JP2007087276A - 部品情報提供装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 部品ライフサイクルという観点から適切な推奨部品の選定を促すことができる部品情報提供装置を提供する。
【解決手段】 部品データベース21は、複数の部品の識別情報、仕様情報および推奨度情報を記憶している。使用実績数および使用製品数が多く使用期間が長い部品の推奨度が大きくなるように、推奨度が設定されている。部品情報提供装置3は、選定要求部品のリストを取得して、部品データベース21から、各選定要求部品に該当しかつ推奨度が高い部品を選定部品として抽出する。推奨度に関しては、使用実績数が多い部品ほど推奨度を高くし、使用製品数が多いほど推奨度を高くし、さらに使用期間が多いほど推奨度を高くする処理によって各部品の推奨度が算出され、部品データベース21に登録されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、推奨部品の自動選定機能を備えた部品情報提供装置に関する。
従来、製造会社などでは、部品情報提供装置として部品データベースが活用されてきている。部品データベースは、部品番号、部品名、提供者、価格などのデータベースであり、製造会社で使われる多様な部品のデータを蓄積している。部品データベースはサーバ上に置かれ、そして、技術者等のエンドユーザの端末からLAN等のネットワークを経由してアクセスされる。
データベースが普及する中、ERP(Enterprize Resource Planning)が重要視されてきている。ERPの有効な手法として、複数のシステムでそれぞれ使われている複数のデータベースを統合した統合データベースが利用されている。例えば、製造会社において、調達支援システム、生産管理システム、CADシステムなどの複数のシステムがそれぞれ持つデータベースを統合した統合データベースが構築されている。このような統合データベースも、製品に使用される部品についての豊富な情報の供給源として利用されている。
部品情報提供装置では、部品の仕様等の検索に留まらず、部品の推奨度の情報も提供できれば便利である。例えば、特許文献1は、推奨部品情報として部品調達容易性を計算することを提案している。
このような部品情報提供装置を利用するとき、エンドユーザである技術者は、推奨情報を参照しながら、製品を作るのに必要な多数の部品を一つずつ選択していくことになる。
特開平7−37007号公報(第2−3ページ、図1)
しかしながら、従来の部品情報提供装置においては、推奨情報を求めるときに部品のライフサイクルが考慮されていないという問題がある。部品ライフサイクルとは下記のようなものである。部品は、最初は、新部品登録審査を受ける。登録審査中の部品は、まだ一般には使用不可であり、エンドユーザ(技術者等)の選定対象外である。登録審査に合格すると、部品が使用可能になる。登録部品は、部品データベースに登録され、そして、エンドユーザにより選定されて、製品に使用される。
登録されたばかりの部品は、新部品であり、使用実績数が少なく、使用期間も短い。また、使用製品数(部品を使用している製品の種類の数)も少ない。新部品はやがて標準部品になり、準推奨部品になり、さらに推奨部品になっていく。この過程で、使用期間が長くなり、使用実績数も増加し、さらに、使用製品数も増えていく。
その後、期間が経つと、部品の使用頻度が減り、使用製品数が減っていく。そして、再び部品が使用不可部品になり、やがて廃棄対象になる。この過程で、部品は、保守部品になり、さらに廃棄予定になり、最終的に廃棄される。
上記のようなライフサイクルが、各部品に見られる。このようなライフサイクルが考慮されずに部品が推奨されると、不適当な部品が推奨され、その結果、部品在庫の増大を招く可能性がある。また、新部品が不適当に頻繁に採用されてしまう可能性がある。反対に、ライフサイクルを考慮して適切な部品が推奨されれば、部品在庫が減り、新部品採用も好適に抑制できると考えられる。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、その目的は、ライフサイクルを反映した適切な推奨部品の選定を促すことができる部品情報提供装置を提供することにある。
本発明の部品情報提供装置は、選定されるべき部品である選定要求部品のリストのデータである選定要求部品リストデータを取得する要求リスト取得部と、複数の部品の識別情報、仕様情報および推奨度情報を記憶した部品データベースであって、前記推奨度情報が、各部品の使用実績数と使用製品数と使用期間に応じて予め設定されている部品データベースと、前記部品データベースから、前記選定要求部品リストデータの各選定要求部品に該当し、かつ、前記推奨度が高い部品を選定部品として抽出する選定部品抽出部と、前記選定部品抽出部によって抽出された選定部品を前記選定要求部品リストデータに書き込んで選定部品リストデータを生成する選定部品書込部と、前記選定部品書込部によって選定部品が書き込まれた選定部品リストデータを出力する選定部品リスト出力部と、を備えている。
この構成により、推奨度が高い部品が選定部品抽出部によって抽出されて、選定部品リストデータに書き込まれる。推奨度は、使用実績数、使用製品数および使用期間に応じて設定され、具体的には、使用実績数および使用製品数が多く使用期間が長い部品の推奨度が高く設定される。このような推奨度は、部品ライフサイクルを反映することができる。部品ライフサイクルでは、部品が、新規登録部品から推奨部品へと成長していく過程で、使用実績数および使用製品数が増大し、使用期間も長くなる。上記のように推奨度を設定することにより、ライフサイクル上で成長した部品の推奨度が高くなるように推奨度を設定できる。そして、推奨度の高い部品を抽出することにより、ライフサイクル上で成長した適切な推奨部品が選定される。このようにして、本発明は、部品選定基準の推奨度を、部品のライフサイクルに着目して設定しており、これにより部品在庫を減らし、新部品採用も好適に抑制することができる。
また、本発明の部品情報提供装置は、各部品の使用実績数を記憶した使用実績データベースと、各製品で使用されている部品と該部品の使用期間とを記憶した製品構成データベースと、前記使用実績データベースと前記製品構成データベースを参照して、前記部品データベースの各部品の推奨度を決定する推奨度決定部と、を備え、前記推奨度決定部は、前記使用実績データベースから各部品の使用実績数を読み出し、前記製品構成データベースから各製品で使用されている部品と使用期間とを読み出し、前記製品構成データベースから読み出した情報を基に、各部品を使用している使用製品数と各部品の使用期間を特定し、使用実績数が多い部品ほど推奨度を高くし、使用製品数が多いほど推奨度を高くし、さらに使用期間が多いほど推奨度を高くする処理によって各部品の推奨度を決定する。
この構成により、使用実績データベースと製品構成データベースとを用いて、ライフサイクルに応じた推奨度を適切に求めることができる。例えば、推奨度決定部は、使用実績数に応じて増大する実績評価値と、使用製品数に応じて増大する製品数評価値と、使用期間に応じて増大する期間評価値を算出し、これら実績評価値、製品数評価値および使用期間評価値を合計し、合計値を推奨ランクに変換する処理を行い、これにより推奨度を算出することができる。
また、本発明の部品情報提供装置は、選定されるべき部品の指定推奨度を受け付ける指定推奨度受付部を備え、前記選定部品抽出部は、前記部品データベースから、前記指定推奨度受付部によって受け付けられた前記指定推奨度以上の推奨度を持つ部品を抽出する。この構成により、ユーザにより指定された推奨度を持つ部品を選定することができ、ユーザの部品選定作業を容易にできる。
また、本発明の部品情報提供装置において、前記選定部品抽出部は、前記選定要求部品リストデータの各選定要求部品に該当し、かつ、前記推奨度が同じ複数の部品が前記部品データベースから抽出されたときに、使用実績数が多い部品を選択する。この構成により、同じ推奨度を持つ複数の部品から適切な部品を選定できる。
また、本発明の部品情報提供装置において、前記選定部品抽出部は、前記選定要求部品リストデータの各選定要求部品に該当し、かつ、前記推奨度が同じ複数の部品が前記部品データベースから抽出されたときに、部品データベースの部品価格データを参照し、部品価格が低い部品を選択する。この構成により、同じ推奨度を持つ複数の部品から適切な部品を選定できる。
また、本発明の部品情報提供装置は、各製品で使用されている部品を記憶した製品構成データベースと、前記製品構成データベースから各製品で使用されている部品のデータを読み出し、読み出したデータを基に、前記部品データベースの各部品を使用している製品数を流用製品数として求める流用製品数特定部と、前記流用製品数のしきい流用数を入力するしきい流用数入力部と、入力されたしきい流用数を前記流用製品数が下回っている部品を廃棄候補部品として抽出する廃棄候補部品抽出部と、前記廃棄候補部品抽出部によって抽出された廃棄候補部品を前記部品データベースに登録する廃棄候補登録部と、を備え、前記選定部品抽出部は、前記廃棄候補登録部により登録された前記廃棄候補部品を前記選定部品として抽出するのを制限するように構成されている。
この構成により、部品ライフサイクルの末期における廃棄時期を考慮した適切な情報提供ができる。より詳細には、部品ライフサイクルでは、部品が成長して推奨度が高くなった後、使用頻度と使用製品数が減り、ついには廃棄対象になる。この点を考慮して、使用製品数が低下した部品を廃棄候補に登録することで、ライフサイクルの末期を迎えた部品の廃棄を効果的に推進し、在庫適正化を推進できる。
本発明の別の態様は、部品データベースを備えた部品情報提供装置でコンピュータ処理により行われる部品情報提供方法である。前記部品データベースは、複数の部品の識別情報、仕様情報および推奨度情報を記憶しており、前記推奨度情報が、各部品の使用実績数と使用製品数と使用期間に基づいて予め設定されている。本発明の部品情報提供方法は、選定されるべき部品である選定要求部品のリストのデータである選定要求部品リストデータを取得し、前記部品データベースから、前記選定要求部品リストデータの各選定要求部品に該当し、かつ、前記推奨度が高い部品を選定部品として抽出し、前記選定部品抽出部によって抽出された選定部品を前記選定要求部品リストデータに書き込んで選定部品リストデータを生成し、前記選定部品が書き込まれた選定部品リストデータを出力する。この態様によっても、上述の本発明の利点が同様に得られる。
本発明の別の態様は、部品データベースを備えた部品情報提供装置を構成するコンピュータで実行されるプログラムである。前記部品データベースは、複数の部品の識別情報、仕様情報および推奨度情報を記憶しており、前記推奨度情報が、各部品の使用実績数と使用製品数と使用期間に基づいて予め設定されている。本発明のプログラムは、選定されるべき部品である選定要求部品のリストのデータである選定要求部品リストデータを取得し、前記部品データベースから、前記選定要求部品リストデータの各選定要求部品に該当し、かつ、前記推奨度が高い部品を選定部品として抽出し、前記選定部品抽出部によって抽出された選定部品を前記選定要求部品リストデータに書き込んで選定部品リストデータを生成し、前記選定部品が書き込まれた選定部品リストデータを出力する処理を前記コンピュータに実行させる。この態様によっても、上述の本発明の利点が同様に得られる。
本発明は、各部品の使用実績数と使用製品数と使用期間に基づいて設定した推奨度に基づいて部品を選定する構成を備えたことにより、ライフサイクルを反映した適切な推奨部品の選定を促すことができるという効果を有する部品情報提供装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態の部品情報提供装置について、図面を用いて説明する。
本発明の実施の形態に係る部品情報提供装置を図1に示し、部品情報提供装置が組み込まれた全体システムの概要を図2に示す。
まず、図2を参照すると、部品情報提供システム1において、部品情報提供装置3は、インターネットに接続可能なサーバで構成されている。部品情報提供装置3は、管理者コンピュータ5(パーソナルコンピュータ)にLAN経由で接続されており、管理者コンピュータ5によって管理されている。管理者コンピュータ5は、管理者側における部品情報提供装置3の入出力装置として機能する。
また、部品情報提供装置3は、インターネット7を経由して、クライアントコンピュータ9(パーソナルコンピュータ)に接続される。クライアントコンピュータ9は、エンドユーザである技術者によって操作される。クライアントコンピュータ9はユーザ側の入出力装置として機能し、部品情報もクライアントコンピュータ9上でユーザに提示される。
部品情報提供装置3は、さらに、ネットワーク経由でERP(Enterprize Resource Planning)サーバ11に接続される。ERPサーバ11は、調達支援システム、生産管理システム、CADシステムなどの複数のシステムがそれぞれ持つデータベースを統合した統合データベースである。ERPサーバ11には、製造会社の多様な情報が収集される。そして、ERPサーバ11には、製造会社で使われる各種の部品の使用実績数の情報も収集される。この使用実績数の情報が、ERPサーバ11から部品情報提供装置3へと供給され、適切な部品情報の提供に活用される。
また、EPRサーバ11は、調達担当者(部品購入担当者)のサプライやコンピュータ13にも接続されている。ERPサーバ11の調達支援機能を利用して、部品が調達され、そして、部品が購入され、在庫となる。この在庫の量が、本実施の形態のシステムでは、後述の適切な部品情報の提供によって適切に抑えられる。
図1は、部品情報提供装置3の構成を示している。部品情報提供装置3は、データベース機能とネットワーク接続機能を備えたサーバコンピュータである。部品情報提供装置3は、上述したように、管理者コンピュータ5からアクセスされて、管理者コンピュータ5から情報が入力され、そして、管理者コンピュータ5に情報が出力される。同様に、部品情報提供装置3は、クライアントコンピュータ9からアクセスされて、クライアントコンピュータ9から情報が入力され、そして、クライアントコンピュータ9に情報が出力される。さらに、部品情報提供装置3は、ERPサーバ11に接続されており、ERPサーバ11と情報を交換する。
部品情報提供装置3は、部品データベース21、使用実績データベース23、製品構成データベース25および要求リストデータベース27を有している。これらデータベースは、部品情報提供装置3の記憶装置に記憶されている。さらに、部品情報提供装置3は、これらデータベースを使って部品情報を提供する処理機能として、推奨ランク登録関連処理部31、自動部品選定関連処理部33、流用属性登録関連処理部35および部品廃棄関連処理部37を有している。以下、各部の構成と動作について順に説明していく。
図3は、部品データベース21を示している。部品データベース21は、部品番号、部品名称、仕様、価格、推奨ランク、使用実績数、流用製品数、廃棄候補のデータを含んでいる。部品番号および部品名称は、部品の識別情報(ID情報)である。部品仕様は、例えば、サイズ、材質などであり、また例えば、電子部品の定格、定数などである。推奨ランクは、推奨度の一形態であり、後述にて詳細に説明する。使用実績数は、部品が使用された数のデータであり、使用実績データベース23を部品データベース21に結合することによって得られたデータである。流用製品数は、各部品を使用している製品の種類の数である。さらに、廃棄候補は、各部品が廃棄候補として登録されていることを示すデータである。流用製品数および廃棄候補についても後述にて説明する。
図4は、使用実績データベース23を示している。使用実績データベース23は、部品番号、部品名および使用実績数を含んでいる。使用実績数は、ERPサーバ11から部品情報提供装置3に提供されるデータである。
図5は、製品構成データベース25を示している。製品構成データベース25は、各製品を構成する部品のデータを含んでいる。製造会社では、複数種類の製品(図5の例では、A、B、C製品)が製造される。製品構成データベース25は、製品毎の使用部品の部品番号、部品名称および使用期間のデータを持っている。使用期間は、対象製品にて対象部品が使用され始めてからの期間である。
図6は、要求リストデータベース27を示している。要求リストデータベース27は、
各製品の選定要求部品リストデータを記憶している。選定要求部品リストは、各製品のために選定されるべき部品である選定要求部品のリストである。より詳細には、本実施の形態の部品情報提供装置3は、製品で使用するのに適した部品を部品データベース21から自動的に選定することができ、そして、選定要求部品リストは自動選定で使われるリストであって、ユーザが選定を希望する部品のリストである。
選定要求部品リストは、クライアントコンピュータ9にてユーザ操作に従って生成され、クライアントコンピュータ9から部品情報提供装置3に送信される。そして、部品情報提供装置3では、選定要求部品リストが要求リストデータベース27に記憶される。
図6に示すように、選定要求部品リストは、具体的には部品名(抵抗等の種類の名称)と部品仕様のリストである。部品名と仕様に合致する部品が、部品データベース21から自動的に選定される。そして、選定された部品が、選定部品の欄に書き込まれて、選定結果である選定部品リストが作られることになる。
以上に本実施の形態の部品情報提供装置3に備えられているデータベースの構成を説明した。次に、これらデータベースを使って部品情報提供を実現する処理を行う構成を説明する。
図7は、推奨ランク登録関連処理部31の構成を示している。図7において、使用実績取得部41は、使用実績データベース23から使用実績のデータを取得する。使用実績データベース23の使用実績データは、定期的に、ERPサーバ11から得られたデータを用いて更新されている。結合部43は、使用実績のデータを部品データベース21に結合する。
また、推奨ランク決定部45は、使用実績データベース23と製品構成データベース25のデータを参照し、これらデータから各部品の推奨ランクを決定する。推奨ランクは、推奨ランク決定部47により部品データベース21に登録される。
図8は、推奨ランク登録関連処理部31の動作を示している。図8の処理は定期的に行われる。図8に示すように、部品情報提供装置3は、ERPサーバ11から最新の使用実績数情報を入手して、使用実績データベース23に蓄積する(S11)。そして、推奨ランク決定部45が、使用実績データベース23と製品構成データベース25のデータを基に、部品データベース21の各部品の最新の推奨ランクを決定する(S13)。そして、推奨ランク登録部47が推奨ランクを部品データベース21に書き込む(S15)。これにより過去の推奨ランクが更新されることになる。さらに、使用実績取得部41が使用実績データベース23から使用実績の最新データを読み出し、結合部43が使用実績データを部品データベース21に書き込む(S17)。ここでは、部品データベース21の使用実績数の欄が更新される。
次に、推奨ランクを決定する処理を説明する。本実施の形態の推奨ランクは、下記のように、部品ライフサイクルを反映するように設定されている。
図9は、部品ライフサイクルを示している。図示のように、ある会社である部品の使用が始まるとき、部品は最初に新部品登録審査を受ける。登録審査中の部品は、まだ一般には使用不可であり、エンドユーザ(技術者等)の選定対象外である。登録審査に合格すると、部品が使用可能になる。登録部品は、部品データベースに登録され、そして、エンドユーザにより選定されて、製品に使用される。
登録されたばかりの部品は、新部品であり、使用実績数が少なく、使用期間も短い。また、使用製品数(部品を使用している製品の種類の数)も少ない。新部品はやがて標準部品になり、準推奨部品になり、さらに推奨部品になっていく。この過程で、使用期間が長くなり、使用実績数も増加し、さらに、使用製品数も増えていく。
その後、期間が経つと、部品の使用頻度が減り、使用製品数が減っていく。そして、再び部品が使用不可部品になり、やがて廃棄対象になる。この過程で、部品は、保守部品になり、さらに廃棄予定になり、最終的に廃棄される。
上記のようなライフサイクルが、各部品に見られる。このようなライフサイクルが考慮されずに部品が推奨されると、不適当な部品が推奨され、その結果、部品在庫の増大を招く可能性がある。また、新部品が不適当に頻繁に採用されてしまう可能性がある。反対に、ライフサイクルを考慮して適切な部品が推奨されれば、部品在庫が減り、新部品採用も好適に抑制できると考えられる。
そこで、本実施の形態では、ライフサイクルを反映するように各部品の推奨ランクが設定される。上記で説明されたように、ライフサイクルの進行には、各部品の使用実績数と使用製品数と使用期間が関与している。部品が新部品から推奨部品へと成長する過程で、使用実績数が増大し、使用製品数が増大し、かつ、使用期間が長くなる。このようなライフサイクルの特性を反映するために、推奨ランク決定部45は、下記のようにして各部品の推奨ランクを求める。
図10および図11は、推奨ランク決定処理を示している。図10はフロー図であり、図11は図10の処理で使用されるテーブルである。図11のテーブルは部品情報提供装置3の記憶装置に記憶されており、推奨ランク決定部45により読み出され、推奨ランクの決定に使用される。
図10において、まず、推奨ランク決定部45は、使用実績データベース23から各部品の使用実績数のデータを読み出す(S21)。なお、部品データベース21にも使用実績データベース23が結合されているので、部品データベース21から使用実績数が読み出されてもよく、この処理も、使用実績データベースから使用実績を読み出す本発明の処理に該当する。
また、推奨ランク決定部45は、製品構成データベース25から各製品で使用されている部品と使用期間のデータを読み出す(S23)。使用期間は部品毎に記録されている。さらに、推奨ランク決定部45は、ステップS23で読み出されたデータを基に、各部品を使用している使用製品数と各部品の使用期間を特定する(S25)。使用期間については、最長の期間が求められる。すなわち、一つの部品が複数の製品で使用されている場合に、各製品での対象部品の使用期間が参照されて、最長の使用期間が求められる。
次に、推奨ランク決定部45は、図11(a)の実績評価変換テーブルを用いて、ステップS21で求められた使用実績数を、実績評価値p1に変換する(S27)。使用実績数が多くなるほど実績評価値p1が大きくなるように、図11(a)の変換テーブルが設定されている(図11(a)右半部参照)。
同様に、推奨ランク決定部45は、図11(b)の製品数評価変換テーブルを用いて、ステップS25で求められた使用製品数を、製品数評価値p2に変換する(S29)。使用製品数が多くなるほど製品数評価値p2が大きくなるように、図11(b)の変換テーブルが設定されている(図11(b)右半部参照)。
さらに、推奨ランク決定部45は、図11(c)の期間評価変換テーブルを用いて、ステップS25で求められた使用期間を、期間評価値p3に変換する(S31)。使用期間が長くなるほど期間評価値p3が大きくなるように、図11(c)の変換テーブルが設定されている(図11(c)右半部参照)。
続いて、推奨ランク決定部45は、ステップS27、S29、S31でそれぞれ求められた実績評価値p1、製品数評価値p2、期間評価値p3を合計し、トータル評価値pを算出する(S33)。そして、推奨ランク決定部45は、図11(d)の推奨ランク変換テーブルを用いて、トータル評価値pを推奨ランクに変換する(S35)。
図11(d)に示すように、推奨ランクとしては、ランクA、ランクB、ランクC、ランクDが設定されている。トータル評価値pが最も大きいときはランクがAに設定されている。トータル評価値pが小さくなるに従ってランクがB、C、Dになる。すなわち、ランクAが最も高いランク(推奨度が大きい)であり、ランクB、C、Dの順にランクが低くなる。ランクA、B、C、Dは、それぞれ、図9の推奨部品、準推奨部品、標準部品、新部品に対応している。
上記のような処理により、本実施の形態推奨ランク決定部45は、使用実績数が多い部品ほど推奨度を高くし、使用製品数が多いほど推奨度を高くし、さらに使用期間が多いほど推奨度を高くする処理によって各部品の推奨度を決定している。より詳細には、推奨ランク決定部45は、使用実績数に応じて増大する実績評価値と、使用製品数に応じて増大する製品数評価値と、使用期間に応じて増大する期間評価値を算出し、これら実績評価値、製品数評価値および使用期間評価値を合計し、合計値を推奨ランクに変換する処理を行い、これにより推奨度を算出している。
そして、このような処理により、使用実績数および使用製品数が多く使用期間が長い部品の推奨度が大きく設定され、すなわち、図9のライフサイクル過程で使用可能期間中に部品が成長するほど、推奨度が高く設定される。
図12は、自動部品選定関連処理部33の構成を示しており、この構成は、上記の推奨度のデータを基に選定要求部品を自動選定する機能を持つ。図12の構成は、クライアントコンピュータ9から部品選定の要求が送られてきたときに動作する。
図12において、要求リスト取得部51は、要求リストデータベース27から対象製品の選定要求部品リストデータ(図6)を取得する。選定要求部品リストは、選定要求部品のリストであり、選定することを求められている部品のリストである。
選定部品抽出部53は、選定要求部品リストデータに挙げられた各選定要求部品に合致する部品を、部品データベース21から抽出する。このとき、選定部品抽出部53は、より高い推奨ランクを持つ部品を抽出する。
また、選定部品抽出部53は、クライアントコンピュータ9から受け付けられた指定推奨ランクに基づき、指定推奨ランク以上の推奨ランクをもつ部品を抽出する。さらに、選定部品抽出部53は、同じ推奨ランクを持つ複数の部品が抽出されたときには、使用実績数が最も多い部品を選択するように構成されている。さらに、選定部品抽出部53は、部品データベース21に廃棄候補部品として登録されている部品を選定部品として抽出するのを制限するように構成されている。
選定部品書込部55は、選定部品抽出部53によって抽出された選定部品を選定要求部品リストデータに書き込んで選定部品リストデータを生成する。選定部品リスト出力部57は、選定部品書込部55によって選定部品が書き込まれた選定部品リストデータを出力する処理を行う。
図13は、図12の構成による自動部品選定処理の動作を示している。この処理は、クライアントコンピュータ9から部品選定の要求が送られてきたときに行われる。部品情報提供装置3は、クライアントコンピュータ9にデータを送り、部品検索の条件の入力を促す画面を表示させる(S41)。クライアントコンピュータ9では、指定推奨ランクが検査条件として入力される。指定推奨ランクは、選定される部品の最低限の推奨ランクである。指定推奨ランクのデータはクライアントコンピュータ9から送出されて、部品情報提供装置3に受け付けられる(S43)。このとき、部品情報提供装置3は、指定推奨度に相当する指定推奨ランクを受け付けており、指定推奨度受付部として機能している。
部品情報提供装置3では、要求リスト取得部51が、要求リストデータベース27から選定要求部品リストデータを取得する(S45)。そして、ステップS47に示されるように、選定部品抽出部53が下記の処理を繰り返し行い、選定要求部品リストの部品を順番に選択していく。
選定部品抽出部53は、選定要求部品の部品名称および仕様に合致する部品を部品データベース21から検索する(S49)。次に、選定部品抽出部53は、部品データベース21を参照して、ステップS49で検索された部品の推奨ランクを判別し、推奨ランクが高い部品を抽出する(S51)。このとき、選定部品抽出部53は、部品データベース21に廃棄候補部品として登録されている部品を抽出しないように動作する。また、選定部品抽出部53は、ステップS43で受け付けられた指定推奨ランク以上の推奨ランクを持つ部品を抽出するように動作する。そのような部品が存在しないとき、すなわち、ステップS49で検索された全部品の推奨ランクが低いとき、対象部品の抽出が不可能と判断され、エラーの処理が行われる。
次に、ステップS51で同じランクの複数の部品が抽出されたとき、ステップS53で選択処理が行われる。例えば、ステップS51で複数個のAランク部品が抽出されたとき、ステップS53の処理が行われる。ステップS53では、部品データベース21の使用実績数が参照される。そして、ステップS51で抽出された部品が、使用実績数の順番で並べられ、使用実績が多い順に優先順位が付与される。そして、優先順位が最も高い部品が選択される。
上記のステップS53では、使用実績数を基に部品が選別された。変形例では、価格を基に部品が選別される。この場合、ステップS51で抽出された部品が、価格の順に並べられ、最も価格が低い部品が選択される。さらに別の変形例では、使用実績数と価格に基づき部品が選択される。例えば、最初に、ステップS51で抽出された部品が、使用実績数の順番に並べられる。そして、上位の所定数の部品が抜き出され、価格の順番で並べられる。そして、価格が最も安い部品が選択される。
このようにして、ステップS49〜S53にて、選定部品抽出部53は、一つの選定要求部品に関して、部品データベース21から適当な選定部品を自動的に選定する。ステップS55では、選定部品書込部55が、選定部品抽出部53によって抽出された選定部品を選定要求部品リストデータに書き込む。次に、選定要求部品リストの全部品の選定が終了したか否かが判定され(S57)、終了していなければステップS47に戻る。
全部品の選定が終了すると(S57、Yes)、選定部品リスト出力部57が、選定部品書込部55によって選定部品が書き込まれた選定部品リストデータを出力する処理を行う(S59)。選定部品リストデータは、部品情報提供装置3からインターネット7を経由してクライアントコンピュータ9に送られ、クライアントコンピュータ9のディスプレイに表示される。なお、こうして自動生成された選定部品リストデータは、ユーザの指示に従って書き換えられてよい。クライアントコンピュータ9がインターフェースとして機能し、対話形式で選定部品リストデータが調整される。この過程では、クライアントコンピュータ9から送られる要求と検索条件に従って部品データベース21から部品が検索されてよい。
図14は、流用属性登録関連処理部35を示しており、この構成は、各部品の流用製品数を求めて部品データベース21に登録する処理を行う。
図14において、流用製品数特定部61は、製品構成データベース25から各製品で使用されている部品のデータを読み出し、読み出したデータを基に、部品データベース21の各部品の流用製品数を求める。流用製品数とは、各部品を使用している製品数(種類の数)である。流用製品数登録部63は、流用製品数特定部61によって求められた流用製品数を部品データベース21に登録する。
図15は、図14の構成による流用製品数の登録処理を示している。図示のように、流用製品数特定部61は、部品データベース21から廃棄部品以外の部品を読み込む(S71)。廃棄部品は、部品データベース21にて既に廃棄候補として登録された部品であり、ここでの処理対象から除外される。そして、ステップS73に示されるように、流用製品数特定部61は、下記の処理を繰り返し、ステップS71で読み出された部品を一つずつ処理して、流用製品数を求めていく。
流用製品数特定部61は、流用製品数を求めるために、製品構成データベース25に対して対象部品の逆構成検索を行う(S75)。ここでは、対象部品を使っている製品が、製品構成データベース25から検索される。そして、検索によって抽出された製品の数が求められる。この数が、流用製品数に相当する。なお、前出の推奨ランク決定のために使用製品数を求める処理も、上記の流用数特定処理と同様に行われ、製品構成データベース25に対する逆構成検索が行われてよい。
ステップS75で流用製品数が求められると、流用製品数登録部63が、求められた流用製品数を部品データベース21に登録する(S77)。このデータは、部品データベース21(図3)の流用製品数の欄に書き込まれる。既に書き込まれた流用製品数は、この処理で更新される。
一つの対象部品に関してステップS75、S77の処理が終わると、ステップS71で読み出された全部品の処理が終了したか否かが判定され(S79)、終了していなければステップS73に戻る。全部品の処理が終わっていれば、図15の処理は終了する。
図16は、部品廃棄関連処理部37の構成を示しており、この構成は、図14の構成によって特定された流用製品数を用いて廃棄候補部品を求め、部品データベース21に登録する処理を行う。
図16において、しきい流用数入力部71は、流用製品数のしきい流用数を入力する処理を行う。しきい流用数は、管理者コンピュータ5に入力され、管理者コンピュータ5から部品情報提供装置3に送られ、しきい流用数入力部71により部品情報提供装置3に入力される。廃棄候補部品抽出部73は、入力されたしきい流用数を流用製品数が下回っている部品を廃棄候補部品として部品データベース21から抽出する処理を行う。廃棄候補部品登録部75は、廃棄候補部品抽出部73によって抽出された廃棄候補部品を部品データベース21に登録する処理を行う。
図17は、図16の構成による廃棄候補部品登録処理の動作を示している。部品情報提供装置3は、管理者コンピュータ5にデータを送り、しきい流用数の入力を促す画面を表示させる(S91)。管理者コンピュータ5では、しきい流用数が入力される。しきい流用数のデータは、管理者コンピュータ5から送出されて、しきい流用数入力部71により部品情報提供装置3に入力される(S93)。
廃棄候補部品抽出部73は、入力されたしきい流用数を流用製品数が下回っている部品を部品データベース21から抽出する(S95)。抽出された部品が、廃棄候補部品である。廃棄候補部品登録部75は、廃棄候補部品抽出部73によって抽出された廃棄候補部品を部品データベース21に登録する(S97)。ここでは、部品データベース21(図3)の廃棄候補の欄にデータが書き込まれる。より詳細には、廃棄候補として特定された部品の廃棄候補欄に、廃棄候補を示す所定のデータが書き込まれる。ステップS97の登録と共に、廃棄候補部品の一覧表のデータが生成される。この一覧表は、管理者コンピュータ9に送られ、ディスプレイに表示される(S99)。一覧表を基に、部品廃棄が検討および推進されることになる。
また、部品データベース21にて部品が廃棄候補として登録されると、登録された部品は、前述の選定部品抽出部53による部品選定の対象から除外される。これにより、廃棄候補部品の選定が制限される。
以上に本発明の実施の形態に係る部品情報提供装置3について説明した。本実施の形態によれば、推奨度が高い部品が選定部品抽出部53によって抽出されて、選定部品リストデータに書き込まれる。推奨度は、使用実績数、使用製品数および使用期間に応じて設定され、具体的には、使用実績数および使用製品数が多く使用期間が長い部品の推奨度が高く設定される。このような推奨度は、部品ライフサイクルを反映することができる。部品ライフサイクルでは、部品が、新規登録部品から推奨部品へと成長していく過程で、使用実績数および使用製品数が増大し、使用期間も長くなる。上記のように推奨度を設定することにより、ライフサイクル上で成長した部品の推奨度が高くなるように推奨度を設定できる。そして、推奨度の高い部品を抽出することにより、ライフサイクル上で成長した適切な推奨部品が選定される。このようにして、部品選定基準の推奨度を、部品のライフサイクルに着目して設定しており、これにより部品在庫を減らし、新部品採用も好適に抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、推奨度決定部(実施例では推奨ランク決定部)が、使用実績数が多い部品ほど推奨度を高くし、使用製品数が多いほど推奨度を高くし、さらに使用期間が多いほど推奨度を高くする処理によって各部品の推奨度を決定する。この構成により、使用実績データベースと製品構成データベースとを用いて、ライフサイクルに応じた推奨度を適切に求めることができる。より詳細には、推奨度決定部は、使用実績数に応じて増大する実績評価値と、使用製品数に応じて増大する製品数評価値と、使用期間に応じて増大する期間評価値を算出し、これら実績評価値、製品数評価値および使用期間評価値を合計し、合計値を推奨ランクに変換する処理を行い、これによりライフサイクルに応じた適切な推奨度を算出することができる。
また、本実施の形態によれば、指定推奨度が受け付けられて、指定推奨度以上の推奨度を持つ部品が抽出される。この構成により、ユーザにより指定された推奨度を持つ部品を選定することができ、ユーザの部品選定作業を容易にできる。
また、本実施の形態によれば、部品抽出処理部53は、推奨度が同じ複数の部品が部品データベースから抽出されたときに、使用実績数が多い部品を選択する。この構成により、同じ推奨度を持つ複数の部品から適切な部品を選定できる。
また、本実施の形態によれば、部品抽出処理部53は、推奨度が同じ複数の部品が部品データベースから抽出されたときに、部品データベース21の部品価格データを参照し、部品価格が低い部品を選択する。この構成により、同じ推奨度を持つ複数の部品から適切な部品を選定できる。
また、本実施の形態によれば、各部品の流用製品数が求められ、そして、流用製品数がしきい流用数以下の部品が廃棄候補部品として抽出および登録される。ここでも、部品ライフサイクルを反映した情報提供が好適に行われる。特に、ここでは、部品ライフサイクルの末期における廃棄時期を考慮した適切な情報提供ができる。より詳細には、部品ライフサイクルでは、部品が成長して推奨度が高くなった後、使用頻度と使用製品数が減り、ついには廃棄対象になる(図9参照)。この点を考慮して、使用製品数が低下した部品を廃棄候補に登録し、管理者に提示することで、ライフサイクルの末期を迎えた部品の廃棄を効果的に推進し、在庫適正化を推進できる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明した。しかし、本発明は上述の実施の形態に限定されず、当業者が本発明の範囲内で上述の実施の形態を変形可能なことはもちろんである。
以上のように、本発明にかかる部品情報提供装置は、ライフサイクルを反映した適切な推奨部品の選定を促すことができるという効果を有し、製造会社の部品データベース等として有用である。
本発明の実施の形態における部品情報提供装置のブロック図 本発明の実施の形態における部品情報提供システムのブロック図 部品データベースの構成を示す図 使用実績データベースの構成を示す図 製品構成データベースの構成を示す図 要求リストデータベースの構成を示す図 推奨ランク登録関連処理部の構成を示すブロック図 推奨ランク登録関連処理部の動作を示すフロー図 部品ライフサイクルを示す図 推奨ランク決定処理を示すフロー図 (a)実績評価変換テーブルを示す図 (b)製品数評価変換テーブルを示す図 (c)期間評価変換テーブルを示す図 (d)推奨ランク変換テーブルを示す図 自動部品選定関連処理部の構成を示す図 自動部品選定関連処理部の動作を示すフロー図 流用属性登録関連処理部の構成を示す図 流用属性登録関連処理部の動作を示すフロー図 部品廃棄関連処理部の構成を示すフロー図 部品廃棄関連処理部の動作を示すフロー図
符号の説明
1 部品情報提供システム
3 部品情報提供装置
5 管理者コンピュータ
9 クライアントコンピュータ
11 ERPサーバ
21 部品データベース
23 使用実績データベース
25 製品構成データベース
27 要求リストデータベース
31 推奨ランク登録関連処理部
33 自動部品選定関連処理部
35 流用属性登録関連処理部
37 部品廃棄関連処理部
45 推奨ランク決定部
53 選定部品抽出部
61 流用製品数特定部
71 しきい流用数入力部
73 廃棄候補部品抽出部

Claims (8)

  1. 選定されるべき部品である選定要求部品のリストのデータである選定要求部品リストデータを取得する要求リスト取得部と、
    複数の部品の識別情報、仕様情報および推奨度情報を記憶した部品データベースであって、前記推奨度情報が、各部品の使用実績数と使用製品数と使用期間に応じて予め設定されている部品データベースと、
    前記部品データベースから、前記選定要求部品リストデータの各選定要求部品に該当し、かつ、前記推奨度が高い部品を選定部品として抽出する選定部品抽出部と、
    前記選定部品抽出部によって抽出された選定部品を前記選定要求部品リストデータに書き込んで選定部品リストデータを生成する選定部品書込部と、
    前記選定部品書込部によって選定部品が書き込まれた選定部品リストデータを出力する選定部品リスト出力部と、
    を備えたことを特徴とする部品情報提供装置。
  2. 各部品の使用実績数を記憶した使用実績データベースと、
    各製品で使用されている部品と該部品の使用期間とを記憶した製品構成データベースと、
    前記使用実績データベースと前記製品構成データベースを参照して、前記部品データベースの各部品の推奨度を決定する推奨度決定部と、
    を備え、
    前記推奨度決定部は、
    前記使用実績データベースから各部品の使用実績数を読み出し、
    前記製品構成データベースから各製品で使用されている部品と使用期間とを読み出し、
    前記製品構成データベースから読み出した情報を基に、各部品を使用している使用製品数と各部品の使用期間を特定し、
    使用実績数が多い部品ほど推奨度を高くし、使用製品数が多いほど推奨度を高くし、さらに使用期間が多いほど推奨度を高くする処理によって各部品の推奨度を決定することを特徴とする請求項1に記載の部品情報提供装置。
  3. 選定されるべき部品の指定推奨度を受け付ける指定推奨度受付部を備え、
    前記選定部品抽出部は、前記部品データベースから、前記指定推奨度受付部によって受け付けられた前記指定推奨度以上の推奨度を持つ部品を抽出することを特徴とする請求項1または2に記載の部品情報提供装置。
  4. 前記選定部品抽出部は、前記選定要求部品リストデータの各選定要求部品に該当し、かつ、前記推奨度が同じ複数の部品が前記部品データベースから抽出されたときに、使用実績数が多い部品を選択することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の部品情報提供装置。
  5. 前記選定部品抽出部は、前記選定要求部品リストデータの各選定要求部品に該当し、かつ、前記推奨度が同じ複数の部品が前記部品データベースから抽出されたときに、部品データベースの部品価格データを参照し、部品価格が低い部品を選択することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の部品情報提供装置。
  6. 各製品で使用されている部品を記憶した製品構成データベースと、
    前記製品構成データベースから各製品で使用されている部品のデータを読み出し、読み出したデータを基に、前記部品データベースの各部品を使用している製品数を流用製品数として求める流用製品数特定部と、
    前記流用製品数のしきい流用数を入力するしきい流用数入力部と、
    入力されたしきい流用数を前記流用製品数が下回っている部品を廃棄候補部品として抽出する廃棄候補部品抽出部と、
    前記廃棄候補部品抽出部によって抽出された廃棄候補部品を前記部品データベースに登録する廃棄候補登録部と、
    を備え、前記選定部品抽出部は、前記廃棄候補登録部により登録された前記廃棄候補部品を前記選定部品として抽出するのを制限することを特徴とする請求項1に記載の部品情報提供装置。
  7. 部品データベースを備えた部品情報提供装置でコンピュータ処理により行われる部品情報提供方法であって、前記部品データベースは、複数の部品の識別情報、仕様情報および推奨度情報を記憶しており、前記推奨度情報が、各部品の使用実績数と使用製品数と使用期間に応じて予め設定されており、
    前記部品情報提供方法は、
    選定されるべき部品である選定要求部品のリストのデータである選定要求部品リストデータを取得し、
    前記部品データベースから、前記選定要求部品リストデータの各選定要求部品に該当し、かつ、前記推奨度が高い部品を選定部品として抽出し、
    前記選定部品抽出部によって抽出された選定部品を前記選定要求部品リストデータに書き込んで選定部品リストデータを生成し、
    前記選定部品が書き込まれた選定部品リストデータを出力する、
    ことを特徴とする部品情報提供方法。
  8. 部品データベースを備えた部品情報提供装置を構成するコンピュータで実行されるプログラムであり、前記部品データベースは、複数の部品の識別情報、仕様情報および推奨度情報を記憶しており、前記推奨度情報が、各部品の使用実績数と使用製品数と使用期間に基づいて予め設定されており、
    前記プログラムは、
    選定されるべき部品である選定要求部品のリストのデータである選定要求部品リストデータを取得し、
    前記部品データベースから、前記選定要求部品リストデータの各選定要求部品に該当し、かつ、前記推奨度が高い部品を選定部品として抽出し、
    前記選定部品抽出部によって抽出された選定部品を前記選定要求部品リストデータに書き込んで選定部品リストデータを生成し、
    前記選定部品が書き込まれた選定部品リストデータを出力する、
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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