JP2019200631A - Kpiツリー作成支援システムおよびkpiツリー作成支援方法 - Google Patents

Kpiツリー作成支援システムおよびkpiツリー作成支援方法 Download PDF

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【課題】KPIツリーを使ってKGIの値をシミュレーションする場合において、ある要素の値を固定する制約条件が与えられた場合においても、KGIとKGIにつながる各要素の値の変化を容易に把握する。【解決手段】KGIを頂点とした要素に分解され、分解元と分解先との関係が定義されたKPIツリー構造を構成する要素が固定値として指定された指定要素に関する情報を取得する固定値要素取得部と、指定要素から下位方向に経路をたどり、当該経路上にはない分解元を有した要素を探索し、探索した要素と指定要素に関する情報とに基づいて、KPIツリー構造を、指定要素を最下端に再配置した新たなKPIツリー構造に変換するKPIツリー変換部と、を備える。【選択図】 図6

Description

本発明は、KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)ツリー作成支援システムおよびKPIツリー作成支援方法に関する。
従来、KPIツリーにおいて、1つのKGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標)あるいは要素を複数の要素に分解したKGI−複数の要素あるいは要素−複数の要素との間の親子関係を数式で定義することで、子にあたる要素の値を入力値として、親にあたるKGIまたは要素の値を算出することができる。これにより、末端に配置されている要素に対して数値を設定することで、末端からKGIに向かって伝播しながら途中の値を算出し、最後にKGIの値を算出することができる。
このツリー構造の作成を支援する技術として、特許文献1では、ツリー構造に新しいノード(要素)を追加する際に選択される位置によって、ツリー構造を自動変更する技術が記載されている。また、ぞれぞれの要素の値の振る舞いを容易に把握できる技術として、特許文献2では、KPIへ至る経路上にある要素と、経路上にはないが途中の要素と因果関係のある要素とを区別して分類し、平行座標プロット上に描画する技術が記載されている。また、シミュレーションの観点では、特許文献3で、1つのパラメータの値を固定し、他のパラメータの値を変更しながら、特定の回数のシミュレーションを実行して統計的特徴量を求めることによって、処理時間を短縮する技術が記載されている。
特開2006−302254号公報 WO2015/193983号公報 特開2005−31801号公報
KPIツリーを使ってKGIや各要素の値の変化を観察する場合、前述のとおり、KPIツリーの末端の要素の値を変更しながら、KGIとKGIにつながる各要素の値をシミュレーションし、それらの値の変化を観察する。この場合、末端以外の要素は自動で計算されることになる。一方で、一旦KPIツリーを作成した後に、末端以外の要素の値を固定した制約条件の下で、末端の要素の値を変化させながら、KGIやKGIにつながる各要素の値の変化を観察したいケースがある。例えば、KPIツリーの中に、出荷量=計画稼働時間*製造能力の演算関係をもつ計画稼働時間、製造能力、出荷量の要素が含まれている場合において、出荷能力の制約があり、出荷能力を最大能力に固定してシミュレーションしたいケースなどがある。特許文献1および特許文献2においては、ある要素を固定した条件は考慮されておらず、また特許文献3においては、KPIツリーという構造の下でのシミュレーションではないため、KGIおよびKGIにつながる各要素の値がどのように変化するかを把握することはできない。
本発明は、KPIツリーを使ってKGIの値をシミュレーションする場合において、ある要素の値を固定する制約条件が与えられた場合においても、KGIとKGIにつながる各要素の値の変化を容易に把握することを目的とする。
本発明にかかるKPIツリー作成支援システムは、KGIを頂点とした要素に分解され、分解元と分解先との関係が定義されたKPIツリー構造を構成する前記要素が固定値として指定された指定要素に関する情報を取得する固定値要素取得部と、前記指定要素から下位方向に経路をたどり、当該経路上にはない分解元を有した要素を探索し、探索した前記要素と前記指定要素に関する情報とに基づいて、前記KPIツリー構造を、前記指定要素を最下端に再配置した新たなKPIツリー構造に変換するKPIツリー変換部と、を備えることを特徴とするKPIツリー作成支援システムとして構成される。
また、本発明は、上記KPIツリー作成支援システムで行われるKPIツリー作成支援方法としても把握される。
本発明によれば、KPIツリーを使ってKGIの値をシミュレーションする場合において、ある要素の値を固定する制約条件が与えられた場合においても、KGIとKGIにつながる各要素の値の変化を容易に把握することができる。
KPIツリー作成支援システムのハードウェア構成例を示す図である。 KPIツリー作成支援システムの機能構成例を示す図である。 KPIツリー作成支援システムで作成されるKPIツリー例を示す図である。 ノードデータ・テーブルのデータ構成例を示す図である。 接続データ・テーブルのデータ構成例を示す図である。 KPIツリー作成支援方法の処理フロー例を示す図である。 KPIツリー作成支援方法でKPIツリー構造が変換される過程を説明する図である。 KPIツリー作成支援方法でKPIツリー構造が変換される過程を説明する図である。 KPIツリー作成支援方法でKPIツリー構造が変換される過程を説明する図である。 KPIツリー作成支援方法でKPIツリー構造が変換される過程を説明する図である。 KPIツリー作成支援方法でKPIツリー構造が変換される過程を説明する図である。 KPIツリー作成支援方法でKPIツリー構造が変換される過程を説明する図である。 KPIツリー作成支援方法でKPIツリー構造が変換される過程を説明する図である。 KPIツリー作成支援方法の他の例を説明する図である。 KPIツリー表示部がKPIツリーを表示する画面例を示す図である。 KPIツリー表示部が変換後のKPIツリーを表示した画面例を示す図である。 KPIツリー表示部が別の変換後のKPIツリーを表示した画面例を示す図である。
以下に実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施形態のKPIツリー作成支援システムのハードウェア構成例を示す図である。KPIツリー作成支援システムは、CPU(Central Processing Unit)101、主記憶装置102、補助記憶装置103、入力装置104、表示装置105が、バス106で接続された構成となっている。
このうちCPU101は、たとえば、補助記憶装置103などから主記憶装置102に読み出したプログラム107を実行することで、KPIツリー作成支援システムたる機能を実装する演算装置である。
また、主記憶装置102は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置である。同様に、補助記憶装置103は、RAM(Random Access Memory)など揮発性記憶素子で構成されるメモリである。
また、入力装置104は、ユーザからのキー入力や音声入力、マウス操作などを受け付ける装置である。また、表示装置105は、処理データの表示を行うディスプレイ等の装置である。
こうしたKPIツリー作成支援システムがプログラム107を実行することで実装する機能構成の一例を、図2に示す。
本実施形態のKPIツリー作成支援システム1000は、KPIツリー作成部201、KPIツリー表示部202、固定値要素取得部203、KPIツリー変換部204、を備えるものとする。
また、こうした各機能部のうちKPIツリー作成部201、KPIツリー表示部202、KPIツリー変換部204が処理対象とするデータ類は、例えば、補助記憶装置103内に保持された、KPIツリーデータ格納部205、に格納されているものとする。なお、この格納部が保持するテーブルの具体例については後述する。
上述のKPIツリー作成部201は、入力装置104からのユーザ操作にしたがってKPIツリーのデータを作成し、KPIツリーデータ格納部205に格納する。また、KPIツリー表示部202は、KPIツリー生成部201からKPIツリーのデータを受け取り、表示装置105にKPIツリーを表示する。入力装置104を介してユーザが作成し、表示装置105に表示されるKPIツリーの一例を図3に示す。
KPIツリー表示部202は、頂点ノードにKGI301が配置され、その頂点ノードにつながるノードに要素302〜312がユーザによって配置された上記KPIツリー3を表示装置105に表示する。KPIツリー表示部202は、KGI301と各要素302〜312に、ユーザによって入力装置104から入力された名称を表示する。
また、KGIの要素への分解や、ある要素の別の要素への分解は、矢印を接続して表現される。ここで、矢印で接続される分解元を親ノード、分解先を子ノードと呼ぶこととする。親ノードと子ノードの演算関係は演算子313〜318で表現される。例えば、親ノードのKGI301と、その子ノードである要素302、要素303との演算関係は、KGI301に対して上から順に要素302と要素303が接続されていることから、KGI301が要素302から要素303を減算して算出される関係である。
また、KPIツリー3の頂点側を上位、KPIツリーの末端側を下位と呼ぶこととする。ここでは、KGI301を頂点として左から右に分解した要素を配置しているが、上から下に配置してもよい。
図2に戻って、固定値要素取得部203は、表示装置105に表示されているKPIツリー3に対して、ユーザが入力装置104を介して値を固定する要素を指定した際に、その指定された要素の情報を取得する。
KPIツリー変換部204は、まず固定値要素取得部203からユーザによって指定された、値を固定する要素の情報を取得し、その要素を有したKPIツリー3のデータをKPIツリーデータ格納部205から読み出す。次に、KPIツリー変換部204は、値を固定する要素の情報を入力として、KPIツリー3のデータを変換し、変換されたKPIツリー3のデータをKPIツリーデータ格納部205に格納する。KPIツリーを変換する処理フローの具体例については後述する。
続いて、本実施形態のKPIツリー作成支援システム1000のKPIツリーデータ格納部205に格納されるテーブル類について説明する。
図4に、本実施形態のKPIツリーデータ格納部205に格納されるノードデータ・テーブル4の一例を示す。ノードデータ・テーブル4は、ツリー構造を構成するノードに関する情報であるノードデータを記憶したテーブルであり、具体的には、親ノードと子ノードにおける演算関係を定めたテーブルである。
そのデータ構造は、KPIツリーを識別するIDであるツリーID401、そのKPIツリーを構成するKGIあるいは要素となるノードを識別するIDであるノードID402、そのKGI、要素の名称であるノード名403、そのKGIあるいは要素に接続されている複数の子ノードに対して実行される演算の種別を示す演算子404、の集合体である。
例えば、データ405は、図3に示したKPIツリー3のKGI301に関するデータであり、その子ノードである要素302から要素303を減算して算出されるので、演算子404には、減算を示す“−”が格納されている。また、データ406は、図3のKPIツリー3の要素304に関するデータであり、子ノードがないので、演算子404には何も格納されていない。
図5に、本実施形態のKPIツリーデータ格納部205に格納される接続データ・テーブル5の一例を示す。接続データ・テーブル5は、ツリー構造を構成する親ノードと子ノードの接続に関する情報である接続データを記憶したテーブルであり、具体的には、親ノードに対する子ノードの接続順位を定めたテーブルである。
そのデータ構造は、KPIツリーを識別するIDであるツリーID501、そのKPIツリーを構成する要素のうち子ノードを識別するIDであるノードID502、その要素の親ノードのIDである親ノードID503、その親ノードに接続される子ノードの順位を示す接続順位504、の集合体である。
例えば、データ505は、図3に示したKPIツリー3における要素302のKGI301への接続に関するデータである。また、データ506は、図3に示したKPIツリー3における要素303のKGI301への接続に関するデータである。KGI301の値は、要素302の値から要素303の値を減算して算出されることから、データ505の接続順位504には“1”、データ506の接続順位504には“2”が格納される。
以下、本実施形態におけるKPIツリー作成支援方法の実施手順について図に基づき説明する。以下で説明するKPIツリー作成支援方法に対応する各種動作は、KPIツリー作成支援システム1000が主記憶装置等から読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成される。
図6は、本実施形態におけるKPIツリー作成支援方法の処理フロー例を示す図である。ここで、KPIツリー変換部204は、固定値要素取得部203から、ある要素の値を固定にする要求指示を受けたとする。この場合、KPIツリー変換部204は、固定値要素取得部203から値を固定するように指定された要素(以下、指定要素と呼ぶ)に関する情報として、指定要素を含むKPIツリーのIDであるツリーIDと、指定要素のIDであるノードIDを、上述の要求指示と一緒に取得する。
KPIツリー変換部204は、固定値要素取得部203から上記要求指示を受けると、当該要求指示とともに取得したツリーID(401、501)をキーとして、KPIツリー格納部205に記憶されているノードデータ・テーブル4と接続データ・テーブル5からデータを取得する(S601)。KPIツリー変換部204は、取得したデータを一旦補助記憶装置103、あるいは、主記憶装置102に記憶する。以降の処理では、KPIツリー変換部204はその記憶したデータにアクセスする。
次に、KPIツリー変換部204は、ツリー構造の指定要素を起点に、下位方向に経路をたどっていき、経路上にはない親ノードをもつ要素を探索する(S602)。ここからは、ツリー構造の一例を示す図を使って具体的に動きを説明する。
図7A〜7Gは、図6に示したフロー例の動作を説明するための図である。図7Aは、図3のツリー構造と同じ構造であり、図4のノード・テーブル4と、図5の接続データ・テーブル5のツリーID(401、501)の値が1のデータと対応づいている。ここでは、固定値要素取得部203が、ユーザから要素302の値を固定するように指示を受けたとする。
S602の処理において、KPIツリー変換部204は、指定要素である要素302から下位方向に経路をたどっていき、当該経路上の要素にはない親ノードをもつ要素を探索する。すなわち、KPIツリー変換部204は、指定要素と、当該指定要素の下位方向に接続されている要素とを接続する経路を順にたどり、当該経路上の要素にはない親ノードをもつ要素を探索する。要素302から下位方向にたどると、要素302は要素304と要素305の2つの子ノードと接続している(図7B)。
要素304の親ノードは要素302のみなので、要素304は該当しない。また子ノードもないので、KPIツリー変換部204は、これ以上、下位方向にたどっていくことはできない。続いて、要素305の親ノードも要素302のみなので、要素305は該当しない。KPIツリー変換部204が要素305からさらに下位方向にたどると、要素305は要素307と要素308の2つの子ノードと接続している(図7C)。
要素307の親ノードは要素305のみなので、要素307は該当しない。また子ノードもないので、KPIツリー変換部204は、これ以上、下位方向にたどっていくことはできない。要素308の親ノードは、これまでたどってきた経路上にある親ノードである要素305と上記経路上にはない親ノードである要素303の2つの親ノードと接続している。要素303は上記経路外の要素であることから、KPIツリー変換部204は、要素308は探索条件に該当すると判断する(図7D)。
図6の処理フローに戻って、KPIツリー変換部204は、該当する要素が存在するか否かを判定する(S603)。図7Dの例においては、上述のとおり、該当する要素308が存在するので、次の処理S604に移行する。
KPIツリー変換部204は、該当する要素があると判定した場合(S603;Yes)、S604に進み、複数ある場合にそのうちの1つを選択し、その要素を中間要素に設定する(S604)。中間要素は、上述したように、指定要素の下位方向に接続されている要素のうち、指定要素に接続する経路上の要素にはない親ノードをもつ要素のことである。図7Dの例においては、該当する要素は要素308のみなので、KPIツリー変換部204は、要素308を中間要素に設定する。
また、例えば、図8に示すKPIツリーの例のように、該当する要素が要素307と要素308の2つ存在する場合、KPIツリー変換部204は、予め定義したルールに従って1つを選択する。例えば、KPIツリー変換部204は、子ノードを持たない要素を優先して選択するというルールに従って、要素307を中間要素として選択する。
図6の処理フローに戻って、KPIツリー変換部204は、中間要素から下位の要素に関するデータとその要素に関するデータをS601で記憶したデータから削除する(S605)。図7Dの例においては、中間要素308の下位に要素311と要素312が存在するので、KPIツリー変換部204は、S601で記憶したノードデータ・テーブル4から、要素311と要素312に関するデータを削除する。また、KPIツリー変換部204は、S601で記憶した接続データ・テーブル5から、要素308−要素311、要素308−要素312の接続に関するデータを削除する。処理S605実行後のツリー構造は図7Eとなる。
次に、KPIツリー変換部204は、中間要素から指定要素に向かっていく経路順に、親ノード(N1)、子ノード(N2)の間の接続と、親ノード(N1)に接続されるもう一方の子ノード(N3)との接続を削除し、N1に付与されていた演算子を削除する。そして、KPIツリー変換部204は、N2に対して1番目のコードがN1、2番目の子ノードがN3になるように接続を追加し、削除した演算子とは演算が逆の演算子をN2に付与する(S606)。すなわち、KPIツリー変換部204は、中間要素から指定要素に向かう経路順に、ノード間の接続と、親ノード(N1)に付与されている演算子を削除し、新たなノード間の接続を追加し、これまでの演算関係を維持するように、演算が逆の演算子を子ノード(N2)に付与する。これを指定要素にたどりつくまで繰り返す。図7の例を使って具体的に説明する。
図7Eの中間要素308から指定要素302への経路上において、最初、親ノード(N1)は要素305、子ノード(N2)は要素308、もう一方の子ノード(N3)は要素307となる。ここで、KPIツリー変換部204は、親ノード(N1)である要素305と子ノード(N2)である要素308の接続に関するデータと、親ノード(N1)である要素305ともう一方の子ノード(N3)である要素307の接続に関するデータを、S601で記憶した接続データ・テーブル5から削除する。また、KPIツリー変換部204は、S601で記憶したノードデータ・テーブル4において、上記N1である要素305のデータに対して、演算子404として登録されている“+”を削除する。
そして、KPIツリー変換部204は、上記N2である要素308を新たな親ノードとし、当該要素308に対して、1番目の子ノードがN1である要素305、2番目の子ノードがN3である要素307になるような新たな接続に関するデータを、S601で記憶した接続データ・テーブル5に追加する。また、KPIツリー変換部204は、S601で記憶したノードデータ・テーブルにおいて、新たな親ノードとなったN2である要素308の演算子404として、“+”の逆の演算子である“−”を登録する。この時点でのKPIツリー構造は、図7Fとなる。
続いて、図7Fにおいて、KPIツリー変換部204は、次の新たな親ノード(N1)は要素302であり、次の新たな子ノード(N2)は要素305であり、もう一方の次の新たな子ノード(N3)は要素304であると判断する。上述と同様に、KPIツリー変換部204は、次の新たな親ノード(N1)である要素302と次の新たな子ノード(N2)である要素305の接続に関するデータと、次の新たな親ノード(N1)である要素302ともう一方の次の新たな子ノード(N3)である要素304の接続に関するデータを、S601で記憶した接続データ・テーブル5から削除する。また、KPIツリー変換部204は、S601で記憶したノードデータ・テーブル4において、上記N1である要素302のデータに対して、演算子404として登録されている“×”を削除する。
そして、KPIツリー変換部204は、上記N2である要素305をさらに次の新たな親ノードとし、当該要素305に対して、1番目の子ノードがN1である要素302、2番目の子ノードがN3である要素304になるようにさらに次の新たな接続に関するデータを、S601で記憶した接続データ・テーブル5に追加する。また、KPIツリー変換部204は、S601で記憶したノードデータ・テーブルにおいて、上記N2である要素305の演算子404として、“×”の逆の演算子である“÷”を登録する。その結果、ツリー構造は図7Gとなる。図7Gでは、指定要素302がツリー構造の最下端に再配置された変換後の新たなKPIツリー構造となっていることがわかる。
このように、S606では、KPIツリー変換部204が、指定要素から下位方向に経路をたどり、当該経路上にはない分解元を有した中間要素を探索できた場合、探索した中間要素から下位のツリー構造を削除し、探索した中間要素から指定要素に向かう要素間のツリー構造と分解元に付与されている分解元と分解先との関係が定義された演算子を削除し、削除後の新たな要素間のツリー構造を追加し、上記演算子とは演算が逆の演算子を分解先に付与することにより、KPIツリー構造を、新たなKPIツリー構造に変換する。したがって、要素同士の演算関係を維持しつつ指定要素をKPIツリーの末端に移動させてKPIツリーの構造を変換することができる。
指定要素302まで処理を実行したので、KPIツリー変換部204は、S606の処理を終了させる。S606が終了した時点で、指定要素が末端に配置されたKPIツリー構造になる。
図6の処理に戻って、KPIツリー変換部204は、最後にS601で記憶したノードデータ・テーブル4と、接続データ・テーブル5を、KPIツリー格納部205に出力して補助記憶装置103に記録する(S607)。その際、KPIツリー変換部204は、ノードデータ・テーブル4のツリーID401と、接続データ・テーブル5のツリーID501を、未割り当ての値につけなおすることで、変換前のKPIツリーのデータを保持した状態で、変換後である新規のKPIツリーとしてデータを記憶できる。
なお、図6の処理フローのS602で該当する要素を探索できなかった場合、KPIツリー変換部204は、S605の処理と同じように、S601で記憶したテーブルから、指定要素から下位の要素に関するノードデータ・テーブル4のデータと、接続データ・テーブル5のデータを削除し(S608)、処理をS607に移行する。
このように、S608では、KPIツリー変換部204が、指定要素から下位方向に経路をたどり、当該経路上にはない分解元を有した要素を探索できなかった場合、KPIツリー構造を、指定要素からKPIツリー構造を構成する末端の要素までのツリー構造を削除した新たなKPIツリー構造に変換する。したがって、S602で該当する要素を探索できなかった場合でも、強制的に指定要素を末端に配置した変換後の新たなKPIツリー構造とすることができる。
図9は、KPIツリー表示部202がKPIツリーを表示する画面例を示す図である。画面9にはユーザが作成したKPIツリーが表示され、ユーザは画面上で入力装置104を介して、値を固定したい要素を指定し、ツリー構造の変換を指示することができる。例えば、画面9に配置された変換実行のボタン901をユーザがクリックあるいはタップした際に、KPIツリー作成部201がKPIツリー構造の変換を開始するユーザーインターフェースが考えられる。
図10は、KPIツリー表示部202が、変換後のKPIツリーを表示した画面10の例を示す図である。
KPIツリーの末端の各要素に対して、ユーザは入力装置104を介して、時系列の数値1001を設定することができる。例えば、月単位や年単位で数値を直接設定してもよいし、数式で表現してもよい。ユーザが値を固定したい要素に対しては、1つの数値(固定値)のみを入力し、その値を複製できてもよい。末端の要素の値が設定され、KPIツリー表示部202が、下位から上位に向かって月単位あるいは年単位などで末端以外の要素およびKGIの値を自動計算することで、KGI1007および各要素のシミュレーション結果を生成する。そして、KPIツリー表示部202が、KGI1007および各要素のシミュレーション結果をグラフ表示1002することで、時間的変化を把握することができる。また、KPIツリー表示部202が、値が固定された指定要素を除いた、末端の要素の値を随時変更しながらシミュレーションを実行してグラフ表示1002させることで、KGIおよび各要素の変化を容易に観察することができる。図10では、指定要素である要素1008の値が固定されたときのKGI1007および各要素のシミュレーション結果が表示されている。これにより、ある要素の値を固定した制約条件の下、末端の要素からどのように値が変化してKGIに影響を与えているかを画面上で容易に把握できるようになる。
加えて、KPIツリー表示部202が、値を固定する要素を除いた末端の各要素に対して、KGI1007への感度分析を実行し、最も感度の高い要素からKGI1007への経路を強調表示1003することで、どの要素がどのようにKGIに影響を大きく与えているかを同時に把握することができる。感度分析は、例えばその要素が基準値より10%変動した場合に、KGIの変動がどの程度かを計測する分析方法である。図10の例では、感度分析の結果、要素1004が最もKGI1007に対して感度が高く、要素1004から要素1005、要素1006を経て、KGI1007に影響を与えていることを示している。
このように、KPIツリー表示部202が、新たなKPIツリー構造に対して、指定要素を除いた各要素に対してKGIへの感度分析を実行し、感度分析が実行された各要素のうち最も感度の高い要素からKGIへの経路を表示装置105に表示された画面に強調表示する。したがって、最も感度の高い要素によるKGIに対する影響経路を一見して把握することができる。
なお、変換後のKPIツリーのKGI、各要素のシミュレーション結果を、図9の変換前のKPIツリーを表示した画面上に表示してもよい。これにより、最初に作成したKPIツリーをベースにして、KGIや各要素の変換前後の変化を容易に把握することができる。
図11は、KPIツリー表示部202が、別の変換後のKPIツリーを表示した画面11の例を示す図である。
ユーザが要素1101の値を固定するために変換したKPIツリーであり、指定要素である要素1101以外の各要素に対して、KGI1102への感度分析を実行した結果、要素1103が最も感度が高い結果になった場合を示している。
図11では、要素1103からKGI1102への経路は2つ存在しており、このように複数の経路が存在する場合には、KPIツリー表示部202は、その要素1103が、KGIに向かう経路において合流するノードの子ノードそれぞれに対して、どのくらい影響を与えているか感度分析を実行し、感度の高い方の子ノードを含む経路を強調表示させる。図11においては、KPIツリー表示部202は、上記合流するノードの1つとなるKGI1102の子ノードである要素1104、要素1105のそれぞれに対して、要素1103がどのぐらい影響を与えるか感度分析し、どちらの要素がKGI1103に対する感度が高いかを判定する。KPIツリー表示部202は、要素1104の方がKGI1103に対する感度が高いと判定した場合、経路1106を選択し、画面11において当該経路を強調表示させる。KPIツリー表示部202がこのような処理を行うことにより、末端の要素からKGIに向かう経路が複数存在する場合であっても、ユーザは、どの要素がどのようにKGIに影響を大きく与えているかを容易に把握することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。こうした本実施形態によれば、ある要素をKPIツリーの末端に移動させることで、その要素の値を固定することが可能となり、その要素の値を固定した制約条件の下で、他の末端の要素の値を変更しながら、KGIやKGIにつながる各要素の変化を容易に把握することが可能になる。すなわち、KGIを頂点に配置し、KGIをKPIや中間変数などの要素に分解してツリー構造で表現したKPIツリーを作成し、特定の要素の値を固定する条件下において、別の要素の値を変動させた場合に、要素同士の演算関係を維持しながら、指定した要素をKPIツリーの末端に移すように、KPIツリーの構造を変形させることにより、それ以外の要素にどのように影響してKGIに影響を及ぼすかを容易に把握することができる。
1000…KPIツリー作成支援システム、101…CPU、102…主記憶装置、103…補助記憶装置、104…入力装置、105…表示装置、106…バス、107…プログラム、201…KPIツリー作成部、202…KPIツリー表示部、3…KPIツリー、4…ノードデータ・テーブル、401…ツリーID、402…ノードID、403…ノード名、404…演算子、5…接続データ・テーブル、501…ツリーID、502…ノードID、503…親ノードID、504…接続順位、9…KPIツリー表示画面、901…変換実行ボタン、10…KPIツリー表示画面、11…KPIツリー表示画面

Claims (8)

  1. KGIを頂点とした要素に分解され、分解元と分解先との関係が定義されたKPIツリー構造を構成する前記要素が固定値として指定された指定要素に関する情報を取得する固定値要素取得部と、
    前記指定要素から下位方向に経路をたどり、当該経路上にはない分解元を有した要素を探索し、探索した前記要素と前記指定要素に関する情報とに基づいて、前記KPIツリー構造を、前記指定要素を最下端に再配置した新たなKPIツリー構造に変換するKPIツリー変換部と、
    を備えることを特徴とするKPIツリー作成支援システム。
  2. 前記KPIツリー変換部は、前記指定要素から下位方向に経路をたどり、当該経路上にはない分解元を有した要素を探索できなかった場合、前記KPIツリー構造を、前記指定要素から前記KPIツリー構造を構成する末端の要素までのツリー構造を削除した前記新たなKPIツリー構造に変換する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のKPIツリー作成支援システム。
  3. 前記KPIツリー変換部は、前記指定要素から下位方向に経路をたどり、当該経路上にはない分解元を有した要素を探索できた場合、探索した前記要素から下位のツリー構造を削除し、探索した前記要素から前記指定要素に向かう要素間のツリー構造と分解元に付与されている前記定義された演算子を削除し、削除後の新たな要素間のツリー構造を追加し、前記演算子とは演算が逆の演算子を分解先に付与することにより、前記KPIツリー構造を、前記新たなKPIツリー構造に変換する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のKPIツリー作成支援システム。
  4. 前記新たなKPIツリー構造に対して、前記指定要素を除いた各要素に対して前記KGIへの感度分析を実行し、前記感度分析が実行された前記各要素のうち最も感度の高い要素から前記KGIへの経路を表示部に強調表示するKPIツリー表示部、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のKPIツリー作成支援システム。
  5. 固定値要素取得部が、KGIを頂点とした要素に分解され、分解元と分解先との関係が定義されたKPIツリー構造を構成する前記要素が固定値として指定された指定要素に関する情報を取得し、
    KPIツリー変換部が、前記指定要素から下位方向に経路をたどり、当該経路上にはない分解元を有した要素を探索し、探索した前記要素と前記指定要素に関する情報とに基づいて、前記KPIツリー構造を、前記指定要素を最下端に再配置した新たなKPIツリー構造に変換する、
    ことを特徴とするKPIツリー作成支援方法。
  6. 前記KPIツリー変換部は、前記指定要素から下位方向に経路をたどり、当該経路上にはない分解元を有した要素を探索できなかった場合、前記KPIツリー構造を、前記指定要素から前記KPIツリー構造を構成する末端の要素までのツリー構造を削除した前記新たなKPIツリー構造に変換する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のKPIツリー作成支援方法。
  7. 前記KPIツリー変換部は、前記指定要素から下位方向に経路をたどり、当該経路上にはない分解元を有した要素を探索できた場合、探索した前記要素から下位のツリー構造を削除し、
    前記KPIツリー変換部は、探索した前記要素から前記指定要素に向かう要素間のツリー構造と分解元に付与されている前記定義された演算子を削除し、
    前記KPIツリー変換部は、削除後の新たな要素間のツリー構造を追加し、前記演算子とは演算が逆の演算子を分解先に付与することにより、前記KPIツリー構造を、前記新たなKPIツリー構造に変換する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のKPIツリー作成支援方法。
  8. KPIツリー表示部が、前記新たなKPIツリー構造に対して、前記指定要素を除いた各要素に対して前記KGIへの感度分析を実行し、前記感度分析が実行された前記各要素のうち最も感度の高い要素から前記KGIへの経路を表示部に強調表示する、
    を備えることを特徴とする請求項5に記載のKPIツリー作成支援方法。
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