JP6001173B2 - データ分析装置、rdfデータの拡張方法、およびデータ分析プログラム - Google Patents

データ分析装置、rdfデータの拡張方法、およびデータ分析プログラム Download PDF

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Description

本発明は、SPARQL検索クエリによるRDFデータの検索に係り、特に、複数の情報源に由来するRDFデータの検索に関する。
今日、社会のあらゆる分野で様々な電子データが生み出されている。そうした膨大なデータから有用な知識を発見することは、計算機を用いたデータ分析技術の重要な課題である。データの種類は多種多様であるが、データ自体は通常、数値や文字列の羅列であり、それらに意味を与えることによって初めて活用可能となる。データを、意味や他のデータと関係とともに表現するために考案された枠組みとして、World Wide Web Consortium (W3C)により策定され勧告された、resource description framework (RDF)のデータがある(非特許文献1)。RDFは、事物とそれらの関係を事物1(以下、S)、関係の種類(以下、P)、事物2(以下、O)の3つの値の組(以下、3つ組み)で表現する。ある3つ組のOは別の3つ組のSとなることができ、Sも別の3つ組のOとなることができる。したがって、RDFデータは、有向グラフで表現される。有向グラフとは、点を、向きがある線で結んだものである。有向グラフにおいて、点はノード、線はエッジと呼ばれる。RDFの有向グラフでは、ノードおよびエッジにSやOの識別子であるuniform resource identifier(URI)と呼ばれ、任意の事物を区別することができる識別子が付与されている。ノードのURIはそのノードに対応する事物を、エッジのURIは結ばれている事物がどのような関係にあるかを表す。SのURIからOのURIの向きに、Pがラベルとして付与されたエッジを作成することで、RDFデータに基づく有向グラフが構築できる。
特許文献1には、リソース(SまたはO)を比較し、双方のリソースが同一であると判断した場合には同一のURIを当該リソースに付与する技術が開示されている。
大量のRDFデータを扱うときに必要となるのが、ユーザが必要とする情報を、大量のRDFデータの中から検索し、検索条件に合致した箇所を提示する処理である。
RDFデータを検索するための検索クエリの仕様として、SPARQL Protocol and RDF Query Language (SPARQL)と呼ばれる規格がWorld Wide Web Consortium (W3C)により策定され勧告されている(非特許文献2)。SPARQLは、RDFのグラフ構造において、検索条件を満たす部分構造を記述するものである。SPARQLで記述された検索クエリを高速化することは、RDFデータを活用する際に重要である。
特開2006-302085号公報
"RDF Primer", http://www.w3.org/TR/rdf-primer/, W3C Recommendation, 10 February, 2004 "SPARQL Query Language for RDF", http://www.w3.org/TR/rdf-sparql-query/, W3C Recommendation, 15 January, 2008
RDFデータを検索する際、複数の情報源から得られたRDFデータを組み合わせて検索したい場合がある。たとえば、情報源1から得られたRDFデータには、名前、生年月日と住所が記録されており、情報源2から得られたRDFデータには、名前、生年月日、職業が記録されているとする。そこで、それぞれの情報源1、2のRDFデータを参照し、名前と生年月日が一致するデータを同一人物とみなし、両者のデータを統合して名前、住所、職業のリストを得るような処理が、複数の情報源から得られたRDFデータを組み合わせて検索する処理に相当する。このような処理は、情報源1、情報源2が大きくなると、RDFグラフ上でクエリに合致するかの検討が必要になる箇所が増え、処理時間が増大する。
特許文献1に記載の方法は、RDF(複数の情報源)に格納されているデータの中に、等しいと思われるものがないかを探し、そのようなものがあれば統合する手段を提供する。しかし、同一性の判定にはしばしばエラーが入る恐れがあり、RDFデータの再構築過程で元の情報源に影響を及ぼし、本来は異なるデータを統合してしまったり、統合すべきものを見落したりする恐れがある。
本発明の主たる解決課題は、複数の情報源から得られた大量のRDFデータを、SPARQLで記述された検索クエリにより相互に対応づけて、高速に検索可能とし、かつ、元の各情報源には影響を及ぼさないようにすることにある。
本発明は、上記課題を解決する複数の手段を複数含んでいるが、代表的なものの一例を挙げると、データ分析装置を、複数の情報源から与えられたRDFデータを対象としてSPARQL検索クエリを検索するデータ分析装置であって、前記SPARQL検索クエリから、第一の情報源に含まれるノードと第二の情報源に含まれるノードを対応させるための文字列または数値または日付にマッチする変数の集合を、比較対象変数集合と呼ばれる集合として抽出するクエリ分析手段と、前記SPARQL検索クエリから、前記第一の情報源に含まれるノードと前記第二の情報源に含まれるノードにマッチする変数をそれぞれ選び、対応変数と呼ばれる変数として選択する対応変数計算手段と、前記プロセッサに投入されるSPARQL検索クエリを分析し、前記比較対象変数集合および前記対応変数のうち頻繁に使用されるものを計算し、そのような比較対象変数集合がマッチすべき文字列や数値や日付の値を、予め決められた文字列を挟んで結合して構成したURIを新たなノードとして生成し、前記対応変数がマッチするノードと前記新たなノードのURIとを接続して前記RDFデータを拡張するノード追加手段と、前記RDFデータを対象としてSPARQL検索クエリを検索する検索手段とを備え、前記検索手段は、元の前記RDFデータを検索する前記SPARQL検索クエリに加えて、前記拡張されたRDFデータを検索対象とするSPARQL検索クエリを検索可能に構成する。
本発明によれば、複数の情報源から得られた与えられた大量のRDFデータを、元の各情報源には影響を及ぼさずに、相互に対応付け拡張されたRDFデータとして検索対象にできるので、すばやく検索可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第一の実施形態に係るデータ分析装置の構成例を示す図。 複数の情報源からなるRDFデータの一例を説明する図。 第一の実施形態のデータ分析装置による処理の概要を示す図。 第一の実施形態のデータ分析装置における、処理に係るデータの流れを示す図。 複数の情報源からなり、図2の例よりも大量のデータを含むRDFの一例を説明する図。 SPARQL検索クエリの一例を説明する図。 図6のSPARQL検索クエリで検索対象となる、部分グラフ構造を説明する図。 第一の実施形態の、クエリ分析手段の制御ロジックを示すフローチャート。 第一の実施形態の、対応変数計算手段の制御ロジックを示すフローチャート。 第一の実施形態の、ノード追加手段の制御ロジックの概要を示すフローチャート。 第一の実施形態のノード追加手段の、簡略化クエリ構築処理の制御ロジックを示すフローチャート。 第一の実施形態のノード追加手段の、簡略化クエリを用いてノードを追加する処理の制御ロジックを示すフローチャート。 第一の実施形態の、簡略化クエリの一例を説明する図。 図5のRDFにノード追加手段によりノードが追加された、拡張されたRDFデータの一例を説明する図。 本発明の第二の実施形態に係る、医療データの一例を説明する図。 医療データを対象とするSPARQLクエリの一例を説明する図。 第二の実施形態の、医療データに追加ノードを加えた状態の一例を説明する図。 本発明の第三の実施形態に係る、入力されたSPARQLクエリを自動的に高速化する手段の制御ロジックを示すフローチャート。
本発明は、複数の情報源に基づき得られたRDFデータを横断的に活用するシステムの性能向上に適用可能である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
以下、本発明の第一の実施例について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態のデータ分析装置100の構成例を示す図である。データ分析装置100は、CPU(Central Processing Unit)101、主記憶装置(メモリ)102、補助記憶装置103、リムーバブルメディア104、ユーザインタフェース部106を備える。このデータ分析装置1は、LAN(Local Area Network)等のネットワーク105を介して外部のネットワークに接続されている。主記憶装置102には、CPによって実行される各種のプログラム及びこれらのプログラムをCPU101で実行するのに必要な各種のデータが保持されている。主記憶装置102は、少なくとも、データ分析プログラム及び、上記データ分析プログラムに対する入力であり検索対象でもあるRDFデータ111(1)等を記憶するRAM(Random Access Memory)等の記憶装置である。主記憶装置102に格納された上記データ分析プログラムをCPU101が実行することにより、コンピュータを、クエリ分析手段107、対応変数計算手段108、ノード追加手段109、及び、検索手段114として機能させる。クエリ分析手段107、対応変数計算手段108、ノード追加手段109は、全体として拡張ノード追加手段110を構成し、拡張ノードの追加により、元の個々のRDFデータを拡張されたRDFデータに変換する。
補助記憶装置103は、RDFデータ111(2)等を記録可能なHDD等の記憶装置である。リムーバブルメディア104は、RDFデータ111(3)等を記録可能なCD−ROM、DVD等の記録媒体である。補助記憶装置103およびリムーバブルメディア104に記録された各データは、必要に応じてデータ分析装置1の起動時に主記憶装置102に読み出される。各RDFデータ111には、複数の情報源113が含まれている。
ユーザインタフェース部106は、ユーザインタフェースを提供する入出力装置(例えば、キーボード、マウス、ディスプレイ)である。
以上に示す装置構成において、CPU101は、主記憶装置102、補助記憶装置103、リムーバブルメディア104、又は、ネットワーク105を介した外部から、必要に応じてRDFデータ111(4)等を取得する。その後、取得したRDFデータ111に対し、後述の検索高速化用ノードの追加や、SPARQLによる検索を行なう。
図2は、2つの情報源113a,113bからなるRDFデータ111の例を簡単に説明する図である。情報源1(113a)から得られたRDFデータ111では、URIとしてex1:person1の識別子を有するノードと、(Alice)、(19800101)、(London)の記録された各ノードとが、各々どのような関係に有るか(名前,生年月日,住所)を表すエッジで結ばれている。同様に、情報源2(113b)から得られたRDFデータ111では、URIとしてex2:customer1の識別子を有するノードと、名前、電話番号、生年月日、職業の記録された各ノードとが、エッジで、間接あるいは直接に結ばれている。但し、2つの情報源1、2に、例えば同じ名前(Alice)が含まれているとしても、この段階のRDFデータには、それが同一人物か否かを示すエッジは存在しない。
本発明の拡張ノード追加手段110は、異なるRDFデータに存在するノード間に特定の関係がある場合には、新たなノードおよびエッジを追加する処理を行なう。
図3は、本発明の第1の実施形態のクエリ分析およびノード追加を行なう処理の概要を示す図であり、図4は各処理手段が協調動作する処理シーケンスを示す図である。図5は、図2の例よりも大量のデータを含むRDFの一例である。
まず、図3における、個々の処理の概略を述べる。
(1)RDFデータの入力及び検索手段114による検索
RDFデータ111は、予め、主記憶装置102や補助記憶装置103等に複数の情報源として保存されている。さらに、ユーザにより、ユーザインタフェース部106を介してCPU101にSPARQL検索クエリ(以下、SPARQLクエリ)400が入力され、これに基づいて、検索手段114による複数の情報源のRDFデータ111に対するSPARQLクエリの検索が実行され、その検索結果は主記憶装置102に保持されると共に、ユーザインタフェース部106にも出力される。
(2)クエリ分析手段107
クエリ分析手段107は、SPARQLで記述されたクエリを分析し、複数の情報源(以下、情報源1と2)から対応するデータを得るために、比較対象となる値にマッチする変数の集合を取得する。例えば図2や図5のRDFの例では、対応させたいデータはex1:person1やex2:customer1といったノードであり、比較対象となる値は名前と生年月日である。
クエリ分析手段107は、図6に示すようなSPARQLクエリ400を入力とする。このSPARQLクエリ400は、図7に示すようなグラフに一致する部分構造を、RDFデータから検索するクエリである。このグラフを、以下ではクエリグラフと呼ぶ。図6、図7において、「?target_a」のような「?」で始まりアルファベットや「_ (アンダースコア)」が続くものが変数であり、RDFデータの文字列や数値や日付、その他のノードにマッチさせることができる。図6のSPARQLクエリ400では、図2や図5の左の情報源1のグラフから名前と生年月日を取得し、図2や図5の右の情報源1のグラフからも名前と生年月日を取得する。
クエリ分析手段107は、SPARQLクエリ400の個々の変数について、図8に示す方法で、複数の情報源から対応するデータを得るために比較される変数か否かを判定し、そのような変数と判定されたものの集合を生成する。
図8の制御ロジックを参照しつつ、判定手順を述べる。以下の説明では、判定対象となる変数名を?xとする。
S801: ?xが文字列や数値や日付の定数にマッチするかを判定する。定数以外にマッチする場合は、比較対象変数としない。
S802: 一方の情報源のみに存在するURIが付与されたノードまたはエッジと?xを、この情報源に存在するPだけを用いた経路で結ぶことができるかを判定する。結ぶことができなければ、?xは比較対象変数としない。
S803: もう一方の情報源のみに存在するURIが付与されたノードまたはエッジと?xを、その情報源に存在するPだけを用いた経路で結ぶことができるかを判定する。結ぶことができれば、?xを比較対象変数とする。
S804: ?yを?x以外の変数とするとき、?xが「filter(?x = ?y)」あるいは「filter(?y = ?x)」の形式でfilter条件に出現していなければ、比較対象変数としない。
S805: 上記の?yが、もう一方の情報源のみに存在するURIが付与されたノードまたはエッジと、前記情報源に存在するPだけを用いた経路で結ぶことができるかを判定する。結ぶことができれば、比較対象変数とし、結ぶことができなければ比較対象変数としない。
図7の部分グラフ構造の例を用いて、具体的に説明する。?nameが比較対象変数とすべきかを判定する場合について説明する。?nameは、文字列にマッチする。情報源1にしかないP (例えばex1:addr)に、情報源1に存在するP (?ex1:name, ex1:addrまたはex1:date_of_birth)で到達可能である。かつ、情報源2にしかないP (例えば、ex2:precord)に、情報源2に存在するP (?ex2:name, ex2:birthday, ex2:precordまたはex2:workFor)で到達可能である。したがって、?nameは比較対象変数となる。一方、?birthday1を比較対象変数とすべきか判定する場合についても説明する。?birthdayは、日付にマッチする。さらに、情報源1にしかないex1:addrに、情報源1に存在するPで到達可能である。?birthday1はfilterで?birthday2と比較されているが、?birthday2は情報源2にしかないex2:workForに、情報源2に存在するPで到達可能である。従って、?birthday1も、比較対象変数となる。
このようにして、クエリ400に含まれる各変数が異なる情報源のデータを対応付ける際、比較対象であるか否かを判定する。比較対象と判定された変数の集合を、以下では比較対象変数集合と呼ぶ。
(3)対応変数計算手段108
対応変数計算手段108は、比較対象変数集合が対応付けている、2つの情報源のそれぞれから、ノードにマッチする対応変数を1つずつ選ぶ。ユーザインタフェース部106を介してユーザに選択させてもよいが、以下のように自動的に計算してもよい。まず、対応変数としては、各情報源の3つ組だけを用いてS→Oの方向に3つ組みを順次辿る経路(有向パス)によってすべての比較対象変数集合の変数に到達可能なものがあれば、それを選択することが好ましい。例えば、図7の例では、?target_a, ?target_bが該当する。そのようなノードがなければ、逆向き(O→Sの向き)の3つ組みの数がなるべく少ないノードを選択する。
この処理について、図9の制御ロジックを用いて詳細を説明する。
S901: 変数Uを比較対象変数集合に、変数iを1にセットする。以下、各情報源について、対応変数を選択していく。iは、各情報源に対応し1から2まで変化する変数である。
S902: Viを、i番目の情報源に存在するPに接続された、クエリグラフ中の変数の集合とする。例えば図7の例では、情報源1のex1:name, ex1:date_of_birth, ex1:addrに接続されている?addr, ? name, ?birthday, ?target_aがViの要素となる。以下、?v2が対応変数の候補となるように処理を進める。変数Dに、値として無限大(∞)をセットする。
S903: ?vをViのj番目の変数とする。jは、1からViの大きさに一致する値まで変化する変数である。また、変数dを0で初期化する。さらに、kを1にセットする。kは、1からUの大きさに一致する値まで変化する変数である。
S904: ?uをUのk番目の変数とする。
S905: ?vから?uへ至る、情報源1のPだけを通る最短経路を求める。例えば、図7の例では?addrから? nameへの最短経路は?addr-?target_a-?nameである。この経路を、以下ではpとする。最短経路の同定には、例えば公知のDijkstraのアルゴリズム(Cormen他著、Introduction to algorithms 3rd edition, the MIT press, 658-662ページ)が使用できる。
S906: pにおいて、有向パス?v→?uに沿った向きのエッジの数をe1, 反対向きのエッジの数をe2とする。上記のpの例では、有向パス?v→?uに沿った向きのエッジはex1:nameのみなのでe=1、反対向きのエッジはex1:addrのみなので、e2=1である。この経路pのスコアをe1+e2×rにより計算する。ただし、rはユーザが与えるパラメータである。rを∞とすれば逆向きのエッジを禁止することができる。逆向きのエッジを許容するならrを有限の値とする。このスコアを、これまでに計算した経路の最大スコアdと比較し、大きい方を新たにdの値とする。
S907: kを変化させ、すべての比較対象変数を処理する。
S908: D>dならば、D←d, ?v2←?vとする。
S909: jを変化させ、すべてのViの変数を処理する。
S910: Viの変数すべてを処理すると、Dが∞でなければ、?v2には比較対象変数への経路の最大値が最も小さい変数が格納されている。この変数を、情報源iの対応変数として出力する。Dが∞ならば、比較対象変数に到達可能な変数が無いことを意味するので、情報源iの対応変数は出力しない。
S911: iを変化させ、両方の情報源を処理する。
(4)ノード追加手段109
ノード追加手段109は、頻繁に使用される比較対象変数集合を、効率よく処理し検索を高速化するために、2つの情報源に対して検索高速化用のノードを追加し、RDFデータを拡張する。「頻繁に使用される」と判定する手段として、一例を挙げると、fをユーザが与えるパラメータとするとき、投入される全てのSPARQLクエリに占める当該比較対象変数集合が使用されるクエリの割合がf以上のものを頻繁に使用されると判定する、といった手段が考えられる。
図10の制御ロジックを参照しつつ、ノード追加手段の詳細を述べる。
S1001: まず、ノードを追加することにより検索を高速化したい比較対象変数集合を選択する。
S1002: 次に、その比較対象変数集合を計算する際に用いたSPARQLクエリから、ノード追加に不要な条件を消去した簡略化クエリを作成する。簡略化クエリの作成方法は、図11を用いて後述する。
S1003: 簡略化クエリを用いて、ノードの追加を行なう。この方法は、図12を用いて後述する。
図11を用いて、簡略化クエリの作成方法(図10のS1002)の詳細を述べる。
S1101: 変数UをS1001で選択された比較対象変数集合、Vを対応変数計算手段108で計算された対応変数の集合、QをU,Vを得るために使用したSPARQLクエリとする。以下、変数iを1から2まで変化させ、両方の情報源について処理を行なう。
S1102: Viを、i番目の情報源に存在するPに、クエリグラフ上で接続された変数の集合とする。また、?vをi番目の情報源の対応変数とする。さらに、変数Sを空集合に初期化する。
S1103: ?uを、Uのk番目の変数とする。以下、kを1からUの大きさに等しい値まで変化させ、すべての比較対象変数について処理を行なう。
S1104: S905と同様に、?vと?uを結ぶ最短経路pを求める。S905と同じ方法を用いて、S905と同一の経路が得られるようにする。
S1105: 経路pに現れる、すべての変数をSに加える。
S1106: kを変化させ、すべての比較対象変数を処理する。
S1107: iを変化させ、両方の情報源を処理する。
S1108: Qから、Sに無い変数を含む3つ組や、filter条件を消去する。さらに、selectの直後に書かれている変数を削除し、比較対象変数集合の変数および対応変数を追加する。こうして得られるSPARQLクエリを簡略化クエリQ'として出力する。
図13に、簡略化クエリ500の一例を示す。簡略化クエリ500は、RDFデータの拡張により検索を高速化したい比較対象変数集合および対応変数を対応付けるために、SPARQLクエリ400において、不要な条件を消去したものである。
図12を用いて、簡略化クエリを用いたノード追加処理(図10のS1003)の詳細を述べる。
S1201:変数UをS1001で選択された比較対象変数集合、Vを対応変数計算手段108で計算された対応変数の集合とする。また、簡略化クエリQ'による検索処理を実行し、得られた検索結果をBとする。さらに、Iを追加するノードのベースURI、Jを追加するPのURIとする。I,Jは、ユーザが与えるパラメータである。変数iを1に、変数sを文字列"_"にセットする。なお、iは、1からBの大きさに等しい値まで変化する変数である。
S1202: bをBに含まれるi番目の検索結果とする。また、変数j,kを1に、xを空文字列にセットする。
S1203: 変数xが空文字列でない場合、xの右端に変数sの文字列を追加する。
S1204: ?uをUのk番目の変数とする。検索結果bにおいて、変数?uに対応付けられた値をxの右端に追加する。
S1205: 変数kを1からUの大きさに等しい値まで変化させ、すべての比較対象変数を処理する。
S1206: 新規ノードを作成し、このノードのURIをI/x/とする。
S1207: nをVのj番目の変数が検索結果bにおいて割り当てられたノードのURIとするとき、3つ組「<I/x/> <J> <n> .」をRDFデータに追加する。ただし、この3つ組が既にRDFデータに存在する場合には、追加は行なわない。
S1208: 変数jを1からVの大きさに等しい値まで変化させ、すべての対応変数を処理する。
S1209: 変数iを1からBの大きさに等しい値まで変化させ、すべての検索結果を処理する。
図14は、図5のRDFに新しいノードが追加された、拡張されたRDFデータの一例である。このとき、比較対象変数集合および対応させたノードを表す変数を、前記簡略化クエリとともに出力し、元のRDFデータのどのようなノードに対して新しいノードが追加されたかをユーザインタフェース部に表示し、ユーザが判別可能としておく。図14の例では、太枠で示したように、図5の情報源1、2の名前と誕生日の比較により、元データである情報源1のex1:person1 と情報源2のex2:customer 1 とが、同一人物Aliceであると判断され、ex1:person1とex2:customer 1に対して拡張された新しいノード1001、すなわち、ex: Alice_19800101 が追加されて、拡張されたRDFデータとなっている。同様に、元データの情報源1、2に、同一人物であると判断されるノードが他に存在すれば、新しいノードを追加すればよい。また、2つの情報源に留まらず、より多くの情報源との間で、拡張されたRDFデータを形成しても良い。
図5のRDFデータでは、検索では情報源1、2の文字列や日付を個別に比較する必要があり、同一人物を全て特定する処理に、時間を要する。RDFデータが大量になるほど、この問題は大きくなる。ノード追加手段109が拡張したRDFデータを検索に用いることで、拡張対象となった比較対象の変数集合を含むSPARQLクエリを高速化できる。検索時に、この新たに加えたRDFデータを検索対象とすることで、従来のように個々の値を取得する必要が無くなり、検索処理が高速化される。
具体的には、ユーザが検索手段114により検索クエリを投入する際に、比較対象変数集合をSPARQLクエリに記述する代わりに、上記で生成した3つ組「<I/x/> <J> <n> .」、すなわち、拡張された新しいノード1001を検索条件に指定すればよい。これにより、プロセッサによる検索処理が高速化される。
また、新しいノードの追加は、元の各情報源1,2のRDFデータを統合する必要がなく、言い換えると元の各情報源1,2のRDFデータは何らの影響を受けずにそのまま残っている。データの統合とは異なり、拡張ノードの追加が有ったとしても、従来のプログラムによる情報源1や情報源2の検索には、何らの影響も及ぼさない。新しいノードおよびエッジを追加するだけなので、検索手段114により従来のプログラムによる従来のSPARQLクエリを使用した、新しいノードを含まない条件での検索も可能である。例えば、従来のプログラム自体は変更せず、そのプログラムの前処理等に、本実施例の拡張されたRDFデータに新しいノードを追加する機能や新しいノードを対象として検索する機能をアドオンすることで足りる。
元の各情報源1,2のオリジナルのRDFデータは、そのまま利用できるので、図14の例で、仮に、名前と誕生日が一致するにも拘わらず、拡張ノードのAliceは同一人物でないような事例が生じた場合には、元の各情報源1,2のオリジナルのRDFデータを利用し再検索し、より正確な情報で適切な拡張ノードを生成することもできる。
以上述べた通り、本実施例によれば、複数の情報源から与えられた大量のRDFデータを、元の各情報源には影響を及ぼさずに、相互に対応付け拡張されたRDFデータとして検索対象とするので、より高速に検索可能となる。
次に、本発明を、医療データへ適用した、第二の実施例について、図面を参照しつつ説明する。
現在の医療現場では、電子カルテのデータ、検査値、医用画像データおよびそれらに付与されたメタデータと呼ばれる付加情報、診療報酬の請求に必要となる医事会計データなど、複数の情報源に由来するデータを扱う必要がある。こうしたデータをRDF化して扱うことにより、RDFデータの処理技術を医療データの分析に活用可能になると期待される。このとき、RDF化した医療データに対する検索処理を高速化する手段として、本発明のSPARQLクエリを用いたデータ分析手法が適用できる。
処理対象データの一例を、図15に示す。この例は、RDF化した医事会計データと、RDF化した電子カルテのデータを横断的に利用する例である。医事会計データは、例えば、医療機関が厚生労働省に提出するレセプト情報データから得られる(平成25年度「DPC導入の影響評価に係る調査」実施説明資料参照)。図15の左側の情報源1(113a)が、医事会計データに由来するRDFグラフ111の一例であり、account:IDが患者ID,account:admission_dateが入院日,account:pointが診療報酬の算出に使われる点数を表す。一方、図15の右側の情報源2(113b)が、電子カルテに由来するRDFグラフ111であり,echart:IDが患者ID,echart:date_admissionが入院日,echart:diagnosisが診断を表す。
ここで、電子カルテのデータ(113b)で心筋梗塞と診断された症例について、医事会計データ(113a)の点数を取得する処理について考える。このとき、医事会計データと電子カルテの患者IDを照合するだけでは、複数回入退院をしている患者が存在し得るため不十分であり、入院日も同時に照合する必要がある。そのため、図16のSPARQLクエリ450のような、患者IDと入院日を検索条件に含むSPARQLクエリを、頻繁に処理する必要がある。このようなクエリについて、毎回、患者IDが一致するものを探し、その中で入院日が一致するものを探す処理を行なうと、入退院を繰り返している患者では、必要のない部分一致を多数検討しなければいけなくなる。しかし、医事会計データと電子カルテを統合処理する際には、患者IDおよび入院日の照合が頻繁に必要となる。
図17は、本発明の第二の実施形態の、医療データに追加ノードを加えた状態の一例を説明する図である。本発明の実施例1で述べた方法を用いて、患者IDと入院日をまとめたノード1201を生成し、RDFグラフに追加して拡張されたRDFデータとする。このノード1201を介して電子カルテ(113b)の症例と医事会計データ(113a)のレコードを照合することにより、両者(113a、113b)を横断的に検索する処理を高速化できる。例えば、拡張された新しいノード:135791_20240608で照合された患者は、患者ID(135791)と複数回の入院日の1つ(20240608)とが医事会計データと電子カルテで一致する症例となる。この結果を利用し、電子カルテでは心筋梗塞と診断された症例の医事会計データの点数を容易に取得することができる。他のより多くの医療データとの間で、拡張されたRDFデータを形成しても良い。
このように、本実施例によれば、複数の医療データの情報源から与えられた大量のRDFデータを、各情報源には影響を及ぼさずに、相互に対応付け拡張されたRDFデータとして検索対象にすることができるので、ユーザは医療データを用途に応じて迅速に検索可能となる。
次に、本発明の第三の実施例として、検索クエリの自動書き換えによる高速化を図った例について説明する。
第一の実施例では、ノード追加手段109が拡張したRDFデータを用いて検索処理を高速化するために、ユーザが検索手段114により入力するSPARQLクエリを書き換える必要があった。しかし、このような方式では、ユーザに負担を強いることとなり、書き換え時にエラーが入る可能性も無視できない。そこで、本発明では、検索クエリのSPARQLを自動的に書き換えて高速化する手段を提供する。
これを実現するために、第三の実施例では、第一の実施例に関して図1を用いて説明したデータ分析装置100の主記憶装置102に、コンピュータをSPARQL自動書換え手段として機能させるプログラムが格納されている。ユーザが検索手段114により入力するSPARQLクエリは、自動的に、上記簡略化クエリにマッチする部分の条件が新たに追加されたノードに対する条件に書き換えられる。その他の構成は、第一の実施例と同じである。
まず、ユーザから与えられたSPARQLクエリに基づき、そのSPARQLクエリが表現するクエリグラフを構築する。第一の実施例で述べたように、図7は、図6のSPARQLクエリ400から生成されたクエリグラフの例である。
次に、このグラフを対象として、ノード追加手段109が使用した図13の例のような簡略化クエリ500を用いた検索を行なう。簡略化クエリがマッチすれば、マッチした部分を削除し、代わりに前記ノード追加手段109が追加したノードを、SPARQL自動書換え手段が、ユーザの入力した検索条件に自動的に含めることで、拡張したRDFデータを用いた検索が可能となる。
この処理の詳細を、図18を参照しつつ説明する。
S1801: U←比較対象変数の集合, V←対応変数の集合, Q'←簡略化クエリ, q←投入された検索クエリ, i←1となるよう各変数を初期化する。
S1802: qのクエリグラフを構築する。このクエリグラフを、以下ではgと呼ぶ。
S1803: Q'がgにマッチしなければ、qは修正せずにそのまま検索する。
S1804: 変数Sに、比較対象変数集合Uをコピーする。以後、Sが空集合になるまでS1805〜S1807を繰り返す。
S1805: Sから変数をひとつ取り出す。その変数を?xとする。Sから、?xを除去する。?xに、gでQ'にマッチしなかったエッジが接続されていれば、それ以上?xは処理せずに次の変数に進む。
S1806: ?xがselectの直後に記載されていた場合には、それ以上?xは処理せずに次の変数に進む。selectの直後に記載されている変数は、SPARQLクエリqの出力に必要な変数であり、置き換えができないためである。
S1807: gで、?xとエッジで直接結ばれている変数を、すべてSに追加する。さらに、?xを含む3つ組を、qから削除する。
S1808: qのfilter条件の変数が、書き換え後のqの3つ組に現れなければ、そのfilter条件を削除。
S1809: i=1,2それぞれについて、?vをVのi番目の対応変数とするとき、クエリに、3つ組「?ident <J> ?v .」を追加する。
この拡張されたRDFデータを検索対象とするSPARQLの自動書換えは、図4で、ユーザが検索手段110によりCPU101にSPARQLクエリを入力したことを受けて、自動的に処理され、その結果に基づいて、主記憶装置102のRDFデータ111に対する検索が実行される。従って、ユーザは、元のSPARQLクエリをそのまま使用して、すなわち拡張されたRDFデータを検索対象とするSPARQLクエリに書き換えることなく、この拡張されたRDFデータを高速に検索できる。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例を示したものであり、本発明の技術的範囲を上記各実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
100 データ分析装置
101 CPU(中央演算装置)
102 主記憶装置
103 補助記憶装置
104 リムーバブルメディア
105 ネットワーク
106 インタフェース部
107 クエリ分析手段
108 対応変数計算手段
109 ノード追加手段
111 RDFデータ
400 SPARQLクエリの一例
450 医療データ向けのSPARQLクエリの一例
500 簡略化クエリの一例
1001 ノード追加手段が追加するノードの一例
1201 ノード追加手段が、医療用データに追加したノードの一例

Claims (15)

  1. プロセッサを備え、複数の情報源から与えられたRDFデータを対象としてSPARQL検索クエリを検索するデータ分析装置であって、
    前記SPARQL検索クエリから、第一の情報源に含まれるノードと第二の情報源に含まれるノードを対応させるための文字列または数値または日付にマッチする変数の集合を、比較対象変数集合と呼ばれる集合として抽出する、クエリ分析手段と、
    前記SPARQL検索クエリから、前記第一の情報源に含まれるノードと前記第二の情報源に含まれるノードにマッチする変数をそれぞれ選び、対応変数と呼ばれる変数として選択する対応変数計算手段と、
    前記クエリを含み、前記プロセッサに投入されるSPARQL検索クエリを分析し、前記比較対象変数集合および前記対応変数のうち頻繁に使用されるものを計算し、そのような比較対象変数集合がマッチすべき文字列や数値や日付の値を、予め決められた文字列を挟んで結合して構成したURIを新たなノードとして生成し、前記対応変数がマッチするノードと前記新たなノードのURIとを接続して前記RDFデータを拡張するノード追加手段と、
    前記RDFデータを対象としてSPARQL検索クエリを検索する検索手段とを備え、
    前記検索手段は、元の前記RDFデータを検索する前記SPARQL検索クエリに加えて、前記拡張されたRDFデータを検索対象とするSPARQL検索クエリを検索可能に構成されている
    ことを特長とするデータ分析装置。
  2. 請求項1のデータ分析装置であって、
    前記ノード追加手段は、
    拡張により検索を高速化したい前記比較対象変数集合を選択し、該比較対象変数集合を計算する際に用いた前記SPARQLクエリから、ノード追加に不要な条件を消去した簡略化クエリを作成する
    ことを特長とするデータ分析装置。
  3. 請求項1のデータ分析装置であって、
    SPARQL自動書換え手段を備え、
    該SPARQL自動書換え手段は、
    元のRDFデータを検索するSPARQL検索クエリが入力された場合であっても、前記比較対象変数集合に関する条件を、前記ノード追加手段が追加した前記新たなノードのURIに対する条件に自動的に置き換える
    ことを特長とするデータ分析装置。
  4. 請求項1のデータ分析装置であって、
    前記対応変数計算手段は、
    前記比較対象変数集合が対応付けている前記第一の情報源と前記第二の情報源のそれぞれから、その前記比較対象変数集合により対応付けるノードに該当する前記変数として、有向パスによってすべての前記比較対象変数集合の変数に到達可能なものがあれば、それを選択する
    ことを特長とするデータ分析装置。
  5. 請求項4のデータ分析装置であって、
    前記対応変数計算手段は、
    前記有向パスによってすべての前記比較対象変数集合の変数に到達可能なノードがなければ、前記比較対象変数集合の各変数までのパス上にあるノードの数が、最小となるノードがあればそれを選択する
    ことを特長とするデータ分析装置。
  6. 請求項4のデータ分析装置であって、
    ユーザインタフェースを提供するユーザインタフェース部を備え、
    前記対応変数計算手段は、
    前記対応させたい変数をユーザが選ぶインタフェースを、前記ユーザインタフェース部に提供する
    ことを特長とするデータ分析装置。
  7. 請求項2のデータ分析装置であって、
    ユーザインタフェースを提供するユーザインタフェース部を備え、
    前記ノード追加手段は、
    前記新たなノードが追加された拡張されたRDFデータが生成された場合、前記比較対象変数集合および対応させた前記ノードを表す変数を、前記簡略化クエリとともに出力し、どのようなノードに対して新しいノードが追加されたかをユーザインタフェース部に表示し、ユーザが判別可能な状態にする
    ことを特長とするデータ分析装置。
  8. 請求項1のデータ分析装置であって、
    前記RDFデータは、複数の情報源に由来する医療データである
    ことを特長とするデータ分析装置。
  9. 請求項8のデータ分析装置であって、
    前記RDFデータは、RDF化した医事会計データと電子カルテを含み、
    前記ノード追加手段は、患者IDと入院日をまとめたノードを前記新たなノードとして追加し拡張されたRDFデータを生成し、
    前記検索手段は、前記新たなノードにより、前記RDF化した医事会計データと前記RDF化した電子カルテのデータを横断的に利用して検索を行う
    ことを特長とするデータ分析装置。
  10. 請求項1のデータ分析装置であって、
    前記ノード追加手段は、
    前記「頻繁に使用される」と判定する条件として、fをユーザが与えるパラメータとするとき、投入される前記SPARQLクエリに占める当該比較対象変数集合が使用されるクエリの割合が前記f以上のものを、前記「頻繁に使用される」と判定する
    ことを特長とするデータ分析装置。
  11. データ分析装置による、複数の情報源から与えられたRDFデータを拡張する方法であって、
    前記データ分析装置は、プロセッサとメモリとを備え、複数の情報源から与えられたRDFデータを対象としてSPARQL検索クエリを検索するものであり、
    前記SPARQL検索クエリから、第一の情報源に含まれるノードと第二の情報源に含まれるノードを対応させるための文字列または数値または日付にマッチする変数の集合を、比較対象変数集合と呼ばれる集合として抽出するステップと、
    前記SPARQL検索クエリから、第一の情報源に含まれるノードと第二の情報源に含まれるノードにマッチする変数をそれぞれ選び、対応変数と呼ばれる変数として選択するステップと、
    前記クエリを含み、前記プロセッサに投入されるSPARQL検索クエリを分析し、前記比較対象変数集合および対応変数のうち頻繁に使用されるものを計算し、そのような比較対象変数集合がマッチすべき文字列や数値や日付の値を、予め決められた文字列を挟んで結合して構成したURIを新たなノードとして生成し、前記対応変数がマッチするノードと前記新たなノードのURIとを接続して前記RDFデータを拡張するノード追加ステップとを含む
    ことを特長とするRDFデータの拡張方法。
  12. 請求項11のRDFデータの拡張方法であって、
    前記ノード追加において、
    拡張により検索を高速化したい前記比較対象変数集合を選択し、該比較対象変数集合を計算する際に用いた前記SPARQLクエリから、ノード追加に不要な条件を消去した簡略化クエリを作成し、
    どのようなノードに対して新しいノードが追加されたかをユーザインタフェース部に表示する
    ことを特長とするRDFデータの拡張方法。
  13. 請求項11のRDFデータの拡張方法であって、
    前記データ分析装置に、元のRDFデータを検索するSPARQL検索クエリが入力された場合であっても、前記比較対象変数集合に関する条件を、前記追加された新たなノードのURIに対する条件に自動的に置き換えるSPARQL自動書換えステップを含む
    ことを特長とするRDFデータの拡張方法。
  14. 複数の情報源から与えられたRDFデータを対象としてSPARQL検索クエリを検索するデータ分析プログラムあって、
    プロセッサを備えたコンピュータに、
    前記SPARQL検索クエリから、第一の情報源に含まれるノードと第二の情報源に含まれるノードを対応させるための文字列または数値または日付にマッチする変数の集合を、比較対象変数集合と呼ばれる集合として抽出する手順と、
    前記SPARQL検索クエリから、第一の情報源に含まれるノードと第二の情報源に含まれるノードにマッチする変数をそれぞれ選び、対応変数と呼ばれる変数として選択する手順と、
    前記クエリを含み、前記プロセッサに投入されるSPARQL検索クエリを分析し、前記比較対象変数集合および対応変数のうち頻繁に使用されるものを計算し、そのような比較対象変数集合がマッチすべき文字列や数値や日付の値を、予め決められた文字列を挟んで結合して構成したURIを生成し、前記対応変数がマッチするノードと前記URIを接続して前記RDFデータを拡張する手順とを実行させる
    ことを特長とするデータ分析プログラム。
  15. 請求項14のデータ分析プログラムであって、
    前記コンピュータに
    元のRDFデータを検索するSPARQL検索クエリが入力された場合であっても、前記比較対象変数集合に関する条件を、前記追加された新たなノードのURIに対する条件に自動的に置き換えるSPARQL自動書換え手順を実行させる
    ことを特長とするデータ分析プログラム。
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