産計画候補
を発生させ、前記生産計画評価手段で発生させた生産計
画候補の評価値を求めることを繰り返し、発生させた所
定の数の生産計画候補の中から、その評価値が最良であ
る生産計画候補を、採用すべき生産計画として選び出す
生産計画選択手段とを、備えてなるものである。
【0009】上記請求項1に係る発明では、生産計画評
価手段において、利用予定データ記憶手段、必要時間デ
ータ記憶手段及び段取り時間データ記憶手段に納められ
たデータを用いて、生産計画候補で生産した場合の納期
遅れ量及び利用待ち中間製品発生量を求めるとともに、
その求められた納期遅れ量及び利用待ち中間製品発生量
からその生産計画候補の評価値を求め、更に生産計画選
択手段において、生産計画評価手段による生産計画候補
の評価値を求めることを繰り返させるようにし得るとと
もに、発生させた所定の数の生産計画候補の中から、そ
の評価値が最良である生産計画候補を採用すべき生産計
画として選び出すようにしているので、納期遅れ量を低
減し得ると共に利用待ち中間製品発生量(仕掛り量)を
低減した生産計画の作成が図れる。
【0010】また、上記請求項1に係る発明により納期
遅れや仕掛り発生を低減し得るが、実際的な低減方法と
して様々なケースが考えられる。例えば、上工程で製造
される中間製品としてAとBが存在し、BはAよりもコ
ストが高く、またAを利用して製造する製品はBを利用
しても製造可能であるが、中間製品Bを利用しなければ
ならない場合には中間製品Aを利用してはいけないと言
った場合(このような中間製品間の関係を片方向の互換
性の関係と呼ぶものとする。)で、このような場合、中
間製品Aが利用できる製品を製造する場合は通常コスト
のことを考慮して上工程に中間製品Aを要求する。しか
し、納期遅れや仕掛り発生を低減させるためにはコスト
的には不利になるが、敢えて中間製品Bを用いて製品を
製造することも考えられる。このような場合に適切とな
る上工程の生産計画を作成するシステムが請求項2に係
る生産計画作成システムである。
【0011】すなわち、請求項2に係る生産計画作成シ
ステムは、上記請求項1に係る生産計画作成システムに
おいて、種類別された中間製品に互換性がある場合に、
その互換性可能を記憶する互換性データ記憶手段を更に
備えるとともに、生産計画評価手段において生産計画候
補で生産した場合の納期遅れ量及び利用待ち中間製品発
生量を求める際に、その互換性データ記憶手段に納めら
れたデータを、利用予定データ記憶手段、必要時間デー
タ記憶手段及び段取り時間データ記憶手段に納められた
データと共に用いてなるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0013】図1は、本発明例の生産ラインの説明図で
あって、この生産ライン1では、発明を理解しやすくす
るため、上工程2には2種類の設備A,Bがあり、下工
程3の設備数に関しては特に設定しない。また、上工程
2を経た原料4からは品種1乃至3の3種類の中間製品
5が製造され、下工程3を経た中間製品5からは製品6
が製造されるものとし、更に、上工程2の設備A,Bで
は10t単位でしか中間製品5を製造できなものとし、
この10tを1チャージと呼ぶことにする。
【0014】図2は、本発明(請求項1)の生産計画作
成システムの構成を示す説明図である。コンピュータを
有する中央処理装置11は、データの内容に応じて各工
程2,3の生産計画を適正に作成するためのソフトウエ
アとして、生産計画候補発生手段12、生産計画評価手
段13、生産計画選択手段14を備えている。
【0015】また、中央処理装置11には記憶装置15
が接続され、その記憶装置15には、中間製品の種類別
の利用予定日と利用予定量を記憶する利用予定データ記
憶手段16、上工程における中間製品の種類毎の製造の
最小単位量とその最小単位量の各中間製品を製造するの
に要する時間を記憶する必要時間データ記憶手段17、
上工程において製造される中間製品が変更される場合の
段取りに必要な時間を変更前後の中間製品の組み合わせ
毎の必要時間として記憶する段取り時間データ記憶手段
18とが備えられている。
【0016】以上のように構成される生産計画作成シス
テムの動作を図1、図2に加えて、図3のフローチャー
ト及び図4乃至図15の作成例を用いて説明する。
【0017】図4は、利用予定データ記憶手段に登録し
てある利用予定データの例を示す図表である。中間製品
5の品種別(品種1乃至3)に、何日目にどの品種が下
工程3で必要となるかを示している。例えば、品種1は
5日目に5t、6日目に15t利用する予定であること
をこの図表は示している(図3のS1)。
【0018】図5は、必要時間データ記憶手段に登録し
てある必要時間データの例を示す図表である。この図表
は、各設備A、Bによってそれぞれの品種1、2、3を
10t製造するのに必要な時間を示している。例えば、
品種2を設備Aで10t作るには30時間を必要とする
が、設備Bで作るなら15時間で済むことを示している
(図3のS2)。
【0019】図6は、段取り時間データ記憶手段に登録
してある段取り時間データの例を示す図表である。この
図表は、品種が変化した場合に発生する段取り時間を示
している。例えば、品種2を作ったあと、品種3を作り
始めるには10時間必要であることを示している。な
お、本例では段取り時間は設備A、Bで共通とするが、
設備によって段取り時間が異なる生産ラインであって
も、本図表に相当する図表を設備の数の分だけ作成すれ
ば本発明は適用可能であることは明らかである(図3の
S3)。
【0020】図7は、生産計画候補発生手段において生
産計画候補を作成する手順を示すフローチャートであ
る。本例では上工程2は10t単位でしか中間製品5を
作れないので、図4に示す利用予定データを満足するに
は、品種1〜3のいずれをも2チャージずつ必要なこと
が分かる(ステップ1)。これを設備A、Bに確率的に
振り当てて、更に確率的に順序をつければ(ステップ
2)生産計画の候補は発生できる。その生産計画候補の
例XとYをそれぞれ図8、図9に示す。なお、本例では
いずれの候補例とも設備A、Bに3チャージずつが振り
当てられているが、設備毎にチャージ数の偏りがあって
も問題はない。ただ、そのような生産計画候補は後記す
る図10に示す生産計画の評価によって低い評価とな
り、最終的な計画として採用される確率は低い(図3の
S4)。
【0021】図10は、生産計画評価手段において生産
計画候補を評価する手順を示すフローチャートである。
評価の手順として、まずステップ1ではそれぞれの品種
のチャージが何日目に完成するかを計算する。例えば、
生産計画候補Xの場合、設備Bの1番目に割り当てられ
た品種2のチャージは製造開始後15時間後に完成する
(図5より明らか)。設備Bの2番目に割り当てられた
品種2のチャージは1番目のチャージ完成から0時間後
(図6より)に製造が開始でき、更にその15時間後
(図5より)に完成する。つまり、最初から計算する
と、15+0+15=30時間後に完成する。更に同様
に設備Bの3番目に割り当てられた品種3のチャージは
2番目のチャージの完成から10時間後(図6より)に
製造が開始でき、更にその40時間後(図5より)に完
成する。つまり、最初から計算すると、15+0+15
+10+40=80時間後に完成する。
【0022】なお、本例では上工程2での中間製品5の
完成日を、評価計算を行なう上で次のように定義する。
上記例で80時間後にできた品種3のチャージは、日数
で数えると4日目に完成していることになる。しかし、
それを下工程3で利用するには時間的な猶予が必要なの
で、その翌日の5日目が評価計算上の完成日であると定
義する。つまり、評価計算を行なう際には常に1日を増
して考慮するものとする。
【0023】次に、ステップ2では各品種毎に発生する
仕掛り量、納期遅れ量を計算する。すなわち、上記のよ
うに、どのチャージが何日目に完成するかが決定すれ
ば、それらを品種毎にまとめることが容易にできる。図
11に生産計画候補Xの場合の各品種毎の中間製品の完
成日をまとめてグラフ化したものを示す。また、図4か
ら下工程3で中間製品5が必要となる日を図12に示
す。この2つの図の差を求めることにより、図13に示
すように、計画候補Xの場合の各種類の中間製品の仕掛
り量、納期遅れ量を求めることができる。例えば、品種
1は、2日目に10t完成しているがその日には利用さ
れないので2日目の仕掛りは10t、3日目に更に10
t製造され、依然利用はされないので、累積20t。そ
して、4日目には完成も利用も無いので仕掛りは増減せ
ず。5日目に5t利用するので仕掛りは15tに減り、
6日目に15t利用するので仕掛りは0になる。
【0024】同様にして、図14に生産計画候補Yの場
合の各品種毎の中間製品の完成日を、図15にその場合
の仕掛り量と納期遅れ量を示す。なお、下工程3で中間
製品5が必要となる日は上記と同じであり、図12に示
す通りである。
【0025】生産計画候補X、Yそれぞれの場合の全品
種の仕掛り量、納期遅れ量の計算(ステップ2)は各品
種毎のそれらの値を足すことで計算でき、図13から、
生産計画候補Xの場合の全品種の仕掛り量、納期遅れ量
は 品種1は仕掛り 65t×日(10+20+20+15) 納期遅れ 0t×日 品種2は仕掛り 35t×日(10+10+10+5) 納期遅れ 0t×日 品種3は仕掛り 0t×日 納期遅れ10t×日(5+5) 仕掛り合計 100t×日 遅れ合計 10t×日 図15から、生産計画候補Yの場合の全品種の仕掛り量、納期遅れ量は 品種1は仕掛り 25t×日(10+15) 納期遅れ 0t×日 品種2は仕掛り 0t×日 納期遅れ15t×日(10+5) 品種3は仕掛り 5t×日(5) 納期遅れ 5t×日(5) 仕掛り合計 30t×日 遅れ合計 20t×日 と計算できる。
【0026】次に、ステップ3では各品種の仕掛り量、
納期遅れ量から評価指標を計算する。その評価指標であ
るが、以下の形の評価指標(F1)となる。 F1=f1(x1)+f2(x2) F1:評価指標 x1:納期遅れ数(t×日) x2:仕掛り数(t×日) 最も簡単な形として、f1(x1)=α1×x1,f2
(x2)=α2×x2を考える。この場合評価指標は、
納期遅れの合計、仕掛り発生の合計に係数を掛けて足し
た値となる。
【0027】従来の生産計画決定方法のように、納期遅
れを重要視するのであれば、α1=10、α2=1とし
て計算すればよく、その場合は生産計画候補Xの評価指
標は200、生産計画候補Yの評価指標は230とな
り、生産計画候補Yの評価が高くなる。逆に、仕掛り発
生を少なく抑えたければ、α1=1、α2=10として
計算すればよく、その場合は生産計画候補Xの評価指標
は1010、生産計画候補Yの評価指標は320とな
り、生産計画候補Xの評価が高くなる(図3のS5)。
【0028】続いて、生産計画選択手段14において
は、上述した如くして求めた評価指標値を基にこれまで
で最良の評価指標値か否かを判断し(図3のS6)、最
良であればその値を更新し、その生産計画候補を記憶す
る(図3のS7)とともに、所定の数の生産計画候補の
評価を終了するまでS4からS7を繰り返す(図3のS
8)。繰り返し後の最良の生産計画候補が選択され生産
計画が作成される(図3のS9)。
【0029】なお、生産計画選択手段14における選択
方法であるが、上記のように生産計画候補を何回か作成
してその中で最も良い評価指標を得た解候補を選択して
もよいが、(a)計算時間に制限を設けて、その時間内
に見つかった最も良い評価指標を得た解候補を選択す
る。(b)最初の解からの評価指標の改善度合いを計算
し、それが一定の値を超えた場合の解候補を選択する。
(c)解候補作成方法と連携し、近傍探索法、タブーサ
ーチ、SA法、GA法などの探索アルゴリズムを利用す
る。等のいずれの選択方法によってもよい。
【0030】図16は、本発明(請求項2)の生産計画
作成システムの構成を示す説明図であって、上記図2に
示す例の生産計画作成システムの構成において、記憶装
置15に、種類別された中間製品に互換性がある場合
に、その互換性可能を記憶する互換性データ記憶手段1
9を更に備える外は、上記図2に示す例の生産計画作成
システムの構成と同じ構成のものである。以下の説明で
は、その互換性データを中心に具体的な説明を行なう。
【0031】図17に片方向の互換性データの例を示
す。図17の示すところは、中間製品5の品種3は品種
1を用いてもよいこと、及び、品種1と品種2にはその
ような品種がないことを示している。
【0032】上記のような品種間の互換性がある場合、
図4に示した各中間製品の日毎の利用予定数は図18に
示す利用予定数と考えることができる。図4と図18を
比較して分かるように、図4における品種3の必要量を
品種1に足したものが図18である。そして、図12の
グラフは図19に対応する。同様に考えれば、図8で示
した生産計画候補Xは図20で示す生産計画候補X’
と、図9で示した生産計画候補Yは図21で示す生産計
画候補Y’と同等となる。それぞれの場合の中間製品の
完成日は図22、図23となる。そして、図11、図1
4に対応するものが図24、図25となる。
【0033】これらを利用すれば、上記例の場合と同様
の要領で生産計画候補X’、Y’の場合の仕掛り量、納
期遅れ量を求めることができる。生産計画候補X’の場
合を図26に、生産計画候補Y’の場合を図27にそれ
ぞれ示す。
【0034】総合的な仕掛り量と納期遅れ量をそれぞれ
の候補の場合について計算すると、図26から、生産計
画候補X’の場合は 品種1は仕掛り 55t×日(5+15+20+15) 納期遅れ 0t×日 品種2は仕掛り 35t×日(10+10+10+5) 納期遅れ 0t×日 仕掛り合計 90t×日 遅れ合計 0t×日 図27から、生産計画候補Y’の場合は 品種1は仕掛り 40t×日(5+20+15) 納期遅れ 5t×日 品種2は仕掛り 15t×日 納期遅れ 0t×日 仕掛り合計 55t×日 遅れ合計 5t×日 と計算できる。
【0035】生産計画候補X’は上記例の生産計画候補
Xの場合と比べて、仕掛りも納期遅れも10tずつ減少
するが、生産計画候補Y’は上記例の生産計画候補Yと
比べると仕掛りは25t増加し、納期遅れは15t減少
している。
【0036】このように、片方向の互換性の概念を導入
すると仕掛り量、納期遅れ量が異なってくる。納期遅
れ、仕掛りに付ける重みを変更した場合には選択される
候補(=よりよいと評価される候補)もそれを反映する
ことができる。図28に4種の生産計画候補の仕掛り
量、納期遅れ量をまとめて示す。
【0037】次に、上記のように品種間の互換性を考慮
した場合の評価指標を示す。現実的に考えると、品種3
が品種1で置き換えが可能である場合、品種3の方が品
種1よりも安くできる場合が多い(そうでなければ、品
種3は品種1に比べてコストも高く利用価値が少ない品
種となり、存在意義がない)。つまり、置き換えによっ
てコストが発生すると考えた方が妥当であるので、評価
関数を以下の形とする。 F2=f1(x1)+f2(x2)+f3(x3) F2:評価指標 x1:納期遅れ数(t×日) x2:仕掛り数(t×日) x3:片方向の互換性を考慮して置き換えた品種のt数 最も簡単な形として、f1(x1)=α1×x1,f2
(x2)=α2×x2,f3(x3)=α3×x3を考
える。この場合、解X,解Yの評価の際にはx3=0、
解X’,解Y’の評価の際にはx3=20となる。
【0038】例えば、納期遅れを絶対に出したくない場
合にはα1=100、α2=α3=1として解を選択す
ればよい。そうすると、納期遅れが0t×日である解
X’が選択されることになる。
【0039】品種3の品種1への置き換えコストが非常
に高い場合には重みα3の値を大きくすることになる。
例えば、α3=100、α1=α2=1として計算すれ
ば品種間の片方向の互換性があってもX’,Y’は解と
して選択されることはなくなる。
【0040】また、上記X’,Y’の例では全ての品種
3を品種1に変更したが、一部の品種3を変更する場合
も考えられる。そのような場合にも上記の考え方で評価
関数を求めることができるのは明らかである。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る生産
計画作成システムによれば、仕掛り量と納期遅れ量をど
のとうな比率で重視するかに応じた生産計画の作成が可
能となる(請求項1)。また、下工程での片方向の互換
性での概念を利用した上で、仕掛り量と納期遅れ量をど
のとうな比率で重視するかに応じた生産計画の作成が可
能となる(請求項2)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明例の生産ラインの説明図である。
【図2】本発明の実施形態の生産計画作成システムの構
成を示す説明図である。
【図3】本発明の実施形態の生産計画作成システムの動
作を説明するフローチャートである。
【図4】利用予定データ記憶手段に登録してある利用予
定データの例を示す図表である。
【図5】必要時間データ記憶手段に登録してある必要時
間データの例を示す図表である。
【図6】段取り時間データ記憶手段に登録してある段取
り時間データの例を示す図表である。
【図7】生産計画候補発生手段において生産計画候補を
作成する手順を示すフローチャートである。
【図8】生産計画候補Xの場合の図表である。
【図9】生産計画候補Yの場合の図表である。
【図10】生産計画評価手段において生産計画候補を評
価する手順を示すフローチャートである。
【図11】生産計画候補Xの場合の各品種毎の中間製品
の完成日をまとめてグラフ化した説明図である。
【図12】図4を基に下工程で中間製品が必要となる日
をグラフ化した説明図である。
【図13】生産計画候補Xの場合の各種類の中間製品の
仕掛り量、納期遅れ量をグラフ化した説明図である。
【図14】生産計画候補Yの場合の各品種毎の中間製品
の完成日をまとめてグラフ化した説明図である。
【図15】生産計画候補Yの場合の各種類の中間製品の
仕掛り量、納期遅れ量をグラフ化した説明図である。
【図16】本発明の別の実施形態の生産計画作成システ
ムの構成を示す説明図である。
【図17】片方向の互換性データの例を示す図表であ
る。
【図18】片方向の互換性を考慮した利用時間データの
例を示す図表である。
【図19】図18を基に下工程で中間製品が必要となる
日をグラフ化した説明図である。
【図20】生産計画候補X’の場合の図表である。
【図21】生産計画候補Y’の場合の図表である。
【図22】生産計画候補X’の場合の各中間製品の完成
日を示す図表である。
【図23】生産計画候補Y’の場合の各中間製品の完成
日を示す図表である。
【図24】生産計画候補X’の場合の各品種毎の中間製
品の完成日をまとめてグラフ化した説明図である。
【図25】生産計画候補Y’の場合の各品種毎の中間製
品の完成日をまとめてグラフ化した説明図である。
【図26】生産計画候補X’の場合の各種類の中間製品
の仕掛り量、納期遅れ量をグラフ化した説明図である。
【図27】生産計画候補Y’の場合の各種類の中間製品
の仕掛り量、納期遅れ量をグラフ化した説明図である。
【図28】生産計画候補XとY及び生産計画候補X’と
Y’のそれぞれの仕掛り量、納期遅れ量を示す図表であ
る。
【符号の説明】
1:生産ライン 2:上工程
3:下工程 4:原料 5:中間製品
6:製品 11:中央処理装置 12:生産計画候補発生手段 13:生産計画評価手段 14:生産計画選択手段
15:記憶装置 16:利用予定データ記憶手段 17:必要時間デ
ータ記憶手段 18:段取り時間データ記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北野 貴之 山口県下関市長府港町14番1号 株式会社 神戸製鋼所長府製造所内 Fターム(参考) 5B049 AA02 BB07 CC21 CC32 EE00 EE31

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の中間製品を製造する上工程と
    これら複数種類の中間製品を用いて製品を製造する下工
    程との間における生産計画を作成する生産計画作成シス
    テムであって、中間製品の種類別の利用予定日と利用予
    定量を記憶する利用予定データ記憶手段と、上工程にお
    ける中間製品の種類毎の製造の最小単位量とその最小単
    位量の各中間製品を製造するのに要する時間を記憶する
    必要時間データ記憶手段と、上工程において製造される
    中間製品が変更される場合の段取りに必要な時間を変更
    前後の中間製品の組み合わせ毎の必要時間として記憶す
    る段取り時間データ記憶手段と、生産計画候補を発生さ
    せる生産計画候補発生手段と、発生された生産計画候補
    で生産した場合の納期遅れ量及び利用待ち中間製品発生
    量を、前記利用予定データ記憶手段、前記必要時間デー
    タ記憶手段及び段取り時間データ記憶手段に納められた
    データを用いて求め、求められた納期遅れ量及び利用待
    ち中間製品発生量から前記生産計画候補の評価値を求め
    る生産計画評価手段と、前記生産計画候補発生手段で生
    産計画候補を発生させ、前記生産計画評価手段で発生さ
    せた生産計画候補の評価値を求めることを繰り返し、発
    生させた所定の数の生産計画候補の中から、その評価値
    が最良である生産計画候補を、採用すべき生産計画とし
    て選び出す生産計画選択手段とを、備えてなることを特
    徴とする生産計画作成システム。
  2. 【請求項2】 種類別された中間製品に互換性がある場
    合に、その互換性可能を記憶する互換性データ記憶手段
    を更に備えるとともに、生産計画評価手段において生産
    計画候補で生産した場合の納期遅れ量及び利用待ち中間
    製品発生量を求める際に、その互換性データ記憶手段に
    納められたデータを、利用予定データ記憶手段、必要時
    間データ記憶手段及び段取り時間データ記憶手段に納め
    られたデータと共に用いてなる請求項1に記載の生産計
    画作成システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011233061A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Jfe Steel Corp 生産対象範囲設定装置および生産対象範囲設定方法
JP2014085930A (ja) * 2012-10-25 2014-05-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 生産計画生成装置、生産計画生成方法、プログラム、及び記録媒体
JP2014170411A (ja) * 2013-03-04 2014-09-18 Jfe Steel Corp 仕掛在庫量予測装置および仕掛在庫量予測方法

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