JP7284687B2 - マッピングシステム及びマッピング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、業務課題を具体化し、業務プロセスのオブジェクトへ関連付けるマッピングシステムに関する。
社会課題を解決するイノベーションを実現するために、デジタル技術を用いたソリューションを開発し、顧客提案を進めている。デジタルソリューションを顧客へ導入するためには、顧客が当該ソリューションの価値を認識する必要がある。このため、顧客業務を十分に理解し、ソリューションが解決するべき本質的な業務課題を特定することが重要となる。そのための一つの方法として業務モデリングがある。業務モデリングとは、例えばITシステムの上流開発工程において、開発対象の業務プロセスを特定の記法に従って書き下し、業務を見える化する技法である。業務プロセスとは、業務目的を達成するための構造化された一連のタスク群であり、いつ誰がどの情報を使ってどの順序でタスク(作業)を進めるかを表現するものである。部門や業務担当者の業務プロセスを記述することで、業務課題を特定できる。
このための背景技術として、特開2009-187295号(特許文献1)がある。この公報には、業務識別子に対応して該当する場合には時間及び業務の成否を含む予め定められたデータから、同一業務識別子に係るデータを時系列に集約することによって業務プロセスインスタンスを生成し、ユーザから、注目業務プロセスインスタンスの指定及び当該注目業務プロセスインスタンスを構成する2つの注目イベントを受け付け、注目業務プロセスインスタンスにおける上記2つの注目イベント間のパスを代替するパスを有する業務プロセスインスタンスを抽出し、業務の成否のデータを含む所定のデータを抽出し、同一業務プロセスインスタンス毎に集約して代替業務プロセスとして特定し、代替業務プロセスに該当する業務識別子に対応する業務の成否のデータを抽出し、代替業務プロセスについての業務の成功率を算出する業務プロセス分析方法が記載されている。
特開2009-187295号公報
前述した特許文献1に記載された業務プロセス分析方法では、業務プロセスについて蓄積したデータに基づいて、既存の業務プロセスを代替する業務プロセスについての業務の成功率を算出する。これにより、業務プロセスについて効果的な改善策を抽出することを実現する。しかし、現行の業務プロセスの変更又は新規に作成した業務プロセスの成功率(業務プロセスがパスとして成立しているかを示す指標)の算出を対象としているために、業務プロセスを用いた業務課題の特定が困難であり、業務課題の解決策の立案が困難である。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、マッピングシステムであって、所定の演算処理を実行する演算装置と、前記演算装置がアクセス可能な記憶装置とを有する計算機によって構成され、前記記憶装置は、課題と業務プロセス中のオブジェクトの識別情報とを関連付けて保持する業務課題情報格納部を有し、前記演算装置は、課題の情報を受け付け、業務課題情報格納部を参照し、前記受け付けた課題が顕在化する業務プロセスのオブジェクトが不明である場合、前記受け付けた課題と類似する課題が顕在化する業務プロセスのオブジェクトを候補として抽出する。
本発明の一態様によれば、業務プロセス外から抽出した業務課題を業務プロセスと対応付けることができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明によって明らかにされる。
業務課題の具体化及び業務プロセスへのマッピングシステムのシステム構成図である。 業務課題の具体化及び業務プロセスへのマッピングシステムのハードウェア構成図である。 業務課題の具体化及び業務プロセスへのマッピングシステムの全体処理シーケンスである。 本発明の一実施例における業務課題情報を検索する流れを示すフロー図である。 本発明の一実施例において予め登録されている業務課題情報を更新する流れを示すフロー図である。 本発明の一実施例における業務プロセス情報格納部のテーブル構成である。 本発明の一実施例におけるタスク情報格納部のテーブル構成である。 本発明の一実施例における成果物情報格納部のテーブル構成である。 本発明の一実施例における部門・アクタ情報格納部のテーブル構成である。 本発明の一実施例における分岐情報格納部のテーブル構成である。 本発明の一実施例における接続情報格納部のテーブル構成である。 本発明の一実施例における業務課題情報格納部のテーブル構成である。 本発明の一実施例における発話者情報格納部のテーブル構成である。 本発明の一実施例において、業務課題を1対1対応でマッピングした場合のイメージ図である。 本発明の一実施例において、業務課題を複数のマッピング先候補に対応づけた場合のイメージ図である。 本発明の一実施例において、業務課題の業務プロセスへのマッピングがない場合のイメージ図である。 本発明の一実施例における業務プロセス(保険商品開発業務)のイメージ図である。
以下、本発明の一実施例として、バリューチェーンに基づいて導出した業務課題を具体化し、業務プロセスにマッピングするためのシステムについて説明する。
図1に本実施例のシステムの構成図を示す。図1に示すように、本実施例のシステムは、業務課題マッピング端末1と業務プロセス・業務課題管理システム2を含んで構成される。業務課題マッピング端末1は、業務課題をマッピングする業務プロセス中のオブジェクトの探索結果を表示し、探索結果に含まれるオブジェクトの選択を受け付ける端末側業務課題マッピング部101と、システムと通信を行う端末側情報送受信部102とを有する。業務プロセス・業務課題管理システム2は、業務課題と業務プロセスの対応関係を検索し検索結果を蓄積する。
本実施例では、保険業の商品開発業務を対象とした業務プロセスを例にして説明するが、本発明は保険業に限るものではなく、業種を問わず業務課題を業務プロセスにマッピングする場合に適用できる。
まず、業務プロセスについて説明する。業務プロセスの表記法としては複数存在し、例えば、国際標準化団体OMGが策定しているBPMN(Business Process Model and Notation)等がある。本実施例では、表記法としてBPMNを採用した例を説明するが、本発明は業務プロセスを記述するために一般的に必要とされるタスク、成果物、スイムレーン(部門・アクタ)、分岐、接続の情報を表現できれば、様々な業務プロセスの表記法に適用できる。
図17に業務プロセスの一例として、金融保険業の保険商品開発業務の業務プロセスを示す。業務プロセスの構成要素は、業務プロセス、タスク、成果物、スイムレーン、分岐、及び接続である。なお、図中のオブジェクトの形状及び意味についてはBPMNに準拠しているので、説明を省略する。
以下、この背景に基づいて、業務課題の具体化及び業務プロセスへのマッピングシステムについて説明する。
==実施例の概要==
本実施例では、まず、業務課題マッピング端末1が業務課題マッピング対象の業務プロセスを業務プロセス・業務課題管理システム2に問い合わせる。業務プロセス・業務課題管理システム2は、問い合わせに合致する業務プロセスを検索し、検索結果を業務課題マッピング端末1に送信する。業務課題マッピング端末1は、検索された業務プロセスを表示し、業務課題のマッピング候補を特定するための発話者情報と入力受付された業務課題情報とに基づいて業務課題検索クエリを作成し、業務プロセス・業務課題管理システム2に送る。業務プロセス・業務課題管理システム2は、蓄積されている業務課題を業務課題検索クエリを用いて検索し、業務課題マッピング端末1に表示されている業務プロセス中に特定された業務課題をマッピングするオブジェクトの候補を検索し、業務課題マッピング端末1に送信する。業務課題マッピング端末1は、業務課題マッピング先の業務プロセス中のオブジェクト候補を表示し、受け付けた業務課題マッピング結果を業務プロセス・業務課題管理システム2に送信する。業務プロセス・業務課題管理システム2は、蓄積されている業務課題情報を更新する。
本システムでは、業務課題マッピング端末1と業務プロセス・業務課題管理システム2とが、通信ネットワーク3で接続されている。なお、複数の業務課題マッピング端末1を通信ネットワーク3を経由して業務プロセス・業務課題管理システム2に接続されてもよい。本実施例では、業務課題マッピング端末1、業務プロセス・業務課題管理システム2は、各々異なるコンピュータシステム内に配置され、それぞれが遠隔に配置されて運用する場合を説明する。通信ネットワーク3は、LAN、インターネット、他の任意の有線や無線を使ったネットワークでよい。業務課題マッピング端末1及び業務プロセス・業務課題管理システム2の各々は、演算処理のためのCPUと、データを記憶するための不揮発記憶装置(例えばHHD、SSD等)と、ネットワークを介して外部機器と通信するための通信装置とを有するコンピュータである。
==ハードウェア構成==
図2に、業務プロセス・業務課題管理システム2に用いられるコンピュータの典型的なハードウェア構成を示す。図示する構成のコンピュータは、業務課題マッピング端末1としても用いられる。図2に示すように、業務プロセス・業務課題管理システム2は、CPU2001、メモリ2002、記憶装置2003、通信インタフェース2004、記録媒体読取装置2005、記録媒体2006、入力装置2007、及び出力装置2008を有する。
CPU2001は、メモリ2002に格納された、業務プロセス・業務課題管理システム2の各種機能を実現するプログラム2009を実行する。記録媒体読取装置2005は、記録媒体2006に記録されているプログラムやデータを読み取るための装置である。記録媒体2006から読み取られたプログラムやデータはメモリ2002に格納される。従って、例えば、CPU2001は、非一時的記憶媒体である不揮発性の記録媒体2006からプログラム2009を読み取り、メモリ2002に記憶して実行する。記録媒体2006としては、例えばCD-ROM、DVD-ROM、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、半導体メモリ、磁気テープ等を用いることができる。記録媒体読取装置2005は、業務プロセス・業務課題管理システム2に内蔵されても、外付けされてもよい。入力装置2007は、オペレータ等による業務プロセス・業務課題管理システム2へのデータ等の入力を受け付けるための装置であり、例えばキーボードやマウス、マイク等が用いられる。出力装置2008は、プログラムの実行結果を外部に出力するための装置であり、例えばディスプレイ、プリンタ、スピーカ等が用いられる。通信インタフェース2004は、通信ネットワーク3に接続し、業務課題マッピング端末1や他の装置との間で通信する装置である。
業務プロセス・業務課題管理システム2は、物理的に一つの計算機上で、又は、論理的又は物理的に構成された複数の計算機上で構成される計算機システムであり、複数の物理的計算機資源上に構築された仮想計算機上で動作するものでもよい。
図1に示す業務プロセス分類情報格納部207、タスク情報格納部208、成果物情報格納部209、部門・アクタ情報格納部210、分岐情報格納部211、接続情報格納部212、業務課題情報格納部213、及び発話者情報格納部214は、メモリ2002に格納され、CPU2001が実行するプログラムによって実現される。データは、入力装置2007を介して各コンピュータに入力される。
==業務課題マッピング端末1==
図1の業務課題マッピング端末1において、端末側業務課題マッピング部101は、業務課題の業務プロセスへのマッピング先候補を描写・編集する画面の表示、マッピング候補の選択を受け付け、及び修正を受け付ける画面の表示などの機能を有する。
端末側情報送受信部102は、業務プロセス情報及び業務課題のマッピング情報を業務プロセス・業務課題管理システム2のシステム側情報送受信部201へ送信し、業務プロセス・業務課題管理システム2のシステム側情報送受信部201から、業務プロセスの検索結果や業務課題のマッピング結果を受信する機能を有する。
==業務プロセス・業務課題管理システム2==
図1の業務プロセス・業務課題管理システム2において、業務プロセス分類情報格納部207は、図6に示すように業務プロセスに関する情報として業務プロセスが属するバリューチェーンの情報を記録しており、業務プロセスID、バリューチェーン分類、バリューチェーン、及び業務プロセスを格納しする。
タスク情報格納部208は、図7に示すように、タスクID、タスク名、参照業務プロセスID、及び参照アクタIDを格納する。タスク情報格納部208に記録されるタスクは、参照業務プロセスIDで特定されるプロセスにおいて、参照アクタIDで特定される人物が抱えている。
成果物情報格納部209は、図8に示すように、成果物ID、成果物名、成果物の概要、参照業務プロセスID、及び参照アクタIDを格納する。成果物情報格納部209に記録される成果物は、参照業務プロセスIDで特定されるプロセスにおいて、参照アクタIDで特定される人物が作成する。
部門・アクタ情報格納部210は、図9に示すように、部門ID、部門名、アクタID、及びアクタ名を格納する。部門・アクタ情報格納部210に記録される部門では、アクタIDで特定される人物が業務を行っている。
分岐情報格納部211は、図10に示すように、プロセスにおけるオブジェクトの連鎖の分岐の情報が記録され、分岐ID、分岐名、分岐条件、分岐前のオブジェクト、及び分岐後のオブジェクトを格納する。
接続情報格納部212は、図11に示すように、オブジェクト間を接続するコネクタの情報が記録され、コネクタID、始点のオブジェクト、及び終点のオブジェクトを格納する。
業務課題情報格納部213は、図12に示すように、業務課題ID、業務課題内容、及び当該業務課題は「だれが」、「いつ」抱える課題であるかを示す情報を格納する。「だれが」については、参照部門ID、参照アクタID、及びアクタ選択率、つまり当該業務課題が業務プロセス・業務課題管理システム2によってどの程度検索、表示され、本システムのユーザによって表示されたアクタに対してマッピングされたかを表す確率を格納する。なお、業務課題情報格納部213には、参照部門ID及び参照アクタIDの両方が格納されるとよいが、参照部門ID及び参照アクタIDの一方のみが格納されてもよい。
「いつ」については、参照タスクID、タスク選択率、参照成果物ID、成果物選択率、参照分岐ID、分岐選択率、参照接続ID、及び接続選択率を格納する。「いつ」に格納される情報は、業務課題に関連するタスク、成果物、分岐、接続などの要素に関するものである。業務課題情報格納部213は、全てのレコードが業務課題をマッピングするために十分な情報を保持しているとは限らない。例えば、図12の業務課題IDがI002の「過去に謝絶したユーザのデータがないため、見込み客を査定するデータに偏りがある」という業務課題は「いつ」のカラムが全てブランクであるため、マッピングするためにデータを追記する必要がある。
ユーザによって新しく作成される業務課題には、新たなレコードを作成し、テーブルを更新できるように構成するとよい。
発話者情報格納部214は、図13に示すように、発話者ID、参照部門ID、及び参照アクタIDを格納する。発話者情報格納部214に該当する部門やアクタの情報が不足している場合、又はユーザによって新たな発話者情報を登録する場合には、新たな発話者IDを付与したレコードを作成し、テーブルを更新できる。
システム側情報送受信部201は、業務課題マッピング端末1から業務プロセスの問い合わせ情報、発話者登録情報、業務課題検索クエリによる業務課題の検索情報、及び業務課題のマッピング結果情報を受信し、業務課題マッピング端末1へ業務プロセスの検索結果、業務課題情報検索結果、及び業務課題マッピング候補情報を送信する機能を有する。
業務プロセス情報検索部202は、業務課題マッピング端末1から受信した業務プロセスの問い合わせ情報に基づいて、該当する業務プロセス及び業務プロセスを表現するために必要なオブジェクト情報を検索する機能を有する。
業務課題検索部203は、業務課題マッピング端末1から受信した業務課題の問い合わせ情報に基づいて、業務課題情報格納部213を検索する機能を有する。
業務課題登録部204は、業務課題検索部203による業務課題検索の結果、該当する業務課題情報がない場合に、業務課題マッピング端末1から受信した業務課題の問い合わせ情報に基づいて、新たな業務課題を作成し、業務課題情報格納部213を更新する機能を有する。
システム側業務課題マッピング部205は、業務課題検索部203による業務課題検索の結果特定された任意の業務課題を、業務プロセス情報検索部202が検索した任意の業務プロセス中の特定のオブジェクトに対してマッピングする機能を有する。
発話者情報登録部206は、発話者情報格納部214に格納されている発話者IDと部門、アクタの情報が不足している場合において新規の発話者情報を登録し、発話者情報格納部214に格納する機能を有する。
==システム処理の概要==
図3は、業務課題の具体化及び業務プロセスへのマッピングの流れを示すフローチャートである。また、図3に示す処理は、業務課題マッピング端末1、業務プロセス・業務課題管理システム2の各々においてCPUがプログラムを実行することにより実現される。
処理S101からS106は業務課題マッピング端末1で実行される処理であり、処理S201から処理S204は業務プロセス・業務課題管理システム2で実行される処理である。
==業務プロセス検索==
業務プロセス検索処理では、バリューチェーンに基づいて導出された業務課題を業務プロセス上の対応するオブジェクトにマッピングするために、業務課題と対応する業務プロセスを検索し、表示する。
<処理S101>
業務課題マッピング端末1の端末側情報送受信部102は、バリューチェーンに基づいて導出した業務課題をマッピングする業務プロセスの問い合わせ指示をユーザから受け付け、該当する業務プロセスの問い合わせ情報を業務プロセス・業務課題管理システム2に送信する。
<処理S201>
業務プロセス・業務課題管理システム2の業務プロセス情報検索部202は、業務プロセス分類情報格納部207の「バリューチェーン分類」と「バリューチェーン」を「業務プロセス」を走査し、業務プロセスの問い合わせに合致する業務プロセスIDを抽出し、抽出された業務プロセスIDの業務プロセスに含まれるタスク、成果物、スイムレーン、分岐、接続を、タスク情報格納部208、成果物情報格納部209、部門・アクタ情報格納部210、分岐情報格納部211、接続情報格納部212から、各々抽出し、システム側情報送受信部201経由で端末側情報送受信部102に送信する。
<処理S102>
業務課題マッピング端末1の端末側情報送受信部102は、業務プロセス・業務課題管理システム2より受信した業務プロセスを出力装置2008に出力し、業務プロセスを表示する。
==業務課題マッピング==
業務課題マッピング処理では、ユーザが選択した業務プロセスに対して、業務プロセス・業務課題管理システム2で管理する業務課題を検索し特定して、前記業務プロセスの該当するオブジェクトにマッピングする。
<処理S103>
業務プロセス・業務課題管理システム2は、業務課題に関連付けられるユーザ(例えば、業務課題に関する発話をしたユーザ)を、発話者情報格納部214に登録されている発話者情報より選択し、発話者IDを端末側情報送受信部102に送信する。業務課題に関連付けられるユーザが発話者情報格納部214に含まれていない場合には、業務課題に関連付けられるユーザを業務課題マッピング端末1に問い合わせる。業務プロセス・業務課題管理システム2の発話者情報登録部206が業務課題マッピング端末1の端末側情報送受信部102より発話者情報を受け付け、ユーザの「部門」と「アクタ」情報を発話者情報格納部214に格納する。
<処理S104>
業務課題マッピング端末1は、ユーザによる音声入力情報又はテキスト入力情報を受け付け、受け付けた音声入力情報又はテキスト入力情報に基づいて、業務プロセス・業務課題管理システム2の業務課題検索部203によって業務課題情報格納部213に含まれる業務課題を検索するための検索クエリを作成する。ここで業務課題の入力受付方法としては、検索クエリを作成できれば、音声入力及びテキスト入力に限らず、それ以外の方法でもよい。検索クエリを作成するために入力された音声入力情報又はテキスト入力情報が例えば、「保険商品開発のためには定量、定性なデータを多く収集し、商品の仕様設計のためのエビデンスを集める必要があるが、外部データ収集するためのコストが多くかかっている。」という場合には、入力情報を形態素解析によって単語に分解し、「定量」「定性」「商品の仕様設計」「エビデンス」「集める」「外部データ」「収集」「コスト」を検索ワードとした検索クエリを作成する。
<処理S202>
業務プロセス・業務課題管理システム2は、処理S104で作成された検索クエリに従って、業務課題を検索し、特定する。処理S202の詳細を、図4を用いて説明する。
<処理S2021>
業務プロセス・業務課題管理システム2は、処理S104で作成された検索クエリを受け取る。
<処理S2022>
受け取った検索クエリを用いて、業務課題情報格納部213を検索する処理について説明する。業務課題検索部203は、検索クエリを用いて業務課題情報格納部213の「課題内容」のカラムをキーワード検索する。検索クエリと業務課題情報格納部213の「課題内容」のカラムに記述されている情報のうち最も一致した業務課題を抽出する。例えば、処理S104で述べた検索クエリを用いると、「外部データ」「コスト」という検索クエリによりI005「外部データの購入コストが大きい」という業務課題が抽出される。このように、一つ以上の業務課題がヒットする場合には処理S2024を実行する。業務課題が一つもヒットしない場合には、処理S2023を実行する。
<処理S2023>
業務課題検索部203は、入力された業務課題のテキスト情報に、新たに業務課題IDを付与し、業務課題情報格納部213の「課題内容」に格納して、新たに業務課題を作成する。
<処理S2024>
業務課題検索部203は、業務課題をマッピングする業務プロセス中のオブジェクトが一義に定まるかを判定するために、業務課題情報格納部213の各レコードにおいて「だれが」と「いつ」のカラムが一つ以上のデータを保持しているかを判定する。例えば、図12に示す業務課題情報格納部213において、業務課題IDがI005「外部データの購入コストが大きい」という業務課題は「だれが」の参照部門ID及び参照アクタIDのカラムにデータが格納されており、「いつ」の参照タスクIDのカラムにデータが格納されているため、業務プロセス中の特定のオブジェクト(タスクIDがT0001のタスク)にマッピング可能である。その場合、処理S20209を実行する。一方、例えば、業務課題IDがI002の「過去に謝絶したユーザのデータがないため、見込み客を査定するデータに偏りがある」という業務課題は、「いつ」のカラムの全てがブランクであるため、マッピング対象の業務プロセス中のオブジェクトが定まらない。その場合、処理S2025を実行する。
<処理S2025>
業務課題検索部203は、業務課題情報格納部213の「だれが」の参照部門ID及び参照アクタIDのいずれかに値があるかを判定する。参照部門ID及び参照アクタIDの両方がブランクであれば、業務課題を抱える部門やアクタが不明なので、処理S2026を実行する。業務課題情報格納部213の「だれが」の参照部門ID及び参照アクタIDの少なくとも一方に値がある場合には、処理S2027を実行する。
<処理S2026>
業務課題検索部203は、業務課題情報格納部213の「だれが」の参照部門ID及び参照アクタIDの両方がブランクである、つまり業務課題を抱える部門やアクタが不明である場合、ブランクとなっている「誰が」の値を、図3の処理S103に示す発話者情報を用いて、課題を入力した人で補完する。
<処理S2027>
業務課題検索部203は、業務課題情報格納部213の「いつ」の参照タスクID、参照成果物ID、参照分岐ID、及び参照接続IDのいずれかに値があるかを判定する。これらのカラムの一つ以上に値がある、つまり業務課題をマッピング可能な一つ以上のオブジェクトが業務プロセス中に存在する場合、処理S2029を実行する。業務課題情報格納部213の「いつ」の参照タスクID、参照成果物ID、参照分岐ID、参照接続IDの全てがブランク、つまり業務課題をマッピングするオブジェクトが業務プロセス中で定まらない場合には処理S2028を実行する。なお、業務課題IDがI004のデータように、参照アクタIDによって「いつ」の値の有無が異なる場合、処理S2027ではアクタ毎に判定するとよい。
<処理S2028>
業務課題検索部203は、業務課題をマッピングするためのオブジェクトを業務プロセス中で定める。このため、業務課題情報格納部213の「いつ」のカラムに値があるかを判定する。例えば、図12に示す業務課題情報格納部213の業務課題IDがI002の「過去に謝絶したユーザのデータがないため、見込み客を査定するデータに偏りがある」という業務課題は、「いつ」のカラムに値が存在しない。この場合、前記業務課題を業務プロセス中の特定のオブジェクトにマッピングできないために、業務プロセス中のマッピング対象となるオブジェクト候補を業務課題マッピング端末1に送信するための情報を作成する。
<処理S2029>
業務課題検索部203は、業務課題マッピング候補と、業務プロセス中のマッピング対象となるオブジェクト候補を業務課題マッピング端末1に送信するための情報を作成する。なお、マッピング候補が見つからなかった場合、「マッピング候補なし」を送信するための情報を作成するとよい。
<処理S203>
図3に戻って説明を続ける。処理S203では、S202で検索され、特定された業務課題マッピング候補と業務プロセス中のマッピング対象となるオブジェクト候補を業務課題マッピング端末1に送信する。
<処理S105>
業務課題マッピング端末1は、処理S203で受信した業務課題のマッピング対象である業務プロセス中のオブジェクトを出力装置2008に出力する。業務プロセス中のオブジェクトをハイライトするなどの異なる態様で表示する方法が考えられるが、マッピングする業務課題とマッピング対象となる業務プロセス中のオブジェクトが区別できれば、他の方法でもよい。ここでの業務課題のマッピングのパターンとしては、(1)図14に示すように、業務課題をマッピングするオブジェクトが一義に定まる場合と、(2)図15に示すように、業務課題のマッピング対象として業務プロセス中のオブジェクトが複数特定される場合と、(3)図16に示すように、業務課題をマッピングする業務プロセス中のオブジェクトが特定されない場合の三つがある。(1)及び(2)は過去にいずれかの業務プロセス中のオブジェクトにマッピングされた実績があり、(3)は過去にマッピングされた実績がない。それぞれの具体例について説明する。まず、(2)のケースは、例えば図12に示す業務課題情報格納部213の業務課題IDがI003の「事業性を判断する客観的な情報が不足している」という業務課題をマッピングする場合である。ここでは、課題のマッピング対象として「成果物:市場調査報告書」と「成果物:プロジェクト企画書」の二つが特定される。このため、図15に示すように、オブジェクトの選択率が合わせて表示され、ユーザによるマッピングの選択を受け付ける。また、(3)のケースでは、図12に示す業務課題情報格納部213の業務課題IDがI003の「過去に謝絶したユーザのデータがないため、見込み客を査定するデータに偏りがある」という業務課題をマッピングする場合である。この場合は、当該業務課題を抱える部門及びアクタは定まっているものの、過去にマッピングした実績がないため、業務プロセス中のどのオブジェクトに対して当該課題をマッピングするかが特定されていない。そのため、この場合は、図16に示すように当該業務課題を抱える部門とアクタとして、商品企画部の調査・企画担当のスイムレーンにあるオブジェクトをハイライトして表示する。
<処理S106>
業務課題マッピング端末1は、ハイライトした業務プロセス中のマッピング対象のオブジェクトについて、どのオブジェクトに対して業務課題をマッピングするかを表すユーザの選択を受け付ける。なお、ユーザの選択とは、例えば図14に示す「タスク:市場調査」を選択して「選択確定」のボタンを操作することである。
<処理S204>
処理S204は、図1の業務課題情報格納部213のデータを更新するために、処理S202の業務課題情報検索の結果及び処理S106の業務課題のマッピング結果を受けて、業務課題登録部204が実行する。処理S204の詳細を、図5を用いて説明する。
<処理S2041>
業務課題登録部204は、業務課題の検索結果と実際のマッピング結果の実績を確認し、図12の業務課題情報格納部213に示す、アクタ選択率、タスク選択率、成果物選択率、分岐選択率、及び接続選択率を更新するために、処理S202の業務課題情報検索の結果と処理S106の業務課題のマッピング結果を受け取る。ここで、業務課題情報格納部213の「だれが」のアクタ選択率は、そのアクタが選択された回数を当該業務課題が検索された回数で除した値である。また、業務課題情報格納部213の「いつ」の各種選択率、例えばタスク選択率は、そのタスクが選択された回数を当該業務課題かつ当該アクタが選択された回数で除した値である。
<処理S2042>
業務課題登録部204は、業務課題のマッピング対象となった業務プロセス中のオブジェクトIDが、業務課題情報格納部213の「だれが」と「いつ」の参照オブジェクトID、つまり参照部門ID、参照アクタID、参照タスクID、参照成果物ID、参照分岐ID、及び参照接続IDに格納されているかを判定する。業務課題のマッピング対象となる業務プロセス中のオブジェクトIDが、「だれが」と「いつ」の参照オブジェクトIDに格納されている場合は、処理S2044を実行する。当該オブジェクトIDが参照オブジェクトIDに格納されていない場合は、処理S2043を実行する。
<処理S2043>
業務課題登録部204は、業務課題のマッピング結果に基づいて、業務課題情報格納部213の値を更新する。例えば、図15に示すように、業務課題IDがI003「事業性を評価する客観的な情報が不足している」という業務課題が、ハイライトされているオブジェクトである成果物「市場調査報告書」と「プロジェクト企画書」ではなく、タスク「商品コンセプト策定」にマッピングされた場合、業務課題情報格納部213の業務課題IDがI003のレコードの参照タスクIDのカラムにT002を追加する。同様に、業務課題がS105で業務プロセス・業務課題管理システム2より提示されたオブジェクト以外にマッピングされた場合にも、業務課題情報格納部213の該当する値を更新する。
<処理S2044>
業務課題登録部204は、処理S2042と処理S2043の結果を受けて、業務課題情報格納部213における各種選択率を更新する。業務課題情報格納部213を走査し、マッピングした業務課題のレコードと選択率を更新するカラムを特定する。例えば、処理S2043で説明した業務課題IDがI003「事業性を評価する客観的な情報が不足している」という業務課題がタスク「商品コンセプト策定」にマッピングされた場合には、業務課題情報格納部213の業務課題IDがI003のレコードにおけるタスク選択率のカラムに1/5と値を追記する。
<処理S2045>
業務課題登録部204は、処理S2043の業務課題のマッピング結果に基づいて、業務課題情報格納部213の値の更新が完了しているかを判定する。業務課題情報格納部213においてマッピングした業務課題のレコードの全値を走査して、更新が完了している場合は、処理S2046を実行する。更新が完了していない場合は、処理S2042を実行する。
<処理S2046>
業務課題登録部204は、業務プロセスの任意のオブジェクトに対してマッピングした業務課題について、業務課題情報格納部213の選択率を更新する。業務課題のマッピング結果にあわせて登録されているデータの分母を更新する。例えば、業務課題IDがI003の「事業性を評価する客観的な情報が不足している」という業務課題がタスク「商品コンセプト策定」にマッピングされた場合では、業務課題情報格納部213の業務課題IDがI003レコードにおけるタスク選択率のカラムを1/6に更新し、ほかの業務課題の成果物選択率の値2/5、3/5の分母を2/6、3/6に更新する。
なお、過去に選択されておらず、画面に表示されていないオブジェクトを追加可能としてもよい。このため、追加すべきオブジェクトを入力する追加画面と、該追加画面を起動する追加ボタンを設けるとよい。
本実施例の業務プロセス・業務課題管理システム2では、業種毎の業務プロセスに従ってオブジェクトをマッピングするが、選択率が高いオブジェクトは複数の業種に共通するものであり、複数の業種の業務課題に関係する場合がある。このため、選択率が高いオブジェクトは業種を超えて、マッピングの選択肢として表示してもよい。
以上に説明したように、本実施例の業務プロセス・業務課題管理システム2は、所定の演算処理を実行する演算装置(CPU2001)と、演算装置がアクセス可能な記憶装置(メモリ2002、記憶装置2003)とを有する計算機によって構成され、記憶装置2003は、課題と業務プロセス中のオブジェクトの識別情報とを関連付けて保持する業務課題情報格納部213を有し、CPU2001(業務課題検索部203)は、課題の情報を受け付け(S2021)、業務課題情報格納部213を参照し、受け付けた課題が顕在化する業務プロセスのオブジェクトが不明である場合(S2027)、前記受け付けた課題と類似する課題が顕在化する業務プロセスのオブジェクトを候補として抽出する(S2028)。すなわち、バリューチェーンに基づいて抽出した業務課題の情報を受け付けたときに、当該業務課題を業務プロセス中の対応する箇所にマッピング可能なシステムを提供できるので、業務プロセス外から抽出した業務課題を業務プロセスと対応付け、当該業務課題の改善策を検討できる。業務課題の業務プロセスへのマッピング作業者の作業負荷を軽減でき、特にワークショップなどのマルチタスク実行時における作業者の作業を効率化できる。従来このような作業は、関係者が一同に介した集中検討の場であるワークショップにて実施していた。ワークショップでは、一般的に、顧客の業務課題の導出とその深堀、業務課題を解決するための施策についての検討がなされるが、本実施例の業務プロセス・業務課題管理システム2を用いることによって、ワークショップにおける顧客の業務課題の導出作業の工数を削減できる。これにより、業務課題の深堀(当該課題の発生要因の分析など)や当該課題の解決策検討に時間を割り当てられる。
また、業務課題情報格納部213は、課題と業務が行われる部門の識別情報とを関連付けて保持し、CPU2001(業務課題検索部203)は、業務課題情報格納部213を参照し、前記受け付けた課題を抱える部門が不明である場合、前記受け付けた課題と類似する課題を有する部門を前記受け付けた課題と関連付けられる部門の候補として抽出する(S2026)ので、業務課題と関連付けられる「だれが」の部分、すなわち業務課題を抱える部門やアクタを的確に判定できる。
また、業務課題情報格納部213は、業務が行われる部門及び当該部門において業務を行う人の少なくとも一方の識別情報を課題と関連付けて保持し、業務課題が生じうる業務プロセスにおいて時系列に示されるオブジェクトを保持するので、業務課題と関連付けられる「いつ」の部分、すなわち業務課題タスク、成果物、分岐、接続などの要素との関連を的確に判定できる。
また、CPU2001(業務課題登録部204)は、前記受け付けた課題と関連付けられる業務プロセス中の部門及び人が未定義である場合、当該課題と関連付けられる業務プロセス中の部門及び人の候補を、課題に関する発言をした発話者情報を用いて推定し、選択されたオブジェクトの情報を記録することによって、課題への関連付けを業務課題情報格納部213に格納するので、様々な事業領域における業務課題の業務プロセスへのマッピング結果を蓄積でき、業務課題を解決する改善策の導出を支援できる。
また、業務課題情報格納部213は、前記課題と関連付けられるオブジェクトの選択率を格納するので、オブジェクトの選択に有益な情報をユーザに提供できる。
また、業務課題マッピング端末1は、オブジェクトを含む業務プロセスと、業務プロセスにおいて選択されたオブジェクトと、業務プロセスにおいて選択候補となるオブジェクトの選択率とを表示するので、オブジェクトの選択に有益な情報をユーザに提供できる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をしてもよい。
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
1:業務課題マッピング端末、2:業務プロセス・業務課題管理システム、3:通信ネットワーク、101:端末側業務課題マッピング部、102:端末側情報送受信部、201:システム側情報送受信部、202:業務プロセス情報検索部、203:業務課題検索部、204:業務課題登録部、205:システム側業務課題マッピング部、206:発話者情報登録部、207:業務プロセス分類情報格納部、208:タスク情報格納部、209:成果物情報格納部、210:部門・アクタ情報格納部、211:分岐情報格納部、212:接続情報格納部、213:業務課題情報格納部、214:発話者情報格納部

Claims (12)

  1. マッピングシステムであって、
    所定の演算処理を実行する演算装置と、前記演算装置がアクセス可能な記憶装置とを有する計算機によって構成され、
    前記記憶装置は、課題と業務プロセス中のオブジェクトの識別情報とを関連付けて保持する業務課題情報格納部を有し、
    前記演算装置は、
    課題の情報を受け付け、
    前記業務課題情報格納部を参照し、前記受け付けた課題が顕在化する業務プロセスのオブジェクトが不明である場合、前記受け付けた課題と類似する課題が顕在化する業務プロセスのオブジェクトを候補として抽出することを特徴とするマッピングシステム。
  2. 請求項1に記載のマッピングシステムであって、
    前記業務課題情報格納部は、前記課題と業務が行われる部門の識別情報とを関連付けて保持し、
    前記演算装置は、前記業務課題情報格納部を参照し、前記受け付けた課題を抱える部門が不明である場合、前記受け付けた課題と類似する課題を有する部門を前記受け付けた課題と関連付けられる部門の候補として抽出することを特徴とするマッピングシステム。
  3. 請求項1に記載のマッピングシステムであって、
    前記業務課題情報格納部は、
    業務が行われる部門及び当該部門において業務を行う人の少なくとも一方の識別情報を前記課題と関連付けて保持し、
    前記課題が生じうる業務プロセスにおいて時系列に示されるオブジェクトを保持することを特徴とするマッピングシステム。
  4. 請求項1に記載のマッピングシステムであって、
    前記演算装置は、
    前記受け付けた課題と関連付けられる業務プロセス中の部門及び人が未定義である場合、当該課題と関連付けられる業務プロセス中の部門及び人の候補を、課題に関する発言をした発話者情報を用いて推定し、
    選択されたオブジェクトの情報を記録することによって、前記課題への関連付けを業務課題情報格納部に格納することを特徴とするマッピングシステム。
  5. 請求項1に記載のマッピングシステムであって、
    前記業務課題情報格納部は、前記課題と関連付けられるオブジェクトの選択率を格納することを特徴とするマッピングシステム。
  6. 請求項5に記載のマッピングシステムであって、
    前記演算装置は、前記オブジェクトを含む業務プロセスと、前記業務プロセスにおいて候補となるオブジェクトの選択率と、前記業務プロセスにおいて選択されたオブジェクトとを端末に表示するためのデータを生成することを特徴とするマッピングシステム。
  7. マッピングシステムが実行するマッピング方法であって、
    前記マッピングシステムは、所定の演算処理を実行する演算装置と、前記演算装置がアクセス可能な記憶装置とを有する計算機によって構成され、
    前記記憶装置は、課題と業務プロセス中のオブジェクトの識別情報とを関連付けて保持する業務課題情報格納部を有し、
    前記マッピング方法は、
    前記演算装置が、課題の情報を受け付け、
    前記演算装置が、前記業務課題情報格納部を参照し、前記受け付けた課題が顕在化する業務プロセスのオブジェクトが不明である場合、前記受け付けた課題と類似する課題が顕在化する業務プロセスのオブジェクトを候補として抽出することを特徴とするマッピング方法。
  8. 請求項7に記載のマッピング方法であって、
    前記業務課題情報格納部は、前記課題と業務が行われる部門の識別情報とを関連付けて保持し、
    前記マッピング方法は、
    前記演算装置が、前記業務課題情報格納部を参照し、前記受け付けた課題を抱える部門が不明である場合、前記受け付けた課題と類似する課題を有する部門を前記受け付けた課題と関連付けられる部門の候補として抽出することを特徴とするマッピング方法。
  9. 請求項7に記載のマッピング方法であって、
    前記業務課題情報格納部は、
    業務が行われる部門及び当該部門において業務を行う人の少なくとも一方の識別情報を前記課題と関連付けて保持し、
    前記課題が生じうる業務プロセスにおいて時系列に示されるオブジェクトを保持することを特徴とするマッピング方法。
  10. 請求項7に記載のマッピング方法であって、
    前記演算装置が、前記受け付けた課題と関連付けられる業務プロセス中の部門及び人が未定義である場合、当該課題と関連付けられる業務プロセス中の部門及び人の候補を、課題に関する発言をした発話者情報を用いて推定し、選択されたオブジェクトの情報を記録することによって、前記課題への関連付けを業務課題情報格納部に格納することを特徴とするマッピング方法。
  11. 請求項7に記載のマッピング方法であって、
    前記業務課題情報格納部は、前記課題と関連付けられるオブジェクトの選択率を格納することを特徴とするマッピング方法。
  12. 請求項11に記載のマッピング方法であって、
    前記演算装置が、前記オブジェクトを含む業務プロセスと、前記業務プロセスにおいて候補となるオブジェクトの選択率と、前記業務プロセスにおいて選択されたオブジェクトとを端末に表示するためのデータを生成することを特徴とするマッピング方法。
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